JP6601451B2 - 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、および熱延鋼板の製造方法 - Google Patents
圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、および熱延鋼板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6601451B2 JP6601451B2 JP2017087841A JP2017087841A JP6601451B2 JP 6601451 B2 JP6601451 B2 JP 6601451B2 JP 2017087841 A JP2017087841 A JP 2017087841A JP 2017087841 A JP2017087841 A JP 2017087841A JP 6601451 B2 JP6601451 B2 JP 6601451B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- rolled
- mill
- amount
- rolling mill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
図1を参照して、実施形態で対象とする熱間圧延ラインの設備を説明するとともに、実施形態における圧延機の制御装置を説明する。
図1に示すように、熱間圧延ライン100は、スラブ等の被圧延材Sに対して粗圧延機10による複数パスの粗圧延(複数回の圧延)を実施する粗圧延工程の設備を含む。この熱間圧延ライン100には、図示しないが、粗圧延機10よりも上流側の搬送経路に配置された加熱炉等の設備や、粗圧延機10よりも下流側に配置された仕上圧延機等の設備が含まれる。加熱炉から抽出された被圧延材Sは、粗圧延機10によって複数パスの圧延が実施される。粗圧延後の被圧延材Sは、仕上圧延機等の各種設備を通り、その後、コイラーによってコイル状に巻かれる。
圧延機の制御装置1は、粗圧延機10のレベリング量を制御し、粗圧延工程の最終圧延パス出側での被圧延材Sのキャンバーを抑制するための制御装置である。図1に示すように、制御装置1は、キャンバー測定装置2と、演算処理部3と、制御部4とを備えている。
まず、実施形態における圧延機の制御方法では、例えば下記の点が考慮されている。
図5は、実施形態の制御方法を用いた制御フローの一例を示すフローチャートである。ここでは、制御フローの説明に加え、熱間圧延ライン100において第1〜第5圧延機11〜15で各1回の圧延を実施する粗圧延工程に適用した場合を具体的に説明する。なお、図5に示す制御フローは、制御装置1によって実施される。
この実施例では、R1〜R5の全5スタンドの独立した粗圧延機を有する粗圧延工程の設備を含む熱間圧延ライン100,100A,100Bを対象として、上述した実施形態の効果を検証した。なお、ここでの説明では、上述した被圧延材Sをスラブと記載し、粗圧延機をR1〜R5と記載する。
比較例1は、1番目の圧延機R1での圧延後にキャンバーの測定を行わず、2番目〜5番目の圧延機R2〜R5でもレベリング量を修正しない条件とした。
比較例2は、1番目の圧延機R1の上流側でサイジングプレス21による幅圧下を実施し、圧延機R1での圧延後にキャンバーの測定を行わず、2番目〜5番目の圧延機R2〜R5でもレベリング量を修正しない条件とした。
比較例3は、1番目の圧延機R1の上流側でサイジングミル22による幅圧延を実施し、1番目の圧延機R1での圧延後にキャンバー量の測定を行わず、2番目〜5番目の圧延機R2〜R5でもレベリング量を修正しない条件とした。
1 制御装置
2 キャンバー測定装置
10 粗圧延機
11〜15 第1〜第5圧延機
21 サイジングプレス
22 サイジングミル
S 被圧延材(スラブ)
Claims (8)
- 単数あるいは複数の圧延機によって複数パスの圧延を実施する熱間圧延の粗圧延工程に適用される圧延機の制御方法において、
前記粗圧延工程にて前記圧延機による最初の圧延を実施する前に、当該最初の圧延を実施する圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、被圧延材の幅方向の温度分布とに基づいて、最初の圧延パスにより被圧延材のウェッジがなくなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記最初の圧延を実施する圧延機のレベリング量に設定する第1設定ステップと、
前記第1設定ステップで設定したレベリング量で前記被圧延材への最初の圧延を実施する第1圧延制御ステップと、
最初の圧延を実施後、前記最初の圧延を実施する圧延機の出側に設置されたキャンバー測定装置によって、最初の圧延パス出側での前記被圧延材のキャンバー量を測定する測定ステップと、
前記測定ステップで測定したキャンバー量と、2回目以降の圧延を実施する各圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、前記被圧延材の幅方向の予測温度分布とに基づいて、当該2回目以降の圧延を実施する各圧延機の出側で前記被圧延材のキャンバー量が0mmとなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記2回目以降の圧延を実施する各圧延機のレベリング量に設定する第2設定ステップと、
前記第2設定ステップで設定したレベリング量で前記被圧延材への2回目以降の圧延を実施する第2圧延制御ステップと、
を含むことを特徴とする圧延機の制御方法。 - 前記粗圧延工程にて3回以上の圧延を実施する場合に、2回目の圧延により前記被圧延材に与えられる予測ウェッジ量と、3回目以降の圧延を実施する各圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、前記被圧延材の幅方向の予測温度分布とに基づいて、当該3回目以降の圧延を実施する各圧延機の出側で被圧延材のキャンバー量が0mmとなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記3回目以降の圧延を実施する各圧延機のレベリング量に設定する第3設定ステップと、
前記第3設定ステップが実施された場合、当該第3設定ステップで設定したレベリング量で前記被圧延材への3回目以降の圧延を実施する第3圧延制御ステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の圧延機の制御方法。 - 単数あるいは複数の圧延機によって複数パスの圧延を実施する熱間圧延の粗圧延工程に適用される圧延機の制御装置において、
前記粗圧延工程で最初の圧延を実施する圧延機の出側に設置され、最初の圧延パス出側での被圧延材のキャンバー量を測定するキャンバー測定装置と、
前記粗圧延工程にて前記圧延機による最初の圧延が実施される前に、当該最初の圧延を実施する圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、被圧延材の幅方向の温度分布とに基づいて、最初の圧延パスにより被圧延材のウェッジがなくなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記最初の圧延を実施する圧延機のレベリング量に設定する第1設定手段と、
前記第1設定手段で設定したレベリング量で前記被圧延材への最初の圧延を実施する第1圧延制御手段と、
最初の圧延を実施後、前記キャンバー測定装置によって測定されたキャンバー量と、2回目以降の圧延を実施する各圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、前記被圧延材の幅方向の予測温度分布とに基づいて、当該2回目以降の圧延を実施する各圧延機の出側で被圧延材のキャンバー量が0mmとなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記2回目以降の圧延を実施する各圧延機のレベリング量に設定する第2設定手段と、
前記第2設定手段で設定したレベリング量で前記被圧延材への2回目以降の圧延を実施する第2圧延制御手段と、
を備えていることを特徴とする圧延機の制御装置。 - 前記粗圧延工程にて3回以上の圧延が実施される場合に、2回目の圧延により前記被圧延材に与えられる予測ウェッジ量と、3回目以降の圧延を実施する各圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、前記被圧延材の幅方向の予測温度分布とに基づいて、当該3回目以降の圧延を実施する各圧延機の出側で被圧延材のキャンバー量が0mmとなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記3回目以降の圧延を実施する各圧延機のレベリング量に設定する第3設定手段と、
前記第3設定手段による処理が実施された場合、当該第3設定手段で設定したレベリング量で前記被圧延材への3回目以降の圧延を実施する第3圧延制御手段と、をさらに備えている
ことを特徴とする請求項3に記載の圧延機の制御装置。 - 単数あるいは複数の圧延機によって複数パスの圧延を実施する熱間圧延の粗圧延工程を含む熱延鋼板の製造方法において、
前記粗圧延工程にて前記圧延機による最初の圧延を実施する前に、当該最初の圧延を実施する圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、被圧延材の幅方向の温度分布とに基づいて、最初の圧延パスにより被圧延材のウェッジがなくなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記最初の圧延を実施する圧延機のレベリング量に設定する第1設定ステップと、
前記第1設定ステップで設定したレベリング量で前記被圧延材への最初の圧延を実施する第1圧延制御ステップと、
最初の圧延を実施後、前記最初の圧延を実施する圧延機の出側に設置されたキャンバー測定装置によって、最初の圧延パス出側での前記被圧延材のキャンバー量を測定する測定ステップと、
前記測定ステップで測定したキャンバー量と、2回目以降の圧延を実施する各圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、前記被圧延材の幅方向の予測温度分布とに基づいて、当該2回目以降の圧延を実施する各圧延機の出側で前記被圧延材のキャンバー量が0mmとなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記2回目以降の圧延を実施する各圧延機のレベリング量に設定する第2設定ステップと、
前記第2設定ステップで設定したレベリング量で前記被圧延材への2回目以降の圧延を実施する第2圧延制御ステップと、
を含むことを特徴とする熱延鋼板の製造方法。 - 前記粗圧延工程にて3回以上の圧延を実施する場合に、2回目の圧延により前記被圧延材に与えられる予測ウェッジ量と、3回目以降の圧延を実施する各圧延機の予測圧延荷重および予測差荷重と、前記被圧延材の幅方向の予測温度分布とに基づいて、当該3回目以降の圧延を実施する各圧延機の出側で被圧延材のキャンバー量が0mmとなるレベリング量を算出し、当該算出したレベリング量を、前記3回目以降の圧延を実施する各圧延機のレベリング量に設定する第3設定ステップと、
前記第3設定ステップが実施された場合、当該第3設定ステップで設定したレベリング量で前記被圧延材への3回目以降の圧延を実施する第3圧延制御ステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項5に記載の熱延鋼板の製造方法。 - 前記粗圧延工程は、前記圧延機による最初の圧延を実施する前にサイジングプレスによる幅圧下を実施する工程を含む
ことを特徴とする請求項5または6に記載の熱延鋼板の製造方法。 - 前記粗圧延工程は、前記圧延機による最初の圧延を実施する前にサイジングミルによる幅圧延を実施する工程を含む
ことを特徴とする請求項5または6に記載の熱延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017087841A JP6601451B2 (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、および熱延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017087841A JP6601451B2 (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、および熱延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018183810A JP2018183810A (ja) | 2018-11-22 |
JP6601451B2 true JP6601451B2 (ja) | 2019-11-06 |
Family
ID=64357343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017087841A Active JP6601451B2 (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、および熱延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6601451B2 (ja) |
-
2017
- 2017-04-27 JP JP2017087841A patent/JP6601451B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018183810A (ja) | 2018-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4685777B2 (ja) | 板材圧延におけるウェッジの設定・制御方法 | |
JP6438753B2 (ja) | タンデム圧延ミルの制御装置およびタンデム圧延ミルの制御方法 | |
JP6809488B2 (ja) | 熱間圧延の粗圧延方法、熱間圧延の粗圧延装置、熱延鋼板の製造方法及び熱延鋼板の製造装置 | |
JP3844280B2 (ja) | 板圧延における圧下レベリング設定方法 | |
JP6620777B2 (ja) | 圧延機のレベリング設定方法および圧延機のレベリング設定装置 | |
JP5338139B2 (ja) | 熱間仕上圧延における蛇行防止方法、および、それを用いた熱延金属板の製造方法 | |
JP4267609B2 (ja) | 金属板材の圧延方法および圧延装置 | |
JP6601451B2 (ja) | 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、および熱延鋼板の製造方法 | |
JP6493315B2 (ja) | 圧下レベリング制御装置および圧下レベリング制御方法 | |
JP6519535B2 (ja) | 圧下レベリング制御装置および圧下レベリング制御方法 | |
JP6680284B2 (ja) | 圧延機のレベリング設定方法、圧延機のレベリング設定装置、及び鋼板の製造方法 | |
JP6569655B2 (ja) | 圧下レベリング制御装置および圧下レベリング制御方法 | |
JP6493270B2 (ja) | 圧下レベリング制御装置および圧下レベリング制御方法 | |
JP6760252B2 (ja) | 圧延機の制御装置および制御方法 | |
JP6569691B2 (ja) | 不等辺不等厚山形鋼の製造方法 | |
JP2002028711A (ja) | 熱間圧延設備および熱間圧延方法 | |
JP2016163894A (ja) | 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、及び鋼板の製造方法 | |
JP6394625B2 (ja) | 幅圧下装置および幅圧下装置のサイドガイド位置制御方法 | |
JP7405106B2 (ja) | 熱間圧延におけるレベリング制御方法、レベリング制御装置及び熱間圧延設備 | |
JP3664068B2 (ja) | 蛇行抑制方法 | |
JP7078020B2 (ja) | 熱間圧延鋼帯の蛇行制御方法、蛇行制御装置及び熱間圧延設備 | |
JP2526323B2 (ja) | 熱間圧延におけるレベリング圧延方法およびレベリング制御装置 | |
JP2000094023A (ja) | 熱間仕上圧延機のレベリング制御方法及び装置 | |
JP7323799B2 (ja) | 熱間圧延鋼板の製造方法及び圧延機 | |
JP3664067B2 (ja) | 熱間圧延鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190814 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190923 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6601451 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |