JP2018153831A - 圧延機のレベリング設定方法および圧延機のレベリング設定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態が適用される熱間圧延ラインの構成例を模式的に示す図である。熱間圧延ライン1において、加熱炉2で加熱された被圧延材3は、幅圧下装置4で幅圧下された後、粗圧延機群5によって所定の厚さまで圧延される。その後、被圧延材3は仕上げ圧延機群6でさらに薄く圧延されたのちにランアウトテーブル7において水冷装置8によって水冷され、コイラー9によってコイル状に巻き取られる。
図2は、圧延機のレベリング設定装置の一例を模式的に示す図である。圧延機のレベリング設定装置は、制御装置10を含み、粗圧延機群5の最終圧延パス出側でのキャンバーおよびウェッジの発生を抑制するための装置であり、後述するレベリング設定方法により粗圧延機群5の各圧延パスでのレベリング値を制御する。
[3−1.設定方法の概要]
本実施形態のレベリング設定方法は、複数パス圧延を行う粗圧延機群5を対象とし、フィードフォワード制御によって当材圧延時の粗圧延機群5のレベリング値を設定する。具体的には、先行材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、先行材の第1圧延パス入側でのウェッジと、先行材の各圧延パス出側でのキャンバー量と、当材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、当材の各圧延パスでの影響係数とに基づいて、当材圧延時のレベリング値を設定する。
レベリング設定方法では、先行材の各圧延パスの計算レベリング値と、キャンバー量の変化に対するレベリング操作の影響係数とを用いて、当材圧延時のキャンバー量を予測計算する。
図6は、レベリング設定制御フローの一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す制御フローは制御装置10によって実施される。
実施例1では、長さ6000〜9000mm、幅700〜1000mm、厚さ215〜260mmのスラブであり、粗圧延機群5の出側での厚さ30〜40mmの軟鋼1000本を対象とした。また、作業ロールと補強ロールからなる4段圧延機を全5スタンド(R1〜R5スタンド:図示せず)有する粗圧延機群5が設けられた熱間圧延ライン1にて、上述した実施形態を適用した場合の検証を行った。
実施例2では、長さ6000〜9000mm、幅1000〜1600mm、厚さ215〜260mmのスラブであり、粗圧延機群5の出側での厚さ30〜40mmの軟鋼1000本を対象とした。また、作業ロールと補強ロールからなる4段圧延機を全5スタンド(R1〜R5スタンド:図示せず)有する粗圧延機群5が設けられた熱間圧延ライン1にて、上述した実施形態を適用した場合の検証を行った。
3 被圧延材
5 粗圧延機群
10 制御装置
11 キャンバー計
12 圧下装置
50 圧延機
Claims (6)
- 複数パス圧延が可能な圧延機群を対象とする圧延機のレベリング設定方法において、
先行材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記先行材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、前記先行材の各圧延パス出側でのキャンバー量と、先行材圧延時の実測値から算出される前記先行材の各圧延パスの計算レベリング値と、当材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記当材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、各圧延パスのレベリング操作が複数パス圧延による前記当材の各圧延パス出側でのキャンバー量の変化に影響する度合いを示す影響係数と、に基づいて、前記当材の各圧延パスでの予測キャンバー量を算出する予測計算ステップと、
前記予測キャンバー量に基づいて当材圧延時における各圧延パスのレベリング値を設定するレベリング設定ステップと、
を含むことを特徴とする圧延機のレベリング設定方法。 - 前記予測計算ステップは、
前記先行材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記先行材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、前記先行材の各圧延パス出側でのキャンバー量とを用い、下式(1)に基づき、前記計算レベリング値を算出するステップと、
算出された前記計算レベリング値と、前記当材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記当材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、前記影響係数とに基づいて、前記予測キャンバー量を算出するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の圧延機のレベリング設定方法。
- 前記予測計算ステップは、
前記先行材および前記当材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差を、前記第1圧延パス入側でのキャンバー量に応じて算出するステップと、
算出された前記第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差を用いて、前記計算レベリング値を算出するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の圧延機のレベリング設定方法。 - 複数パス圧延が可能な圧延機群を対象とする圧延機のレベリング設定装置において、
先行材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記先行材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、前記先行材の各圧延パス出側でのキャンバー量と、先行材圧延時の実測値から算出される前記先行材の各圧延パスの計算レベリング値と、当材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記当材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、各圧延パスのレベリング操作が複数パス圧延による前記当材の各圧延パス出側でのキャンバー量の変化に影響する度合いを示す影響係数と、に基づいて、前記当材の各圧延パスでの予測キャンバー量を算出する予測計算手段と、
前記予測キャンバー量に基づいて当材圧延時における各圧延パスのレベリング値を設定するレベリング設定手段と、
を備えていることを特徴とする圧延機のレベリング設定装置。 - 前記予測計算手段は、
前記先行材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記先行材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、前記先行材の各圧延パス出側でのキャンバー量とを用い、下式(2)に基づき、前記計算レベリング値を算出する手段と、
算出された前記計算レベリング値と、前記当材の第1圧延パス入側でのキャンバー量と、前記当材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差と、前記影響係数とに基づいて、前記予測キャンバー量を算出する手段と、を備えている
ことを特徴とする請求項4に記載の圧延機のレベリング設定装置。
- 前記予測計算手段は、
前記先行材および前記当材の第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差を、前記第1圧延パス入側でのキャンバー量に応じて算出する手段と、
算出された前記第1圧延パス入側での板幅方向板厚偏差を用いて、前記計算レベリング値を算出する手段と、を備えている
ことを特徴とする請求項4または5に記載の圧延機のレベリング設定装置。
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