JP2018088314A - コンタクト及びそれを使用したコネクタ - Google Patents

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    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/226Bases, e.g. strip, block, panel comprising a plurality of conductive flat strips providing connection between wires or components

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】所定の接触圧を確保しつつ挿入時における基板表面の削りかすや基板接続端子の摩耗を抑止できるコンタクト及びそれを使用したコネクタの提供。【解決手段】このコンタクトは、可動接触体4に操作用弾性部7と、基板が接触する押し込み用当接部71と、操作用弾性部7を介して支持板部3に支持された弾性接触片部8とを備え、基板が押し込み用当接部71と接触し、操作用弾性部7が変形しつつ弾性接触片部8が基板物と平行に移動することにより、弾性接触片部8が支持板部3の側縁に支持された固定ガイド部5,5に形成された接触規制部91から解放され、所望の接続位置において基板と接触するようにしている。【選択図】図3

Description

本発明は、基板と電線等との接続に使用されるコンタクト及びそれを使用したコネクタに関する。
従来、基板と電線等との接続には、所謂カードエッジコネクタが使用されている(例えば、特許文献1を参照)。
カードエッジコネクタは、基板端部が挿入される基板挿入部が形成されたハウジングと、基板挿入部内に接触部が突出するようにハウジングに保持された複数のコンタクトとを備え、基板挿入部に基板端部を挿入することにより、基板端部に配置された基板接続端子に所定の接触圧によってコンタクトが接触し、コンタクトを介して基板と電線等とを電気的に接続するようになっている。
従来のこの種のカードエッジコネクタでは、先端側が挿入方向に延出した片持ちバネ状の弾性接触片を有するコンタクトが一般に使用され、基板端部の挿入を開始するとコンタクトに基板が接触し、その状態から基板とコンタクトが互いに摺動しつつ所定の位置まで挿し込まれるため、基板端部表面がコンタクトによって削られ、その削りかすが基板接続端子とコンタクトとの間に付着し、導通不良の原因となるおそれがあった。
また、基板挿入時には、寸法公差やがたつきを考慮し、コンタクトの接触部が基板接続端子に接触した状態で一定距離を摺動するため、脱着を繰り返した場合、基板接続端子が摩耗するという問題があった。
そこで、この種のカードエッジコネクタに使用するコンタクト10には、図7に示すように、基板挿入方向奥側に配置された操作用接触部101と、操作用接触部101より手前側、且つ、基板Bより離れた位置又は略接触圧を生じない位置に配置された本接触部102とを備え、基板端縁が操作用接触部101に接触し、操作用接触部101が押し下げられることによって本接触部102が基板B側へ移動し、基板接続端子と所定の接触圧で接触するようにしたものも開発されている。
このコンタクト10を使用した場合、基板Bの挿入初期段階においては、基板端部とコンタクト10とが接触しない又は接触しても接触圧が小さいため、基板Bとコンタクト10との摺動に伴う基板Bの削りかすや基板接続端子の摩耗を抑制することができるようになっている。
特許第5922295号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、嵌合時のがたつきや公差を考慮し、操作用接触部が基板端部表面に対し一定距離を摺動するとともに、本接触部が基板接続端子に対し一定距離摺動する必要があるため、両接触部によって基板端部表面が削られ、その削りかすが導通不良の原因となるおそれを払拭できないでいた。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、所定の接触圧を確保しつつ挿入時における基板表面の削りかすや基板接続端子の摩耗を抑止できるコンタクト及びそれを使用したコネクタの提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、接続対象物と互いに相対スライド移動する支持板部と、該支持板部に支持された可動接触体と、前記支持板部に支持された固定ガイド部とを備え、前記可動接触体は、前記接続対象物が接触する押し込み用当接部と、該押し込み用当接部の押し込みと連動して変形する操作用弾性部と、該操作用弾性部を介して前記支持板部に支持された弾性接触片部とを備え、前記固定ガイド部には、前記弾性接触片部を前記接続対象物から離反する方向に押圧する接触規制部を備え、前記接続対象物に前記押し込み用当接部が押し込まれ、前記操作用弾性部が変形するとともに前記弾性接触片部が接続対象物と平行に移動することにより、前記弾性接触片部が前記接触規制部から解放され、所望の接続位置において前記接続対象物と接触するようにしているコンタクトにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記弾性接触片部は、その側縁より突出したガイド凸片を備え、前記固定ガイド部は、前記弾性接触片の側方に配置され、且つ、前記ガイド凸片が挿入されるガイド用切り欠き部が形成され、該ガイド用切り欠き部の接続対象物側内縁の接続対象物移動方向手前側に前記接触規制部が形成されていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記操作用弾性部は、接続対象物側に膨出した山形又は弧状に形成された膨出バネ体を備え、該膨出バネ体の頂部が前記固定ガイド部の接続対象物側縁より突出し、該膨出バネ体の頂部が前記押し込み用当接部を形成していることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、基板が挿入される基板挿入部を有するハウジングと、前記基板挿入部の内側面部に沿って配置され、前記基板表面の基板接続端子と接触するコンタクトとを備えてなるコネクタにおいて、前記コンタクトは、前記ハウジングに固定された支持板部と、該支持板部に支持された可動接触体と、前記支持板部に支持された固定ガイド部とを備え、前記接続対象物が接触する押し込み用当接部と、該押し込み用当接部の押し込みと連動して変形する操作用弾性部と、前記操作用弾性部を介して前記支持板部に支持された弾性接触片部とを備え、前記固定ガイド部には、前記弾性接触片部を前記基板から離反する方向に押圧する接触規制部を備え、前記基板に前記押し込み用当接部が押し込まれ、前記操作用弾性部が変形して前記弾性接触片部が接続対象物と平行に移動することにより、前記弾性接触片部が前記接触規制部から解放され、所望の接続位置において前記基板と接触するようにしているコネクタにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項4の構成に加え、前記弾性接触片部は、その側縁より突出したガイド凸片を備え、前記固定ガイド部は、前記弾性接触片部の側方に配置され、且つ、前記ガイド凸片が挿入されるガイド用切り欠き部が形成され、該ガイド用切り欠き部の基板側内縁の基板挿入方向手前側に前記接触規制部が形成されていることにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項4又は5の構成に加え、前記操作用弾性部は、前記支持板部に一端が支持され、他端に前記弾性接触片部が支持された基板側に膨出した山形、又は弧状に形成され、且つ、その頂部が前記基板挿入部内に突出し、該頂部が前記押し込み用当接部を形成していることにある。
本発明に係るコンタクト及びそれを使用したコンタクトは、上述したように、接続対象物と互いに相対スライド移動する支持板部と、該支持板部に支持された可動接触体と、前記支持板部に支持された固定ガイド部とを備え、前記可動接触体は、前記接続対象物が接触する押し込み用当接部と、該押し込み用当接部の押し込みと連動して変形する操作用弾性部と、該操作用弾性部を介して前記支持板部に支持された弾性接触片部とを備え、前記固定ガイド部には、前記弾性接触片部を前記接続対象物から離反する方向に押圧する接触規制部を備え、前記接続対象物に前記押し込み用当接部が押し込まれ、前記操作用弾性部が変形するとともに前記弾性接触片部が接続対象物と平行に移動することにより、前記弾性接触片部が前記接触規制部から解放され、所望の接続位置において前記接続対象物と接触するようにしていることにより、接続対象物の接続動作時に弾性接触片部が平行移動し、摺動に伴う接続対象物の削り屑の発生や摩耗を防止することができる。
また、本発明において、前記弾性接触片部は、その側縁より突出したガイド凸片を備え、前記固定ガイド部は、前記弾性接触片の側方に配置され、且つ、前記ガイド凸片が挿入されるガイド用切り欠き部が形成され、該ガイド用切り欠き部の接続対象物側内縁の接続対象物移動方向手前側に前記接触規制部が形成されていることにより、可動接触体のスライド移動に連動して、ガイド凸片を弾性接触片が基板から離反する方向に押圧される位置と開放された位置とに切り替えることができる。
更に、本発明において、前記操作用弾性部は、接続対象物側に膨出した山形又は弧状に形成された膨出バネ体を備え、該膨出バネ体の頂部が前記固定ガイド部の接続対象物側縁より突出し、該膨出バネ体の頂部が前記押し込み用当接部を形成していることにより、基板と互いに摺動することなく、基板の押圧力を操作用弾性部に伝達でき、好適に可動接触体をスライド移動させることができる。
本発明に係るコンタクトを使用したコネクタの一例を示す斜視図である。 図1中のコンタクトを示す平面図である。 同上の対基板接触部の部分拡大平面図、(b)は同右側面図、(c)は同左側面図である。 (a)は同上のコンタクトの基板挿入初期の状態を説明するための部分拡大右側面図、(b)は同平面図である。 (a)は同上のコンタクトの基板挿入途中の状態を説明するための部分拡大右側面図、(b)は同平面図である。 (a)は同上のコンタクトの基板が所定位置まで挿入された状態を説明するための部分拡大右側面図、(b)は同平面図である。 従来のコンタクトを示す側面図であって、(a)は基板挿入初期の状態、(b)は同所定位置まで挿入された状態を示す図である。
次に、本発明に係るコンタクト及びそれを使用したコネクタの実施態様を図1〜図6に示した実施例に基づいて説明する。
本実施例は、カードエッジコネクタを例に説明し、図中符号Aはカードエッジコネクタ(以下、コネクタという)、符号BはコネクタAに接続される基板、符号Cは基板Bに接続される電線である。
このコネクタAは、基板Bの端部が挿入される基板挿入部11を有するハウジング1と、基板挿入部11の内側面に沿って配置される複数のコンタクト2,2...とを備え、基板Bの端部を基板挿入部11に挿入することによりコンタクト2,2...が所定の接続位置で基板B表面の基板接続端子と接触し、コンタクト2,2...を介して基板Bと電線Cとが電気的に接続される。
ハウジング1は、図1に示すように、絶縁性樹脂によって直方体状に形成され、その前面側にスリット穴状の基板挿入部11が開口している。
また、ハウジング1には、基板挿入部11の内側面に沿ってコンタクト挿入穴が形成され、このコンタクト挿入穴にハウジング1の背面側からコンタクト2,2...が挿入されるようになっている。
コンタクト2,2...は、図2、図3に示すように、導電性金属板材を打抜き・曲げ加工することにより一体に形成され、接続対象物である基板Bと互いにスライド方向に相対移動する支持板部3と、支持板部3に支持された可動接触体4と、支持板部3に移動不能に支持された固定ガイド部5,5とを備えている。
支持板部3は、接続対象物である基板Bと平行に配置される板状に形成され、その一端に電線Cが圧着される接続端子部6が一体に形成されている。尚、接続端子部6の態様は、本実施例に限定されず、接続される相手方の態様に応じて適宜形態が変更される。
また、支持板部3には、基板B挿入方向奥側に可動接触体4の基端を支持する可動基端部31が一体に形成され、基板B挿入方向手前側に一対の固定ガイド部5,5がその両側縁より立ち上げた配置に一体に支持されている。
可動基端部31は、支持板部3の後端側縁より立ち上げた板状に形成され、その上縁に可動接触体4の基端が一体に支持されている。
可動接触体4は、接続対象物である基板Bが接触する押し込み用当接部71と、押し込み用当接部71の押し込みと連動して変形する操作用弾性部7と、操作用弾性部7を介して支持板部3に支持された弾性接触片部8とを備え、対象接続物である基板Bと連動して操作用弾性部7が弾性変形することにより弾性接触片部8がスライド移動するようになっている。
操作用弾性部7は、可動基端部31の上縁に支持された支持基端部72と、支持基端部72の基板B挿入方向手前側端より斜め下向きに延出した弾性支持部73と、弾性支持部73の下端に一端が支持された基板B側に膨出した山形状の膨出バネ体74とを備え、膨出バネ体74の他端に弾性接触片部8の基端が支持されている。
弾性支持部73は、可動基端部31に一端が支持され、斜め下向きに延出した片持ちバネ状を成し、膨出バネ体74と連動して基板B挿入方向で撓むようになっている。
膨出バネ体74は、弾性支持部73の下端より接続対象物である基板B側に延出した斜片部741と、斜片部741の上端より円弧状の頂部を介して折り曲げられ、支持板部3に対し略直角を成すように配置された受け片部742とを備え、斜片部741、頂部及び受け片部742とによって基板B側に膨出した山形状を成し、基板B挿入方向で撓むことができるようになっている。
また、この膨出バネ体74は、頂部が固定ガイド部5,5の基板B側縁より外側、且つ、基板挿入部11内に突出するように形成され、頂部が押し込み用当接部71を形成している。
弾性接触片部8は、操作用弾性部7、即ち、膨出バネ体74の一端より斜め方向に延出した細長板状の基端側弾性片部81と、基端側弾性片部81と連続し、先端に円弧状の接点部82が一体に形成された先端側弾性片部83とを備え、接点部82側が持ち上げられ、基板Bより離反する方向に撓むことができる片持ちバネ状を成している。
この弾性接触片部8は、その側縁、即ち、基端側弾性片部81の側縁より外向きに突出したガイド凸片84,84を一体に備えている。
各固定ガイド部5,5は、それぞれ支持板部3の側縁より立ち上げた矩形板状に形成され、弾性接触片部8を挟んで互いに対向している。
この固定ガイド部5,5には、基板B未挿入時において弾性接触片部8を接続対象物から離反する方向に押圧する接触規制部91を備えている。
また、固定ガイド部5,5には、ガイド凸片84,84が挿入されるガイド用切り欠き部9が形成され、このガイド用切り欠き部9に沿ってガイド凸片84,84が案内されるようになっている。
ガイド用切り欠き部9は、その基板B側内縁の基板B挿入方向手前側に接触規制部91が形成され、その奥側に接触規制部91と連続して基板B側に凹んだ解放用凹部92が形成され、基板B側内縁が段状を成している。
そして、ガイド凸片84,84のガイド用切り欠き部9に対する相対位置は、可動接触体4(弾性接触片部8)のスライド移動に伴い、接触規制部91と解放用凹部92との間で切り替わるようになっている。
接触規制部91は、固定ガイド部5の基板B側縁より所定距離L1だけ離れた位置に形成され、その距離L1分だけガイド凸片84,84を基板Bから離反する方向に押圧し、接点部82が固定ガイド部5,5の基板B側縁より内側の位置、即ち、基板Bと接触しない位置まで弾性接触片部8を撓ませるようになっている。
解放用凹部92は、接触規制部91側の内側縁に案内傾斜部93を備え、案内傾斜部93に案内されてガイド凸片84が接触規制部91と解放用凹部92との間を相対移動するようになっている。
また、解放用凹部92は、基板B側内縁と固定ガイド部5,5の基板B側縁との間の距離L2が短く、ガイド凸片84,84が解放用凹部92側に移動することで接触規制部91から解放され、弾性接触片部8が弾性復帰し、接点部82が固定ガイド部5,5の基板B側縁より外側に突出する。
このコンタクト2,2...を使用したコネクタAでは、基板B未挿入時の場合、可動接触体4が初期位置にあって、ガイド凸片84,84が接触規制部91に押圧され、弾性接触片部8が基板Bより離反する方向に撓んだ状態、即ち、プリロード状態にある。
このプリロード状態においては、弾性接触片部8の接点部82が固定ガイド部5,5の基板B側縁よりも内側に位置し、基板挿入部11の内底面より低い位置にある。
一方、基板挿入部11に基板Bを挿入すると、挿入初期段階では、図4に示すように、基板Bが押し込み用当接部71に接触するまで、依然プリロード状態にあるので、弾性接触片部8が基板B表面に接触することがなく、基板Bとコンタクト2,2...とが摺動しない。
そして、更に基板Bを挿し込むと、図5に示すように、押し込み用当接部71が基板Bに押し込まれ、それに連動して操作用弾性部7、即ち、膨出バネ体74及び弾性支持部73がスライド方向に撓み、可動接触体4が基板Bと平行して挿入方向奥側に移動を開始する。
そして、基板Bを所定の位置まで挿入すると、それと平行して可動接触体4がさらに奥側に移動し、ガイド凸片84,84の位置が案内傾斜部93に案内されて解放用凹部92の位置まで相対移動し、弾性接触片部8が接触規制部91より解放される。
接触規制部91より解放された弾性接触片部8は、撓んだ状態から弾性復帰し、先端の接点部82が基板B側に移動し、所定の接触圧で基板B表面の基板接続端子に接触する。
尚、このコンタクト2,2...を使用したコネクタAでは、基板Bを基板挿入部11より引き抜くと、押し込み用当接部71に作用する力が除去され、操作用弾性部7が撓んだ状態から弾性復帰するとともに操作用弾性部7に付勢されて可動接触体4が初期位置に復帰する。
その際、ガイド凸片84,84が案内傾斜部93に案内されて接触規制部91の位置に相対移動し、ガイド凸片84,84が接触規制部91に押圧され、弾性接触片部8が基板Bより離反する方向に撓み、初期状態に復帰する。
このように構成されたコンタクト2,2...及びそれを使用したコネクタAでは、基板B挿抜時に弾性接触片部8が基板Bと連動して平行移動し、且つ、基板Bが所定の位置に挿入されるまでは弾性接触片部8が接触規制部91によって基板Bより離反する方向に撓んだ状態にあるので、基板Bに対してコンタクト2,2...が摺動せず、摺動に伴う削りかすの発生や基板B表面の摩耗を防止することができる。
また、このコンタクト2,2...及びそれを使用したコネクタAでは、基板B挿抜時に押し込み用当接部71が基板Bと接触するが、基板Bと押し込み用当接部71とは互いに摺動しないようになっているので、摺動に伴う削りかすの発生や基板B表面の摩耗がない。
尚、上述の実施例では、膨出バネ体74を有する操作用弾性部7を例に説明したが、操作用弾性部7の態様は、上述の実施例に限定されず、例えば、平面視山形状、平面視円弧状又は平面視蛇腹状であってもよい。その場合、押し込み用当接部71を操作用弾性部7と一体に形成する。
さらに、上述の実施例では、接触規制部91を固定ガイド部5,5に形成されたガイド用切り欠き部9の基板B側内縁に形成した例について説明したが、接触規制部91の態様はこれに限定されず、例えば、固定ガイド部5,5の一部を内側に折り曲げ又は切起こすことによって形成してもよい。
また、上述の実施例では、操作用弾性部7を弾性接触片部8よりも対象物挿入方向奥側に配置した例について説明したが、操作用弾性部7を弾性接触片部8よりも手前側又は平行に配置してもよく、例えば、固定ガイド部5と対向し、且つ、接続対象物の挿抜方向で移行可能な可動ガイド部を設け、この可動ガイド部の後端部に弾性接触片部を支持させるとともに、その前縁部を平面視山形状に形成した操作用弾性部を介して支持板部3に支持させる構造等であってもよい。
尚、上述の実施例では、カードエッジコネクタAを例に説明したが、本発明に係るコンタクト2,2...は、その他の基板B以外を対象接続物とするコネクタA等にも適用することができる。
A コネクタ
B 基板
C 電線
1 ハウジング
11 基板挿入部
12 コンタクト挿入穴
2 コンタクト
3 支持板部
31 可動基端部
4 可動接触体
5 固定ガイド部
6 接続端子部
7 操作用弾性部
71 押し込み用当接部
72 支持基端部
73 弾性支持部
74 膨出バネ体
8 弾性接触片部
81 基端側弾性片部
82 接点部
83 先端側弾性片部
84 ガイド凸片
9 ガイド用切り欠き部
91 接触規制部
92 解放用凹部
93 案内傾斜部

Claims (6)

  1. 接続対象物と互いに相対スライド移動する支持板部と、該支持板部に支持された可動接触体と、前記支持板部に支持された固定ガイド部とを備え、
    前記可動接触体は、前記接続対象物が接触する押し込み用当接部と、該押し込み用当接部の押し込みと連動して変形する操作用弾性部と、該操作用弾性部を介して前記支持板部に支持された弾性接触片部とを備え、
    前記固定ガイド部には、前記弾性接触片部を前記接続対象物から離反する方向に押圧する接触規制部を備え、
    前記接続対象物に前記押し込み用当接部が押し込まれ、前記操作用弾性部が変形するとともに前記弾性接触片部が接続対象物と平行に移動することにより、前記弾性接触片部が前記接触規制部から解放され、所望の接続位置において前記接続対象物と接触するようにしていることを特徴とするコンタクト。
  2. 前記弾性接触片部は、その側縁より突出したガイド凸片を備え、
    前記固定ガイド部は、前記弾性接触片の側方に配置され、且つ、前記ガイド凸片が挿入されるガイド用切り欠き部が形成され、該ガイド用切り欠き部の接続対象物側内縁の接続対象物移動方向手前側に前記接触規制部が形成されている請求項1に記載のコンタクト。
  3. 前記操作用弾性部は、接続対象物側に膨出した山形又は弧状に形成された膨出バネ体を備え、該膨出バネ体の頂部が前記固定ガイド部の接続対象物側縁より突出し、該膨出バネ体の頂部が前記押し込み用当接部を形成している請求項1又は2に記載のコンタクト。
  4. 基板が挿入される基板挿入部を有するハウジングと、前記基板挿入部の内側面部に沿って配置され、前記基板表面の基板接続端子と接触するコンタクトとを備えてなるコネクタにおいて、
    前記コンタクトは、前記ハウジングに固定された支持板部と、該支持板部に支持された可動接触体と、前記支持板部に支持された固定ガイド部とを備え、
    前記接続対象物が接触する押し込み用当接部と、該押し込み用当接部の押し込みと連動して変形する操作用弾性部と、前記操作用弾性部を介して前記支持板部に支持された弾性接触片部とを備え、
    前記固定ガイド部には、前記弾性接触片部を前記基板から離反する方向に押圧する接触規制部を備え、
    前記基板に前記押し込み用当接部が押し込まれ、前記操作用弾性部が変形して前記弾性接触片部が接続対象物と平行に移動することにより、前記弾性接触片部が前記接触規制部から解放され、所望の接続位置において前記基板と接触するようにしていることを特徴とするコネクタ。
  5. 前記弾性接触片部は、その側縁より突出したガイド凸片を備え、
    前記固定ガイド部は、前記弾性接触片部の側方に配置され、且つ、前記ガイド凸片が挿入されるガイド用切り欠き部が形成され、該ガイド用切り欠き部の基板側内縁の基板挿入方向手前側に前記接触規制部が形成されている請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記操作用弾性部は、前記支持板部に一端が支持され、他端に前記弾性接触片部が支持された基板側に膨出した山形、又は弧状に形成され、且つ、その頂部が前記基板挿入部内に突出し、該頂部が前記押し込み用当接部を形成している請求項4又は5に記載のコネクタ。
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