JP6088801B2 - 積層鉄心の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータに使用される、軸方向に貫通して形成された複数の磁石挿入孔にそれぞれ挿入された永久磁石を樹脂封止した積層鉄心の製造方法に関する。
従来、特許文献1に記載のように、積層鉄心本体に複数の磁石挿入孔を設け、各磁石挿入孔に永久磁石を挿入して樹脂封止して固定する積層鉄心の製造方法が知られている。この製造方法では、図3に示すように、積層鉄心70に設けられた複数の磁石挿入孔71に永久磁石72を挿入し、一定温度に加熱し、磁石挿入孔71に下型73(又は上型74)からモールド樹脂75を注入し、このモールド樹脂75を硬化させることで、永久磁石72を積層鉄心本体76に固定している。なお、77は搬送治具、78は下固定プレート、79は上固定プレート、80はガイドポスト、81はプランジャーである。
ところで、特許文献1に記載の製造方法では、積層鉄心の表面の樹脂流路部分とゲート部分に硬化したモールド樹脂75、即ち樹脂カスが残留する。このため、モールド樹脂の充填後に、樹脂カスを除去する工程が必要となる。そこで、特許文献2に記載のようなダミー板(カルプレートまたは中間板ともいう)を用いた積層鉄心の製造方法が提案されている。
この積層鉄心の製造方法では、図4に示すように、積層鉄心本体76と下型(又は上型)の間に金属製のダミー板82を配置し、このダミー板82に形成した樹脂注入口であるゲート孔83からモールド樹脂75を注入している。これによって、注入したモールド樹脂75は積層鉄心本体76の表面ではなく、ダミー板82の表面に固着して残るため、積層鉄心本体76からダミー板82を取り外すことで、樹脂カスも同時に除去している。このダミー板は積層鉄心の種類に応じて用意することで、1つのモールド金型で複数種の積層鉄心本体に対し樹脂封止を行うことが可能となる利点を有している。なお、84はダミー板82に形成されたランナー(樹脂流路)である。
特開2010−187535 特開2011−055687
しかしながら、ダミー板で複数種の積層鉄心に対し樹脂封止を行う場合、モールド金型は変更しないため、積層鉄心の種類、即ち、積層鉄心本体の大きさ、磁石挿入孔の形状や配置位置に合わせてダミー板にゲート孔を形成しなければならない。その結果、モールド金型の樹脂溜め部からゲート孔までモールド樹脂を案内するランナーが複雑に形成され、磁石挿入孔に樹脂注入完了後、ゲート孔からダミー板に残った樹脂を突き落とす際に、ランナー部分の樹脂が破断してダミー板に樹脂が残ってしまうことがあり、この場合、ダミー板を一旦製造ラインより取り出して残った樹脂の除去作業を行わなければならず、ライン従事者に余計な手間と時間をかけさせていた。また、予備のダミー板が無い場合は製造ラインを停止してダミー板の清掃を行わなければならず、生産性を低下させる要因となっていた。特にこのランナー部分に発生する樹脂の破断はランナーの長さが長く形成されている場合に顕著に発生していた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、積層鉄心の種類に応じてモールド金型の変更を行うことなく、製造ラインを停止せずに生産が可能な積層鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う発明に係る積層鉄心の製造方法は、モールド金型と保持金型の間に、磁石挿入孔に永久磁石が挿入された積層鉄心本体を入れて、前記モールド金型と前記積層鉄心本体との間に、前記モールド金型の樹脂溜め部から前記磁石挿入孔に向かう溝形のランナーを有し、該ランナーに前記磁石挿入孔に通ずるゲート孔とを備えたカルプレートを配置し、前記樹脂溜め部から前記カルプレートを介して前記磁石挿入孔にモールド樹脂を充填して、前記永久磁石を前記磁石挿入孔に固定する積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートの前記ランナーには、前記ゲート孔とは異なる位置に前記カルプレートを上下に貫通する貫通孔が形成されており、前記磁石挿入孔に前記モールド樹脂を充填後、前記永久磁石が樹脂封止された前記積層鉄心を前記モールド金型と前記保持金型から取り出し、前記カルプレートを前記積層鉄心から分離し、前記カルプレートに残留する樹脂カスを前記ゲート孔と前記貫通孔からを突き落とし除去する。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートは第1、第2のカルプレートから形成され、前記モールド金型に接する前記第1のカルプレートには前記ランナーと前記貫通孔が形成され、前記積層鉄心本体に接する前記第2のカルプレートには前記ゲート孔が形成されている。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記第1のカルプレートには前記第2のカルプレートの前記ゲート孔に連通する第1のゲート孔が形成され、該第1のゲート孔は前記ゲート孔より大きく形成されている
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記モールド金型は下型であり、前記保持金型は上型であって、前記カルプレートは前記積層鉄心を位置決めするポストが形成された搬送トレイを兼ねている。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートに形成される貫通孔は樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状となっている。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートに形成される前記ランナーの周壁は樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状となっている。
カルプレートに残留する樹脂カスを除去する際、ランナー部分の形状が複雑に形成されていた場合も、ランナー部分が破断することなく、容易にカルプレートから樹脂カスの除去及び清掃を行うことができるため、製造ラインを停止することなく、カルプレートを繰り返して生産に使用することができる。
第1のカルプレートに形成される貫通孔の表面に積層鉄心本体が存在しない場合も第2のカルプレートによって貫通孔が塞がれているため、貫通孔からモールド樹脂が漏れることがない。また、少なくとも2枚以上の平板でカルプレートを形成することで、厚み方向にカルプレートの強度を上げることができるため、プランジャーから受ける圧力でカルプレートを変形させることなく確実に樹脂注入を行うことが可能となる。
第1のゲート孔をゲート孔より大きくすることで、第1のカルプレートと第2のカルプレートの分離が容易となる。また、モールド樹脂によるゲート孔の摩耗を低減できる。
カルプレートが搬送トレイを兼ねているため、下型から樹脂注入する際に、積層鉄心本体を上下反転されてモールド金型内に位置決めしなくて良いため、位置決め作業が容易となる。
貫通孔を樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状とすることで、樹脂カスの除去作業が容易となり、ランナー部分の破断を防止できる。
ランナーの周壁を樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状とすることで、樹脂カスの除去作業が容易となり、ランナー部分の破断を防止できる。
(A)は本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の樹脂封止方法を示す要部断面図、(B)は同積層鉄心の製造方法を示す説明図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の樹脂封止方法を示す要部断面図、(B)は同積層鉄心の製造方法を示す説明図である。 従来例に係る積層鉄心の製造方法を示す説明図である。 従来例に係る積層鉄心の製造方法を示す説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法は、保持金型の一例である上型1と、モールド金型の一例である下型2との間に、上下に貫通する対となる磁石挿入孔3を半径方向内側領域に複数有する積層鉄心本体4を、各磁石挿入孔3に永久磁石5(未励磁の永久磁石)を挿入した状態で配置し、下型2に設けられた樹脂溜め部の一例である樹脂溜めポット6からカルプレート7を介してモールド樹脂8を磁石挿入孔3に充填しようとするものである。なお、永久磁石5の高さは積層鉄心本体4の高さと同一であるか僅少の範囲(0.1〜2mm)で小さい。
積層鉄心本体4は、複数の磁石挿入孔3を備え、積層鉄心本体4の中央には、図示しないシャフト挿入用の軸孔が形成されている。この積層鉄心本体4は磁性板材(例えば、電磁鋼板)をプレス加工した同一形状の鉄心片9をかしめ積層して形成されている。
下型2は図1(A)に示すように、磁石挿入孔3の半径方向外側に対応する位置に、断面円形の樹脂溜めポット6を有している。樹脂溜めポット6は図示しないシリンダーで上下動するプランジャー10によって内部に溜まった液状のモールド樹脂8(例えば、熱硬化性樹脂)を積層鉄心本体側に向けて押し出す構造となっている。
カルプレート7は、厚みが例えば1〜10mmの範囲にある1枚の平板(例えば、ステンレス板、鋼板)からなって、樹脂溜めポット6に上流側が連通し、下流側が貫通孔からなるゲート孔11に繋がる有底の下型側に開く溝からなるランナー12が形成されている。このランナー12の深さはカルプレート7の厚みの30〜70%の範囲にあり、ランナー12の周壁は樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状となって、ランナー12の下流側に形成されているゲート孔11は樹脂注入方向へ縮径する円錐台形からなって、上方の磁石挿入孔3と永久磁石5の隙間に位置し樹脂注入口13を形成している。ランナー12の上流側に形成されている貫通孔14は樹脂注入方向へ縮径する円錐台形からなって、上方の磁石挿入孔3の径方向外側の積層鉄心本体4の表面に当接しモールド樹脂8が貫通孔14から漏れないようになっている。
ここで、貫通孔14とゲート孔11の縮径するテーパ角度は同一である必要はなく、貫通孔14とゲート孔11の直径も同一である必要はない。また、貫通孔14はゲート孔11の形成箇所以外であれば、ランナー12の上流側に限定されず、中流側や、樹脂溜め部に形成しても良い。さらに、貫通孔14は1つに限定されず、ランナー12の長さに応じて複数形成しても良い。このことで後述する樹脂カス8´除去の確実性が増す。
次に、樹脂封止装置を用いた積層鉄心の製造方法について説明する。予熱されてカルプレート7に搭載された積層鉄心本体4を上型1及び下型2の間に配置する。上型1を降ろして、積層鉄心本体4及びカルプレート7はカルプレート7に形成されたポストが図示しない上型1の穴に嵌入することによって位置決めされる。また、この実施の形態においては、積層鉄心本体4はカルプレート7の図示しないポストに軸孔が挿入され載置された状態で下型2及び上型1の間に位置決めして挟持されている。即ち、カルプレート7が搬送トレイを兼ねている。
この状態で、プランジャー10を図示しないシリンダーで押し上げて、樹脂溜めポット6内の溶融したモールド樹脂8を上方に押し出し、ランナー12からゲート孔11を介して磁石挿入孔3にモールド樹脂8を充填する。この後、上型1を上昇させて、積層鉄心本体4を下型2から取り出し、カルプレート7に外力を加えると、硬化したモールド樹脂8がゲート孔11部分又はその近傍で破断し、カルプレート7に硬化したモールド樹脂の一部が残った状態で、カルプレート7と積層鉄心本体4とが分離する。即ち、カルプレート7に樹脂カス8´が残る。
この後、図1(B)に示すように、カルプレート7に残った樹脂カス8´の一部をゲート孔11と貫通孔14から図示しない突出金具で突き落とすと、樹脂カス8´はカルプレート7から除去される。この後、カルプレート7は清掃され、繰り返し使用される。このようにゲート孔11だけでなく貫通孔14も使用して樹脂カス8´を同時に突き落とすことで、ランナー12が長く形成されている場合も樹脂カス8´を破断させることなく確実に除去することができる。ここで、貫通孔14は突出金具が貫通する最低限度の大きさとするのが好ましい。このことで、貫通孔に入り込む樹脂が少なくなり、樹脂使用量の増加を抑えることが可能となる。また、ゲート孔11と貫通孔14が円錐台形で形成されているので、突き落としが容易となる。さらにランナー12周壁がテーパ形状となっているので、樹脂カス8´の除去が容易となる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について、第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法と異なる点について説明する。上型1、下型2、樹脂溜めポット6、プランジャー10については第1の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法と同じものを使用する。図2(A)、(B)に示すように、上型1、下型2の間に、カルプレート15載せた積層鉄心本体18を配置する。積層鉄心本体18には前述のように、磁石挿入孔19と磁石挿入孔19に挿入され永久磁石26が設けられ、積層鉄心本体18の外形が第1の実施の形態で説明した積層鉄心本体より小さく、プランジャー10の延長線上にあたる上型1と下型2の間には空間が形成されている。この実施の形態においては、カルプレート15が第1のカルプレート16と第2のカルプレート17から形成され、それぞれ例えば厚み1〜10mmの2枚のステンレス製または鋼板の平板からなっている。また、この実施の形態においては、樹脂溜めポット6に接する第1のカルプレート16に、樹脂溜めポット6からゲート孔20へモールド樹脂21を案内する有底の下型側に開く溝からなるランナー22が形成され、ランナー22の上流側には前述した貫通孔23が、ランナー22の下流側には前記したゲート孔20へ連通する第1のゲート孔24が形成されている。なお、積層鉄心本体18に接する第2のカルプレート17には積層鉄心本体18に形成された磁石挿入孔19にモールド樹脂21を流し込む前記したゲート孔20が形成されている。
ゲート孔20は第2のカルプレート17に上下貫通して形成されて、ゲート孔20は樹脂注入方向へ縮径する円錐台形からなって、上方の磁石挿入孔19と永久磁石26の隙間に位置し樹脂注入口25を形成している。第1のゲート孔24も樹脂注入方向へ縮径する円錐台形からなって、ゲート孔20の拡径側が第1のゲート孔24の縮径側に収まるように形成されている。これによりゲート孔20がモールド樹脂21から受ける摩耗を低減できる。また、ランナー22の上流側に形成されている貫通孔23は樹脂注入方向へ縮径する円錐台形からなって、上方に重ねられた第2のカルプレート17表面に当接することで、第1の実施の形態のように貫通孔23が積層鉄心本体18の表面に当接しなくても貫通孔23が塞がれた状態となり、モールド樹脂21が貫通孔23から漏れないようになっている。このように、第1のカルプレート16と第2のカルプレート17は2枚で一体となって、第1の実施の形態におけるランナー22及びゲート孔20が設けられたカルプレート15と同一の働きをする。
このカルプレート15を使用した樹脂注入方法は第1の実施の形態と同様である。カルプレート15の除去にあっては、まず重なった状態の2枚の第1のカルプレート16と第2のカルプレート17を積層鉄心本体18と分離させ、次に第1のカルプレート16と第2のカルプレート17を分離する。図2(B)に示すように、第1のカルプレート16と第2のカルプレート17の分離は、ゲート孔20の拡径側が第1のゲート孔24の縮径側に収まるように形成されているため、第2のカルプレート17を第1のカルプレート16から持ち上げることで容易に分離できる。このとき第1のカルプレート16に第2のカルプレート17のゲート孔20に形成された樹脂カス21´が残る。その後、第1のカルプレート16に残った樹脂カス21´の一部を第1のゲート孔24と貫通孔23から図示しない突出金具で突き落とすと、樹脂カス21´は第1のカルプレート16から除去される。この後、カルプレート15は清掃され、繰り返し使用される。
以上のように、カルプレートのランナーにおいて、ゲート孔形成箇所以外に貫通孔を形成したことで、カルプレートに残留する樹脂カスを確実に除去することができ、製造ラインを停止させることなく生産を継続することができ、生産性の低下を防ぐことができる。
前記実施の形態においては、下型に樹脂溜めポットを設けたが、上型に樹脂溜めポットを設け、各磁石挿入孔に上からモールド樹脂を充填することもできる(即ち、上型をモールド金型とする)。この場合カルプレートと搬送トレイは別体に形成して、カルプレートを上型と積層鉄心本体の間に配置して行う。
また、カルプレートは2枚に限定されることなく、2枚以上としても良い。2枚以上のカルプレートを使用することで、積層鉄心本体の外形がプランジャーの延長線上より小さく形成されている場合に、プランジャーの圧力でカルプレートが変形することなく、安定した樹脂注入を行うことができる。また、ゲート孔と貫通孔の形状は円錐台形として説明したが、楕円推台形としても同様の効果が得られる。
1:上型、2:下型、3:磁石挿入孔、4:積層鉄心本体、5:永久磁石、6:樹脂溜めポット、7:カルプレート、8:モールド樹脂、8´:樹脂カス、9:鉄心片、10:プランジャー、11:ゲート孔、12:ランナー、13:樹脂注入口、14:貫通孔、15:カルプレート、16:第1のカルプレート、17:第2のカルプレート、18:積層鉄心本体、19:磁石挿入孔、20:ゲート孔、21:モールド樹脂、21´:樹脂カス、22:ランナー、23:貫通孔、24:第1のゲート孔、25:注入口、26:永久磁石

Claims (6)

  1. モールド金型と保持金型の間に、磁石挿入孔に永久磁石が挿入された積層鉄心本体を入れて、前記モールド金型と前記積層鉄心本体との間に、前記モールド金型の樹脂溜め部から前記磁石挿入孔に向かう溝形のランナーを有し、該ランナーに前記磁石挿入孔に通ずるゲート孔とを備えたカルプレートを配置し、前記樹脂溜め部から前記カルプレートを介して前記磁石挿入孔にモールド樹脂を充填して、前記永久磁石を前記磁石挿入孔に固定する積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートの前記ランナーには、前記ゲート孔とは異なる位置に前記カルプレートを上下に貫通する貫通孔が形成されており、前記磁石挿入孔に前記モールド樹脂を充填後、前記永久磁石が樹脂封止された前記積層鉄心を前記モールド金型と前記保持金型から取り出し、前記カルプレートを前記積層鉄心から分離し、前記カルプレートに残留する樹脂カスを前記ゲート孔と前記貫通孔からを突き落とし除去することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  2. 請求項1記載の積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートに形成される貫通孔は樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状となっていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の積層鉄心の製造方法において、前記モールド金型は下型であり、前記保持金型は上型であって、前記カルプレートは前記積層鉄心を位置決めするポストが形成された搬送トレイを兼ねていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートに形成される前記ランナーの周壁は樹脂注入方向へ縮径するテーパ形状となっていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層鉄心の製造方法において、前記カルプレートは第1、第2のカルプレートからなり、前記積層鉄心本体に接する前記第2のカルプレートには前記ゲート孔が形成され、前記モールド金型に接する前記第1のカルプレートには、前記ランナー、前記貫通孔及び前記ゲート孔に連通する第1のゲート孔が形成されていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  6. 請求項5記載の積層鉄心の製造方法において、前記第1のゲート孔は前記ゲート孔より大きく形成されていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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