JP2018113775A - 回転電機ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機ロータにおける、ロータコアの磁石孔に磁石が挿入された構成において、エンドプレートに非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石の磁束漏れの抑制と、磁石及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることである。【解決手段】回転電機ロータ10は、軸方向に伸びる磁石孔14が形成された磁性材製のロータコア12と、磁石孔14に挿入された磁石16と、磁石孔14の磁石16との間隙の少なくとも一部に配置され軸方向に伸びる樹脂部と、ロータコア12の軸方向端面に対向して配置されたエンドプレート30とを含む。エンドプレート30は、磁石16の軸方向端面及び樹脂部の軸方向端面を覆う磁性材製の部材であり、かつ、磁石16に対向する部分に、第1ピン孔32等の少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータコアと、ロータコアの磁石孔に挿入された磁石と、エンドプレートとを備える回転電機ロータに関する。
従来から回転電機を構成する回転電機ロータにおいて、ロータコアの磁石孔に磁石を挿入しロータコアに磁石を固定した構成が知られている。
特許文献1には、複数の電磁鋼板を積層することによりロータコアを形成し、そのロータコアの複数位置に形成した軸方向の孔(磁石孔)に永久磁石である磁石を挿入した構成が記載されている。上記の構成では、ロータコアの軸方向両端にエンドプレートを配置している。エンドプレートは、ロータコアからの磁石の軸方向への飛び出しを防止する機能を有する。エンドプレートは、アルミニウム、アルミ合金等の非磁性材料から形成される。特許文献1には、エンドプレートを非磁性材料から形成することにより、磁石の軸方向端部における磁束の漏れを有効に抑制できることが記載されている。
特開2013−55775号公報
特許文献1に記載された構成のように、エンドプレートに非磁性材料を用いる場合には、エンドプレートを磁性材料により形成する場合に比べてコストが上昇しやすい。一方、エンドプレートを単純に磁性材料により形成する場合には、磁石から出た磁束がステータに向かわずにエンドプレート側に漏れ出る現象である磁束漏れを生じやすい。この磁束漏れが生じると、磁石から出た磁束がエンドプレートを介して短絡する磁束短絡が発生する可能性がある。磁束漏れ及び磁束短絡が発生することは、回転電機のトルクに寄与する磁束が減少し、かつ、損失が増大する原因となるので望ましくない。また、ロータコアの孔に樹脂部によって磁石を固定する場合に、エンドプレートにより、磁石の飛び出しと、樹脂部の割れによる樹脂の飛び出しとを抑制する必要がある。
本発明の回転電機ロータは、ロータコアの磁石孔に磁石が挿入された構成において、エンドプレートに非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石の磁束漏れの抑制と、磁石及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることを目的とする。
本発明の回転電機ロータは、軸方向に伸びる磁石孔が形成された磁性材製のロータコアと、前記磁石孔に挿入された磁石と、前記磁石孔の前記磁石との間隙の少なくとも一部に配置され軸方向に伸びる樹脂部と、前記ロータコアの軸方向端面に対向して配置されたエンドプレートとを備える回転電機ロータであって、前記エンドプレートは、前記磁石の軸方向端面及び前記樹脂部の軸方向端面を覆う磁性材製の部材であり、かつ、前記磁石に対向する部分に少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔が形成された、回転電機ロータである。
本発明によれば、磁性材製のエンドプレートに漏れ磁束抑制孔が形成されることによって、磁石の磁束漏れを抑制できる。また、エンドプレートは、磁石の軸方向端面及び樹脂部の軸方向端面を覆っている。これにより、エンドプレートに非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石の磁束漏れの抑制と、磁石及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることができる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記ロータコアは、複数の第1鋼板を積層することにより形成され、前記エンドプレートは、前記第1鋼板と材料が同じで、かつ厚みが同じである第2鋼板により形成される。
この好ましい構成によれば、エンドプレートと、ロータコアの第1鋼板とを、同じ材料及び同じ厚みの鋼板素材の打ち抜き加工によって形成することができる。これにより、材料費及び工程数の削減により、回転電機ロータの製造コストの低減を図れる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔は、前記エンドプレートにおいて、前記磁石に対向する部分に形成された複数の漏れ磁束抑制孔である。
この好ましい構成によれば、エンドプレートの単位面積に占める漏れ磁束抑制孔の割合を大きくし、かつ、それぞれの漏れ磁束抑制孔を小さくすることにより、漏れ磁束抑制孔の総数を多くすることができる。これにより、磁束漏れの抑制と、磁石の飛び出し抑制とをより高度に両立できる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記エンドプレートは、前記樹脂部に対向する部分に形成された複数の第2漏れ磁束抑制孔を含む。
この好ましい構成によれば、エンドプレートの単位面積に占める第2漏れ磁束抑制孔の割合を大きくし、それぞれの第2漏れ磁束抑制孔を小さくすることにより、第2漏れ磁束抑制孔の総数を多くすることができる。これにより、エンドプレートのうち、樹脂部に対向する部分を流れる漏れ磁束の抑制と、樹脂部の割れによる樹脂の飛び出しの抑制とを両立できる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記複数の第2漏れ磁束抑制孔のそれぞれの最大内側長さは、前記複数の漏れ磁束抑制孔のそれぞれの最大内側長さより小さい。
この好ましい構成によれば、樹脂部の割れによる樹脂の飛び出しの抑制を図れるとともに、漏れ磁束抑制孔の孔加工用パンチの数を抑制し、かつ、磁束漏れを抑制できる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記エンドプレートにおいて、隣り合う前記漏れ磁束抑制孔の間隔は、隣り合う前記第2漏れ磁束抑制孔の間隔より大きい。
この好ましい構成によれば、エンドプレートのうち、磁石に押される可能性がある、磁石に対向する部分で強度を高くできるとともに、高い強度を必要としない樹脂部に対向する部分で磁束漏れの抑制効果を高くできる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記複数の漏れ磁束抑制孔のそれぞれは円形のピン孔であり、前記複数のピン孔は、前記エンドプレートにおいて前記磁石に対向する長方形領域において、長手方向に直線上に並んで1つのピン孔組を形成し、複数の前記ピン孔組が複数列に配置され、互いに隣り合う前記ピン孔組の間で前記長手方向に沿う前記ピン孔の位置がずれている。
この好ましい構成によれば、ピン孔それぞれを小さくしやすくし、かつ、隣り合うピン孔組間でのピン孔の間隔を小さくできる。これにより、ピン孔を打ち抜き加工で形成した場合に、ピン孔間の磁気特性を低下させやすい。また、エンドプレートにおいて、複数のピン孔の間を通る漏れ磁束の経路が非直線状になることで、経路長を大きくできる。このため、エンドプレートを介した磁束短絡の発生を抑制できるので、回転電機のトルク低下及び損失増大を抑制できる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、複数の前記磁石は、2つの前記磁石を1組として、複数組のそれぞれで前記2つの磁石が半径方向外側に向かって間隔が広がるようにV字形に対向した状態で2つの前記磁石孔に挿入されて配置されることにより1つの磁極を構成しており、前記ロータコアは、前記1組の前記磁石に対応して前記2つの磁石孔の周方向端部の間に形成された幅小磁束通路である中間ブリッジと、前記1組の前記磁石に対応して前記2つの磁石孔のそれぞれの半径方向外側端部と前記ロータコアの外周面との間に形成された幅小磁束通路である2つの外周ブリッジとを含み、前記エンドプレートは、前記中間ブリッジ及び前記2つの外周ブリッジの少なくとも1つのブリッジに対向する部分に形成された第3漏れ磁束抑制孔とを含む。
この好ましい構成によれば、V字形に配置された2つの磁石により1つの磁極を形成する構成において、前記エンドプレートが、前記第1漏れ磁束抑制孔及び前記第2漏れ磁束抑制孔を備えることと相まって、磁束短絡を効率的に抑制できる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記第3漏れ磁束抑制孔は、前記中間ブリッジ及び前記2つの外周ブリッジに対向する部分のそれぞれに形成されている。
この好ましい構成によれば、磁束短絡をさらに抑制できる。
本発明の回転電機ロータにおいて、好ましくは、前記複数の漏れ磁束抑制孔は、複数の細長のスリットであり、複数の前記スリットは、長手方向に直線上に並んで1つのスリット組を形成し、複数の前記スリット組が複数列に配置され、互いに隣り合う前記スリット組における前記スリットの長手方向の位置がずれていることにより、それぞれの前記スリット組において長手方向に隣り合う前記スリット間に形成される磁束通路が、隣り合う前記スリット組間で前記直線と平行な方向において異なる位置に配置される。
この好ましい構成によれば、漏れ磁束が複数のスリットの間を通るときにその磁束の経路長が大きくなるので、磁束短絡をより効率的に抑制できる。
本発明の回転電機ロータによれば、ロータコアの磁石孔に磁石が挿入された構成において、エンドプレートに非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石の磁束漏れの抑制と、磁石及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることができる。
本発明に係る実施形態の回転電機ロータを含む回転電機の半部断面図(a)と、(a)のA部拡大図(b)である。 図1の回転電機ロータからエンドプレートを取り外してロータコア及び複数の磁石の一部を軸方向一方側から見た図である。 図1の回転電機ロータを構成するエンドプレートの一部を軸方向一方側から見た図である。 図3のB部拡大図である。 本発明に係る実施形態の回転電機ロータの一部を軸方向一方側から見た透視図である。 一般的な電磁鋼板のB−H特性と、実施形態においてピン孔間隔を所定範囲に制限したときの孔間磁束経路における電磁鋼板のB−H特性とを示す図である。 本発明に係る実施形態の別例において、図5に対応する図である。 本発明に係る実施形態の別例において、図5に対応する図である。 本発明に係る実施形態の別例において、回転電機ロータの一部を軸方向一方側から見た図である。 本発明に係る実施形態の別例において、図5に対応する図(a)と、(a)のC部拡大図(b)である。 本発明に係る実施形態の別例において、図5に対応する図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料、及び個数は、説明のための例示であって、回転電機ロータの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1(a)は、実施形態の回転電機ロータ10を含む回転電機100の半部断面図であり、図1(b)は、図1(a)のA部拡大図である。図2は、回転電機ロータ10からエンドプレート30を取り外してロータコア12及び複数の磁石16の一部を軸方向一方側から見た図である。以下では、回転電機ロータ10は、ロータ10と記載する場合がある。
ロータ10は、回転電機100を形成するために用いられる。図1を用いて回転電機100を説明する。回転電機100は、3相交流電流で駆動する永久磁石型同期電動機である。例えば、回転電機100は、ハイブリッド車両を駆動するモータとして、または、発電機として、または、その両方の機能を有するモータジェネレータとして用いられる。
回転電機100は、ステータ110と、ステータ110の半径方向内側に配置されたロータ10と、回転軸115とを備える。ステータ110は、略筒状のステータコア111と、ステータコア111の内周面から突出する複数のティース112に巻回されたステータコイル114とを含んで構成される。ステータ110は、ケース(図示せず)の内側に固定される。
ロータ10は、円筒状の部材であり、使用時には、回転軸115がロータ10の内側に挿入されて固定される。ロータ10は、使用時にケースの内側に配置される。ケースの内側では、ロータ10は、ステータ110の半径方向内側に対向して配置される。この状態で、回転軸115の両端部は、軸受(図示せず)によってケースに対し回転可能に支持される。ロータ10の外周面とステータ110の内周面との間には、半径方向の隙間が形成される。これによって、回転電機が形成される。以下の説明では、「半径方向」は、ロータ10の半径方向である放射方向をいい、「周方向」はロータ10の中心軸を中心とした円形に沿う方向をいう。「軸方向」は、ロータ10の中心軸に沿う方向をいう。
ロータ10は、ロータコア12と、ロータコア12の周方向複数位置に埋め込まれた永久磁石である磁石16と、2つのエンドプレート30とを含んでいる。具体的には、ロータコア12は、磁性材である複数の円板状の第1鋼板13を軸方向に積層することにより形成される。ロータコア12の中心部には軸孔12aが形成され、軸孔12aの周囲には複数の磁石孔14が形成される。軸孔12aの内側には回転軸115が固定される。複数の磁石孔14は、ロータコア12の周方向複数位置において軸方向に伸びるように形成される。磁石孔14には磁石16が挿入されて固定される。そして、ロータコア12の両側に2つのエンドプレート30を配置し、それぞれのエンドプレート30を磁石16と磁石16の固定のための樹脂部18a、18b(図2)とに対向させる。これにより、磁石16及び樹脂部18a、18bの軸方向への飛び出しを抑制できる。また、エンドプレート30の磁石16と対向する部分には、後述の第1ピン孔32(図3)が形成される。これにより、エンドプレート30に非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石16の磁束漏れ抑制と、磁石16及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることができる。これについては後で詳しく説明する。
ロータコア12を構成する第1鋼板13は、円盤形状であり、例えばケイ素電磁鋼板である。第1鋼板13は、例えば厚みが0.5mm以下の薄板の鋼板素材を環状に打ち抜いて形成される。第1鋼板13では、その打ち抜きによって中心部の軸孔要素13aと、その周囲の複数の磁石孔要素13bとが形成される。
複数の第1鋼板13の軸孔要素13aが軸方向に接続されることにより、ロータコア12の軸孔12aが形成される。複数の第1鋼板13の複数の磁石孔要素13bが軸方向に接続されることにより、ロータコア12において、軸方向に伸びる複数の磁石孔14が形成される。
図2に示すように、ロータコア12の複数の磁石孔14は、2つを1組として、各組の磁石孔14は2つが組み合わされて半径方向外側(図2の上側)に向かって開くV字形に形成される。各磁石孔14には磁石16が挿入される。磁石16は、軸方向一方側から見た形状が長方形であり、軸方向に長尺な直方体形状である。また、磁石孔14の周方向中間部における軸方向に長尺な直方体形状の空間は、磁石が挿入される磁石挿入部分である。磁石孔14において、磁石16との間隙の少なくとも一部には軸方向に伸びた樹脂部18a、18bが配置される。具体的には、磁石孔14の磁石挿入部分に磁石16が挿入された直後において、磁石孔14の両端には空隙が形成される。そして、これらの空隙に磁石固定材である樹脂が溶融した状態で注入されて固化されることによって、軸方向に伸びた樹脂部18a、18bが配置される。これらの樹脂部18a、18bによって、ロータコア12に対し磁石16が固定される。図2では、樹脂部18a、18bを砂地で示している。
磁石16の磁化方向は外周側面及び内周側面に対し直交する方向である。ロータ10において、図2に示す部分では、磁石16の外周側面がN極であり、内周側面がS極であるように、磁石16が磁化されている。磁石孔14の空隙に注入された樹脂は、例えば加熱されることにより、磁石孔14内に磁石16が固定される。このとき、ロータコア12が加熱装置(図示せず)で加熱される。溶融状態の樹脂は加熱硬化された後、常温まで冷却されることにより上記の樹脂部18a、18bを形成する。
複数の磁石16は、隣り合う2つの磁石16を1組として、1組の磁石16で1つの磁極17を形成する。具体的には、1組の2つの磁石16は、複数の磁石孔14の配置にしたがって、ロータコア12の半径方向外側に向かって間隔が広がるように略V字形に対向した状態で配置される。これにより、1つの磁極17が構成される。
また、ロータコア12は、1組の磁石16に対応して、1つの中間ブリッジB1と、2つの外周ブリッジB2とが形成される。中間ブリッジB1は、1組の磁石16に対応して、2つの磁石孔14の互いに対向する周方向端部の間に形成された幅小磁束通路である。2つの外周ブリッジB2は、1組の磁石16に対応して、2つの磁石孔14のそれぞれの半径方向外側端部とロータコア12の外周面との間に形成された幅小磁束通路である。
図1に戻って、ロータコア12の軸方向両端面には2つのエンドプレート30が積層されて、2つのエンドプレート30によってロータコア12が挟まれる。エンドプレート30は、回転軸115に締め代を持って嵌合することにより固定するか、またはロータコア12に積層した状態で軸方向にかしめ治具でエンドプレートの軸方向端面を押圧してかしめ部を形成することによりロータコアに固定することができる。これにより、ロータコア12の軸方向両端面には2つのエンドプレート30のそれぞれが対向して配置される。
図3は、エンドプレート30の一部を軸方向一方側から見た図である。図4は、図3のB部拡大図である。図5は、ロータ10の一部を軸方向一方側から見た透視図である。
エンドプレート30は、磁性材製の部材である。具体的には、エンドプレート30は、円盤状の第2鋼板31により形成される。第2鋼板31は、ロータコア12を構成する第1鋼板13と材料が同じで、かつ厚みが同じである。これにより、エンドプレート30と、ロータコア12の第1鋼板13とを、同じ材料及び同じ厚みの鋼板素材の打ち抜き加工によって形成することができる。これにより、材料費及び工程数の削減により、ロータ10の製造コストを低減できる。例えば、1つの鋼板素材に打ち抜き加工を行って同時に第1鋼板13及び第2鋼板31を形成することにより製造コストを低減することもできる。
また、エンドプレート30において、磁石16に対向する部分には、少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔が形成される。本実施形態では、エンドプレート30には、少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔として、複数の第1ピン孔32が、磁石16に対向する部分に形成される。
具体的には、エンドプレート30の周方向複数位置には、V字形孔群34が形成される。V字形孔群34は、ロータコア12のV字形の磁石孔14(図2)の配置位置に沿うように、2つのピン孔群35がV字形に配置されることにより形成される。各ピン孔群35は、長方形領域に複数の微小な円形孔であるピン孔が整列することにより形成される。具体的には、各ピン孔群35は、複数の第1ピン孔32、複数の第2ピン孔36、及び複数の第3ピン孔38を含む。複数の第1ピン孔32は、ピン孔群35の長手方向中間部であって、エンドプレート30において磁石16(図2)に対向する部分(図3の一点鎖線αで囲んだ部分)に形成される。複数の第2ピン孔36は、ピン孔群35の長手方向両端部であって、エンドプレート30において樹脂部18a、18b(図2)に対向する部分(図3の二点鎖線βで囲んだ部分)に形成される。複数の第3ピン孔38は、ピン孔群35の長手方向両端部であって、エンドプレート30において、磁石16及び樹脂部18a、18bのいずれにも対向しない部分に形成される。実施形態では、第1ピン孔32が漏れ磁束抑制孔に相当し、第2ピン孔36が第2漏れ磁束抑制孔に相当する。
ピン孔群35を構成する複数のピン孔32,36,38は、ピン孔群35の長手方向と、長手方向に対し直交する幅方向とに複数ずつが整列した状態で配置される。各ピン孔32,36,38は、エンドプレート30を軸方向に貫通し、すべてのピン孔32,36,38で同じ直径を有する。これにより、エンドプレート30の各ピン孔32,36,38を形成した部分が、網目状となっている。各ピン孔32,36,38は、エンドプレート30の複数位置を、複数の孔加工用パンチ(図示せず)で軸方向に打ち抜くことにより形成される。
また、エンドプレート30は、各ピン孔32,36,38が形成されない部分によって、磁石16の軸方向端面及び樹脂部18a、18bの軸方向端面を覆っている。なお、以下では樹脂部18a、18bは総称して樹脂部18と記載する場合がある。
図4に示すように、ピン孔群35において、隣り合うピン孔32,36,38の間には孔間磁束経路40が形成される。孔間磁束経路40は、使用時に磁石16からエンドプレート30側に漏れ出た漏れ磁束が通過する可能性がある経路である。
上記のロータ10によれば、磁性材製のエンドプレート30に磁石16に対向して第1ピン孔32が形成されるので、エンドプレート30の第1ピン孔32内に磁気抵抗が大きい空間部分が形成されることにより、エンドプレート30に磁束が流れにくくなる。これにより、磁石16からエンドプレート30に漏れ出る磁束漏れと、エンドプレート30を介した磁石16の磁束短絡とを抑制できる。また、エンドプレート30は、磁石16の軸方向端面及び樹脂部18の軸方向端面を覆っている。これにより、エンドプレート30に非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石16の磁束漏れの抑制と、磁石16及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることができる。樹脂部18にエンドプレート30が対向しない場合には、樹脂部18に万が一、樹脂割れが生じた場合にその一部の樹脂が外部に飛び出す可能性がある。実施形態では、樹脂割れが生じた場合でも樹脂の飛び出しを抑制できる。また、エンドプレート30に非磁性材料を用いることなく磁束漏れの抑制を図れるので、エンドプレート30のコスト低減を図りやすい。また、磁束漏れ及び磁束短絡を抑制できるので、磁石16から出た多くの磁束をステータに向けて流すことができる。これにより、回転電機100でのトルク低下及び損失増加を抑制できる。
また、エンドプレート30において磁石16に対向する部分には、複数の第1ピン孔32が形成される。これにより、エンドプレート30の単位面積に占める第1ピン孔32の割合を大きくし、かつ、それぞれの第1ピン孔32を小さくすることにより、第1ピン孔32の総数を多くすることができる。このため、磁石対向部分に形成される空間部分を多くできることによる磁束漏れの抑制と、磁石16の飛び出し抑制とをより高度に両立できる。また、各第1ピン孔32は円形孔であるので、第1ピン孔32それぞれの大きさを小さくしやすい。
さらに、エンドプレート30において樹脂部18に対向する部分には、複数の第2ピン孔36が形成される。これにより、エンドプレート30の単位面積に占める第2ピン孔36の割合を大きくし、それぞれの第2ピン孔36を小さくすることにより、第2ピン孔36の総数を多くすることができる。このため、エンドプレート30のうち、樹脂部18に対向する部分を流れる漏れ磁束の抑制と、樹脂部18の割れによる樹脂の飛び出しの抑制とを両立できる。
なお、上記では、各ピン孔32,36,38を円形の孔とした場合を説明したが、各ピン孔は、矩形等の非円形の孔としてもよい。
また、実施形態では複数のピン孔32,36,38を形成し、孔間磁束経路40の幅に相当するピン孔間隔d(図4)を小さくすることにより、磁束漏れを抑制し、かつ、ステータ110(図1)を介さずに孔間磁束経路40を通って短絡する磁束短絡を抑制できる。好ましくは、ピン孔間隔dは、所定範囲である、エンドプレート30を構成する第2鋼板31の厚みの2〜6倍の範囲に制限することが好ましい。ピン孔間隔dを第2鋼板31の厚みの6倍以下に制限することにより、ピン孔32,36,38を打ち抜き加工によって形成する場合において、孔間磁束経路40におけるエンドプレート30の磁気特性を大きく低下させることができる。これにより、孔間磁束経路40に漏れ磁束が通過しにくくなるので、磁束短絡の抑制効果を高くできる。
図6は、一般的な電磁鋼板の磁場Hと磁束密度Bとの関係を表すB−H特性と、実施形態においてピン孔間隔dを上記の所定範囲に制限したときの孔間磁束経路40における電磁鋼板である第2鋼板31のB−H特性とを示す図である。図6に示すように、B−H特性は、磁場Hと、その磁場Hによって磁化される鋼板の磁束密度Bとの関係で表される。一般的な電磁鋼板のB−H特性に比べて、ピン孔間隔dを所定範囲に制限したときの実施形態におけるB−H特性では、特に磁場の小さい領域で、磁場Hの増大に対し磁束密度Bの増大が緩やかであり、透磁率が低い。これによりピン孔間隔dを所定範囲に制限することにより、磁束短絡の抑制効果を高くできることが分かる。
また、上記のピン孔間隔dを第2鋼板31の厚みの2倍以上とすることにより、各ピン孔32,36,38の形状精度を十分に高くできる。
図7は、実施形態の別例において、図5に対応する図である。本例の構成では、図1から図5に示した構成に比べて、エンドプレート30に形成された各第1ピン孔32aの最大内側長さである直径を大きくしている。そして、各第2ピン孔36の最大内側長さである直径を、各第1ピン孔32aの直径より小さくしている。図7の構成では、第3ピン孔38(図5参照)を省略しているが、第3ピン孔を形成してもよい。
また、エンドプレート30において、ピン孔群35の長手方向に隣り合う第1ピン孔32aの間隔d1は、ピン孔群35の長手方向に隣り合う第2ピン孔36の間隔d2より大きい。
上記の構成によれば、樹脂部18の割れによる樹脂の飛び出しの抑制を図れるとともに、第1ピン孔32aの孔加工用パンチの数を抑制し、かつ、磁束漏れを抑制できる。一方、実施形態の場合と異なりエンドプレート30が樹脂部18に対向しない構成では、樹脂割れが生じた場合に、樹脂の小片が磁石孔14から飛び出す可能性がある。このため、エンドプレート30の樹脂部18に対向する部分には、できるだけ小さい第2ピン孔36を形成することが、樹脂の飛び出し抑制の面から好ましい。一方、磁石16が割れで飛び出す可能性は、樹脂部18の場合に比べてかなり低い。これにより、磁石16の飛び出し抑制を図る面からは、磁石16に対向する第1ピン孔32aは、磁石16の軸方向端面の形状より小さくすることを前提に、比較的大きくできる。また、第1ピン孔32aを比較的大きくできるので、磁束漏れを抑制するために必要な単位面積当たりの第1ピン孔32aが占める割合を確保しながら、第1ピン孔32aの孔加工用パンチの総数を抑制できる。これにより、エンドプレート30の加工コストを低減しやすい。
また、エンドプレート30において、ピン孔群35の長手方向に隣り合う第1ピン孔32aの間隔d1が、ピン孔群35の長手方向に隣り合う第2ピン孔36の間隔d2より大きい。これにより、エンドプレート30のうち、磁石16に押される可能性がある、磁石16に対向する部分で強度を高くできるとともに、高い強度を必要としない樹脂部18に対向する部分で磁束漏れの抑制効果を高くできる。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。なお、上記の間隔d1及びd2の関係を規制する代わりに、またはこれとともに、別の方向で隣り合う間隔の関係を規制してもよい。例えば、エンドプレート30において、ピン孔群35の長手方向に対し直交する方向に隣り合う第1ピン孔32aの間隔を、ピン孔群35の長手方向に対し直交する方向に隣り合う第2ピン孔36の間隔より大きくしてもよい。また、図7の構成において、各第2ピン孔の直径を各第1ピン孔の直径より小さくする構成と、第1ピン孔の間隔d1を第2ピン孔の間隔d2より大きくする構成とのうち、一方の構成のみを備えるようにすることもできる。
図8は、実施形態の別例において、図5に対応する図である。本例の構成では、図7に示した構成と異なり、複数の第1ピン孔32bは、いわゆる千鳥状に配置される。具体的には、複数の第1ピン孔32bは、第1ピン孔32bが対向する磁石16の軸方向端面に対向し、軸方向端面の形状に沿った長方形領域(図8に斜格子で示す部分)において、長手方向L1に直線上に並んで、1つのピン孔組C1,C2,C3を形成する。そして、複数のピン孔組C1,C2,C3が長手方向に対し直交する方向に複数列に分かれて配置される。各ピン孔組C1,C2,C3では、複数の第1ピン孔32bがほぼ等間隔で配置される。また、複数のピン孔組C1,C2,C3は、互いに隣り合うピン孔組C1,C2,C3の間で第1ピン孔32bの長手方向L1に沿う位置がずれている。これにより複数の第1ピン孔32bが千鳥状に配置される。
また、ピン孔群35aの外径側端部に位置する複数の第2ピン孔36aも、複数のピン孔組C1,C2,C3の方向に沿った複数のピン孔組D1,D2,D3に並んで配置される。また、隣り合うピン孔組D1,D2,D3の間で、第2ピン孔36aの長手方向L1に沿う位置がずれている。
上記の構成によれば、隣り合うピン孔組C1,C2,C3間での第1ピン孔32bの間隔をより小さくできる。これにより、第1ピン孔32bのピン孔間隔を第2鋼板31の厚みの2〜6倍の範囲に制限しやすい。このため、第1ピン孔32bを打ち抜き加工で形成した場合に、第1ピン孔32b間の磁気特性を低下させやすい。さらに、図8に矢印γで示すようにエンドプレート30において、複数の第1ピン孔32bの間を通る漏れ磁束の経路が、複数の曲げ部で曲げられた非直線状の経路になる。これにより、エンドプレート30において、複数の第1ピン孔32bの間を通る漏れ磁束の経路長を大きくできる。このため、エンドプレート30を介した磁束短絡の発生をより抑制できるので、回転電機のトルク低下及び損失増大をより抑制できる。
さらに、ピン孔群35aの外径側端部に位置する複数の第2ピン孔36aも、第1ピン孔32bの場合と同様に、隣り合う第2ピン孔36aの間隔をより小さくできる。このため、第2ピン孔36a間の磁気特性を低下させやすくなり、かつ、漏れ磁束の経路長を大きくできるので、エンドプレート30を介した磁束短絡の発生をさらに抑制できる。その他の構成及び作用は、図7に示した構成と同様である。なお、本例の構成は、図1から図5に示した構成のように、第1ピン孔及び第2ピン孔の大きさを同じとした構成と組み合わせてもよい。
図9は、実施形態の別例において、ロータ10の一部を軸方向一方側から見た図である。本例の構成では、図8に示した構成において、さらに、エンドプレート30には、複数の第4ピン孔41a、41b、41cが形成される。具体的には、エンドプレート30は、ロータコア12(図2)における複数組の磁石孔14における各組に対応して、1つの中間ブリッジB1及び2つの外周ブリッジB2に対向する部分のそれぞれに、1つ以上の第4ピン孔41a、41b、41cが形成される。第4ピン孔41a、41b、41cは、第3漏れ磁束抑制孔に相当する。例えば、エンドプレート30の中間ブリッジB1に対向する部分には、2つ以上の第4ピン孔41aが半径方向に並んで配置され、外周ブリッジB2に対向する部分には、1つ以上の第4ピン孔41b、41cが配置される。
上記の構成によれば、V字形に配置された2つの磁石16により1つの磁極を形成する構成において、エンドプレートが、第1ピン孔32b及び第2ピン孔18を備えることと相まって、磁束短絡を効率的に抑制できる。第4ピン孔41a、41b、41cは、各組に対応する1つの中間ブリッジB1及び2つの外周ブリッジB2のそれぞれに対向する部分に1つのみ形成されてもよい。また、第4ピン孔は、各組に対応する1つの中間ブリッジB1及び2つの外周ブリッジB2のいずれか1つまたは2つのブリッジに対向する部分のみに形成されてもよい。その場合でも、図8の構成に比べて、磁束短絡を効率的に抑制できる。一方、図9の構成のように、1つの中間ブリッジB1及び2つの外周ブリッジB2に対向する部分のそれぞれに第4ピン孔41a、41b、41cを形成することがより好ましい。このより好ましい構成の場合には、エンドプレート30のうち、ロータコアの各組の2つの磁石16の外径側に対向する部分(例えば図9の点P部分)に漏れ出た漏れ磁束が、2つの磁石16の内径側に対向する部分(例えば図9の点Q部分)に流れにくい。これにより、磁束短絡をさらに抑制できる。その他の構成及び作用は、図8の構成と同様である。なお、本例の構成は、図1から図5に示した構成、または、図7に示した構成と組み合わせてもよい。
図10(a)は、実施形態の別例において、図5に対応する図であり、図10(b)は図10(a)のC部拡大図である。本例の構成では、上記の各例の構成とは異なり、エンドプレート30に複数の漏れ磁束抑制孔として、複数の細長の孔であるスリット44が形成される。具体的には、エンドプレート30の周方向複数位置には、V字形孔群42が形成される。V字形孔群42は、ロータコア12(図2)のV字形の磁石孔14の配置位置に沿って、2つのスリット群43がV字形に配置される。それぞれのスリット群43は、複数のスリット44を含み、それぞれのスリット44は、エンドプレート30において磁石16に対向する部分に形成される。
各スリット群43において、複数のスリット44は、長手方向L2に直線上に並んで1つのスリット組E1、E2・・・E6を形成する。複数のスリット組E1、E2・・・E5が長手方向L2に対し直交する方向に複数列に分かれて配置され、互いに隣り合うスリット組E1、E2・・・E6におけるスリット44の長手方向の位置がずれている。これにより、それぞれのスリット組E1、E2・・・E6において長手方向に隣り合うスリット44間に形成される磁束通路Tが、隣り合うスリット組E1,E2・・・E6間でスリット44が位置する直線と平行な方向において異なる位置に配置される。複数のスリット44のそれぞれの直線に沿う長さは、略同じである。また、複数のスリット44のうち、一部のスリット44は、エンドプレート30において、樹脂部18に対向する部分にも配置される。各スリット44は、上記の各例の構成のピン孔の場合と同様に、孔加工用のパンチを用いた打ち抜き加工により形成できる。
上記の構成によれば、上記の各例の構成と同様に、磁性材製のエンドプレート30にスリット44が形成されることによって、磁石16からエンドプレート30に漏れ出る磁束漏れ及び磁束短絡を抑制できる。また、エンドプレート30は、磁石16の軸方向端面及び樹脂部18の軸方向端面を覆っている。これにより、エンドプレート30に非磁性材料を用いる必要がなく、かつ、磁石16の磁束漏れの抑制と、磁石16及び樹脂の飛び出し抑制とを両立させることができる。
さらに、図10に破線矢印で示すように、漏れ磁束が複数のスリット44の間を通るときにその磁束の経路が磁束の進行方向前側のスリット44に遮られて屈曲する。これにより、漏れ磁束の経路長が大きくなるので、磁束短絡をより効率的に抑制できる。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。
図11は、図10に示した構成において、図8の構成と同様に、エンドプレート30のうち、樹脂部18に対向する部分には、複数の第2ピン孔36aが形成される。また、各スリット44の最大長さである長手方向L3における長さは、第2ピン孔36aの直径より大きい。複数の第2ピン孔36aは、樹脂部18に対向する。このため、樹脂部18の樹脂割れによる樹脂の飛び出しを抑制しやすい。また、図7の構成と同様に、樹脂の飛び出しの抑制を図れるとともに、スリット44の孔加工用パンチの数を抑制し、かつ、磁束漏れを抑制できる。その他の構成及び作用は、図8の構成、または図10の構成と同様である。
なお、上記の各例の構成では、エンドプレート30のうち、磁石16に対向する部分に複数の第1ピン孔、または複数のスリットを形成する場合を説明したが、1つの磁石16に対向する部分に第1ピン孔またはスリットは1つのみ形成されてもよい。また、上記の各例の構成において、エンドプレート30として、ロータコア12の第1鋼板13と同じ材料及び同じ厚みの第2鋼板を用いなくてもよい。例えば、第2鋼板として、第1鋼板13より磁気特性が劣る鋼板、または厚みが大きい鋼板、または鋼以外の磁性金属材料からなる板が用いられてもよい。
また、上記の各例の構成では、ロータコア12が、複数の第1鋼板13が積層されて構成される場合を説明したが、ロータコアは、この構成に限定するものではない。例えばロータコアは、樹脂バインダと磁性材粉末とを加圧成形することにより形成されたものでもよい。一方、コスト低減の面からは、上記の各例のように、第1鋼板13の積層体によりロータコア12を形成し、エンドプレート30を第1鋼板13と同じ材料及び同じ厚みからなる第2鋼板により形成することが好ましい。
また、上記の各例の構成では、2つの磁石16がV字形に配置される場合を説明したが、ロータ10において各磁石が周方向に沿う直線方向に配置された構成としてもよい。
10 回転電機ロータ(ロータ)、12 ロータコア、12a 軸孔、13 第1鋼板、13a 軸孔要素、13b 磁石孔要素、14 磁石孔、16 磁石、17 磁極、18a,18b 樹脂部、30 エンドプレート、31 第2鋼板、32,32a,32b 第1ピン孔、34 V字形孔群、35,35a ピン孔群、36,36a 第2ピン孔、38 第3ピン孔、40 孔間磁束経路、41a,41b,41c 第4ピン孔、42 V字形孔群、43 スリット群、44 スリット、100 回転電機、110 ステータ、111 ステータコア、112 ティース、114 ステータコイル、115 回転軸。

Claims (10)

  1. 軸方向に伸びる磁石孔が形成された磁性材製のロータコアと、前記磁石孔に挿入された磁石と、前記磁石孔の前記磁石との間隙の少なくとも一部に配置され軸方向に伸びる樹脂部と、前記ロータコアの軸方向端面に対向して配置されたエンドプレートとを備える回転電機ロータであって、
    前記エンドプレートは、前記磁石の軸方向端面及び前記樹脂部の軸方向端面を覆う磁性材製の部材であり、かつ、前記磁石に対向する部分に少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔が形成された、回転電機ロータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記ロータコアは、複数の第1鋼板を積層することにより形成され、
    前記エンドプレートは、前記第1鋼板と材料が同じで、かつ厚みが同じである第2鋼板により形成される、回転電機ロータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記少なくとも1つの漏れ磁束抑制孔は、前記エンドプレートにおいて、前記磁石に対向する部分に形成された複数の漏れ磁束抑制孔である、回転電機ロータ。
  4. 請求項3に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記エンドプレートは、前記樹脂部に対向する部分に形成された複数の第2漏れ磁束抑制孔を含む、回転電機ロータ。
  5. 請求項4に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記複数の第2漏れ磁束抑制孔のそれぞれの最大内側長さは、前記複数の漏れ磁束抑制孔のそれぞれの最大内側長さより小さい、回転電機ロータ。
  6. 請求項4または請求項5に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記エンドプレートにおいて、隣り合う前記漏れ磁束抑制孔の間隔は、隣り合う前記第2漏れ磁束抑制孔の間隔より大きい、回転電機ロータ。
  7. 請求項3に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記複数の漏れ磁束抑制孔のそれぞれは円形のピン孔であり、前記複数のピン孔は、前記エンドプレートにおいて前記磁石に対向する長方形領域において、長手方向に直線上に並んで1つのピン孔組を形成し、複数の前記ピン孔組が複数列に配置され、互いに隣り合う前記ピン孔組の間で前記長手方向に沿う前記ピン孔の位置がずれている、回転電機ロータ。
  8. 請求項4から請求項6のいずれか1に記載の回転電機ロータにおいて、
    複数の前記磁石は、2つの前記磁石を1組として、複数組のそれぞれで前記2つの磁石が半径方向外側に向かって間隔が広がるようにV字形に対向した状態で2つの前記磁石孔に挿入されて配置されることにより1つの磁極を構成しており、
    前記ロータコアは、前記1組の前記磁石に対応して前記2つの磁石孔の周方向端部の間に形成された幅小磁束通路である中間ブリッジと、前記1組の前記磁石に対応して前記2つの磁石孔のそれぞれの半径方向外側端部と前記ロータコアの外周面との間に形成された幅小磁束通路である2つの外周ブリッジとを含み、
    前記エンドプレートは、前記中間ブリッジ及び前記2つの外周ブリッジの少なくとも1つのブリッジに対向する部分に形成された第3漏れ磁束抑制孔とを含む、回転電機ロータ。
  9. 請求項8に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記第3漏れ磁束抑制孔は、前記中間ブリッジ及び前記2つの外周ブリッジに対向する部分のそれぞれに形成されている、回転電機ロータ。
  10. 請求項3に記載の回転電機ロータにおいて、
    前記複数の漏れ磁束抑制孔は、複数の細長のスリットであり、複数の前記スリットは、長手方向に直線上に並んで1つのスリット組を形成し、複数の前記スリット組が複数列に配置され、互いに隣り合う前記スリット組における前記スリットの長手方向の位置がずれていることにより、それぞれの前記スリット組において長手方向に隣り合う前記スリット間に形成される磁束通路が、隣り合う前記スリット組間で前記直線と平行な方向において異なる位置に配置される、回転電機ロータ。
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