JP2018118413A - 粉末材料、およびこれを用いた立体造形物の製造方法、ならびに立体造形装置 - Google Patents
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[1]被覆粒子を含む粉末材料の予備加熱、および前記粉末材料の薄層への選択的なレーザ光照射を繰返し、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合した造形物層を複数層積層して立体造形物を製造する方法に使用される粉末材料であって、前記被覆粒子は、コア樹脂と、前記コア樹脂を被覆するシェル樹脂とを含み、前記コア樹脂と前記シェル樹脂との間に金属酸化物および金属窒化物の少なくとも一方が局在する、粉末材料。
[3]前記粒子状の前記金属酸化物または前記金属窒化物の平均粒子径が5nm〜100nmであり、前記コア樹脂100質量部に対する、前記金属酸化物および前記金属窒化物の合計量が0.05質量部〜1.0質量部である、[2]に記載の粉末材料。
[4]前記金属酸化物が酸化チタンである、[1]〜[3]のいずれかに記載の粉末材料。
[5]前記シェル樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TS(65)は、前記コア樹脂材料の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TC(65)より高い、[1]〜[4]のいずれかに記載の粉末材料。
[6]前記シェル樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TS(65)と、前記コア樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TC(65)との差が、5℃以上70℃以下である、[5]に記載の粉末材料。
[7]前記[1]〜[6]のいずれかに記載の粉末材料からなる薄層を形成する薄層形成工程と、前記粉末材料を予備加熱する予備加熱工程と、予備加熱された前記粉末材料からなる前記薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合した造形物層を形成するレーザ光照射工程と、を含み、前記薄層形成工程、前記予備加熱工程、および前記レーザ光照射工程を複数回繰り返し、前記造形物層を積層することで立体造形物を形成する、立体造形物の製造方法。
[8]造形ステージと、前記[1]〜[6]のいずれかに記載の粉末材料の薄層を前記造形ステージ上に形成する薄層形成部と、前記粉末材料を予備加熱する予備加熱部と、予備加熱された前記粉末材料からなる前記薄層にレーザを照射して、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合してなる造形物層を形成するレーザ照射部と、前記造形ステージを、その鉛直方向の位置を可変に支持するステージ支持部と、前記薄層形成部、前記予備加熱部、前記レーザ照射部および前記ステージ支持部を制御して、前記造形物層を繰り返し形成させて積層させる制御部と、を備える、立体造形装置。
本実施形態の粉末材料は、粉末床溶融結合法による立体造形物の製造に用いられる。より具体的には、被覆粒子を含む粉末材料の予備加熱、および前記薄層への選択的なレーザ光照射を繰返し、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合した造形物層を複数層積層して立体造形物を製造する方法に使用される。
被覆粒子は、コア樹脂、およびこれをシェル樹脂が被覆する構造(以下、当該構造を「コアシェル構造」とも称する)を有する。また、コア樹脂およびシェル樹脂の間には、金属酸化物および/または金属窒化物が局在している。本明細書において、コアシェル構造とは、コア樹脂から基本的に構成されるコア粒子の表面のうち、シェル樹脂によって被覆されている部分の面積の割合が90%以上であることを意味する。なお、コア樹脂およびシェル樹脂の間には、金属酸化物および/または金属窒化物が局在しているが、コアシェル構造の確認の際には、金属酸化物および/または金属窒化物は、コア粒子の一部として取り扱う。実用上は、多数の被覆粒子の断面を透過電子顕微鏡(TEM)で撮像し、任意に選択した10個の被覆粒子について、コア粒子の表面積に対する、シェル樹脂の被覆面積の割合を算出する。そして、それらの平均値が90%以上であれば、それらの被覆粒子がコアシェル構造を有するものとみなす。
コア樹脂およびシェル樹脂いずれか一方のみを溶解する溶剤で、被覆粒子を構成するコア樹脂またはシェル樹脂を分離および抽出し、乾燥させて粉末状にする。加圧成型機(エヌピーエーシステム株式会社製、NT−100H)を用いて、得られた粉末を常温で30kNに1分間加圧して、直径約8mm、高さ約2mmの円柱状試料に成型する。
上記装置が有するパラレルプレートの温度を150℃に温調して、上記調製した円柱状の試料を加熱溶融させた後、axial forceが10(g重)を超えないように垂直方向に荷重をかけて、パラレルプレートに上記試料を固着させる。この状態でパラレルプレートおよび該円柱状試料を測定開始温度250℃まで加熱し、徐冷しながら粘弾性データを測定する。測定されたデータは、Microsoft社製Windows7(「Windows」は同社の登録商標)を搭載したコンピュータに転送し、上記コンピュータ上で動作する制御、データ収集および解析ソフト(TRIOS)を通じてデータ転送し、所望の温度における貯蔵弾性率G’(Pa)の値を読み取る。
測定周波数 :6.28ラジアン/秒
測定歪みの設定 :初期値を0.1%に設定し、自動測定モードにて測定を行う。
試料の伸長補正 :自動測定モードにて調整する。
測定温度 :250℃から100℃まで毎分5℃の割合で徐冷する。
測定間隔 :1℃ごとに粘弾性データを測定する。
円形度=(粒子像と同じ投影面積を持つ円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
また平均円形度は、各粒子の円形度を足し合わせ、測定した全粒子数で割った算術平均値である。
前述のように、粉末材料は、上記被覆粒子以外の成分を含んでいてもよく、その例には、レーザ吸収剤や、フローエージェント等が含まれる。
レーザの光エネルギーをより効率的に熱エネルギーに変換する観点から、粉末材料は、レーザ吸収剤をさらに含んでもよい。レーザ吸収剤は、使用する波長のレーザを吸収して熱を発する材料であればよい。このようなレーザ吸収剤の例には、カーボン粉末、ナイロン樹脂粉末、顔料、および染料が含まれる。これらのレーザ吸収剤は、一種類のみ用いても、二種類を組み合わせて用いてもよい。
粉末材料の流動性を向上させ、立体造形物の製造時における粉末材料の取り扱いを容易にする観点から、粉末材料は、フローエージェントをさらに含んでもよい。フローエージェントは、摩擦係数が小さく、自己潤滑性を有する材料であればよい。このようなフローエージェントの例には、二酸化ケイ素および窒化ホウ素が含まれる。これらのフローエージェントは、一種類のみ用いても、二種類を組み合わせて用いてもよい。
上記粉末材料の製造方法は、特に制限されず、公知の方法で製造することができる。例えば、粉末材料が、前述の被覆粒子のみ含む場合には、当該被覆粒子をそのまま粉末材料として用いることができる。一方、粉末材料が被覆粒子と、その他の材料とを含む場合、粉末状にしたその他の材料と、被覆粒子とを撹拌混合して製造することができる。以下、被覆粒子の調製方法について説明する。
前述の被覆粒子の調製方法を以下、説明する。
被覆粒子は、コア樹脂からなる粒子を準備する工程と、当該コア樹脂からなる粒子の表面に金属酸化物および/または金属窒化物を付着させる工程と、当該金属酸化物および/または金属窒化物を覆うようにシェル樹脂を付着させる工程と、を行うことで調製することができる。
次に、前述の粉末材料を用いて立体造形物を製造する方法を説明する。本実施形態の立体造形物の製造方法では、前記粉末材料を用いるほかは、通常の粉末床溶融結合法と同様に行うことができる。具体的には、(1)前述の粉末材料からなる薄層を形成する薄層形成工程と、(2)粉末材料を予備加熱する予備加熱工程と、(3)予備加熱された粉末材料からなる薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記粉末材料に含まれる被覆粒子どうしが溶融結合した造形物層を形成するレーザ光照射工程と、を含む方法とすることができる。そして工程(1)〜工程(3)を複数回繰り返し、造形物層を積層することで、立体造形物を製造することができる。なお、工程(1)および工程(2)は、いずれを先に行ってもよい。
本工程では、前記粉末材料の薄層を形成する。たとえば、粉末供給部から供給された前記粉末材料を、リコータによって造形ステージ上に平らに敷き詰める。薄層は、造形ステージ上に直接形成してもよいし、すでに敷き詰められている粉末材料またはすでに形成されている造形物層の上に接するように形成してもよい。
本工程では、粉末材料を予備加熱する。前述のように、工程(1)および工程(2)は、いずれを先に行ってもよい。例えば、粉末材料を予備加熱してから薄層を形成してもよく、薄層を形成してから粉末材料の予備加熱を行ってもよい。
本工程では、予備加熱された粉末材料からなる薄層のうち、造形物層を形成すべき位置にレーザ光を選択的に照射し、照射された位置の被覆粒子の少なくとも一部どうし(少なくともコア樹脂どうし)を溶融結合させる。溶融した被覆粒子(コア樹脂)は、隣接する被覆粒子(コア樹脂)と溶融し合って溶融結合体を形成し、造形物層となる。このとき、レーザ光のエネルギーを受け取った被覆粒子は、すでに形成された造形物層とも溶融結合するため、隣り合う層間の接着も生じる。
レーザ光のビーム径は、製造しようとする立体造形物の精度に応じて適宜設定することができる。
立体造形物の製造の際には、上述の工程(1)〜工程(3)を、任意の回数繰り返す。これにより、造形物層が積層されて、所望の立体造形物が得られることとなる。
なお、溶融結合中の被覆粒子の酸化等によって、立体造形物の強度が低下することを防ぐ観点からは、少なくとも工程(3)は減圧下または不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。減圧するときの圧力は10−2Pa以下であることが好ましく、10−3Pa以下であることがより好ましい。本実施形態で使用することができる不活性ガスの例には、窒素ガスおよび希ガスが含まれる。これらの不活性ガスのうち、入手の容易さの観点からは、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガスが好ましい。製造工程を簡略化する観点からは、工程(1)〜工程(3)のすべてを減圧下または不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。
上記立体造形物の製造方法に使用可能な立体造形装置について説明する。本実施形態に用いることが可能な立体造形装置は、公知の立体造形装置と同様の構成とすることができる。具体的には、本実施形態に係る立体造形装置200は、図2の概略側面図に示すように、開口内に位置する造形ステージ210、粉末材料からなる薄層を形成するための薄層形成部220、粉末材料を予備加熱するための予備加熱部230、薄層にレーザ光を照射するためのレーザ照射部240、鉛直方向の位置を可変に造形ステージ210を支持するステージ支持部250、および上記各部を支持するベース290を備える。
操作部275は、たとえばキーボードやマウスなどのポインティングデバイスを含むものとすることができ、テンキー、実行キー、スタートキー等の各種操作キーを備えてもよい。
1−1.原料の準備
コア樹脂およびシェル樹脂、および金属酸化物または金属窒化物として、以下の表1に記載の材料を準備した。なお、コア樹脂およびシェル樹脂について、市販の樹脂の平均粒子径が表1に記載の数値より大きいときは、湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置(シンパティック(SYMPATEC)社製、ヘロス(HELOS))で測定した平均粒子径が表1に記載の値になるまで、市販の樹脂粒子を機械的粉砕法で粉砕した。
(1)粉末材料3の調製
2500gのPA12粒子、及び5gのチタニア1をFMミキサ(日本コークス工業株式会社製 FM10C/I)に投入し、25℃温調下、羽根先端周速35m/sにて、10min混合し、PA12粒子表面にチタニア1が付着した粒子を作成した。その後、前記粒子950gを転動流動コーティング装置(株式会社パウレック製 MP−10)に投入し、給気温度50℃、層内静圧1.8kPa、排気静圧2.1kPa、ローター回転数400rpmの条件にて流動状態とした。その後、別途用意した50gのポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学株式会社製 FPC−0220)をテトラヒドロフラン(THF)1000質量部に溶解させた溶液を、4g/minの速度でスプレーノズルより層内に投入し、全量スプレーノズルより溶液を噴霧することで、被覆粒子を含む粉末材料3を得た。
ポリアミド12粒子にチタニア1を付着させなかった以外は、粉末材料3と同様に調製した。
表2に示すように、コア樹脂、シェル樹脂、および金属酸化物または金属窒化物を組み合わせた以外は、粉末材料3と同様に、粉末材料4〜21を調製した。得られた粉末材料4〜21について、粉末材料3と同様の方法で確認したところ、シェル樹脂とコア樹脂との間に、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、または窒化ホウ素がそれぞれ局在していた。
ポリアミド12粒子をそのまま粉末材料1とした。
上記粉末材料から得られる立体造形物について、以下のように評価を行った。結果を表3に示す。
(1)立体造形物の作製
粉末材料1〜21をホットプレート上に設置した造形ステージ上に敷き詰めて厚さ0.1mmの薄層を形成し、ホットプレートの温度を調整することで、表3に記載の予備加熱温度にそれぞれ加熱した。この薄層に、以下の条件で、YAG波長用ガルバノメータスキャナを搭載した50W CO2レーザからISO 527−2−1BAの試験片形状に準じてレーザ光を照射して、造形物層を作製した。上記工程を10回繰り返し、10層からなる積層された立体造形物をそれぞれ製造した。
[レーザ光の出射条件]
レーザ出力 :50W
レーザ光の波長 :10μm
ビーム径 :薄層表面で170μm
[レーザ光の走査条件]
走査速度 :2000mm/sec
ライン数 :1ライン
[周囲雰囲気]
温度 :予備加熱温度
ガス :窒素(N2) 100%
上記で作製した立体造形物について、寸法誤差をミツトヨ社製デジマチックハイトゲージHD−AXを用いて、試験片の長手方向の長さを測定した。当該寸法誤差を以下の基準で評価した。
〇:基準長75mmに対して誤差±0.1mm未満
△:基準長75mmに対して誤差±0.1mm以上〜0.2mm未満
×:基準長75mmに対して誤差±0.3mm以上
上記で作製した立体造形物について、インスロン社製万能試験機 model−5582を用い、引張速度1mm/min、掴み具距離60mm、試験温度23℃の条件にて引張強度を測定した。当該強度比を、以下の基準で評価した。
〇:コア樹脂を用いて作製した射出成型品の引張強度に対して、引張強度が90%以上
△:コア樹脂を用いて作製した射出成型品の引張強度に対して、引張強度が80%以上90%未満
×:コア樹脂を用いて作製した射出成型品の引張強度に対して、引張強度が80%未満
(再利用性)
粉末材料1〜21をそれぞれ1gずつ20ccのガラス製サンプル瓶に計りとり、ホットプレート上に表3に記載の予熱温度にて10分間放置した。放置後、室温まで戻した後、2mmの開口径を有する金属メッシュ篩上に粉末材料を移し、20秒間振動を与えた。篩上に残った粉末材料の重量を計測し、以下の基準で、粉末材料の再利用性を評価した。
◎:篩上に残存した粒子の量が3質量%未満
〇:篩上に残存した粒子の量が3質量%以上7質量%未満
△:篩上に残存した粒子の量が7質量%以上15質量%未満
×:篩上に残存した粒子の量が15質量%以上
101 コア粒子
102 シェル樹脂
200 立体造形装置
210 造形ステージ
220 薄層形成部
221 粉末供給部
222 リコータ駆動部
222a リコータ
230 予備加熱部
231 第1のヒータ
232 第2のヒータ
235 温度測定器
240 レーザ照射部
241 レーザ光源
242 ガルバノミラー駆動部
242a ガルバノミラー
243 レーザ窓
250 ステージ支持部
260 制御部
270 表示部
275 操作部
280 記憶部
290 ベース
285 データ入力部
300 コンピュータ装置
Claims (8)
- 被覆粒子を含む粉末材料の予備加熱、および前記粉末材料の薄層への選択的なレーザ光照射を繰返し、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合した造形物層を複数層積層して立体造形物を製造する方法に使用される粉末材料であって、
前記被覆粒子は、コア樹脂と、前記コア樹脂を被覆するシェル樹脂とを含み、
前記コア樹脂と前記シェル樹脂との間に金属酸化物および金属窒化物の少なくとも一方が局在する、粉末材料。 - 前記金属酸化物または金属窒化物が粒子状である、請求項1に記載の粉末材料。
- 前記粒子状の前記金属酸化物または前記金属窒化物の平均粒子径が5nm〜100nmであり、
前記コア樹脂100質量部に対する、前記金属酸化物および前記金属窒化物の合計量が0.05質量部〜1.0質量部である、請求項2に記載の粉末材料。 - 前記金属酸化物が酸化チタンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の粉末材料。
- 前記シェル樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TS(65)は、前記コア樹脂材料の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TC(65)より高い、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の粉末材料。 - 前記シェル樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TS(65)と、前記コア樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TC(65)との差が、5℃以上70℃以下である、請求項5に記載の粉末材料。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の粉末材料からなる薄層を形成する薄層形成工程と、
前記粉末材料を予備加熱する予備加熱工程と、
予備加熱された前記粉末材料からなる前記薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合した造形物層を形成するレーザ光照射工程と、
を含み、
前記薄層形成工程、前記予備加熱工程、および前記レーザ光照射工程を複数回繰り返し、前記造形物層を積層することで立体造形物を形成する、
立体造形物の製造方法。 - 造形ステージと、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の粉末材料の薄層を前記造形ステージ上に形成する薄層形成部と、
前記粉末材料を予備加熱する予備加熱部と、
予備加熱された前記粉末材料からなる前記薄層にレーザを照射して、前記被覆粒子の少なくとも一部どうしが溶融結合してなる造形物層を形成するレーザ照射部と、
前記造形ステージを、その鉛直方向の位置を可変に支持するステージ支持部と、
前記薄層形成部、前記予備加熱部、前記レーザ照射部および前記ステージ支持部を制御して、前記造形物層を繰り返し形成させて積層させる制御部と、
を備える、立体造形装置。
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