JP2018046616A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】分岐部の防水性を確保しつつも、製造の容易なワイヤハーネスを提供する。【解決手段】複数の電線21と、複数の電線21を一括して覆うシース22と、を有するケーブル2と、シース22から延出された複数の電線21を複数の組に分ける分岐部6に設けられ、分岐部6を覆うように形成されている樹脂モールドからなる分岐グロメット3と、分岐部6にて分岐された電線21の組のうち、少なくとも1組の電線21の組に設けられており、当該電線21の組を一括して覆う保護チューブ4と、を備え、分岐グロメット3は、分岐部6、シース22の端部、及び保護チューブ4の端部を一括して覆うように形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に用いられるワイヤハーネスに関する。
近年、自動車等の車両において、電動式の制動装置が用いられている。電動式の制動装置としては、電気機械式ブレーキ(Electro-Mechanical Brake、EMB)や、電動パーキングブレーキ(Electric Parking Brake、EPB)が知られている。
電気機械式ブレーキは、単に電動ブレーキあるいは電気ブレーキとも呼称されるものであり、運転者によるブレーキペダルの操作量(踏力又は変位量)に応じて、車両の各車輪に備えられた専用の電気モータの回転駆動力を制御し、当該電気モータにより駆動されるピストンによりブレーキパッドを車輪のディスクロータに押し付けることにより、運転者の意図に応じた制動力を発生させるように構成されている。
電動パーキングブレーキは、車両の停止後に運転者がパーキングブレーキ作動スイッチを操作することにより、車両の各車輪に備えられた専用の電気モータを駆動させて、当該電気モータにより駆動されるピストンによりブレーキパッドを車輪のディスクロータに押し付けた状態とし、制動力を発生させるように構成されている。
また、近年の車両においては、走行中の車輪の回転速度を検出するABS(Anti-lock Brake System)センサや、タイヤの空気圧を検出する空気圧センサ、温度センサなどのセンサ類が車輪に搭載されることが多い。
そこで、車輪に搭載されたセンサ用の信号線や電気機械式ブレーキの制御用の信号線と、電気機械式ブレーキや電動パーキングブレーキ用の電気モータに電力を供給する電源線とを共通のシースに収容した複合ケーブルを用い、車輪側と車体側とを接続することが行われている。
複合ケーブルを用いたワイヤハーネスでは、複合ケーブルに含まれる複数の電線(上述の信号線や電源線)の接続先が異なるため、接続先毎に電線を分岐させる必要がある。このようなワイヤハーネスとして、従来、電線を分岐させる分岐部を樹脂モールドで覆ったワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、複合ケーブルから延出されたABSセンサ用の信号線をABSセンサ用ケーブルに接続し、かつ、複合ケーブルから延出された電動パーキングブレーキ用の電源線をEPB用ケーブルに接続し、各接続部分と、複合ケーブル、ABSセンサ用ケーブル、及びEPB用ケーブルのシースの端部とを覆うように、樹脂モールドを設けている。これにより、樹脂モールドと各ケーブルのシース間を水密にシールし、ケーブル内部への水分の侵入を抑制している。
特開2016−92940号公報
しかしながら、特許文献1では、複合ケーブルから延出されたABSセンサ用の信号線とABSセンサ用ケーブル、及び、複合ケーブルから延出された電動パーキングブレーキ用の電源線とEPB用ケーブルとをそれぞれ電気的に接続する必要があり、ワイヤハーネスの製造に手間がかかる。
また、特許文献1では、複合ケーブルから延出されたABSセンサ用の信号線とABSセンサ用ケーブルの接続部分、及び、複合ケーブルから延出された電動パーキングブレーキ用の電源線とEPB用ケーブルとを接続する接続部分を覆うように樹脂モールドを設けているため、樹脂モールド成形時の圧力により接続部分が損傷し易い。接続部分の損傷を抑制するためには、当該接続部分を保護するホルダ等の保護部材が別途必要となり、製造コストが高くなってしまう。
そこで、本発明は、分岐部の防水性を確保しつつも、製造の容易なワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数の電線と、前記複数の電線を一括して覆うシースと、を有するケーブルと、前記シースから延出された前記複数の電線を複数の組に分ける分岐部に設けられ、前記分岐部を覆うように形成されている樹脂モールドからなる分岐グロメットと、前記分岐部にて分岐された前記電線の組のうち、少なくとも1組の前記電線の組に設けられており、当該電線の組を一括して覆う保護チューブと、を備え、前記分岐グロメットは、前記分岐部、前記シースの端部、及び前記保護チューブの端部を一括して覆うように形成されている、ワイヤハーネスを提供する。
本発明によれば、分岐部の防水性を確保しつつも、製造の容易なワイヤハーネスを提供できる。
本発明の一実施の形態に係るケーブルを用いた車両の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は分岐部を説明する説明図である。 図2(a)においてコネクタ部を省略した斜視図である。 図2(a)のA−A線断面図である。 図2(a)のB−B線断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(ケーブルを適用する車両の説明)
図1は、本実施の形態に係るケーブルを用いた車両の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車両100には、電動式の制動装置として、電動パーキングブレーキ(以下、EPBという)101が備えられている。
EPB101は、EPB用電気モータ101aと、EPB制御部101bと、を備えている。
EPB用電気モータ101aは、車両100の車輪102に搭載されている車輪側装置である。EPB制御部101bは、車両100の車体側装置であるECU(電子制御ユニット)103に搭載されている。なお、EPB制御部101bは、ECU103以外のコントロールユニットに搭載されていてもよく、専用のハードウェアユニットに搭載されていてもよい。
図示していないが、EPB用電気モータ101aには、ブレーキパッドが取り付けられたピストンが設けられており、当該ピストンをEPB用電気モータ101aの回転駆動により移動させることで、ブレーキパッドを車輪102の車輪のディスクロータに押し付け、制動力を発生させるように構成されている。EPB用電気モータ101aには、EPB用電気モータ101aに駆動電流を供給するための電源線として1対の第2電線213が接続されている。
EPB制御部101bは、車両100の停止時に、パーキングブレーキ作動スイッチ101cがオフ状態からオン状態に操作されたとき、所定時間(例えば1秒間)にわたってEPB用電気モータ101aに駆動電流を出力することにより、ブレーキパッドを車輪102のディスクロータに押し付けた状態とし、車輪102に制動力を発生させるように構成されている。また、EPB制御部101bは、パーキングブレーキ作動スイッチ101cがオン状態からオフ状態に操作されたとき、あるいは、アクセルペダルが踏込操作されたときに、EPB用電気モータ101aに駆動電流を出力し、ブレーキパッドを車輪のディスクロータから離間させて、車輪102への制動力を解除するように構成される。つまり、EPB101の作動状態は、パーキングブレーキ作動スイッチ101cがオンされてから、パーキングブレーキ作動スイッチ101cがオフされるかアクセルペダルが踏み込まれるまで維持されるように構成されている。なお、パーキングブレーキ作動スイッチ101cは、レバー式又はペダル式のスイッチであってもよい。
また、車両100には、ABS装置104が搭載されている。ABS装置104は、ABSセンサ104aと、ABS制御部104bと、を備えている。
ABSセンサ104aは、走行中の車輪102の回転速度を検出する回転速度検出センサであり、車輪102に搭載されている。ABS制御部104bは、急停止時に車輪102がロックされないように、ABSセンサ104aの出力に基づいて制動装置を制御し、車輪102の制動力を制御するものであり、ECU103に搭載されている。ABSセンサ104aには、信号線として多芯電線212(1対の第1電線211、図4参照)が接続されている。
一対の第2電線213と多芯電線212(1対の第1電線211)とを一括してシース22(図4参照)で被覆したものが、ケーブル2である。また、ケーブル2の端部にコネクタを設けたものが、本実施の形態に係るワイヤハーネス1である。車輪102側から延出されたケーブル2は、車体105に設けられた中継ボックス106内にて電線群107に接続され、電線群107を介してECU103やバッテリ(不図示)に接続されている。
図1では、図の簡略化のために1つの車輪102のみを示しているが、EPB用電気モータ101a、及びABSセンサ104aは、車両100の各車輪102に搭載されていてもよく、例えば、車両100の前輪のみ、あるいは後輪のみに搭載されていてもよい。
(ワイヤハーネス1の説明)
図2は、本発明の一実施の形態に係るワイヤハーネスを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は分岐部を説明する説明図である。また、図3は、図2(a)においてコネクタ部を省略した斜視図であり、図4は図2(a)のA−A線断面図、図5はそのB−B線断面図である。
図2〜5に示すように、ワイヤハーネス1は、ケーブル2と、分岐グロメット3と、保護チューブ4と、コネクタ部5と、を備えている。以下、各部材について詳細に説明する。
(ケーブル2の説明)
ケーブル2は、複数の電線21と、複数の電線21を一括して覆うシース22と、を有している。本実施の形態では、ケーブル2は、複数の第1電線211を一括して内部シース212aで覆った多芯電線212と、一対の第2電線213と、多芯電線212と一対の第2電線213とを一括して覆うシース22と、を有している。
第1電線211は、第1導体211aと、第1導体211aの外周に被覆されている第1絶縁体211bと、を有している。第1導体211aは、銅等の良導電性の素線を撚り合わせた撚線導体からなり、第1絶縁体211bは、架橋ポリエチレン等の絶縁性の樹脂からなる。
第1導体211aに用いる素線としては、直径0.05mm以上0.30mm以下のものを用いることができる。直径0.05mm未満の素線を用いた場合は十分な機械的強度が得られず耐屈曲性が低下するおそれがあり、直径0.30mmより大きい素線を用いた場合ケーブル2の可撓性が低下するおそれがある。本実施の形態では、第1電線211は、車輪102に搭載されたABSセンサ104a用の信号線からなる。
多芯電線212は、1対の第1電線211を撚り合わせ、その周囲を内部シース212aで一括して覆ってなる。内部シース212aとしては、分岐グロメット3の成型時の熱により分岐グロメット3と溶着され(溶融一体化され)、分岐グロメット3と内部シース212aとを水密に封止可能な材料からなるものを用いるとよく、分岐グロメット3と同じ材料からなるものを用いることが望ましい。本実施の形態では、内部シース212aは、ウレタン樹脂からなる。
第2電線213は、第2導体213aと、第2導体213aの外周に被覆されている第2絶縁体213bと、を有している。第2導体213aは、銅等の良導電性の素線を撚り合わせた撚線導体からなる。本実施の形態では、第2絶縁体213bは、ウレタン樹脂以外の絶縁性の樹脂からなる。つまり、一対の第2電線213は、最外層がウレタン樹脂以外の材料からなる。ここでは、ウレタン樹脂と溶着しにくい架橋ポリエチレンからなる第2絶縁体213bを用いた。第2導体213aに用いる素線としては、第1導体211aと同様に、直径0.05mm以上0.30mm以下のものを用いることができる。
本実施の形態では、第2電線213は、車両100の車輪102に搭載されたEPB用電気モータ101aに駆動電流を供給するための電源線からなる。第2電線213の第2導体213aの断面積(導体断面積)、及び第2絶縁体213bの厚さは、要求される駆動電流の大きさに応じて適宜設定すればよい。
本実施の形態では、第1電線211が信号線として用いられ、第2電線213が電源線として用いられることから、第2導体213aは、第1導体211aよりも断面積(導体断面積)が大きく設定されている。また、第2電線213の外径は、第1電線211の外径よりも大きい。
ケーブル2では、複数の電線21(ここでは多芯電線212と一対の第2電線213)が撚り合わされてなる集合体24の周囲に螺旋状に巻き付けられているテープ部材23を備えており、このテープ部材23の外周にシース22が被覆されている。
本実施の形態では、多芯電線212と一対の第2電線213とを撚り合わせて集合体24を形成しているため、ケーブル2の外径を円形状に近づけるという観点から、多芯電線212の外径と第2電線213の外径とが略等しいことがより望ましい。
テープ部材23としては、例えば、不織布、和紙等の紙、あるいは樹脂(樹脂フィルム等)からなるものを用いることができる。テープ部材23は、集合体24とシース22との間に介在し、屈曲時に集合体24(電線21)とシース22間の摩擦を低減する役割を果たす。すなわち、テープ部材23を設けることで、タルク粉体等の潤滑剤を用いることなく、電線21とシース22間の摩擦を低減し、屈曲時に電線21にかかるストレスを低減して、耐屈曲性を向上させることが可能になる。
シース22としては、上述の内部シース212aと同様に、分岐グロメット3の成型時の熱により分岐グロメット3と溶着され(溶融一体化され)、分岐グロメット3とシース22とを水密に封止可能な材料からなるものを用いるとよく、分岐グロメット3と同じ材料からなるものを用いることが望ましい。本実施の形態では、シース22は、ウレタン樹脂からなる。
図示していないが、多芯電線212、一対の第2電線213、及びテープ部材23の間に、ケーブル2の長手方向に延びる糸状(繊維状)の複数の介在物を配置し、複数の介在物と多芯電線212と一対の第2電線213とを撚り合わせることにより、集合体24を構成してもよい。介在物を多芯電線212、一対の第2電線213、及びテープ部材23の間の隙間を埋めるように配置することにより、集合体24の外周にテープ部材23を巻き付けた際の断面形状をより円形状に近づけることができる。介在物としては、ポリプロピレンヤーンや、スフ糸(レーヨンステープルファイバー)、アラミド繊維、ナイロン繊維、あるいは繊維系プラスチック等の繊維状体や、紙もしくは綿糸を用いることができる。
なお、EPB101では、基本的に車両の停止時に電気モータ101aに駆動電流を供給する。これに対して、ABSセンサ104aは車両の走行時に使用されるものであり、第2電線213に駆動電流が供給されているときにABSセンサ104aが使用されることはない。そこで、本実施の形態では、多芯電線212や第2電線213の周囲に設けられるシールド導体を省略している。シールド導体を省略することで、シールド導体を設けた場合と比較してケーブル2の外径を小さくすることができ、また部品点数を削減してコストを抑制することも可能になる。
なお、ここでは第1電線211がABSセンサ104a用の信号線である場合を説明しているが、第1電線211は、車輪102に設けられる他のセンサ、例えば温度センサやタイヤの空気圧を検出する空気圧センサ等に用いられる信号線であってもよいし、車両100の制振装置の制御に用いられるダンパ線であってもよく、さらにはEMB制御用の信号線(CANケーブル等)であってもよい。また、ここでは第2電線213がEPB用電気モータ101aに駆動電流を供給する場合を説明しているが、第2電線213は、例えば、車輪102に設けられた電気機械式ブレーキ(EMB)の電気モータに駆動電流を供給するために用いられてもよい。
図示していないが、ケーブル2の分岐グロメット3と反対側の端部には、中継ボックス106内にて電線群107に接続するためのコネクタが設けられている。
(分岐グロメット3の説明)
分岐グロメット3は、シース22から延出された複数の電線21を複数の組に分ける分岐部6に設けられ、分岐部6を覆うように樹脂を射出成形することにより形成されている樹脂モールド(樹脂成形体)からなる。本実施の形態では、分岐グロメット3は、ウレタン樹脂からなる。
分岐部6では、ケーブル2が多芯電線212(一対の第1電線211)と一対の第2電線213とに2分岐されている。つまり、本実施の形態では、分岐部6で分岐される一方の電線21の組が1本の多芯電線212(一対の第1電線211)であり、分岐される他方の電線21の組が一対の第2電線213である。
一対の第2電線213は、ケーブル2の延出方向と反対側に延出されている。一対の第2電線213は、分岐グロメット3内で撚りが解かれてシース22から略直線状に(各第2電線213の長手方向と一対の第2電線213全体の長手方向とが一致した状態で)延出されており、並行配置された状態で分岐グロメット3から延出されている。
多芯電線212は、第2電線213の延出方向に対して傾斜した方向に延出されている。図示していないが、分岐グロメット3から延出された多芯電線212の先端部には、ウレタン樹脂をモールドすることにより、ABSセンサ104aが一体に設けられている。ABSセンサ104aのハウジングとなるウレタン樹脂の樹脂モールドと、多芯電線212の内部シース212aとは、互いに溶着し水密に封止される。
分岐部6にて分岐された一対の第2電線213の周囲には、一対の第2電線213を一括して覆うように保護チューブ4が設けられている。保護チューブ4としては、分岐グロメット3の成型時の熱により分岐グロメット3と溶着され(溶融一体化され)、分岐グロメット3と保護チューブ4とを水密に封止可能な材料からなるものを用いるとよく、分岐グロメット3と同じ材料からなるものを用いることが望ましい。本実施の形態では、保護チューブ4は、ウレタン樹脂からなる。保護チューブ4の詳細については後述する。
このように、分岐グロメット3からは、ケーブル2、分岐後の多芯電線212、及び分岐後の一対の第2電線213がそれぞれ延出されている。このうち、ケーブル2の最外層であるシース22、及び多芯電線212の最外層である内部シース212aは、分岐グロメット3と同じ材料であるウレタン樹脂から構成されている。また、最外層がウレタン樹脂から構成されていない一対の第2電線213は、ウレタン樹脂からなる保護チューブ4で覆われている。
よって、分岐部6を覆うと共に、シース22の端部及び保護チューブ4の端部を一括して覆うように分岐グロメット3を形成することで、分岐グロメット3の成型時の熱により、分岐グロメット3とシース22、分岐グロメット3と内部シース212a、分岐グロメット3と保護チューブ4をそれぞれ互いに溶着させ水密に封止することが可能になり、分岐部6の防水性を確保することが可能になる。
図示していないが、分岐グロメット3には、分岐グロメット3を車体105に固定(ボルトで固定、あるいはブラケットを用いて固定)するための固定部が一体に設けられていてもよい。
(保護チューブ4の説明)
保護チューブ4は、分岐部6にて分岐された電線21の組のうち、少なくとも1組の電線21の組(ここでは一対の第2電線213)に設けられており、当該電線213の組(ここでは一対の第2電線213)を一括して覆うものである。
一対の第2電線213の端部(分岐部6と反対側の端部)には、EPB用電気モータ101aに接続するためのコネクタ部5が設けられている。コネクタ部5は、両第2電線213の端部に設けられた接続端子(不図示)を一括して覆うコネクタハウジング51と、コネクタハウジング51から延出されている一対の第2電線213の組の周囲を覆い、一対の第2電線213をチッピング等から保護するゴムからなるハウジングブーツ52と、を有している。ここでは、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)からなるハウジングブーツ52を用いた。
分岐グロメット3からコネクタ部5に至る間の第2電線213は、シース22から露出された状態となっている。保護チューブ4は、このシース22から露出されている第2電線213の周囲を覆うことで、チッピング等から保護する役割を果たすものである。
また、保護チューブ4は、最外層が分岐グロメット3の成型時の熱により分岐グロメット3に溶着されない(あるいは溶着されにくい)材料からなる電線21を用いた場合に、当該電線21の周囲を覆いかつ分岐グロメット3に溶着されることで、分岐部6の防水性を維持する役割を果たすものである。
本実施の形態では、分岐部6からコネクタ部5に至る電線21の組(ここでは1対の第2電線213)において複数の電線21(1対の第2電線213)が並行配置されており、保護チューブ4は、コネクタ部5と分岐グロメット3間の並行配置された電線21の組(1対の第2電線213)を一括して覆うように設けられている。
分岐部6からコネクタ部5に至る一対の第2電線213を並行配置することで、コネクタ部5の向き(回転位相)を略一定にすることができる。これに対して、コネクタ部5に至る一対の第2電線213が撚り合されていると、切断箇所によって一対の第2電線213の位置関係が変化するために、コネクタ部5の向き(回転位相)が一定しない。車両においては、コネクタ部5の向きがレイアウト上決まっている場合が多く、コネクタ部5の向きを安定させるために、分岐部6からコネクタ部5に至る一対の第2電線213を並行配置することが望ましい。なお、「一対の第2電線213が並行配置されている」とは、一対の第2電線213がその長手方向と垂直な方向に整列して配置されており、撚り合されていない状態をいう。
本実施の形態では、保護チューブ4は、一対の第2電線213を並行配置された状態で保持する役割も果たす。つまり、保護チューブ4は、第2電線213同士の位置関係を保持する役割を果たす。
また、本実施の形態では、保護チューブ4は、その軸方向に垂直な断面形状が楕円形状に形成されている。なお、ここでいう楕円形状とは、一般にオーバルと呼称される形状、すなわち長円形状や卵形状も含む。
保護チューブ4を楕円形状とすることで、第2電線213の配線時のねじれを視認することが可能になり、不要なねじれが加えられた状態でワイヤハーネス1の配策が行われることを抑制可能になる。一般に、電線の外周に長手方向に沿った線状のマーキングを設け、このマーキングにより電線のねじれを視認することが行われているが、保護チューブ4を楕円形状とすることで、このようなマーキングを省略することが可能になる。保護チューブ4を楕円形状とし、なおかつ、ねじれ確認用のマーキングを併用することで、第2電線213の捩れをより視認し易くすることも当然に可能である。
本実施の形態に係るワイヤハーネス1は、車輪102と車体105とを接続するものであり繰り返し屈曲されるものであるため、不要なねじれが加えられた状態で配策されると、電線21に不要な応力がかかり信頼性が低下するおそれがある。よって、捩れの有無を容易に視認可能とすることによるメリットは大きい。
なお、保護チューブ4の断面形状を楕円形状以外の異形状(例えば多角形状)としたり、保護チューブ4にマーキング替わりの溝を形成したりすることで、電線21の捩れ状態を視認し易くすることも考えられる。しかし、保護チューブ4を特殊な形状とすると製造コストが高くなってしまい、また角部分の他部材への干渉や溝等の薄い部分から裂けが発生してしまう等の不具合が考えられる。よって、保護チューブ4は、設計的に無駄のない厚さが略一定の楕円形状とされることがより好ましいといえる。
保護チューブ4の長さ(軸方向に沿った長さ)は、コネクタ部5と分岐グロメット3間の第2電線213の長さに応じて、コネクタ部5と分岐グロメット3間の第2電線213の全体を覆うことが可能な長さに設定される。つまり、保護チューブ4の長さは、コネクタ部5と分岐グロメット3間の距離に応じて、第2電線213が露出されない長さに適宜設定するとよい。
また、保護チューブ4の分岐グロメット3との重なり長さ(保護チューブ4の分岐グロメット3に覆われる部分の長さ)は、保護チューブ4と分岐グロメット3間で十分に水密を確保できる長さとすればよい。ここでは、保護チューブ4の分岐グロメット3との重なり長さを7mm程度とした。
例えば、分岐部6からコネクタ部5に至る第2電線213の周囲を、分岐グロメット3と一体の樹脂成形体により覆うことも考えられるが、この場合、分岐部6からコネクタ部5までの距離毎に別の金型を用意する必要があり、現実的ではない。本実施の形態のように、第2電線213の周囲を、容易に長さを調節可能な保護チューブ4で覆い、かつ保護チューブ4と分岐グロメット3とを一体化する構成とすることにより、分岐部6の防水性を確保しつつも、分岐部6からコネクタ部5までの距離が異なるワイヤハーネス1にも1つの金型で対応可能となる。これにより、ワイヤハーネス1の製造コストの低減を図れると共に汎用性を向上できる。
保護チューブ4の厚さは、要求される保護性能や可撓性に応じて適宜設定することができる。ただし、保護チューブ4が薄く剛性が小さいと、第2電線213を並列配置された状態で保持できなくなる(例えば、第2電線213に付与されている曲り癖の影響で自然に撚り合されてしまう)おそれがある。また、保護チューブ4が薄く剛性が小さいと、第2電線213に意図しない捩じれが発生しやすくなる。保護チューブ4を厚くし剛性を高めることで、保護チューブ4の剛性により第2電線213を並列配置された状態で保持でき、また第2電線213の捩れを抑制することが可能になる。つまり、保護チューブ4の厚さは、一対の第2電線213を並列配置された状態で保持でき、かつ意図しない捩れを抑制できる程度の剛性を実現可能な厚さとするとよい。
また、ワイヤハーネス1は、保護チューブ4の分岐グロメット3と反対側の端部において保護チューブ4と電線21(第2電線213)間を水密にシールするシール手段としての熱収縮チューブ7を備えている。
熱収縮チューブ7は、保護チューブ4の分岐グロメット3と反対側の端部と、当該保護チューブ4の端部から延出されている電線21の組(一対の第2電線213)とにわたって設けられており、加熱により収縮されて保護チューブ4と第2電線213との間の隙間を水密に封止している。熱収縮チューブ7を備えることにより、保護チューブ4内に水分が侵入することを抑制でき、保護チューブ4内から分岐部6へと水分が侵入することを抑制可能になる。
なお、シール手段は熱収縮チューブ7に限定されず、例えば、コネクタハウジング51を樹脂モールドにより設ける場合には、保護チューブ4の分岐グロメット3と反対側の端部を覆うようにコネクタハウジング51を設け、コネクタハウジング51と保護チューブ4とを溶着し水密に封止するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ハウジングブーツ52と熱収縮チューブ7とが第2電線213の長手方向において重なり合うように配置されている。これにより、第2電線213の露出部分をなくしチッピング等に対する耐性を向上させることが可能になると共に、例えば高圧洗浄機等で高圧の水が吹き付けられた場合に、吹き付けられた水の勢いをハウジングブーツ52で小さくし、熱収縮チューブ7と第2電線213との間から保護チューブ4内に水分が侵入することを抑制可能になる。
図示していないが、ハウジングブーツ52は、その分岐部6側の端部から所定の距離離れた位置において結束バンドにより第2電線213に固定されている。ハウジングブーツ52の端部には、径方向外方に突出する突起52aが形成されており、この突起52aにより、結束バンドからハウジングブーツ52が抜けてしまうことを抑制している。なお、ハウジングブーツ52の端部をビニールテープ等の粘着テープを巻き回すことにより第2電線213に締結固定してもよい。
ハウジングブーツ52の端部が保護チューブ4と重なり合っていると、突起52aを含む重なり部分が径方向外方に突出してしまい、外観が劣化すると共に、ワイヤハーネス1の配策時にその突出部分が周囲の部材に干渉しやすくなり配策レイアウトの自由度が低下してしまう。そこで、本実施の形態では、ハウジングブーツ52の分岐部6側の端部を、熱収縮チューブ7と重なり合い、かつ保護チューブ4と重なり合わないようにしている。つまり、ハウジングブーツ52の分岐部6側の端部は、熱収縮チューブ7のうち、保護チューブ4の端部から延出されている第2電線213を覆う部分のみと重なり合っている。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係るワイヤハーネス1では、複数の電線21と複数の電線21を一括して覆うシース22とを有するケーブル2と、シース22から延出された複数の電線21を複数の組に分ける分岐部6に設けられ、分岐部6を覆うように形成されている樹脂モールドからなる分岐グロメット3と、分岐部6にて分岐された電線21の組のうち、少なくとも1組の電線21の組に設けられており、当該電線21の組を一括して覆う保護チューブ4と、を備え、分岐グロメット3は、分岐部6、シース22の端部、及び保護チューブ4の端部を一括して覆うように形成されている。
これにより、従来のように分岐部6で電線21同士を接続することなく、分岐部6の防水性を確保することが可能になり、分岐部6の防水性を確保しつつも製造の容易なワイヤハーネス1を実現できる。また、ケーブル2が分岐グロメット3と溶着しにくい電線21を含む場合であっても、当該電線21を分岐グロメット3と溶着し易い保護チューブ4で覆うことで、分岐部6の防水性を確保することが可能になる。
さらに、保護チューブ4の長さを調整することで、電線21を保護する長さを容易に調整することが可能になる。例えば、適用車種が変わる等してコネクタ部5と分岐グロメット3間の距離が変わった場合であっても、分岐グロメット3の金型を変更することなく保護チューブ4の長さを変えるだけで、コネクタ部5と分岐グロメット3間の電線21を保護することが可能になり、汎用性の高いワイヤハーネス1を実現できる。
また、本実施の形態では、分岐部6からコネクタ部5に至る電線21の組において複数の電線21が並行配置されており、保護チューブ4は、コネクタ部5と分岐グロメット3間の並行配置された電線21の組を一括して覆うように設けられている。コネクタ部5と分岐グロメット3間の電線21を並行配置することにより、コネクタ部5の向きを所望の向きに安定して保つことが可能になる。
さらに、本実施の形態では、保護チューブ4の軸方向に垂直な断面形状が楕円形状に形成されているため、コネクタ部5と分岐グロメット3間の電線21の捩れ状態が視認し易くなり、電線21が捩れた状態でワイヤハーネス1が配策されるといった不具合を抑制し易くなる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]複数の電線(21)と、前記複数の電線(21)を一括して覆うシース(22)と、を有するケーブル(2)と、前記シース(22)から延出された前記複数の電線(21)を複数の組に分ける分岐部(6)に設けられ、前記分岐部(6)を覆うように形成されている樹脂モールドからなる分岐グロメット(3)と、前記分岐部(6)にて分岐された前記電線(21)の組のうち、少なくとも1組の前記電線(21)の組に設けられており、当該電線(21)の組を一括して覆う保護チューブ(4)と、を備え、前記分岐グロメット(3)は、前記分岐部(6)、前記シース(22)の端部、及び前記保護チューブ(4)の端部を一括して覆うように形成されている、ワイヤハーネス(1)。
[2]前記分岐グロメット(3)と前記シース(22)の端部とが溶着され水密に封止されており、前記分岐グロメット(3)と前記保護チューブ(4)の端部とが溶着され水密に封止されており、前記保護チューブ(4)の前記分岐グロメット(3)と反対側の端部において前記保護チューブ(4)と前記電線(21)間を水密にシールするシール手段を備えた、[1]に記載のワイヤハーネス(1)。
[3]複数の電線(21)と、前記複数の電線(21)を一括して覆うウレタン樹脂からなるシース(22)と、を有するケーブル(2)と、前記シース(22)から延出された前記複数の電線(21)を複数の組に分ける分岐部(6)に設けられ、前記分岐部(6)を覆うように形成されているウレタン樹脂の樹脂モールドからなる分岐グロメット(3)と、前記分岐部(6)にて分岐された前記電線(21)の組のうち、最外層がウレタン樹脂以外の材料からなる前記電線(21)の組に設けられており、当該電線(21)の組を一括して覆うウレタン樹脂からなる保護チューブ(4)と、前記保護チューブ(4)の前記分岐グロメット(3)と反対側の端部において前記保護チューブ(4)と前記電線(21)間を水密にシールするシール手段と、を備え、前記分岐グロメット(3)は、前記分岐部(6)、前記シース(22)の端部、及び前記保護チューブ(4)の端部を一括して覆うように形成されている、ワイヤハーネス(1)。
[4]前記分岐部(6)にて分岐された前記電線(21)の組のうち、少なくとも1組の前記電線(21)の組の端部に設けられているコネクタ部(5)を備え、前記分岐部(6)から前記コネクタ部(5)に至る前記電線(21)の組において複数の前記電線(21)が並行配置されており、前記保護チューブ(4)は、前記コネクタ部(5)と前記分岐グロメット(3)間の並行配置された前記電線(21)の組を一括して覆うように設けられている、[2]または[3]に記載のワイヤハーネス(1)。
[5]前記保護チューブ(4)は、その軸方向に垂直な断面形状が楕円形状に形成されている、[4]に記載のワイヤハーネス(1)。
[6]前記コネクタ部(5)は、コネクタハウジング(51)と、コネクタハウジング(51)から延出されている前記電線(21)の組の周囲を覆うゴムからなるハウジングブーツ(52)と、を有し、前記シール手段は、前記保護チューブ(4)の前記分岐グロメット(3)と反対側の端部と、当該保護チューブ(4)の端部から延出されている前記電線(21)の組とにわたって設けられた熱収縮チューブ(7)からなり、前記ハウジングブーツ(52)と前記熱収縮チューブ(7)とが前記電線(21)の長手方向において重なり合うように配置されている、[4]または[5]に記載のワイヤハーネス(1)。
[7]前記ハウジングブーツ(52)の前記分岐部(6)側の端部が、前記熱収縮チューブ(7)と重なり合い、かつ前記保護チューブ(4)と重なり合っていない、[6]に記載のワイヤハーネス(1)。
[8]複数の第1電線(211)を一括してウレタン樹脂からなる内部シース(212a)で覆った多芯電線(212)と、最外層がウレタン樹脂以外の材料からなる一対の第2電線(213)と、前記多芯電線(212)と前記一対の第2電線(213)とを一括して覆うウレタン樹脂からなるシース(22)と、を有するケーブル(2)と、前記シース(22)から延出された前記多芯電線(212)と前記一対の第2電線(213)とを分岐する分岐部(6)に設けられ、前記分岐部(6)を覆うように形成されているウレタン樹脂の樹脂モールドからなる分岐グロメット(3)と、前記一対の第2電線(213)の端部に設けられたコネクタ部(5)と、前記コネクタ部(5)と前記分岐グロメット(3)間の前記一対の第2電線(213)を一括して覆うウレタン樹脂からなる保護チューブ(4)と、前記保護チューブ(4)の前記分岐グロメット(3)と反対側の端部において前記保護チューブ(4)と前記一対の第2電線(213)間を水密にシールするシール手段と、を備え、前記分岐グロメット(3)は、前記分岐部(6)、前記シース(22)の端部、及び前記保護チューブ(4)の端部を一括して覆うように形成されている、ワイヤハーネス(1)。
[9]前記第1電線(211)は、車両(100)の車輪(102)に搭載されたセンサ用の信号線であり、前記第2電線(213)は、前記車両(100)の車輪(102)に搭載された電動パーキングブレーキ(101)用の電気モータ(101a)に駆動電流を供給するための電源線である、[8]に記載のワイヤハーネス(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、保護チューブ4に一対の第2電線213を収容する場合について説明したが、保護チューブ4に収容する電線21の本数は1本あるいは3本以上であってもよい。例えば、3本以上の電線21を一直線状に(断面視で各電線21の中心軸が一直線上に並ぶように)整列配置し、その周囲を楕円形状の保護チューブ4で覆うことで、電線21の捩れ状態をより視認し易くしてもよい。
また、上記実施の形態では、分岐部6を1段のみ有する場合を説明したが、分岐部6を多段に有し、各分岐部6に分岐グロメット3を設けるようにしてもよい。この場合、分岐グロメット3同士を連結する電線21の組を覆うように保護チューブ4を設け、保護チューブ4の両端部を分岐グロメット3でそれぞれ覆うようにしてもよい。
1…ワイヤハーネス
2…ケーブル
21…電線
211…第1電線
212…多芯電線
212a…内部シース
213…第2電線
22…シース
23…テープ部材
24…集合体
3…分岐グロメット
4…保護チューブ
5…コネクタ部
51…コネクタハウジング
52…ハウジングブーツ
6…分岐部
7…熱収縮チューブ

Claims (9)

  1. 複数の電線と、前記複数の電線を一括して覆うシースと、を有するケーブルと、
    前記シースから延出された前記複数の電線を複数の組に分ける分岐部に設けられ、前記分岐部を覆うように形成されている樹脂モールドからなる分岐グロメットと、
    前記分岐部にて分岐された前記電線の組のうち、少なくとも1組の前記電線の組に設けられており、当該電線の組を一括して覆う保護チューブと、を備え、
    前記分岐グロメットは、前記分岐部、前記シースの端部、及び前記保護チューブの端部を一括して覆うように形成されている、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記分岐グロメットと前記シースの端部とが溶着され水密に封止されており、
    前記分岐グロメットと前記保護チューブの端部とが溶着され水密に封止されており、
    前記保護チューブの前記分岐グロメットと反対側の端部において前記保護チューブと前記電線間を水密にシールするシール手段を備えた、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 複数の電線と、前記複数の電線を一括して覆うウレタン樹脂からなるシースと、を有するケーブルと、
    前記シースから延出された前記複数の電線を複数の組に分ける分岐部に設けられ、前記分岐部を覆うように形成されているウレタン樹脂の樹脂モールドからなる分岐グロメットと、
    前記分岐部にて分岐された前記電線の組のうち、最外層がウレタン樹脂以外の材料からなる前記電線の組に設けられており、当該電線の組を一括して覆うウレタン樹脂からなる保護チューブと、
    前記保護チューブの前記分岐グロメットと反対側の端部において前記保護チューブと前記電線間を水密にシールするシール手段と、を備え、
    前記分岐グロメットは、前記分岐部、前記シースの端部、及び前記保護チューブの端部を一括して覆うように形成されている、
    ワイヤハーネス。
  4. 前記分岐部にて分岐された前記電線の組のうち、少なくとも1組の前記電線の組の端部に設けられているコネクタ部を備え、
    前記分岐部から前記コネクタ部に至る前記電線の組において複数の前記電線が並行配置されており、
    前記保護チューブは、前記コネクタ部と前記分岐グロメット間の並行配置された前記電線の組を一括して覆うように設けられている、
    請求項2または3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記保護チューブは、その軸方向に垂直な断面形状が楕円形状に形成されている、
    請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記コネクタ部は、コネクタハウジングと、コネクタハウジングから延出されている前記電線の組の周囲を覆うゴムからなるハウジングブーツと、を有し、
    前記シール手段は、前記保護チューブの前記分岐グロメットと反対側の端部と、当該保護チューブの端部から延出されている前記電線の組とにわたって設けられた熱収縮チューブからなり、
    前記ハウジングブーツと前記熱収縮チューブとが前記電線の長手方向において重なり合うように配置されている、
    請求項4または5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記ハウジングブーツの前記分岐部側の端部が、前記熱収縮チューブと重なり合い、かつ前記保護チューブと重なり合っていない、
    請求項6に記載のワイヤハーネス。
  8. 複数の第1電線を一括してウレタン樹脂からなる内部シースで覆った多芯電線と、最外層がウレタン樹脂以外の材料からなる一対の第2電線と、前記多芯電線と前記一対の第2電線とを一括して覆うウレタン樹脂からなるシースと、を有するケーブルと、
    前記シースから延出された前記多芯電線と前記一対の第2電線とを分岐する分岐部に設けられ、前記分岐部を覆うように形成されているウレタン樹脂の樹脂モールドからなる分岐グロメットと、
    前記一対の第2電線の端部に設けられたコネクタ部と、
    前記コネクタ部と前記分岐グロメット間の前記一対の第2電線を一括して覆うウレタン樹脂からなる保護チューブと、
    前記保護チューブの前記分岐グロメットと反対側の端部において前記保護チューブと前記一対の第2電線間を水密にシールするシール手段と、を備え、
    前記分岐グロメットは、前記分岐部、前記シースの端部、及び前記保護チューブの端部を一括して覆うように形成されている、
    ワイヤハーネス。
  9. 前記第1電線は、車両の車輪に搭載されたセンサ用の信号線であり、
    前記第2電線は、前記車両の車輪に搭載された電動パーキングブレーキ用の電気モータに駆動電流を供給するための電源線である、
    請求項8に記載のワイヤハーネス。
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