JPH0612872U - ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン - Google Patents
ロ−タリ−バルブ用油圧パッキンInfo
- Publication number
- JPH0612872U JPH0612872U JP5617792U JP5617792U JPH0612872U JP H0612872 U JPH0612872 U JP H0612872U JP 5617792 U JP5617792 U JP 5617792U JP 5617792 U JP5617792 U JP 5617792U JP H0612872 U JPH0612872 U JP H0612872U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- ring
- concave
- convex
- rotary valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッキンの変形を防止し、寿命延長と強度維
持の可能なパッキンを提供することを目的とする。 【構成】 凸型リング4と、この凸型リング4の凸部4a
と係合する凹部5aを有する凹型リング5とからなり、両
リング4と5の巾Wをパッキン装着溝6の巾と等しくし
て、圧力がかかってもパッキンが変形して移動すること
を防止できるようにした。
持の可能なパッキンを提供することを目的とする。 【構成】 凸型リング4と、この凸型リング4の凸部4a
と係合する凹部5aを有する凹型リング5とからなり、両
リング4と5の巾Wをパッキン装着溝6の巾と等しくし
て、圧力がかかってもパッキンが変形して移動すること
を防止できるようにした。
Description
【0001】
本考案はロ−タリ−バルブ用油圧パッキンに関するものである。
【0002】
図1に示す油圧用ロ−タリ−ジョイントA等の内部シ−ルとして使用される回 転用油圧パッキンBに圧力が作用すると、パッキンBが変形し、強度低下と寿命 短縮を引き起こし、シ−ル性が低下する。 従来、図2に示す如くOリング1(図2(a))又は角形リング1′(図2(b))と テフロンリング2を組合せたキャップシ−ルが使用されている。耐摩耗性や寿命 延長の為にテフロン材を用いたリング2が使用されているが、パッキンとしてそ のまま使用出来ないので、Oリング1や角形リング1′を併用している。この併 用するOリング1や角形リング1′がパッキン装着溝3内で圧力Pが作用すると 変形及び移動し、パッキンが安定したシ−ル性を維持できなくなり、使用寿命の 短縮と強度低下を引き起こしている。
【0003】
従来技術の問題点に鑑み、パッキンの変形を防止し、寿命延長と強度維持の可 能なパッキンを提供することを目的とする。
【0004】
凸型リング4と、この凸型リング4の凸部と係合する凹部5aを有する凹型リン グ5とからなり、両リング4と5の巾Wをパッキン装着溝6の巾と等しくした。 又凹型リング5の上下面に軸と直交する油溝8を設けた。
【0005】
両リング4,5の巾Wをパッキン装着溝6の巾と等しくしたので、圧力がかか っても相対的なずれがなくなった。又油溝8を設けたことにより、パッキン内部 に均一な応力が作用し、シ−ル性を良好にする。
【0006】
図3に基いて説明する。本考案のパッキンは凸型リング4と凹型リング5とで 構成される。そして凸型リング4と凹型リング5の巾Wをパッキン装着溝6の幅 と同一にする事で、パッキンの変形によるパッキンの上下方向の滑りを最小限に 抑えうるようにした。 このように凸型リング4と凹型リング5を凹凸係合させたことにより接触面積 を増大し、凹凸両リング4,5間の接触面での滑りを防止しうるようにした。
【0007】 そして各リングの材質として、凸型リング4は拡張力の小さい材質(例えばポ リエチレンゴム系材質)を使用するならば、凹型リング5とシャフト7の摺動面 の面圧を低く抑える事ができ、パッキンとシャフト間の共回りを未然に防止でき る。又摺動抵抗を小さくできるので、必要回転トルクも小さい値にできる。 さらに油溝8(図4)を設けるならば、圧力Pが作用した時にパッキン全体を 瞬間に効率良く押さえ付け、パッキン内部にその応力を生じさせることができ、 凹型リング5と摺動面のシ−ル性をより向上させることができる。
【0008】
以上の構成にしたので、 1)作用圧力によるパッキンの滑り変形を最小限に抑えることができる。 2)凸凹嵌合にしたので、凸型リング4と凹型リング5間の接触面での滑りを 防止し、両リングの挫屈変形を防止できる。 3)凸型リング4の材質をポリエチレンゴム系としたので、シャフトの必要回 転トルクを低く抑える事が出来る。 4)パッキンに油溝8を設けた事により、シ−ル性をより向上させることがで きる。 5)かくしてパッキン全体の変形防止と強度維持及び寿命の延長とシ−ル性能 の維持に奏する効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が使用される油圧用ロ−タリ−ジョイン
トの断面図。
トの断面図。
【図2】公知パッキンの無加圧状態と圧力作用状態の対
比図。
比図。
【図3】本考案の無加圧状態と圧力作用状態の対比図。
【図4】図3のA矢視図で、凹型リングのシャフトとの
接触面の拡大図。
接触面の拡大図。
1 Oリング 1′ 角形リング 2 テフロンリング 3 パッキン装着溝 4 凸型リング 5 凹型リング 6 パッキン装着溝 7 シャフト 8 油溝
Claims (3)
- 【請求項1】 凸型リング(4)と、この凸型リング(4)
の凸部(4a)と係合する凹部(5a)を有する凹型リング(5)
とからなり、両リング(4と5)の巾Wをパッキン装着溝
(6)の巾と等しくしたことを特徴とするロ−タリ−バル
ブ用油圧パッキン。 - 【請求項2】 凹型リング(5)の上下面に軸と直交する
油溝(8)を設けた請求項1のロ−タリ−バルブ用油圧パ
ッキン。 - 【請求項3】 凸型リング(4)の材質をポリエチレンゴ
ム系とした請求項1又は請求項2のロ−タリ−バルブ用
油圧パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056177U JP2557336Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056177U JP2557336Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612872U true JPH0612872U (ja) | 1994-02-18 |
JP2557336Y2 JP2557336Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13019832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992056177U Expired - Lifetime JP2557336Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557336Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196505A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nippon Valqua Ind Ltd | 摺動用シール |
JP5976187B1 (ja) * | 2015-10-26 | 2016-08-23 | 千秋 澤井 | ロータリーユニオンのクーラント防漏装置 |
JP2017155873A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シールリング |
JP2018164973A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 平田機工株式会社 | 装着製品の製造方法及びその製造装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100938807B1 (ko) | 2009-08-27 | 2010-01-28 | (주)아이.패스 | 이종복합재시일 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56160563A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-10 | Nakano Reitoki Seisakusho | Air conditioning cooling system |
JPS6196715A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 | 松下電器産業株式会社 | 貫通コンデンサ取付装置 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP1992056177U patent/JP2557336Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56160563A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-10 | Nakano Reitoki Seisakusho | Air conditioning cooling system |
JPS6196715A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 | 松下電器産業株式会社 | 貫通コンデンサ取付装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196505A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nippon Valqua Ind Ltd | 摺動用シール |
JP5976187B1 (ja) * | 2015-10-26 | 2016-08-23 | 千秋 澤井 | ロータリーユニオンのクーラント防漏装置 |
JP2017155873A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シールリング |
CN107152533A (zh) * | 2016-03-03 | 2017-09-12 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用密封环 |
US10316973B2 (en) | 2016-03-03 | 2019-06-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Seal ring for vehicles |
CN107152533B (zh) * | 2016-03-03 | 2019-07-19 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用密封环 |
JP2018164973A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 平田機工株式会社 | 装着製品の製造方法及びその製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557336Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0721968Y2 (ja) | 機械的スプリングシール | |
US4582330A (en) | Seal with cleft seating surface | |
RU2007138920A (ru) | Кромка гидродинамической формы с малым крутящим моментом, предназначенная для двунаправленных уплотнений вращающихся соединений | |
KR20010098799A (ko) | 회전 샤프트 시일 | |
JPH0612872U (ja) | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン | |
US3314683A (en) | Sealing ring unit | |
JPH0645098Y2 (ja) | リップ型シール | |
JPS6324292Y2 (ja) | ||
JPH0614133Y2 (ja) | 密封装置 | |
JPS6316928Y2 (ja) | ||
JPH0215076Y2 (ja) | ||
JPH0519730U (ja) | シール装置 | |
JPS628455Y2 (ja) | ||
JP2005054827A (ja) | 密封装置 | |
JPH0536166U (ja) | 密封装置 | |
JPH026303Y2 (ja) | ||
JPH0534387Y2 (ja) | ||
JPH054616Y2 (ja) | ||
JPH074364Y2 (ja) | 密封装置 | |
JPH0341114Y2 (ja) | ||
JPS6231774A (ja) | パツキン | |
JPH0529415Y2 (ja) | ||
JPS6222701Y2 (ja) | ||
JPH0647180Y2 (ja) | 往復動用オイルシール | |
JPS6224866Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |