JP2018032532A - カードコネクタ及び基板のカード接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハウジングにカードを挿入した際にコンタクトが安定して挙動できるようにしたカードコネクタ及び基板のカード接続構造の提供。【解決手段】カードコネクタ2は、底板部5上にカード体3が挿入されるカード挿入部41が形成されたハウジング4と、一端を底板部5に支持される支持基端624とし、他端を底板部に対し移動可能な可動端625とした弾性接触片62を備えてなるコンタクト6,6とを備え、ハウジング4に可動端625を支持する弾性支持体7を備えることで、弾性支持片62を常に弾性的に支持するようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、ICカードやフラッシュメモリーカード等のカードを携帯電話機やスマートフォン等の電子機器に搭載されたプリント配線基板に接続するためのカードコネクタ及び基板のカード接続構造に関する。
従来、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の外部記憶媒体としてICカードやフラッシュメモリーカード等のカードが使用されており、このカードと電子機器に搭載されたプリント配線基板とをカードコネクタを介して電気的に接続させている。
この種のカードコネクタには、ICカード等のカードが挿入されるカード挿入部を有するハウジングと、カード挿入部の底部より突出させた弾性接触片を有する導電性金属板材からなる複数のコンタクトとを備え、カードをカード挿入部に挿入することで、カードの片面側に形成された信号伝達端子(パッド)が対応するコンタクトの弾性接触片と接触し、プリント配線基板とカードとを電気的に接続させるようになっている。
このカードコネクタに用いられるコンタクトとしては、弾性接触片の基端側をハウジング底部に支持させて他端接点側をカード挿入部の内底面より浮き上がらせた片持ち構造のものが広く使用され、カードをカード挿入部に挿入すると、カードが弾性接触片を押圧し、弾性接触片が基端側を支持させた状態で弾性変形するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の小型・低背化及びICカード等のカード自体の小型化に伴い、この種のカードコネクタにおいても小型・低背化が進み、その為、コンタクトを構成する導電性金属板材の板厚も薄くせざるを得ず、片持ち支持の弾性接触片では十分な接触圧を得るのに必要な弾性(バネ定数)を確保できない場合があった。
そこで、上述の如き問題を鑑み、頂部に接点部が形成されたへの字状の弾性接触片を有するコンタクトを使用し、カードの縁部に押圧されて弾性接触片に押し下げ方向の力が作用した際に、弾性接触片がその両端を支持させた状態で弾性変形するようにし、弾性接触片の弾性(バネ定数)の向上を図ったカードコネクタが開発されている(例えば、特許文献2を参照)。
このカードコネクタでは、ハウジングの底板部に板厚み方向に貫通した開口窓がカード挿抜方向に向けて形成され、その内縁部に弾性接触片の基端側(以下、支持基端という)がハウジングに固定又はバネ片を介して単純支持され、弾性接触片の先端側(以下、可動端という)が移動可能に開口窓内に挿入されている。
そして、カードがカード挿入部に挿入され、カードの縁部が弾性接触片を押圧すると、その押圧力を受けて可動端は、カードコネクタ下のプリント配線基板表面に接触するとともに摺動することにより、弾性接触片の両端が支持されるようになっている。
しかしながら、上述の如き従来の技術では、カードが挿入された際に、カードに押圧されて弾性接触片が弾性変形し、それに伴い可動端がカードコネクタ下のプリント配線基板表面と接触及び摺動するため、摺動する可動端のエッジに基板表面が削られるおそれがあり、また、基板表面の削られた部分に可動端が引っ掛かることで、弾性接触片の所定の挙動に支障が生じ、それに伴う弾性接触片の変形が懸念される。
また、プリント配線基板の可動端が接触し摺動する部分、即ち、可動端の可動域は、短絡を回避するためパターンを形成することができず、その分、基板設計の自由度が制約されるという問題があった。
さらに、この種のカードコネクタでは、弾性接触片の少なくとも可動端が単純支持であるため、十分な接触圧を得るためにバネ定数を大きく設定せざるを得なかった。
更にまた、この種のカードコネクタでは、可動端と基板表面との間に隙間(クリアランス)が生じるため、弾性接触片に押圧力が作用し始めてから可動端が基板表面に接触するまでの間、接点荷重が微小しか増大しない領域、所謂あそびが生じるため、その間のカードとの安定した接触状態を確保するためには、バネ定数を大きく設定せざるを得なかった。
そのため、この種のカードコネクタでは、カード挿入時の接触圧が過剰にならざるを得ず、特に、厚みの異なる非正規カードが挿入された場合には、接触圧が過大となり、コンタクトが塑性変形する原因になるおそれがあった。
本発明は、このような従来の問題に鑑み、ハウジングにカードを挿入した際にコンタクトが安定して挙動できるようにしたカードコネクタ及び基板のカード接続構造の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、底板部上にカード体が挿入されるカード挿入部が形成されたハウジングと、前記カード挿入部の内底部より突出して前記カード体の片面側に露出した信号伝達端子と接触する導電性金属材からなるコンタクトとを備え、前記コンタクトには、一端を前記底板部に支持される支持基端とし、他端を前記底板部に対し移動可能な可動端とし、且つ、前記支持基端と前記可動端との間に前記カード挿入部の内底部より突出した接点部を有してなる弾性接触片を備えているカードコネクタにおいて、前記ハウジングに前記可動端を支持する弾性支持体を備えているカードコネクタにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記底板部に板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部を備え、前記弾性支持体は、前記コンタクト組込み用窓部の内縁より突出した片持ちバネ状に形成されていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記可動端と前記弾性支持体とを連結する連結部材を備えていることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の構成に加え、同方向に並ぶ複数のコンタクトを備え、前方のコンタクトの前記支持基端を前記底板部に支持させる支持片と、後方のコンタクトの前記可動端と前記前方のコンタクトの支持基端とを連結する連結部材とを備え、前記支持片を前記後方のコンタクトの可動端を支持する弾性支持体としたことにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、基板上にカードコネクタが実装され、該カードコネクタを介してカード体と前記基板とが接続される基板のカード接続構造において、前記カードコネクタは、底板部上にカード体が挿入されるカード挿入部が形成されたハウジングと、前記カード挿入部の内底部より突出して前記カード体の片面側に露出した信号伝達端子と接触する導電性金属材からなるコンタクトとを備え、前記底板部には、板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部が形成され、前記コンタクトには、一端を前記コンタクト組込み用窓部の内縁に支持される支持基端とし、他端を前記コンタクト組込み用窓部内に移動可能に挿入された可動端とし、且つ、前記支持基端と前記可動端との間に前記カード挿入部の内底部より突出した接点部を有してなる弾性接触片を備え、前記基板には、その表面部に支持され、前記可動端を支持する弾性支持体を備えている基板のカード接続構造にある。
本発明に係るカードコネクタは、上述したように、底板部上にカード体が挿入されるカード挿入部が形成されたハウジングと、前記カード挿入部の内底部より突出して前記カード体の片面側に露出した信号伝達端子と接触する導電性金属材からなるコンタクトとを備え、前記コンタクトには、一端を前記底板部に支持される支持基端とし、他端を前記底板部に対し移動可能な可動端とし、且つ、前記支持基端と前記可動端との間に前記カード挿入部の内底部より突出した接点部を有してなる弾性接触片を備えているカードコネクタにおいて、前記ハウジングに前記可動端を支持する弾性支持体を備えていることにより、可動端が基板表面等を摺動することがなく、基板の摩耗や摺動に伴う削り屑を防止することができる。また、弾性接触片が基板と接触しないので、基板パターンの形成が制限されず、基板設計の自由度が向上する。さらにまた、可動端が常に支持された状態にあるため、所謂あそびが生じず、カード挿入の初期段階から安定した接触圧でカードと接触できるので、従来品よりバネ定数を低く設定でき、厚みのある非正規カードが挿入された際等の過剰な接触圧の発生を緩和することができる。
また、本発明において、前記底板部に板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部を備え、前記弾性支持体は、前記コンタクト組込み用窓部の内縁より突出した片持ちバネ状に形成されていることにより、弾性接触片の可動端側を好適に弾性的に支持することができる。
さらに、本発明において、前記可動端と前記弾性支持体とを連結する連結部材を備えていることにより、弾性支持体による安定した支持状態を維持することができる。
さらにまた、本発明において、同方向に並ぶ複数のコンタクトを備え、前方のコンタクトの前記支持基端を前記底板部に支持させる支持片と、後方のコンタクトの前記可動端と前記前方のコンタクトの支持基端とを連結する連結部材とを備え、前記支持片を前記後方のコンタクトの可動端を支持する弾性支持体としたことにより、支持基端を支持する部分と弾性支持体とを兼用し、その分、省スペース化を図ることができる。
また、本発明に係る基板のカード接続構造では、基板上にカードコネクタが実装され、該カードコネクタを介してカード体と前記基板とが接続される基板のカード接続構造において、前記カードコネクタは、底板部上にカード体が挿入されるカード挿入部が形成されたハウジングと、前記カード挿入部の内底部より突出して前記カード体の片面側に露出した信号伝達端子と接触する導電性金属材からなるコンタクトとを備え、前記底板部には、板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部が形成され、前記コンタクトには、一端を前記コンタクト組込み用窓部の内縁に支持される支持基端とし、他端を前記コンタクト組込み用窓部内に移動可能に挿入された可動端とし、且つ、前記支持基端と前記可動端との間に前記カード挿入部の内底部より突出した接点部を有してなる弾性接触片を備え、前記基板には、その表面部に支持され、前記可動端を支持する弾性支持体を備えていることにより、基板の摩耗や摺動に伴う削り屑を防止することができる。また、可動端が常に支持された状態にあるため、カード挿入の初期段階から安定した接触圧でカードと接触できるので、従来品よりバネ定数を低く設定でき、厚みのある非正規カードが挿入された際等の過剰な接触圧の発生を緩和することができる。
次に、本発明に係るカードコネクタの第1の実施態様を図1〜図4に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は、電子機器に搭載されるプリント配線基板(以下、基板という)、符号2は基板1に実装されるカードコネクタ、符号3はメモリーカード等のカード体である。
カードコネクタ2は、カード体3が挿入されるカード挿入部41を有するハウジング4と、ハウジング4の底板部5に配設された複数のコンタクト6,6とを備え、カード体3をカード挿入部41に挿入することにより、カード体3の片面側に露出した信号伝達端子(パッド)がコンタクト6,6と接触するようになっている。
ハウジング4は、絶縁合成樹脂製の底板部5を有するモールド体42と、導電性金属板材からなるシールドカバー43とを備え、モールド体42とシールドカバー43とが組み付けられ、底板部5上に前面が開口したカード挿入部41が形成されている。尚、図2は、シールドカバー43を取り外した状態を示している。
底板部5は、図2に示すように、板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部51,51がカード体挿抜方向に向けて形成され、各コンタクト6,6及び弾性支持体7が一体成形により底板部5に組み込まれている。
また、底板部5には、板厚方向に貫通し、コンタクト6,6の接続端子片63が露出する端子露出窓部52が形成されている。
コンタクト組込み用窓部51,51は、コンタクト6,6の形状に整合させた形状に形成され、底板部5を板厚方向に貫通している。本実施例では、底板部5を板厚方向に貫通し、且つ、カード体挿抜方向に向けた矩形穴状に形成され、その中間部に内向きに張り出したコンタクト支持部511,511が一体に突設されている。
また、このコンタクト組込み用窓部51,51には、手前側底部にコンタクト6,6の基端支持部612を支持する基端受け部512が底板部5と一体に形成されている。
コンタクト6,6は、導電性金属板材を打抜き・折り曲げ加工することによって一体に形成され、底板部5に支持される支持片61と、支持片61に支持された弾性接触片62と、基板1に接続される接続端子片63とを備えている。
支持片61は、互いに平行な一対の支持バネ部611,611と、両支持バネ部611,611の基端側を連結する基端支持部612とを備え、平面視U字状に形成され、支持バネ部611,611の先端側がそれぞれコンタクト支持部511,511に埋設され、基端支持部612側を自由端とする片持ち板バネ状を成している。
また、この支持片61は、コンタクト組込み用窓部51,51に対し基端支持部612が基端受け部512上に配置されるように底板部5に組み込まれている。
弾性接触片62は、基端支持部612に一体に支持された支持基端624よりカード体挿入方向上側に向けて傾斜した支持基端側片621と、支持基端側片621の先端側を円弧状に屈曲させた形状の接点部622と、接点部622の他端側よりカード体挿入方向下側に向けて傾斜した形状の可動端側片623とを備え、支持基端側片621、接点部622及び可動端側片623とをもって接点部622を頂部とする側面視への字状を成すとともに、弾性接触片62の支持基端624と可動端625との間にカード体3の信号伝達端子と接触する接点部622が配置されている。
また、弾性接触片62は、支持基端624及び可動端625がコンタクト組込み用窓部51,51内に挿入された配置にあって、コンタクト組込み用窓部51,51を通して接点部622が底板部5内底面よりカード挿入部41内に突出している。
接続端子片63は、底板部5に埋設され、その一端が一方の支持バネ部611の先端部に接続され、他端が端子露出窓部52の内縁より突出し、端子露出窓部52内に突出した他端部が端子露出窓部52を通して底板部5底面に露出し、基板1表面に形成されたパターンに半田付け等によって接続されるようになっている。
弾性支持体7は、可撓性を有する金属製板材を打抜き・折り曲げ加工することによって平面視矩形枠状に形成され、互いに平行な一対のバネ片部71,71と、バネ片部71,71の先端側を連結する可動端受け部72と、バネ片部71,71の基端側を連結する埋設片部73とを備えている。
この弾性支持体7は、図2及び図3に示すように、埋設片部73及びバネ片部71,71の基端側がコンタクト組込み用窓部51,51の奥側縁部に埋設され、その他の部分がコンタクト組込み用窓部51の内縁より後方に向けてやや斜め上向きに突出している。
バネ片部71,71は、基端側が底板部5に支持された片持ちバネ状を成し、その先端部間に可動端受け部72が撓み可能に一体に支持されている。
そして、この弾性支持体7は、可動端受け部72が弾性接触片62の可動端625の下面と接触するように配置され、弾性支持体7のバネ圧によって弾性接触片62の可動端625が上向き、即ち、カード挿入部41側に向けて付勢されるようになっている。
このように構成されたカードコネクタ2は、図3(a)に示すように、カード体3が未挿入の状態であっても、弾性接触片62の可動端625が弾性支持体7に常に支持された状態にある。
そして、カード体3挿入の初期段階において、弾性接触片62は、カード体3の前端が接触し、押し付け方向の押圧力が作用すると、弾性接触片62の可動端625に押されて弾性支持体7が撓み、可動端625には、弾性支持体7のバネ反力が作用する。
そして、カード体3が所定の位置まで挿入されると、弾性接触片62は、図3(b)に示すように、支持基端624が基端受け部512に支持され、可動端625が弾性支持体7を介して底板部5に支持され、接触部がカード体3のパッド部に対し所定の接触圧で接触する。
その際、カードコネクタ2では、図4に示すように、弾性接触片62の可動端625が弾性支持体7に常に支持されていることによって、カード体3の挿入初期段階からたわみ量に対して接点荷重が順次緩やかに増大するため、荷重―たわみ線の傾きを小さく、即ち、バネ定数を小さく設定することができる。
一方、従来のカードコネクタ2では、カード体3の挿入初期段階で可動端625が支持されておらず、その領域において接点荷重が増加しないため、本願発明のカードコネクタ2と同様のたわみ量で接点荷重を得るためには、荷重―たわみ線の傾きを大きく、即ち、バネ定数を大きく取らざるを得ない。
よって、本願発明では、従来のカードコネクタ2と比較して、カード体3に対する過剰な接触圧を抑制することができ、万一、誤って厚みのある非正規カード体3がカード挿入部41に挿入された場合であっても、弾性接触片62が塑性変形しにくくなっている。
次に、本願発明に係るカードコネクタの第2の実施態様について図5及び図6に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明し、適宜説明を省略する。
図4は、本実施例に係るカードコネクタ2において、ハウジング4のシールドカバー43を取り外した状態を示し、カードコネクタ2は、支持基端624−可動端625方向が同じ方向に並ぶ複数のコンタクト6a,6bを底板部5に備えている。
底板部5は、図5に示すように、板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部51,51がカード体挿抜方向に対しやや斜めに向けて形成され、各コンタクト6a,6b及び弾性支持体7が一体成形により底板部5に組み込まれている。
また、底板部5には、板厚方向に貫通し、コンタクト6a,6bの接続端子片63が露出する端子露出窓部52が形成されている。
コンタクト組込み用窓部51,51は、コンタクト6a,6bの形状に整合させた形状に形成され、底板部5を板厚方向に貫通している。本実施例では、底板部5を板厚方向に貫通し、且つ、斜め方向に連なる3つの矩形穴部513,513...と、各矩形穴部513,513を連通する渡し部514とによって構成され、渡し部514の側部にコンタクト支持部511が張り出すように形成されている。
また、このコンタクト組込み用窓部51,51には、手前側矩形穴部513の底部に後方のコンタクト6bの基端支持部612を支持する基端受け部512が底板部5と一体に形成されている。
コンタクト6a,6bは、図5に示すように、導電性金属板材を打抜き・折り曲げ加工することにより一体に形成され、底板部5に支持される支持片61と、支持片61に支持された弾性接触片62と、基板1に接続される接続端子片63とを備えている。
支持片61は、基端がコンタクト支持部511に埋設された支持バネ部611と、支持バネ部611の先端より横向きに延出した基端支持部612とを備え、平面視L字状又は逆L字状に形成され、基端支持部612側を自由端とする片持ち板バネ状を成している。
また、後方のコンタクト6bは、コンタクト組込み用窓部51に対し支持片61の基端支持部612が基端受け部512上に配置されるように底板部5に組み込まれている。
弾性接触片62は、基端支持部612に一体に支持された支持基端624より斜め方向上側に向けて傾斜した支持基端側片621と、支持基端側片621の先端側を円弧状に屈曲させた形状の接点部622と、接点部622の他端側よりカード体挿入方向下側に向けて傾斜した形状の可動端側片623とを備え、支持基端側片621、接点部622及び可動端側片623とをもって接点部622を頂部とする側面視への字状を成すとともに、弾性接触片62の支持基端624と可動端625との間にカード体3の信号伝達端子(パッド)と接触する接点部622が配置されている。
また、弾性接触片62は、支持基端624及び可動端625がコンタクト組込み用窓部51内に挿入された配置にあって、コンタクト組込み用窓部51を通して接点部622が底板部5内底面よりカード挿入部41内に突出している。
接続端子片63は、底板部5に埋設され、その一端が一方の支持バネ部611の先端部に接続され、他端が端子露出窓部52の内縁より突出し、端子露出窓部52内に突出した他端部が端子露出窓部52を通して底板部5底面に露出し、基板1表面に形成されたパターンに半田付け等によって接続されるようになっている。
弾性支持体7は、可撓性を有する金属製板材を打抜き・折り曲げ加工することによって平面視L字状又は逆L字状に形成され、基端側が底板部5に埋設されたバネ片部71と、バネ片部71の先端側より横向きに延出した可動端受け部72とを備えている。
この弾性支持体7は、バネ片部71の基端側がコンタクト組込み用窓部51,51の奥側縁部に埋設され、その他の部分がコンタクト組込み用窓部51の内縁より後方に向けてやや斜め上向きに突出している。
バネ片部71は、基端側が底板部5に支持された片持ちバネ状を成し、その先端部に可動端受け部72が撓み可能な状態で一体に支持されている。
そして、この弾性支持体7は、可動端受け部72が前方のコンタクト6aの弾性接触片62の可動端625と連結部材81により連結されている。
また、このカードコネクタ2では、後方のコンタクト6bの可動端625と前方のコンタクト6aの支持基端624とを連結する連結部材82を備え、支持片61を後方のコンタクト6bの可動端625を支持する弾性支持体としている。
このように構成されたカードコネクタ2では、図6に示すように、前方のコンタクト6aの可動端625が弾性支持体7と連結部材81で連結され、後方のコンタクト6bの可動端625が前方の支持片61と連結部材82によって連結されているので、後方のコンタクト6b、前方のコンタクト6a及び弾性支持体7が連動し、カード体3が未挿入の状態であっても、各コンタクト6a,6bの弾性接触片62は、その可動端625が弾性支持体7、61に常に支持された状態にある。
そして、カード体3が挿入されると、先ず、後方のコンタクト6bの弾性接触片62にカード体3の前端が接触し、押し付け方向の押圧力が作用し、後方のコンタクト6bの弾性接触片62の可動端625に押されて前方のコンタクト6aの支持片61が撓むとともに、前方のコンタクト6aを介して弾性支持体7が撓み、両コンタクト6a,6bの可動端625にバネ反力が作用する。
そして、カード体3が所定の位置まで挿入されると、後方のコンタクト6bの弾性接触片62は、支持基端624が基端受け部512に支持され、後方のコンタクト6b、前方のコンタクト6a及び弾性支持体7からなるバネ構造体の両端が底板部5に支持されるとともに、各コンタクト6a,6bの弾性支持片61の支持基端624及び可動端625がそれぞれ支持された状態となり、各弾性接触片62の接触部がカード体3のパッド部に対し所定の接触圧で接触する。
尚、コンタクト6(6a,6b)の形状は、上述のいずれの実施例の態様に限定されず、例えば、弾性接触片62の支持基端624が底板部5に埋設される構造のものであってもよい。
また、上述の実施例では、弾性支持体7を片持ち板バネ状とした例について説明したが、弾性接触片62の可動端625を押し上げ方向に付勢する構造であれば、その他の形状であってもよい。
さらに、上述の実施例では、弾性支持体7をハウジング4に備えたカードコネクタ2について説明したが、弾性支持体7をカードコネクタ2が実装される基板1の表面部に設け、カードコネクタ2を基板1に実装することにより、その弾性支持体7がコンタクト組込み用窓部51内に挿入され、弾性接触片62の可動端625を支持するようにした基板1のカード体接続構造としてもよい。
また、上述の実施例では、カード体3を直接カードコネクタ2に接続する例について説明したが、カード体3は、カード体3単体の他、カードトレイに収容するもの、カードアダプタを用いるもの等であってもよい。
1 基板
2 カードコネクタ
3 カード体
4 ハウジング
41 カード挿入部
42 モールド体
43 シールドカバー
5 底板部
51 コンタクト組込み用窓部
511 コンタクト支持部
512 基端受け部
52 端子露出窓部
6 コンタクト
61 支持片
611 支持バネ部
612 基端支持部
62 弾性接触片
621 支持基端側片
622 接点部
623 可動端側片
624 支持基端
625 可動端
63 接続端子片
7 弾性支持体
71 バネ片部
72 可動端受け部
73 埋設片部
81,82 連結部材
2 カードコネクタ
3 カード体
4 ハウジング
41 カード挿入部
42 モールド体
43 シールドカバー
5 底板部
51 コンタクト組込み用窓部
511 コンタクト支持部
512 基端受け部
52 端子露出窓部
6 コンタクト
61 支持片
611 支持バネ部
612 基端支持部
62 弾性接触片
621 支持基端側片
622 接点部
623 可動端側片
624 支持基端
625 可動端
63 接続端子片
7 弾性支持体
71 バネ片部
72 可動端受け部
73 埋設片部
81,82 連結部材
Claims (5)
- 底板部上にカード体が挿入されるカード挿入部が形成されたハウジングと、前記カード挿入部の内底部より突出して前記カード体の片面側に露出した信号伝達端子と接触する導電性金属材からなるコンタクトとを備え、
前記コンタクトには、一端を前記底板部に支持される支持基端とし、他端を前記底板部に対し移動可能な可動端とし、且つ、前記支持基端と前記可動端との間に前記カード挿入部の内底部より突出した接点部を有してなる弾性接触片を備えているカードコネクタにおいて、
前記ハウジングに前記可動端を支持する弾性支持体を備えていることを特徴とするカードコネクタ。 - 前記底板部に板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部を備え、
前記弾性支持体は、前記コンタクト組込み用窓部の内縁より突出した片持ちバネ状に形成されている請求項1に記載のカードコネクタ。 - 前記可動端と前記弾性支持体とを連結する連結部材を備えている請求項1又は2に記載のカードコネクタ。
- 同方向に並ぶ複数のコンタクトを備え、
前方のコンタクトの前記支持基端を前記底板部に支持させる支持片と、後方のコンタクトの前記可動端と前記前方のコンタクトの支持基端とを連結する連結部材とを備え、前記支持片を前記後方のコンタクトの可動端を支持する弾性支持体とした請求項1〜3の何れか1に記載のカードコネクタ。 - 基板上にカードコネクタが実装され、該カードコネクタを介してカード体と前記基板とが接続される基板のカード接続構造において、
前記カードコネクタは、底板部上にカード体が挿入されるカード挿入部が形成されたハウジングと、前記カード挿入部の内底部より突出して前記カード体の片面側に露出した信号伝達端子と接触する導電性金属材からなるコンタクトとを備え、
前記底板部には、板厚方向に貫通したコンタクト組込み用窓部が形成され、
前記コンタクトには、一端を前記コンタクト組込み用窓部の内縁に支持される支持基端とし、他端を前記コンタクト組込み用窓部内に移動可能に挿入された可動端とし、且つ、前記支持基端と前記可動端との間に前記カード挿入部の内底部より突出した接点部を有してなる弾性接触片を備え、
前記基板には、その表面部に支持され、前記可動端を支持する弾性支持体を備えていることを特徴とする基板のカード接続構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016164282A JP2018032532A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | カードコネクタ及び基板のカード接続構造 |
CN201710476321.2A CN107785693A (zh) | 2016-08-25 | 2017-06-21 | 卡连接器以及基板的卡连接构造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016164282A JP2018032532A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | カードコネクタ及び基板のカード接続構造 |
Publications (1)
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JP2018032532A true JP2018032532A (ja) | 2018-03-01 |
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ID=61303666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016164282A Pending JP2018032532A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | カードコネクタ及び基板のカード接続構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018032532A (ja) |
CN (1) | CN107785693A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112928504B (zh) * | 2019-11-18 | 2024-02-06 | 芜湖侨云友星电气工业有限公司 | 一种高压线束插接器的操作方法 |
-
2016
- 2016-08-25 JP JP2016164282A patent/JP2018032532A/ja active Pending
-
2017
- 2017-06-21 CN CN201710476321.2A patent/CN107785693A/zh active Pending
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Publication number | Publication date |
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CN107785693A (zh) | 2018-03-09 |
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