JP6733119B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
前記回転体(47)の上方に隣接して配置された天板(42)と、前記回転体(47)の下方に配置されて前記天板(42)に対向する底板(41)と、前記回転体(47)の側方に配置され、前記天板(42)と前記底板(41)とを接続して前記回転体(47)により飛散される穀粒をガイドする案内側壁(43)と、前記回転体(47)により飛散される穀粒を排出する吐出口(46)と、を有して前記回転体(47)を覆う箱状のカバー体(45)と、
前記天板(42)の下方に前記天板(42)と所定の隙間を形成して配置され、前記回転体(47)により飛散される穀粒の一部が衝突する検出面(50a)を有する検出板(50)と、
前記天板(42)に前記検出板(50)を吊持する起歪体(49g)と、該起歪体(49g)に設けられた歪ゲージと、を有し、前記検出板(50)の上方に突出するように前記検出面(50a)の裏面側に配置され、穀粒の衝突による前記検出板(50)の変位を検出するビーム型のロードセル(49a)と、
前記天板(42)と前記検出板(50)との上下方向の隙間を覆う板状に形成された保護部(51)と、を備え、
前記検出板(50)は、前記検出面(50a)が前記案内側壁(43)の略延長上に沿うように、前記案内側壁(43)による穀粒のガイド方向における前記案内側壁(43)の下流端に隣接して配置され、
前記保護部(51)は、前記ガイド方向において、その上流端が前記案内側壁(43)に接続されて、その下流端へ向かうに従って前記検出板(50)から離間するように配置されてなる、
ことを特徴とする。
また、例えば、図5(b)を参照して、前記保護部(51)は、前記回転軸線(31a)方向から視て、直線状に延びると共に、その前記ガイド方向に向かう延長線が前記検出板(50)及び前記ロードセル(49a)に交差しないように設けられる。
請求項3に係る本発明によると、保護部は、螺旋板の回転軸線方向から視て、案内側壁のガイド方向に向かう延長線が検出板及びロードセルに交差しないように設けられるので、回転体により飛散される穀粒は保護部により検出板及びロードセルから離間するように案内され、天板と検出板との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板の動作不良や、天板と検出板との隙間を穀粒が通過してロードセル等に衝突することによるロードセル等の破損を防ぐことができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。図1、図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る自脱型のコンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2によって支持された機体3を有しており、機体3の前部には、穀稈を刈取ると共に、刈取った穀稈を後方へと搬送する刈取搬送部5が昇降可能に設けられている。また、刈取搬送部5の後方には、刈取搬送部5によって搬送された穀稈を更に後方へ搬送するフィードチェン6、フィードチェン6によって搬送された穀稈を脱穀する脱穀部7及び排稈を処理するための後処理部9が設けられていると共に、脱穀部7の下方には、脱穀部7の受網22から漏下した穀粒と夾雑物との混合物である被選別物とを選別する選別部10が設けられている。
また、刈取搬送部5によって刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部7は、扱室20内に回転可能に支持された円筒状の扱胴21と、その下方に設けられた受網22と、から構成されており、扱胴21と受網22との間で穀稈の穂先が扱胴21の円筒面に複数設けられた扱歯21aにより扱がれることにより脱穀されるように構成されている。上記脱穀部7の下方に配設された選別部10は、機体3の前後方向に揺動して穀粒の揺動選別を行う揺動選別装置25と、排塵が選別される排塵選別室26と、排塵選別室26内に選別風を送風する唐箕ファン27と、排塵選別室26内から排塵を吸引する排塵ファン29とを有している。
次いで、本発明の要部である揚穀吐出部40について、図4から図7に沿って説明する。揚穀吐出部40は、揚穀筒31の終端に設けられて、図5に示す方向Bへ揚穀螺旋板36と一体で回転して螺旋板により搬送された穀粒を飛散する回転体としての跳出板47、及び跳出板47を覆う箱状のカバー部としてのカバー体45を有する。カバー体45は、跳出板47の上方かつ揚穀螺旋軸31aに対して略垂直に配置されている平面状の天板42、跳出板47の下方かつ天板42に対向するように配置されている平面状の底板41、及び底板41と天板42とを接続して跳出板47により飛散される穀粒をガイドし、揚穀螺旋軸31aと平行に形成されている案内側壁43を有する。天板42及び底板41は、それぞれ跳出板47の上端及び下端と所定の隙間を形成して隣接するように配置されている。
以上より、本実施の形態は、検出板50の変位を検出するロードセル49aを備え、検出板50及び天板42は、互いに脱穀された穀粒の大きさより十分に大きな所定の隙間を形成して配置されているので、搬送された穀粒の量を検出可能であると共に、天板42と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良を防ぎ、安定した精度で搬送された穀粒の量を検出することができる。また、天板42と検出板50との隙間を塞ぐ保護板51が、検出面50aの裏面側に配置されたロードセル49aを保護しているので、簡易な構造で、天板42と検出板50との隙間を穀粒が通過してロードセル49a等に衝突することによる流量センサ49の破損や、天板42と検出板50との隙間に穀粒等が挟まることによる検出板50の動作不良を防ぎ、安定した検出精度を得ることができると共に、装置全体として安価に構成することができる。
7 脱穀部
31 揚穀筒
36 螺旋板(揚穀螺旋板)
41 底板
42 天板
43 案内側壁
45 カバー部(カバー体)
47 回転体(跳出板)
49a ロードセル
49d 固定部
49e 可動部
49f 平行ビーム
49g 起歪体
50 検出板
50a 検出面
51 保護部(保護板)
Claims (3)
- 刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部と、揚穀筒内に配置され、上下方向に延在する回転軸線を中心に回転して脱穀された穀粒を上方へ搬送する螺旋板と、前記螺旋板の上部に設けられ、該螺旋板と一体で回転して該螺旋板により搬送された穀粒を飛散する回転体と、を備えたコンバインにおいて、
前記回転体の上方に隣接して配置された天板と、前記回転体の下方に配置されて前記天板に対向する底板と、前記回転体の側方に配置され、前記天板と前記底板とを接続して前記回転体により飛散される穀粒をガイドする案内側壁と、前記回転体により飛散される穀粒を排出する吐出口と、を有して前記回転体を覆う箱状のカバー体と、
前記天板の下方に前記天板と所定の隙間を形成して配置され、前記回転体により飛散される穀粒の一部が衝突する検出面を有する検出板と、
前記天板に前記検出板を吊持する起歪体と、該起歪体に設けられた歪ゲージと、を有し、前記検出板の上方に突出するように前記検出面の裏面側に配置され、穀粒の衝突による前記検出板の変位を検出するビーム型のロードセルと、
前記天板と前記検出板との上下方向の隙間を覆う板状に形成された保護部と、を備え、
前記検出板は、前記検出面が前記案内側壁の略延長上に沿うように、前記案内側壁による穀粒のガイド方向における前記案内側壁の下流端に隣接して配置され、
前記保護部は、前記ガイド方向において、その上流端が前記案内側壁に接続されて、その下流端へ向かうに従って前記検出板から離間するように配置されてなる、
ことを特徴とするコンバイン。 - 前記検出面に対して垂直方向から視て、前記保護部は、その前記ガイド方向における下流端部が前記ロードセルと重なる位置になるように、かつ前記検出板と一部が重なるように配置されてなる、
請求項1に記載のコンバイン。 - 前記保護部は、前記回転軸線方向から視て、直線状に延びると共に、その前記ガイド方向に向かう延長線が前記検出板及び前記ロードセルに交差しないように設けられる、
請求項1又は2に記載のコンバイン。
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