JP2557336Y2 - ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン - Google Patents
ロ−タリ−バルブ用油圧パッキンInfo
- Publication number
- JP2557336Y2 JP2557336Y2 JP1992056177U JP5617792U JP2557336Y2 JP 2557336 Y2 JP2557336 Y2 JP 2557336Y2 JP 1992056177 U JP1992056177 U JP 1992056177U JP 5617792 U JP5617792 U JP 5617792U JP 2557336 Y2 JP2557336 Y2 JP 2557336Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- packing
- concave
- convex
- rotary valve
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロ−タリ−バルブ用油圧
パッキンに関するものである。
パッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示す油圧用ロ−タリ−ジョイント
A等の内部シ−ルとして使用される回転用油圧パッキン
Bに圧力が作用すると、パッキンBが変形し、強度低下
と寿命短縮を引き起こし、シ−ル性が低下する。従来、
図2に示す如くOリング1(図2(a))又は角形リング
1′(図2(b))とテフロンリング2を組合せたキャップ
シ−ルが使用されている。耐摩耗性や寿命延長の為にテ
フロン材を用いたリング2が使用されているが、パッキ
ンとしてそのまま使用出来ないので、Oリング1や角形
リング1′を併用している。この併用するOリング1や
角形リング1′がパッキン装着溝3内で圧力Pが作用す
ると変形及び移動し、パッキンが安定したシ−ル性を維
持できなくなり、使用寿命の短縮と強度低下を引き起こ
している。
A等の内部シ−ルとして使用される回転用油圧パッキン
Bに圧力が作用すると、パッキンBが変形し、強度低下
と寿命短縮を引き起こし、シ−ル性が低下する。従来、
図2に示す如くOリング1(図2(a))又は角形リング
1′(図2(b))とテフロンリング2を組合せたキャップ
シ−ルが使用されている。耐摩耗性や寿命延長の為にテ
フロン材を用いたリング2が使用されているが、パッキ
ンとしてそのまま使用出来ないので、Oリング1や角形
リング1′を併用している。この併用するOリング1や
角形リング1′がパッキン装着溝3内で圧力Pが作用す
ると変形及び移動し、パッキンが安定したシ−ル性を維
持できなくなり、使用寿命の短縮と強度低下を引き起こ
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の問題点に鑑
み、パッキンの変形を防止し、寿命延長と強度維持の可
能なパッキンを提供することを目的とする。
み、パッキンの変形を防止し、寿命延長と強度維持の可
能なパッキンを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 半径方向内向きに突出
し周方向に連続した凸部4aを有する凸型リング4と、
この凸型リング4の凸部4aと係合する周方向に連続し
た凹部5aを有する凹型リング5とからなり、両リング
4と5の巾Wをパッキン装着溝6の巾と等しくし、前記
凹型リング5の内周面がシャフト7と接するようにし
た。パッキン装着溝6と接する凹型リング5の上下面に
油溝8を設けた。凸型リング4の材質をポリエチレンゴ
ム系とした。
し周方向に連続した凸部4aを有する凸型リング4と、
この凸型リング4の凸部4aと係合する周方向に連続し
た凹部5aを有する凹型リング5とからなり、両リング
4と5の巾Wをパッキン装着溝6の巾と等しくし、前記
凹型リング5の内周面がシャフト7と接するようにし
た。パッキン装着溝6と接する凹型リング5の上下面に
油溝8を設けた。凸型リング4の材質をポリエチレンゴ
ム系とした。
【0005】
【作用】両リング4,5の巾Wをパッキン装着溝6の巾
と等しくしたので、圧力がかかっても相対的なずれがな
くなった。又油溝8を設けたことにより、パッキン内部
に均一な応力が作用し、シ−ル性を良好にする。
と等しくしたので、圧力がかかっても相対的なずれがな
くなった。又油溝8を設けたことにより、パッキン内部
に均一な応力が作用し、シ−ル性を良好にする。
【0006】
【実施例】図3に基いて説明する。本考案のパッキンは
凸型リング4と凹型リング5とで構成される。そして凸
型リング4と凹型リング5の巾Wをパッキン装着溝6の
幅と同一にする事で、パッキンの変形によるパッキンの
上下方向の滑りを最小限に抑えうるようにした。このよ
うに凸型リング4と凹型リング5を凹凸係合させたこと
により接触面積を増大し、凹凸両リング4,5間の接触
面での滑りを防止しうるようにした。
凸型リング4と凹型リング5とで構成される。そして凸
型リング4と凹型リング5の巾Wをパッキン装着溝6の
幅と同一にする事で、パッキンの変形によるパッキンの
上下方向の滑りを最小限に抑えうるようにした。このよ
うに凸型リング4と凹型リング5を凹凸係合させたこと
により接触面積を増大し、凹凸両リング4,5間の接触
面での滑りを防止しうるようにした。
【0007】 そして各リングの材質として、凸型リン
グ4は拡張力の小さい材質(例えばニトリルゴム系材
質)を使用するならば、凹型リング5とシャフト7の摺
動面の面圧を低く抑える事ができ、パッキンとシャフト
間の共回りを未然に防止できる。又大型リング5に摩擦
係数の小さい材質(例えばテフロン材)を使用すること
で摺動抵抗を小さくできるので、必要回転トルクも小さ
い値にできる。さらに油溝8(図4)を設けるならば、
圧力Pが作用した時にパッキン全体を瞬間に効率良く押
さえ付け、パッキン内部にその応力を生じさせることが
でき、凹型リング5と摺動面のシール性をより向上させ
ることができる。
グ4は拡張力の小さい材質(例えばニトリルゴム系材
質)を使用するならば、凹型リング5とシャフト7の摺
動面の面圧を低く抑える事ができ、パッキンとシャフト
間の共回りを未然に防止できる。又大型リング5に摩擦
係数の小さい材質(例えばテフロン材)を使用すること
で摺動抵抗を小さくできるので、必要回転トルクも小さ
い値にできる。さらに油溝8(図4)を設けるならば、
圧力Pが作用した時にパッキン全体を瞬間に効率良く押
さえ付け、パッキン内部にその応力を生じさせることが
でき、凹型リング5と摺動面のシール性をより向上させ
ることができる。
【0008】
【効果】 以上の構成にしたので、 1)作用圧力によるパッキンの滑り変形を最小限に抑え
ることができる。 2)凹凸嵌合にしたので、凸型リング4と凹型リング5
間の接触面での滑りを防止し、両リングの挫屈変形を防
止できる。 3)凸型リング4の材質をポリエチレンゴム系としたの
で、シャフトの必要回転トルクを低く抑える事が出来
る。 4)パッキン装着溝6と接する凹型リング5の上下面に
油溝8を設けた事により、シ−ル性をより向上させるこ
とができる。 5)かくしてパッキン全体の変形防止と強度維持及び寿
命の延長とシ−ル性能の維持に奏する効果は絶大であ
る。
ることができる。 2)凹凸嵌合にしたので、凸型リング4と凹型リング5
間の接触面での滑りを防止し、両リングの挫屈変形を防
止できる。 3)凸型リング4の材質をポリエチレンゴム系としたの
で、シャフトの必要回転トルクを低く抑える事が出来
る。 4)パッキン装着溝6と接する凹型リング5の上下面に
油溝8を設けた事により、シ−ル性をより向上させるこ
とができる。 5)かくしてパッキン全体の変形防止と強度維持及び寿
命の延長とシ−ル性能の維持に奏する効果は絶大であ
る。
【図1】本考案が使用される油圧用ロ−タリ−ジョイン
トの断面図。
トの断面図。
【図2】公知パッキンの無加圧状態と圧力作用状態の対
比図。
比図。
【図3】本考案の無加圧状態と圧力作用状態の対比図。
【図4】図3のA矢視図で、凹型リングのシャフトとの
接触面の拡大図。
接触面の拡大図。
1 Oリング 1′ 角形リング 2 テフロンリング 3 パッキン装着溝 4 凸型リング 5 凹型リング 6 パッキン装着溝 7 シャフト 8 油溝
Claims (3)
- 【請求項1】 半径方向内向きに突出し周方向に連続し
た凸部(4a)を有する凸型リング(4)と、この凸型リング
(4)の凸部(4a)と係合する周方向に連続した凹部(5a)を
有する凹型リング(5)とからなり、両リング(4と5)の
巾Wをパッキン装着溝(6)の巾と等しくし、前記凹型リ
ング(5)の内周面がシャフト(7)と接するようにしたこ
とを特徴とするロ−タリ−バルブ用油圧パッキン。 - 【請求項2】 パッキン装着溝(6)と接する凹型リング
(5)の上下面に軸と油溝(8)を設けた請求項1のロ−タ
リ−バルブ用油圧パッキン。 - 【請求項3】 凸型リング(4)の材質をポリエチレンゴ
ム系とした請求項1又は請求項2のロ−タリ−バルブ用
油圧パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056177U JP2557336Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992056177U JP2557336Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612872U JPH0612872U (ja) | 1994-02-18 |
JP2557336Y2 true JP2557336Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13019832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992056177U Expired - Lifetime JP2557336Y2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | ロ−タリ−バルブ用油圧パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557336Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100938807B1 (ko) | 2009-08-27 | 2010-01-28 | (주)아이.패스 | 이종복합재시일 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196505A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nippon Valqua Ind Ltd | 摺動用シール |
JP5976187B1 (ja) * | 2015-10-26 | 2016-08-23 | 千秋 澤井 | ロータリーユニオンのクーラント防漏装置 |
JP6333872B2 (ja) | 2016-03-03 | 2018-05-30 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シールリング |
JP7012447B2 (ja) * | 2017-03-28 | 2022-01-28 | 平田機工株式会社 | 装着製品の製造方法及びその製造装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56160563A (en) * | 1980-05-13 | 1981-12-10 | Nakano Reitoki Seisakusho | Air conditioning cooling system |
JPS6196715A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 | 松下電器産業株式会社 | 貫通コンデンサ取付装置 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP1992056177U patent/JP2557336Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100938807B1 (ko) | 2009-08-27 | 2010-01-28 | (주)아이.패스 | 이종복합재시일 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0612872U (ja) | 1994-02-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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