JP2001079634A - 閉塞鍛造装置 - Google Patents

閉塞鍛造装置

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JP2001079634A JP25665199A JP25665199A JP2001079634A JP 2001079634 A JP2001079634 A JP 2001079634A JP 25665199 A JP25665199 A JP 25665199A JP 25665199 A JP25665199 A JP 25665199A JP 2001079634 A JP2001079634 A JP 2001079634A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定側ダイスと移動側ダイスとで形成される
キャビティに両ダイス側からそれぞれパンチを突入させ
て両端面に凹部を有する製品を製造するダイス差動型の
閉塞鍛造装置として、構造及び作動が簡素なものを実現
する。 【解決手段】 ラム6の前進により移動側ダイス48を
固定側ダイス17に対接させたのち、該ラム6に対して
前後方向に相対移動可能なスライドスリーブ45の前進
により、連結部材24…24を両ダイス17,48に係
合させて両ダイスを結合するとともに、この状態で該ス
ライドスリーブ45により両ダイスを固定パンチ21側
に移動させ、かつ、上記スライドスリーブ45に中央部
が支持されたリンク部材71の一端側74をラム6側に
係合させ、他端側75を固定側の受け部材77に当接さ
せることにより、スライドスリーブ45と一体的に移動
する上記両ダイスの移動速度が、ラム6と一体的に移動
する移動側パンチ51の移動速度の半分となるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の金属部品を成
形する鍛造装置、特に閉塞鍛造装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】固定側の側のダイスと、該ダイスに対し
て対接、離反する移動側のダイスとで密閉されたキャビ
ティを形成するとともに、このキャビティ内にパンチを
突入させることにより、素材を例えば歯車等の所定形状
の製品に成形する閉塞鍛造装置が知られている。
【0003】この種の鍛造装置において、両端面に凹部
を有する製品を成形する場合、キャビティ内に両側から
パンチを突入させることになるが、このとき、両側のパ
ンチとも移動させるように構成しようとすると、構造が
著しく複雑化することになる。
【0004】また、一方のパンチをキャビティ内に所定
量突入させた状態で固定し、この状態から他方のパンチ
をキャビティに突入させることにより、該キャビティ内
で素材の両端面に凹部を形成しようとした場合は、素材
はこの他方のパンチ側のみから加圧されて、該素材の流
動が両面側で著しく不均等となるため、製品が良好に成
形されないという問題がある。
【0005】そこで、図14に示すように、キャビティ
Xの中央で両側のパンチY1,Y2の間に素材Zを挟持
した状態から、一方のパンチY2を他方のパンチY1に
向けて所定量(L)移動させると同時に、キャビティX
自体もその移動量の例えば1/2だけ移動させることに
より、素材ZがパンチY1,Y2により両側から均等に
加圧されるようにしたものが実用化されており、このよ
うな差動構造を採用したものとして、例えば特公平3−
39711号公報や特公平6−85955号公報に開示
された装置がある。
【0006】これらの装置は、いずれも、互いに接近離
反可能な上側及び下側のダイスと、これらのダイスを対
接させる方向にそれぞれ付勢する上側及び下側のシリン
ダと、これらのダイスをそれぞれ貫通する上側及び下側
のパンチとを備え、両側のパンチのうち、下側パンチを
固定するとともに、上側ダイスを支持する昇降スライド
に上側パンチを取り付け、さらに、このスライドと一体
の上側パンチの下降に連動させ、その速度より遅い速度
で上側及び下側ダイスを対接状態を維持しながら下降さ
せる差動機構を備えた構成とされている。
【0007】これによれば、素材を供給した状態で、上
側及び下側ダイスをそれぞれのシリンダにより対接させ
て素材を収納した密閉キャビティを形成し、この状態で
昇降スライドを下降させれば、上記差動機構を介してキ
ャビティが下降することにより、このキャビティ内に下
方から下側パンチが相対的に突入するとともに、キャビ
ティの下降速度よりも大きな速度で下降する上側パンチ
が該キャビティの上方から突入することになる。したが
って、キャビティ内の素材は上下からほぼ均等に加圧さ
れることになって、製品が良好に成形されることにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示された装置は、いずれも、スライドを昇降させる駆動
手段の他に、上下のダイスを密閉させるためのシリンダ
と、スライドの下降に連動させて、その速度よりも遅い
速度でダイスを下降させるための差動機構とが必要とな
り、また、シリンダとスライドとを個々に作動させなけ
ればならないから、構造が複雑化して大型化するととも
に、動作も複雑化することになる。そのため、これらの
公報に開示された装置は、複数の成形ステーションが併
設され、これらのステーションが同期して一斉に作動す
る多段式成形機の一つのステーションとして適用するの
は困難である。
【0009】そこで、本発明は、上記のような差動型の
閉塞鍛造装置として構造や動作が簡素なものを実現し、
特に多段式成形機へ容易に適用可能な閉塞鍛造装置を提
供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような手段を用いることを特徴とす
る。
【0011】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、固定部材に備えられた第1ダイス
と、上記固定部材に対向して前進後退移動する移動部材
に備えられて第1ダイスに対して対接離反する第2ダイ
スと、これらのダイスが対接することによって形成され
るキャビティ内に両ダイス側からそれぞれ突入する固定
側及び移動側の第1、第2パンチとを有し、これらによ
り素材を両側の端面に凹部を有する製品に成形する閉塞
鍛造装置に関するものであって、上記第1ダイスは、固
定部材に設けられたダイスハウジング内に軸方向に移動
可能に保持されて、第1バネ部材により第2ダイス側に
付勢されているとともに、このダイスハウジング内に
は、第1ダイスの周囲に配置され、該ハウジングの奥方
に押し込まれることによって絞縮される複数個のダイス
連結部材が収納されており、一方、上記第2ダイスは、
移動部材に軸方向にスライド可能に備えられたスライド
部材に取り付けられて、第2バネ部材によりスライド部
材とともに第1ダイス側に付勢されているとともに、こ
のスライド部材には、移動部材の前進行程において第
1、第2ダイスが対接した後、上記ダイス連結部材をダ
イスハウジングの奥方に押し込むことにより該ダイス連
結部材を第1、第2ダイスにまたがって係合させる押し
込み部が設けられており、かつ、ダイス連結部材が第
1、第2ダイスに係合された後、移動部材の前進移動に
連動し、その移動速度より遅い速度でスライド部材を前
進させる差動機構が備えられ、固定部材側の第1パンチ
が固定され、移動部材側の第2パンチが該移動部材と一
体的に前進する状態で、上記スライド部材と一体的に前
進する第1、第2ダイスが、第2パンチより遅い速度で
第1パンチ側に移動するように構成されていることを特
徴とする。
【0012】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明において、差動機構
は、中央部がスライド部材に回転自在に支持されたリン
ク部材と、該リンク部材の両端部にそれぞれ当接する固
定部材側及び移動部材側の受け部とで構成され、移動部
材の前進に伴う該移動部材側受け部の固定部材側受け部
への近接により、その近接速度より遅い速度でスライド
部材を前進させるように構成されていることを特徴とす
る。
【0013】さらに、本願の請求項3に係る発明(以
下、第3発明という)は、同じく第1発明において、差
動機構は、一端が移動部材の同一支点に回転自在に連結
された第1、第2リンク部材と、一端が該第1、第2リ
ンク部材にそれぞれ連結され、かつ他端が互いに連結さ
れて上記第1、第2リンク部材とともに4節リンク機構
を構成する第3、第4リンク部材と、スライド部材に固
設されて、上記第1リンク部材と第3リンク部材の連結
点、及び第2リンク部材と第4リンク部材の連結点を移
動部材の前進方向に直交する方向に移動可能に支持する
ガイド部材と、固定部材に設けられて、移動部材の前進
時に上記第3リンク部材と第4リンク部材の連結点に当
接する受け部とで構成され、該連結点と受け部との当接
により、移動部材より遅い速度でスライド部材を前進さ
せるように構成されていることを特徴とする。
【0014】そして、本願の請求項4に係る発明(以
下、第4発明という)は、上記第1発明から第3発明ま
でのいずれかにおいて、当該閉塞鍛造装置が、素材が順
次供給される複数の成形ステーションを備えた多段式成
形機に備えられ、その一つの成形ステーションを構成し
ていることを特徴とする。
【0015】このような構成により、本願各発明によれ
ば、次のような作用が得られる。
【0016】まず、第1発明について説明すると、素材
を固定部材側の第1ダイスと、移動部材側の第2ダイス
との間に供給して、移動部材を固定部材側に前進させれ
ば、まず、第1ダイスがスライド部材を介して第2ダイ
ス側に移動して両ダイスが第1、第2バネ部材の付勢力
によって対接し、上記素材が両ダイスによって形成され
るキャビティ内に収納される。次いで、上記移動部材側
のスライド部材に設けられた押し込み部が複数個のダイ
ス連結部材をダイスハウジングの奥方に押し込むことに
より、これらの連結部材が対接状態にある第1、第2ダ
イスにまたがって係合して両ダイスを機械的に結合し、
上記キャビティを密閉する。
【0017】その後、移動部材の前進により、両ダイス
が結合状態でさらに固定部材側に移動することになる
が、このとき、第1、第2ダイス及びこれらを結合して
いるダイス連結部材は、移動部材にスライド可能に備え
られたスライド部材と一体的に移動することになる。
【0018】そして、差動機構の作用により、スライド
部材が移動部材の前進速度より遅い速度で移動するの
で、上記第1、第2ダイスないしこれらのダイスによっ
て形成されたキャビティも遅い速度で固定部材側に移動
し、該固定部材に固定された第1パンチがその速度で第
1ダイス側からキャビティ内に相対的に突入することに
なる。また、移動部材と一体的に前進する第2パンチ
は、キャビティの前進速度よりも速い速度で前進するの
で、該キャビティ内に第2ダイス側から突入することに
なる。
【0019】このようにして、移動部材を前進させるだ
けで、第1、第2ダイスの対接、結合から、第1、第2
パンチのキャビティ両側からの突入動作が連続的に行わ
れ、両面に凹部を有する製品が良好にかつ効率よく製造
されることになる。
【0020】そして、特に第2発明によれば、上記差動
機構が、スライド部材に中央部を支持されたリンク部材
と、固定部材側及び移動部材側に設けられて上記リンク
部材の両端部にそれぞれ当接する受け部とにより、きわ
めて簡素に構成される。また、第3発明の場合も、差動
機構が4節リンク機構と、スライド部材に固設されたガ
イド部材と、固定部材に設けられた受け部とだけで構成
され、これらの差動機構を設けることによる部品点数の
大幅な増大や配置スペースの拡大等が回避されることに
なる。さらに、第2、第3発明とも、差動機構を構成す
るリンク部材ないし4節リンク機構は移動部材側のスラ
イド部材に支持されているから、該移動部材が後退して
いるときに、差動機構と固定部材との間にスペースが生
じることになる。
【0021】したがって、第4発明のように、複数のス
テーションが併設された多段式成形機の1つのステーシ
ョンに本発明の閉塞鍛造装置を適用した場合に、成形機
全体としての構造の著しい複雑化や大型化等を招くこと
なく、しかも、他のステーションの作動や各ステーショ
ン間での素材の移送等に支障を来すことなく、両端面に
凹部を有する製品を、良好に、かつ高速度で連続的に製
造することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0023】この実施の形態は、本発明に係る閉塞鍛造
装置を複数の成形ステーションを有する多段式成形機に
適用した場合のもので、図1に示すように、多段式成形
機1は、機枠2に固設された固定フレーム3に、カッタ
ー装置4と、第1〜第3固定側ダイスユニット51〜5
3とを備えるとともに、上記固定フレーム3に対向して
前進、後退するラム6に、上記各固定側ダイスにそれぞ
れ対向させて第1〜第3移動側ダイスユニット71〜7
3を取り付けた構成で、各対応する固定側ダイスユニッ
トと移動側ダイスユニットとで3段の成形ステーション
X1〜X3が構成されている。
【0024】そのうち、第1成形ステーションX1は、
線材aをカッター装置4で切断してなる素材の端面矯正
を行って、図2に示すような所定寸法の円柱状素材Aを
形成する。
【0025】また、第2成形ステーションX2は、上記
円柱状素材Aについて閉塞鍛造を行い、図3に示すよう
に、周囲に半径方向に突出する複数(1つだけ図示)の
腕部B′…B′を有し、かつ両端面に凹部B″,B″が
設けられた中間製品Bを製造する。ここで、この第2成
形ステーションX2における固定側ダイスユニット52
と移動側ダイスユニット72とにより、本発明に係る閉
塞鍛造装置が構成される。
【0026】さらに、第3成形ステーションX3は、上
記第2成形ステーションX2で製造された中間製品Bに
おける両端面の凹部B″,B″間を打ち抜くことによ
り、図4に示すように、中央に貫通孔C′を有する最終
製品Cを形成する。
【0027】次に、上記第2成形ステーションX2を構
成する固定側ダイスユニット52及び移動側ダイスユニ
ット72の構成を説明する。
【0028】図5に示すように、固定側ダイスユニット
52は、固定フレーム3に設けられた取り付け孔3a
に、奥方から第1、第2受け部材11,12を介して挿
入固定された略円筒状のダイスハウジング13を有し、
該ハウジング13の中央部にダイスホルダ14が前後動
可能に挿入されているとともに、このダイスホルダ14
を前方(移動側ダイスユニット側)に付勢するスプリン
グ15と、その付勢による前進を図示の位置で規制する
ためのストッパボルト16とが備えられている。
【0029】そして、このダイスホルダ14の前端面
に、上記中間製品Bを2つ割りした形状に相当する成形
凹部を有する固定側ダイス17が取り付けられている。
【0030】また、ダイスホルダ14と固定側ダイス1
7の中心部には、これらにまたがって貫通孔18が設け
られ、この貫通孔18内にエジェクトスリーブ19が前
後に摺動自在に挿入されているとともに、さらにこのス
リーブ19内には、後端部がリテーナ20に取り付けら
れて前後に摺動可能に支持された固定側パンチ21が挿
入されている。そして、上記エジェクトスリーブ19
は、製品排出時に、ノックアウト機構(図示せず)の作
動により、KOピン22及びKOロッド23を介して前
方に押し出されるようになっている。
【0031】さらに、上記ダイスホルダ14の前端部外
周面は複数条の周溝により凹凸面14aとされていると
ともに、このダイスハウジング14の外周面と、上記ダ
イスハウジング13の前端部内周面との間の空間には、
複数のダイス連結部材24…24が嵌合されている。こ
れらの連結部材24…24は、図6に示すように、筒状
部材を90°づつに4分割した形状とされていると共
に、各連結部材24…24の内周面は、これらが筒状に
密着したときに上記ダイスホルダ14の前端部外周の凹
凸面14aに係合する凹凸面24a…24aとされてい
る。
【0032】また、図7に拡大して示すように、これら
の連結部材24…24の外周面は、前端側から、大径の
第1円筒面24b、第1テーパー面24c、小径の第2
円筒面24d、及び第2テーパー面24eにより段付き
状とされているとともに、これらの連結部材24…24
が嵌合されたダイスハウジング13の前端部内周面も、
前端側から大径の第1円筒面13b、第1テーパー面1
3c、小径の第2円筒面13d、第2テーパー面13
e、及び上記第2円筒面13dよりさらに小径の第3円
筒面13fにより、奥方ほど狭くなるように段付き状に
形成されている。
【0033】そして、各連結部材24…24は、図6に
示すように、隣接するもの同志がスプリング25…25
によって連結されて、全体として拡径するように付勢さ
れている。そして、拡径した状態で、図5及び図7に示
すように、上記第1円筒面24b、第1テーパー面24
c、第2円筒面24d、及び第2テーパー面24eが、
上記ダイスハウジング13における第1円筒面13b、
第1テーパー面13c、第2円筒面13d、及び第2テ
ーパー面13eにそれぞれ対接するようになっていると
ともに、各連結部材24…24は、図5に示す状態から
ダイスハウジング13の奥方に押し込まれたときに、上
記第1テーパー面24c,13c及び第2テーパー面2
4e,13eの各当接面に沿って、全体として縮径する
方向に案内されるようになっている。
【0034】また、これらの連結部材24…24の後端
部は、上記ダイスハウジング13の第3円筒面13fに
摺動自在に嵌合されたリング部材26に受支されている
とともに、図5に示すように、このリング部材26の後
面には、上記第2受け部材12との間に装着されたスプ
リング27…27により前方へ付勢された複数のピン2
8…28(1つのみ図示)の前端部が当接されており、
上記スプリング27…27によりピン28…28及びリ
ング部材26を介して各連結部材24…24が前方へ付
勢されている。そして、その前方への移動が、ダイスハ
ウジング13の前端面に設けらたストッパプレート29
により、図示の位置で規制されるようになっている。
【0035】次に、移動側のダイスユニット72の構成
を説明すると、図5に示すように、ラム6にはアウタホ
ルダ41と、その内側に嵌合されたインナホルダ42と
が固着され、またこれらのホルダ41,42内の奥方
に、前方(固定フレーム3側)からの荷重を受け止める
第1、第2受け部材43,44が配設されている。
【0036】また、上記インナホルダ42の内側には、
前後方向に摺動可能にスライドスリーブ45が挿入され
ているとともに、このスライドスリーブ45の前端部に
ダイス取付部材46を介してダイスホルダ47が取り付
けられており、このダイスホルダ47の前端面に、上記
中間製品Bを2つ割りした形状に相当する成形凹部を有
する移動側ダイス48が保持されている。また、このダ
イスホルダ47の外周面は、固定側ダイスユニット52
におけるダイスホルダ14の前端部外周の凹凸面14a
と同様の凹凸面47aとされている。
【0037】そして、上記ダイス取付部材46の前端面
46aは、固定側ダイスユニット52におけるダイス連
結部材24…24の前端面に対向しており、移動側ダイ
スユニット72ないしスライドスリーブ45が所定量前
進した時点で、該取付部材46の前端面46aが連結部
材24…24の前端面に当接し、これらの連結部材24
…24をダイスハウジング13の奥方に押し込むように
なっている。
【0038】ここで、上記スライドスリーブ45は、規
制ピン49により、インナホルダ42に対するスライド
可能な範囲が規制されているとともに、回転が阻止され
るようになっている。
【0039】そして、上記ダイスホルダ47及びダイス
48の中心部には、これらにまたがって貫通孔50が設
けられ、この貫通孔50内に移動側パンチ51の前部が
前後に摺動自在に挿入されているとともに、その後方に
は、上記スライドスリーブ45内に摺動自在に挿入され
た補助パンチ52が配設されており、これらのパンチ5
1,52の間に装着されたスプリング53により、移動
側パンチ51が、先端部が上記ダイス48より所定量突
出する位置まで前方へ付勢されている。
【0040】以上の構成に加えて、この移動側ダイスユ
ニット72には、ダイス差動用のリンク部材71が備え
られている。このリンク部材71は、図5及び図8に示
すように、上記ダイス取付部材46に固設されたブラケ
ット72にピン73によって中央部が回動自在に支持さ
れているとともに、その両端部にはそれぞれローラ7
4,75が備えられている。そして、ラム6側の端部の
ローラ74は、上記インナホルダ42に取り付けられて
移動側ダイスユニット72の軸心方向に直交する方向に
延びるガイド部材76に係合され、リンク部材71の全
体が傾斜姿勢で保持されている。
【0041】また、固定フレーム3側の端部のローラ7
5は、通常はフリー状態にあるが、移動側ダイスユニッ
ト72ないしスライドスリーブ45が所定量前進したと
きに、固定側ダイスユニット52に固設された受け部材
77に当接し、その状態でさらに上記移動側ダイスユニ
ット72等が前進したときに、図8に示すように、ロー
ラ75を支点として、傾斜姿勢アから倒伏姿勢イにウ方
向に回動するようになっている。
【0042】ここで、図5に示すように、上記インナホ
ルダ42に取り付けられたバネ受け部材78とスライド
スリーブ45に取り付けられたバネ受け部材79との間
には、上記リンク部材71を図8に示す傾斜姿勢に付勢
するスプリング80が装着されている。
【0043】次に、この多段式成形機1、特に閉塞鍛造
を行う第2成形ステーションX2における動作を説明す
る。
【0044】図5に示すように、第1成形ステーション
X1から円柱状の素材Aが第2成形ステーションX2に
図示しない素材移送装置によって供給されると、ラム6
とともに移動側ダイスユニット72が前進し、該ユニッ
ト72の移動側パンチ51が上記素材Aを固定側ダイス
ユニット52におけるダイス17とダイスホルダ14の
中心部の孔18内に押し込んで、該孔18内の固定側パ
ンチ21との間に素材Aを挟持する。
【0045】そして、図9に示すように、移動側ダイス
ユニット72のダイスホルダ47及び該ホルダ47に保
持された移動側ダイス48の前端面が、固定側ダイスユ
ニット52におけるダイスホルダ14及び該ホルダ14
に保持された固定側ダイス17の前端面に対接し、両ダ
イス17,48により所定形状のキャビティが形成され
る。
【0046】この状態でさらにラム6が前進すると、次
に、図10に示すように、前端面同士が対接した両ダイ
ス17,48が固定側ダイスユニット52のダイスハウ
ジング13内にスプリング15の付勢力に抗して押し込
まれるとともに、所定量押し込まれた時点で、移動側ダ
イスユニット72におけるダイス取付部材46の前端面
46aが、上記ダイスハウジング13内に収納された4
個のダイス連結部材24…24の前端面に当接する。
【0047】また、このとき、固定側パンチ21の後端
部が第2受け部材12に当接することにより、該固定側
パンチ21及び素材Aを介して移動側パンチ51の前進
が阻止されることになり、さらに、このときダイス差動
用リンク部材71における固定フレーム3側のローラ7
5が上記ダイスハウジング13に設けられた受け部材7
7に当接する。
【0048】そして、この状態でさらにラム6が前進す
ると、図11に示すように、移動側ダイスユニット72
側のダイス取付部材46が固定側ダイスユニット52側
のダイス連結部材24…24をスプリング27の付勢力
に抗してダイスハウジング13の奥方に押し込むことに
なるが、このとき、これらの連結部材24…24は、外
周面の第1、第2テーパー面24c,24eがダイスハ
ウジング13の内周面の第1、第2テーパー面13c,
13eに案内されて、図6に示すスプリング25…25
の付勢力に抗して全体として縮径される。
【0049】これにより、各連結部材24…24の内周
の凹凸面24a…24aが固定側及び移動側のダイスホ
ルダ14,47の外周の凹凸面14a,47aに係合し
て、両ダイスホルダ14,47が機械的に結合され、固
定側及び移動側ダイス17,48によって形成されたキ
ャビティが密閉状態に確実に保持されることになる。
【0050】そして、図10の状態から図11の状態ま
で両ダイスホルダ14,47がダイスハウジング13内
に押し込まれる間は、固定側及び移動側パンチ21,5
1の移動が阻止されているから、両パンチ21,51間
に挟持された素材Aは、固定側ダイスホルダ13の孔1
8内からキャビティの中央部へ相対的に導入されること
になる。また、図示のように、該素材Aがキャビティの
中央部に位置した時点で、移動側ダイスユニット72側
における補助パンチ52が移動側パンチ51の後端に当
接し、これにより、該移動側パンチ51がラム6と一体
的に前進する状態となる。
【0051】さらに、この図10の状態から図11の状
態にかけては、前述のように、差動用リンク部材71に
おける固定フレーム3側のローラ75が受け部材77に
当接しているから、該リンク部材71は、一端側がラム
6と一体的に移動するインナホルダ42に固定されたガ
イド部材76に、他端側が固定フレーム3側のダイスハ
ウジング13に固設された受け部材77に、それぞれ拘
束されることになる。
【0052】そのため、該リンク部材71は、ラム6の
前進に伴う上記ガイド部材76と受け部材77の接近に
より、図8に鎖線アで示す傾斜姿勢から鎖線イで示す倒
伏姿勢にウ方向に回動することになるが、このとき、該
リンク部材71の中央部のピン73の位置、即ちブラケ
ット72を介して該ピン73を支持するダイス取付部材
46は、上記ガイド部材76の受け部材77への接近速
度、即ちラム6の前進速度の1/2の速度で固定フレー
ム3側へ移動することになる。
【0053】その結果、上記ダイス取付部材46と一体
的に移動する両ダイス17,48のダイスハウジング1
3内への押し込み速度は、ラム6と一体的に移動する移
動側パンチ51の前進速度の1/2となる。
【0054】これにより、図12に示すように、キャビ
ティ内の素材Aは固定側パンチ21及び移動側パンチ5
1により両面側から均等に加圧されることになり、両端
面に凹部が良好に形成されるとともに、特にこの例のよ
うに放射状に突出する腕部を有する製品を成形する場合
であって材料の流動量が多い場合にも、該製品を良好に
成形することが可能となる。
【0055】以上のようにして、図3に示すように、両
端面に凹部B″,B″が設けられ、かつ周囲に放射状に
延びる複数の腕部B′…B′を有する中間製品Bが形成
されることになり、その後、ラム6が後退して、両ダイ
ス17,48が該ラム6側に移動するとともに、その間
に複数の連結部材24…24が拡開して両ダイス17,
48の結合が解除される。そして、ラム6がさらに後退
することにより、固定側ダイス17から移動側ダイス4
8が離反し、さらに、KOピン22が作動して、KOロ
ッド23及びエジェクトスリーブ19を介して中間製品
Bが固定側ダイス17内から取り出される。
【0056】そして、この中間製品Bは、次に第3成形
ステーションX3へ移送され、両端面の凹部B″,B″
間が貫通されて、中央に貫通孔C′を有する最終製品C
に仕上げられる。
【0057】以上のようにして、図4に示すような製品
Cが順次連続的に製造されることになるが、特に上記の
構成によれば、ラム6の前進動作だけで、第2成形ステ
ーションX2において、固定側ダイス17と移動側ダイ
ス48との対接ないし連結部材24…24による両ダイ
ス17,48の機械的な結合動作と、これらのダイス1
7,48と移動側パンチ51との差動動作によるキャビ
ティ内の素材Aへの両側からの均等な成形動作とが一連
の動作として行われることになる。
【0058】また、上記差動動作を行わせる機構が、リ
ンク部材71とその両端部を拘束するガイド部材76及
び受け部材77だけのきわめて簡素な構成で、しかもこ
のリンク部材71を保持するスライドスリーブ45は移
動側パンチ51とそのホルダ42との間に嵌合されてて
いるから、この差動動作の機構を備えることによって当
該ステーションX2が大型化したり複雑化したりするこ
とが殆どない。
【0059】このようにして、複数の成形ステーション
が併設された多段式成形機1において、隣接するステー
ションの作動やレイアウトに影響を及ぼしたり、当該成
形機1の全体の大型化等を招くことなく、上記のような
閉塞鍛造が良好に行われることになる。
【0060】そして、上記リンク部材71は、移動側ダ
イスユニット72側のスライドスリーブ45に支持され
ているので、図5に示すように、ラム6の後退時には該
リンク部材71と固定フレーム3との間に充分なスペー
スSが発生しており、したがって、固定フレーム3に備
えられて素材を上流側のステーションから下流側のステ
ーションへ順次移送する素材移送装置の配置や作動の支
障となることがない。
【0061】なお、以上の説明では、差動動作用のリン
ク部材71の中央部をピン73によってスライドスリー
ブ45に連結し、これにより、ダイス17,48の移動
速度を移動側パンチ51の前進速度の1/2としたが、
ピン73によるスライドスリーブ45への連結点から両
端のローラ74,75までの寸法を異ならせることによ
り、ダイス17,48の移動速度を移動パンチ51の速
度より遅い速度で、任意の速度に設定することが可能と
なる。
【0062】また、このリンク部材71は、図1に示す
ように両側に2個設けてもよいが、必要に応じて1個も
しくは3個以上とすることも可能である。
【0063】さらに、図13に示すように、第1〜第4
リンク部材81〜84を菱形状に連結してなる4節リン
ク機構を差動機構として用いることもできる。
【0064】この場合、第1、第2リンク部材81,8
2の連結点をインナホルダ42に連結するとともに、第
1リンク部材81と第3リンク部材83の連結点、及び
第2リンク部材82と第4リンク部材84の連結点を、
スライドスリーブ45に取り付けられてその軸方向に直
交する方向に延びるガイド部材85に係合させれば、ラ
ムないしホルダ41,42の前進により第3リンク部材
83と第4リンク部材84の連結点が固定フレーム3側
の受け部材86に当接した後、スライドスリーブ45と
一体的に移動する固定側及び移動側ダイスの速度は、ラ
ムの前進速度より遅い速度となる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、差動型の
閉塞鍛造装置として、ラム等の移動部材を前進させるだ
けで、固定側及び移動側のダイスの対接、結合と、固定
側及び移動側のパンチのキャビティ両側からの突入動作
とが連続的に行われ、両面に凹部を有する製品が効率よ
く製造されることになる。
【0066】そして、特に第2発明によれば、パンチを
キャビティの両側から突入させるための差動機構が、ス
ライド部材に中央部を支持されたリンク部材と、固定部
材側及び移動部材側に設けられて上記リンク部材の両端
部にそれぞれ当接する受け部とにより、きわめて簡素に
構成される。また、第3発明の場合も、差動機構が4節
リンク機構と、スライド部材に固設されたガイド部材
と、固定部材に設けられた受け部とだけで構成され、こ
れらの差動機構を設けることによる部品点数の大幅な増
大や配置スペースの拡大等が回避されることになる。
【0067】さらに、第2、第3発明とも、差動機構を
構成するリンク部材ないし4節リンク機構は移動部材側
のスライド部材に支持されているから、該移動部材が後
退しているときに、差動機構と固定部材との間にスペー
スが生じることになる。
【0068】したがって、第4発明のように、複数のス
テーションが併設された多段式成形機の1つのステーシ
ョンに本発明の閉塞鍛造装置を適用した場合に、成形機
全体としての構造の著しい複雑化や大型化等を招くこと
なく、しかも、他のステーションの作動や各ステーショ
ン間での素材の移送等に支障を来すことなく、両端に凹
部を有する製品を良好に、かつ高速度で連続的に製造す
ることが可能となり、このようにして、多段式成形機の
所定のステーションで閉塞鍛造を行う場合に適した閉塞
鍛造装置が実現されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る多段式成形機の概
略平面図である。
【図2】 同成形機の第1ステーションで成形された素
材の形状を示す図である。
【図3】 同成形機の第2ステーションで閉塞鍛造によ
り成形された中間製品の形状を示す図である。
【図4】 同成形機の第3ステーションで成形された最
終製品の形状を示す図である。
【図5】 同成形機の第2ステーションを構成する閉塞
鍛造装置の断面図である。
【図6】 同装置の固定側ダイスユニットの正面図であ
る。
【図7】 同装置のダイス連結部材の拡大図である。
【図8】 同装置の差動機構の側面図である。
【図9】 同装置の作動行程の第1の状態を示す断面図
である。
【図10】 同じく第2の状態を示す断面図である。
【図11】 同じく第3の状態を示す断面図である。
【図12】 同じく第4の状態を示す断面図である。
【図13】 差動機構の他の例を示す側面図である。
【図14】 差動式閉塞鍛造の説明図である。
【符号の説明】
3 固定部材(固定フレーム) 6 移動部材(ラム) 13 ダイスハウジング 15 第1バネ部材(スプリング) 17 第1ダイス(固定側ダイス) 21 第1パンチ(固定側パンチ) 24 ダイス連結部材 45 スライド部材(スライドスリーブ) 46a 押し込み部(ダイス取付部材前端面) 48 第2ダイス(移動側ダイス) 51 第2パンチ(移動側パンチ) 53 第2バネ部材(スプリング) 71 リンク部材 76,77 受け部(ガイド部材、受け部材) 81〜84 第1〜第4リンク部材 85 ガイド部材 86 受け部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に備えられた第1ダイスと、上
    記固定部材に対向して前進後退移動する移動部材に備え
    られて第1ダイスに対して対接離反する第2ダイスと、
    これらのダイスが対接することによって形成されるキャ
    ビティ内に両ダイス側からそれぞれ突入する固定側及び
    移動側の第1、第2パンチとを有し、これらにより素材
    を両側の端面に凹部を有する製品に成形する閉塞鍛造装
    置であって、上記第1ダイスは、固定部材に設けられた
    ダイスハウジング内に軸方向に移動可能に保持されて、
    第1バネ部材により第2ダイス側に付勢されているとと
    もに、このダイスハウジング内には、第1ダイスの周囲
    に配置され、該ハウジングの奥方に押し込まれることに
    よって絞縮される複数個のダイス連結部材が収納されて
    おり、一方、上記第2ダイスは、移動部材に軸方向にス
    ライド可能に備えられたスライド部材に取り付けられ
    て、第2バネ部材によりスライド部材とともに第1ダイ
    ス側に付勢されているとともに、このスライド部材に
    は、移動部材の前進行程において第1、第2ダイスが対
    接した後、上記ダイス連結部材をダイスハウジングの奥
    方に押し込むことにより該ダイス連結部材を第1、第2
    ダイスにまたがって係合させる押し込み部が設けられて
    おり、かつ、ダイス連結部材が第1、第2ダイスに係合
    された後、移動部材の前進移動に連動し、その移動速度
    より遅い速度でスライド部材を前進させる差動機構が備
    えられ、固定部材側の第1パンチが固定され、移動部材
    側の第2パンチが該移動部材と一体的に前進する状態
    で、上記スライド部材と一体的に前進する第1、第2ダ
    イスが、第2パンチより遅い速度で第1パンチ側に移動
    するように構成されていることを特徴とする閉塞鍛造装
    置。
  2. 【請求項2】 差動機構は、中央部がスライド部材に回
    転自在に支持されたリンク部材と、該リンク部材の両端
    部にそれぞれ当接する固定部材側及び移動部材側の受け
    部とで構成され、移動部材の前進に伴う該移動部材側受
    け部の固定部材側受け部への近接により、その近接速度
    より遅い速度でスライド部材を前進させるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の閉塞鍛造装
    置。
  3. 【請求項3】 差動機構は、一端が移動部材の同一支点
    に回転自在に連結された第1、第2リンク部材と、一端
    が該第1、第2リンク部材にそれぞれ連結され、かつ他
    端が互いに連結されて上記第1、第2リンク部材ととも
    に4節リンク機構を構成する第3、第4リンク部材と、
    スライド部材に固設されて、上記第1リンク部材と第3
    リンク部材の連結点、及び第2リンク部材と第4リンク
    部材の連結点を移動部材の前進方向に直交する方向に移
    動可能に支持するガイド部材と、固定部材に設けられ
    て、移動部材の前進時に上記第3リンク部材と第4リン
    ク部材の連結点に当接する受け部とで構成され、該連結
    点と受け部との当接により、移動部材より遅い速度でス
    ライド部材を前進させるように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の閉塞鍛造装置。
  4. 【請求項4】 素材が順次供給される複数の成形ステー
    ションを備えた多段式成形機に備えられ、その一つの成
    形ステーションを構成していることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の閉塞鍛造装置。
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