JP2018102209A - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP2018102209A
JP2018102209A JP2016252143A JP2016252143A JP2018102209A JP 2018102209 A JP2018102209 A JP 2018102209A JP 2016252143 A JP2016252143 A JP 2016252143A JP 2016252143 A JP2016252143 A JP 2016252143A JP 2018102209 A JP2018102209 A JP 2018102209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
detection
detection plate
top plate
grains
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016252143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6733119B2 (ja
Inventor
石田 健之
Takeyuki Ishida
健之 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2016252143A priority Critical patent/JP6733119B2/ja
Publication of JP2018102209A publication Critical patent/JP2018102209A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6733119B2 publication Critical patent/JP6733119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

【課題】搬送された穀粒を検出するセンサを保護すると共に安定した検出精度を確保することができるコンバインを提供する。【解決手段】螺旋板36により搬送された穀粒を飛散する回転体47と、回転体47の上方に隣接して配置された天板と、天板と所定の隙間を形成して配置され、回転体47により飛散される穀粒の一部が衝突する検出板50と、検出板50の上方に突出するように検出板50の外側に配置されたロードセル49aと、を備え、天板と検出板50との隙間を塞ぐ保護部51でロードセル49aを保護した。【選択図】図7

Description

本発明は、脱穀された穀粒等を搬送する搬送路を備えたコンバインに関し、詳しくは搬送された穀粒等の搬送量を検出する検出手段に関する。
一般に、コンバインは、刈取られた穀稈を脱穀し、脱穀された穀粒を搬送してグレンタンクに貯留する。従来、特許文献1に示すように、搬送部により搬送された穀粒を吐出する吐出部に穀粒が接触する検出板を配置し、穀粒等から検出板が受ける衝突力をセンサで検出可能としたコンバインが提案されている。
特許第4280149号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、ビーム型のロードセルを使用し、ロードセルの平行ビームが上下方向と平行になるように配置することで、コンバインの走行に伴う上下方向の振動の影響を減らし、比較的安価かつ高い精度で穀粒の検出を行うことができるが、このようにビーム型のロードセルの配置を行うと、検出板に穀粒等が衝突してロードセルが歪むことにより検出板が上下に変位するため、検出板の上端と吐出部の天板との隙間に穀粒や藁屑等が挟まることに起因する検出板の動作不良により検出精度が低下する虞があった。また、このようにビーム型のロードセルの配置を行うと、検出板の上端から上方へセンサが突出することを防ぐことが難しく、検出板の動作不良を防ぐために検出板の上端と天板との隙間を大きくすると、穀粒等の衝突によりロードセルを破損する虞があった。
そこで、本発明は、搬送された穀粒を検出するセンサを保護すると共に安定した検出精度を得ることができるコンバインを提供することを目的とするものである。
本発明は、刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部(7)と、揚穀筒(31)内に配置されて脱穀された穀粒を搬送する螺旋板(36)と、該螺旋板(36)と一体で回転して該螺旋板(36)により搬送された穀粒を飛散する回転体(47)と、を備えたコンバイン(1)において、
前記回転体(47)により穀粒が飛散される空間の上部に配置された天板(42)と、
前記天板(42)の下方に前記天板(42)と所定の隙間を形成して配置され、前記回転体(47)により飛散される穀粒の一部が衝突する検出面(50a)を有する検出板(50)と、
前記天板(42)に前記検出板(50)を吊持する起歪体(49g)と、該起歪体(49g)に設けられた歪ゲージと、を有し、前記検出板(50)の上方に突出するように前記検出面(50a)の裏面側に配置され、穀粒の衝突による前記検出板(50)の変位を検出するビーム型のロードセル(49a)と、
前記天板(42)と前記検出板(50)との隙間を塞ぐ保護部(51)と、を備えてなる、
ことを特徴とする。
例えば図4、図5、図6及び図7を参照して、前記回転体(47)の下方に配置されて前記天板(42)に対向する底板(41)と、前記天板(42)と前記底板(41)とを接続して前記回転体(47)により飛散される穀粒をガイドする案内側壁(43)と、を有するカバー部(45)を備え、
前記天板(42)は前記回転体(47)の上方に隣接して配置され、
前記検出板(50)は、前記案内側壁(43)による穀粒のガイド方向における前記案内側壁(43)の下流端に隣接して配置されてなる。
例えば図5及び図7を参照して、前記検出板(50)は、前記案内側壁(43)の略延長上に沿うように配置され、前記保護部(51)は、狭幅の板状に形成され、その上流端が前記案内側壁(43)に接続されて、その下流端へ向かうに従って前記検出板(50)から離間するように配置されてなる。
例えば図4及び図7を参照して、前記検出面(50a)に対して垂直方向から視て、前記保護部(51)は、その下流端部が前記ロードセル(49a)と重なる位置になるように、かつ前記検出板(50)と一部が重なるように配置されてなる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、天板と検出板との隙間を塞ぐ保護部を備えて、検出面の裏面側に配置されたビーム型のロードセルを保護しているので、簡易な構造で、天板と検出板との隙間を穀粒が通過してロードセル等に衝突することによるロードセル等の破損や、天板と検出板との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板の動作不良を防ぎ、安定した検出精度を得ることができると共に、装置全体として安価に構成することができる。
請求項2に係る本発明によると、回転体はカバー部により覆われて、回転体により飛散される穀粒が検出板へガイドされるので、飛散される穀粒のうち検出板に衝突する穀粒の割合を増大し、ロードセルによる検出の感度や精度を向上することができる。
請求項3に係る本発明によると、保護部は、その上流端が案内側壁に接続されて、その下流端へ向かうに従って検出板から離間するように配置されるため、保護部と検出板との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板の動作不良を防ぐことができると共に、仮に穀粒等が挟まった場合でも容易に除去することができる。また、回転体により飛散される穀粒は保護部により検出板から離間するように案内されるので、天板と検出板との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板の動作不良や、天板と検出板との隙間を穀粒が通過してロードセル等に衝突することによるロードセル等の破損を防ぐことができる。
請求項4に係る本発明によると、検出面に対して垂直方向から視て、保護部は、その下流端部がロードセルと重なる位置になるように配置されているので、保護部が検出板の下流端近傍まで延設されている場合と比較して、保護部と検出板との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板の動作不良を防ぐことができると共に、仮に穀粒等が挟まった場合でも容易に除去することができる。また、保護部は、検出板と一部が重なるように配置されているので、保護部と検出板との隙間から検出面の裏側へ穀粒等が侵入する虞を減らすことができる。
本発明を適用し得るコンバインを示す側面図。 コンバインの平面図。 穀稈の搬送経路を示す概略図。 揚穀吐出部を示す側面図。 図4に示す天板に垂直な方向Aからの斜視図で、(a)は天板が取り付けられた状態を示す図、(b)は天板が取り外された状態を示す図。 揚穀吐出部を示す斜視図。 天板が取り外された状態の揚穀吐出部を示す斜視図。
<全体構成>
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。図1、図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る自脱型のコンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2によって支持された機体3を有しており、機体3の前部には、穀稈を刈取ると共に、刈取った穀稈を後方へと搬送する刈取搬送部5が昇降可能に設けられている。また、刈取搬送部5の後方には、刈取搬送部5によって搬送された穀稈を更に後方へ搬送するフィードチェン6、フィードチェン6によって搬送された穀稈を脱穀する脱穀部7及び排稈を処理するための後処理部9が設けられていると共に、脱穀部7の下方には、脱穀部7の受網22から漏下した穀粒と夾雑物との混合物である被選別物とを選別する選別部10が設けられている。
刈取搬送部5の側方には、作業者が着座してコンバイン1を運転操作する運転部11が設けられていると共に、運転部11の後方かつ脱穀部7の側方には、上記選別部10によって選別された穀粒を貯留する箱状のグレンタンク12が配置されている。グレンタンク12に貯留された穀粒は、排出オーガ13によって機体3外に排出されるよう構成されている。刈取搬送部5は、その前部に複数設けられて穀稈を分草するデバイダ15、デバイダ15の後方で分草された穀稈を引起す引起装置16、穀稈を刈取るレシプロ式の図示しない刈刃を有する刈取部17、及び刈取部17によって刈取られた穀稈を搬送してフィードチェン6に受け渡す穀稈搬送装置19、などを有して構成されている。
<脱穀部>
また、刈取搬送部5によって刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部7は、扱室20内に回転可能に支持された円筒状の扱胴21と、その下方に設けられた受網22と、から構成されており、扱胴21と受網22との間で穀稈の穂先が扱胴21の円筒面に複数設けられた扱歯21aにより扱がれることにより脱穀されるように構成されている。上記脱穀部7の下方に配設された選別部10は、機体3の前後方向に揺動して穀粒の揺動選別を行う揺動選別装置25と、排塵が選別される排塵選別室26と、排塵選別室26内に選別風を送風する唐箕ファン27と、排塵選別室26内から排塵を吸引する排塵ファン29とを有している。
揺動選別装置25は、機体3の前後方向に揺動する揺動流板23と、揺動流板23の後方に連設されたチャフシーブ30と、チャフシーブ30の下方において前後方向の揺動及び選別風によって篩選別をするグレンシーブ34とを備えている。チャフシーブ30は開度を調節可能な多数の選別フィン30aを備え、選別フィン30aの開度及び選別風の通風量を調節することによって、被選別物の漏下量を調節可能に構成されている。揺動選別装置25及び唐箕ファン27によって選別されて漏下した穀粒は、1番螺旋32を介して円筒状の揚穀筒31と、揚穀筒31内に設けられて、揚穀筒31の中心と略一致する図4に示す揚穀螺旋軸31aを中心として回転する螺旋板としての揚穀螺旋板36と、によって揚上搬送され、揚穀筒31の上端に設けられている揚穀吐出部40からグレンタンク12内に飛散されて貯留される。また、選別されず選別風により後方へ送られた被選別物は2番螺旋33を介して円筒状の還元筒35と、還元筒35内に設けられて回転する図示しない還元螺旋板と、によって揚上搬送され、還元筒35の上端に設けられている還元吐出部39から揺動選別装置25内に還流されるように構成されている。
<揚穀吐出部>
次いで、本発明の要部である揚穀吐出部40について、図4から図7に沿って説明する。揚穀吐出部40は、揚穀筒31の終端に設けられて、図5に示す方向Bへ揚穀螺旋板36と一体で回転して螺旋板により搬送された穀粒を飛散する回転体としての跳出板47、及び跳出板47を覆う箱状のカバー部としてのカバー体45を有する。カバー体45は、跳出板47の上方かつ揚穀螺旋軸31aに対して略垂直に配置されている平面状の天板42、跳出板47の下方かつ天板42に対向するように配置されている平面状の底板41、及び底板41と天板42とを接続して跳出板47により飛散される穀粒をガイドし、揚穀螺旋軸31aと平行に形成されている案内側壁43を有する。天板42及び底板41は、それぞれ跳出板47の上端及び下端と所定の隙間を形成して隣接するように配置されている。
底板41には揚穀筒31の内径と略同径の連通口41bが形成されて揚穀筒31の内部とカバー体45の内部とが連通すると共に、案内側壁43の一部は開放して吐出口46が形成されて揚穀筒31の内部とグレンタンク12の内部とが連通している。案内側壁43は、回転する跳出板47の先端に近接し、揚穀筒31と同心で揚穀筒31の内径より大きな略半円筒状に形成されている半円筒板43a、及び半円筒板43aの下流端と緩やかに接続する平面状の案内板43bを有して、天板42に対する垂直方向である図4に示す方向Aから視た際に略J字状となるように形成されている。ここで、上流又は下流とは、案内側壁43による穀粒のガイド方向における上流又は下流を意味し、以下、同様とする。
カバー体45の内部には、カバー体45に固定されている流量センサ49及び流量センサ49に支持されて跳出板47により飛散される穀粒が衝突する検出面50aを有して穀粒の衝突による検出面50aの変位を流量センサ49へ伝える検出板50が設けられている。検出板50は、略矩形状に形成されて、略平面状の検出面50aの上流端は案内板43bの下流端に近接し、検出面50aに対する垂直方向視においては、検出面50aの上流端は案内板43bの下流端の外側に位置して互いに重なるように配置されている。また、検出板50は、案内板43bの略延長上に沿うように配置されており、詳しくは、方向Aから視た際に、案内板43bと略平行な配置から、反時計回りに所定の角度α回動した状態まで、案内板43bとの成す角度を調節可能に設けられている。また、検出板50及び天板42は、互いに脱穀されて搬送される穀粒の大きさより十分に大きく、また穀粒等の衝突に伴う検出板50の変位により検出板が天板42に接触することがない所定の隙間を形成するように配置されている。
流量センサ49は、検出板50に対して検出面50aの裏面側即ち外側に配置されているロードセル49a及びロードセル49aの上部を覆って保護するセンサカバー49bを有し、揚穀螺旋軸31aと平行に取り付けられるボルトa、ボルトb及びボルトcによりセンサカバー49bと一体に設けられているブラケット49cを介してカバー体45に固定されている。ロードセル49aは、略直方体でセンサカバー49bに固定される固定部49d及び略直方体で検出板50を支持する可動部49eを、長手方向の両端部に薄肉部がそれぞれ設けられた一対の平行ビーム49fで接続して、鋼や合金等により一体で形成されている起歪体49gと、上記薄肉部に接着された図示しない歪ゲージと、を備えているビーム型のロードセルであり、平行ビーム49fの延伸方向が略上下方向と平行になるようにかつロードセル49aの上部が検出板50の上方に突出するように、天板42に検出板50を吊持している。流量センサ49は、ボルトa、ボルトb及びボルトcを緩め、ボルトaを中心として回動させた後にボルトa、ボルトb及びボルトcを締め付けて、角度αの範囲内で回動させて任意の角度で固定することにより、検出板50と案内板43bの成す角度を調節可能に設けられている。
また、カバー体45には、流量センサ49の下方を覆って保護すると共に、検出板50と天板42との隙間及び検出板50と案内板43bとの隙間から流量センサ49側に入り込んだ穀粒をグレンタンク12内へ案内する傾斜面52が設けられている。傾斜面52は、搬送される穀粒の安息角以上の傾斜角度となるように形成されており、傾斜面52上には穀粒が堆積しないように構成されている。
カバー体45には、狭幅の板状に形成されて、検出板50と天板42との隙間の一部を塞ぐ保護部としての保護板51が設けられ、保護板51は、平面状でかつ長辺が天板42に沿う矩形に形成されて、上流端が案内板43bの下流端に接続されている。天板42に対する垂直方向である方向Aから視た際に、保護板51は、案内板43bの延長線上から案内板43bの略下流端を中心として反時計回りに角度αより大きい所定の角度β屈曲した状態に配置され、下流端へ向かうに従って検出板50から徐々に離間するように設けられている。また、検出板50に対する垂直方向視において、保護板51の下流端部はロードセル49aと重なると共に、保護板51と検出板50とは、上下方向に一部が互いに重なってかつ天板42と保護板51との隙間は、天板42と検出板50との隙間より小さくなるように配置されている。なお、検出板50に対する垂直方向視において、保護板51の下流方向の厳密な先端がロードセル49aと重なっていることは必要ではなく、保護板51の下流方向の端部近傍がロードセル49aと重なっていれば十分である。
以上の構成により、揚穀筒31と揚穀螺旋板36とにより揚上搬送された穀粒は、底板41の連通口41bを通じて揚穀吐出部40の内部に搬入され、跳出板47の回転によりカバー体45内に飛散され、天板42、底板41、案内側壁43及び検出板50にガイドされて、吐出口46を経由してさらにグレンタンク12内に飛散される。跳出板47により飛散される穀粒の一部は、揚穀吐出部40の内部に設けられている検出板50に衝突する。検出板50に穀粒が衝突した際の検出板50の変位はロードセル49aのひずみゲージにより電気信号に変換され、搬送された穀粒の量が検出される。
<本実施の形態の効果>
以上より、本実施の形態は、検出板50の変位を検出するロードセル49aを備え、検出板50及び天板42は、互いに脱穀された穀粒の大きさより十分に大きな所定の隙間を形成して配置されているので、搬送された穀粒の量を検出可能であると共に、天板42と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良を防ぎ、安定した精度で搬送された穀粒の量を検出することができる。また、天板42と検出板50との隙間を塞ぐ保護板51が、検出面50aの裏面側に配置されたロードセル49aを保護しているので、簡易な構造で、天板42と検出板50との隙間を穀粒が通過してロードセル49a等に衝突することによる流量センサ49の破損や、天板42と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良を防ぎ、安定した検出精度を得ることができると共に、装置全体として安価に構成することができる。
また、跳出板47はカバー体45により覆われて、跳出板47により飛散される穀粒が検出板50へガイドされるので、飛散される穀粒のうち検出板50に衝突する穀粒の割合を増大し、ロードセル49aによる検出の感度や精度を向上することができる。また、保護板51は、その上流端が案内側壁43の先端に接続されて、案内板43bと角度βを成すように配置されるため、保護板51と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良を防ぐことができると共に、仮に穀粒等が挟まった場合でも容易に除去することができる。また、跳出板47により飛散される穀粒は保護板51により検出板50から離間するように案内されるので、天板42と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良や、天板42と検出板50との隙間を穀粒が通過してロードセル49a等に衝突することによる流量センサ49の破損を防ぐことができる。
保護板51は、検出板50の面に対して垂直方向から視て、検出板50の下流端部はロードセル49aと重なる位置になるように配置されているので、保護板51が検出板50の下流端付近まで延設されている場合と比較して、保護板51は変形しにくく、保護板51と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良の発生を抑制できると共に、仮に穀粒等が挟まった場合でも容易に除去することができる。また、保護板51は、検出板50と上下方向に重なるように配置されているので、保護板51と検出板50との隙間から検出面50aの裏側へ穀粒等が侵入する虞を減らすことができる。
また、流量センサ49は、揚穀吐出部40の内部に配置されているので、グレンタンク12内における穀粒の貯留の邪魔とならず、グレンタンク12の内部を有効活用することができ、容量を拡大することができる。また、流量センサ49を回動させることにより検出板50と案内板43bとの角度を0°から角度αの範囲内で調節できるように構成されているので、穀粒の種類によらず搬送された穀粒の量の検出精度を維持することができる。また、保護板51と案内板43bとは角度αより大きな角度βを形成しているので、流量センサ49を回動させても保護板51と検出板50が接触することが無く、天板42と検出板50との隙間から穀粒が進入することを防ぐことができる。また、ロードセル49aは、平行ビーム49fの延伸方向が略上下方向と平行になるように、天板42に検出板50を吊持しているので、ロードセル49aがコンバイン1から受ける上下方向の振動が穀粒の量の検出結果へ与える影響を低減することができる。
なお、流量センサ49は、グレンタンク12の内部に設け、グレンタンク12の上面と検出板50との隙間を保護板51で塞ぐように構成してもよく、その場合は流量センサ49を吐出部39に設ける場合と比較して、検出板50に衝突する穀粒からロードセル49aが受ける力を弱めることができ、ロードセル49aの破損を防ぐことができる。なお、揚穀吐出部40の構成は、上記実施の形態に限られず、そのまま還元吐出部39の構成として採用することが可能である。その場合、揚穀筒31は還元筒35に、揚穀螺旋板36は還元螺旋板に、グレンタンク12は選別部10に読み替えるものとする。なお、保護板51は、天板42に固定される構成としてもよい。その場合は、保護板51と接続される長さを長くすることができ、保護板51の変形や破損を防ぐことができる。なお、流量センサ49は、ビーム型のロードセル49aを使用したものに限られず、検出板50に衝突する穀粒の量を検出できるものであれば、コラム型のロードセルや加速度センサ等、他の手段を使用するものでもよい。
なお、上記実施の形態は主に稲を刈取って脱穀する自脱型のコンバイン1について説明したが、これに限られず、多種の穀物を刈取って脱穀する汎用型のコンバインについても適用可能である。
1 コンバイン
7 脱穀部
31 揚穀筒
36 螺旋板(揚穀螺旋板)
41 底板
42 天板
43 案内側壁
45 カバー部(カバー体)
47 回転体(跳出板)
49a ロードセル
49d 固定部
49e 可動部
49f 平行ビーム
49g 起歪体
50 検出板
50a 検出面
51 保護部(保護板)

Claims (4)

  1. 刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部と、揚穀筒内に配置されて脱穀された穀粒を搬送する螺旋板と、該螺旋板と一体で回転して該螺旋板により搬送された穀粒を飛散する回転体と、を備えたコンバインにおいて、
    前記回転体により穀粒が飛散される空間の上部に配置された天板と、
    前記天板の下方に前記天板と所定の隙間を形成して配置され、前記回転体により飛散される穀粒の一部が衝突する検出面を有する検出板と、
    前記天板に前記検出板を吊持する起歪体と、該起歪体に設けられた歪ゲージと、を有し、前記検出板の上方に突出するように前記検出面の裏面側に配置され、穀粒の衝突による前記検出板の変位を検出するビーム型のロードセルと、
    前記天板と前記検出板との隙間を塞ぐ保護部と、を備えてなる、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記回転体の下方に配置されて前記天板に対向する底板と、前記天板と前記底板とを接続して前記回転体により飛散される穀粒をガイドする案内側壁と、を有するカバー部を備え、
    前記天板は前記回転体の上方に隣接して配置され、
    前記検出板は、前記案内側壁による穀粒のガイド方向における前記案内側壁の下流端に隣接して配置されてなる、
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記検出板は、前記案内側壁の略延長上に沿うように配置され、前記保護部は、狭幅の板状に形成され、その上流端が前記案内側壁に接続されて、その下流端へ向かうに従って前記検出板から離間するように配置されてなる、
    請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記検出面に対して垂直方向から視て、前記保護部は、その下流端部が前記ロードセルと重なる位置になるように、かつ前記検出板と一部が重なるように配置されてなる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンバイン。
JP2016252143A 2016-12-26 2016-12-26 コンバイン Active JP6733119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252143A JP6733119B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252143A JP6733119B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018102209A true JP2018102209A (ja) 2018-07-05
JP6733119B2 JP6733119B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=62785444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016252143A Active JP6733119B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6733119B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020061970A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社クボタ コンバイン
JP2020099284A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社クボタ コンバイン
JP7449881B2 (ja) 2021-01-29 2024-03-14 ヤンマーホールディングス株式会社 コンバインの揚穀装置およびこれを備えたコンバイン

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10201352A (ja) * 1997-01-22 1998-08-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 穀粒選別装置
JP2005024381A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 穀物検出装置
JP2008092830A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Kyoto Univ 穀粒流量検出装置
JP2008092829A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 穀粒流量検出装置
JP2008199995A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 脱穀選別装置
JP4280149B2 (ja) * 2003-10-30 2009-06-17 三菱農機株式会社 穀粒の搬送装置における流量検出器
JP2015037388A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 ヤンマー株式会社 コンバイン
US20150168187A1 (en) * 2013-12-13 2015-06-18 Ag Leader Technology Automatic compensation for the effect of grain properties on mass flow sensor calibration

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10201352A (ja) * 1997-01-22 1998-08-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 穀粒選別装置
JP2005024381A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 穀物検出装置
JP4280149B2 (ja) * 2003-10-30 2009-06-17 三菱農機株式会社 穀粒の搬送装置における流量検出器
JP2008092830A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Kyoto Univ 穀粒流量検出装置
JP2008092829A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 穀粒流量検出装置
JP2008199995A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 脱穀選別装置
JP2015037388A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 ヤンマー株式会社 コンバイン
US20150168187A1 (en) * 2013-12-13 2015-06-18 Ag Leader Technology Automatic compensation for the effect of grain properties on mass flow sensor calibration

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020061970A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 株式会社クボタ コンバイン
JP7094191B2 (ja) 2018-10-16 2022-07-01 株式会社クボタ コンバイン
JP2020099284A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社クボタ コンバイン
JP7085978B2 (ja) 2018-12-25 2022-06-17 株式会社クボタ コンバイン
JP7449881B2 (ja) 2021-01-29 2024-03-14 ヤンマーホールディングス株式会社 コンバインの揚穀装置およびこれを備えたコンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP6733119B2 (ja) 2020-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018102209A (ja) コンバイン
JP4280149B2 (ja) 穀粒の搬送装置における流量検出器
JP5016273B2 (ja) 脱穀装置の選別部構造
CN112888304B (zh) 联合收割机
JP2019004790A (ja) 収穫機
JP7110043B2 (ja) 脱穀装置
JP2018038272A (ja) コンバイン
JP7085978B2 (ja) コンバイン
JP6289405B2 (ja) コンバイン
JP2018011545A (ja) コンバイン
JP2018102210A (ja) コンバイン
EP3991543A1 (en) Threshing device
JP2015037388A (ja) コンバイン
KR20200079415A (ko) 콤바인
JP7423438B2 (ja) 脱穀装置
JP2022116946A (ja) コンバインの揚穀装置およびこれを備えたコンバイン
JP7115943B2 (ja) コンバイン
JP7399036B2 (ja) コンバイン
JP7399037B2 (ja) コンバイン
JP4627293B2 (ja) 穀粒流量検出装置
JP7449881B2 (ja) コンバインの揚穀装置およびこれを備えたコンバイン
WO2022124173A1 (ja) コンバイン、算定システム、算定方法、算定プログラム、及び、記録媒体
JP5843714B2 (ja) 脱穀装置
CN109104983B (zh) 收割机及联合收割机
JP2008199995A (ja) 脱穀選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200131

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200618

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6733119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151