JP2013204685A - 自在継手 - Google Patents

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英樹 小林
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Abstract

【課題】軸部材に対するブーツのシール性を向上することができる自在継手を提供することを目的とする。
【解決手段】自在継手1は、二つの軸部材11,17と、ブーツ20とを備える。ブーツ20は、環状溝171の外側に位置する外周面において径方向外方に突起した環状の突条部232と、突条部232と環状溝171の溝側面171b,171cとの間に位置する内周面において径方向内方に突起した環状からなり、突条部がクランパ40により締め付けられると環状溝171の溝側面171b,171cに押し付けられるリップ部233,234とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自在継手に関するものであり、特に、自在継手を構成する二部材間を被覆するブーツに関するものである。
自在継手として、例えば、特許文献1には、車両のドライブシャフトに適用される等速ジョイントが開示されている。このような自在継手では、回転する二つの軸部材のジョイント部をブーツにより被覆し、当該ジョイント部への粉塵の混入を防止している。また、自在継手のブーツには、クランパによって軸部材の外周面に装着されているが、ブーツの内部に封入されたグリースが外部に漏れないようにするシール機能が要求される。そこで、例えば、特許文献2には、クランパを装着されるブーツの装着溝の溝底に、環状突起を設けられたブーツが開示されている。このブーツによれば、クランパにより締め付けられると、装着溝の前面が均等に締め付けられるので、軸部材のブーツ取付部に対して高いシール性を保持できるとされている。
特開2009−85282号公報 特開平02−221767号公報
ところで、自在継手のブーツとしては、ゴム製および樹脂製がある。ゴム製ブーツおよび樹脂製ブーツは、熱劣化などによって硬度および剛性が高くなる。ブーツの硬度および剛性が高くなってしまうと、軸部材に対する面圧が低下し、ブーツの姿勢によっては軸部材との間に隙間が生じてシール性が低下するおそれがある。また、ブーツは、クランパにより径方向内方へ押し付けられているため、長期に亘って圧縮力を付与され続けると塑性流動が生じ、これによってもシール性が低下することがある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、軸部材に対するブーツのシール性を向上することができる自在継手を提供することを目的とする。
(請求項1)本発明に係る自在継手は、互いの相対角度を可変にまたは回転軸方向に移動可能に連結され、外周面に環状溝を有する二つの軸部材と、前記二つの軸部材の間を被覆するとともに、クランパにより外周面を締め付けられて前記環状溝との間でシールするブーツと、を備え、前記ブーツは、前記環状溝の外側に位置する外周面において径方向外方に突起した環状の突条部と、前記突条部と前記環状溝の溝側面との間に位置する内周面において径方向内方に突起した環状からなり、前記突条部が前記クランパにより締め付けられると前記環状溝の前記溝側面に押し付けられるリップ部と、を有する。
(請求項2)また、前記ブーツは、前記環状溝に収容されるとともに、前記突条部が間に位置するように設けられた複数の前記リップ部を有し、複数の前記リップ部は、前記突条部が前記クランパにより締め付けられると前記環状溝における両側の溝側面との間でそれぞれシールするようにしてもよい。
(請求項3)また、前記ブーツは、その内周面のうち前記突条部の内側に位置する部位において、前記リップ部が設けられた前記内周面の内径よりも大径の環状からなる凹部をさらに有するようにしてもよい。
(請求項4)また、前記凹部の開口幅は、前記突条部の幅よりも大きくなるように形成されているようにしてもよい。
(請求項1)本発明によれば、クランパにより締め付けられると、突条部と環状溝の溝側面との間に位置する内周面に形成されたリップ部が環状溝の溝側面に押し付けられる。ここで、従来ではクランパによりブーツを環状溝に対して径方向内方に押し付けて、環状溝の溝底面との間でシールしている。そのため、ブーツの硬度などの変化によって、特に溝側面との間に隙間が生じることがあり、これがシール性を低下させていることが見出された。そこで、本発明では、上記構成により、積極的に環状溝の溝側面にリップ部を全周に亘って押し付けて、当該溝側面との間でのシールを可能としている。これにより、溝底面に加えて溝側面との間でシールすることができ、ブーツの硬度などが変化しても軸部材に対して高いシール性を維持することができる。
(請求項2)本発明によれば、ブーツは、突条部が間に位置するように設けられた複数のリップ部を有し、クランパにより締め付けられると環状溝における両側の溝側面との間で各リップ部がそれぞれシールするようにしている。これにより、ブーツは、各リップ部が互いに反対向きの軸方向押付力で環状溝の溝側面にそれぞれ押し付けられるため、別の軸方向移動規制手段を用いることなく軸方向押付力を大きく設定できる。よって、軸部材における環状溝の溝底面に加えて両側の溝側面との間での高いシールを可能としている。そのため、ブーツの硬度などが変化しても環状溝の溝側面との間に隙間が生じることを抑制することができる。結果として、高いシール性を維持することが可能となる。さらに、軸方向両側の溝側面と接触することで、ブーツにおけるクランパに締め付けられる部位の軸方向移動を規制することができる。
(請求項3)本発明によれば、ブーツは、その内周面に凹部を有している。そのため、ブーツがクランパにより締め付けられると突条部の内周側の部位が凹部を埋めるように移動し、さらに凹部を構成する側方部位が環状溝の溝側面に向かって移動する。このようにブーツが変形することにより、環状溝の溝側面にリップ部が確実に押し付けられるため、軸部材に対するブーツのシール性を向上することができる。
(請求項4)本発明によれば、凹部の開口幅が突条部の幅よりも大きくなるように形成されている。そのため、ブーツがクランパにより締め付けられた際に、ブーツが好適に変形して環状溝の溝側面にリップ部をより確実に押し付けることができる。
実施形態における等速ジョイントの軸方向断面図である。 図1におけるブーツのクランプ部の拡大軸方向断面図である。 ブーツのクランプ部をクランパにより締め付ける前の状態を示す拡大軸方向断面図である。 図3におけるブーツがクランパによりシャフトの環状溝との間でシールされている状態を示す図である。 実施形態の変形態様におけるブーツのクランプ部の拡大軸方向断面図である。
以下、本発明の自在継手を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施形態では、自在継手として車両のドライブシャフトに適用される等速ジョイントを例示する。
<実施形態>
(等速ジョイント1の全体構成)
本実施形態の等速ジョイント1の全体構成について図1を参照して説明する。この等速ジョイント1は、摺動式トリポード型等速ジョイントであり、車両のディファレンシャルギヤと車軸を連結するドライブシャフトに用いられる。この等速ジョイント1は、図1に示すように、ジョイント部10と、ブーツ20と、ブーツ20の両端部にそれぞれ装着される大径クランパ30および小径クランパ40を備える。
ジョイント部10は、二つの軸部材としての外輪11とシャフト17とを互いの相対角度を可変に、且つ回転軸方向に移動可能に連結する。具体的には、ジョイント部10は、外輪11と、トリポード12と、ローラ13と、複数の軸状転動体14と、リテーナ15と、スナップリング16と、シャフト17とから構成される。外輪11は、例えば有底筒状に形成され、外輪11の底面外側は、上記のディファレンシャルギヤに連結されている。また、外輪11の内周面には、外輪回転軸方向に延びる軌道溝111が周方向に等間隔に3本形成されている。
トリポード12は、ボス部121と、当該ボス部121の径方向外側であって周方向に等間隔に立設された3本のトリポード軸部122とを備える。このトリポード12は、外輪11の内側に配置されている。ローラ13は、環状に形成され、トリポード軸部122の外周側に複数の軸状転動体14を介して軸支されている。つまり、ローラ13は、それぞれのトリポード軸部122に対して回転可能にかつ軸方向に摺動可能に配置されている。さらに、ローラ13は、軌道溝111に嵌挿され、この軌道溝111に対して転動可能に係合している。
リテーナ15は、トリポード軸部122の外周側であって、軸状転動体14に対して軸方向に隣接するように配置される。このリテーナ15は、トリポード軸部122に対する軸状転動体14の軸方向移動を規制し、軸状転動体14の抜け止めの役割を有している。そして、リテーナ15は、トリポード軸部122のリング溝に係止されるスナップリング16により、トリポード軸部122から抜け落ちないようにされている。また、シャフト17の一端が、トリポード12のボス部121に嵌合されている。
また、外輪11の外周面のうち開口側(図1の右側)には、ブーツ20の大径側のクランプ部22が押し付けられて、ブーツ20との間でシールされる環状溝112が形成されている。また、シャフト17の外周面には、ブーツ20の小径側のクランプ部23が押し付けられて、ブーツ20との間でシールされる環状溝171が形成されている。
ブーツ20は、全体形状としては筒状に形成されており、二つの軸部材との間、即ち外輪11の開口側とシャフト17の外周面との間を被覆する。このブーツ20は、樹脂製またはゴム製からなる。ブーツ20は、蛇腹部21と、大径クランプ部22と、小径クランプ部23とから構成される。蛇腹部21は、ブーツ20の中心線方向に伸縮自在であるとともに、ジョイント角(外輪11とシャフト17とを互いの相対角度)の変化に追従するように変形する。
大径クランプ部22は、外周面を大径クランパ30により径方向内方へ押し付けられることにより、相手部材である外輪11の外周面との間でシールする。また、小径クランプ部23は、外周面を小径クランパ40により径方向内方へ押し付けられることにより、相手部材であるシャフト17の外周面との間でシールする。
大径クランパ30および小径クランパ40は、例えば、Ω形ブーツバンド、折返し式(ワンタッチ式)ブーツバンドなどが適用される。そして、大径クランパ30は、ブーツ20の大径クランプ部22の外周側に装着され、かしめなどにより縮径されることで、大径クランプ部22を締め付ける。それに伴って、大径クランプ部22を外輪11の外周面に押し付ける。このようにして、大径クランプ部22と外輪11との間でシール性能を発揮するようになっている。
また、小径クランパ40は、ブーツ20の小径クランプ部23の外周側に装着され、大径クランパ30と同様に、かしめなどにより縮径されることで、小径クランプ部23を締め付ける。それに伴って、小径クランプ部23をシャフト17の外周面に押し付ける。このようにして、小径クランプ部23とシャフト17との間でシール性能を発揮するようになっている。
(ブーツ20の小径クランプ部23の詳細構成)
次に、ブーツ20の小径クランプ部23の詳細構成について、図2および図3を参照して説明する。上述したように、小径クランプ部23は、小径クランパ40によりシャフト17の外周面に押し付けられて、当該外周面との間でシールする機能を発揮する。この小径クランプ部23について、先ず、シャフト17に配置されていない状態、即ち小径クランパ40によって径方向内方へ押し付けられていない状態の形状を説明する。
小径クランプ部23の外周面には、図2に示すように、小径クランパ40を装着するための装着溝231が全周に亘って形成されている。これにより、小径クランパ40は、装着溝231を構成する軸方向両側の肩部によって軸方向に位置決めされるとともに、ブーツ20からの脱落を防止されている。ここで、「軸方向」とは、筒状からなる小径クランプ部23の中心軸の延伸方向をいう。また、この装着溝231は、図3に示すように、小径クランパ40によりブーツ20がシャフト17に装着される際に、当該シャフト17の環状溝171の外側に位置するように配置される。
小径クランプ部23の装着溝231の溝底には、径方向外方に突起した突条部232が形成されている。本実施形態において、突条部232は、環状に形成され、軸方向の断面形状が矩形状をなしている。この突条部232は、図3に示すように、小径クランパ40が縮径してブーツ20を締め付ける際に、装着溝231の溝底面のうち当該小径クランプ部23の内周面と最初に接触する部位である。
さらに、小径クランプ部23の内周面には、径方向内方に突起した環状からなる二つのリップ部233,234が周方向に全周に亘って形成されている。これらのリップ部233,234は、軸方向の断面形状が台形状をなし、装着溝231の径方向内方に設けられている。より詳細には、軸方向一方側(図2,3の右側)に位置するリップ部233は、小径クランプ部23の内周面のうち、突条部232とシャフト17の環状溝171の溝側面171bとの間に位置する部位に設けられている。
同様に、軸方向他方側(図2,3の左側)に位置するリップ部234は、小径クランプ部23の内周面のうち、突条部232とシャフト17の環状溝171の溝側面171cとの間に位置する部位に設けられている。このように、二つのリップ部233,234は、環状溝171に収容されるとともに、突条部232が間に位置するように設けられている。
これにより、それぞれのリップ部233,234は、突条部232が小径クランパ40により締め付けられると、環状溝171の溝側面171b,171cに押し付けられるように構成されている。また、本実施形態においては、突条部232が両側のリップ部233,234に共通して対応する構成としているが、二つのリップ部233,234のそれぞれに対応する二つの突条部を設けるようにしてもよい。
また、小径クランプ部23の内周面には、凹部235が周方向に全周に亘って形成されている。この凹部235は、図2に示すように、ブーツ20の内周面のうち突条部232の内周側に位置する部位において、径方向外方に陥入した環状に形成されている。より詳細には、凹部235の内径D1は、リップ部233,234が設けられた内周面の内径D2よりも大径(D1>D2)となっている。
凹部235は、軸方向の断面形状が矩形をなしており、その開口幅L1が突条部232の軸方向幅L2によりも大きく(L1>L2)なるように形成されている。そして、凹部235は、上述したように、シャフト17の環状溝171に対するブーツ20の各部位の位置関係によって、ブーツ20が小径クランパ40により締め付けられることにより、その開口部がさらに広がるようになっている。
(軸部材に対するブーツ20の装着工程)
上述した形状からなる小径クランプ部23をシ軸部材であるシャフト17の外周面に配置し、小径クランパ40によってブーツ20を装着する工程について、図3および図4を参照して説明する。先ず、ブーツ20の小径クランプ部23は、図3に示すように、シャフト17の環状溝171に対して各リップ部233,234が環状溝171の溝側面171b,171cにそれぞれ隣り合うように配置される。このような状態で、小径クランパ40を縮径させていくと、図3に示すように、小径クランパ40の内周面と小径クランプ部23の突条部232とが最初に接触する。
そして、さらに小径クランパ40を縮径させてブーツ20を締め付けると、小径クランプ部23の内周面が環状溝171の溝底面171aに接近していく。そうすると、突条部232の内周側の部位が凹部235を埋めるように移動する。このとき、小径クランプ部23の凹部235の開口部が徐々に広がり、凹部235の底部が環状溝171に接近するように変形する。これに伴い、凹部235を構成する軸方向両側の側方部位が、シャフト17の環状溝171の溝側面171b,171cに向かって移動することになる。
これにより、各リップ部233,234は、径方向内方へ押し付けられるとともに、環状溝171の溝側面171b,171cに全周に亘って押し付けられることになる。小径クランパ40が所定の内径となるまで縮径されると、図4に示すように、ブーツ20がシャフト17の環状溝171との間でシールされている状態となる。このとき、小径クランプ部23は、締め付けの過程において上述したように変形し、図4の矢印で示すように、リップ部233,234が環状溝171の溝側面171b,171cに押し付けられる。また、本実施形態においては、リップ部233,234の一部、凹部235の底部などが環状溝171の溝底面171aに接触し、溝底面171aとの間でもシールされている状態となっている。
(実施形態の構成による効果)
上述した等速ジョイント1によると、環状溝171の溝側面171b,171cにリップ部233,234を押し付けるようにして、当該溝側面171b,171cとの間でのシールしている。つまり、本実施形態の等速ジョイント1では、小径クランパ40が突条部232を有する小径クランプ部23を締め付けると、この小径クランプ部23が弾性変形して、環状溝171の溝底面171aに加えて溝側面171b,171cとの間でシールする構成としている。これにより、ブーツ20の硬度などが変化してもシャフト17に対して高いシール性を維持することができる。
また、等速ジョイント1のブーツ20は、複数のリップ部233,234を有するものとした。これにより、ブーツ20は、各リップ部233,234が互いに反対向きの軸方向押付力で環状溝171の溝側面171b,171cにそれぞれ押し付けられるため、別の軸方向移動規制手段を用いることなく軸方向押付力を大きく設定できる。よって、シャフト17における環状溝171の両側の溝側面171b,171cとの間での高いシールを可能としている。
そのため、ブーツ20の硬度などが変化しても環状溝171の溝側面171b,171cとの間に隙間が生じることを抑制することができる。結果として、高いシール性を維持することが可能となる。さらに、軸方向両側の溝側面171b,171cと接触することで、ブーツ20における小径クランパ40に締め付けられる部位の軸方向移動を規制することができる。
また、ブーツ20は、その内周面に凹部235を有している。そのため、ブーツ20が小径クランパ40により締め付けられると突条部232の内周側の部位が凹部235を埋めるように移動する。さらに、凹部235の開口幅が広がって、凹部235を構成する側方部位が環状溝171の溝側面171b,171cに向かって移動する。このようにブーツ20が変形することにより、環状溝171の溝側面171b,171cにリップ部233,234が確実に押し付けられるため、シャフト17に対するブーツ20のシール性をさらに向上することができる。
また、凹部235の開口幅L1が突条部232の軸方向幅L2よりも大きく(L1>L2)なるように形成されている。そのため、ブーツ20が小径クランパ40により締め付けられた際に、リップ部233,234を溝側面171b,171cに接近させるように、ブーツ20を好適に変形させることができる。
<実施形態の変形態様>
本実施形態では、自在継手として摺動式トリポード型等速ジョイントを例示して説明した。ここで、本発明の特徴部分は、ブーツと、当該ブーツとの間でシールする相手部材に係る構成である。従って、本発明は、その他の固定式などの等速ジョイント、または不等速ジョイントにも適用することができる。また、ブーツ20では、小径クランプ部23について説明したが、大径クランプ部22に対しても適用可能である。
その他に、ブーツ20の突条部232および凹部235は、軸方向の断面形状について矩形状をなすものとした。さらに、ブーツ20の各リップ部233,234については、軸方向の断面形状が台形状をなすものとした。これに対して、各部位の断面形状は、クランパや相手部材の環状溝の形状などに対応して適宜設定することが可能である。例えば、図5に示すように、ブーツ120は、その小径クランプ部123の断面形状が全体として波形となるように形成されるようにしてもよい。図5における小径クランプ部123の各部位231〜235は、本実施形態で例示した図2における小径クランプ部23の各部位231〜235と対応する。このような構成においても実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態のブーツ20の小径クランプ部23は、二つのリップ部233,234に一の突条部232が共通して対応するものとした。これに対して、小径クランプ部23が複数のリップ部を有する場合において、それぞれのリップ部に対応する突条部、凹部を設ける構成としてもよい。これにより、例えば、ブーツのクランプ部が軸方向にある程度の長さを有する場合には、複数のリップ部に対して突条部を適宜設けることにより好適にシールすることが可能となる。
1:等速ジョイント(自在継手)、 10ジョイント部、 11:外輪(軸部材)、 111:軌道溝、 112:環状溝、 12:トリポード、 121:ボス部、 122:トリポード軸部、 13:ローラ、 14:軸状転動体、 15:リテーナ、 16:スナップリング、 17:シャフト(軸部材)、 171:環状溝、 171a:溝底面、 171b,171c:溝側面、 20,120:ブーツ、 21:蛇腹部、 22:大径クランプ部、 23:小径クランプ部、 231:装着溝、 232:突条部、 233,234:リップ部、 235:凹部、 30:大径クランパ、 40:小径クランパ

Claims (4)

  1. 互いの相対角度を可変にまたは回転軸方向に移動可能に連結され、外周面に環状溝を有する二つの軸部材と、
    前記二つの軸部材の間を被覆するとともに、クランパにより外周面を締め付けられて前記環状溝との間でシールするブーツと、を備え、
    前記ブーツは、
    前記環状溝の外側に位置する外周面において径方向外方に突起した環状の突条部と、
    前記突条部と前記環状溝の溝側面との間に位置する内周面において径方向内方に突起した環状からなり、前記突条部が前記クランパにより締め付けられると前記環状溝の前記溝側面に押し付けられるリップ部と、を有する自在継手。
  2. 前記ブーツは、前記環状溝に収容されるとともに、前記突条部が間に位置するように設けられた複数の前記リップ部を有し、
    複数の前記リップ部は、前記突条部が前記クランパにより締め付けられると前記環状溝における両側の溝側面との間でそれぞれシールする、請求項1の自在継手。
  3. 前記ブーツは、その内周面のうち前記突条部の内側に位置する部位において、前記リップ部が設けられた前記内周面の内径よりも大径の環状からなる凹部をさらに有する、請求項1または2の自在継手。
  4. 前記凹部の開口幅は、前記突条部の幅よりも大きくなるように形成されている、請求項2の自在継手。
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