JP2018095468A - チップ部品搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるロット間におけるチップ部品の混入を抑制すること。
【解決手段】チップ部品搬送装置は、搬送ロータ13と、搬送ロータ13により搬送されるチップ部品100が良品か不良品かを検査する検査部と、搬送ロータから良品のチップ部品100を排出する排出装置と、排出装置により排出された良品のチップ部品を回収する良品回収箱41Aと、良品回収箱41Aを着脱可能に保持する箱保持体70とを備える。搬送ロータ13は、チップ部品100の搬送方向に沿って配設され、チップ部品100を保持可能な複数の保持部15を有し、複数の保持部15は、搬送方向と交差する方向に沿って並設され、チップ部品100を収容する複数の収容穴15aを有する。良品回収箱41Aは、保持部15の収容穴15aと対向し、排出装置により収容穴15aから排出された良品のチップ部品100を直接的に回収する回収口65を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、チップ部品搬送装置に関する。
同心円状に複数列に設けられたキャビティ内にチップ部品を保持した搬送ロータを回転させると共に、チップ部品の電気特性等を検査し、検査後のチップ部品を良品及び不良品に分類して回収するチップ部品搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。良品や不良品などの複数種類のチップ部品をそれぞれ回収する回収箱は、多数のチップ部品を収容可能な大きさに設定される。このため、回収箱は、搬送ロータに対してホースにより接続される。チップ部品搬送装置は、検査後のチップ部品を、搬送ロータからホースを介して回収箱に回収する。
特開2014−152021号公報
ところで、微小なチップ部品を搬送するチップ部品搬送装置では、チップ部品がホース内に残留するおそれがある。このようなチップ部品の残留は、異なるロット間におけるチップ部品の混入を招くおそれがある。このような異なるロット間におけるチップ部品の混入を防ぐため、ロット間でホースを清掃する対策が取られる。しかし、作業者の目視によってホース内のチップ部品の有無を確認するため、チップ部品が目視困難なほど小さい場合、ホース内のチップ部品の有無の確認が難しい。そのうえ、ホースの清掃作業では、ホース内のチップ部品の有無を確認しながら清掃するため、ホースの清掃作業に時間がかかってしまう。
本発明の目的は、異なるロット間におけるチップ部品の混入を容易に抑制することを可能とするチップ部品搬送装置を提供することである。
上記課題を解決するチップ部品搬送装置は、チップ部品を搬送する搬送体と、前記搬送体により搬送される前記チップ部品が良品か不良品かを検査する検査部と、前記検査部の検査結果に基づいて前記搬送体から良品の前記チップ部品を排出する排出装置と、前記検査部の検査結果に基づき前記排出装置により前記搬送体から排出された前記良品のチップ部品を回収する良品回収箱と、前記良品回収箱を着脱可能に保持する箱保持体と、を備え、前記搬送体は、前記チップ部品の搬送方向に沿って配設され、前記チップ部品を保持可能な複数の保持部を有し、前記複数の保持部のそれぞれは、前記搬送方向と交差する方向に沿って並設され、前記チップ部品を収容する複数の収容穴を有し、前記良品回収箱は、前記複数の保持部のうちの少なくとも1つの保持部の前記複数の収容穴と対向し、前記排出装置により前記収容穴から排出された前記良品のチップ部品を直接的に回収する回収口を有する。
この構成によれば、収容穴から排出された良品のチップ部品が直接的に良品回収箱内に回収される。これにより、良品回収箱に接続され、良品回収箱と収容穴との排出経路を構成するホースを必要としないため、チップ部品の滞留がなく、異なるロット間におけるチップ部品の混入を容易に抑制できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記搬送方向から見て、前記回収口の大きさは、前記収容穴と対向した状態において前記収容穴の縁から45°以上かつ90°未満の傾斜角度で延びた線分の範囲内であることが好ましい。
この構成によれば、保持部から排出される良品のチップ部品が良品回収箱の回収口内に排出されやすくなる。したがって、保持部から排出される良品のチップ部品が良品回収箱の外部に排出されることを抑制できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記回収口は、前記複数の収容穴に跨って形成されていることが好ましい。
この構成によれば、収容穴から排出される良品のチップ部品が良品回収箱の回収口内に排出されやすくなる。したがって、収容穴から排出される良品のチップ部品が良品回収箱の外部に排出されることを抑制できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記排出装置は、前記複数の収容穴のそれぞれに向けて圧縮空気を噴出することにより前記収容穴から前記チップ部品を排出し、前記良品回収箱は、前記チップ部品は排出せずに前記良品回収箱内の空気を排出する排気口を有することが好ましい。
排出装置によって良品のチップ部品を良品回収箱に排出するとき、良品回収箱内に良品のチップ部品と共に圧縮空気が流入するため、良品回収箱内の圧力が高まりやすい。良品回収箱内の圧力が過度に高まると、その圧力によって良品回収箱内に良品のチップ部品が入りにくくなるおそれがある。
その点、本チップ部品搬送装置では、良品回収箱が排気口を有するため、良品回収箱内の空気が排気口を通じて外部に流出することにより良品回収箱内の圧力が過度に高まることを抑制できる。したがって、良品回収箱内に良品のチップ部品が入りやすくなる。
上記チップ部品搬送装置において、前記排気口は、前記良品回収箱において前記回収口と対向しない箇所に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、排気口にチップ部品が溜まることが抑制されるため、排気口に溜まったチップ部品によって排気口と良品回収箱の外部との空気の流通が妨げられることが抑制される。このため、良品回収箱の圧力が過度に高まることを抑制しやすくなる。
上記チップ部品搬送装置において、前記排気口は、前記良品回収箱において鉛直方向の上端部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、良品回収箱においてチップ部品が溜まり難い位置に排気口が設けられているため、チップ部品によって排気口と良品回収箱の外部との空気の流通が妨げられることを抑制しやすくなる。
上記チップ部品搬送装置においては、1つの前記保持部に対応して配設され、前記検査部の検査結果に基づき前記排出装置により前記収容穴から排出される不良品の前記チップ部品を回収する不良品回収箱を備え、前記不良品回収箱は、前記収容穴と対向し、前記排出装置により前記収容穴から排出された前記不良品のチップ部品を直接的に回収する回収口を有し、前記良品回収箱及び前記不良品回収箱は、前記搬送方向に並べられていることが好ましい。
この構成によれば、良品回収箱及び不良品回収箱のサイズを過度に小さくすることなく、チップ部品を回収可能なように良品回収箱及び不良品回収箱を配置できる。したがって、良品回収箱及び不良品回収箱が収容可能なチップ部品の数量を増やすことができるため、ロットにおけるチップ部品の数量を増やすことができる。
上記チップ部品搬送装置において、前記良品回収箱は、前記不良品回収箱よりも前記搬送方向の下流側に位置していることが好ましい。
この構成によれば、保持部が良品回収箱に対応する位置に搬送されるまでに不良品のチップ部品が保持部から排出されるため、良品回収箱に不良品のチップ部品が回収されるおそれを低減できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記良品回収箱及び前記箱保持体には、前記箱保持体に対して前記良品回収箱が予め定められた位置のみに取り付け可能な取付規制部が設けられていることが好ましい。
良品回収箱が異なるロットにおいて不良品のチップ部品を回収する回収箱として用いられると、そのロットにおいて良品回収箱内の不良品のチップ部品が残った場合、次のロットで良品回収箱を良品のチップ部品の回収で用いるときに良品回収箱内に良品のチップ部品と不良品のチップ部品とが混在してしまう。
その点、本チップ部品搬送装置によれば、良品回収箱を良品のチップ部品専用の回収箱とすることができる。このため、良品回収箱が不良品のチップ部品を回収する位置に配設されることがないため、良品回収箱内に良品及び不良品のチップ部品の混入を抑制できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記チップ部品搬送装置の動作を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記箱保持体に対して前記良品回収箱が予め定められた位置以外の位置に配置された場合に前記チップ部品搬送装置の動作を開始しないことが好ましい。
この構成によれば、良品回収箱が不良品のチップ部品を回収する位置に配置された場合には制御装置がチップ部品搬送装置を動作しないため、良品回収箱に不良品のチップ部品が回収されることが抑制される。したがって、良品回収箱への良品及び不良品のチップ部品の混入を抑制できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記箱保持体に対して前記良品回収箱が予め定められた位置以外の位置に配置された場合に報知する報知部をさらに備えることが好ましい。
良品回収箱が不良品のチップ部品を回収する位置に配置された場合には良品回収箱の位置が誤っていることを報知部により作業者に報知するため、良品回収箱に不良品のチップ部品が回収される可能性を低減できる。
上記チップ部品搬送装置において、前記搬送方向において、前記良品回収箱は、不良品の前記チップ部品を回収する位置よりも下流側に位置し、前記チップ部品搬送装置の動作を制御する制御装置と、前記搬送方向において前記良品回収箱よりも上流側かつ前記不良品のチップ部品を回収する位置よりも下流側には、前記収容穴に前記チップ部品が収容されているか否かを検出する検出部とをさらに備え、前記制御装置は、前記検査部の検査結果に基づく前記不良品のチップ部品が前記収容穴に収容された状態で前記検出部が前記収容穴における前記不良品のチップ部品の収容を検出した場合、前記チップ部品搬送装置の動作を停止することが好ましい。
この構成によれば、保持部に保持された不良品のチップ部品が良品回収箱の回収口と対向することが抑制されるため、不良品のチップ部品が良品回収箱に回収されるおそれを低減できる。
本発明のチップ部品搬送装置によれば、異なるロット間におけるチップ部品の混入を容易に抑制できる。
チップ部品搬送装置の第1実施形態の概略正面図。 チップ部品搬送装置の第1実施形態の概略断面図。 チップ部品の斜視図。 (a)は供給ユニットから保持部にチップ部品が供給されるときのチップ部品搬送装置の模式正面図、(b)は検査部によりチップ部品が検査されるときのチップ部品搬送装置の模式正面図、(c)はチップ部品が回収ユニットに排出されるときのチップ部品搬送装置の模式正面図。 回収ユニットの正面側の斜視図。 回収ユニットにおける良品回収箱の分解斜視図。 回収ユニットの背面側の斜視図。 回収ユニットが取出位置のときの斜視図。 回収ユニットにおける良品回収箱及び箱保持体の分解斜視図。 回収ユニット及び搬送ロータの概略断面図。 チップ部品搬送装置の第2実施形態における回収ユニットの一部分の分解斜視図。 回収ユニットにおける保持板と良品回収箱及び不良品回収箱との位置関係を示す正面図。 チップ部品搬送装置の第3実施形態において、(a)は搬送ロータ及び回収ユニットの概略正面図、(b)は搬送ロータ及び回収ユニットの概略断面図。 チップ部品搬送装置の変形例における回収ユニットの概略断面図。 チップ部品搬送装置の変形例における回収ユニットの概略断面図。 チップ部品搬送装置の変形例における搬送部の概略斜視図。 チップ部品搬送装置の変形例における搬送部の概略斜視図。 チップ部品搬送装置の変形例における搬送部の概略平面図。
以下、チップ部品搬送装置の各実施形態について図面を参照して説明する。なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。また、構成要素の寸法比率は、実際のものと、又は別の図面中のものと異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1〜図10を参照して、チップ部品搬送装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、チップ部品搬送装置1は、搬送部10、供給ユニット20、検査部30、回収ユニット40及び制御装置50を備える。搬送部10は、チップ部品100を搬送する。供給ユニット20は、搬送部10にチップ部品100を供給する。供給ユニット20としては、ホッパー、フィーダー、及び適宜の電子部品供給装置を用いることができる。検査部30は、搬送部10によるチップ部品100の搬送経路上においてチップ部品100が良品か不良品かを検査する。検査部30は、チップ部品100の電気特性を検査するための端子を有する。電気特性の検査項目は、電気容量、電気抵抗等を含み、チップ部品の種類によって設定される。また検査部30は、チップ部品100の外観を検査するための撮像部を有してもよい。外観の検査項目は、割れや欠けの有無、傷の有無、寸法等を含む。
回収ユニット40は、良品回収箱41A及び5つの不良品回収箱41B〜41Fを備える。不良品回収箱の個数は、チップ部品100の不良品の分類項目数に応じて設定される。本実施形態では、上述のように検査項目が5つであるため、チップ部品100の不良品の分類項目数が5である。不良品回収箱41Bは、電気容量について不良と判定されたチップ部品100を回収するための箱である。不良品回収箱41Cは、電気抵抗について不良と判定されたチップ部品100を回収するための箱である。不良品回収箱41Dは、割れや欠けが検出されたチップ部品100を回収するための箱である。不良品回収箱41Eは、傷が検出されたチップ部品100を回収するための箱である。不良品回収箱41Fは、規制寸法の範囲から外れた寸法のチップ部品100を回収するための箱である。なお、回収ユニット40は、複数の良品回収箱41Aを備えていてもよい。
制御装置50は、搬送部10を制御する。制御装置50は、検査部30の検査結果に基づいて、回収ユニット40の良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fに対応するチップ部品100を回収する。
搬送部10は、搬送基台11を有する。搬送基台11は、例えば床面に設置され、鉛直方向に延びている。なお、搬送基台11は、鉛直方向に対して傾斜した方向に延びていてもよく、鉛直方向に直交する水平方向に延びていてもよい。
搬送基台11の前面には、円板状の搬送支持体12が取り付けられている。搬送支持体12の前面には、搬送体の一例である円板状の搬送ロータ13が配置されている。搬送ロータ13は、チップ部品100を搬送する。搬送ロータ13には、回転軸体14が取り付けられている。搬送ロータ13は、搬送支持体12に対して回転軸体14と一体に回転する。搬送ロータ13には、チップ部品100を保持可能な複数の保持部15が搬送ロータ13によるチップ部品100の搬送方向において間隔を空けて設けられている。保持部15は、搬送ロータ13の周方向(搬送方向)において等角度間隔で配設されている。なお、図1では、便宜上、保持部15の個数を少なくして示している。保持部15は、搬送方向と交差する方向に並設され、チップ部品100を収容する複数の収容穴15aを有する。本実施形態の複数の収容穴15aは、回転軸体14の中心軸線Cを中心に放射状に配置されている。1つの保持部15における収容穴15aの数は、2個以上かつ30個以下の範囲内であることが好ましい。本実施形態の1つの保持部15における収容穴15aの数は、4個である。
搬送部10は、駆動装置16、保持装置17及び排出装置18をさらに備える。駆動装置16、保持装置17及び排出装置18は、制御装置50により制御される。駆動装置16は、回転軸体14を例えば時計回り方向に回転させる。制御装置50は、駆動装置16により搬送ロータ13を連続的又は間欠的に回転させる。駆動装置16は、電動モータと、電動モータの出力軸に連結された減速機とを備える。保持装置17は、搬送ロータ13の保持部15にチップ部品100を保持させる。保持装置17は、空気を吸引する吸引ポンプと、吸引ポンプ及び搬送支持体12を接続する配管とを備える。排出装置18は、保持部15からチップ部品100を排出させる。排出装置18は、空気を排出するファンと、ファン及び搬送支持体12を接続する配管とを備える。なお、排出装置18は、ファン及び配管に代えて、保持部15からチップ部品100を押し出すためのエジェクタピンと、エジェクタピンを作動させる電動アクチュエータとを備えてもよい。
図2に示すように、搬送ロータ13の保持部15は、各収容穴15aに連通する第1吸引溝15bを有する。第1吸引溝15bは、中心軸線Cを中心とした同心円状に形成されている。第1吸引溝15bは、1つの保持部15における収容穴15aの数に応じて形成されることが好ましい。第1吸引溝15bは、搬送ロータ13の径方向において同じ位置に設けられた収容穴15aを周方向に連通している。
搬送支持体12は、第1吸引溝15bと対向すると共に第1吸引溝15bと連通する第2吸引溝12aを有する。第2吸引溝12aは、中心軸線Cを中心とした同心円状に形成されている。第2吸引溝12aは、第1吸引溝15bの数に応じて形成されることが好ましい。1つの第2吸引溝12a当たりに例えば2つの吸引孔12bが周方向に間隔を空けて形成されている。2つの吸引孔12bは、保持装置17(図1参照)の配管に接続されている。なお、2つの吸引孔12bの周方向の位置は、第2吸引溝12aごとに異なっていてもよい。
収容穴15aに収容されるチップ部品100は、積層セラミックコンデンサ、サーミスタ、コイル部品などの電子部品である。本実施形態のチップ部品100は、図3に示すように、例えば略直方体又は略立方体の基部101の両端に外部電極102が形成された積層セラミックコンデンサである。チップ部品100の長さLは、0.1mmよりも大きく、かつ5mmよりも小さい(0.1mm<L<5mm)。チップ部品100の幅Wは、0.05mmよりも大きく、かつ4mmよりも小さい(0.05mm<W<4mm)。チップ部品100の厚さtは、0.01mmよりも大きく、かつ4mmよりも小さい(0.01mm<t<4mm)。図2に示すように、本実施形態では、収容穴15aには、チップ部品100のWt面103(図3参照)が収容される。収容穴15aの開口は、平面視において四角形状であり、その一辺の長さはチップ部品100の幅Wよりも0.01mm以上かつ0.5mm以下の範囲分だけ大きく、他の一辺の長さはチップ部品100の厚さtよりも0.01mm以上かつ0.5mm以下の範囲分だけ大きい。収容穴15aの深さは、チップ部品100の長さLよりも浅くても深くてもよく、長さLの0.6倍以上かつ1.2倍以下の範囲である。複数の収容穴15aにおいて隣り合う収容穴15a間の距離は、収容穴15aの深さの0.9倍以上であることが好ましい。なお、収容穴15aには、チップ部品100のLW面104又はLt面105が収容されてもよい。
このような搬送部10の構成によれば、チップ部品100が各収容穴15aに収容された状態において、保持装置17(図1参照)の吸引ポンプが駆動することにより、配管、第2吸引溝12a及び第1吸引溝15bを通じて各収容穴15a内が負圧状態になる。これにより、チップ部品100に各収容穴15aを介して第1吸引溝15bに向かう吸引力が作用するため、チップ部品100が各収容穴15aに保持される。
また搬送支持体12は、収容穴15aと連通すると共に、チップ部品100が収容穴15aに収容された場合にチップ部品100と対向する噴出孔12cを有する。噴出孔12cは、収容穴15aの数に応じて形成されることが好ましい。各噴出孔12cは、排出装置18(図1参照)の配管に接続されている。これにより、チップ部品100が各収容穴15aに収容された状態において、排出装置18のファンが駆動することにより、配管及び噴出孔12cを通じて圧縮空気がチップ部品100に向けて噴射される。その結果、チップ部品100が収容穴15aから排出される。排出装置18は、各噴出孔12cに対して圧縮空気の供給を個別に制御できる。このため、排出装置18は、各収容穴15aのそれぞれに向けて圧縮空気を噴出することにより、各収容穴15aからチップ部品100を排出する。
図4を参照して、チップ部品搬送装置1の動作の概要について説明する。なお、図4では、説明の便宜上、複数の保持部15のうちの1つの保持部15のみを3個の収容穴15aとして拡大して図示し、他の保持部15の図示を省略している。
図4(a)に示すように、搬送ロータ13が時計回り方向に回転して保持部15の収容穴15aが供給ユニット20に対向する位置に移動したとき、搬送ロータ13が一時停止して供給ユニット20からチップ部品100が収容穴15aに供給される。収容穴15aにチップ部品100が供給された後、搬送ロータ13が時計回り方向に再び回転する。
図4(b)に示すように、収容穴15aに収容されたチップ部品100が検査部30に対向する位置に移動したとき、搬送ロータ13が一時停止して検査部30によってチップ部品100の電気特性等が検査される。この検査部30において、制御装置50は、チップ部品100を良品及び不良品に分類すると共に、不良品を不良項目ごとに分類する。チップ部品100の検査が終了した後、搬送ロータ13が時計回り方向に再び回転する。
図4(c)に示すように、収容穴15aに収容されたチップ部品100が回収ユニット40に対向する位置に移動したとき、制御装置50は、検査部30の検査結果に基づき、排出装置18によってチップ部品100を対応した良品回収箱41A又は不良品回収箱41B〜41Fに回収する。より詳細には、制御装置50は、チップ部品100が不良品回収箱41Bに対応する位置に搬送ロータ13が回転したとき、電気容量について不良と判定したチップ部品100(不良品)がある場合、その不良のチップ部品100を排出装置18によって不良品回収箱41Bに排出する。一方、不良品がない場合、排出装置18は動作せず、チップ部品100は排出されない。制御装置50は、不良品回収箱41C〜41Fについても同様に対応する不良品がある場合に排出装置18によってチップ部品100を不良品回収箱41C〜41Fに排出する。制御装置50は、チップ部品100が良品回収箱41Aに対応する位置に搬送ロータ13が回転したとき、全ての検査項目について良と判定したチップ部品100(良品)がある場合、その良品を排出装置18によって搬送ロータ13(保持部15)から良品回収箱41Aに排出する。一方、良品がない場合、排出装置18は動作せず、搬送ロータ13(保持部15)からチップ部品100は排出されない。なお、搬送ロータ13は、供給ユニット20から収容穴15aにチップ部品100が供給されるとき、及び検査部30によりチップ部品100が検査されるときにも時計回り方向の回転を維持してもよい。
次に、図5〜図10を参照して、回収ユニット40の詳細な構成について説明する。なお、図5及び図8において、説明の便宜上、搬送ロータ13を簡略化して示している。
図5に示すように、回収ユニット40は、搬送ロータ13の前面13aと近接し、かつ対向している。回収ユニット40は、良品回収箱41A及び5つの不良品回収箱41B〜41Fを着脱可能に保持する箱保持体70と、箱保持体70を旋回させる旋回機構42と、箱保持体70の旋回を規制する旋回規制機構43とを備える。回収ユニット40は、支持台44に載置されている。
良品回収箱41Aと不良品回収箱41B〜41Fとは同一構造である。各回収箱41A〜41Fは、1つの保持部15(図1参照)に対応して配設されている。すなわち、各回収箱41A〜41Fのそれぞれは、保持部15の複数の収容穴15aと対向するように配設されている。本実施形態では、図示していないが、各回収箱41A〜41Fは、保持部15の配置ピッチと同じピッチ間隔で配設されている。各回収箱41A〜41Fは、搬送部10の搬送方向、すなわち搬送ロータ13の回転方向に沿って並べられている。良品回収箱41Aは、不良品回収箱41B〜41Fよりも搬送方向の下流側に配置されている。なお、各回収箱41A〜41Fは、保持部15の配置ピッチの整数倍のピッチ間隔で配設されてもよい。なお、回収ユニット40が複数の良品回収箱41Aを備える場合、複数の良品回収箱41Aは、複数の保持部15のそれぞれの複数の収容穴15aと対向するように配設される。
図6に示すように、良品回収箱41Aは、チップ部品100(図3参照)を収容可能な箱本体60と、箱本体60の一端部を覆う蓋体64とを備える。箱本体60は、その側面視において略長方形状を有する。箱本体60は、収容部61、回収部62及び把持部63を備える。収容部61は、搬送ロータ13から排出するチップ部品100を収容可能な空間を有する。収容部61において蓋体64側の端部は、開口している。回収部62は、チップ部品100を収容部61に収容するために収容部61と外部とが連通するように開口する第1開口部62aを有する。第1開口部62aは、収容部61における蓋体64側の開口と連続するように開口している。回収部62は、箱本体60の長手方向の一方の端部、かつ箱本体60の側面視において長手方向と直交する方向における蓋体64側に設けられている。回収部62は、収容部61から突出すると共に第1開口部62aが形成された突出壁62bを有する。把持部63は、箱本体60の長手方向において収容部61の回収部62とは反対側の端部に設けられている。箱本体60において回収部62が設けられる側壁の表面には、導電性アルマイト処理が施されている。これにより、箱本体60において回収部62が設けられる側壁の帯電が抑制されるため、静電気に起因して、箱保持体70に対して箱本体60が貼り付くことが抑制される。
蓋体64は、第1開口部62aにおける蓋体64側の開口、及び収容部61の開口を覆うように箱本体60の長手方向に延びている。蓋体64の端壁64aは、第1開口部62aを覆う。端壁64aは、第1開口部62aから離れるように湾曲状に形成された第2開口部64bを有する。第1開口部62a及び第2開口部64bにより、チップ部品100を収容部61内に回収するための回収口65が構成されている。
良品回収箱41Aは、収容部61内のチップ部品100は排出せずに収容部61内の空気を排出する排気口66を有する。排気口66は、良品回収箱41Aにおいて回収口65と対向しない箇所に設けられている。具体的には、排気口66は、良品回収箱41Aにおいて鉛直方向の上端部に設けられている。より詳細には、排気口66は、蓋体64において収容部61の開口と対応する部分に設けられている。排気口66は、収容部61内と外部との空気の流通を許可する一方、チップ部品100の流通を許可しない複数の微小な孔により構成されている。なお、排気口66は、蓋体64に複数設けられてもよい。また排気口66の平面視の形状は任意に変更可能である。また排気口66の複数の孔がメッシュ状に形成されてもよい。
図5に示すように、箱保持体70は、保持板71及び支持板72を備える。保持板71は、各回収箱41A〜41Fを保持する。保持板71は、搬送ロータ13の前面13aと対向し、前面13aと平行している。すなわち保持板71は、鉛直方向に延びている。支持板72は、保持板71にボルトにより固定されている。支持板72は、保持板71を支持している。支持板72は、保持板71の下端部から鉛直方向と直交する水平方向に延びる水平部72aを有する。水平部72aには、レバー72bがボルトにより固定されている。
保持板71には、各回収箱41A〜41Fを支持する6個の箱支持部73が取り付けられている。箱支持部73は、保持板71において各回収箱41A〜41Fに対応した位置にそれぞれ取り付けられている。各回収箱41A〜41Fは、プランジャ74(図6参照)と箱支持部73との間で挟み込まれることにより、保持板71に保持されている。図6に示すように、プランジャ74は、保持板71に取り付けられた取付部75に取り付けられている。箱支持部73には、各回収箱41A〜41Fの搬送方向の両側をガイドするガイド壁73aが設けられている。
図7に示すように、保持板71には、6個の挿入孔71aが形成されている。6個の挿入孔71aは、搬送ロータ13の中心軸線C(図1参照)を中心に等ピッチとなるように形成されている。6個の挿入孔71aのピッチは、搬送ロータ13の保持部15の配置ピッチと等しい。挿入孔71aは、中心軸線Cを中心に放射状に延びている。
図5に示すように、旋回機構42は、支柱76及び旋回部77を備える。支柱76は、支持台44の右端に立設されている。旋回部77は、保持板71の右端に取り付けられ、支柱76に対して旋回軸線Rを中心に旋回可能に取り付けられている。これにより、箱保持体70が旋回軸線Rを中心に旋回可能となる。旋回機構42は、作業者がレバー72bを操作することにより、箱保持体70の位置を図5に示す回収位置と、図8に示す取出位置とに変更する。作業者は、取出位置においてプランジャ74(図6参照)を緩めて各回収箱41A〜41Fを箱保持体70から取り出す。このとき、作業者は把持部63を持って各回収箱41A〜41Fを箱保持体70から取り出すため、各回収箱41A〜41Fを取り出しやすい。
図5に示すように、旋回規制機構43は、規制板78及び挟持部79を備える。規制板78は、支持台44の左端に立設されている。挟持部79は、規制板78に取り付けられ、規制板78との間で保持板71の左端を挟み込む。旋回規制機構43は、箱保持体70が回収位置のとき、規制板78及び挟持部79により保持板71の左端を挟み込むことにより、箱保持体70が回収位置から移動することを規制する。
図9に示すように、良品回収箱41Aは、箱支持部73に挿入される。このとき、良品回収箱41Aは、箱支持部73の一対のガイド壁73aによりガイドされるため、搬送ロータ13(図8参照)の搬送方向において保持板71に対して位置決めされる。これにより、良品回収箱41Aが保持板71に当接するとき、良品回収箱41Aの突出壁62bが保持板71の挿入孔71aに正確に挿入される(図7参照)。突出壁62bが挿入孔71aに挿入された状態で、取付部75に取り付けられたプランジャ74(図6参照)が締め付けられることにより、プランジャ74が蓋体64を押し付ける。これにより、良品回収箱41Aは、箱支持部73とプランジャ74とにより挟み込まれる。なお、不良品回収箱41B〜41Fについても良品回収箱41Aと同様に箱支持部73とプランジャ74とにより箱保持体70に取り付けられる。
図10に示すように、箱保持体70が回収位置のとき、保持板71と搬送ロータ13とは僅かな隙間を空けて対向している。このため、良品回収箱41Aが箱保持体70に取り付けられた状態では、良品回収箱41Aの回収口65は、搬送ロータ13と僅かな隙間を空けて対向している。言い換えれば、水平方向において、搬送ロータ13の複数の保持部15と良品回収箱41Aの回収口65との間には他の部材が介在していない。搬送ロータ13の前面13aと回収口65との間の距離は、0.5mm以上かつ30mm以下であることが好ましい。
回収口65の大きさは、収容穴15aの大きさよりも大きいことが好ましい。より詳細には、回収口65の大きさは、収容穴15aと対向した状態においてその収容穴15aの縁から45°以上かつ90°未満の傾斜角度で、回収口65の縁に向かって延びた線分の範囲内であることが好ましい。これにより、回収口65は、複数(2個以上)の収容穴15aに跨って形成されてもよい。本実施形態では、図10に示すとおり、回収口65は、4個の収容穴15aに跨って形成されている。そして回収口65の縁は、1つの保持部15の4個の収容穴15aのうちの搬送ロータ13の径方向において両端部の収容穴15aの径方向端部から回収口65に向けて延びる線分が中心軸線Cに対して45°以上かつ90°未満の範囲に位置することが好ましい。
そして、搬送ロータ13が一時停止するとき、収容穴15aと良品回収箱41Aの回収口65とが対向し、排出装置18によって搬送ロータ13からチップ部品100が排出される場合、良品回収箱41Aの回収口65を通じて収容部61内に収容される。すなわち、回収口65は、排出装置18により収容穴15aから排出されたチップ部品100を直接的に回収する。このとき、排出装置18から噴出する圧縮空気も収容部61内に流れ込む一方、収容部61内の空気が排気口66を通じて収容部61の外部に流出する。なお、不良品回収箱41B〜41Fについても良品回収箱41Aと同様に、搬送ロータ13が一時停止するときに収容穴15aと不良品回収箱41B〜41Fの回収口65のそれぞれとが対向し、搬送ロータ13から各回収口65を通じて直接的にチップ部品100を回収する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1−1)保持部15から排出されるチップ部品100が良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41F内に直接的に回収される。すなわち良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fの各回収口65と保持部15とが対向するときに、各回収口65と保持部15とが近接し、かつチップ部品100の排出経路において各回収口65と保持部15との間に他の部材が存在しない。これにより、各回収箱41A〜41Fと保持部15とを繋ぐホースを必要としないため、ホースの清掃作業に起因する作業時間の増加を抑制できる。加えて、ホース内に残ったチップ部品100に起因して、異なるロット間においてチップ部品100と他の種類のチップ部品とが混入することを抑制できる。
(1−2)ホースを介して回収箱にチップ部品を回収する場合、搬送ロータの収容穴の寸法のばらつきや位置のばらつき、及び搬送ロータの熱膨張に伴う収容穴の位置ずれに起因して、ホースと収容穴とが正確に対向しなくなり、収容穴から排出されたチップ部品がホース内を通ることができず、回収ミスを発生する可能性がある。
その点、本実施形態では、回収口65の大きさは、搬送ロータ13の搬送方向から見て、収容穴15aと対向した状態においてその収容穴15aの縁から45°以上かつ90°未満の中心軸線Cに対する傾斜角度で延びた線分の範囲内であるため、保持部15から排出されたチップ部品100が回収口65内に排出されやすくなり、収容部61内に収容されやすくなる。したがって、保持部15から排出されるチップ部品100が各回収箱41A〜41Fの外部に排出されることを抑制できる。
加えて、回収口65の縁が複数の収容穴15aのうちの搬送ロータ13の径方向において両端部の収容穴15aの径方向端部から回収口65に向けて延びる線分が中心軸線Cに対して45°以上かつ90°未満の範囲に位置するため、複数の収容穴15aから排出されたチップ部品100が回収口65内に排出されやすくなる。したがって、収容穴15aから排出されるチップ部品100が各回収箱41A〜41Fの外部に排出されることを一層抑制できる。
(1−3)各回収箱41A〜41Fの回収口65が複数の収容穴15aに跨って形成されているため、収容穴15aから排出されるチップ部品100が各回収箱41A〜41Fの回収口65を通じて各回収箱41A〜41F内に回収されやすくなる。したがって、収容穴15aから排出されるチップ部品100が各回収箱41A〜41Fの外部に排出されることを抑制できる。
(1−4)各回収箱41A〜41Fには、チップ部品100は排出せずに各回収箱41A〜41F内の空気を排出する排気口66が設けられるため、各回収箱41A〜41Fの収容部61の内部の圧力が過度に高くなることを抑制できる。したがって、各回収箱41A〜41Fにチップ部品100が入りやすくなる。
(1−5)排気口66が回収口65と対向しない箇所に設けられているため、排気口66にチップ部品100が溜まることを抑制できる。このため、排気口66にチップ部品100が溜まることに起因して排気口66から収容部61の外部への空気の流通が妨げられることを抑制できる。したがって、各回収箱41A〜41Fの収容部61の内部の圧力が過度に高くなることを抑制でき、各回収箱41A〜41Fにチップ部品100が入りやすくなる。
(1−6)各回収箱41A〜41Fに回収されたチップ部品100は重力により収容部61の底に堆積する。そこで、箱保持体70に各回収箱41A〜41Fが取り付けられた状態において、排気口66が各回収箱41A〜41Fの鉛直方向の上端部となるように設けられているため、排気口66がチップ部品100によって埋まることを一層抑制できる。したがって、チップ部品100によって排気口66から収容部61の外部への空気の流通が妨げられることを一層抑制できる。
(1−7)各回収箱41A〜41Fが搬送ロータ13の搬送方向に並べられているため、各回収箱41A〜41Fのサイズを過度に小さくすることなく、チップ部品100を回収可能なように各回収箱41A〜41Fを配置できる。したがって、ロットにおけるチップ部品100の数量を増やすことができる。
(1−8)搬送ロータ13の搬送方向において良品回収箱41Aが不良品回収箱41B〜41Fよりも下流側に位置するため、保持部15が良品回収箱41Aに対向するまでに不良品のチップ部品100が不良品回収箱41B〜41Fに回収される。したがって、良品回収箱41Aに不良品のチップ部品100が混入することを抑制できる。
(1−9)回収ユニット40は、箱保持体70の位置を図5に示す回収位置と図8に示す取出位置とに変更する旋回機構42を備えるため、作業者が各回収箱41A〜41Fを箱保持体70から取り外しやすい位置に箱保持体70を位置させたうえで各回収箱41A〜41Fの箱保持体70からの取り外し作業を行うことができる。
(1−10)回収ユニット40は、箱保持体70の回収位置からの移動を規制する旋回規制機構43を備えるため、搬送ロータ13に対する各回収箱41A〜41Fの位置を正確に位置決めできる。
(第2実施形態)
図11及び図12を参照して、チップ部品搬送装置1の第2実施形態について説明する。本実施形態のチップ部品搬送装置1は、第1実施形態のチップ部品搬送装置1に比べ、箱保持体70と各回収箱41A〜41Fとの取付構造が異なる。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同じ構成部材については同じ符号を付してその説明を適宜省略する。また、同じ構成部材同士の関係についてもその説明を適宜省略する。
図11に示すように、回収ユニット40は、良品回収箱41Aが箱保持体70の保持板71に対して予め決められた位置のみに取り付け可能とする取付規制部45を備える。取付規制部45は、複数の突起45a及び複数の嵌合穴45bを有する。複数の突起45aは、良品回収箱41Aの箱本体60において保持板71と当接する部分に設けられている。複数の嵌合穴45bは、保持板71において箱本体60と当接する部分に設けられている。図12に示すように、回収ユニット40は、不良品回収箱41B〜41Fについても良品回収箱41Aと同様に、複数の突起45a及び複数の嵌合穴45bを有する。本実施形態では、良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fのそれぞれの箱本体60に2つの突起45aが設けられている。良品回収箱41Aの2つの突起45a間の距離P1、不良品回収箱41Bの2つの突起45a間の距離P2、不良品回収箱41Cの2つの突起45a間の距離P3、不良品回収箱41Dの2つの突起45a間の距離P4、不良品回収箱41Eの2つの突起45a間の距離P5及び不良品回収箱41Fの2つの突起45a間の距離は、互いに異なる。良品回収箱41Aに対応する嵌合穴45b間の距離H1、不良品回収箱41Bに対応する嵌合穴45b間の距離H2、不良品回収箱41Cに対応する嵌合穴45b間の距離H3、不良品回収箱41Dに対応する嵌合穴45b間の距離H4、不良品回収箱41Eに対応する嵌合穴45b間の距離H5及び不良品回収箱41Fに対応する嵌合穴45b間の距離H6は、互いに異なる。距離H1は距離P1と等しく、距離H2は距離P2と等しく、距離H3は距離P3と等しく、距離H4は距離P4と等しく、距離H5は距離P5と等しく、距離H6は距離P6と等しい。
このような構成によれば、例えば不良品回収箱41Bが取り付けられる位置に良品回収箱41Aが取り付けられる場合、良品回収箱41Aの2つの突起45a間の距離P1が2つの嵌合穴45b間の距離H2とは異なるため、2つの突起45aが2つの嵌合穴45bに挿入されない。このため、良品回収箱41Aが箱保持体70における予め設定された位置以外の位置で取り付けることができない。これにより、作業者は、良品回収箱41Aの取付位置が違うことを認識できる。不良品回収箱41B〜41Fも同様に、箱保持体70における予め設定された位置以外の位置で不良品回収箱41B〜41Fが取り付けることができない。
なお、突起45aの数及び嵌合穴45bの数のそれぞれは任意に変更可能である。例えば突起45a及び嵌合穴45bのそれぞれが1個であってもよい。また突起45aが保持板71に設けられ、嵌合穴45bが良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fに設けられてもよい。また突起45aの位置及び嵌合穴45bの位置のそれぞれは任意に変更可能である。要するに、各回収箱41A〜41Fが箱保持体70(保持板71)に対して予め設定された位置のみで取付可能となるような突起45a及び嵌合穴45bの関係を有していればよい。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。
(2−1)取付規制部45により箱保持体70に対して各回収箱41A〜41Fが予め定められた位置のみに取り付けられるため、ロットが異なったとしても良品回収箱41Aが良品のチップ部品100を回収する専用の回収箱であり、不良品回収箱41B〜41Fが不良項目ごとのチップ部品100を回収する専用の回収箱となる。したがって、前のロットにおいて各回収箱41A〜41Fにチップ部品100が残っていたとしても、異なる検査結果のチップ部品100が各回収箱41A〜41Fに混入することを抑制できる。
(第3実施形態)
図13を参照して、チップ部品搬送装置1の第3実施形態について説明する。本実施形態のチップ部品搬送装置1は、第1実施形態のチップ部品搬送装置1に比べ、良品回収箱41Aに不良品のチップ部品100が回収されることを抑制した機構が追加された点で異なる。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同じ構成部材については同じ符号を付してその説明を適宜省略する。また、同じ構成部材同士の関係についてもその説明を適宜省略する。また説明の便宜上、図13(a)では、1つの保持部15のみを示し、図13(b)では、図13(a)において保持部15に保持されたチップ部品100を省略して示している。
図13(a)に示すように、搬送ロータ13の搬送方向において、良品回収箱41Aと不良品回収箱41Fとの間には隙間が形成されている。保持板71において良品回収箱41Aと不良品回収箱41Fとの間に対応する部分には、中心軸線Cを中心として放射状に延びる貫通孔71bが形成されている。
チップ部品搬送装置1は、搬送ロータ13の搬送方向における良品回収箱41Aと不良品回収箱41Fとの間において不良品のチップ部品100を検出する検出部80を備える。検出部80は、例えば透過型のファイバセンサ又はレーザセンサである。図13(b)に示すように、検出部80は、複数の発光部81及び複数の受光部82を備える。複数の発光部81は、搬送ロータ13に対して回収ユニット40とは反対側(図において左側)に配置されている。複数の受光部82は、搬送ロータ13に対して回収ユニット40側(図において右側)に配置されている。本実施形態の発光部81及び受光部82のそれぞれは4個である。発光部81及び受光部82は、搬送ロータ13の径方向において収容穴15aと同じ位置に配置されている。発光部81は、基板83に実装されている。基板83は、例えば搬送基台11に取り付けられている。受光部82は、基板84に実装されている。受光部82及び基板84は、ケース85に収容されている。ケース85は、保持板71に取り付けられている。
なお、検出部80は、ファイバセンサやレーザセンサ等の光電センサに代えて、誘導形近接センサを用いてもよい。発光部81及び受光部82は、搬送ロータ13の保持部15の個数に応じて変更可能である。また発光部81が搬送ロータ13に対して回収ユニット40側に配置され、受光部82が搬送ロータ13に対して回収ユニット40とは反対側に配置されてもよい。
発光部81及び受光部82は、基板83,84を通じて制御装置50と電気的に接続されている。制御装置50は、搬送ロータ13の搬送方向において搬送ロータ13の収容穴15aが発光部81と同じ位置に位置した場合、発光部81を発光させる。受光部82は発光部81の光を受信したとき、制御装置50に受信信号を送信する。制御装置50は、受信信号に基づいて収容穴15aにチップ部品100が収容されているか否かを判定する。より詳細には、制御装置50は、受信信号を受信しない受光部82と対応する収容穴15aにはチップ部品100が収容されていると判定する。制御装置50は、収容穴15aにチップ部品100が収容されていると判定したとき、駆動装置16の電動モータを停止させることにより、収容穴15aに収容された不良品のチップ部品100が良品回収箱41Aの回収口65に対向しないようにする。
各検査項目において不良と判定されたチップ部品100は、そのチップ部品100が保持された収容穴15aが検査項目(不良の分類項目)に対応する不良品回収箱41B〜41Fに対向するときに、排出装置18により不良品回収箱41B〜41Fに回収される。しかし、何らかの状態(例えば、圧縮空気を噴射するノズルの不作動)によって、チップ部品100が収容穴15aに残留する場合がある。このように不良品のチップ部品100が残留した収容穴15aが良品回収箱41Aの回収口と対向すると、残留したチップ部品100が良品回収箱41Aに落下するおそれがある。このため、チップ部品搬送装置1を停止することで、不良品のチップ部品100は良品回収箱41Aに落下しない。
なお、制御装置50は、収容穴15aにチップ部品100が収容されていると判定したとき、排出装置18による圧縮空気の噴射を停止させることによりチップ部品100が収容穴15aから排出されないようにしてもよい。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果を奏する。
(3−1)搬送ロータ13の搬送方向において不良品回収箱41Dと良品回収箱41Aとの間に配置された検出部80により保持部15に不良品のチップ部品100が残留していると検出されたとき、チップ部品搬送装置1を停止することで、良品回収箱41Aに不良品のチップ部品100を回収されることを防止することができる。
(変形例)
上記各実施形態に関する説明は、本発明のチップ部品搬送装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明のチップ部品搬送装置は、例えば以下に示される上記各実施形態の変形例、及び相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・上記第2実施形態のチップ部品搬送装置1に、上記第3実施形態のチップ部品搬送装置1の検出部80を追加することもできる。
・上記第2実施形態において、取付規制部45は、各回収箱41A〜41F及び保持板71の少なくとも一方には、突起45aを構成するねじ又はピンを取り付ける穴が設けられてもよい。
・上記第2実施形態において、良品回収箱41A及び保持板71における良品回収箱41Aが取り付けられる箇所にのみ取付規制部45が設けられてもよい。この場合、少なくとも良品回収箱41Aは箱保持体70に対して予め設定された位置に取り付けることができる。
・上記第2実施形態において、回収ユニット40は、取付規制部45に代えて、制御装置50が搬送ロータ13に対して良品回収箱41Aが予め定められた位置以外の位置に取り付けられた場合にチップ部品搬送装置1の動作を開始しないように制御してもよい。また制御装置50は、搬送ロータ13に対して不良品回収箱41B〜41Fの少なくとも1つが予め定められた位置以外の位置に取り付けられた場合にチップ部品搬送装置1の動作を開始しないように制御してもよい。
このように制御装置50が制御する構成の一例として、図14に示すように、良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fが予め設定された位置に取り付けられたか否かを検出する位置検出部46を備える。位置検出部46は、各回収箱41A〜41Fに対応して6個設けられている。位置検出部46は、例えば箱本体60に取り付けられたICタグ46aと、箱保持体70に取り付けられた読取部46bとを有する。各回収箱41A〜41Fの突出壁62bが保持板71の挿入孔71aに挿入されたとき、読取部46bがICタグ46aの識別情報を読み取り可能な位置関係となる。ICタグ46aは、各回収箱41A〜41Fを識別するための情報を含む。読取部46bは、制御装置50に電気的に接続され、読み取った情報を制御装置50に出力する。制御装置50は、読取部46bによって読み取った情報に基づいて、良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fが予め設定された位置であるか否かを判定する。制御装置50は、良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fの少なくとも1つが予め設定された位置とは異なる場合、駆動装置16の駆動を禁止する。そして制御装置50は、例えば良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fが全て予め設定された位置になるまで駆動装置16の駆動を禁止する。なお、位置検出部46は、ICタグ46aに代えて、バーコードを有してもよい。要するに、位置検出部46は、各回収箱41A〜41Fの識別情報を読み取ることが可能な構成であればよい。
図14に示す構成によれば、良品回収箱41Aが不良品回収箱41B〜41Fのいずれかの位置に配置された場合にはチップ部品搬送装置1の動作が停止するため、良品回収箱41Aに不良品のチップ部品100(図3参照)が回収されることが抑制される。したがって、良品及び不良品のチップ部品100が混入することを抑制できる。また不良品回収箱41B〜41Fのいずれかが予め決められた位置とは異なる位置に配置された場合にはチップ部品搬送装置1の動作が停止するため、不良品回収箱41B〜41Fに異なる不良項目のチップ部品100が混入することを抑制できる。
・図14の変形例の回収ユニット40を備えるチップ部品搬送装置1は、図15に示すように、報知部90をさらに備えてもよい。報知部90は、例えばブザー等の音響機器又は表示部を有する。報知部90は制御装置50と電気的に接続されている。制御装置50は、良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fの少なくとも1つが予め設定された位置とは異なる場合、報知部90により作業者に良品回収箱41A及び不良品回収箱41B〜41Fの少なくとも1つが予め設定された位置とは異なることを音声又は表示部にエラーメッセージを表示することで報知する。また制御装置50は、報知部90による作業者への報知に併せて駆動装置16(図14参照)の駆動を禁止してもよい。
図15に示す構成によれば、良品回収箱41Aが不良品回収箱41B〜41Fのいずれかの位置に配置された場合には報知部90により作業者に良品回収箱41Aの位置が誤っていることを報知するため、良品回収箱41Aに不良品のチップ部品100(図3参照)が回収される可能性を低減できる。また不良品回収箱41B〜41Fのいずれかが予め決められた位置とは異なる位置に配置された場合には報知部90により作業者にその不良品回収箱の位置が誤っていることを報知するため、不良品回収箱41B〜41Fに異なる不良項目のチップ部品100が回収される可能性を低減できる。
・図14及び図15に示す変形例のチップ部品搬送装置1において、良品回収箱41A及び保持板71における良品回収箱41Aに対応する位置にのみ位置検出部46を設けてもよい。この場合、制御装置50は、箱保持体70に対して良品回収箱41Aが予め定める位置以外の位置に配置された場合にチップ部品搬送装置1の動作を開始しない。または制御装置50は、箱保持体70に対して良品回収箱41Aが予め定める位置以外の位置に配置された場合に報知部90により作業者に報知する。
・上記各実施形態において、搬送部10の構成を以下の(A)〜(C)の構成に変更してもよい。なお、図16〜図18では、説明の便宜上、2個の不良品回収箱41B,41Cを示しているが、不良品回収箱の種類や個数は任意に変更可能である。
(A)図16に示すように、搬送部10Aは、第1のローラ91、第2のローラ92及び搬送体の一例である無端状の搬送ベルト93を備える。第1のローラ91は駆動装置16に連結される駆動ローラであり、第2のローラ92は第1のローラ91に従動して回転する従動ローラである。搬送ベルト93は保持部15を有する。駆動装置16によって第1のローラ91が回転することにより搬送ベルト93が例えば白抜き矢印の方向に回転する。良品回収箱41A及び不良品回収箱41B,41Cは搬送ベルト93の搬送経路上の所定の位置において保持部15と対向可能となるように配置されている。
(B)図17に示すように、搬送部10Bは、搬送体の一例であるローラ94を備える。ローラ94は駆動装置16に連結されている。ローラ94は保持部15を有する。良品回収箱41A及び不良品回収箱41B,41Cはローラ94の保持部15とローラ94の径方向に対向可能となるように配置されている。
(C)図18に示すように、搬送部10Cは、搬送体の一例である搬送台95を備える。搬送台95は駆動装置96に連結されている。駆動装置96は、電動モータと、電動モータの出力軸に連結され、出力軸の回転を軸方向に沿う往復運動に変換する変換機構とを有する。搬送台95は変換機構に取り付けられている。これにより、搬送台95は図18中の白抜き矢印の方向に移動可能となる。搬送台95は保持部15を有する。良品回収箱41A及び不良品回収箱41B,41Cは搬送台95の搬送経路上において保持部15と対向可能となるように配置されている。
・上記各実施形態において、各回収箱41A〜41Fの回収口65の大きさ及び数は、任意に変更可能である。例えば回収口65は、回収口65は、1つの保持部15の収容穴15a(ともに図1参照)の数に応じて設けられてもよい。この場合、回収口65の大きさは、搬送ロータ13の搬送方向から見て、収容穴15aと対向した状態においてその収容穴15aの縁から45°以上かつ90°未満の傾斜角度で延びた線分の範囲内であることが好ましい。また回収口65は、1つの保持部15における2個〜5個の収容穴15aに跨って形成されてもよい。要するに、回収口65は、1つの保持部15における複数の収容穴15aに跨って形成されてもよい。
・上記各実施形態では、搬送ロータ13がその厚さが一様な円板状であるが、搬送ロータ13の形状はこれに限定されない。例えば搬送ロータ13において最外位置の収容穴15aよりも径方向外側の部分の厚さが他の部分よりも厚くなるように形成されてもよい。
・上記各実施形態において、不良品回収箱41B〜41Fの少なくとも1つを各収容穴15aに対応するホースを介してチップ部品100を回収するようにしてもよい。この構成によれば、少なくとも良品回収箱41Aについて、ホースの清掃作業を省略すると共に、異なるロット間においてチップ部品が混入することを抑制できる。
・上記各実施形態において、良品回収箱41Aの回収口65は、複数の保持部15の複数の収容穴15aと対向してもよい。例えば、良品回収箱41Aの回収口65は、搬送方向において隣り合う2つの保持部15のそれぞれの4個の収容穴15aの全てと対向するような大きさであってもよい。
1…チップ部品搬送装置、13…搬送ロータ(搬送体)、15…保持部、15a…収容穴、18…排出装置、30…検査部、41A…良品回収箱、41B〜41F…不良品回収箱、45…取付規制部、50…制御装置、65…回収口、66…排気口、70…箱保持体、80…検出部、90…報知部、100…チップ部品。

Claims (12)

  1. チップ部品を搬送する搬送体と、
    前記搬送体により搬送される前記チップ部品が良品か不良品かを検査する検査部と、
    前記検査部の検査結果に基づいて前記搬送体から良品の前記チップ部品を排出する排出装置と、
    前記検査部の検査結果に基づき前記排出装置により前記搬送体から排出された前記良品のチップ部品を回収する良品回収箱と、
    前記良品回収箱を着脱可能に保持する箱保持体と、
    を備え、
    前記搬送体は、前記チップ部品の搬送方向に沿って配設され、前記チップ部品を保持可能な複数の保持部を有し、
    前記複数の保持部のそれぞれは、前記搬送方向と交差する方向に沿って並設され、前記チップ部品を収容する複数の収容穴を有し、
    前記良品回収箱は、前記複数の保持部のうちの少なくとも1つの保持部の前記複数の収容穴と対向し、前記排出装置により前記収容穴から排出された前記良品のチップ部品を直接的に回収する回収口を有する
    チップ部品搬送装置。
  2. 前記搬送方向から見て、前記回収口の大きさは、前記収容穴と対向した状態において前記収容穴の縁から45°以上かつ90°未満の傾斜角度で延びた線分の範囲内である
    請求項1に記載のチップ部品搬送装置。
  3. 前記回収口は、前記複数の収容穴に跨って形成されている
    請求項1又は2に記載のチップ部品搬送装置。
  4. 前記排出装置は、前記複数の収容穴のそれぞれに向けて圧縮空気を噴出することにより前記収容穴から前記チップ部品を排出し、
    前記良品回収箱は、前記チップ部品は排出せずに前記良品回収箱内の空気を排出する排気口を有する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のチップ部品搬送装置。
  5. 前記排気口は、前記良品回収箱において前記回収口と対向しない箇所に設けられている
    請求項4に記載のチップ部品搬送装置。
  6. 前記排気口は、前記良品回収箱において鉛直方向の上端部に設けられている
    請求項5に記載のチップ部品搬送装置。
  7. 1つの前記保持部に対応して配設され、前記検査部の検査結果に基づき前記排出装置により前記収容穴から排出される不良品の前記チップ部品を回収する不良品回収箱を備え、
    前記不良品回収箱は、前記収容穴と対向し、前記排出装置により前記収容穴から排出された前記不良品のチップ部品を直接的に回収する回収口を有し、
    前記良品回収箱及び前記不良品回収箱は、前記搬送方向に並べられている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のチップ部品搬送装置。
  8. 前記良品回収箱は、前記不良品回収箱よりも前記搬送方向の下流側に位置している
    請求項7に記載のチップ部品搬送装置。
  9. 前記良品回収箱及び前記箱保持体には、前記箱保持体に対して前記良品回収箱が予め定められた位置のみに取り付け可能な取付規制部が設けられている
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のチップ部品搬送装置。
  10. 前記チップ部品搬送装置の動作を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記箱保持体に対して前記良品回収箱が予め定められた位置以外の位置に配置された場合に前記チップ部品搬送装置の動作を開始しない
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のチップ部品搬送装置。
  11. 前記箱保持体に対して前記良品回収箱が予め定められた位置以外の位置に配置された場合に報知する報知部をさらに備える
    請求項1〜10のいずれか一項に記載のチップ部品搬送装置。
  12. 前記搬送方向において、前記良品回収箱は、不良品の前記チップ部品を回収する位置よりも下流側に位置し、
    前記チップ部品搬送装置の動作を制御する制御装置と、前記搬送方向において前記良品回収箱よりも上流側かつ前記不良品のチップ部品を回収する位置よりも下流側には、前記収容穴に前記チップ部品が収容されているか否かを検出する検出部とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記検査部の検査結果に基づく前記不良品のチップ部品が前記収容穴に収容された状態で前記検出部が前記収容穴における前記不良品のチップ部品の収容を検出した場合、前記チップ部品搬送装置の動作を停止する
    請求項1〜11のいずれか一項に記載のチップ部品搬送装置。
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