JP2004237346A - 熱間圧延における被圧延材幅の制御方法 - Google Patents

熱間圧延における被圧延材幅の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被圧延材先端を仕上圧延機付設のサイドガイドに突っ掛けてしまうトラブル、被圧延材先端をコイラー付設のサイドガイドに突っ掛けてしまうトラブルや、仕上圧延機内に被圧延材を通板する時、被圧延材尾端が絞り込んでしまうトラブルなどを防止し、また、被圧延材先端が局部的に幅狭になって、需要家の要求品質を満たさなくて切り捨てざるを得なくなるのを防止し、歩留まりロスを低減する。
【解決手段】一つ前の粗圧延機出側に設置されている幅計による被圧延材先尾端の幅の、中間部分の幅に対する偏差の実測結果をもとに、各粗圧延機に付設のエッジャーによるショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度の、被圧延材中間部分でのエッジャー開度に対する広さを補正する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱間圧延における被圧延材幅の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延とは、金属材料を数百〜千数百℃に加熱した後、熱間圧延ライン上に抽出し、一対のロールで挟圧しつつその一対のロールを回転させ、薄く延ばすことをいう。
【0003】
鋼をはじめとする金属板の熱間圧延は、図8に示すような、金属材料を加熱炉10で加熱後、熱間圧延ライン100上に抽出し、サイジングプレス11で幅圧下して幅寸法を調整する場合もあるし、そうでない場合もあるが、粗圧延機(Rougher)12、仕上圧延機(Finisher)18などの圧延機により順次圧延し、コイラー(巻取装置)24で巻き取る、という一連のプロセスを1本1本の金属材料(以下、被圧延材8)に対して施すことで行われる。
【0004】
図8の例では、粗圧延機12は3基、仕上圧延機18は7基と複数あるので、それぞれRougher、Finisherの頭文字を取り、各圧延スタンドのナンバーを付与して、R1、R2、R3、F1、F2…F7などと略称される。コイラー24も同様に複数あって、号機ナンバーを付与して、DC1、DC2などと略称される。ところで、粗圧延機12、仕上圧延機18、コイラー24はそれぞれ、ここでは3基、7基、2基の場合を例として示したが、異なる基数の場合もある。
【0005】
ここで、粗圧延機12には、拡大して示すと図1のように、その入側にエッジャー13という、被圧延材を幅方向に縮幅(以下、幅圧下)するための、一対のロールを縦向きに配した圧延機も付設されている。この縦向きに配した一対のロールはエッジャーロール135と称される。エッジャー13は、粗圧延機12のほかに、仕上圧延機18の第1スタンドF1の入側にも付設されている場合がある。
【0006】
また、粗圧延機12には一部、往復圧延するものがある場合が多く、上記図1の例では、R1とR2で、それぞれ例えば計3パスずつの往復圧延を行う場合を示している。場合によっては、R1あるいはR2では5パス以上の往復圧延を行う場合もあるほか、1パスだけの一方向圧延を行うこともできる。
【0007】
粗圧延機12で往復圧延するに際し、概して、エッジャー13による幅圧下は順方向すなわち奇数パスでだけ行い、偶数パスすなわち逆方向パスでは行わない。各粗圧延機12とそれに付設のエッジャー13による幅圧下とは、一つの被圧延材8に対して同時に行われる(いわゆるタンデム状態になる)ため、粗圧延機12のワークロール19と、その粗圧延機に付設のエッジャーロール135との間の被圧延材を確実に引っ張り勝手にできる順方向パスでは大きな幅圧下量を取っても問題ないのに対し、粗圧延機12のワークロール19の駆動トルクに対して概してトルク仕様の小さいエッジャー13では力が不足して必ずしも粗圧延機12のワークロール19と、その粗圧延機12に付設のエッジャーロール135との間の被圧延材を引っ張り勝手にできない逆方向パスでは、大きな幅圧下量を取ると、ワークロール19とエッジャーロール135との間の被圧延材が圧縮され、しかもそれが被圧延材幅方向両サイドで均等にならなくなることが少なくなく、すると被圧延材に大きなキャンバ(長さ方向に見たときに幅方向に湾曲していること)が生じてしまう場合がある、という問題があるからである。
【0008】
最後に、粗圧延機12には、図1に示すように、進入してくる被圧延材8に向け、デスケーリング水を噴射するためのデスケーリングヘッダー125が設置されている。往復圧延を行うR1とR2には、入側と出側、両方に設置されている。ただ、全ての圧延パスにてデスケーリング水を噴射するとは限らず、例えば1パス目だけ噴射する、とか奇数パス目だけ噴射する、とか被圧延材の材質等に応じて、所定のデスケーリングパターンがとられる。
【0009】
熱間圧延ライン100上には、このほか、図8に示したように、クロップシャー14、デスケーリング装置16、冷却ゾーン22、などの付帯設備も配置されている。
【0010】
そして、各圧延機をはじめとする各設備間には、図示しない多数のテーブルローラ(以下、搬送ロール)が配置され、これにより、被圧延材8は、粗圧延機12(図1の例ではR1とR2)での往復圧延の偶数パス目を除いて、矢印Aの方向、すなわち、熱間圧延ライン100の上流側から下流側に向かって搬送される。
【0011】
なお、本発明において、被圧延材とは熱間圧延ライン100上にて正に圧延加工されつつある金属材料を称することばであり、最終的な製品厚まで圧延され巻き取られつつある段階以降のものは金属板と称す。なお、金属板は金属帯をも含む意味である。
【0012】
従来、熱間圧延における被圧延材幅の制御においては、先尾端のフレアー発生により以下に述べる様な種々のトラブルを生じていた。
【0013】
a)過幅による歩止まり低下。
【0014】
b)仕上圧延機内に被圧延材を通板する時、被圧延材先端を仕上圧延機付設のサイドガイドに突っ掛けてしまうトラブル。
【0015】
c)被圧延材をコイラーにて巻き取る時、被圧延材先端をコイラー付設のサイドガイドに突っ掛けてしまうトラブル。
【0016】
d)仕上圧延機内に被圧延材を通板する時、被圧延材尾端が絞り込んでしまうトラブル。
【0017】
ちなみに、フレアーとは、図9に示すような、水平圧延(ワークロール19による被圧延材8の厚さ方向の圧延)によって被圧延材8の先端と尾端にできる、局部的な幅の広い部分B、Cのことである。
【0018】
上記図9は、被圧延材8をエッジャー13にて幅方向に圧下しない場合について示したものであるが、粗圧延機12の入側に付設の先述のエッジャー13にて、その一対のエッジャーロール135の開度を、例えば、被圧延材8の全長にわたり、被圧延材8の幅よりも若干狭い開度で一定にして、被圧延材8の幅方向の圧延(以下、エッジャーの開度一定制御)と、それにつづく水平圧延を行うと、今度は、先端も尾端も図10にB’、C’で示すように局部的に幅狭になる。
【0019】
e)幅狭の部分は需要家の要求品質を満たさないわけであるから、切り捨てざるを得ず、歩留まりロスとなる。
【0020】
水平圧延だけを考えれば、被圧延材8の先端と尾端では、若干、幅が広がる方向にフレアーができる作用があるはずであるが、多くの場合、水平圧延に先立って行われるエッジャー13による幅方向の圧延によって生じた被圧延材8の幅端部の局部的な増厚分(いわゆるドッグボーンD)は、図11に示すように被圧延材8の先端と尾端では小さく、先端と尾端を除いた中間では大きいため、エッジャー13による幅方向の圧延につづく水平圧延でその増厚分が幅外側に広がる、いわゆる幅戻り量も先端と尾端では小さく、先端と尾端を除いた中間部分では大きくなり、先端と尾端を除いた中間部分の幅戻りが先端と尾端の幅戻りに勝ると共に更に先端と尾端にフレアーができる作用にも勝って、そのようになるのである。
【0021】
上記問題の解決策として、先尾端のフレアー量を計算により予測し、この計算により予測したフレアー量をもとにショートストローク制御を行う方法が提案されている。
【0022】
ショートストローク制御とは、エッジャーの開度一定制御を行ったのでは被圧延材8の先端と尾端が局部的に幅狭になってしまうのを防止する目的で、その幅狭になりそうな分に相当する開度だけ、幅狭になりそうな被圧延材長さについて、エッジャー13の開度を広くするよう制御することをいう。
【0023】
非特許文献1には、図12に示すように、被圧延材8の先端でかつ幅端からΔVs・s/2だけ幅方向に入った位置を始点とし、被圧延材長さ方向にlsだけ入り、かつ幅端からΔV/2だけ幅方向に入った位置を終点として、両者を結ぶように、エッジャーロール周面が軌跡を描いて動くようにした、ショートストローク制御の例が示されている(被圧延材8の長さ方向に対してエッジャーロール周面の軌跡は結果的に図12中の角度θsをなすようにテーパ状に幅中央側に動く)。
【0024】
図12の例の場合、一対すなわち2つあるエッジャーロールの双方合わせて、被圧延材8の最先尾端でのエッジャー開度の、同中間部分でのエッジャー開度に対する広さ、すなわち、Vs=(ΔV/2−ΔVs・s/2)×2を、先述の幅狭になりそうな分に相当する開度(以下、ショートストローク量)としているわけである。また、先述のlsはショートストローク長と以下称することにする。
【0025】
さて、その幅狭になりそうな分に相当する開度をどのように予測するのかが、従来は、次に問題になっていた。
【0026】
先端と尾端のショートストローク量Vsの設定計算は、被圧延材の先端と尾端の変形を予測する、モデル式と呼ばれる、例えば水平圧下率、被圧延材幅、ロール径、幅圧下量等の連続関数によるものもあるが、より簡便なものとしては、水平圧下率、被圧延材幅、ロール径、幅圧下量等をキーとし、先端と尾端のショートストローク量Vs、ショートストローク長lsをテーブル値として、計算機あるいは制御装置中の記憶装置から読み出すような計算の仕方をするものもある。
【0027】
特許文献1では、スラブ幅と、それに、そのエッジャーにより被圧延材(先端と尾端を除く中間部分)をどれだけ縮幅するのか、その幅圧下量、の2つをキーとし、ショートストローク量Vsをテーブル値にて設定することを提案している。
【0028】
特許文献2では、条件として更に材質と温度を変数に加え、先端、尾端各々について、材質、寸法、幅圧下量および温度により仕上圧延機出側での被圧延材の幅の変動を予測し、予測した結果に応じて望まれる先後端部の幅変動を得るに必要な幅圧下パターンを決定する、としている。
【0029】
【非特許文献1】
技術講座通信教育 熱間圧延方法 p104 (学校法人鉄鋼学園 産業技術短期大学 人材開発センター)
【特許文献1】
特公昭52−1382号公報
【特許文献2】
特開平3−155405号公報
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特許文献1や特許文献2などの、計算によって先尾端のフレアー量、あるいは、被圧延材の先端と尾端がエッジャーによる幅方向の圧延後に更に水平圧延された後に局部的に幅狭になりそうな量(以下、幅狭量)、局部的に幅狭になりそうな領域の被圧延材長さを予測し、それらに基づいてショートストローク量やショートストローク長を決定する、という方法では、精度に限界があった。
【0031】
即ち、スラブ幅(寸法)、幅圧下量、材質、温度(加熱温度設定)等が全く同じでも、ある1パスの幅圧下と水平圧延を経た後の幅狭量は全く同じにはならず、所詮ばらつきがあった。
【0032】
図13(a)に点線で模式的に示す被圧延材先端の平面形状に相当する幅狭量Eを予測し、ショートストローク制御を行うようにすることで、破線Fのような平面形状にすることを目標にしたとしても、実際には、一つ前の粗圧延機での圧延を終え、問題としている圧延機に向け進入してくるときには、図13(b)に実線で示すごとく、先端の平面形状は、予測していたのと異なり、フレアーがあったり、幅狭な部分があったりする場合が少なくない。
【0033】
すると、図13(b)で、エッジャーロール135とワークロール19を挟んで右側に示すように、エッジャー13による幅方向の圧延、更にそれに続く水平圧延を経た後は、問題としている圧延機に向け進入時の被圧延材先端の平面形状の名残を残すように、進入時にフレアーがあれば圧延後もフレアーがある平面形状に、進入時に幅狭な部分があれば圧延後も幅狭な部分がある平面形状となって現れる。
【0034】
図13には示していないが、被圧延材尾端の平面形状も、向きが左右逆になるだけで、同じ傾向がある。
【0035】
このように、ショートストローク量、ショートストローク長を、前述の、被圧延材のスラブ幅(寸法)、幅圧下量、材質、温度(加熱温度設定)等をキーとして設定したとしてもそれが適正でない場合が少なからずあったのである。
【0036】
このようなばらつきが生じる原因は、加熱炉内での被圧延材8(スラブ)の温度分布の変動、どのパスの入側でデスケーリング水を被圧延材8に向け噴射し、どのパスでしなかったのか、のいわゆるデスケーリングパターンの違い、粗圧延のパス間の待機時間の変動等によって、先尾端が圧延されるときのメタルフローがばらつくため、フレアー変形の挙動が変動する、等の影響があるため、と推定される。
【0037】
また加熱炉10から抽出された被圧延材(スラブ)8をサイジングプレス11によって幅圧下する場合は、それに際し、被圧延材先尾端の幅が局部的に小さくなるのを補償する目的で、被圧延材(スラブ)先尾端の所定長にわたり、幅が局部的に広くなるような段差がつくように幅圧下すること(いわゆる段差プレス)があるが、段差プレスを行う場合は、そのことも被圧延材先尾端の平面形状の変形の挙動に影響を与えると考えられる。
【0038】
このように被圧延材8の先尾端の平面形状の変形の挙動は様々な要因によって変動するため、計算によって精度よくショートストローク量、ショートストローク長を設定することは精度の面で限界があった。
【0039】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、なされたものである。即ち、本発明は、熱間圧延における被圧延材幅の制御方法において、一つ前の粗圧延機出側に設置されている幅計による被圧延材先尾端の幅の、中間部分の幅に対する偏差の実測結果をもとに、各粗圧延機に付設のエッジャーによるエッジャーショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度の、被圧延材中間部分でのエッジャー開度に対する広さを補正することを特徴とする、熱間圧延における被圧延材幅の制御方法である。
【0040】
【作用】
本発明においては、熱間圧延における被圧延材幅の制御方法において、各粗圧延機出側に設置されている幅計による被圧延材先尾端の幅の、中間部分の幅に対する偏差の実測結果をもとに、次の粗圧延機に付設のエッジャーによるエッジャーショートストローク制御を行う。被圧延材8の先尾端の幅の、中間部分の幅に対する偏差の実測結果をもとにすることよって、一つ前の粗圧延パスによる被圧延材8の先尾端の平面形状の変形挙動のばらつきに影響されることなく、より適正にショートストローク量、ショートストローク長を設定可能になり、被圧延材8の先尾端におけるフレアーあるいは幅狭量を小さくすることができるのである。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明を図8に示した熱間圧延ライン100に適用する場合を実施形態として、適宜図を参照しつつ、以下、順を追って説明する。
【0042】
まず、熱間圧延における被圧延材幅の制御方法について、大まかに説明する。
【0043】
圧延により製造される金属板には、熱間圧延終了後に更に冷間圧延されるものとそうでないものとがある。需要家の要求する製品幅は、需要家からオーダーを受けた段階でビジネスコンピュータ90に入力されるが、需要家の要求する製品幅は、基準値と、それを何mmまでならオーバーしてよいかの許容値によって、合格範囲を決められている。基準値を下回ってはならず、下回った場合はその需要家に納入できず、他の用途に転用せざるを得ない。下回ったのが被圧延材全長の一部だけなら、その需要家のオーダー重量を下回らない限度において、その下回った部分を切り捨てることで対応できるが、その場合、歩留まりロスになる。
【0044】
ビジネスコンピュータ90内には、その製品が、熱間圧延終了後に更に冷間圧延されるものであるか、熱間圧延終了後に冷間圧延を経ないで需要家に納入されるものか、の情報が、需要家からオーダーを受けた段階で入力される。熱間圧延終了後に更に冷間圧延されるものであれば、冷間圧延による幅変動分を見越して熱間圧延終了後の金属板の幅の基準値が決められる。熱間圧延終了後に冷間圧延を経ないで需要家に納入されるものであれば、冷間圧延による幅変動分を見越して熱間圧延終了後の金属板の幅の基準値を決定する必要はない。がしかし、熱間圧延終了後までの被圧延材幅の制御方法は両者で共通しているため、以下、後者の場合を例に説明する。
【0045】
ビジネスコンピュータ90から伝送経路Gを通じてそれら製品に関する情報を受信する、熱間圧延ライン100に付設のプロセスコンピュータ70内では、詳説しないロジックにより、需要家の要求する製品幅に対し、余幅と呼ばれる安全代(いわゆるスキッドマークによる幅変動分や、制御の誤差分を見越した値)を足し算した値を目標に、仕上圧延後の被圧延材幅を可及的にそれに近づけるよう、エッジャーを主とする(他に仕上圧延機間の張力等もある)各種アクチュエータの各種設定値を計算し、それらは制御装置50に伝送され、制御装置50からの指令を受けて各種アクチュエータが制御される。仕上圧延後の被圧延材幅の目標値としては、正確には、仕上圧延終了後の被圧延材の温度の目標値と常温との温度差による、被圧延材幅の熱膨張分だけ広めの値がプロセスコンピュータ70内で設定される。
【0046】
同じく、プロセスコンピュータ70内においては、別途の詳説しないロジックにより、仕上圧延中、仕上圧延機間で被圧延材に働く張力によって起こる幅縮みを、ある値に設定し、仕上圧延後の被圧延材幅の目標値に足し算して、仕上圧延前、即ち粗圧延後の被圧延材幅の目標値として設定する。
【0047】
図2は、仕上圧延後の被圧延材幅の目標値を基に、以上述べた各種の上乗せ分について、粗圧延後の被圧延材幅の目標値が決まるまでの、それらの関係を模式的に示したものである。
【0048】
例えば、低炭素鋼の製品幅970mm(基準値)、許容代(−側ゼロmm、+側20mm)の場合の実施例でいえば、余幅を15mm見越して985mmとし、更に熱膨張分を、線膨張係数1.0×10−5(1/m/℃)×仕上圧延後の被圧延材幅の目標値0.985m×仕上圧延終了後の被圧延材の温度の目標値と常温との温度差900℃=8.865mm上乗せし、少数点以下四捨五入して994mmとし、最後に仕上圧延機間で被圧延材に働く張力による幅縮みを6mmと見込んで上乗せし、最終的に粗圧延後の被圧延材幅の目標値を1000mmと設定する。
【0049】
粗圧延後の被圧延材幅の目標値が決定したら、粗圧延後の被圧延材1本単位に、プロセスコンピュータ70内において、各粗圧延機に付設のエッジャーの各パスについて、目標とする幅圧下量を、材質、粗圧延後の被圧延材寸法の目標値その他をキーとして、同じプロセスコンピュータ70内に記憶してあるテーブル値を索引することで、例えば下表1に示すように設定する。表1中、E1、E2、E3はそれぞれ、R1、R2、R3に付設のエッジャーを意味する。
【0050】
【表1】
Figure 2004237346
【0051】
表1中、最下行は、例えば、粗圧延後の被圧延材幅の目標値が1000mmのとき、各エッジャーパス後の被圧延材幅が各何mmになるのかを参考までに示したものである。
【0052】
充当すべきスラブは1200mmのものとし、表1の最左欄に示す通り、サイジングプレス11で130mm幅圧下して1070mmにすればよい計算になることを付記しておく。
【0053】
また、表1中、E1の1パス目とサイジングプレス後が幅圧下量ゼロで同じ幅になっているのは、E1の1パス目では、エッジャー荷重500kNの低荷重一定制御をしているため、実質的に殆ど幅圧下に寄与なし、とみなしているからである。このE1の1パス目の低荷重一定制御は、サイジングプレスによってできる微小な幅の段差(段差プレス分を除く)をならすために行っているものである。
【0054】
各パスについて、目標とする幅圧下量を設定したら、各エッジャーパスでの幅方向の圧延後の被圧延材幅も簡単に決まるから、以下に登場する各パラメータの幾何学的関係は図3に示すが、以下に述べる設定計算ロジックにより、各エッジャーパスにおける、エッジャー開度の設定値を決める。
【0055】
但し、各パスについて、目標とする幅圧下量を設定したら、そのときにエッジャーにかかる荷重によるエッジャー開度の増加分を予測計算し、それを見越したエッジャー開度を設定するようにする。
【0056】
ここにおいて、各エッジャーパス後の被圧延材幅をWとすると、1つ前のエッジャーパスによる幅方向の圧延後の被圧延材幅がWi−1に相当し、各エッジャーの各パス(各エッジャーパス)について、上記表1の目標値が設定され、それに向かって各設定計算が行われる。
【0057】
本発明においては、一つ前の粗圧延機出側に設置されている幅計による被圧延材先尾端の幅の、中間部分の幅に対する偏差の実測結果をもとに、各粗圧延機に付設のエッジャーによるショートストローク制御(エッジャーショートストローク制御と称する)における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度の、被圧延材中間部分でのエッジャー開度に対する広さを補正し、最終的に開度Xとして設定する。設定のタイミングは、一つ前の粗圧延機出側に設置されている幅計15による測定結果の情報が制御装置50に伝送され、各粗圧延機12に付設のエッジャー13の開度Xの演算が完了後、被圧延材8の先端が各粗圧延機に付設のエッジャーに噛み込む前とする。
【0058】
i−1に相当するのは、一つ前の粗圧延機出側に設置されている幅計による被圧延材先尾端の幅の実測結果である。図1を参照すると、今、E2の1パス目のエッジャーショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度を設定しようとしている場合は、E1の出側の幅計で測定した、E1の最終パスによる幅方向の圧延後の被圧延材幅の実測結果がWi−1に相当する。もしもE3(一方向にしか圧延しない)のエッジャーショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度を設定しようとしている場合は、E2の出側の幅計で測定した、E2の最終パスによる幅方向の圧延後の被圧延材幅の実測結果がWi−1に相当する。もしも仕上圧延機18の第1スタンドF1の入側にも付設されたF1エッジャーがあれば、そのエッジャーショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度を設定しようとしている場合は、E3の出側の幅計で測定した、E3による幅方向の圧延後の被圧延材幅の実測結果がW −1に相当する。
【0059】
=W−(ΔW+ΔW)−P/M
ΔW=f(W、H −1、H、R
ΔW=g(Wi−1、W、R、H −1
:エッジャー開度の設定値
:水平圧延後被圧延材幅
ΔW:水平圧延により被圧延材が幅広がりする量(矩形幅広がり)
ΔW:エッジャーによる幅方向の圧延でできるドッグボーンが水平圧延により幅広がりする量
P:被圧延材を幅方向に圧延するときにエッジャーにかかる荷重によるエッジャー開度の増加分
M:エッジャーミル定数
−1:水平圧延前板厚
:水平圧延後板厚
:エッジャーロール半径
:ワークロール半径
i−1:エッジャー入側被圧延材幅
【0060】
以上は、被圧延材の長さ方向中間部分(先端と尾端を除いた部分)についての話である。
【0061】
そして、以下に、いよいよ、本発明のポイントである、エッジャーショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度の、被圧延材中間部分でのエッジャー開度に対する広さの補正について、その具体的方法を説明する。
【0062】
【実施例】
(実施例1)
図4(a)に示すような平面形状が矩形の被圧延材8の先端がエッジャー13に進入してくる予定でいたところ、実際の被圧延材8の先端の平面形状は図4(b)に示すような形状であったとする。
【0063】
このように、フレアー部分ができている場合は、被圧延材8の先端と尾端を除いた中間部分よりも局部的に幅広の部分ができているわけであるから、被圧延材8の先端の最大幅Hmaxを測定し、中間部分の幅Hmidとの差を計算し、その差に相当する分だけ、被圧延材8の最先端でのエッジャー開度を狭めればよい。この場合の被圧延材8の最先端でのエッジャー開度Xは、
=W −P/M−ΔVs・s−{a(Hmax−Hmid)+b}
とすればよい。a、bは調整係数で、ここでは、a=1、b=0とするが、本発明はこれに限るものではない。
【0064】
また、ここでは、ショートストローク長lsは従来技術通りテーブル値を踏襲して使用する。図4(b)に示すように、ここでは、被圧延材の先端の最大幅Hmaxをとる位置から被圧延材尾端方向にとるが、本発明はこれに限るものではない。
【0065】
(実施例2)
図5(a)に示すような平面形状が矩形の被圧延材8の先端がエッジャー13に進入してくる予定でいたところ、実際の被圧延材8の先端の平面形状は図5(b)に示すような形状であったとする。
【0066】
このように、幅狭な部分ができている場合は、被圧延材8の先端と尾端を除いた中間部分よりも局部的に幅狭の部分ができているわけであるから、被圧延材8の先端の最小幅Hminを測定し、中間部分の幅Hmidとの差を計算し、その差に相当する分だけ、被圧延材8の最先端でのエッジャー開度を広げればよい。この場合のエッジャー開度Xは、
=W −P/M−ΔVs・s+{c(Hmid−Hmin)+d}
とすればよい。c、dは調整係数で、ここでは、c=1、d=0とするが、本発明はこれに限るものではない。
【0067】
また、ここでは、ショートストローク長lsは従来技術通りテーブル値を踏襲して使用する。図5(b)に示すように、ここでは、被圧延材8の先端の最小幅Hminをとる位置から被圧延材8の尾端方向にとるが、本発明はこれに限るものではない。
【0068】
ところで、実施例1の場合も実施例2の場合も、被圧延材8の先端と尾端を除いた中間部分の幅とは、何で定義するのか、ということが問題となるが、ここではちなみに、被圧延材8の十分に中間の箇所、即ち、先端や尾端の局部的な幅狭や幅広がりが起こらないある箇所でもって代表させ、被圧延材8がサイジングプレスすらも未だされないスラブの段階に換算して、被圧延材8の先端から尾端側に向かって1.5mのポイントとしているが、本発明はこれらに限るものではない。
【0069】
そして、実施例1の場合も実施例2の場合も、被圧延材8の幅圧下を最先端から長さ方向にしていくのにつれてエッジャー開度を狭めていき、lsだけ進んだときには、エッジャー開度を被圧延材中間部分の開度にする必要があるが、ls進む間の被圧延材長さ方向の搬送のトラッキングは、プロセスコンピュータ70にオペレータ手入力あるいは、ライン外に設けられたロール研削用のグラインダから自動入力されるエッジャーロール直径に円周率を掛け、更に、エッジャーロールによる被圧延材8の最先端噛み込みによる荷重の起立タイミングを起点とするエッジャーロールの延べ回転数(微小角度回転ごとにパルスを発するロータリーエンコーダをエッジャーロール軸に取り付け、制御装置50でパルス数をカウントすることで可能)を掛け算することで行う。
【0070】
(実施例3)
図6(a)に示すような平面形状が矩形の被圧延材8の尾端がエッジャー13を抜ける予定でいたところ、実際の被圧延材8の尾端の平面形状は図6(b)に示すような形状であったとする。
【0071】
このように、フレアー部分ができている場合は、被圧延材8の先端と尾端を除いた中間部分よりも局部的に幅広の部分ができているわけであるから、被圧延材8の尾端の最大幅Hmaxを測定し、中間部分の幅Hmidとの差を計算し、その差に相当する分だけ、被圧延材8の最先端でのエッジャー開度を狭めればよい。この場合の被圧延材8の最尾端でのエッジャー開度Xは、
=W −P/M−ΔVs・s−{e(Hmax−Hmid)+f}
とすればよい。e、fは調整係数で、ここでは、e=1、f=0とするが、本発明はこれに限るものではない。
【0072】
また、ここでは、ショートストローク長lsは従来技術通りテーブル値を踏襲して使用する。図6(b)に示すように、ここでは、被圧延材8の尾端の最大幅Hmaxをとる位置から被圧延材8の先端方向にとるが、本発明はこれに限るものではない。
【0073】
また、本実施例の場合は、尾端を対象とするため、すでにエッジャー13にて幅方向の圧延を実施しているところで、エッジャー開度を更に狭めることになるわけであるから、図6(b)中に○で示す部分の開度変更が急激すぎて、図示しないエッジャー駆動電動機が過負荷にならないよう、開度の時間的な変化率にある制限を設けるのが好ましい。
【0074】
そして、被圧延材8の長さ方向の搬送のトラッキングは、次のようにして行う。スラブ段階で実貫した被圧延材重量を図示しない秤量計で実測した値がプロセスコンピュータ70に自動送信され、それを比重(材質をキーに、プロセスコンピュータ70内のテーブル値を索引する)で割り算して体積を求め、体積熱膨張係数(材質をキーに、プロセスコンピュータ70内のテーブル値を索引する)と各パスでの温度予測値(詳説しない予測計算ロジックによる)の常温との差を掛け算したものを、各粗圧延機の各パスの出側での被圧延材幅、被圧延材厚の設定値でそれぞれ割り算して被圧延材長を求める(被圧延材幅、被圧延材厚は設定値通りに実際になるものと想定する)。エッジャーロールによる被圧延材8の最先端噛み込みによる荷重の起立タイミングを起点とするエッジャーロールの延べ回転数(微小角度回転ごとにパルスを発するロータリーエンコーダをエッジャーロール軸に取り付け、制御装置50でパルス数をカウントすることで可能)を時々刻々に掛け算したものが、被圧延材長から尾端のls分を差し引いた値に達した時点でショートストローク制御を行うなどする。
【0075】
(実施例4)
被圧延材尾端に幅狭な部分ができている場合は、実施例2と実施例3の組合せで制御を行う。
【0076】
(実施結果)
本発明を実施した結果、図7に示すようになった。図7の上段(A)は被圧延材先端について、下段(B)は被圧延材尾端についての実施結果である。粗圧延後の幅の実績について、表1の中間部分の幅の設定値に対する偏差を横軸(便宜上、実績−設定、と書いてある)にとり、度数分布を調べたものであるが、従来に比べ、実施後の方が先鋭化し、被圧延材先端がより矩形に近づいたことがわかる。つまり、エッジャーショートストローク制御の精度としては、向上したことになる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、被圧延材先端を仕上圧延機付設のサイドガイドに突っ掛けてしまうトラブル、被圧延材先端をコイラー付設のサイドガイドに突っ掛けてしまうトラブルや、仕上圧延機内に被圧延材を通板する時、被圧延材尾端が絞り込んでしまうトラブルなどを防止でき、また、被圧延材先端が局部的に幅狭になって、需要家の要求品質を満たさなくて切り捨てざるを得なくなるのを防止し、歩留まりロスを低減できる、など、格段の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する、熱間圧延ラインの設備配列について一部を抜き出して図解した図
【図2】目標幅の決定の仕組について図解した図
【図3】本発明を実施するのに用いる、幅圧下と被圧延材変形のモデルについて図解した図
【図4】本発明の一つの実施例を図解した図
【図5】本発明の別の実施例を図解した図
【図6】本発明の更に別の実施例を図解した図
【図7】本発明の効果を示す図
【図8】本発明を適用する熱間圧延ラインの概略の設備配列について図解した図
【図9】フレアー変形の様子を示した図
【図10】粗圧延での被圧延材の変形の様子を示した図
【図11】粗圧延で被圧延材にできるドッグボーンの様子を示した図
【図12】エッジャーショートストローク制御の方法を示した図
【図13】従来技術の問題点を図解した図
【符号の説明】
8… 被圧延材
10…加熱炉
12…粗圧延機
125…デスケーリングヘッダー
13…エッジャー
135…エッジャーロール
14…クロップシャー
15…幅計
16…デスケーリング装置
18…仕上圧延機
19…ワークロール
22…冷却ゾーン
24…コイラー
50…制御装置
70…プロセスコンピュータ
90…ビジネスコンピュータ
100…熱間圧延ライン
A…搬送方向
B、C…フレアー
B’、C’…幅狭
D…ドッグボーン
E…幅狭量
G…伝送経路

Claims (1)

  1. 熱間圧延における被圧延材幅の制御方法において、
    一つ前の粗圧延機出側に設置されている幅計による被圧延材先尾端の幅の、中間部分の幅に対する偏差の実測結果をもとに、
    各粗圧延機に付設のエッジャーによるエッジャーショートストローク制御における、被圧延材最先尾端でのエッジャー開度の、被圧延材中間部分でのエッジャー開度に対する広さを補正することを特徴とする、
    熱間圧延における被圧延材幅の制御方法。
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