JPH0416656B2 - - Google Patents
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- JPH0416656B2 JPH0416656B2 JP55501035A JP50103580A JPH0416656B2 JP H0416656 B2 JPH0416656 B2 JP H0416656B2 JP 55501035 A JP55501035 A JP 55501035A JP 50103580 A JP50103580 A JP 50103580A JP H0416656 B2 JPH0416656 B2 JP H0416656B2
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- JP
- Japan
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- seal
- housing
- annular
- teeth
- sealing device
- Prior art date
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 17
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/84—Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
- F16D3/843—Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/06—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/56—Other sealings for reciprocating rods
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/911—Seal combined with nominal motion transmitting device
- Y10S277/912—Spline connection
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
- Y10S277/925—Snap fit feature for mounting or assembly of seal
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/70—Interfitted members
- Y10T403/7026—Longitudinally splined or fluted rod
- Y10T403/7035—Specific angle or shape of rib, key, groove, or shoulder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、スプライン歯を備えたスプライン端
部を有する軸と貫通孔を備え前記軸のスプライン
端部がこの貫通孔を往復動するハウジングとの間
に配置されるシール装置に関する。
部を有する軸と貫通孔を備え前記軸のスプライン
端部がこの貫通孔を往復動するハウジングとの間
に配置されるシール装置に関する。
(従来の技術)
一般に用いられているシール装置は、張力を加
えた状態において永久変形を生じ、スプライン歯
との初期の締めしろを失うような非エラストマー
要素により作られており、このシール装置をハウ
ジングの所定位置に保持するには、高価なねじ加
工を施す必要がある。
えた状態において永久変形を生じ、スプライン歯
との初期の締めしろを失うような非エラストマー
要素により作られており、このシール装置をハウ
ジングの所定位置に保持するには、高価なねじ加
工を施す必要がある。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、金属ねじによる固定では、ハウ
ジングとシール装置の間の封止を確実に行うこと
ができず、また、この種のシール装置は、ハウジ
ングの所定位置に設置する際に、損傷を受け易
く、緩い組み立て構造をなしているので、構成部
分の一部が紛失してしまうことがある。
ジングとシール装置の間の封止を確実に行うこと
ができず、また、この種のシール装置は、ハウジ
ングの所定位置に設置する際に、損傷を受け易
く、緩い組み立て構造をなしているので、構成部
分の一部が紛失してしまうことがある。
現在使用されているダストキヤツプシール装置
は、外部ケースとスプライン歯に似た形状の歯を
備えた内部リテーナと密封要素の3つの構成部材
を有し、密封要素はコルク材料またはフエルトに
より形成されている。この種のダストキヤツプシ
ール装置は、使用される素材と密封区域の構造か
ら低い密封性を示している。これら3つの構成部
材の組み立て作業は面倒であり、また構成部材の
接合面からの漏れも生じる。
は、外部ケースとスプライン歯に似た形状の歯を
備えた内部リテーナと密封要素の3つの構成部材
を有し、密封要素はコルク材料またはフエルトに
より形成されている。この種のダストキヤツプシ
ール装置は、使用される素材と密封区域の構造か
ら低い密封性を示している。これら3つの構成部
材の組み立て作業は面倒であり、また構成部材の
接合面からの漏れも生じる。
一方、スプライン軸に関連して、リツプ形シー
ル装置も適用されているが、このリツプ形シール
装置は、スプライン区域を密封できないので、ス
プライン区域に隣接した平滑面における使用に限
定される。リツプ形シール装置の多くの応用分野
では、設置する際に、シール装置のリツプ部分を
挿通するので、シール装置のシール部を損傷させ
てしまうことがある。
ル装置も適用されているが、このリツプ形シール
装置は、スプライン区域を密封できないので、ス
プライン区域に隣接した平滑面における使用に限
定される。リツプ形シール装置の多くの応用分野
では、設置する際に、シール装置のリツプ部分を
挿通するので、シール装置のシール部を損傷させ
てしまうことがある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、
損傷を受けることなく設置でき、設置に際して、
成形エラストマー体に設けた有歯環状シール部の
シール歯を軸のスプライン歯に確実に係合せしめ
るようにしたシール装置を提供することを目的と
する。
損傷を受けることなく設置でき、設置に際して、
成形エラストマー体に設けた有歯環状シール部の
シール歯を軸のスプライン歯に確実に係合せしめ
るようにしたシール装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段)
本発明のシール装置は、複数の同形の溝によつ
て離間され周方向等間隔に半径方向外側に突出す
る複数同形のスプライン歯を備えたスプライン端
部を有する軸と、貫通孔を備え前記軸のスプライ
ン端部がこの貫通孔を往復動するハウジングと、
前記ハウジングに装着された前記軸のスプライン
端部と密閉接触するシールとを有し、前記シール
はスプライン端部に係合する成形エラストマー体
を有し、前記成形エラストマー体は有歯環状シー
ル部を備え、この環状シール部は、複数の同形の
溝によつて離間され周方向等間隔に半径方向内面
に突出した複数の同形のシール歯を有し、各シー
ル歯は前記スプライン軸のそれぞれの溝に嵌入し
て密閉接触し、また前記各シール歯は、その底部
の広い巾からその頂端の狭い巾まで先細となつた
側壁を有し、かつ前記各シール歯はスプライン歯
の頂端とシール歯の溝の底面との間に締めしろy
およびスプライン歯とシール歯の対応側面の間に
締めしろxを有し、締めしろyと締めしろxはx
≧150%yの関係式を満たすようにして構成され
る。
て離間され周方向等間隔に半径方向外側に突出す
る複数同形のスプライン歯を備えたスプライン端
部を有する軸と、貫通孔を備え前記軸のスプライ
ン端部がこの貫通孔を往復動するハウジングと、
前記ハウジングに装着された前記軸のスプライン
端部と密閉接触するシールとを有し、前記シール
はスプライン端部に係合する成形エラストマー体
を有し、前記成形エラストマー体は有歯環状シー
ル部を備え、この環状シール部は、複数の同形の
溝によつて離間され周方向等間隔に半径方向内面
に突出した複数の同形のシール歯を有し、各シー
ル歯は前記スプライン軸のそれぞれの溝に嵌入し
て密閉接触し、また前記各シール歯は、その底部
の広い巾からその頂端の狭い巾まで先細となつた
側壁を有し、かつ前記各シール歯はスプライン歯
の頂端とシール歯の溝の底面との間に締めしろy
およびスプライン歯とシール歯の対応側面の間に
締めしろxを有し、締めしろyと締めしろxはx
≧150%yの関係式を満たすようにして構成され
る。
(実施例)
以下本発明の一実施例を図面につき説明する。
第1図において、符号10はスプライン軸用環
状シールを示し、この環状シール10は、環状金
属殻体12とこの環状金属殻体12に接着された
成形環状エラストマー体14とを有している。環
状エラストマー体14は、装着部16と環状有歯
シール部18とを備えている。
状シールを示し、この環状シール10は、環状金
属殻体12とこの環状金属殻体12に接着された
成形環状エラストマー体14とを有している。環
状エラストマー体14は、装着部16と環状有歯
シール部18とを備えている。
上記装着部16は、半径方向内方に延びる環状
リブ20とハウジングの面と接触してハウジング
との間をシールするシール手段とを有する。上記
環状リブ20は、環状シール10をハウジングに
締め付けるための肩部22を有している。上記シ
ール手段は、軸方向内側を向いた環状エラストマ
ーシール24を有し、このシール手段は、環状シ
ール10をハウジングに装着した際に、ハウジン
グの半径方向面の当接する。環状エラストマーシ
ール24は、成形環状エラストマー体14のシー
ル軸線に直角な面に対して鋭角αで軸方向内方か
つ半径方向内方に延びる面26に形成されてい
る。この角度αはたとえば≧10度である。
リブ20とハウジングの面と接触してハウジング
との間をシールするシール手段とを有する。上記
環状リブ20は、環状シール10をハウジングに
締め付けるための肩部22を有している。上記シ
ール手段は、軸方向内側を向いた環状エラストマ
ーシール24を有し、このシール手段は、環状シ
ール10をハウジングに装着した際に、ハウジン
グの半径方向面の当接する。環状エラストマーシ
ール24は、成形環状エラストマー体14のシー
ル軸線に直角な面に対して鋭角αで軸方向内方か
つ半径方向内方に延びる面26に形成されてい
る。この角度αはたとえば≧10度である。
第2図は軸30のスプライン歯を備えたスプラ
イン端部28とスリツプヨークのようなハウジン
グ32の間を密封するための環状シール10の変
形例を示し、この変形例においては、ハウジング
32の孔34に軸30のスプライン端部28に噛
み合う寸法と形状の溝36が形成され、軸30が
ハウジング32の孔34に往復動自在に装着され
る。上記環状シール10は、環状有歯シール部1
8によつてハウジング32とスプライン端部28
の間を密封する。ハウジング32の外周面に設け
た環状凸部38が装着部16の環状リブ20の肩
部22とスナツプロツク係合する。このハウジン
グ32の外周面に設けた環状凸部38は環状凹部
であつてもよい。環状シール10の装着部16
は、肩部22が環状凸部38とロツク係合した時
に、環状エラストマーシール24がハウジング3
2の半径面40と密封接触してシールとハウジン
グとの間をシールする。
イン端部28とスリツプヨークのようなハウジン
グ32の間を密封するための環状シール10の変
形例を示し、この変形例においては、ハウジング
32の孔34に軸30のスプライン端部28に噛
み合う寸法と形状の溝36が形成され、軸30が
ハウジング32の孔34に往復動自在に装着され
る。上記環状シール10は、環状有歯シール部1
8によつてハウジング32とスプライン端部28
の間を密封する。ハウジング32の外周面に設け
た環状凸部38が装着部16の環状リブ20の肩
部22とスナツプロツク係合する。このハウジン
グ32の外周面に設けた環状凸部38は環状凹部
であつてもよい。環状シール10の装着部16
は、肩部22が環状凸部38とロツク係合した時
に、環状エラストマーシール24がハウジング3
2の半径面40と密封接触してシールとハウジン
グとの間をシールする。
第3図は第2図の3−3線に沿つた断面図であ
り、軸30のスプライン端部28と環状シール1
0の環状有歯シール部18との間の噛み合い状態
を示している。環状シール10は複数の同形の溝
44によつて相互に離間され周方向等間隔に半径
方向内側に延びる複数の同形のシール歯42を有
し、軸30のスプライン端部28は、複数の同形
の相互に離間され周方向等間隔に半径方向外側に
延びるスプライン歯46を有している。各シール
歯は、その底部の広い巾からその頂端の狭い巾ま
で先細となつた側壁を有している。上記環状シー
ル10は、成形時には第3図で点線で示す形状お
よび寸法をなし、軸30のスプライン端部28に
装着された時に、このスプライン端部28に嵌合
するように半径方向外側および周方向に延びる。
シール歯42の点線と実線との寸法の差は締めし
ろを形成し、スプライン歯46の頂端とシール歯
42の溝の底面との間の締めしろはy、スプライ
ン歯46とシール歯42の対応側面の間の締めし
ろはxで示される。すなわち、環状エラストマー
体14は、合成ゴムまたはエラストマーで成形さ
れているので、非圧縮性流体であり、移動性の液
圧流体であるから、シール歯42をスプライン溝
48に押し込んだ際に、移動する非圧縮性流体が
半径方向内側に動き、スプライン溝48の底部を
満たし、このスプライン溝48の底部と側面にお
いて所望の締めしろを形成する。そして、シール
歯42をスプライン溝48に嵌合し、移動する非
圧縮性流体が半径方向内側に動いた場合に、シー
ル歯42がスプライン溝48に依然として嵌合状
態を維持するには、各シール歯のスプライン歯の
頂端とシール歯の溝の底面との間の締めしろを
y、スプライン歯とシール歯の対応側面の間の締
めしろをxとした場合に、x≧150%yの関係式
を満たすことが必要である。好ましい実施態様と
してはx≧300%yである。
り、軸30のスプライン端部28と環状シール1
0の環状有歯シール部18との間の噛み合い状態
を示している。環状シール10は複数の同形の溝
44によつて相互に離間され周方向等間隔に半径
方向内側に延びる複数の同形のシール歯42を有
し、軸30のスプライン端部28は、複数の同形
の相互に離間され周方向等間隔に半径方向外側に
延びるスプライン歯46を有している。各シール
歯は、その底部の広い巾からその頂端の狭い巾ま
で先細となつた側壁を有している。上記環状シー
ル10は、成形時には第3図で点線で示す形状お
よび寸法をなし、軸30のスプライン端部28に
装着された時に、このスプライン端部28に嵌合
するように半径方向外側および周方向に延びる。
シール歯42の点線と実線との寸法の差は締めし
ろを形成し、スプライン歯46の頂端とシール歯
42の溝の底面との間の締めしろはy、スプライ
ン歯46とシール歯42の対応側面の間の締めし
ろはxで示される。すなわち、環状エラストマー
体14は、合成ゴムまたはエラストマーで成形さ
れているので、非圧縮性流体であり、移動性の液
圧流体であるから、シール歯42をスプライン溝
48に押し込んだ際に、移動する非圧縮性流体が
半径方向内側に動き、スプライン溝48の底部を
満たし、このスプライン溝48の底部と側面にお
いて所望の締めしろを形成する。そして、シール
歯42をスプライン溝48に嵌合し、移動する非
圧縮性流体が半径方向内側に動いた場合に、シー
ル歯42がスプライン溝48に依然として嵌合状
態を維持するには、各シール歯のスプライン歯の
頂端とシール歯の溝の底面との間の締めしろを
y、スプライン歯とシール歯の対応側面の間の締
めしろをxとした場合に、x≧150%yの関係式
を満たすことが必要である。好ましい実施態様と
してはx≧300%yである。
第4図および第5図は、本発明の他の実施例を
示し、第4図に示す実施例では、環状シール52
のエラストマー装着部54の内面にねじ部56が
形成されている。このエラストマー装着部54
は、シール手段24がハウジングの端面40と密
封接触するまでねじ込まれる。第5図に示す実施
例では、環状シール60は、殻体66に接合され
た装着部62と分離したエラストマー環状有歯シ
ール部64とを有し、2つの部材62,64は
別々に成形され、ついで一方の部材64が他方の
部材に取り付けられる。この場合、装着部62に
第4図に示すねじ部を設けても、第1図に示すス
ナツプロツク部を設けてもよい。有歯シール部6
4は、装着部62に対して回動自在であり、軸3
0に装着する前に、装着部62をハウジング32
にねじ込むことを可能にする。すなわち、有歯シ
ール部64も、軸30と噛み合うように回動でき
る。装着部62は、円筒部と半径方向内側に延び
るフランジとを有し、シール部64は円筒部と半
径方向外側に延びるフランジとを有している。装
着部62のフランジの内径、すなわち殻体66の
内径72は、シール部64の円筒部の外径68に
ほぼ等しく、装着部62の円筒部の内径74は、
シール部64のフランジの外径70にほぼ等し
い。
示し、第4図に示す実施例では、環状シール52
のエラストマー装着部54の内面にねじ部56が
形成されている。このエラストマー装着部54
は、シール手段24がハウジングの端面40と密
封接触するまでねじ込まれる。第5図に示す実施
例では、環状シール60は、殻体66に接合され
た装着部62と分離したエラストマー環状有歯シ
ール部64とを有し、2つの部材62,64は
別々に成形され、ついで一方の部材64が他方の
部材に取り付けられる。この場合、装着部62に
第4図に示すねじ部を設けても、第1図に示すス
ナツプロツク部を設けてもよい。有歯シール部6
4は、装着部62に対して回動自在であり、軸3
0に装着する前に、装着部62をハウジング32
にねじ込むことを可能にする。すなわち、有歯シ
ール部64も、軸30と噛み合うように回動でき
る。装着部62は、円筒部と半径方向内側に延び
るフランジとを有し、シール部64は円筒部と半
径方向外側に延びるフランジとを有している。装
着部62のフランジの内径、すなわち殻体66の
内径72は、シール部64の円筒部の外径68に
ほぼ等しく、装着部62の円筒部の内径74は、
シール部64のフランジの外径70にほぼ等し
い。
好ましい実施例においては、スプライン軸端部
は、外径を3.485センチ(1.372インチ)、内径を
2.703センチ(1.064インチ)とし、成形されたシ
ール10の有歯シール部18は、外径を3.462セ
ンチ(1.363インチ)、内径を2.675センチ(1.053
インチ)であり、シール歯46の頂端における締
めしろyは、0.011センチ(0.0045インチ)であ
り、また、シール歯42の底面におけるの締めし
ろyは、上記値に実質的に等しい0.014センチ
(0.0055インチ)であり、また、スプライン歯と
シール歯の対応側面の間の締めしろxは、0.036
センチ(0.14インチ)であり、シール歯42は周
方向に等間隔で16個あり、ハウジングはスリツプ
ヨークで、軸30はプロペラ軸管である。
は、外径を3.485センチ(1.372インチ)、内径を
2.703センチ(1.064インチ)とし、成形されたシ
ール10の有歯シール部18は、外径を3.462セ
ンチ(1.363インチ)、内径を2.675センチ(1.053
インチ)であり、シール歯46の頂端における締
めしろyは、0.011センチ(0.0045インチ)であ
り、また、シール歯42の底面におけるの締めし
ろyは、上記値に実質的に等しい0.014センチ
(0.0055インチ)であり、また、スプライン歯と
シール歯の対応側面の間の締めしろxは、0.036
センチ(0.14インチ)であり、シール歯42は周
方向に等間隔で16個あり、ハウジングはスリツプ
ヨークで、軸30はプロペラ軸管である。
以上述べたように本発明によれば、損傷を受け
ることなく設置でき、設置に際して、成形エラス
トマー体に設けた有歯環状シール部のシール歯を
軸のスプライン歯に所定の締めしろをもつて確実
に係合させることができる。
ることなく設置でき、設置に際して、成形エラス
トマー体に設けた有歯環状シール部のシール歯を
軸のスプライン歯に所定の締めしろをもつて確実
に係合させることができる。
第1図は本発明によるシール装置の部分断面
図、第2図は本発明によるシール装置の使用状態
を示す図、第3図は第2図の3−3線に沿つた断
面図、第4図および第5図は本発明他の実施例を
示す図である。
図、第2図は本発明によるシール装置の使用状態
を示す図、第3図は第2図の3−3線に沿つた断
面図、第4図および第5図は本発明他の実施例を
示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の同形の溝によつて離間され周方向等間
隔に半径方向外側に突出する複数同形のスプライ
ン歯を備えたスプライン端部を有する軸と、貫通
孔を備え前記軸のスプライン端部がこの貫通孔を
往復動するハウジングと、前記ハウジングに装着
された前記軸のスプライン端部と密閉接触するシ
ールとを有し、前記シールはスプライン端部に係
合する成形エラストマー体を有し、前記成形エラ
ストマー体は有歯環状シール部を備え、この環状
シール部は、複数の同形の溝によつて離間され周
方向等間隔に半径方向内面に突出した複数の同形
のシール歯を有し、各シール歯は前記スプライン
軸のそれぞれの溝に嵌入して密閉接触し、また前
記各シール歯は、その底部の広い巾からその頂端
の狭い巾まで先細となつた側壁を有し、かつ前記
各シール歯はスプライン歯の頂端とシール歯の溝
の底面との間に締めしろyおよびスプライン歯と
シール歯の対応側面の間に締めしろxを有し、締
めしろyと締めしろxはx≧150%yの関係式を
満たすことを特徴とするシール装置。 2 成形エラストマー体に環状金属殻体を設け、
ハウジングの貫通孔に前記スプライン歯に噛み合
う歯および溝を設け、ハウジングの歯はスプライ
ン歯の頂端とシール歯の溝の底面との間に締めし
ろyを有することを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載のシール装置。 3 成形エラストマー体にハウジングに装着され
る装着部を設け、この装着部にハウジングとの間
を密閉する密閉手段を設けたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項または第2項に記載のシール
装置。 4 密閉手段は、ハウジングの半径面に当接する
軸方向内向の環状エラストマーシールであること
を特徴とする特許請求の範囲第3項に記載のシー
ル装置。 5 環状エラストマーシールは、シール軸線に直
角な面に対して半径方向内側および軸方向内側に
伸びる鋭角面を有することを特徴とする特許請求
の範囲第4項に記載のシール装置。 6 成形エラストマー体にハウジングの外径面に
設けたねじ部に螺合するねじ面を設けたことを特
徴とする特許請求の範囲第2項に記載のシール装
置。 7 ハウジングの外面に軸方向内向の環状凸部を
設けるとともに、装着部にこの環状凸部とスナツ
プロツクするための半径方向内側に延びる肩部を
設けたことを特徴とする特許請求の範囲第3項に
記載のシール装置。 8 締めしろxは締めしろyの300%に近い値で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載のシール装置。 9 装着部の肩部は、シール軸線に直角の面に対
して約45゜の角度をなすことを特徴とする特許請
求の範囲第3項に記載のシール装置。
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