JP3664067B2 - 熱間圧延鋼板の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱間圧延鋼板の製造方法に関し、特に熱間圧延工程におけるキャンバ及びウェッジの発生を効果的に抑制することができる熱間圧延鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延工程は、通常粗圧延工程と仕上圧延工程とからなり、粗圧延工程では通常複数の水平圧延機(以下、単に「圧延機」ともいう。)により複数パスの圧延が行われる。ここで、被圧延材がウェッジを有している場合、被圧延材が幅方向で温度差を生じ変形抵抗が幅方向で不均一となっている場合、水平圧延機が幅方向で剛性差を有する場合、水平圧延機のレベリング不整によりロールギャップが幅方向で偏差を有する場合等には、被圧延材にキャンバと呼ばれる横曲りやウェッジと呼ばれる幅方向の板厚偏差が生じ、下流側の圧延パスにおいて通板性を阻害したり、製品にウェッジが残存したりする不具合を生じる場合がある。
【0003】
これら不具合のうちキャンバを抑制する方法として、特開平6−226319号公報には、圧延機出側にサイドガイドを配置し、該サイドガイドによりキャンバを矯正するとともに、該サイドガイドに作用する荷重を検出し、該荷重に基づいて左右のロールギャップを調整制御するキャンバの抑制方法が開示されている。
【0004】
また、特開平8−323411号公報には、キャンバとウェッジの両方を抑制する方法として、水平圧延機で片圧下操作してウェッジの修正を行うとともに、水平圧延機出側においてサイドガイドによるキャンバの修正を行うキャンバ及びウェッジの抑制方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平6−226319号公報に開示された方法を、圧延前の被圧延材にウェッジが存在することに起因するキャンバを矯正するのに用いた場合には、ウェッジが発生している側の水平ロールのギャップを他方よりも大きくすることになり、水平圧延後も被圧延材はウェッジを有することとなる。このウェッジは、下流の圧延工程においてキャンバを発生させる要因となり操業に支障を来す。そして、このキャンバを抑制するため下流の圧延工程においても上記公報に開示されたキャンバ抑制方法を適用した場合には、最終製品がウェッジを有することとなり、所期の断面形状を確保することが困難となる。
【0006】
また、特開平8−323411号公報に開示された方法では、圧延機の左右の荷重差から被圧延材の幅方向温度差に起因する荷重差を差し引くことにより、ウェッジ比率の推移を計算し、圧延機の片圧下変化量を求めて圧延機の圧下を調整することによりウェッジの修正が可能であるとしている。
【0007】
しかし、上記公報には、被圧延材の幅方向温度差に起因する荷重差の具体的な求め方が開示されておらず、また、被圧延材の幅方向温度差は、通常酸化スケールで覆われた被圧延材表面の温度を測定して被圧延材内部の温度を推定することにより求めるものであるから、被圧延材の幅方向温度差を正確に求めること、さらに、上記被圧延材の幅方向温度差に起因する荷重差を正確に求めることは困難である。
【0008】
したがって、上記公報に開示された方法によりウェッジの修正を行うことは実際上困難であり、温度測定の検出誤差によってはウェッジの発生を助長する可能性がある。
【0009】
また、ウェッジが存在する被圧延材に対して上記公報に開示された方法を適用した場合には、ウェッジの修正を行う片圧下操作により、サイドガイドにより修正すべきキャンバ量が増大し、サイドガイドに大きな荷重が負荷されることになる。この結果、サイドガイドと摺接する被圧延材の側面部に疵が発生する場合がある。さらに、被圧延材の板厚が薄くなる下流側で上記方法を実施した場合には、被圧延材の板厚が薄いために被圧延材に座屈が生じる可能性がある。
【0010】
本発明の課題は、装置及び制御の複雑化を伴うことなく、キャンバ及びウェッジの発生を効果的に抑制できる熱間圧延鋼板の製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、通常の粗圧延工程と仕上圧延工程とからなる熱間圧延工程においては、粗圧延工程後の被圧延材のキャンバ及びウェッジを仕上圧延工程において支障を来さない程度に抑制すればよいという観点から、上記公報に開示された方法のように1パスにおいてキャンバ及びウェッジの制御を行うのではなく、複数パスの圧延からなる粗圧延工程全体でキャンバ及びウェッジの制御を行うことを基本的技術思想とし、これを実現する実効的かつ簡便な方法を確立すべく鋭意検討した。その結果、以下の知見を得た。
【0012】
(A)出側にサイドガイドを備える水平圧延機により、ワークロールを水平にしてウェッジの矯正を行う圧延を行い、さらに出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行ったときの被圧延材のウェッジ率変化率は、圧延パスの条件を表すパラメータから下記(1)式によって規定されるa値(単位:mm4/N2、以下a値についての単位の表示を省略する。)と相関を有し、また、a値によって大きく変化する。すなわち、キャンバ矯正による新たなウェッジの発生を効果的に抑制することができる圧延パスをa値によって特定することができ、a値が10×10-9以上となる圧延パスにおいてキャンバ矯正を行うことにより、後続の圧延パスにおけるキャンバ発生量を通板の支障を来さない程度に効果的に抑制することができる。
【0013】
ここで、ウェッジ率変化率とは、上記のように一の圧延パスにおいて、ワークロールを水平にしてウェッジの矯正を行う圧延を行い、さらに出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行ったときの、圧延機出側の被圧延材のウェッジ率を圧延機入側の被圧延材のウェッジ率で除したものである。また、ウェッジ率とは被圧延材のウェッジ量を平均板厚で除した値である。
【0014】
【数4】
但し、R:ワークロール半径(mm)、Wm:ロールチョック間距離(mm)、hin:被圧延材の入側厚(mm)、hout:被圧延材の出側厚(mm)、K:ミル定数(N/mm)、Wa:被圧延材幅(mm)である。
【0015】
図1は、出側にサイドガイドを備える水平圧延機により、ワークロールを水平にしてウェッジの矯正を行う圧延を行い、さらに出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行ったときの被圧延材のウェッジ率変化率とa値との関係を示すグラフである。
【0016】
同図に示すように、ウェッジ率変化率はa値と相関を有し、a値が10×10-9以上になるとウェッジ率変化率が0.3以下となる。すなわち、このような圧延パスにおいてキャンバの矯正を行えば、キャンバ矯正による被圧延材のウェッジの発生を効果的に抑制することができ、後続の圧延パスにおいて上下ワークロールを平行にした圧延(以下、「平行圧延」という。)を行ったとしても新たなキャンバの発生を効果的に抑制することができる。
【0017】
逆に、a値が10×10-9未満の圧延パスにおいてキャンバの矯正を行うと、キャンバ矯正により被圧延材に大きなウェッジが発生してしまい、後続の圧延パスにおいて平行圧延を行うと再度大きなキャンバが発生する。
【0018】
例えば、圧延前に3.0%のウェッジ率を有する被圧延材を、a値が10×10-9以上の圧延パスで、ワークロールを水平にしてウェッジの矯正を行う圧延を行い、さらに出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行った場合には、キャンバ矯正後の被圧延材のウェッジ率は0.9%以下となり、後続の圧延パスにおいて平行圧延を行ったとしても通板に影響を及ぼす程度のキャンバは殆ど発生しなくなる。
【0019】
(B)また、2つの圧延パスによりキャンバを矯正する場合には、2つの圧延パス全体による被圧延材のウェッジ率変化率は、下記(3)式で規定されるam値(単位:mm4/N2、以下am値についての単位の表示を省略する。)により、上記a値と同様にして評価することができる。したがって、am値が10×10-9以上となる2つの圧延パスのうち、上流側の圧延パスにおいてキャンバの矯正を行い、下流側の圧延パスにおいてウェッジ矯正とキャンバ矯正とを行うことにより、後続の圧延パスにおける平行圧延の際の新たなキャンバの発生を効果的に抑制することができる。
【0020】
【数5】
但し、a1、a2は異なる圧延パスにおけるa値である。
【0021】
例えば、圧延前に3.0%のウェッジ率を有する被圧延材を、a1値が6.04×10-9の圧延パス1と、a2値が4.23×10-9である圧延パス1の下流側の圧延パス2とで、ワークロールを水平にしてウェッジの矯正を行う圧延を行い、さらに出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行った場合には、圧延パス1のキャンバ矯正後の被圧延材のウェッジ率は約1.2%となり、圧延パス2のキャンバ矯正後の被圧延材のウェッジ率は約0.6%となり、後続の圧延パスにおいて平行圧延を行ったとしても通板に影響を及ぼす程度のキャンバは殆ど発生しなくなる。上記a1値及びa2値から上記(3)式により求められるam値は15.3×10-9であり、ウェッジ率変化率が0.2となるa値が15×10-9であることから、圧延パス1及び圧延パス2の全体による被圧延材のウェッジ率変化率は、a値と同様にam値により評価することができ、キャンバ矯正を行うのに好適な2つの圧延パスを特定することができる。
【0022】
(C)a値若しくはam値が10×10-9以上である圧延パスであっても、圧延機出側のサイドガイドによるキャンバの矯正を行うと被圧延材が座屈する可能性がある。そのため、キャンバ矯正時の被圧延材の座屈の発生を抑制するために、下記(2)式で規定されるb値が40未満となる圧延パスでキャンバ矯正を行う。
【0023】
【数6】
但し、Wa:被圧延材幅(mm)、hout:被圧延材出側厚(mm)である。
【0024】
(D)上述したようにa値若しくはam値が10×10-9以上であり、かつb値が40未満の圧延パスでキャンバの矯正を行った場合であっても、後続の圧延パスにおいて被圧延材が幅方向で温度差を生じ変形抵抗が幅方向で不均一となった場合には新たなキャンバが発生する。したがって、上記条件を充足する圧延パスの中でも、下流側の圧延パスから優先して使用して、キャンバの矯正を行うことが好ましい。
【0025】
本発明は、上記知見に基づいて完成させたものであり、その要旨は以下の(1)〜(3)にある。
(1)複数パスの圧延を行う熱間圧延工程において、少なくとも、下記(1)式で規定されるa値が10×10-9以上、かつ下記(2)式で規定されるb値が40未満となる圧延パスで、圧延機出側に配置したサイドガイドによりキャンバの矯正を行うことを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
【0026】
【数7】
【0027】
【数8】
但し、R:ワークロール半径(mm)、Wm:ロールチョック間距離(mm)、hin:被圧延材の入側厚(mm)、hout:被圧延材の出側厚(mm)、K:ミル定数(N/mm)、Wa:被圧延材幅(mm)である。
【0028】
(2)複数パスの圧延を行う熱間圧延工程において、少なくとも、下記(3)式で規定されるam値が10×10-9以上、かつ前記b値が40未満となる2つの圧延パスのうち、上流側の圧延パスにおいて圧延機出側に配置したサイドガイドによりキャンバの矯正を行い、下流側の圧延パスにおいて圧延機によりウェッジの矯正を行うとともに圧延機出側に配置したサイドガイドによりキャンバの矯正を行うことを特徴とする熱間圧延鋼板の製造方法。
【0029】
【数9】
但し、a1、a2は、異なる圧延パスについて前記(1)式で規定されるa値である。
【0030】
(3)前記キャンバの矯正を下流側の圧延パスから優先して実施することを特徴とする上記(1)項または(2)項に記載の熱間圧延鋼板の製造方法。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様について、熱間圧延工程の粗圧延工程におけるパススケジュールの一例に沿って説明する。
【0032】
表1は、熱間圧延工程の粗圧延工程におけるパススケジュールの一例について、各圧延パスの条件を示す。
【0033】
【表1】
同表に示すように、圧延パス1〜3は、a値が10×10-9以上かつb値が40未満であるので、圧延機出側に配置したサイドガイドにより単パスでキャンバの矯正を行うのに好適な圧延パスである。
【0034】
また、圧延パス4及び圧延パス5は、夫々のa値から求められるam値が10×10-9以上(13.1×10-9)であり、かつ圧延パス4及び圧延パス5のb値が40未満であることから、圧延機出側に配置したサイドガイドにより圧延パス4及び圧延パス5の2パスにおいてキャンバの矯正を行うと好適である。
【0035】
表2は、上記熱間圧延工程の粗圧延工程におけるパススケジュールの一例において、圧延機出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行うのに好適な圧延パスを示す。
【0036】
【表2】
同表に示すように、単パスで圧延機出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行う場合には、方式1〜3に示すように、圧延パス1〜3の何れか1つの圧延パスにおいて行うとよい。ここで、圧延パス2または圧延パス3においてキャンバの矯正を行う場合には、上流側の圧延パスにおいて補助的に圧延機出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行ってもかまわない。また、上述したように、キャンバ矯正後の後続の圧延パスにおける新たなキャンバ発生の機会を抑制するように、方式3に示すように、最も下流側の圧延パス3においてキャンバの矯正を行うことが好ましい。
【0037】
2パスで圧延機出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行う場合には、方式4に示すように、am値が10×10-9以上かつb値が40未満となる圧延パス4及び圧延パス5において行うのが好ましい。2つの圧延パスについて、am値が10×10-9以上かつb値が40未満となるのであれば2パスによるキャンバ矯正に好適な圧延パスであるから、さらに上流側の圧延パスの2つにおいてキャンバの矯正を行ってもよい。上述したように、キャンバ矯正後の後続の圧延パスにおける新たなキャンバ発生の機会を抑制するように下流側の圧延パスから優先して使用することが好ましい。また、2つの圧延パスは連続している必要はなく、2つの圧延パスの間にキャンバ矯正を行わない圧延パスが存在していてもかまわない。
【0038】
なお、上記キャンバ矯正を行う場合において、キャンバ矯正後の後続の圧延パスにおける新たなキャンバを矯正するために、上記キャンバ矯正を行う圧延パスの下流側の圧延パスにおいて圧延機出側のサイドガイドを用いてキャンバ矯正を行ってもよい。
【0039】
圧延機出側に既にサイドガイドを備える粗圧延設備において本発明を用いる場合には、上述した条件によりサイドガイドによりキャンバの矯正を行うパスを決定し、各圧延パスにおけるサイドガイドの使用・不使用を決定すればよい。また、サイドガイドを新設する場合には、圧延機で圧延可能な最大被圧延材幅を被圧延材幅としてa値を求めることにより、サイドガイドを設置すべきスタンドを決定することができ、これにより設備導入コストを抑制することができる。
【0040】
【実施例】
前記表1に示す熱間圧延工程の粗圧延工程におけるパススケジュールにより熱間圧延を行い、各圧延パス出側において試験材のキャンバ量とウェッジ率を測定した。試験材としては、左右の板厚差が約7.7mmとなるテーパ(ウェッジ率:約3%)を施した低炭素鋼のスラブを用い、抽出温度1220℃で加熱炉から抽出し粗圧延を行った。圧延機のワークロールは全て水平となるように調整し、圧延機入側ではエッジャーミルにより被圧延材を拘束するようにした。
【0041】
圧延機出側のサイドガイドによるキャンバ矯正については、全ての圧延パスにおいてキャンバ矯正を行わないcase1と、圧延パス3においてのみキャンバ矯正を行うcase2と、圧延パス5においてのみキャンバ矯正を行うcase3と、圧延パス4及び圧延パス5においてのみキャンバ矯正を行うcase4の4条件で試験を行った。
【0042】
表3に試験結果を示す。ここで、キャンバ量とは、被圧延材の長さ10mの区間における板幅中心線分と該板幅中心線分の両端を結ぶ直線との距離の最大値である。
【0043】
【表3】
case2では、case1と比較して、粗圧延後のキャンバ量を約76%、ウェッジ率を約19%夫々低減することができた。case3では、圧延パス5においてキャンバをほぼ矯正できたものの、キャンバ矯正後のウェッジ率は1%程度の大きな値となり、圧延パス6において90mmのキャンバが発生してしまい、case1と比較して24%程度のキャンバ量しか低減できなかった。case4では、粗圧延後のキャンバ量を約58%、ウェッジ率を約49%夫々低減することができた。
【0044】
【発明の効果】
本発明により、熱間圧延工程の粗圧延工程におけるキャンバ及びウェッジの発生をより効果的に抑制できるので、圧延設備の破損を防止でき、歩留まりを向上させることができる。また、水平圧延機の片圧下等の複雑な制御を伴わないので、実用的であり、既存設備への適用も比較的容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】出側にサイドガイドを備える水平圧延機により、ワークロールを水平にしてウェッジの矯正を行う圧延を行い、さらに出側のサイドガイドによりキャンバの矯正を行ったときの被圧延材のウェッジ率変化率とa値との関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 前記キャンバの矯正を下流側の圧延パスから優先して実施することを特徴とする請求項1または2に記載の熱間圧延鋼板の製造方法。
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