JP2018104844A - 離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法 - Google Patents

離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018104844A
JP2018104844A JP2016252184A JP2016252184A JP2018104844A JP 2018104844 A JP2018104844 A JP 2018104844A JP 2016252184 A JP2016252184 A JP 2016252184A JP 2016252184 A JP2016252184 A JP 2016252184A JP 2018104844 A JP2018104844 A JP 2018104844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
release paper
layer
synthetic leather
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016252184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6922214B2 (ja
Inventor
文久 久保田
Fumihisa Kubota
文久 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2016252184A priority Critical patent/JP6922214B2/ja
Publication of JP2018104844A publication Critical patent/JP2018104844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6922214B2 publication Critical patent/JP6922214B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 離型紙の表面が平滑であり、合成皮革の表面に光沢ムラのない微細な凹凸形状を賦形できる。【解決手段】 合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙であって、紙基材22と、紙基材22の一方の面に形成され、前記の面を平滑化する平滑化層24と、平滑化層24上に形成された合成樹脂層26と、を備え、合成樹脂層26の表面が、平滑処理面10であり、合成樹脂層26が、前記樹脂層に前記微細凹凸を形成するための賦形型が形成されている離型紙20であることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法に関する。より詳細には光沢ムラがなく、微細な凹凸形状を合成皮革に賦形するための離型紙、この離型紙を使用して製造された合成皮革、およびこの離型紙の製造方法に関する。
従来、合成皮革として塩化ビニル系樹脂やポリウレタン樹脂を主原料としたものが広く使用されている。このような合成皮革は、離型紙を用いて製造されることが多い。例えば、ポリウレタンレザーを製造するには、離型紙上にペースト状のポリウレタン樹脂を塗布し、乾燥・固化した後に布基材を貼合して離型紙から剥離する。離型紙に天然皮革と同様の絞り模様や凹凸形状を形成しておけば、得られる合成皮革の表面に良好な模様を付与することができる。
このような合成皮革の製造に使用される離型紙は、その表面模様を転写して合成皮革に表面模様を形成させるものであり、賦型に適した表面状態を有する必要がある。
その中でも、微細な凹凸による光学的干渉模様が形成されている離型紙が開示されている(特許文献1)。
特開平3−136753号公報
しかしながら、特許文献1の離型紙においては、微細な凹凸の形成は可能であるものの、表面の均一性に欠ける問題があった。これは、紙基材として、クラフト紙、上質紙等が用いられており、紙基材の表面の平滑性が不足すると、離型紙の表面の平滑度が劣り、その結果、この離型紙を用いて合成皮革を作製すると、離型紙の表面の平滑度がそのまま転写されるためと考えられる。
本発明は、このような状況においてなされたものであり、合成皮革の表面に光沢ムラがなく、微細な凹凸形状の表面を形成することのできる離型紙、この離型紙を使用して製造された合成皮革、およびこの離型紙の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の離型紙は、合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙であって、紙基材と、前記紙基材の一方の面に形成され、前記の面を平滑化する平滑化層と、前記平滑化層上に形成された合成樹脂層と、を備え、前記合成樹脂層の表面が、平滑処理面であり、前記合成樹脂層が、前記樹脂層に前記微細凹凸を形成するための賦形型が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の離型紙は、前記平滑化層と、前記合成樹脂層との間にアンカーコート層が形成されていてもよい。
また、本発明の離型紙において、前記平滑化層は、クレーコート層からなっていてもよい。
また、本発明の離型紙の製造方法は、合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙の製造方法であって、前記樹脂層に形成される微細凹凸に対応する凹凸構造を有する版面が形成された原版を準備する工程と、紙基材と、前記紙基材に形成された平滑化層と、前記平滑化層の上に形成される合成樹脂層と、を備えた積層シートを準備する工程と、前記合成樹脂層の表面に鏡面ロールを用いた加工により平滑処理面を形成する工程と、前記積層シートの前記平滑処理面と、前記原版の版面とを重ねて、前記樹脂層の表面に前記版面の微細凹凸構造を賦形する工程と、前記原版を前記積層シートから剥がす工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の合成皮革は、基材と、前記基材の一方の面の全面に均一で微細な凹部と凸部とを有する凹凸形状が形成された樹脂層と、を備えることを特徴とする。
本発明の離型紙によれば、紙基材の上に平滑化層を形成するため、離型紙の表面が平滑となる。従って、合成皮革の表面に光沢ムラのない微細な凹凸形状を賦形できる。
本発明の第1実施形態における離型紙の一実施形態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における離型紙の一実施形態を示す断面図である。 本発明の合成皮革の一例を示す断面図である。 本発明の離型紙の製造方法を説明するための図である。 本発明の合成皮革の製造方法を説明するための図である。 実施例の離型紙の賦型工程を説明するための図である。 比較例の離型紙の賦型工程を説明するための図である。
以下、本願発明の離型紙の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
[離型紙]
本発明に係る離型紙20は、本発明における合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するためのシートである。
図1に示すように、離型紙は、紙基材22と、紙基材22の少なくとも一方の面に平滑化層を備え、更にその上に合成樹脂層26を備えている。この合成樹脂層26の表面は、平滑処理された面であり、合成皮革の樹脂層に微細凹凸を形成するための凸部と凹部とを有する賦形型12が形成されている。
ここで、賦形型12とは、その賦形用微細凸部構造14および賦形用微細凹部構造16を型押しの対象である合成皮革の樹脂層に賦型してその表面に微細凹凸を形成した際、樹脂層のグロス値が、1以上、30以下の範囲にあるように形成された離型紙表面の微細凹凸を意味する。賦形用微細凹凸構造は、微細凹凸に対応する形状のパターンを有する原版を用いて型押しすることで形成することができる。
また、図2に示すように、平滑化層24と合成樹脂層26との間には、層間密着性を向上させるためにアンカーコート層を形成してもよい。更に、平滑化層24と合成樹脂層26との間には、平滑性向上や目止めの役割を果たす中間層を形成してもよい。
離型紙20は、合成皮革を構成する樹脂層の表面に微細凹凸を形成するための賦形型12として用いられる。離型紙は、その微細凹凸に対応する賦形用微細凹凸構造を有するため、樹脂層の全面に均一で微細な凹部と凸部とを有する凹凸形状を形成した合成皮革を容易に作製することができる。
以下、離型紙20の構成要素を順に説明する。
(紙基材)
紙基材22は、離型紙の支持体となるものである。
紙基材のパルプとしては、賦形用微細凹凸構造を形成する工程や合成皮革を作製する際の工程に耐えうる強度と平滑性を得るために針葉樹パルプ(N材)と広葉樹パルプ(L材)を混合したものが好ましい。その場合、平滑性を高めるため、広葉樹パルプ(L材)の混合率は50%〜90%が好ましい
紙基材は、離型紙の充分な耐熱性を得るために、中性紙であることが必要であり、サイズ剤としてアルキルケテンダイマーを用いてサイズした中性紙が好ましい。
紙基材22の坪量は、強度、合成皮革加工作業性、離型紙の繰り返し使用耐久性及びエンボス加工適性の面から100g/m2〜200g/m2であることが好ましい。坪量が100g/m2よりも低いと合成皮革の製造時にカールや波打ちが発生し易くなる。逆に坪量が200g/m2より高くなるとエンボス加工性が悪く、また離型紙が厚くなることによりその巻き径が大きくなって作業能率が低下する。
紙基材22の厚さは、100μm〜900μm、好ましくは150μm〜600μmのものを使用することができる。
(平滑化層)
平滑化層24は紙基材22の少なくとも一方の面に設けられ、紙基材の粗面を平滑化するものである。
平滑化層24は、例えば、クレーコート層からなり、紙基材のいずれか一方の面に塗布することにより形成される。
クレーコート層はクレーを含み、このクレーとしては、一般的にクレー、粘土と呼ばれるものであれば、特に限定することなく用いることができる。クレーは、例えば、カオリン、タルク、ベントナイト、スメクタイト、バーミキュライト、雲母、緑泥石、木節粘土、ガイロメ粘土、ハロイサイト、マイカ等を用いることができる。クレーとしては、タルクは硬度が低く(モース硬度1)、耐熱性に優れるため、耐熱性の向上やエンボス加工時の寸法安定性を向上させることができる。さらに、平滑化層24の硬度の高い方が、平滑化層の上に形成される合成樹脂層において紙基材の地合いの影響を受けにくく、この結果、合成樹脂層の表面が均一となるので、版面の凹凸構造の転移性(賦形性)が向上する。
クレーコート層は、クレーの他に、顔料として、炭酸カルシウム、二酸化チタン、非晶質シリカ、発泡性硫酸バリウム、サチンホワイト等を含んでいることが好ましい。顔料として炭酸カルシウムや二酸化チタンを用いることにより、クレーコート層の面の平滑度を上げることができる。さらに、炭酸カルシウムは安価であるため、好適に用いられる。
クレーコート層を塗布するための塗布液は、溶媒に上記クレーと、バインダーと、必要に応じて他の顔料や添加剤を含む。溶媒としては、通常、水、アルコール等が用いられる。バインダーとしては、通常、ラテックス系のバインダー(例えば、スチレンブタジエンラテックス、アクリル系ラテックス酢酸ビニル系ラテックス)、水溶性のバインダー(例えば、デンプン(変性デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシエチルエーテル化デンプン、リン酸エステル化デンプン)、ポリビニルアルコール、カゼイン等)が用いられる。添加剤としては、顔料分散剤、消泡剤、発泡防止剤、粘度調整剤、潤滑剤、耐水化剤、保水剤等が用いられる。
クレーコート層の塗布方法は、特に限定されないが、エアナイフコート、ブレードコート、ショートドウェルコート、キャストコート等の塗布方法が用いられる。
クレーコート層の塗布量や厚さは、特に限定されないが、通常、乾燥後の坪量が5g/m2〜40g/m2であり、10g/m2〜40g/m2が好ましい。乾燥後の坪量が5g/m2未満であると、平滑性が劣る場合がある。乾燥後の坪量が40g/m2を超えると、クレーコート層の凝集破壊等による密着性低下の可能性があり、コストパフォーマンス面に劣る。
なお、平滑化層24として、クレーコート層に代えてポリオレフィン系樹脂からなり、紙基材のいずれか一方の面に押出コーティングすることにより形成してもよい。
クラフト紙や上質紙等のように表面が比較的粗い材料を紙基材として用いる場合には、紙基材の上の平滑性を向上させることができる。
このような平滑化層24を紙基材に形成することにより、形状解析レーザ顕微鏡(株式会社キーエンス製VK−8710)を用いて測定した場合、平滑化層の算術平均表面粗さRa(Raは、日本工業規格JIS−B−0601−2001に基づく算術平均粗さである)が0.1μm以下となる。平滑化層の厚さも特に限定されないが、10μm〜60μmである。
(アンカーコート層)
アンカーコート層28は、平滑化層上に必要に応じて設けられ、平滑化層と合成樹脂層とを接着させるものである。
平滑化層が、クレーコート層の場合、クレーコート層の表面は滑性が良い為、押出しラミネートした合成樹脂との接着性が劣る傾向であるが、アンカーコート層を形成することにより、合成樹脂層との接着性を高める機能を有する。
アンカーコート層28は、例えば、水溶性、または、水分散型のエマルジョンもしくはディスパージョンのアンカーコート剤を塗布することにより形成できる。
このアンカーコート剤としては、ポリプロピレン系、変性ポリオレフィン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、ポリウレタン系、ポリエステル系樹脂のエマルジョンもしくはディスパージョンのほか、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ウレタンアクリル樹脂エマルジョン、シリコンアクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルアクリル樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、そして、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンラテックス、ポリブタジエンラテックスなどのゴム系ラテックス、ポリアクリル酸エステルラテックス、ポリ塩化ビニリデンラテックス、或いはこれらのラテックスのカルボキシル変性物、また、水溶性アンカーコート剤としては、ポリビニルアルコール、水溶性エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンオキサイド、水溶性アクリル樹脂、水溶性エポキシ樹脂、水溶性セルロース誘導体、水溶性ポリエステル、水溶性イソシアネート、水溶性リグニン誘導体などの水溶液を使用することができる。
これらの中でもポリプロピレン系または変性ポリオレフィン系樹脂のエマルジョンもしくはディスパージョンは、紙に対するポリプロピレン系樹脂層の積層強度を一層強くでき、かつ、耐熱性にも優れる点で好ましい。
上記アンカーコート剤の塗布方法としては、例えば、グラビアコート法、リバースロールコート法、ナイフコート法、キスコート法などで塗布することができ、その塗布量としては、乾燥時の塗布量で0.1g/m2〜5g/m2が好ましい。
(合成樹脂層)
合成樹脂層26は、その表面に賦形用微細凹凸構造が形成されており、合成皮革を作製する際の賦形型として機能する。
合成樹脂層26に含まれる材料は、特に限定されないが、例えば無機や有機の微粒子との混合物等が含まれていてもよい。
合成樹脂層26の樹脂としては、アルキド系樹脂、メチロールメラミン樹脂、メトキシメチロールメラミン樹脂等のメラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂等の熱硬化性又は放射線硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂等を含む。)等を挙げることができる。また、合成樹脂層の樹脂としては、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂も使用することができる。これらの樹脂は、合成皮革の樹脂層の樹脂との賦形性を考慮して、一種を単独で用いてもよいし二種以上を組み合わせて用いてよい。
なお、合成樹脂層には、さらに必要に応じて分散剤、粘度調節剤、着色剤、帯電防止剤等を含んでいてもよい。
合成樹脂層26の厚さは、例えば、耐久性の観点から、10μm以上が好ましく、20μm以上がより好ましい。また、材料コストの観点から、合成樹脂層の厚さは、100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましい。なお、合成樹脂層の厚さは賦形用微細凹凸構造との関係で適宜決定されることが好ましい。
合成樹脂層26の塗布方法としては、押出しコート、ロールコート、リバースロールコート、マイクロバーコート、バーコート、ナイフコート、グラビアコート等を挙げることができる。
合成樹脂層26の表面の平滑処理面10の形成方法としては、例えば、溶融押出して平滑化層の上、合成樹脂層をラミネートした後、連続して、表面が鏡面加工された鏡面ロールと押圧ロールとの間を、合成樹脂層が鏡面ロールに接するように通すことにより、その表面の平滑度を向上させることができる。
合成樹脂層26の表面には、図1に示すように、賦形用微細凹凸構造が形成されている。賦形用微細凹凸構造は、合成皮革の樹脂層上に微細凹凸を形成するための賦形として機能する微細凹凸である。すなわち、賦形用微細凹凸構造は、合成皮革における樹脂層表面の微細凹凸に対応する微細凹凸である。賦形用微細凹凸構造を型押しの対象である合成皮革の樹脂層に型押してその表面に微細凹凸を形成することができる。
離型紙を構成する合成樹脂層26のグロス値は、賦形した後の合成皮革表面光沢の観点から、81%以上、95%以下の範囲内であることが好ましく、84%以上であると、より好ましい。
以上説明したように、本発明に係る離型紙は、その表面に微細凹凸が形成された樹脂層を有する合成皮革の作製に好ましく用いることができる。そして、離型紙の表面の樹脂層は、離型紙の表面の平滑度に優れるので、合成皮革表面に光沢ムラなく微細な凹凸形状の賦形することができる。
[合成皮革]
本発明に係る合成皮革30は、図3に示すように、基材と、前記基材の一方の面の全面に均一で微細な凹部と凸部とを有する微細凹凸3が形成された樹脂層とを備えることを特徴とする。このことにより、表面ムラのない光沢感が得られる。
以下、合成皮革30の構成要素を順に説明する。
(基材)
基材32は、合成皮革を構成し、一方の面に樹脂層が設けられている。基材は特に限定されないが、天然の布地や不織布、人工の布地等、公知の合成皮革に用いられている布帛(基布)を適宜選定して用いることができる。また、基材として、布帛以外の樹脂シート、又はその樹脂シートで被覆された構造物であってもよい。そうした樹脂シートを構成する樹脂材料としては、塩化ビニル、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル−ウレタン樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリルアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂、ポリスチレン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。
基材32がシート状である場合の厚さは、合成皮革の使用する用途に応じて適宜設定することができるが、例えば、下限については、耐久性、触感等の観点から、100μm以上が好ましく、500μm以上がより好ましい。また、上限については、取り扱い性等の観点からは20mm以下が好ましく、10mm以下がより好ましい。
(樹脂層)
樹脂層34は、上記した基材とともに合成皮革を構成し、その基材の一方の面に形成されている。樹脂層の表面は、微細凹凸が形成されている。その微細凹凸は、合成皮革にホログラムのような光学的干渉模様等を付与するために形成された微細構造である。
樹脂層34は、樹脂材料で主に構成されている。樹脂材料としては、合成皮革の樹脂材料として熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、放射線硬化性樹脂等を挙げることができる。具体的には、塩化ビニル系樹脂、ウレタン樹脂等を好ましく採用することができる。
樹脂層34は、可塑剤、発泡剤、安定剤、及び着色剤等から選ばれる1又は2以上を任意に含んでいてもよい。
樹脂層34は、その色は特に限定されず、着色剤を用いて赤色や黒色等の所望の色にすることができる。なかでも、可視光の全波長域での反射率を小さくする観点からは、樹脂層を黒色に着色することが望ましい。着色剤は、顔料であっても染料であってもよく特に限定されないが、微細凹凸の先端まで着色するという観点からは、粒子径が大きく微細凹凸の先端まで入り込まない可能性のある顔料を用いるよりも、そうした可能性のない染料を用いる方がより好ましい。
樹脂層34の厚さは、合成皮革の使用用途に応じて適宜変更することができる。樹脂層の厚さの下限は、耐久性の観点から10μmが好ましく、30μmがより好ましい。同様に、上限は、合成皮革の風合いを損ねないようにするため、200μmが好ましく、150μmがより好ましい。なお、樹脂層の厚さは、微細凹凸とグロス値との関係で適宜決定されることが好ましい。
樹脂層34は、基材上に直接塗布されて形成されていてもよいし、接着層等を介して基材と樹脂層とが貼り合わせられていてもよい。
以上説明したように、本発明に係る合成皮革は、基材と、前記基材の一方の面の全面に均一で微細な凹部と凸部とを有する凹凸形状が形成された樹脂層と、を備えるので、表面ムラのない光沢感が得られ、光学的干渉模様のような微細な凹部38と凸部36を有することができる。
[賦形シートの製造方法]
本発明に係る離型紙の製造方法は、合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙の製造方法である。
詳しくは、図4に示すように、合成皮革の樹脂層に形成される微細凹凸に対応する凹凸構造を有する版面52が形成された原版50を準備する工程と、紙基材と、紙基材に形成された平滑化層と、平滑化層上に形成される合成樹脂層と、を備えた積層シートを準備する工程と、合成樹脂層の表面に鏡面ロール44を用いた加工により平滑処理面を形成する工程と、積層シートの平滑処理面と、原版50の版面52とを重ねて、樹脂層の表面に版面の微細凹凸構造を賦形する工程と、原版を前記積層シートから剥がす工程と、を備える。
(原版の準備)
先ず、合成皮革の樹脂層に形成される微細凹凸に対応する微細凹凸構造を有する版面52が形成された原版50が準備される。原版50は版面52を有するものが用いられる。版面52には、合成皮革の表面に賦形される微細凹凸に対応する微細凹凸構造が形成されている。言い換えると、この方法で製造された離型紙を用いると、版面52の凹凸構造に対応する微細凹凸を有する合成皮革を製造することができる。原版50は、離型紙上に賦形用微細凹凸構造を形成することができる強度を有し、さらにその形成過程での各工程の温度条件や圧力条件等に耐える強度を有するものであれば特に制限されるものでない。原版50としては、例えば、ステンレス板を用いることができる。
原版の版面に凹凸構造を作製する手段は特に限定されないが、例えば、原版となる材料に、電解めっき、無電解めっき、陽極酸化処理、エッチング等の手段を用いて原版上に凹凸構造を形成することができる。
(積層シートの準備)
積層シートが準備される。この積層シートは、紙基材と、紙基材に形成された平滑化層と、平滑化層上に形成され、版面によって賦形形状が形成されることになる合成樹脂層とを備えるシートである。合成樹脂46は、押出機40から押出され、平滑化層の上に積層されて、積層シートが準備される。
(平滑処理面の形成工程)
積層シートの合成樹脂層の表面に鏡面ロール44を用いた加工により平滑処理面を形成する。すなわち、この積層シートを押出機40の直下に位置する押圧ロール42と鏡面ロール44との間で押圧して紙基材の平滑化層の表面へ合成樹脂層をラミネートすることで、平滑処理面を形成することができる。
その際に使用する鏡面ロール44としては、ロールにクロムメッキを施した後、ウェットブラスト、ドライブラスト処理が施されたミラー系またはセミミラー系のロールをいう。また、鏡面ロール44は、紙基材の表面より平滑なロールの表面であれば、超微細マット系のロールも含む。この鏡面ロール44を用いることにより、合成樹脂層の平滑度を向上させることができる。
(賦形工程)
次に、その積層シート4の合成樹脂層と原版の版面とを重ねて、押圧ロール54と原版50との間で押圧して合成樹脂層の表面に版面の凹凸構造を賦形する。このとき、積層シートの樹脂層と原版の版面の少なくとも一部とが接するように、積層シート上に原版を重ねるか、原版に積層シートを重ねる。これにより、積層シートの樹脂層に、原版の版面に形成された微細凹凸が賦形され、樹脂層の表面に賦形用微細凹凸構造が形成され、離型紙となる。この賦形用微細凹凸構造は、版面の微細凹凸の反転形状である。この賦型処理としては、合成樹脂層の材料等を考慮し、賦形手段を適宜採用することができる。なお、版面を有する原版は、シリンダ(ロール)または板状とすることができる。
(剥離工程)
次に、原版を積層シートから剥がす。この剥離工程により、合成樹脂層に賦形用微細凹凸が形成された積層シート、すなわち、離型紙を得ることができる。
上記した離型紙の各製造方法における各工程では、必要に応じて、加熱工程、冷却工程及び乾燥工程等を適宜含めることができる。また、本発明に係る離型紙の製造方法は上述の製造方法に限定されるものではない。
[合成皮革の製造方法]
合成皮革の製造方法は、基材とその基材の少なくとも一方の面に設けられた樹脂層とを有する合成皮革用樹脂シートを準備する工程と、その樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙を準備する工程と、準備された合成皮革用樹脂シートの樹脂層と、準備された離型紙の合成樹脂層とを重ね合わせる工程と、重ね合わせた後の離型紙を合成皮革用樹脂シートから剥がし、その合成皮革用樹脂シートの樹脂層の表面に微細凹凸を形成する工程とを備える。
まず、合成皮革用樹脂シートと離型紙とが準備される。合成皮革用樹脂シートは、基材上に樹脂層が形成されている。その樹脂層は、微細凹凸が設けられる前の樹脂層である。
次に、準備された合成皮革用樹脂シートの樹脂層と、準備された離型紙の合成樹脂層とを重ね合わせる。
その後、重ね合わせた後の離型紙を合成皮革用樹脂シートから剥がし、合成皮革用樹脂シートの樹脂層の表面に微細凹凸を形成する。すなわち、離型紙の賦形用微細凹凸構造のパターンが樹脂層に賦型されることで、樹脂層の表面に賦形用微細構造のパターンが反転した微細凹凸が形成される。
賦形用微細凹凸構造を備えた離型紙を樹脂層に重ね合わせた状態で、樹脂層に賦型するための処理を施す。そうした処理としては、特に限定されず、樹脂層の材料等を考慮して処理することができる。例えば、熱を加える熱エンボス処理、熱で軟化させた樹脂を冷やしたロールで加圧するチルロールエンボス処理、紫外線で硬化して賦形形状を硬化させる処理、電子線で硬化して賦形形状を硬化させる処理等を挙げることができる。
中でも、熱を加える熱エンボス処理の場合は、用紙の地合いによる斑を平滑にすることができるので好ましい。
また、樹脂層の材料に応じて、例えばポリビニル系樹脂を用いた場合には、ペーストコーティング法を用いることができ、ウレタン樹脂を用いた場合には、乾式処理を用いることができる。処理の温度、圧力等の条件については特に限定はなく、採用する処理及び樹脂層に含まれる樹脂の種類に応じて適宜設定することができる。
図5に示すように、離型紙を剥がすことにより、樹脂層の表面に微細凹凸3が形成された合成皮革を得ることができる。離型紙の剥離速度や剥離時の温度等の諸条件、並びに、剥離手段については特に限定されない。
本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
(離型紙の作製)
クレーコート層を形成した紙基材には、キャストコート紙(坪量164g/m2、キャストコート層10μm〜40μm)を準備した。
このキャストコート層の上に、合成樹脂層として、ポリプロピレン樹脂、80質量%とポリエチレン樹脂、20質量%とのブレンド樹脂(サンアロマー株式会社製)を310℃で共押出機の第1押出機から、またその上にホモポリプロピレン樹脂(サンアロマー株式会社製)を共押出機の第2押出機から305℃で、ラインスピード80m/分で押出し、水性アンカーコート剤を介して積層シートを得た。ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂とのブレンド樹脂と、ホモポリプロピレン樹脂との共押出しであると、単層のポリプロピレン樹脂を押し出した場合より、押出しムラが少なく、平滑に押出しコートすることができた。
次いで、直後にこの積層シートの表面に、鏡面ロールで押出コートして厚さ35μmの合成樹脂層の表面を平滑化処理し、平滑化処理面を得た。
なお、層構成は、層構成、キャストコート紙(坪量164g/m2)/アンカーコート層(1μm)/ブレンド樹脂層(17μm)/ホモポリプロピレン樹脂層(18μm)(平滑化処理面)である。なお、形状解析レーザ顕微鏡(株式会社キーエンス製VK−8710)で平滑処理面の算術平均粗さRaを測定した結果、0.08μmであった。
続いて、微細凹凸構造を賦形するための原版として、10μmのホログラムの調刻が施されたエンボスロールと、表面が平滑な樹脂製フラツトロールから成る押圧ロールとの間に積層シートを誘導して、熱圧エンボスにより合成樹脂層に微細凹凸構造を賦形し、樹脂層表面に微細凹凸構造が形成された離型紙を得た。図6に示すように、押圧ロール54と原版50との間で離型紙20を押圧して賦型した。この結果、キャストコート紙のコート層(平滑化層24)の硬度が高いため、離型紙20を構成する紙基材22の地合いによる影響を受けにくく、均一で微細な凹凸形状を合成樹脂26の全面に賦型することができた。
(合成皮革の作製)
得られた離型紙の樹脂層上に、合成皮革の樹脂層用ポリウレタン組成物を、バーコート法によって塗布し、組成物塗布層を形成した。その組成物は、ポリウレタン(製品名:レザミンNE−8811、大日精化工業株式会社製)5質量部、着色剤(製品名:セイカセブンNET−5794(PM)ブラック、大日精化工業株式会社製)1質量部である。なお、必要に応じて溶剤を使用してもよい。
次いで、組成物塗布層が設けられた離型紙ごと、80℃及び3分間、ラインスピード10m/分、圧力25Nの条件で加熱した。乾燥後、離型紙上の組成物塗布層に接着剤(製品名レザミンNE−8811、大日精化工業株式会社製)を用いて布帛(湿式ベース、近畿ビニール株式会社製)を貼り合わせた。その後、接着剤を乾燥し、熟成させた後、組成物塗布層から離型紙を剥離し、合成皮革を得た。
得られた合成皮革を樹脂層側から目視にて観察した。この結果、離型紙と合成皮革の樹脂を重ね合わせた状態で賦型する際、転移ムラをなくすことができるので、離型紙の合成樹脂層の表面が均一であり、作製した合成皮革の樹脂の表面に光沢ムラがなく均一な微細な凹凸形状を生じた。
(比較例)
実施例のクレーコート層を形成した紙基材に代えて、クレーコート層を形成していない上質紙(坪量125g/m2)に直接、合成樹脂層を形成し、同様に合成樹脂層の表面に平滑化処理し、実施例と同様に作製して離型紙を作成した。図7に示すように、押圧ロール54と原版50との間で離型紙20´を押圧して賦型した。この結果、比較例の離型紙20´を構成する平滑化層が形成されていないため、合成樹脂層26が、紙基材22の地合いの影響を受け、部分的に賦型用微細凹凸構造が転移されていない箇所(転移ムラ)が生じ、その結果、表面が不均一に賦型された離型紙20´が得られた。なお、賦形前の合成樹脂層の算術平均粗さRaは0.15μmであった。
この離型紙を用いて、実施例と同様に、微細凹凸を賦形した合成皮革を作製した。
得られた合成皮革を樹脂層側から目視にて観察した。この結果、作製した合成皮革の樹脂の表面に光沢ムラを生じた。
(グロス値の測定)
得られた離型紙(賦形前、および賦形後の合成樹脂層の表面)の実施例について、株式会社堀場製作所製の「IG−320(60°反射)」を用い測定した。この結果、賦形前の離型紙のグロス値は、85%であり、賦形後の離型紙のグロス値は、23%であり、賦形後の合成皮革のグロス値は、19%であった。実施例の合成皮革では、光沢ムラがなく、均一な微細な凹凸形状が付与されていた。
3 微細凹凸
4 積層シート
10 平滑処理面
12 賦形型
14 賦形用微細凸部構造
16 賦形用微細凹部構造
20 離型紙
20´ 離型紙(比較例)
22 紙基材
24 平滑化層
26 合成樹脂層
28 アンカーコート層
30 合成皮革
32 基材
34 樹脂層
36 凸部
38 凹部
40 押出機
42 押圧ロール
44 鏡面ロール
46 合成樹脂
50 原版
52 版面
54 押圧ロール

Claims (5)

  1. 合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙であって、
    紙基材と、
    前記紙基材の一方の面に形成され、前記の面を平滑化する平滑化層と、
    前記平滑化層の上に形成された合成樹脂層と、を備え、
    前記合成樹脂層の表面が、平滑処理面であり、
    前記合成樹脂層が、前記樹脂層に前記微細凹凸を形成するための賦形型が形成されていることを特徴とする離型紙。
  2. 前記平滑化層と、前記合成樹脂層との間にアンカーコート層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の離型紙。
  3. 前記平滑化層は、クレーコート層からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の離型紙。
  4. 合成皮革が有する樹脂層に微細凹凸を形成するための離型紙の製造方法であって、
    前記樹脂層に形成される微細凹凸に対応する凹凸構造を有する版面が形成された原版を準備する工程と、
    紙基材と、前記紙基材に形成された平滑化層と、前記平滑化層上に形成される合成樹脂層と、を備えた積層シートを準備する工程と、
    前記合成樹脂層の表面に鏡面ロールを用いた加工により平滑処理面を形成する工程と、
    前記積層シートの前記平滑処理面と、前記原版の版面とを重ねて、前記樹脂層の表面に前記版面の微細凹凸構造を賦形する工程と、
    前記原版を前記積層シートから剥がす工程と、を備えることを特徴とする離型紙の製造方法。
  5. 基材と、前記基材の一方の面の全面に均一で微細な凹部と凸部とを有する凹凸形状が形成された樹脂層と、を備えることを特徴とする合成皮革。
JP2016252184A 2016-12-27 2016-12-27 離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法 Active JP6922214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252184A JP6922214B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252184A JP6922214B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018104844A true JP2018104844A (ja) 2018-07-05
JP6922214B2 JP6922214B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=62786744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016252184A Active JP6922214B2 (ja) 2016-12-27 2016-12-27 離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6922214B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019171707A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 大日本印刷株式会社 離型紙、離型紙の製造方法、被賦形体および合成皮革
JP2020082542A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 大日本印刷株式会社 離型紙
JP2020125552A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 大日本印刷株式会社 回折光沢合成皮革
WO2021070335A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 リンテック株式会社 剥離ライナー、粘着シート、および粘着シートの作製方法
CN113573871A (zh) * 2019-03-25 2021-10-29 二村化学株式会社 具有膜状树脂层的薄板状层叠物的制造装置
CN113573898A (zh) * 2019-03-25 2021-10-29 二村化学株式会社 具有膜状树脂层的薄板状层叠物的制造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126399A (ja) * 1982-01-19 1983-07-27 三菱製紙株式会社 剥離紙
JPH05269932A (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 Mitsubishi Paper Mills Ltd リサイクル型剥離用シート及びその製造方法
US5693418A (en) * 1989-04-17 1997-12-02 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Laminated film or sheet and box-shaped vessel prepared therefrom
JP2009209471A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Daio Paper Corp 塗工紙
JP2010253779A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Dainippon Printing Co Ltd ナノオーダーの凹凸模様を有する積層体およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126399A (ja) * 1982-01-19 1983-07-27 三菱製紙株式会社 剥離紙
US5693418A (en) * 1989-04-17 1997-12-02 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Laminated film or sheet and box-shaped vessel prepared therefrom
JPH05269932A (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 Mitsubishi Paper Mills Ltd リサイクル型剥離用シート及びその製造方法
JP2009209471A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Daio Paper Corp 塗工紙
JP2010253779A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Dainippon Printing Co Ltd ナノオーダーの凹凸模様を有する積層体およびその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7040214B2 (ja) 2018-03-29 2022-03-23 大日本印刷株式会社 離型紙、離型紙の製造方法、被賦形体および合成皮革
JP2019171707A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 大日本印刷株式会社 離型紙、離型紙の製造方法、被賦形体および合成皮革
JP2022050503A (ja) * 2018-03-29 2022-03-30 大日本印刷株式会社 離型紙、離型紙の製造方法、被賦形体および合成皮革
JP2020082542A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 大日本印刷株式会社 離型紙
JP2020125552A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 大日本印刷株式会社 回折光沢合成皮革
JP7358741B2 (ja) 2019-02-01 2023-10-11 大日本印刷株式会社 回折光沢合成皮革
CN113573898B (zh) * 2019-03-25 2023-07-04 二村化学株式会社 具有膜状树脂层的薄板状层叠物的制造方法
CN113573898A (zh) * 2019-03-25 2021-10-29 二村化学株式会社 具有膜状树脂层的薄板状层叠物的制造方法
CN113573871A (zh) * 2019-03-25 2021-10-29 二村化学株式会社 具有膜状树脂层的薄板状层叠物的制造装置
CN113573871B (zh) * 2019-03-25 2023-08-01 二村化学株式会社 具有膜状树脂层的薄板状层叠物的制造装置
JPWO2021070335A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15
WO2021070335A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 リンテック株式会社 剥離ライナー、粘着シート、および粘着シートの作製方法
JP7549591B2 (ja) 2019-10-10 2024-09-11 リンテック株式会社 粘着シートおよび粘着シートの作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6922214B2 (ja) 2021-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018104844A (ja) 離型紙、合成皮革、および離型紙の製造方法
JP6953981B2 (ja) 大柄凹凸模様と微細柄凹凸模様を同時に賦型する賦型シートの製造方法及び該製造方法で作製された賦型シート
CN101855050A (zh) 用木质材料层包覆部件的方法以及用这样的层包覆的部件
TWI507299B (zh) 工程剝離片材用基材片材、工程剝離片材及合成皮革之製造方法
JP7144134B2 (ja) 微細柄凹凸模様を賦型する賦型シートの製造方法及び該製造方法で作製された賦型シート
KR20120124472A (ko) 이형 시트, 합성 피혁 및 그의 제조 방법
US3551177A (en) Disposable impressing sheets
JP2019059142A (ja) 大柄凹凸模様と微細柄凹凸模様を同時に賦型する賦型シートの製造方法及び該製造方法で作製された賦型シート
KR20140116580A (ko) 입체감이 우수한 엠보무늬 벽지의 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조된 벽지
JP4269513B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法
CN109532178A (zh) 3d套印套压装饰膜生产工艺,应用及中间产品
JP2017165077A (ja) 化粧シート
KR100874594B1 (ko) 입체문양을 가지는 장식지의 제조방법
JP7268320B2 (ja) 回折光沢賦型用離型紙
JP2017094555A (ja) 化粧シート
JP2019171707A (ja) 離型紙、離型紙の製造方法、被賦形体および合成皮革
JP2015206154A (ja) 合成皮革、賦形シート、合成皮革の製造方法及び賦形シートの製造方法
JP3098799B2 (ja) 工程離型紙
JP6786821B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP2019025825A (ja) 複合板材
JP7248060B2 (ja) 回折光沢賦形用離型紙
JPS602989B2 (ja) 剥離シ−ト及びその製造方法
JP6870419B2 (ja) 離型シート及び樹脂製物品
JP7155695B2 (ja) 離型紙の製造方法、離型紙、被賦形体および合成皮革
JP7456089B2 (ja) 離型紙、被賦形体および合成皮革の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6922214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150