JP6441071B2 - 積層鉄心及びこの積層鉄心の製造方法並びに製造装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献3には複数の鉄心片を重ね、重ねた鉄心片の上下に貫通する孔に樹脂を充填する固定子積層鉄心の製造方法が提案されている。
前記ゲート孔内の前記鉄心本体側にあり、前記樹脂孔の外側にある前記鉄心本体の一部表面を覆う、前記樹脂孔に連通する樹脂Bと、前記樹脂溜めポットに連通する樹脂Aとが、前記カルプレートの除去時に、前記鉄心本体の表面より離間した位置にある前記ゲート孔内、又は前記モールド金型側端部の前記ゲート孔内で分断する。
前記モールド金型の樹脂排出側に括れ部を設けて、該括れ部を前記樹脂溜めポットに繋がる樹脂Aと、前記樹脂孔に繋がる樹脂Bの分断点とした。
この樹脂の分断位置は鉄心本体の表面から離れた位置にあるので、鉄心本体に充填された樹脂の強度に影響を与えない。
特に、この発明は、巻き線に影響しない領域であれば、残留樹脂が突出しても問題とならないステータ鉄心に特に有効である。
図1(A)、(B)に本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法を適用した積層鉄心の製造装置10の要部を示すが、受け金型11と樹脂溜めポット12を有するモールド金型13との間に製造しようとする積層鉄心の鉄心本体14を配置する。鉄心本体14は複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔19を有している。鉄心本体14とモールド金型13との間にゲート孔(樹脂注入孔)15が形成されたカルプレート16を配置し、受け金型11及びモールド金型13により、鉄心本体14を上下から圧締めする。
カルプレート16は比較的厚い(例えば、厚みが1〜10mm)ステンレス又はアルミニウム等の金属平板からなって、ゲート孔15は下部の鉄心本体14の樹脂孔19の数だけ設けられている。なお、カルプレートの材質は上記に限らず、一般的な鋼材を使用してもよい。
カルプレート16のゲート孔15は、この実施の形態ではゲート孔15の断面径がモールド金型13側より鉄心本体14側の方が大きくなって、円錐台(又は角錐台)状となっており、モールド金型13側(上部)は樹脂溜めポット12の底部に、鉄心本体14側(下部)は直径の半分が鉄心本体14の表面に接している。樹脂孔19には、予め永久磁石が挿入されている磁石挿入孔の場合と、単に鉄心片を連結するための貫通孔との場合がある。
図2(A)に示すように、この実施の形態では、カルプレート25のゲート孔26が高さ方向(厚み方向)中間位置に設けられた括れ部27を中心にしてそれぞれ上下方向に開くテーパ部を有する鼓形形状となっている。この場合、モールド金型13をカルプレート25と共に鉄心本体14から離反すると、括れ部27の所で、樹脂18が分断し、樹脂溜めポット12側の円錐台(又は角錐台)状の樹脂18(A)と樹脂孔19側の分断点を頂部とする円錐台(又は角錐台)状の樹脂18(B)とになる。なお、前記実施の形態と同様、円錐台状の樹脂18(B)は鉄心本体14の一部を覆っている。
図3(B)に示す第5の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法においては、樹脂孔34に突出する永久磁石45が配置され、樹脂36(B)は永久磁石45を覆っている。突出部40には平坦部46が設けられ、樹脂孔34から突出している。
この第4、第5の実施の形態においては、鉄心本体14の表面を樹脂が覆っていないので、絶縁皮膜23が剥がれることはない。
図3(D)に示す第7の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法において、樹脂孔34の内部に永久磁石45が挿入され、突出部42の周囲には平坦部47が設けられ、樹脂孔34の周囲を覆っている。樹脂孔34から突出した永久磁石45は樹脂38(B)によって完全に被覆されている。
第7の実施の形態では樹脂孔34の周囲を覆っている樹脂38(B)は剥離しないので、絶縁皮膜23は剥離しない。また、第6、第7の実施の形態においては、鉄心本体14の端部付近において、鉄心片のハガレやメクレも減少する。
Claims (10)
- 複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔を有する鉄心本体を、樹脂溜めポットを有するモールド金型と受け金型の間にカルプレートを介して配置し、圧締めした状態で、前記モールド金型から前記カルプレートのゲート孔を介して樹脂を前記樹脂孔に注入し、前記樹脂の硬化後、前記カルプレートと共に不要樹脂を除去する積層鉄心の製造方法において、
前記ゲート孔内の前記鉄心本体側にあり、前記樹脂孔の外側にある前記鉄心本体の一部表面を覆う、前記樹脂孔に連通する樹脂Bと、前記樹脂溜めポットに連通する樹脂Aとが、前記カルプレートの除去時に、前記鉄心本体の表面より離間した位置にある前記ゲート孔内、又は前記モールド金型側端部の前記ゲート孔内で分断することを特徴とする積層鉄心の製造方法。 - 複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔を有する鉄心本体を、樹脂溜めポットを有するモールド金型と受け金型の間にカルプレートを介して配置し、圧締めした状態で、前記モールド金型から前記カルプレートのゲート孔を介して樹脂を前記樹脂孔に注入し、前記樹脂の硬化後、前記カルプレートと共に不要樹脂を除去する積層鉄心の製造方法において、
前記ゲート孔の断面径は、前記モールド金型側より前記鉄心本体側の方が大きくなって、前記ゲート孔の形状が錐台状となっており、前記カルプレートの除去時に、前記樹脂溜めポットに連通する樹脂Aと、前記樹脂孔に連通する樹脂Bが、前記鉄心本体の表面より離間した位置にある前記ゲート孔内、又は前記モールド金型側端部の前記ゲート孔内で分断することを特徴とする積層鉄心の製造方法。 - 複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔を有する鉄心本体を、樹脂溜めポットを有するモールド金型と受け金型の間にカルプレートを介して配置し、圧締めした状態で、前記モールド金型から前記カルプレートのゲート孔を介して樹脂を前記樹脂孔に注入し、前記樹脂の硬化後、前記カルプレートと共に不要樹脂を除去する積層鉄心の製造方法において、
前記ゲート孔の断面径は、高さ方向中間部で最小となって、前記ゲート孔の形状が鼓形状となっており、前記カルプレートの除去時に、前記樹脂溜めポットに連通する樹脂Aと、前記樹脂孔に連通する樹脂Bが、前記鉄心本体の表面より離間した位置にある前記ゲート孔内、又は前記モールド金型側端部の前記ゲート孔内で分断することを特徴とする積層鉄心の製造方法。 - 請求項2又は3記載の積層鉄心の製造方法において、前記ゲート孔内の前記鉄心本体側にある樹脂Bは、前記樹脂孔の外側にある前記鉄心本体の一部表面を覆うことを特徴とする積層鉄心の製造方法。
- 複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔を有する鉄心本体を、樹脂溜めポットを有するモールド金型と受け金型の間に配置し、圧締めした状態で、前記モールド金型から樹脂を前記樹脂孔に注入し、前記樹脂の硬化後、前記モールド金型を前記鉄心本体から離して、不要樹脂を除去する積層鉄心の製造方法において、
前記モールド金型の樹脂排出側に括れ部を設けて、該括れ部を前記樹脂溜めポットに繋がる樹脂Aと、前記樹脂孔に繋がる樹脂Bの分断点としたことを特徴とする積層鉄心の製造方法。 - 請求項5記載の積層鉄心の製造方法において、前記樹脂孔の軸方向外側にある樹脂Bは前記分断点を頂部とする円錐台状又は角錐台状となって、その裾部は前記樹脂孔及びその周囲を覆っていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
- 請求項5又は6記載の積層鉄心の製造方法において、前記樹脂孔から永久磁石が突出し、突出した該永久磁石を前記鉄心本体の表面から突出した樹脂Bが覆っていることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
- 複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔を有する鉄心本体を、樹脂溜めポットを有するモールド金型と受け金型の間にカルプレートを介して配置し、圧締めした状態で、前記モールド金型から前記カルプレートのゲート孔を介して樹脂を前記樹脂孔に注入し、前記樹脂の硬化後、前記カルプレートと共に不要樹脂を除去する積層鉄心の製造方法に使用する積層鉄心の製造装置であって、
前記カルプレートのゲート孔は厚み方向中間部に括れ部が設けられ、該括れ部を中心にしてそれぞれ上下方向に開くテーパ部を有しており、前記カルプレートの除去時に、前記樹脂溜めポットに連通する樹脂Aと、前記樹脂孔に連通する樹脂Bが、前記鉄心本体の表面より離間した位置にある前記ゲート孔内、又は前記モールド金型側端部の前記ゲート孔内で分断することを特徴とする積層鉄心の製造装置。 - 請求項5〜7のいずれか1記載の積層鉄心の製造方法に使用する積層鉄心の製造装置であって、前記括れ部を含む非円柱部は、前記モールド金型の前記鉄心本体側に設けられて交換可能な補助モールド金型に形成されていることを特徴とする積層鉄心の製造装置。
- 複数の鉄心片を積層して形成され、内側には上下に貫通する樹脂孔を有する積層鉄心において、前記樹脂孔に充填された樹脂の端部が前記積層鉄心の表面より錐台状に突出していることを特徴とする積層鉄心。
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