JP2018101086A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着器載せ替え系の画像形成装置において、定着部材である回転体に圧縮残留変形が発生している定着器が載せ替えられた場合に起こり得る画像不良の発生を防止する。【解決手段】定着器の載せ替えがなされたことを検知する交換検知手段70と、載せ替えられた定着器の定着部材である一対の回転体40・41が圧接している着状態にあるか離間している脱状態にあるかを検知する状態検知手段71と、一対の回転体の圧縮残留変形を解消するための変形解消モードを実行する制御部100と、を有し、制御部は、交換検知手段70が定着器の載せ替えを検知したとき、状態検知手段71が着状態を検知した場合は変形解消モードを実行し、脱状態を検知した場合は変形解消モードを実行しない、制御を行うことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、画像形成部により形成されたトナー像を記録材に熱定着する定着器と、を備え、定着器を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置としては、電子写真プロセス等を利用して、転写方式または直接方式でハードコピーを得る複写機、プリンタ、ファクシミリ等が挙げられる。
近年、電子写真に求められる使用可能なメディア(記録材体、記録材:以下、用紙または紙と記す)の種類は、様々な顧客のニーズに合わせて多様化している。中でも封筒やフィルム紙などの特殊な用紙を通紙する場合は、定着器の圧力や速度を変えて通紙することが広く提案されている。
また、商業印刷の分野において、画像上の光沢の面内均一性が課題となることがある。この代表的な問題として、連続的に同一サイズの用紙を通紙した場合、用紙の定着部材に対しての通紙域と非通紙域の差で、定着部材の表面粗さが異なることで、画像上の光沢差が生じる件が挙げられる。
そのため、例えば用紙の厚みや表面性、求められる成果物の画像の濃度や光沢度などによっても、最終的な画質を決定する定着条件に細かい調整が必要とされる。
それらの問題を解決するために、用紙の種類やサイズに応じた専用の定着器を用意し、使用する用紙の種類に合わせて定着器を交換(載せ替え)することで、最適な画質を得ることができる。
このような手段を実現する提案として、特許文献1では専用定着器を交換して封筒などの用紙に対応する構成で、定着器に対応する用紙以外の画像形成の場合、定着器の交換を促すメッセージ表示している。
特開2008−58365号公報
ところで、ニップ部を形成する一対の回転体を有し、これを加圧・加熱してトナー像を担持した用紙をニップ部で挟持搬送して熱と圧力でトナー像を定着する定着器は次のような課題がある。即ち、定着器が画像形成装置の装置本体に装着されている状態時でも、また装置本体から取り外されて保管されている状態時でも、一対の回転体の回転が停止された状態で且つ加圧状態のままで長期間放置されると、回転体に圧縮残留変形が発生してしまう。
圧縮残留変形は、回転体の弾性層に圧縮により不可逆な変形が生じ、その後、加圧解除をしても弾性層の形状が戻らず、ニップ部を形成した時の形状のままになってしまう現象である。圧縮残留変形した回転体は、トナー像を均一に加熱することができないため、定着不良、グロス不均一化、騒音等をもたらして定着器としての性能を低下させる。
そこで、定着器に、一対の回転体を圧接させてニップ部を形成させた着状態と、離間させた脱状態とに転換する着脱機構を具備させる。そして、定着器が画像形成装置の装置本体に装着されていれば、画像形成装置のスタンバイ状態等の非画像形成時には着脱機構により一対の回転体を脱状態に保持させて圧縮残留変形の発生を防止するようにしている。
また、定着器の交換の際に装置本体から取り外される定着器の回転体の回転は停止しており、且つ一対の回転体は着脱機構により脱状態に保持されている。そして、その定着器は装置本体から取り外されても一対の回転体は着脱機構により脱状態に保持されている。従って、当該定着器が次に使用されるまでに長期間放置されたとしても回転体の圧縮残留変形の発生が防止される。
ところが、定着器の交換の際に装置本体から取り外される定着器に関して、一対の回転体が離間されている脱状態でなく、圧接してニップ部を形成している着状態すなわち加圧状態である場合も生じ得る。例えば、一対の回転体が着状態にされているときに電源の瞬断など装置電源を間違った方法で落とした場合や、着脱機構にトラブルが生じた場合などに生じ得る。そして、多くの場合、ユーザー(操作者、使用者)はこれに気付かずに定着器の交換をおこなってしまう。当該定着器が装置本体から取り外されて次に使用されるまでに長期間放置されると回転体に圧縮残留変形が発生してしまう。
また、一対の回転体が離間されている脱状態で定着器が装置本体から取り外された場合であっても、その後の当該定着器の扱いにおける衝撃などに起因して着脱機構が誤動作して一対の回転体が脱状態から着状態に転換することもあり得る。この定着器が次に使用されるまでに長期間放置されると回転体に圧縮残留変形が発生してしまう。
そして、上記のように回転体に圧縮残留変形が発生している定着器が再び装置本体に載せ替えられて使用されたときには、回転体に圧縮残留変形に起因する画像不良が生じ得る。
本発明は、定着器載せ替え系の画像形成装置において、回転体に圧縮残留変形が発生している定着器が載せ替えられた場合に起こり得る画像不良の発生を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
その間のニップ部で前記トナー像が形成された記録材を挟持搬送して熱と圧力で定着する一対の回転体と、前記一対の回転体を圧接させて前記ニップ部を形成させた着状態と離間または前記ニップ部の加圧力を軽減化させた脱状態にする着脱機構と、を有する定着器と、を備え、
前記定着器を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能な画像形成装置であって、
定着器の載せ替えがなされたことを検知する交換検知手段と、
載せ替えられた定着器の前記一対の回転体が前記着状態にあるか前記脱状態にあるかを検知する状態検知手段と、
前記一対の回転体の圧縮残留変形を解消するための変形解消モードを実行する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記交換検知手段が定着器の載せ替えを検知したとき、前記状態検知手段が前記着状態を検知した場合は前記変形解消モードを実行し、前記脱状態を検知した場合は前記変形解消モードを実行しない、制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、回転体に圧縮残留変形が発生している定着器が載せ替えられた場合に起こり得る画像不良の発生を防止することができる。
実施例1に係る制御フロー図 実施例1に係る画像形成装置の概略構成模式図 加圧状態時の定着器の概略構成模式図 加圧解除状態時の定着器の概略構成模式図 制御系統のブロック図 変形解消モードの実施フロー図 定着器交換作業の実施フロー図 定着器交換作業時の表示部の表示画面(その1) 同じく表示画面(その2) 同じく表示画面(その3) 同じく表示画面(その4) 実施例2に係る制御フロー図 実施例3に係る制御フロー図
以下、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、これら実施例は本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明はこれら実施例の構成のみに限定されるものではない。
《実施例1》
(画像形成部)
図2は本例における画像形成装置1の概略構成模式図である。この装置1は転写タイプの電子写真プロセスを用いたタンデム方式の4色フルカラープリンタであり、ホスト装置300から制御部(コントローラ)100に入力する画像情報に対応したトナー像を用紙(記録材)Pに形成して出力する。
ホスト装置300はパーソナルコンピュータ(PC)などの外部端末である。制御部100は操作部(UIパネル部)200やホスト装置300との間で各種の電気的情報の授受を行うと共に装置1の画像形成動作を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。制御部100は入力された情報を記憶し、記憶した情報により、画像形成条件を決定し画像形成時に所定の条件で画像形成を行う。即ち、制御部100は装置1の動作を統括的に制御する。
操作部200はユーザーによる指示を受付けるユーザーインターフェース(UI)であり、入力部としての操作キー部201と表示部(液晶ディスプレイ等)202を有する。操作部200はユーザーが操作キー部201と表示部202を用いて、画像形成開始指令を出すだけでなく、画像の画質設定や給紙カセット11にセットする用紙Pの情報入力など印刷条件を指定するための操作を行うことができる。表示部202は装置1の状態やエラー、ジャム等の情報、設定など各種メッセージを表示することができる。
装置1は装置本体2の内部に、用紙Pにトナー像を形成するための画像形成部3を備えている。画像形成部3は、イエロー(Y)色トナー像を形成する作像ユニットUY、マゼンタ(M)色トナー像を形成する作像ユニットUM、シアン(C)色トナー像を形成する作像ユニットUC、ブラック(Bk)色トナー像を形成する作像ユニットUBkを有する。
各作像ユニットU(Y・M・C・Bk)は何れも電子写真プロセス機構であり、それぞれ、感光ドラム4、帯電器5、レーザースキャナ6、現像器7、一次転写帯電器8、感光ドラムクリーナ9を有する。なお、図の煩雑を避けるため、作像ユニットUY以外の作像ユニットUM・UC・UBkにおけるそれらの機器に対する符号の記載は省略した。また、上記構成の画像形成部3の電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
各作像ユニットUのドラム4から中間転写ベルト10に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これによりベルト10上にY+M+C+Bkの4色重畳のカラートナー像が形成される。
用紙Pは給紙カセット11から一枚分離給送され、レジストローラ13を含む搬送路12によりベルト10と二次転写ローラ14との圧接部である二次転写ニップ部に対して所定の制御タイミングで導入される。これにより用紙Pに対してベルト10上の4色重畳のトナー像が順次に二次転写される。二次転写ニップ部を通った用紙Pは定着装置(定着部:以下、定着器と記す)15に導入されてトナー像が固着像として熱と圧力で定着(定着処理)される。
片面印刷モードの場合には、定着器15を出た用紙Pは制御部100で姿勢制御されるフラッパー17により搬送路18側に誘導されて片面印刷物として排出トレイ19に排出される。
両面印刷モードの場合には、定着器15を出た片面印刷済みの用紙Pが制御部100で姿勢制御されるフラッパー17によりスイッチバック搬送路20側に進路変更される。そして、その用紙Pがスイッチバック搬送されて両面搬送路21に導入され、再び搬送路12に入り、1面目と2面目が反転された状態で二次転写ニップ部に導入されることで2面目に対するトナー像の二次転写を受ける。以後、用紙Pは片面印刷モードの場合と同じ経路を通って両面印刷物として排出トレイ19に排出される。
(定着器)
定着器15は装置本体2の定着器装着部16に対してユーザーによって所定の操作要領にて取り外し可能に装着される。装置1はその定着器15を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能である。
70は装着部16における定着器19の有無検知機構(交換検知手段)である。有無検知機構70の具体的な構成は図には省略したけれども、例えば、定着器16が装着部16に装着されているときはオン動作し、定着器16が装着部16から取り外されているときはオフ動作するスイッチ機構である。
制御部100は有無検知機構70からのオン動作信号により定着器16が装着部16に装着さていると判断し、オフ動作信号により定着器16が装着部16から取り外されていると判断する。また、制御部100は有無検知機構90からのオン動作信号がオフ動作信号となり再びオン動作信号になる信号変遷に基づいて、装置本体2に対する定着器の交換(載せ替え)がなされたと判断する。なお、有無検知機構90は上記以外の適宜の手段構成を採り得る。
図3は本例における定着器15の拡大横断面模式図である。この定着器15は、用紙Pに形成されたトナー像Tをその間のニップ部(加熱ニップ部:定着ニップ部)Nで挟持搬送して熱と圧力で定着処理する一対の回転体としての定着ローラ(加熱回転体)40および加圧ローラ(加圧回転体)41を有する。
定着ローラ40は画像面に接触させる加熱定着部材である。定着ローラ40は、アルミニウム製円筒の芯金40bの外周面に厚さ3mmの弾性層40c、そしてその外周面に画像面に接触させる50μmの離型層40dを配置して、直径80mmに構成されている弾性ローラである。弾性層40cはHTV(高温加硫型)シリコンゴム層であり、離型層40dは四フッ化エチレンとパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体(以下、PFA)を主材料としたチューブで被覆されている。
加圧ローラ41は定着ローラ40に対して所定の加圧力で圧接して定着ローラ40との間でニップ部Nを形成する加圧定着部材である。加圧ローラ41は、アルミニウム製円筒の芯金41bの外周面に厚さ1mmの弾性層41cと、その外周面に離型層41dを配置して、直径60mmに構成されている弾性ローラである。弾性層41cは定着ローラ40と同様に、HTVシリコンゴム層であり、その離型層41dはPFAチューブで被覆されている。
定着ローラ40は両端部がそれぞれ定着器枠体(定着器筐体)43の一端側と他端側の不図示の側板間に不図示の軸受部材を介して回転可能に支持されて配設されている。加圧ローラ41は定着ローラ40に対して実質平行に配列されており、両端部がそれぞれ同じく枠体43の一端側と他端側の側板間に軸受部材を介して回転可能に支持されている。そして、加圧ローラ41は、例えば、加圧ばねや加圧レバー等で構成された不図示の加圧機構により定着ローラ40の弾性層40cおよび加圧ローラ41の弾性層41cの弾性に抗して所定の加圧力にて圧接されている。
本例においては、加圧ローラ41を総圧力784N(約80kg)で定着ローラ40に圧接して、両ローラ40・41との間に用紙搬送方向(記録材搬送方向)Xにおいて所定幅のニップ部Nを形成させている。定着ローラ40と加圧ローラ41は、それぞれ、一方の軸端に固定された歯車が不図示の歯車機構によって相互に連結され、その歯車機構に対して制御部100で制御される第1のモータM1(図5)の駆動力が伝達される。これにより、定着ローラ40と加圧ローラ41は、それぞれ、矢印R40の時計方向と矢印R41の反時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。
定着ローラ40と加圧ローラ41の回転中心には、それぞれ、各ローラ40・41を内側より加熱するための加熱源としてのハロゲンヒータ40a・41aが非回転に配置されている。本例においては、ハロゲンヒータ40aには定格電力1200W、ハロゲンヒータ41aには定格電力400Wを採用した。このハロゲンヒータ40a・41aに対して制御部100で制御される給電部72(図5)から通電がなされる。これにより、各ヒータ40a・41aの発熱で、定着ローラ40と加圧ローラ41がそれぞれ内側から加熱される。
そして、定着ローラ40と加圧ローラ41の表面温度がそれぞれ温度検知素子としてのサーミスタ42a・42bで検知され、その検知温度情報が制御部100にフィードバックされる。制御部100はそのフィードバックされる検知温度情報に基づいて定着ローラ40と加圧ローラ41の表面温度がそれぞれ所定の目標温度に立ち上げられて維持されるように給電部72からハロゲンヒータ40aと同41aへの供給電力をそれぞれ制御する。
上記のように、定着ローラ40と加圧ローラ41が回転駆動され、且つ各ローラ40・41の表面温度がそれぞれ所定の目標温度に立ち上げられて温調された状態において、画像形成部3側から定着器15に未定着のトナー像Tが形成された用紙Pが導入される。そして、その用紙Pがニップ部Nで挟持搬送されることでトナー像が固着像として熱圧定着される。
加圧ローラ41は装置1の画像形成時においては前記の加圧機構により図3のように定着ローラ40に対して所定の加圧力で圧接して所定幅のニップ部Nを形成している着ポジション(着状態:加圧状態)41Aに移動している。また、加圧ローラ41は装置1のスタンバイ時やウォームアップ時等の非画像形成時、またジャム発生時においては図4のように定着ローラ40から離間された脱ポジション(脱状態:離間状態)41Bに移動されて保持される。
この加圧ローラ41の着ポジション41Aと脱ポジション41Bへの転換は、定着器15に配設されており、制御部(コントローラ)100で制御される着脱機構(移行部)44によりなされる。制御部100は定着処理が終了するのに伴い着脱機構44により定着ローラ40と加圧ローラ41を着ポジション41Aから脱ポジション41Bへ移行させる。
着脱機構44の具体的な構成は図には省略したけれども、例えば、加圧ローラ41を加圧する前記の加圧機構の加圧レバーを、加圧ローラ41を加圧した加圧位置と加圧を解除した加圧解除位置とに転換するカムを有する機構とすることができる。カムの回転角が制御部100で制御される第2のモータM2(図5)により制御されることで、加圧ローラ41が着ポジション41Aと脱ポジション41Bとに選択的に位置移動される。なお、着脱機構44は上記以外にもの適宜の手段構成を採り得る。
装置1のスタンバイ時やウォームアップ時等の非画像形成時において、加圧ローラ41が脱ポジション41Bに保持されることで、定着ローラ40と加圧ローラ41との圧接が解除されていることにより該両ローラ40・41の圧縮残留変形の発生が防止される。また、ジャム発生時も加圧ローラ41が脱ポジション41Bに保持されることで、ニップ部Nに挟まれた状態のジャム紙を容易に除去することができる。
ここで、加圧ローラ41の脱ポジション41Bは定着ローラ40から十分に離間した状態の他、定着ローラ40に対して加圧力がほぼ零か軽圧で接触している状態も含むものとする。また、本例においては、定着ローラ40に対して加圧ローラ41を圧接させ、また着脱移動させているけれども、これに限られない。加圧ローラ41に対して定着ローラ40を圧接させ、また着脱移動させる構成にすることもできる。また、定着ローラ40と加圧ローラ41の両方を、それぞれ、圧接させ、また着脱移動させる構成にすることもできる。
また、定着器15又は装置本体2には装着部16に装着されている定着器15における加圧ローラ41の着脱判断機構(状態検知手段)71が配設されている。着脱判断機構71の具体的な構成は図には省略したけれども、例えば、加圧ローラ41が着ポジション41Aに位置しているときはオン動作し、脱ポジション41Bに位置しているときはオフ動作するスイッチ機構である。
制御部100は着脱判断機構71からのオン動作信号により加圧ローラ41が着ポジション41Aに位置していると判断し、オフ動作信号により加圧ローラ41が脱ポジション41Bに位置していると判断する。なお、着脱判断機構71は上記以外にもの適宜の手段構成を採り得る。
定着器15の枠体43の外面にはその定着器の種別や使用履歴などに関する各種情報を記憶するメモリタグ(ICチップ等の記憶手段)45が配設されている。装置本体2側にはそのメモリタグ45に記憶されている情報を読み出す通信ユニット73が配設されている。定着器15が装着部16に所定に装着されている状態においてメモリタグ45が装置本体2側の通信ユニット73に対して所定に対向位置している関係構成となっている。
この状態において、制御部100はメモリタグ45に記憶されている情報を、通信ユニット73を介して読み取ることができる。また、制御部100は通信ユニット73を介してメモリタグ45に新たな情報を書き込むことができる。制御部100は通信ユニット73を介してメモリタグ45からその定着器に適した用紙情報を読み出し、プリンタ制御部で使用することができる。
上記のメモリタグ45と通信ユニット73を有する装置構成の場合はそのメモリタグ45と通信ユニット73を装着部16における定着器19の有無検知機構にすることもできる。即ち、制御部100は通信ユニット73によるメモリタグ45との通信ができるときには定着器16が装着部16に装着さていると判断し、通信ができないときには定着器16が装着部16から取り外されていると判断する。また、制御部100は通信ユニット73によるメモリタグ45との通信ができない状態から、できる状態になったことにより、装置本体2に対する定着器の載せ替え(交換)がなされたと判断する。
(制御部)
図5は制御部100の制御系統の概略ブロック図であり、主として、定着器15の制御系統を示している。制御部100はCPU81を有する。CPU81は、RAM82、ROM83、画像処理部84、I/F部85、タイマー86、給紙制御部87、コントローラ88、と電気的に接続されている。
操作部200、給紙カセット11の給紙機構部、PC等のホスト装置300は、それぞれ、I/F部85、給紙制御部87、コントローラ88、を通じてCPU81と電気的に接続されている。操作部200はホスト装置300であっても良い。CPU81は時間計測をタイマー86で行う。
また、CPU81は、定着器15の各種制御部である、温度検知部89、ヒータ制御部90、モータ制御部91、状態判断部92、交換検知部93、メモリタグ検知部94、と電気的に接続されている。
温度検知部89にはサーミスタ42aおよび42bの検知温度情報が入力する。ヒータ制御部90は給電部72からヒータ40aおよび41aに投入する電力を制御する。モータ制御部91は第1と第2のモータM1およびM2を制御する。状態判断部92には着脱判断機構71からオン動作信号とオフ動作信号が入力する。交換検知部93には有無検知機構70からオン動作信号とオフ動作信号が入力する。メモリタグ検出部94はメモリタグ45と情報の授受をする通信ユニット73に接続されている。
ホスト装置300からの印刷条件などの画像情報はコントローラ88を通じてCPU81へ送られる。CPU81は受け取った画像情報を画像処理部84で処理することで画像を形成することができる。ROM83には画像処理部84、給紙制御部87、操作部200、定着器15の各制御部89〜94等を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM82は、CPU81がプログラムを実行する際のワークエリアとして用いられる。
このような構成でCPU81によって制御されることにより、定着器15は、用紙Pの搬送速度や、定着ローラ40、加圧ローラ41の表面温度などが制御され、トナー像を用紙Pに定着することができる。
(定着器の載せ替え)
前述したように、様々な顧客のニーズから、使用する用紙の種類が多様化している。特に封筒や坪量の高い用紙など、商業印刷で使用する用紙への画質と生産性を両立させた対応が求められている。これらに対応するために、用紙に合わせた設定の定着器が専用定着器である。使用する用紙に対応した専用定着器を装置本体2に載せ替えて画像形成装置を運用することで、幅広い特殊な用紙に対応することが可能になる。
表1に専用定着器の例を示す。表1は定着器A、定着器B、定着器Cの3種類を示している。
従来は定着器Aのみで幅広い用紙に対応していた。この定着器Aを通常定着器とする。通常のオフィスで使用する坪量64〜80gsm程度の用紙の4〜5倍もある用紙を通紙する場合、通常定着器Aの定着設定だと、定着温度を数10℃上げても熱量が不足する。また、厚い紙はニップ部Nでの圧力が大きく、また通紙域と非通紙域での圧力差が大きいので、定着ローラ40や加圧ローラ41に対してのストレスが大きい。このため、部材の表面劣化、消耗が大きく、部材交換を頻繁にする必要が生じる。
このため、定着器Bでは、厚紙の定着に重きをおき、ニップ幅を広げ、圧力を分散させる構成にした。この定着器Bを厚紙定着器とする。ただし、この厚紙定着器Bの設定の場合は、用紙の厚みが薄い場合に、搬送時の定着ニップで速度差が大きくなり、シワや光沢ムラが発生しやすくなるため、厚紙の定着に特化している。
定着器Cは封筒の定着に特化している。封筒の場合は、通常定着器Aと比較して圧力を半分程度で運用することで、用紙へのストレスを軽減し、シワや光沢ムラを解消させている。これを封筒定着器とする。この封筒定着器Cでは、通常の用紙、特に熱量の必要な厚い用紙を通紙する場合は、十分に定着することができない。そのために、トナーが用紙に定着せずに定着ローラ側にオフセットするコールドオフセットや、十分にトナーが融解せずに表面性が荒れる光沢の低下などの弊害が生じることがある。
さらに、用紙に合わせた専用定着器を使用することの利点として、用紙の連続通紙による定着ローラ40と加圧ローラ41上の通紙域と非通紙域の光沢ムラが挙げられる。これは、通紙域では定着ローラ40と加圧ローラ41に用紙が当たることで、定着ローラ表層が均されていく。これに対して、非通紙域では、常に定着ローラ40と加圧ローラ41が当接して駆動するため、定着ローラ40や加圧ローラ41の表面状態が異なることになる。このため、この表面状態が異なる部分よりも幅の広い用紙を通紙した場合、トナー表面の光沢段差となり、画像の不良として視認されてしまうことがある。
用紙の幅ごとに対応する専用定着器を交換して運用することで、このような問題は解決でき、最適な画質を得ることができる。表2に用紙の幅によって専用定着器を使い分ける例を示した。
通常は定着器Aを使用するが、ユーザーが用紙の表面に特に気を使う成果物を扱い場合に、前述のように光沢のムラを解消するために、定着器を交換して運用する。例えば、2面はがきサイズの用紙とA3ノビの画像を両方扱う場合、200mm幅の2面はがきには定着器D(ここでは小サイズ定着器とする)を用いる。また、A3ノビのプリントの場合には定着器E(大サイズ定着器とする)に入れ替える。これにより、定着ローラ表層の表面状態の異なる部分が用紙のトナー面の位置に当たることなく定着ができ、光沢ムラの生じない成果物を得ることができる。
以上のように専用定着器を載せ替えて用いることで利点も大きいが、一定の用紙の範囲にしか対応できないという弊害も生じる。しかし、商業印刷の分野では、一度に同じ種類の用紙を大量部数作成することが多く、このような定着器ごと交換するということを行っても幅広い用紙に対応できるという利点の方が大きいことがある。そのため、プリントオンデマンドの事業として成り立つと考える。
当然、用紙を頻繁に混載するユーザーのことを考慮し、基本的には通常定着器Aで全ての状態を網羅できる設定になっている。ここで述べている専用定着器とは、より良い画質や用紙に対応するために提案する対応策の一つである。
(圧縮残留変形)
前述したように、装置本体2の装着部16に装着されている定着器15は、装置1の画像形成時には、定着ローラ40に対して加圧ローラ41が着脱機構44により着ポジション41Aに移動されて加圧機構により所定の加圧力で圧接されている。これにより、両ローラ間に画像定着に必要なニップ部Nが形成されて、画像形成動作が実行される。
一方、スタンバイ時などの非画像形成時には、加圧ローラ41は着脱機構44により定着ローラ40から離間された脱ポジション41Bに移動されて保持される。即ち、制御部100は定着処理が終了するのに伴い着脱機構44により定着ローラ40と加圧ローラ41を着ポジション41Aから脱ポジション41Bへ移行させる。これにより、定着ローラ40と加圧ローラ41との圧接が解除されていることにより、装置1が長時間放置されたとしても該両ローラ40・41の圧縮残留変形の発生が防止される。
専用定着器を用いる場合、ユーザーが定着器を交換する状況が頻繁に発生することが想定される。その定着器交換のために、現在装着されている定着器を装置本体2から取り出すときは、装置1はスタンバイ状態にある。従って、通常は、現在装着されている定着器は加圧ローラ41が着脱機構44により定着ローラ40から離間された脱ポジション41Bに移動されて保持されている状態にあり、その状態の定着器が装置本体2から取り出されて、次に使用されるまで保管される。
ところが、前述したように、装置本体2から取り出される定着器の加圧ローラ41が着ポジション41Aにあり定着ローラ40に対して加圧機構により圧接されている状態にある場合も生じ得る。また、加圧ローラ41が定着ローラ40から離間している脱ポジション41Bにある状態で定着器が装置本体から取り外された場合であっても、その後の当該定着器の扱いにおける衝撃などに起因して加圧ローラ41が着ジション41Aに転換することもあり得る。このような定着器が次に使用されるまでに長期間放置されると定着ローラ40と加圧ローラ41に圧縮残留変形が発生してしまう。
表3は、定着ローラ40と加圧ローラ41を加圧状態のままとした定着器を装置本体2から取り出してそのまま放置状態とした場合の圧縮残留変形の発生具合を調べた結果を示すものである。定着器は取り出される直前まで画像形成装置が画像形成動作していて画像定着に使用されていたものとする。従って、取り出された時点における定着器の定着ローラ40と加圧ローラ41の温度はそれぞれ定着温調温度にほぼ対応する温度状態にある。
そして、放置時間0時間、同1時間、同2時間、同3時間、同4時間、同8時間の各時点における定着ローラ40および加圧ローラ41の表面温度の低下推移を各ローラに設置したサーミスタ42aと同42bで測定した。また、上記の放置時間の各時点における定着器について装置本体2に再装着して画像定着に使用した際の定着ローラ40と加圧ローラ41の圧縮残留変形に起因する濃度ムラの有無を調べた。
定着ローラ40はサーミスタ42a、加圧ローラ41はサーミスタ42bに対応する。表3が示すように、取り出された定着器の定着ローラ40と加圧ローラ41は時間とともに表面の温度が低下する。そして、ある放置時間を境に残留変形による濃度ムラが発生する。
(ウォームアップ動作)
次に、定着器交換後の通常動作について説明する。制御部100は装置本体2に対する定着器の交換がなされたら(主電源がオフからオンされたとき)、装着された定着器について、ウォームアップ動作を行う。このウォームアップ動作においては、定着ローラ40と加圧ローラ41は回転速度:100mm/sで回転駆動され、このとき加圧ローラ41は定着ローラ40から脱状態に保持されている。ヒータ41a・42aに対して通電を行い定着ローラ40や加圧ローラ41を加熱する。そして、定着ローラ40と加圧ローラ41の表面温度をトナー融解可能な状態まで上昇させる。
具体的には、定着ローラ40を160℃に温調することが必要な場合、一旦170℃に定着ローラ40の温度を上昇させてから160℃に冷えるまで待機する制御を行う。加圧ローラ41に対しても同様に、120℃に温調することが必要な場合は、130℃に上げてから、120℃に冷えるまで待機する。このように余分な熱量を各部材に与えることで、定着器の枠体や各部材の端部の温度含めた部材全体が十分に加熱することができ、端部の温度低下を改善することができる。
ウォームアップ動作の終了後は、プリントジョブがなければ、制御部100は装置をスタンバイ状態に移行させる。このスタンバイ状態において、定着ローラ40と加圧ローラ41は100mm/s」で回転駆動されており、加圧ローラ41は定着ローラ40から脱状態に保持されている。また、定着ローラ40と加圧ローラ41はそれぞれスタンバイ時温調されている。そのスタンバイ時温調温度はウォームアップ動作で立ち上げた、定着ローラ40:160℃、加圧ローラ41:120℃である。
(変形解消モード)
前述したように、装置本体2に載せ替えて使用する定着器には、定着ローラ40と加圧ローラ41が加圧状態のままで放置されたことで定着ローラ40や加圧ローラ41に圧縮残留変形が生じているものもあり得る。そのような定着器は、定着不良、グロス不均一化、騒音等をもたらして定着器としての性能を低下させる。
本例においては、定着ローラ40や加圧ローラ41に圧縮残留変形が生じている可能性がある定着器が装置本体2に装着されたと判定される場合には、制御部100は定着ローラ40や加圧ローラ41の圧縮残留変形の解消を行う変形解消モードを実行する。これにより、定着ローラ40や加圧ローラ41に圧縮残留変形が発生している定着器が載せ替えられた場合に起こり得る画像不良の発生を防止することができる。
定着ローラ40や加圧ローラ41の圧縮残留変形の解消するためには、ローラ全体に一定のひずみを与え続けることが効果的である。そのため、本例では、定着ローラ40と加圧ローラ41を加熱して両ローラ40・41にひずみを生じやすくさせ、かつ両ローラ40・41を加圧回転することで一定のひずみを加え続ける方法で残留変形の解消を行う。図6は変形解消モードのフローチャートである。
まず、交換された定着器は、定着ローラ40と加圧ローラ41が加圧状態である。そこで、該両ローラ40・41の離間を行うため、制御部100は着脱機構44を制御して加圧ローラ41を着ポジション41Aから脱ポジション41Bまで動作させる(ステップS101)。次に、制御部100は、ヒータ40aおよびヒータ41aへの通電を開始して定着ローラ40と加圧ローラ41を加熱する(S102)。
ここで、上記の所定温度は、表3の温度と圧縮残留変形の発生具合の結果から、定着ローラ40は40℃〜160℃、加圧ローラ41は25℃〜130℃に設定できるが、定着目標温度やその温度に近い高温設定が好ましい。本例では、定着ローラ40は160℃、加圧ローラ40は130℃を所定温度としている。
この加熱により定着ローラ40および加圧ローラ41の表面温度それぞれ所定温度以上になったことがサーミスタ42a・42bで検知されたら(S103)、加圧ローラ41を定着ローラ40に圧接させる(S104)。この圧接は、制御部100が着脱機構44を制御して加圧ローラ41を脱ポジション41Bから着ポジション41Aまで動作させ、加圧機構の加圧力が働くことによりなされる。
加圧ローラ41が着ポジション41Aへ移動したことが着脱判断機構71で検知されると、制御部100は定着ローラ40と加圧ローラ41を所定の回転速度で所定時間回転させる(S105、S106)。
ここで、ステップS105における定着ローラ40と加圧ローラ41の回転速度は、装置1のスタンバイ状態での回転速度:100mm/sや画像形成中の回転速度:400mm/sと比べて遅く設定することが好ましい。これは定着ローラ40や加圧ローラ41を圧縮残留変形した状態で高速で回転させると、異音やトルクアップによるモータ負荷増大や周辺部材の破損につながる可能性があるからである。本例では50mm/sの低速回転に設定(低速の設定)している。
また、ステップS106における所定時間は、定着ローラ40や加圧ローラ41の圧縮残留変形を実質解消すること可能な時間に設定される。当該時間はステップS103で設定の所定温度によって異なるものとなる。所定温度が高い設定であるほど短い時間設定にできる。本例では、上記の定着ローラ40:160℃、加圧ローラ40:130℃の所定温度設定において、所定時間:120秒の設定にしている。これにより、定着ローラ40や加圧ローラ41の圧縮残留変形を実質解消すること可能である。
定着ローラ40と加圧ローラ41の動作開始から所定時間が経過すると(S106)、変形解消モードは終了となる。そして、装置1の制御動作はウォームアップ動作へと移行する。
(定着器交換作業)
図7で定着器交換時の作業フローを説明する。図8から図11は、その際の操作部200の表示部202またはホスト装置300のディスプレイ部の表示イメージ(表示画面)である。
図7の作業フローに沿って説明する。定着器交換(定着器の載せ替え)が必要な場合、ユーザーは定着器交換作業のモードをデバイス設定の管理設定から開始する(S200)。定着器交換モードを開始せずにキャンセルすることで(S202)、通常のUI画面に戻る(S203)。
定着器交換モードが開始されると(S201)(図8)、定着器交換モードの準備が行われる(図9)。この途中でキャンセルされたり、実際に定着器を交換しなかった場合は、中止の表示を出して交換が中止される(S205・S206)(図10)。交換作業を完了すると、正常に終了した表示(S207)(図11)が出て、定着器交換フラグがONになり(S208)、定着器交換作業が完了する(S209)。そして画像形成装置はプリント可能状態にする準備を再開する。
(圧縮残留変形の判定)
次に、装置本体2に載せ替えられた定着器についての定着ローラ40や加圧ローラ41の圧縮残留変形の判定について、図1に示すフローにより説明する。
定着器交換作業が終了すると(S300、S301)、制御部100は装着された定着器の加圧ローラ41について着脱判断機構71によりポジション判断を行う(S302、S303)。即ち、加圧ローラ41が着ポジション(着状態)41Aに位置しているか脱ポジション(脱状態)41Bに位置しているかを判断する。
このとき、加圧ローラ41が脱ポジション41Bであると判断すると、制御部100は載せ替えられた定着器の定着ローラ40や加圧ローラ41には圧縮残留変形は無いと判定する。そして、通常のウォームアップ動作を行うように指令を出す(S305)。
しかし、ステップS303で加圧ローラ41が着ポジション41Aであると判断すると、制御部100は載せ替えられた定着器の定着ローラ40や加圧ローラ41には圧縮残留変形がある可能性があると判定する。この場合は、図6で説明した変形解消モードを実行する(S304)。このモードの実行後に通常のウォームアップ動作を行うように指令を出す(S305)。
以上説明した実施例1の画像形成装置1の構成をまとめると次の通りである。用紙Pにトナー像Tを形成する画像形成部3と、定着器15と、を備え、定着器を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能な画像形成装置である。
定着器15は、その間のニップ部Nでトナー像が形成された用紙Pを挟持搬送して熱と圧力で定着する一対の回転体としての定着ローラ40および加圧ローラ41を有する。また、定着ローラ40および加圧ローラ41を圧接させてニップ部Nを形成させた着状態と離間またはニップ部Nの加圧力を軽減化させた脱状態にする着脱機構44を有する。
定着器の載せ替えがなされたことを検知する交換検知手段70と、載せ替えられた定着器の定着ローラ40および加圧ローラ41が着状態にあるか脱状態にあるかを検知する状態検知手段71を有する。即ち、状態検知手段71は、一対の回転体である定着ローラ40および加圧ローラ41が加圧状態にあるのか離間状態にあるのかを検出する検出部である。
そして、定着ローラ40および加圧ローラ41の圧縮残留変形を解消するための変形解消モードを実行する制御部100を有する。制御部100は、交換検知手段70が定着器の載せ替えを検知したとき、状態検知手段71が着状態を検知した場合は変形解消モードを実行し、脱状態を検知した場合は変形解消モードを実行しない、制御を行う。
制御部(コントローラ)100は次のような制御を行うということもできる。。即ち、主電源がオンされたとき定着ローラ40および加圧ローラ41が離間状態にあるときは定着ローラ40および加圧ローラ41を加圧状態にして回転させる回転処理を含む第1のウォームアップ処理を実行させる。一方、主電源がオンされたとき定着ローラ40および加圧ローラ41が加圧状態にあるときは前記第1のウォームアップ処理時よりも実行時間を長くした前記回転処理を含む第2のウォームアップ処理を実行させる。
制御部(コントローラ)100は、第2のウォームアップ処理時、定着ローラ40および加圧ローラ41を離間状態に移行させるとともに所定温度に上昇するまで加熱し、その後、前記回転処理を所定時間に亘り実行させる。
以上のように、定着器を交換するという状況では、ユーザーが行う場合がほとんどであるが、定着器の状態を上記のように判定することで、異常画像を事前に防止することができるとともに、必要のない制御を省くことも可能である。
《実施例2》
下記の事項以外の画像形成装置構成、定着器構成は実施例1と同様であるから再度の説明は省略する。
表3で説明したように、定着ローラ40と加圧ローラ41が加圧状態である定着器を装置本体2から取り出して放置した場合でも、定着ローラ40と加圧ローラ41の温度が或る温度以上であれば残留変形がおきていないと判定することができる。表3においては、定着ローラ40の温度が40℃以上、加圧ローラ41の温度が25℃以上であるときは残留変形がおきていない。
そこで、本例においては、図12のように、図1のフローにおいて、ステップS303とステップS304との間に、ステップS303AとステップS303Bを加入している。
即ち、ステップS303で加圧ローラ41が着ポジション41Aであると判断したら、次に、制御部100は定着ローラ40と加圧ローラ41の温度を読みに行く(S303A)。この温度検知はサーミスタ42a・42bでなされる。
このとき、定着ローラ40と加圧ローラ41の温度が所定の温度以上であれば制御部100は載せ替えられた定着器の定着ローラ40や加圧ローラ41には圧縮残留変形は無いと判定する。そして、通常のウォームアップ動作を行うように指令を出す(S305)。
ステップS303Bの所定の温度は本例においては表3から定着ローラ40:40℃、加圧ローラ41:25℃の設定にしている。
一方、定着ローラ40と加圧ローラ41の温度が所定の温度よりも低くければ、制御部100は載せ替えられた定着器の定着ローラ40や加圧ローラ41は圧縮残留変形していると判定する。この場合は、図6で説明した変形解消モードを実行する(S304)。このモードの実行後に通常のウォームアップ動作を行うように指令を出す(S305)。
《実施例3》
下記の事項以外の画像形成装置構成、定着器構成は実施例1と同様であるから再度の説明は省略する。
定着器16のメモリタグ45にはあらかじめその定着で使用すべき用紙の用途情報が保存されている。用紙の用途情報として、用紙サイズや用紙種類が保存されており、サイズはA4、A3、LTRなど、種類は封筒などを表す。制御部100は、これらの情報をメモリタグ45から通信ユニット73を介して読み出し、印刷ジョブ仕様に対して適した定着器を装着されているか否かの判断を行う。
判断の結果、印刷ジョブ仕様に適した定着器が装着されていない場合、定着器が不適切である旨を操作部200の表示部202に報知する。また、制御部100はそれぞれの専用定着器がもつメモリタグ45を用いて定着器が前回交換された時刻の記憶が可能である。
また、表3で説明したように、定着ローラ40と加圧ローラ41が加圧状態である定着器を装置本体2から取り出して放置した場合でも、放置時間が所定時間以内であれば定着ローラ40と加圧ローラ41に圧縮残留変形がおきていないと判定することができる。
そこで、本例においては、定着器15に搭載されているメモリタグ45の情報を用いて、装置本体2に載せ替えられた定着器についての定着ローラ40や加圧ローラ41の圧縮残留変形の判定している。
そこで、本例においては、図13のように、図1のフローにおいて、ステップS303とステップS304との間に、ステップS303CとステップS303Dを加入している。
即ち、ステップS303で加圧ローラ41が着ポジション41Aであると判断したら、次に、制御部(放置時間取得部)100は定着器に搭載のメモリタグ45に記憶されている当該定着器の使用履歴(装置本体での利用履歴情報、装着履歴)を読み出す。そして、当該定着器が装着されるまでの放置時間を取得(計算)する(S404)。即ち、放置時間は、メモリタグ45に記憶されている定着器が装置本体から前回取り外された日時分と今回装置本体に装着された日時分とから取得される。
このとき、取得された放置時間が所定時間以内であれば制御部100は載せ替えられた定着器の定着ローラ40や加圧ローラ41には圧縮残留変形は無いと判定する。そして、通常のウォームアップ動作を行うように指令を出す(S305)。
ステップS303Dの所定の時間(放置時間)は本例においては表3から4時間の設定にしている。
一方、取得された放置時間が所定時間を超えた場合は、制御部100は載せ替えられた定着器の定着ローラ40や加圧ローラ41は圧縮残留変形していると判定する。この場合は、図6で説明した変形解消モードを実行する(S304)。このモードの実行後に通常のウォームアップ動作を行うように指令を出す(S304)。
以上、説明した形態は定着器交換直後の残留変形の解消を可能にし、残留変形による画像弊害を防止することができる。
《その他の事項》
以上、本発明の適用例として上記の実施例を説明したが、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の構成に置き換えることは可能である。
(1)例えば、画像形成装置としては、カラー画像形成装置に限られず、モノクロ画像などモノカラー(単色)の画像形成装置であってもよい。
(2)例えば、定着器は記録材上に形成された未定着トナー像を加熱して定着する装置に限られない。半定着又は定着済みトナー像を再加熱して画像の表面光沢を調整する処理にも用いられる装置(この場合も定着器と呼ぶことにする)も包含される。
(3)例えば、定着器の一対の回転体は何れも実施例のローラ体に限られない。いずれか一方あるいは両方とも可撓性を有する無端状ベルト(エンドレスベルト)を用いた装置構成のものにすることもできる。また、回転体の加熱機構はハロゲンヒータに限られない。セラミックヒータ方式、電磁誘導加熱方式などその他適宜の加熱機構を採用した構成にすることができる。
1・・画像形成装置、3・・画像形成部、15・・定着器、40・41・・一対の回転体(定着ローラと加圧ローラ)、N・・ニップ部、P・・記録材、T・・トナー像、44・・着脱機構、70・・交換検知手段、71・・状態検知手段、100・・制御部

Claims (7)

  1. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    その間のニップ部で前記トナー像が形成された記録材を挟持搬送して熱と圧力で定着する一対の回転体と、前記一対の回転体を圧接させて前記ニップ部を形成させた着状態と離間または前記ニップ部の加圧力を軽減化させた脱状態にする着脱機構と、を有する定着器と、を備え、
    前記定着器を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能な画像形成装置であって、
    定着器の載せ替えがなされたことを検知する交換検知手段と、
    載せ替えられた定着器の前記一対の回転体が前記着状態にあるか前記脱状態にあるかを検知する状態検知手段と、
    前記一対の回転体の圧縮残留変形を解消するための変形解消モードを実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記交換検知手段が定着器の載せ替えを検知したとき、前記状態検知手段が前記着状態を検知した場合は前記変形解消モードを実行し、前記脱状態を検知した場合は前記変形解消モードを実行しない、制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    その間のニップ部で前記トナー像が形成された記録材を挟持搬送して熱と圧力で定着する一対の回転体と、前記一対の回転体を圧接させて前記ニップ部を形成させた着状態と離間または前記ニップ部の加圧力を軽減化させた脱状態にする着脱機構と、を有する定着器と、を備え、
    前記定着器を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能な画像形成装置であって、
    定着器の載せ替えがなされたことを検知する交換検知手段と、
    載せ替えられた定着器の前記一対の回転体が前記着状態にあるか前記脱状態にあるかを検知する状態検知手段と、
    前記一対の回転体の圧縮残留変形を解消するための変形解消モードを実行する制御部と、
    前記一対の回転体の少なくとも一方の回転体の表面温度を検知する温度検知素子と、を有し、
    前記制御部は、前記交換検知手段が定着器の載せ替えを検知したとき、前記状態検知手段が前記着状態を検知し、かつ前記温度検知素子が所定温度よりも低い温度を検知している場合に前記変形解消モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    その間のニップ部で前記トナー像が形成された記録材を挟持搬送して熱と圧力で定着する一対の回転体と、前記一対の回転体を圧接させて前記ニップ部を形成させた着状態と離間または前記ニップ部の加圧力を軽減化させた脱状態にする着脱機構と、使用履歴を記憶する記憶手段と、を有する定着器と、を備え、
    前記定着器を他の定着器に載せ替えて画像形成を行うことが可能な画像形成装置であって、
    定着器の載せ替えがなされたことを検知する交換検知手段と、
    載せ替えられた定着器の前記一対の回転体が前記着状態にあるか前記脱状態にあるかを検知する状態検知手段と、
    前記記憶手段に記憶されている情報を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段から読み出した情報をもとに装着されている定着部の放置時間を取得する放置時間取得部と、
    前記一対の回転体の圧縮残留変形を解消するための変形解消モードを実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、装着されている定着器について、前記状態検知手段が前記着状態を検知し、かつ前記放置時間取得部が取得している放置時間が所定時間を超える場合に前記変形解消モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記変形解消モードは、
    a:前記一対の回転体を前記着脱機構により前記着状態から前記脱状態に転換するステップ、
    b:前記一対の回転体をそれぞれ所定温度に加熱するステップ、
    c:前記一対の回転体を前記着脱機構により前記脱状態から前記着状態に転換するステップ、
    d:前記一対の回転体を所定の回転速度で所定時間回転させるステップ
    を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の回転速度は、画像形成装置の画像形成中における前記一対の回転体の回転速度もしくは画像形成装置のスタンバイ時における前記一対の回転体の回転速度よりも低速の設定であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により記録材に形成されたトナー像を定着するためのニップ部を形成する一対の回転体と、
    定着処理が終了するのに伴い前記一対の回転体を加圧状態から離間状態へ移行させる移行部と、
    前記一対の回転体が加圧状態にあるのか離間状態にあるのかを検出する検出部と、
    主電源がオンされたとき前記一対の回転体が離間状態にあるときは前記一対の回転体を加圧状態にして回転させる回転処理を含む第1のウォームアップ処理を実行させる一方、主電源がオンされたとき前記一対の回転体が加圧状態にあるときは前記第1のウォームアップ処理時よりも実行時間を長くした前記回転処理を含む第2のウォームアップ処理を実行させるコントローラと、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記コントローラは、前記第2のウォームアップ処理時、前記一対の回転体を離間状態に移行させるとともに所定温度に上昇するまで加熱し、その後、前記回転処理を所定時間に亘り実行させることを特徴とする請求項6の画像形成装置。
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