JP2018061377A - ロータ製造方法 - Google Patents

ロータ製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018061377A
JP2018061377A JP2016198330A JP2016198330A JP2018061377A JP 2018061377 A JP2018061377 A JP 2018061377A JP 2016198330 A JP2016198330 A JP 2016198330A JP 2016198330 A JP2016198330 A JP 2016198330A JP 2018061377 A JP2018061377 A JP 2018061377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
rotor
mold
rotor core
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016198330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6410776B2 (ja
Inventor
晃和 岩本
Akikazu Iwamoto
晃和 岩本
慶介 梓沢
Keisuke Azusazawa
慶介 梓沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016198330A priority Critical patent/JP6410776B2/ja
Priority to CN201710821348.0A priority patent/CN107919770B/zh
Priority to US15/725,618 priority patent/US20180102696A1/en
Publication of JP2018061377A publication Critical patent/JP2018061377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6410776B2 publication Critical patent/JP6410776B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/276Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
    • H02K1/2766Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM] having a flux concentration effect
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/12Impregnating, heating or drying of windings, stators, rotors or machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】樹脂の残留硬化物であるカル量の低減を図ることができるロータ製造方法を提供する。【解決手段】ロータ製造方法において、ロータコア配置工程S210で磁石挿入孔14に永久磁石40が配置された2つのロータコア20を中型110を挟んで対向配置し、樹脂充填工程S230で中型110から2つのロータコア20に樹脂を供給して、磁石挿入孔14と永久磁石40との間に樹脂を充填する。【選択図】図2

Description

本発明は、ロータコアに永久磁石を固定してロータを製造するロータ製造方法に関する。
従来、ハイブリッド車両などに用いられる回転電機では、ケース内部にロータが回転自在に支持されている。ロータのロータコアには、ロータコアの円周方向に沿って形成された複数の磁石挿入孔に永久磁石が固定される。
このような回転電機のロータ製造方法の一つとして、永久磁石をロータコアの磁石挿入孔に挿入後、磁石挿入孔に設けられた樹脂溝から樹脂を注入し、樹脂を固化させて永久磁石を固定するいわゆる樹脂注入法が知られている(例えば、特許文献1)。
磁石挿入孔に設けられた樹脂溝に樹脂を注入する方法として、図4に示すように、下型2の上にロータコア1を配置し、その上部にゲート金型3を載せ、さらにその上部に上型4を載せた状態で、樹脂タブレット5をプランジャ6で加圧して、樹脂を注入する所謂トランスファー成形がある。
ここで、ゲート金型3は、図5に示すように、放射状に複数の樹脂流路であるゲート3aが形成されており、ゲート3aの先端部は枝分かれして、ゲート下型3bの複数の樹脂注入穴3cに続いている。そして、中央部の樹脂タブレット5の樹脂を、図4に示すように、樹脂注入穴3cから各磁石挿入孔1aに注入するように形成されている。
このトランスファー成形において樹脂を注入する手順としては、図6(a)に示すように、まずロータコア1の磁石挿入孔1aに永久磁石1bを挿入し、図6(b)に示すように、ロータコア1を予熱する。
続いて、図6(c)に示すように、樹脂タブレット5をプランジャ6で加圧することで、ゲート金型3の樹脂注入穴3cを介して磁石挿入孔1a内に樹脂5aを注入する。そして、図6(d)に示すように、樹脂5aを加熱硬化させ、図6(e)に示すように、樹脂5aを冷却して固化させて磁石挿入孔1aに永久磁石1bを固定する。
特開2008−219992号公報
しかしながら、上述したトランスファー成形により樹脂5aを注入する際には、ゲート金型3のゲート3a内に、ゲート3aの形状と略同一形状の樹脂5aの残留硬化物であるカルと呼ばれる余分な樹脂が残ってしまい、歩留まりを下げてしまうという課題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、樹脂の残留硬化物であるカル量の低減を図ることができるロータ製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
磁石挿入孔(例えば、後述の実施形態における磁石挿入孔14)に磁石(例えば、後述の実施形態における永久磁石40)が配置された2つのロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア20)を樹脂充填型(例えば、後述の実施形態における中型110)を挟んで対向配置するロータコア配置工程(例えば、後述の実施形態におけるロータコア配置工程S210)と、
前記樹脂充填型から前記2つのロータコアに樹脂を供給して、前記磁石挿入孔と前記磁石との間に樹脂を充填する樹脂充填工程(例えば、後述の実施形態における樹脂充填工程S230)と、を備えるロータ製造方法である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータ製造方法であって、
前記樹脂充填工程では、前記2つのロータコアに同時に樹脂を供給する。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のロータ製造方法であって、
前記樹脂充填工程では、樹脂タブレット(例えば、後述の実施形態における樹脂タブレット140)をプランジャ(例えば、後述の実施形態におけるプランジャ150)で押圧することで前記2つのロータコアに樹脂を供給する。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のロータ製造方法であって、
前記樹脂タブレットは、前記2つのロータコアのうちいずれか一方のロータコアの中央部に設けられたシャフト孔(例えば、後述の実施形態におけるシャフト孔11a)内に配置される。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロータ製造方法であって、
前記樹脂充填型は、前記2つのロータコアのうち一方のロータコアと当接する第1金型(例えば、後述の実施形態におけるアッパプレート102)と、他方のロータコアと当接する第2金型(例えば、後述の実施形態におけるロアプレート103)と、流路が形成され、該第1金型と該第2金型との間に配置される第3金型(例えば、後述の実施形態におけるミドルプレート101)と、を有する。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のロータ製造方法であって、
前記第1金型には、一方の前記ロータコアの中央部に設けられたシャフト孔(例えば、後述の実施形態におけるシャフト孔11a)内に円筒状のシリンダ(例えば、後述の実施形態におけるシリンダ102a)が設けられ、
前記シリンダの内部にプランジャが摺動可能に配置される。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載のロータ製造方法であって、
前記ロータコア配置工程では、一方の前記ロータコアを前記樹脂充填型の前記第1金型と上型(例えば、後述の実施形態における上型120)との間に配置し、他方の前記ロータコアを前記樹脂充填型の前記第2金型と下型(例えば、後述の実施形態における下型130)との間に配置し、
前記上型には、前記プランジャが挿通するプランジャ挿通孔(例えば、後述の実施形態におけるプランジャ挿通孔121)が設けられている。
請求項1の発明によれば、対向配置したロータコアに樹脂を供給して、磁石挿入孔と磁石との間に樹脂を充填することで、樹脂の残留硬化物であるカル量も半分に減らすことができる。
請求項2の発明によれば、樹脂充填工程では2つのロータコアに同時に樹脂を供給することで、ロータコア毎に樹脂を充填していた従来のロータ製造方法と比べて製造時間を半減できる。
請求項3の発明によれば、樹脂タブレットをプランジャで押圧する、所謂トランスファー成形を採用することで、射出成形に比べて注入圧を低く設定できる。
請求項4の発明によれば、樹脂タブレットが2つのロータコアの中央部に設けられたシャフト孔内に配置されることで、ロータコアの中央部から略等距離に位置する各磁石挿入孔に同時に樹脂を供給できる。
請求項5の発明によれば、樹脂充填型が第1金型〜第3金型で構成されるので、流路に残ったカルを容易に除去することができる。
請求項6及び7の発明によれば、両側からプランジャで押圧する場合に比べて注入圧の制御を容易にできる。
本発明のロータ製造方法で用いられる一実施形態のロータの斜視図である。 本発明のロータ製造方法に用いられる一実施形態のトランスファー成形金型を示す部分断面図である。 本発明のロータ製造方法の一実施形態のフロー図である。 従来のロータ製造方法に用いられるトランスファー成形金型を示す部分断面図である。 従来のロータ製造方法に用いられるゲート金型を示す平面図である。 従来のロータ製造方法の各工程を説明する工程説明図である。
以下、本発明のロータ製造方法の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明のロータ製造方法で用いられる一実施形態のロータコアについて図1を参照して説明する。
回転電機に使用されるいわゆる永久磁石埋め込み型のロータ10は、一般的に、ロータコア20と、複数の永久磁石40と、永久磁石40をロータコア20に固定する樹脂部43と、を備える。
ロータコア20は、略円環形状を有する複数枚の電磁鋼板11が積層されることで構成され、その中央部にシャフト孔11aを有するとともに、その外周部に複数の磁石挿入孔14を有する。図1に示す例では、3つの磁石挿入孔14が1つの磁極部41を構成する。
各磁石挿入孔14には、磁石挿入孔14に沿って軸方向に延びる樹脂溝14aが設けられ、後述するトランスファー成形によって樹脂溝14aから樹脂が流入することで永久磁石40が固定される。
1つの磁極部41を構成する3つの磁石挿入孔14は、中央部に位置する磁石挿入孔14に対し、両側に位置する2つの磁石挿入孔14がV字形状に外径側に開くように配置される。磁石挿入孔14は、軸方向に開口し、それぞれ独立したものとなっている。
1つの磁極部41を構成する3つ磁石挿入孔14には、磁化方向が同じ永久磁石40が配置される。周方向で隣り合う磁極部41には、この永久磁石40と磁化方向が異なる永久磁石40が配置されることで、周方向で交互に磁極が反転するようになっている。
次に、本実施形態のロータ製造方法に用いられるトランスファー成形金型について、図2に基づいて説明する。
トランスファー成形金型100は、中型110、上型120、及び下型130から構成され、2つのロータコア20(以下、上方に位置するロータコア20を第1ロータコア20A、下方に位置するロータコア20を第2ロータコア20Bと呼ぶことがある。)が中型110を挟んで上下に対向配置され、2つのロータコア20の上部と下部には、上型120と下型130とがそれぞれ配置される。
上型120は、四角形の平板状に形成されており、第1ロータコア20Aの上面20uと当接することで第1ロータコア20Aに形成された磁石挿入孔14の上端部を塞ぐように機能する。上型120の中央部には、プランジャ150が挿通するプランジャ挿通孔121が形成されている。
下型130は、四角形の平板状に形成されており、第2ロータコア20Bの下面20dと当接することで第2ロータコア20Bに形成された磁石挿入孔14の下端部を塞ぐように機能する。
中型110は、ミドルプレート101、アッパプレート102、及びロアプレート103から構成されている。ミドルプレート101には、中央部に樹脂タブレット140が配置される円柱状のタブレット配置部101aが形成されており、そこから放射状に磁極部41に向かって複数の樹脂流路であるゲート101bが延設される。ゲート101bの先端部には、磁極部41を構成する3つの磁石挿入孔14の樹脂溝14aに延びるように分岐部(図5参照)が形成されている。
アッパプレート102は、四角形の平板状に形成されており、第1ロータコア20Aの下面20dと当接することで第1ロータコア20Aに形成された磁石挿入孔14の下端部を塞ぐように機能する。アッパプレート102の中央部には、上型120のプランジャ挿通孔121と同軸上であって、第1ロータコア20Aの中央部に設けられたシャフト孔11a内に円筒状のシリンダ102aが設けられ、シリンダ102aの内部にプランジャ150が摺動可能に配置される。
また、アッパプレート102には、第1ロータコア20Aの磁石挿入孔14の樹脂溝14aに対応する位置に複数の樹脂注入穴102bが軸方向に延びるように形成され、ミドルプレート101のゲート101bから供給される樹脂を第1ロータコア20Aの樹脂溝14aに誘導する。
ロアプレート103は、四角形の平板状に形成されており、第2ロータコア20Bの上面20uと当接することで第2ロータコア20Bに形成された磁石挿入孔14の上端部を塞ぐように機能するとともに、第2ロータコア20Bの磁石挿入孔14の樹脂溝14aに対応する位置に複数の樹脂注入穴103aが軸方向に延びるように形成され、ミドルプレート101のゲート101bから供給される樹脂を第2ロータコア20Bの樹脂溝14aに誘導する。
次に、本実施形態のロータ製造方法について、図3のフロー図に基づいて説明する。
ロータコア配置工程S210では、先ず第2ロータコア20Bを下型130上に配置し、第2ロータコア20Bの磁石挿入孔14に永久磁石40を挿入する。
続いて、第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bを、中型110を挟んで上下に対向配置し、第1ロータコア20Aの磁石挿入孔14に永久磁石40を挿入する。その後、上型120を第1ロータコア20A上に配置する。
こうして、図2に示すように、下方から下型130、第2ロータコア20B、ロアプレート103、ミドルプレート101、アッパプレート102、第1ロータコア20A、上型120の順に積み上げて載置する。
続いて、ロータコア予熱工程S220では、各磁石挿入孔14に永久磁石40が挿入された第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bをトランスファー成形金型100とともに余熱する。
樹脂充填工程S230では、準備段階として、一回分の分量の樹脂タブレット140を上型120のプランジャ挿通孔121から第1ロータコア20Aのシャフト孔11aへ挿入し、さらにアッパプレート102のシリンダ102a内へ通してミドルプレート101のタブレット配置部101aに配置する。
同様に、プランジャ150を、上型120のプランジャ挿通孔121から上部のロータコア20のシャフト孔11aへ挿入し、さらにアッパプレート102のシリンダ102a内へ通して樹脂タブレット140に当接させる。
そして、プランジャ150を下方に向けて押圧する。これにより、樹脂タブレット140がプランジャ150によりアッパプレート102のシリンダ102a内で加圧される。
樹脂タブレット140が加圧されることで、樹脂は、ミドルプレート101のタブレット配置部101aから複数のゲート101bを通過して上下に枝分かれし、それぞれアッパプレート102の樹脂注入穴102bとロアプレート103の樹脂注入穴103aとを通過して、第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bの樹脂溝14aに注入され、磁石挿入孔14と永久磁石40の間に充填される。
加熱硬化工程S240では、樹脂充填工程S230で樹脂が充填された第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bをトランスファー成形金型100とともに加熱炉などによって加熱する。そのため、磁石挿入孔14と永久磁石40の間に充填された樹脂が硬化する。
最後に、冷却工程S250で、第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bをトランスファー成形金型100とともに冷却炉などで冷却する。これにより、永久磁石40がロータコア20の磁石挿入孔14にしっかりと固定される。なお、冷却工程S250では、トランスファー成形金型100を取り外して、第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bのみを冷却するようにしてもよく、冷却炉などで冷却する代わりに、自然放熱による冷却であってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロータコア配置工程S210で磁石挿入孔14に永久磁石40が配置された第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bを中型110を挟んで対向配置し、樹脂充填工程S230で中型110から第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bに樹脂を供給して、磁石挿入孔14と永久磁石40との間に樹脂を充填する。
そのため、1つの中型110によって対向配置した第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bに同時に樹脂を供給することができ、ミドルプレート101に残留する残留硬化物であるカル量は、従来の1つのロータコア20を製造していた量と同じ量になる。つまり、2つのロータコア20の製造で発生するカル量が従来の1つのロータコア20の製造で発生するカル量と同じになるため、1つ当たりのロータコア20で発生するカル量を従来の半分に減らすことができ、歩留まりの向上を図ることができる。
また、樹脂充填工程S230では、2つのロータコア20に同時に樹脂を供給するため、ロータコア20毎に樹脂を充填していた従来のロータ製造方法と比べて製造時間を半減できる。
また、樹脂充填工程S230では、樹脂タブレット140をプランジャ150で押圧することで第1ロータコア20A及び第2ロータコア20Bに樹脂を供給する、所謂トランスファー成形を採用するため、射出成形に比べて注入圧を低く設定できる。
また、樹脂タブレット140は、2つのロータコア20のうち第1ロータコア20Aの中央部に設けられたシャフト孔11a内に配置される。そのため、ロータコア20の中央部から略等距離に位置する各磁石挿入孔14に同時に樹脂を供給できる。
また、中型110は、第1ロータコア20Aと当接するアッパプレート102と、第2ロータコア20Bと当接するロアプレート103と、流路が形成され、アッパプレート102及びロアプレート103との間に配置されるミドルプレート101とで構成されるので、ミドルプレート101の流路に残ったカルを容易に除去することができる。
また、アッパプレート102には、第1ロータコア20Aの中央部に設けられたシャフト孔11a内に円筒状のシリンダ102aが設けられ、シリンダ102aの内部にプランジャ150が摺動可能に配置されるため、両側からプランジャ150で押圧する場合に比べて注入圧の制御を容易にできる。
また、ロータコア配置工程S210では、第1ロータコア20Aを中型110のアッパプレート102と上型120との間に配置し、第2ロータコア20Bを中型110のロアプレート103と下型130との間に配置し、上型120にはプランジャ150が挿通するプランジャ挿通孔121が設けられているため、両側からプランジャ150で押圧する場合に比べて注入圧の制御を容易にできる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、トランスファー成形金型100によるトランスファー成形としているが、それのみに限定されるものではなく、射出成形など他の成形方法であっても適用可能である。
11a シャフト孔
14 磁石挿入孔
20 ロータコア
40 永久磁石(磁石)
101 ミドルプレート(第3金型)
102 アッパプレート(第1金型)
102a シリンダ
103 ロアプレート(第2金型)
110 中型(樹脂充填型)
120 上型
121 プランジャ挿通孔
130 下型
140 樹脂タブレット
150 プランジャ
S210 ロータコア配置工程
S230 樹脂充填工程

Claims (7)

  1. 磁石挿入孔に磁石が配置された2つのロータコアを樹脂充填型を挟んで対向配置するロータコア配置工程と、
    前記樹脂充填型から前記2つのロータコアに樹脂を供給して、前記磁石挿入孔と前記磁石との間に樹脂を充填する樹脂充填工程と、を備えるロータ製造方法。
  2. 請求項1に記載のロータ製造方法であって、
    前記樹脂充填工程では、前記2つのロータコアに同時に樹脂を供給する、ロータ製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のロータ製造方法であって、
    前記樹脂充填工程では、樹脂タブレットをプランジャで押圧することで前記2つのロータコアに樹脂を供給する、ロータ製造方法。
  4. 請求項3に記載のロータ製造方法であって、
    前記樹脂タブレットは、前記2つのロータコアのうちいずれか一方のロータコアの中央部に設けられたシャフト孔内に配置される、ロータ製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のロータ製造方法であって、
    前記樹脂充填型は、前記2つのロータコアのうち一方のロータコアと当接する第1金型と、他方のロータコアと当接する第2金型と、流路が形成され、該第1金型と該第2金型との間に配置される第3金型と、を有する、ロータ製造方法。
  6. 請求項5に記載のロータ製造方法であって、
    前記第1金型には、一方の前記ロータコアの中央部に設けられたシャフト孔内に円筒状のシリンダが設けられ、
    前記シリンダの内部にプランジャが摺動可能に配置される、ロータ製造方法。
  7. 請求項6に記載のロータ製造方法であって、
    前記ロータコア配置工程では、一方の前記ロータコアを前記樹脂充填型の前記第1金型と上型との間に配置し、他方の前記ロータコアを前記樹脂充填型の前記第2金型と下型との間に配置し、
    前記上型には、前記プランジャが挿通するプランジャ挿通孔が設けられている、ロータ製造方法。
JP2016198330A 2016-10-06 2016-10-06 ロータ製造方法 Expired - Fee Related JP6410776B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016198330A JP6410776B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 ロータ製造方法
CN201710821348.0A CN107919770B (zh) 2016-10-06 2017-09-12 转子制造方法
US15/725,618 US20180102696A1 (en) 2016-10-06 2017-10-05 Rotor manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016198330A JP6410776B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 ロータ製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018061377A true JP2018061377A (ja) 2018-04-12
JP6410776B2 JP6410776B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=61829160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016198330A Expired - Fee Related JP6410776B2 (ja) 2016-10-06 2016-10-06 ロータ製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180102696A1 (ja)
JP (1) JP6410776B2 (ja)
CN (1) CN107919770B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113346690A (zh) * 2020-03-02 2021-09-03 保时捷股份公司 用于制造电动机器的转子的方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3910766A4 (en) * 2019-01-11 2022-10-12 NHK Spring Co., Ltd. ROTOR AND ROTOR MANUFACTURING PROCESS
DE102020103047A1 (de) * 2019-12-11 2021-06-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Anspritzwerkzeug und Verfahren zum Herstellen eines Rotors

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219992A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd モータの回転子およびその製造方法
JP2016123227A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 樹脂充填方法及び樹脂充填装置
JP2016129484A (ja) * 2014-02-03 2016-07-14 株式会社三井ハイテック 永久磁石の樹脂封止方法

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2370458A (en) * 1942-09-14 1945-02-27 Allis Louis Co Cast squirrel cage rotor
US4362959A (en) * 1980-05-15 1982-12-07 Siemens-Allis, Inc. Electric motor rotor with fitted vent spacers
US4365178A (en) * 1981-06-08 1982-12-21 General Electric Co. Laminated rotor for a dynamoelectric machine with coolant passageways therein
JPS58222513A (ja) * 1982-06-18 1983-12-24 Toshiba Corp 変流器装置の製造方法
US4845837A (en) * 1986-10-06 1989-07-11 Emerson Electric Co. Method of making permanent magnet assembly
JPH08331784A (ja) * 1995-03-24 1996-12-13 Hitachi Metals Ltd 永久磁石界磁方式回転機
JP2002044915A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Yamaha Motor Co Ltd 磁石埋込型回転子及び充填方法
DE10060121A1 (de) * 2000-12-04 2002-06-06 Alstom Switzerland Ltd Verfahren zur Herstellung eines Permanentmagnete enthaltenden Rotors einer Synchronmaschine und nach diesem Verfahren hergestellter Rotor
US6889419B2 (en) * 2002-04-16 2005-05-10 Delphi Technologies, Inc. Method of making a composite electric machine component of a desired magnetic pattern
JP3951905B2 (ja) * 2002-04-25 2007-08-01 日産自動車株式会社 回転子コア用の電磁鋼板形成体、これを用いた永久磁石内蔵型回転電機用回転子、永久磁石内蔵型回転電機、および回転子コア用の電磁鋼板形成体の製造方法
US7262526B2 (en) * 2002-06-20 2007-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotor for permanent magnet motor of outer rotor type
TWI298892B (en) * 2002-08-29 2008-07-11 Shinetsu Chemical Co Radial anisotropic ring magnet and method of manufacturing the ring magnet
TWI250536B (en) * 2003-02-27 2006-03-01 Mitsubishi Electric Corp Ring-shaped magnet and manufacturing method thereof
US6848495B2 (en) * 2003-05-19 2005-02-01 Bristol Compressors, Inc. Method of manufacturing a laminated rotor
DE112005001919T5 (de) * 2004-09-09 2007-08-16 Mitsui High-Tec, Inc., Kitakyushu Verfahren zur Herstellung eines geschichteten Kerns
JP2006086319A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Mitsubishi Electric Corp リング型焼結磁石
JP3786946B1 (ja) * 2005-01-24 2006-06-21 株式会社三井ハイテック 永久磁石の樹脂封止方法
KR101044034B1 (ko) * 2006-01-11 2011-06-23 가부시키가이샤 미츠이하이테크 회전자 적층 코어에 영구 자석을 수지 밀봉하는 방법
JP5238231B2 (ja) * 2007-11-28 2013-07-17 株式会社東芝 回転電機の回転子
JP4497198B2 (ja) * 2007-12-06 2010-07-07 トヨタ自動車株式会社 永久磁石とその製造方法、およびロータとipmモータ
JP5070110B2 (ja) * 2008-04-02 2012-11-07 本田技研工業株式会社 回転電機用ロータの製造装置
JP5581013B2 (ja) * 2009-06-23 2014-08-27 株式会社三井ハイテック 回転子鉄心
FR2948508B1 (fr) * 2009-07-22 2012-11-23 Michelin Soc Tech Procede pour la fabrication d'un rotor interieur pour machine electrique tournante.
CN102598490B (zh) * 2010-05-18 2014-06-18 株式会社三井高科技 转子层叠铁心的制造方法
JP5805385B2 (ja) * 2010-12-14 2015-11-04 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP5732879B2 (ja) * 2011-02-08 2015-06-10 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 樹脂充填装置
JP5681027B2 (ja) * 2011-04-12 2015-03-04 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP5951194B2 (ja) * 2011-06-23 2016-07-13 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP5855515B2 (ja) * 2012-04-03 2016-02-09 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心の製造方法
JP6135967B2 (ja) * 2012-08-07 2017-05-31 日本電産株式会社 ロータ、モータ、およびロータの製造方法
JP5451934B1 (ja) * 2012-11-06 2014-03-26 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP6088801B2 (ja) * 2012-11-09 2017-03-01 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP6406788B2 (ja) * 2014-01-10 2018-10-17 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP6162656B2 (ja) * 2014-07-09 2017-07-12 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心及びその製造方法
JP6434254B2 (ja) * 2014-08-27 2018-12-05 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法及び積層鉄心の製造装置
JP6343557B2 (ja) * 2014-12-24 2018-06-13 株式会社三井ハイテック 回転子用積層体及びその製造方法並びに回転子の製造方法
EP3082227A1 (de) * 2015-04-14 2016-10-19 Siemens Aktiengesellschaft Rotor einer asynchronmaschine
JP6501655B2 (ja) * 2015-06-30 2019-04-17 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法
JP6612072B2 (ja) * 2015-07-10 2019-11-27 株式会社三井ハイテック 積層鉄心の製造方法及びその製造装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219992A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd モータの回転子およびその製造方法
JP2016129484A (ja) * 2014-02-03 2016-07-14 株式会社三井ハイテック 永久磁石の樹脂封止方法
JP2016123227A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 樹脂充填方法及び樹脂充填装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113346690A (zh) * 2020-03-02 2021-09-03 保时捷股份公司 用于制造电动机器的转子的方法
JP2021141800A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft 電気機械のロータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN107919770B (zh) 2020-06-09
US20180102696A1 (en) 2018-04-12
CN107919770A (zh) 2018-04-17
JP6410776B2 (ja) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6424193B2 (ja) ロータの製造方法
JP6240365B1 (ja) 磁石埋め込み型コアの製造方法
CN101300728B (zh) 转子的制造方法
US8578592B2 (en) Method of manufacturing laminated rotor core
US10873249B2 (en) Resin filling method and resin filling device for magnet embedded core
JP5554527B2 (ja) 回転子積層鉄心の製造方法
CN105365153B (zh) 电机磁芯的树脂密封方法和用于电机磁芯的树脂密封方法的设备
JP5998733B2 (ja) 回転電機用ロータの樹脂充填装置
JP5617671B2 (ja) 電動機用ロータの製造方法
JP6410776B2 (ja) ロータ製造方法
JP2015100157A (ja) ロータの製造方法
JP6097715B2 (ja) ロータ製造方法
JP2019187165A (ja) ロータコアの製造装置及び製造方法
KR101558056B1 (ko) 렌즈 성형용 금형장치
JP5720834B2 (ja) 電動機用ロータの製造方法
JP2013009453A (ja) ロータの製造方法
JP6827799B2 (ja) 電機子の製造方法
JP6375430B2 (ja) 磁石埋め込み型コアの製造装置
JP2017216880A (ja) 積層鉄心の製造方法
JP5796663B2 (ja) 電動機用ロータの製造方法
KR102726310B1 (ko) 로터 코어의 마그네트 몰딩 장치
JP2012070515A (ja) 固定子製造方法、固定子製造装置
JP2024157334A (ja) ロータの製造方法
JP2024157332A (ja) ロータの製造方法
KR20240132717A (ko) 로터 코어의 마그네트 몰딩 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6410776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees