JP6866602B2 - 粉末材料、立体造形物の製造方法 - Google Patents
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[1]樹脂粒子を含む粉末材料の薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記樹脂粒子が焼結または溶融結合してなる造形物層を形成し、前記造形物層を積層することによる立体造形物の製造に使用される粉末材料であって、前記樹脂粒子は、ポリアミド樹脂を主成分とするコア部と、カルボニル基を有する熱可塑性樹脂を主成分とするシェル部と、を有するコアシェル型の粒子であり、粉末材料中の前記熱可塑性樹脂の含有量は、粉末材料中の前記ポリアミド樹脂の全質量に対して1.0質量%以上30質量%以下である、粉末材料。
[2]前記熱可塑性樹脂は、多価カルボン酸に由来する構成単位と多価アルコールに由来する構成単位とを有するポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ乳酸樹脂、およびポリアリレート樹脂からなる群から選択される1または複数の樹脂を含む、[1]に記載の粉末材料。
[3]前記樹脂粒子が含有する前記ポリアミド樹脂は、末端アミノ基濃度が10μeq/g以上100μeq/g以下である、[1]または[2]に記載の粉末材料。
[4]前記熱可塑性樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TS(6.5)は、前記ポリアミド樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TC(6.5)よりも高い、[1]〜[3]のいずれかに記載の粉末材料。
[5]前記樹脂粒子の体積平均粒子径は1μm以上100μm以下である、[1]〜[4]のいずれかに記載の粉末材料。
[6][1]〜[5]のいずれかに記載の粉末材料の薄層を形成する工程と、前記形成された薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記粉末材料に含まれる樹脂粒子が焼結または溶融結合してなる造形物層を形成する工程と、前記薄層を形成する工程と、前記造形物層を形成する工程と、をこの順に複数回繰り返し、前記造形物層を積層する工程と、を含む立体造形物の製造方法。
本実施形態は、樹脂粒子を含む粉末材料の薄層にレーザ光を選択的に照射して、上記樹脂粒子が溶融結合してなる造形物層を形成し、上記造形物層を積層することによる立体造形物の製造に使用される粉末材料(以下、単に「粉末材料」ともいう。)に係る。上記樹脂粒子は、ポリアミド樹脂を主成分とするコア部と反応性樹脂を主成分とするシェル部とを有するコアシェル型の粒子である。また、粉末材料中の上記反応性樹脂の含有量は、粉末材料中の上記ポリアミド樹脂の全質量に対して1.0質量%以上30質量%以下である。上記粉末材料は、レーザ照射による溶融結合および薄層を形成するときの樹脂粒子の密な充填を顕著に妨げず、立体造形物の精度を顕著に低下させない範囲において、レーザ吸収剤やフローエージェントなどの、樹脂粒子以外の材料をさらに含んでもよい。
上記樹脂粒子は、ポリアミド樹脂を主成分とするコア部と反応性樹脂を主成分とするシェル部とを有するコアシェル型の粒子である。
上記ポリアミド樹脂は、主鎖を構成する構成単位がアミド結合で結合されたポリマーであればよい。樹脂粒子は、一種類のポリアミド樹脂のみを含んでもよいし、二種類以上のポリアミド樹脂を組み合わせて含んでもよい。また、粉末材料は、構成するポリアミド樹脂が同一である単種類の樹脂粒子のみを含んでいてよいし、構成するポリアミド樹脂の種類が異なる二種類以上の樹脂粒子を組み合わせて含んでもよい。
上記反応性樹脂は、反応性官能基を有する樹脂であればよい。樹脂粒子は、一種類の反応性樹脂のみを含んでもよいし、二種類以上の反応性樹脂を組み合わせて含んでもよい。また、粉末材料は、構成する反応性樹脂が同一である単種類の樹脂粒子のみを含んでいてよいし、構成する反応性樹脂の種類が異なる二種類以上の樹脂粒子を組み合わせて含んでもよい。
ポリアミド樹脂および反応性樹脂は、任意の組み合わせとすることができる。
コア部を構成するポリアミド樹脂およびシェル部を構成する反応性樹脂のいずれか一方のみを溶解する溶剤で、樹脂粒子を構成するポリアミド樹脂または反応性樹脂を分離および抽出し、乾燥させて粉末状にする。加圧成型機(エヌピーエーシステム株式会社製、NT−100H)を用いて、得られた粉末を常温で30kNに1分間加圧して、直径約8mm、高さ約2mmの円柱状の試料に成型する。
上記装置が有するパラレルプレートの温度を150℃に温調して、上記成型した円柱状の試料を加熱溶融させた後、axial forceが10(g重)を超えないように垂直方向に荷重をかけて、パラレルプレートに上記試料を固着させる。この状態でパラレルプレートおよび該円柱状試料を測定開始温度250℃まで加熱し、徐冷しながら粘弾性データを測定する。測定されたデータは、Microsoft社製Windows7(「Windows」は同社の登録商標)を搭載したコンピュータに転送し、上記コンピュータ上で動作する制御、データ収集および解析ソフト(TRIOS)を通じてデータ転送し、各温度における貯蔵弾性率G’(Pa)の値を読み取る。
測定周波数 :6.28ラジアン/秒。
測定歪みの設定 :初期値を0.1%に設定し、自動測定モードにて測定を行う。
試料の伸長補正 :自動測定モードにて調整する。
測定温度 :250℃から100℃まで毎分5℃の割合で徐冷する。
測定間隔 :1℃ごとに粘弾性データを測定する。
粉末材料中の上記反応性樹脂の含有量は、粉末材料中の前記ポリアミド樹脂の全質量に対して1.0質量%以上30質量%以下である。上記含有量が上記範囲であると、粉末材料から製造する立体造形物の耐衝撃性を、ポリアミド樹脂のみからなる立体造形物の耐衝撃性よりも高めることができる。立体造形物の耐衝撃性をより高める観点からは、粉末材料中の上記反応性樹脂の含有量は、粉末材料中の前記ポリアミド樹脂の全質量に対して1.5質量%以上20質量%以下であることが好ましく、2.0質量%以上15質量%以下であることがより好ましく、3.0質量%以上15質量%以下であることがさらに好ましい。
樹脂粒子は、上記ポリアミド樹脂を主成分とするコア部の表面のうち少なくとも一部を上記反応性樹脂を主成分とするシェル部で被覆したコアシェル型の粒子である。
1−2−1.レーザ吸収剤
レーザの光エネルギーをより効率的に熱エネルギーに変換する観点から、粉末材料は、レーザ吸収剤をさらに含んでもよい。レーザ吸収剤は、使用する波長のレーザを吸収して熱を発する材料であればよい。このようなレーザ吸収剤の例には、カーボン粉末、ナイロン樹脂粉末、顔料および染料が含まれる。これらのレーザ吸収剤は、一種類のみ用いても、二種類を組み合わせて用いてもよい。
粉末材料の流動性をより向上させ、立体造形物の製造時における粉末材料の取り扱いを容易にする観点から、粉末材料は、フローエージェントをさらに含んでもよい。フローエージェントは、摩擦係数が小さく、自己潤滑性を有する材料であればよい。このようなフローエージェントの例には、二酸化ケイ素および窒化ホウ素が含まれる。これらのフローエージェントは、一種類のみ用いても、二種類を組み合わせて用いてもよい。上記粉末材料は、フローエージェントによって流動性が高まっても、樹脂粒子が帯電しにくく、薄膜を形成するときに樹脂粒子をさらに密に充填させることができる。
前記粉末材料は、前記樹脂粒子を製造し、必要に応じて樹脂粒子以外の材料と撹拌および混合して、製造することができる。
本実施形態は、前記粉末材料を用いる、立体造形物の製造方法に係る。本実施形態に係る方法は、前記粉末材料を用いるほかは、通常の粉末床溶融結合法と同様に行い得る。具体的には、本実施形態に係る方法は、(1)上記粉末材料の薄層を形成する工程と、(2)予備加熱された薄層にレーザ光を選択的に照射して、上記粉末材料に含まれる樹脂粒子が溶融結合してなる造形物層を形成する工程と、(3)工程(1)および工程(2)をこの順に複数回繰り返し、上記造形物層を積層する工程、とを含む。工程(2)により、立体造形物を構成する造形物層のひとつが形成され、さらに工程(3)で工程(1)および工程(2)を繰り返し行うことで、立体造形物の次の層が積層されていき、最終的な立体造形物が製造される。本実施形態に係る製造方法は、(4)形成された粉末材料の薄層を予備加熱する工程を、少なくとも工程(2)よりも以前にさらに含んでいてもよい。
本工程では、上記粉末材料の薄層を形成する。 たとえば、粉末供給部から供給された上記粉末材料を、リコータによって造形ステージ上に平らに敷き詰める。薄層は、造形ステージ上に直接形成してもよいし、すでに敷き詰められている粉末材料またはすでに形成されている造形物層の上に接するように形成してもよい。
本工程では、形成された薄層のうち、造形物層を形成すべき位置にレーザを選択的に照射し、照射された位置の樹脂粒子を溶融結合させる。これにより、隣接する樹脂粒子が溶融し合って溶融結合体を形成し、造形物層となる。このとき、レーザのエネルギーを受け取った樹脂粒子は、すでに形成された層とも溶融結合するため、隣り合う層間の接着も生じる。
本工程では、工程(1)および工程(2)を繰り返して、工程(2)によって形成される造形物層を積層する。造形物層を積層していくことで、所望の立体造形物が製造される。
本工程では、工程(2)よりも以前に、粉末材料による薄層を予備加熱する。たとえば、ヒータ等により、薄層の表面の温度(待機温度)をポリアミド樹脂の融点よりも15℃以下、好ましくは5℃以下に加熱することができる。
溶融結合中の樹脂粒子の酸化等による、立体造形物の強度の低下を防ぐ観点からは、少なくとも工程(2)は減圧下または不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。減圧するときの圧力は10−2Pa以下であることが好ましく、10−3Pa以下であることがより好ましい。本実施形態で使用することができる不活性ガスの例には、窒素ガスおよび希ガスが含まれる。これらの不活性ガスのうち、入手の容易さの観点からは、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガスが好ましい。製造工程を簡略化する観点からは、工程(1)〜工程(3)のすべて(工程(4)を含むときは、工程(1)〜工程(4)のすべて)を減圧下または不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。
本実施形態は、上記粉末材料を用いて、立体造形物を製造する装置に係る。本実施形態に係る装置は、上記粉末材料を用いるほかは、粉末床溶融結合法による立体造形物の製造を行う公知の装置と同様の構成とし得る。具体的には、本実施形態に係る立体造形装置100は、その構成を概略的に示す側面図である図1に記載のように、開口内に位置する造形ステージ110、樹脂粒子を含む粉末材料の薄膜を上記造形ステージ上に形成する薄膜形成部120、薄膜にレーザを照射して、上記樹脂粒子が溶融結合してなる造形物層を形成するレーザ照射部130、および鉛直方向の位置を可変に造形ステージ110を支持するステージ支持部140、上記各部を支持するベース145を備える。
制御部150は、データ入力部190がコンピュータ装置200から取得した立体造形データを、造形材層の積層方向について薄く切った複数のスライスデータに変換する。その後、制御部150は、立体造形装置100における以下の動作の制御を行う。
以下の手順で、樹脂粒子を含む粉末材料を作製した。
100質量部のトルエンに、1質量部のポリカーボネート(三菱ガス化学株式会社製、PCZ‐200)および2質量部の乳化剤(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスター CRS−75)を溶解させ、さらに10質量部のナイロン12(アルケマ社製、ORGASOL 2003) を分散させて、第1の樹脂分散液を得た。第1の樹脂分散液を、200質量部の水に10質量部の非イオン性界面活性剤(花王株式会社製、エマノーンC−25(「エマノーン」は同社の登録商標))を溶解させた液体中に注入して、10分の超音波処理を行い、第2の樹脂分散液を得た。第2の樹脂分散液をエバポレーターに投入して、減圧してトルエンを除去し、樹脂分散溶液を得た。その後、得られた樹脂分散溶液を減圧濾過し、ナイロン12がポリカーボネートで被覆されたコアシェル型の樹脂粒子からなる粉末材料1を得た。
100質量部のトルエンに、0.5質量部のポリカーボネート(三菱ガス化学株式会社製、PCZ‐200)および2質量部の乳化剤(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスター CRS−75)を溶解させ、さらに10質量部のナイロン12(アルケマ社製、ORGASOL 2003) を分散させて、第1の樹脂分散液を得た。第1の樹脂分散液を、200質量部の水に10質量部の非イオン性界面活性剤(花王株式会社製、エマノーンC−25)を溶解させた液体中に注入して、10分の超音波処理を行い、第2の樹脂分散液を得た。第2の樹脂分散液をエバポレーターに投入して、減圧してトルエンを除去し、樹脂分散溶液を得た。その後、得られた樹脂分散溶液を減圧濾過し、ナイロン12がポリカーボネートで被覆されたコアシェル型の樹脂粒子からなる粉末材料2を得た。
ナイロン6(東レ株式会社製、アミランCM1001(ガラスファイバーでの強化なし(以下のアミランCM1001も同様)、「アミラン」は同社の登録商標)を機械的粉砕法で平均粒子径50μmに粉砕し、粒子状のナイロン6を得た。
ナイロン12(アルケマ社製、ORGASOL 2003)をそのまま用いて、粉末材料4とした。
ナイロン6(東レ株式会社製、アミランCM1001)を機械的粉砕法で平均粒子径50μmに粉砕し、得られたナイロン6を含む粒子を、粉末材料5とした。
100質量部のナイロン12(アルケマ社製、ORGASOL 2003)を機械的粉砕法で平均粒子径42μmに粉砕した粒子と、10質量部のポリカーボネート(住化スタイロンポリカーボネート株式会社製、カリバー301−4(「カリバー」はトリンセオ社の登録商標))を混合して機械的粉砕法で平均粒子径50μmに粉砕した粒子との混合物を、粉末材料6とした。
100質量部のナイロン6(東レ株式会社製、アミランCM1001)を機械的粉砕法で平均粒子径50μmに粉砕した粒子と、5質量部の特開平9−136946号公報に記載される手順に準じて合成したポリアリレートを機械的粉砕法で平均粒子径50μmに粉砕した粒子との混合物を、粉末材料7とした。
100質量部のトルエンに、3.5質量部のポリカーボネート(三菱ガス化学株式会社製、PCZ‐200)および2質量部の乳化剤(阪本薬品工業株式会社製、SYグリスター CRS−75)を溶解させ、さらに10質量部のナイロン12(アルケマ社製、ORGASOL 2003) を分散させて、第1の樹脂分散液を得た。第1の樹脂分散液を、200質量部の水に10質量部の非イオン性界面活性剤(花王株式会社製、エマノーンC−25)を溶解させた液体中に注入して、10分の超音波処理を行い、第2の樹脂分散液を得た。第2の樹脂分散液をエバポレーターに投入して、減圧してトルエンを除去し、樹脂分散溶液を得た。その後、得られた樹脂分散溶液を減圧濾過し、ナイロン12がポリカーボネートで被覆されたコアシェル型の樹脂粒子からなる粉末材料8を得た。
2−1.カルボニル基量の変化
粉末材料1〜8の赤外吸収スペクトル(IRスペクトル)を、フーリエ変換赤外分光光度計(Thermo Fisher Scientific社製 Nicolet380)を用いて、全反射 (attenuated total reflection:ATR) 法で測定した。赤外透過プリズムにはGeを用い、入射角は60°とし、反射回数は1回とした。
レーザ出力 :20W
レーザの波長 :1.07μm
ビーム径 :薄層表面で170μm
走査速度 :3.0mm/sec
走査間隔 :0.2mm
温度 :常温
ガス :アルゴン(Ar) 100%
上記「カルボニル基量の変化」と同様の作製条件で、粉末材料1〜8から、JIS K 7181−2に記載の1A形の形状を有する試験片1〜8を作製した。JIS K 7181−2に準じてこの試験片1〜8の引張強さをそれぞれ求めた。
上記「カルボニル基量の変化」と同様の作製条件で作製した造形物1〜8を目視で観察し、造形物に樹脂粒子の大きさ(約0.1mm)より大きい欠損(造形物が形成されず、空隙となった部分)があるかを確認した。上記欠損の数が1個以上10個以下であるときは、造形物の欠損を「○」と評価し、上記欠損の数が11個以上であるときは、造形物の欠損を「×」と評価した。
110 造形ステージ
120 薄膜形成部
121 粉末供給部
122 リコータ駆動部
122a リコータ
130 レーザ照射部
131 レーザ光源
132 ガルバノミラー駆動部
132a ガルバノミラー
140 ステージ支持部
145 ベース
150 制御部
160 表示部
170 操作部
180 記憶部
190 データ入力部
200 コンピュータ装置
Claims (6)
- 樹脂粒子を含む粉末材料の薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記樹脂粒子が焼結または溶融結合してなる造形物層を形成し、前記造形物層を積層することによる立体造形物の製造に使用される粉末材料であって、
前記樹脂粒子は、ポリアミド樹脂を主成分とするコア部と、カルボニル基を有する熱可塑性樹脂を主成分とするシェル部と、を有するコアシェル型の粒子であり、
粉末材料中の前記熱可塑性樹脂の含有量は、粉末材料中の前記ポリアミド樹脂の全質量に対して1.0質量%以上30質量%以下である、
粉末材料。 - 前記熱可塑性樹脂は、多価カルボン酸に由来する構成単位と多価アルコールに由来する構成単位とを有するポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ乳酸樹脂、およびポリアリレート樹脂からなる群から選択される1または複数の樹脂を含む、請求項1に記載の粉末材料。
- 前記樹脂粒子が含有する前記ポリアミド樹脂は、末端アミノ基濃度が10μeq/g以上100μeq/g以下である、請求項1または2に記載の粉末材料。
- 前記熱可塑性樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TS(6.5)は、前記ポリアミド樹脂の貯蔵弾性率G’が106.5Paになる温度TC(6.5)よりも高い、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉末材料。
- 前記樹脂粒子の体積平均粒子径は1μm以上100μm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉末材料。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の粉末材料の薄層を形成する工程と、
前記形成された薄層にレーザ光を選択的に照射して、前記粉末材料に含まれる樹脂粒子が焼結または溶融結合してなる造形物層を形成する工程と、
前記薄層を形成する工程と、前記造形物層を形成する工程と、をこの順に複数回繰り返し、前記造形物層を積層する工程と、
を含む立体造形物の製造方法。
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