JPH0373295A - 断裁機における回し切り断裁紙の回転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は断裁機における回し切り断裁紙の回転装置に関
するものである。

くこの発明が解消しようとする問題点〉従来、断裁機に
おける紙束の断裁は一辺を断裁した後、手作業により断
裁紙束を前部テーブル上に引出して９０度又は１８０度
回転して次の断裁辺を手前に向けてから再度後部テーブ
ル上に押し戻し所要寸法に合わせて断裁するという要領
を反復してきたため、断裁紙束が大きく厚いこともあっ
て重労働であり、しかも非能率的であるばかりでなく、
断裁用のカッター刃の下をくぐり抜ける作業となるため
に危険を伴うという問題があった。本発明はこれらの問
題点を解消しようとするものである。

〈発明の構成〉 本発明は断裁機の後部テーブル」二に平行した水平枠体
を架設し、該水平枠体内を前後左右に水平移動する移動
体を設け、該移動体下に上下動及び水平回転する断裁紙
束の挟みクランプを取付けたことを特徴とする断裁機に
おける回し切り断裁紙の回転装置にある。

〈実施例〉 以下図面に基づいて実施例を説明する。

断裁機ｌの後部テーブル２−ヒに平行してフレーム３と
後部支柱４ａ、　４ｂに支えられた平面視四角形状の水
平枠体５を架設する。水平枠体５の前側梁５ａと後側梁
５ｂの中間に平行する２本のレールパー６ａ、　６ｂを
張設し、レールパー６ａ、　６ｂに嵌合して前後進する
横長形の四角枠体７を設け、該四角枠体７の左右側枠７
ａ、　７ｂの中間に平行張設したレールパー８ａ、　８
ｂに嵌合して左右に移動する移動体９を取付けする。１
０は四角枠体７の前後進用のモータ、１１は同、張り廻
しチェーン、１２は同、スプロケット、また、１３は移
動体９の左右移動用のモータ、１４は同、張り廻しチェ
ーン、■５は同、スプロケットである。　移動体９の下
方には縦設した２本のエアシリンダー１６ａ、　１６ｂ
の伸縮により上下動自在とする上下動板１７を垂設する
。１８．１８はエアシリンダー１６ａ、　１６ｂのそれ
ぞれ両側に設けた補助ばね１８ａ付のガイドバーである
。上下動板１７．ｈにはｆ向きにおいてモータ１９を取
付けし、さらにＬ下動板１８下に突出したモータ１９の
回転軸１９ａは回転板２０を支持している。回転板２０
の下面には２本のエアシリンダー２１ａ、　２１ｂを反
対向きにおいて水手取付けし、エアシリンダー２１ａ、
　２１ｂの各先端には下向きの挟みクランプ２２ａ、　
２２ｂを取付けする。２３ａ。

２３ｂは挟みクランプのガイドバーである。

後部テーブル２の両側面上にあるサイドゲージ２４、２
４の一方（実施例では右側）に断裁紙束ａの押出し機構
２５を設ける。押出し機構２５はサイドゲージの２４の
外側に水平取付けするエアシリンダー２６と、エアシリ
ンダー２６の伸長によりサイドゲージ２４の内側の後部
テーブル２上を隙間なく滑るようにして突出しされる押
出し片２７．２７により構成される。

右側のサイドゲージ２４に側辺を突当てし、バックゲー
ジ２８の寸法出しにて前側辺を断裁された断裁紙束ａは
（第４図ａ）、■先ず押出し機構２５の押出しによりサ
イドゲージ２４との間にスペースを生じさせ（第４図ｂ
）、■次いでバックゲージ２８を後退した後モータｌＯ
の起動により四角枠体７を酊進動すると共にモータ１３
の起動にて移動体９を右移動して移動体９を断裁紙束ａ
の中心に位異合わせした後、エアシリンダー１６ａ、　
１６ｂを伸長して−Ｅ下動板１７及び回転板２０を下降
させると共に回転［２０の下面のエアシリンダー２１ａ
、　２１ｂを伸縮して先端に垂設した挟みクランプ２２
ａ、　２２ｂにより断裁紙束ａの中心の両側面を挟み押
えする（第４図Ｃ）。

■移動体９と四角枠体７の逆作動により断裁紙束ａを後
部テーブル２の中央に移動した後モータ１９を起動して
断裁紙束ａを右又は左に９０度、或は１８０度回転させ
て断裁紙束ａの次の断裁辺を耐重に向ける（第４図ｄ）
。■挟みクランプ２２ａ、　２２ｂの挟み押えを解き、
回転板２０を上動して始動位置に待機させた後、最初の
断裁辺を断裁する要領の通り、断裁紙束ａをサイドゲー
ジ２４に突当てすると共にバックゲージ２８を前進させ
て所定の寸法出しをして前面の断裁辺を断裁するのであ
る。なお、各移動の位置出しはリミットスイッチ（図示
してない）により自動制御している。

以上の〜■の作業を繰返すことにより断裁紙束ａの所要
辺を断裁仕上げするのである。なお、断裁紙束ａのサイ
ズの大きさにより一工程にて断裁紙束ａの中心側面を挟
み押えできない場合には前記作業の途中において挟み押
え直しする工程を追加することもある。

第５図ａ、ｂ、ｃは後部テーブル２下に〜側または両側
のサイドゲージ２４．２４を移動して後部テーブル２の
両側端を開放する機構２９を設けた他の実施例を示すも
ので、第５図ａは蝶番３１止めしたサイドゲージ２４ａ
を後部テーブル２下に取付けしたエアシリンダー３０ａ
により支持して回動旋回しτ退避するようにした機構例
を示し、第５図すはサイドゲージ２４ｂを後部テーブル
２下に垂直取付けするエアシリンダー３０ｂにより支持
して降下下方位置に退避するようにした機構例を示し、
第５図Ｃはサイドゲージ２４ｃを後部テーブル２下に水
平取付けするエアシリシーダー３０ｃにより支持して水
Ｎｖ、側方位置に退避するようにした機構例を示してい
る。

断裁紙束ａを突当て断裁した後、サイドゲージ２４を後
部テーブル２の側端上面より退避させて開放することに
より、断裁紙束ａの突当て側面には挟みクランプ２２ａ
の進入するスペースが生ずるので、前例におけるサイド
ゲージ２４に設けた押出し機構２５は不要となる。また
、後部テーブル２の両側にサイドゲージ２４．２４を退
避させて側面を開放する機構２９を設けたときには、第
６図に示すように対角距離が後部テーブル２の幅よりも
大きなサイズの断裁紙束ａを同転させることもできるこ
ととなる。

〈発明の効果〉 以上本発明によれば、−辺を断裁した断裁紙束をそのま
＼後部テーブル上にて自動的に回転させて他辺の回し切
り作業を行えるようにしたので、例えば全半紙を半裁し
て前部テーブル上の紙束を処理する間に次の回し切り工
程の設定ができるなど作業能率を著しく向上することが
できるという効果がある。また、断裁用のカッター刃の
下をくぐり抜ける工程がなくなるので作業の安全性を向
上することができるという効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転装置を設けた断裁機の平面図、第
２図は同、右側面図、第３図は同、要部の拡大縦断背面
図、第４図ａ、ｂ、ｃ、ｄは作業工程を示す説明図、第
５図ａ、ｂ、ｃはサイドゲージを退避して後部テーブル
の側端を開放する機構例を示す部分拡大縦断面図、第６
図は同、両サイドゲージを退避して後部テーブルの側端
を開放ケる機構を設けたときの作”用例を示す断裁機の
平面図、Ｉは断裁機、２は後部テーブル、３はフレーム
、４ａ、　４ｂは後部支柱、５は水平枠体、６ａ、　６
ｂはレールパー　７は四角枠体、８ａ、　８ｂはレール
パ９は移動体、１０は前後進用のモータ、１１は張り廻
しチェーン、　１２はスプロケット、１３は左右移動用
のモータ、１４は張り廻しチェーン、１５はスプロケッ
ト、１６ａ、　１６ｂはエアシリンダー、１７は上下動
板、ｉｓ、　ｔｇはガイドバー、１９は回転用のモータ
、２０は回転板、２１ａ、　２１ｂはエアシリンダー、
２２ａ、　２２ｂは挟みクランプ、２３ａ、２３ｂは挟
みクランプのガイドバー、２４．２４はサイドゲージ、
２５は押出し機構、２６はエアシリンダー、２７．２７
は押出し片、２８はバックゲージ、２９はサイドゲージ
を退避して後部テーブルの側端を開放する機構、３０ａ
、、　３Ｇｂ、　３０Ｃはエアシリンダー、３１は蝶番
、３２は前部テーブル、３３は断裁用のカッター刃であ
る。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）断裁機の後部テーブル上に平行した水平枠体を架
   設し、該水平枠体内を前後左右に水平移動する移動体を
   設け、該移動体下に上下動及び水平回転する断裁紙束の
   挟みクランプを取付けたことを特徴とする断裁機におけ
   る回し切り断裁紙の回転装置。
2. （２）後部テーブルのサイドゲージの一方に断裁紙束を
   サイドゲージの内側に押出すための押出し機構を設けた
   ことを特徴とする請求項（１）記載の断裁機における回
   し切り断裁紙の回転装置。
3. （３）後部テーブル下に一側または両側のサイドゲージ
   を回転、降下または水平移動して後部テーブルの一側ま
   たは両側端を開放する機構を設けたことを特徴とする請
   求項（１）記載の断裁機における回し切り断裁紙の回転
   装置。