JP7202908B2 - ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
図1に示すように、ワイヤハーネス100は、複合ケーブル10を備える。複合ケーブル10は、第1ケーブル20と第2ケーブル30が一体に束ねられたケーブル集合体であり、一方が車両の車輪側に他方が車体側に配線される。複合ケーブル10の長さは、通常50cm~1m程度であるが、車両のサイズによって長さは調整される。
第1ケーブル20は、一方がコネクタ61によって電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)として作動させる電動ブレーキ装置300に接続され、他方がコネクタ62によってECU201に接続される電源線である。EPBとして作動する電動ブレーキ装置300は、液圧により車輪のディスクロータにブレーキパッドを押し当てて車輪の回転を制動する制動機構と、液圧によらずブレーキパッドの位置を移動させるモータと、を備える。第1ケーブル20によって車体に搭載されるECU201から電動ブレーキ装置300へモータの駆動電流が供給され、この駆動電流によってモータの駆動が制御される。なお、電動ブレーキ装置300は、液圧ではなくモータでブレーキパッドを移動させる電気機械式ブレーキ(EMB:Electro-Mechanical Brake)であってもよい。
第2ケーブル30は、一方がコネクタ63によって車輪速度センサ(WSS:Wheel Speed Sensor)400に接続され、他方がコネクタ64によってECU202に接続される信号線である。第2ケーブル30によってセンサ400からECU202へ信号が送信され、ECU202が当該信号に基づいて各車輪のブレーキ液圧を制御することにより、アンチロックブレーキシステム(ABS:Anti-lock Brake System)を実現する。なお、図1においてECU201及び202は別体であるが、同一のECUであってもよい。また、第2ケーブル30は、コネクタ63を介さずWSS400に直接接続してもよい。
テープ12は、第1ケーブル20と第2ケーブル30の撚り線40の周囲にらせん状に巻き付けられて、第1ケーブル20と第2ケーブル30を一体に束ねる。テープ12により第1ケーブル20と第2ケーブル30の撚られた状態を安定化できるとともに、溶融押出しによるアウタージャケット11の形成時にアウタージャケット11と撚り線40が融着することを防ぐことができる。また、テープ12はインナージャケット34等と比べて滑り性が高いため、アウタージャケット11を剥がす作業が容易となる。
アウタージャケット11は、テープ12が巻き付けられた撚り線40の周囲を被覆する。アウタージャケット11は、例えば材料としてインナージャケット34と同様に熱可塑性樹脂を使用し、撚り線40の周囲に熱可塑性樹脂を溶融押出しすることにより形成することができる。なかでも、ポリウレタン樹脂を用いたアウタージャケット11は、柔らかく弾性があり、耐振動性及び耐衝撃性に優れるため、飛び石等の異物との接触及び振動が多い複合ケーブル10の保護に適している。
複合ケーブル10は、図1に示すように、端部において分岐する第1ケーブル20の各ワイヤ21の周囲を覆う保護材50を備える。保護材50により第1ケーブル20の各ワイヤ21を束ねるとともに、露出した各ワイヤ21を飛び石等から保護することができる。使用できる保護材50の材料としては、耐振動性及び可撓性を有する材料、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)等のゴムが挙げられる。保護材50は、例えばダイスを用いた溶融押出しにより形成することができる。
図3及び図4に示すように、分岐した第1ケーブル20の1対のワイヤ21の周囲が保護材50によって覆われている。1対のワイヤ21は保護材50上からブラケット66によって保持され、車両の取付面Csに取り付けられる。
図5に示すように、保護材50の開口から一方のワイヤ21を収容部51に挿入し、他方のワイヤ21を収容部52に挿入することで、第1ケーブル20を保護材50で覆うことができる。保護材50に収容後、図3に示すように、アウタージャケット11が剥がされた位置から保護材50までの間は、テープ、モールド、熱収縮性のチューブ等の封止材67によって覆うことにより、保護材50に異物が混入しないように封止できる。
例えば、第2ケーブル30がWSS400に接続された例を説明したが、第2ケーブル30の接続先は車輪又は車輪付近に設けられる空気圧センサ、温度センサ、ブレーキパッドの摩耗を検出するセンサ(BPWS:Break Pad Wear Sensor)等であってもよい。
Claims (5)
- 複数のワイヤ(21)を備える第1ケーブル(20)と第2ケーブル(30)とが一体に束ねられた集合体であって、一方が車輪側に他方が車体側に配線される複合ケーブル(10)と、
前記複合ケーブル(10)の端部において分岐する前記第1ケーブル(20)の前記各ワイヤ(21)の周囲を覆う保護材(50)と、を備え、
前記保護材(50)は、前記ワイヤ(21)の長手方向に貫通する空間が前記ワイヤ(21)の収容部(51,52)として設けられたチューブであり、
前記複数のワイヤ(21)は、前記複数の収容部(51,52)に個別に収容されて、前記チューブ内での前記各ワイヤ(21)の位置が固定される、
ワイヤハーネス(100)。 - 前記複数のワイヤ(21)は、1対のワイヤ(21)であり、
前記複数の収容部(51,52)は、前記1対のワイヤ(21)を個別に収容する2つの収容部(51,52)であり、
前記2つの収容部(51,52)の互いの一部が連通して前記1対のワイヤ(21)間に隔壁(53)が設けられた、
請求項1に記載のワイヤハーネス(100)。 - 前記第1ケーブル(20)の前記各ワイヤ(21)は、取付部材(66)によって保持されて前記車体又は前記車輪に取り付けられ、
前記取付部材(66)は、前記保護材(50)の保持部(66a)を備え、
前記保護材(50)の外周の形状は、前記保持部(66a)の内壁に沿った形状である、
請求項1又は2のいずれか一項に記載のワイヤハーネス(100)。 - 前記保持部(66a)の内壁の断面形状は、U字状であり、
前記保護材(50)の外周の断面形状は、長円形である、
請求項3に記載のワイヤハーネス(100)。 - 前記第1ケーブル(20)の一方は、電動ブレーキ装置(300)に接続され、
前記第2ケーブル(30)の一方は、車輪速度センサ(400)に接続される、
請求項1~4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス(100)。
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