JP6806099B2 - 圧延機のレベリング設定方法、圧延機のレベリング設定装置、及び鋼板の製造方法 - Google Patents

圧延機のレベリング設定方法、圧延機のレベリング設定装置、及び鋼板の製造方法 Download PDF

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本発明は、圧延機のレベリング設定方法、圧延機のレベリング設定装置、及び鋼板の製造方法に関するものである。
一般に、熱間圧延工程において、加熱炉で加熱された被圧延材は、幅圧下プレス装置で幅圧下された後、圧延機群によって所定の厚みまで圧延される。幅圧下プレス装置では、被圧延材が有する幅方向温度偏差及び幅圧下プレス装置の入側におけるオフセンタ量によって、被圧延材にキャンバー及びウェッジが発生することが知られている。幅方向非対称要因である幅圧下後のキャンバー及びウェッジや被圧延材の幅方向温度偏差は、圧延機群において被圧延材にキャンバーを発生させ、ロール疵やサイドガイド等の設備損傷の要因となるだけでなく、製品の歩留まりや品質の低下及びラインの稼働率の低下を招く。
このような背景から、被圧延材にキャンバーが発生することを抑制する技術が提案されている。具体的には、特許文献1には、スラブの長手方向曲率を算出し、予め定められたスラブの長手方向曲率とスラブの幅方向温度偏差との関係からスラブの幅方向温度偏差を求め、求められたスラブの幅方向温度偏差に応じて圧延機のレベリング操作量を設定する技術が記載されている。また、特許文献2には、幅圧下プレス装置の入側で測定された被圧延材の温度及び板幅と幅圧下プレス装置における幅圧下量とに応じて圧延機のレベリング操作量を設定する技術が記載されている。さらに、特許文献3には、幅圧下プレス装置の出側で測定されたウェッジに応じて圧延機のレベリング操作量を設定する技術が記載されている。
特開2010−221230号公報 特開2016−163894号公報 特開2016−182636号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、圧延開始前におけるスラブの幅方向温度偏差に起因する幅方向の変形抵抗の差のみを考慮して圧延機のレベリング操作量を設定している。このため、特許文献1記載の技術は、圧延開始前のスラブがキャンバーを有している場合、特に幅圧下プレス装置の出側においてキャンバーが発生している場合には適用することができない。
一方、特許文献2に記載の技術では、被圧延材の幅方向温度偏差を測定する必要があるが、加熱炉で生成された酸化スケールや冷却水、酸化スケール除去のためのデスケーリングによる水蒸気等の影響によって、被圧延材の幅方向温度偏差を精度よく測定することは困難である。このため、特許文献2に記載の技術によれば、圧延機出側で被圧延材にキャンバーが発生することを抑制することは困難である。さらに、特許文献2に記載の技術は、幅圧下プレス装置の出側においてサイドガイドやプレス金型等の機械設備の精度等の幅方向温度偏差以外の要因によってキャンバーが発生している場合には適用することができない。
また、特許文献3に記載の技術では、被圧延材の幅方向板厚分布を測定する必要があるが、高温、且つ、酸化スケールを有する被圧延材の幅方向板厚分布を安定的に精度よく測定することは困難である。このため、特許文献3に記載の技術によれば、圧延機出側で被圧延材にキャンバーが発生することを抑制することは困難である。さらに、特許文献3に記載の技術は、幅圧下後の被圧延材がキャンバーを有している場合には適用することができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、幅圧下後の被圧延材が幅方向温度偏差及び幅圧下前のオフセンタ量に起因して発生するキャンバー及びウェッジを有している場合であっても、圧延機出側で被圧延材にキャンバーが発生することを抑制可能な圧延機のレベリング設定方法及び圧延機のレベリング設定装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、幅圧下後の鋼板が幅方向温度偏差及び幅圧下前のオフセンタ量に起因して発生するキャンバー及びウェッジを有している場合であっても、キャンバーの発生が抑制された鋼板を製造可能な鋼板の製造方法を提供することにある。
本発明に係る圧延機のレベリング設定方法は、被圧延材を幅方向に圧下する金型を有する幅圧下プレス装置を用いて被圧延材を幅圧下した後、複数の圧延機を用いて被圧延材を圧延する際の各圧延機のレベリング操作量を設定する圧延機のレベリング設定方法であって、前記被圧延材の幅圧下前の幅、幅圧下量、幅圧下後のキャンバー量、及び幅圧下前のオフセンタ量と幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTの幅圧下プレス装置から各圧延機までの温度変化分を考慮した値に応じて圧延後に発生するキャンバー量とレベリング量との関係を示す各圧延機のレベリング影響係数γ(jは圧延機の識別番号)とに応じて、各圧延機のレベリング操作量を設定する設定ステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る圧延機のレベリング設定方法は、上記発明において、前記設定ステップは、前記被圧延材の幅圧下前の幅、幅圧下量、幅圧下後のキャンバー量、及び幅圧下前のオフセンタ量を用いて、幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTを推定するステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る圧延機のレベリング設定方法は、上記発明において、前記設定ステップは、後記数式(1)を用いて幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTを算出し、幅方向温度偏差ΔTと各圧延機のレベリング影響係数γとを後記数式(2)に代入することにより、各圧延機のレベリング操作量(j番目の圧延機のi本目の被圧延材に対するレベリング操作量)ΔLv を算出するステップを含むことを特徴とする。
Figure 0006806099
Figure 0006806099
ここで、数式(1)において、CamSZPは被圧延材の幅圧下後のキャンバー量、yは被圧延材の幅圧下前のオフセンタ量、Wは被圧延材の幅圧下前の幅、ΔWは被圧延材の幅圧下量、αは幅圧下前に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTに起因して幅圧下によって生じたキャンバー量と幅方向温度偏差ΔTとの関係を示す係数、βは幅圧下前のオフセンタ量yに起因して幅圧下によって生じたキャンバー量とオフセンタ量yとの関係を示す係数を示す。
本発明に係る圧延機のレベリング設定装置は、被圧延材を幅方向に圧下する金型を有する幅圧下プレス装置を用いて被圧延材を幅圧下した後、複数の圧延機を用いて被圧延材を圧延する際の各圧延機のレベリング操作量を設定する圧延機のレベリング設定装置であって、前記被圧延材の幅圧下前の幅、幅圧下量、幅圧下後のキャンバー量、及び幅圧下前のオフセンタ量と幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTの幅圧下プレス装置から各圧延機までの温度変化分を考慮した値に応じて圧延後に発生するキャンバー量とレベリング量との関係を示す各圧延機のレベリング影響係数γ(jは圧延機の識別番号)とに応じて、各圧延機のレベリング操作量を設定する設定手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る鋼板の製造方法は、本発明に係る圧延機のレベリング設定方法を利用して鋼板を製造するステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る圧延機のレベリング設定方法及び圧延機のレベリング設定装置によれば、幅圧下後の被圧延材が幅方向温度偏差及び幅圧下前のオフセンタ量に起因して発生するキャンバー及びウェッジを有している場合であっても、圧延機出側で被圧延材にキャンバーが発生することを抑制できる。
本発明に係る鋼板の製造方法によれば、幅圧下後の被圧延材が幅方向温度偏差及び幅圧下前のオフセンタ量に起因して発生するキャンバー及びウェッジを有している場合であっても、キャンバーの発生が抑制された鋼板を製造できる。
図1は、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法が適用される熱間圧延ラインの構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定装置の構成を示す模式図である。 図3は、キャンバー量の定義を説明するための模式図である。 図4は、ウェッジ量の定義を説明するための模式図である。 図5は、レベリング量の定義を説明するための模式図である。 図6は、従来例及び本発明例における圧延機出側キャンバー量を示す図である。 図7は、従来例及び本発明例における圧延機出側キャンバー量を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法について説明する。
〔熱間圧延ラインの構成〕
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法が適用される熱間圧延ラインの構成について説明する。但し、本発明の適用範囲は図1に示す熱間圧延ラインに限定されることはない。
図1は、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法が適用される熱間圧延ラインの構成を示す模式図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法が適用される熱間圧延ライン1では、加熱炉2で加熱された鋼板等の被圧延材Sは、幅圧下プレス装置3において幅圧下された後、粗圧延機群4において所定の厚みまで圧延される。そして、粗圧延機群4において圧延された被圧延材Sは、仕上圧延機群5においてさらに薄く圧延された後、ランアウトテーブル6において水冷装置7によって水冷され、コイラー8によってコイル状に巻き取られる。
〔圧延機のレベリング設定方法〕
次に、図2〜図5を参照して、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法について説明する。
幅圧下後に被圧延材Sにキャンバーが発生する主な要因としては、被圧延材Sの幅方向温度偏差及びプレス金型に対するオフセンタが挙げられる。被圧延材Sの幅方向温度偏差は、加熱炉2から被圧延材Sが抽出される際、抽出扉が開くことで加熱炉2内に流入する外気によって被圧延材Sが抽出側から冷却されることにより生じる。また、加熱炉2内では長さの異なる被圧延材Sが隣接し、先尾端部における加熱状態が長手方向中央部における加熱状態と異なることによっても幅方向温度偏差が生じる。加えて、被圧延材Sがプレス金型に対してオフセンタした状態で幅圧下されることにより、左右不均等な幅圧下が生じてキャンバー及びウェッジが発生する。一方、プレス金型に対するオフセンタは、幅圧下プレス装置3におけるサイドガイドの摩耗やガタ等の機械設備精度によって発生する。本発明の発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、幅圧下後のキャンバーは、被圧延材の幅圧下時の幅方向温度偏差と幅圧下前のオフセンタによって発生するという知見を得た。また、本発明の発明者らは、幅圧下後のキャンバー量と幅圧下前のオフセンタ量とを測定することによって、被圧延材の幅圧下時の幅方向温度偏差を算出できることを知見した。
一方、粗圧延機群4を構成する粗圧延機の出側において被圧延材Sにキャンバーが発生する要因として、幅圧下プレス装置3において発生した被圧延材Sのキャンバー及びウェッジが挙げられる。また、幅圧下時に被圧延材Sが有している幅方向温度偏差は、幅圧下時におけるキャンバーの発生要因のみならず粗圧延機におけるキャンバーの発生要因ともなる。このため、被圧延材Sの幅方向温度偏差を考慮してレベリング操作量を設定する必要がある。
本発明は、上記の知見をもとに考案されたものである。具体的には、従来までは、被圧延材の幅圧下時の幅方向温度偏差と幅圧下前のオフセンタを原因として幅圧下後に発生する被圧延材Sのキャンバー及びウェッジの影響を考慮せずに粗圧延機群4のレベリング操作量を設定していたため、粗圧延機群4の出側におけるキャンバーを抑制するには不十分であった。これに対して、本発明では、粗圧延機群4の出側におけるキャンバー量に対する、幅圧下によって生じる被圧延材Sのキャンバー及びウェッジと被圧延材Sの幅方向温度偏差との影響を考慮して粗圧延機群4のレベリング操作量を設定することにより、粗圧延機群4の出側におけるキャンバーを抑制する。以下、図2を用いて、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法について説明する。
なお、以下の説明において、キャンバー量Camは、図3に示すように、粗圧延機の出側における被圧延材Sの長手方向に対する板幅方向への曲がり量として定義される。具体的には、キャンバー量は、粗圧延機41の出側における被圧延材Sの幅方向中心位置L1と被圧延材Sの基準位置L2との間の距離の最大値として定義される。また、ウェッジは、図4に示すように、圧延後の被圧延材Sの左右の板厚差であり、圧延後の幅方向の一方端側の板厚h1と他方端側の板厚h2との偏差として定義できる。さらに、レベリング量Lvは、図5に示すように、被圧延材Sを圧延する粗圧延機41を構成する一対の作業ロール41a,41bの軸方向両端部間での圧下量(圧下レベル)の差として定義される。
図2に示すように、本発明の一実施形態である圧延機のレベリング設定方法では、まず、レベリング設定装置13が、幅圧下プレス装置3の入側に設置されたオフセンタ量測定機11を用いて、幅圧下プレス装置3の入側での被圧延材Sのオフセンタ量yを測定する。なお、オフセンタ量yは事前に測定しておいてもよい。次に、レベリング設定装置13が、幅圧下プレス装置3と粗圧延機群4との間に設置されたキャンバー計12を用いて、幅圧下によって被圧延材Sに発生したキャンバー量CamSZPを測定する。次に、レベリング設定装置13が、オフセンタ量y及びキャンバー量CamSZPと幅圧下プレス装置3における被圧延材Sの幅圧下量ΔW及び幅Wと被圧延材Sの幅方向温度偏差ΔTとの関係を示す以下の数式(1)に測定値を代入することにより、被圧延材Sの幅方向温度偏差ΔTを算出する。なお、上記数式(1)は、幅圧下後のキャンバー量が幅圧下時の幅方向温度偏差と幅圧前のオフセンタ量に起因して発生するという知見から導出している。
Figure 0006806099
ここで、数式(1)において、係数αは、幅圧下前に被圧延材Sが有する幅方向温度偏差ΔTに起因して幅圧下によって生じたキャンバー量と幅方向温度偏差ΔTとの関係を示す係数である。また、係数βは、幅圧下前のオフセンタ量に起因して幅圧下によって生じたキャンバー量とオフセンタ量との関係を示す係数である。係数α,βの値は、予め実機における製造実績から推定、又は、数値計算によって推定することが可能である。
そして最後に、レベリング設定装置13が、数式(1)によって算出された被圧延材Sの幅方向温度偏差ΔTを用いて、以下に示す数式(2)より粗圧延機群4を構成する各圧延機におけるレベリング操作量(j番目の圧延機のi本目の被圧延材Sに対するレベリング操作量)ΔLv を算出して設定する。これにより、幅圧下後の被圧延材Sが幅方向温度偏差ΔT及びオフセンタ量yに起因して発生するキャンバー及びウェッジを有している場合であっても、粗圧延機群4の出側で被圧延材Sにキャンバーが発生することを抑制できる。
Figure 0006806099
ここで、数式(2)において、係数γ(jは圧延機の識別番号)は、幅圧下時に被圧延材Sが有する幅方向温度偏差ΔTの幅圧下プレス装置3から各圧延機までの温度変化分を考慮した値に応じて圧延後に発生するキャンバー量とレベリング量との関係を示すレベリング影響係数である。係数γの値は、予め実機における製造実績から推定、又は、数値計算によって推定することが可能である。
[実施例1]
被圧延材を幅方向に圧下する金型を備えた幅圧下プレス装置と、作業ロール及び補強ロールからなる4段圧延機と、を有する熱間圧延ラインにて本発明の検証を行った。圧延対象は長さ6000〜8000mm、厚み260mm、幅900〜1500mmの軟鋼のスラブとし、幅圧下プレス装置における幅圧下量は50〜300mm、圧延機出側での板厚は190〜200mmとした。調査したスラブは100本であった。また、従来技術として、圧延開始前に無負荷時のロールギャップ差が駆動側と作業側とで差がないよう設定したレベリング量を初期値として、圧延中はレベリング量を一定に保ち、圧延機出側にてキャンバー量を測定した。本発明例では、数式(1),(2)中の係数をそれぞれα=0.1,β=10.0,γ=0.05として用いて圧延機のレベリング設定を行った。さらに、幅圧下前のオフセンタ量は事前に測定した値である−20mmを用いた。一方、従来例では、幅圧下時の幅方向温度偏差による圧延機出側でのキャンバー量への影響を考慮せずにレベリング設定を行った。図6(a),(b)は、従来例及び本発明例における圧延機出側でのキャンバー量を示す。図6(a)に示すように、従来例では、圧延機出側でのキャンバー量の標準偏差(1σ)が約22.2mmであった。これに対して、図6(b)に示すように、本発明例では、圧延機出側でのキャンバー量の標準偏差は約16.4mmであり、従来例と比較してキャンバー量を低減できた。
[実施例2]
被圧延材を幅方向に圧下する金型を備えた幅圧下プレス装置と、作業ロール及び補強ロールからなる4段圧延機と、を有する熱間圧延ラインにて本発明の検証を行った。圧延対象は長さ6000〜9000mm、厚み260mm、幅900〜1500mmの軟鋼のスラブとし、幅圧下プレス装置における幅圧下量は50〜200mm、圧延機出側での板厚は190〜210mmとした。調査したスラブは100本であった。また、従来技術として、圧延開始前に無負荷時のロールギャップ差が駆動側と作業側とで差がないよう設定したレベリング量を初期値として、圧延中はレベリング量を一定に保ち、圧延機出側にてキャンバー量を測定した。本発明例では、数式(1),(2)中の係数をそれぞれα=0.1,β=10.0,γ=0.05として用いて圧延機のレベリング設定を行った。さらに、幅圧下前のオフセンタ量は事前に測定した値である−10mmを用いた。一方、従来例では、幅圧下時の幅方向温度偏差による圧延機出側でのキャンバー量への影響を考慮せずにレベリング設定を行った。図7(a),(b)は、従来例及び本発明例における圧延機出側でのキャンバー量を示す。図7(a)に示すように、従来例では、圧延機出側でのキャンバー量の標準偏差(1σ)が約19.1mmであった。これに対して、図7(b)に示すように、本発明例では、圧延機出側でのキャンバー量の標準偏差は約12.7mmであり、従来例と比較してキャンバー量を低減できた。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 熱間圧延ライン
2 加熱炉
3 幅圧下プレス装置
4 粗圧延機群
5 仕上圧延機群
6 ランアウトテーブル
7 水冷装置
8 コイラー
11 オフセンタ量測定機
12 キャンバー計
13 レベリング設定装置
41 粗圧延機
41a,41b 作業ロール
S 被圧延材

Claims (3)

  1. 被圧延材を幅方向に圧下する金型を有する幅圧下プレス装置を用いて被圧延材を幅圧下した後、複数の圧延機を用いて被圧延材を圧延する際の各圧延機のレベリング操作量を設定する圧延機のレベリング設定方法であって、
    前記被圧延材の幅圧下前の幅、幅圧下量、幅圧下後のキャンバー量、及び幅圧下前のオフセンタ量と幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTの幅圧下プレス装置から各圧延機までの温度変化分を考慮した値に応じて圧延後に発生するキャンバー量とレベリング量との関係を示す各圧延機のレベリング影響係数γ(jは圧延機の識別番号)とに応じて、各圧延機のレベリング操作量を設定する設定ステップを含み、
    前記設定ステップは、後記数式(1)を用いて幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTを算出し、幅方向温度偏差ΔTと各圧延機のレベリング影響係数γ とを後記数式(2)に代入することにより、各圧延機のレベリング操作量(j番目の圧延機のi本目の被圧延材に対するレベリング操作量)ΔLv を算出するステップを含む
    ことを特徴とする圧延機のレベリング設定方法。
    Figure 0006806099
    Figure 0006806099
    ここで、数式(1)において、Cam SZP は被圧延材の幅圧下後のキャンバー量、y は被圧延材の幅圧下前のオフセンタ量、Wは被圧延材の幅圧下前の幅、ΔWは被圧延材の幅圧下量、αは幅圧下前に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTに起因して幅圧下によって生じたキャンバー量と幅方向温度偏差ΔTとの関係を示す係数、βは幅圧下前のオフセンタ量y に起因して幅圧下によって生じたキャンバー量とオフセンタ量y との関係を示す係数を示す。
  2. 被圧延材を幅方向に圧下する金型を有する幅圧下プレス装置を用いて被圧延材を幅圧下した後、複数の圧延機を用いて被圧延材を圧延する際の各圧延機のレベリング操作量を設定する圧延機のレベリング設定装置であって、
    前記被圧延材の幅圧下前の幅、幅圧下量、幅圧下後のキャンバー量、及び幅圧下前のオフセンタ量と幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTの幅圧下プレス装置から各圧延機までの温度変化分を考慮した値に応じて圧延後に発生するキャンバー量とレベリング量との関係を示す各圧延機のレベリング影響係数γ(jは圧延機の識別番号)とに応じて、各圧延機のレベリング操作量を設定する設定手段を備え
    前記設定手段は、後記数式(1)を用いて幅圧下時に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTを算出し、幅方向温度偏差ΔTと各圧延機のレベリング影響係数γ とを後記数式(2)に代入することにより、各圧延機のレベリング操作量(j番目の圧延機のi本目の被圧延材に対するレベリング操作量)ΔLv を算出する
    ことを特徴とする圧延機のレベリング設定装置。
    Figure 0006806099
    Figure 0006806099
    ここで、数式(1)において、Cam SZP は被圧延材の幅圧下後のキャンバー量、y は被圧延材の幅圧下前のオフセンタ量、Wは被圧延材の幅圧下前の幅、ΔWは被圧延材の幅圧下量、αは幅圧下前に被圧延材が有する幅方向温度偏差ΔTに起因して幅圧下によって生じたキャンバー量と幅方向温度偏差ΔTとの関係を示す係数、βは幅圧下前のオフセンタ量y に起因して幅圧下によって生じたキャンバー量とオフセンタ量y との関係を示す係数を示す。
  3. 請求項に記載の圧延機のレベリング設定方法を利用して鋼板を製造するステップを含むことを特徴とする鋼板の製造方法。
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