JP7322770B2 - ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
以下、本発明の各実施の形態を添付図面にしたがって説明する。図1は、実施の形態に係るワイヤハーネスが用いられた車両の構成の一例を示す図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率や形状は、実際の比率や形状とは異なる場合がある。また数値範囲を示す「A~B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
図2は、実施の形態に係るワイヤハーネスの一例を示す図である。図3は、実施の形態のワイヤハーネスの止水樹脂モールド部材及び保護樹脂モールド部材の一例について説明するための図である。図4は、実施の形態に係るワイヤを図2のIV-IV線で切断した断面を矢印方向から見た断面図の一例である。図2は、紙面の横方向の中心近傍(省略波線の中心)を境に左側が車内側であり、右側が車外側である。図3では、第1の樹脂モールド部材としての止水樹脂モールド部材7、第2の樹脂モールド部材としての保護樹脂モールド部材8、及び一対の第1電線20に隠れた内部シース33を点線で示している。
第1電線20の第1導体線21は、例えば、銅や銅合金からなる複数の素線を撚り合わせて構成されている。また第2電線30の第2導体線31は、例えば、銅や銅合金からなる複数の素線を撚り合わせて構成されている。
介在4は、第1電線20及び第2電線30の間に詰められる詰めものであり、絶縁性を有する材料を用いてひも状に形成されている。介在4は、例えば、綿花を材料とする綿糸、紙ひも、又はポリプロピレンなどの合成繊維のひもである。
テープ部材5は、第1電線20、第2電線30及び介在4の周囲に螺旋状に巻き付けられている。テープ部材5は、第1電線20、第2電線30及び介在4の集合体とシース6との間に介在し、屈曲時に当該集合体とシース6との間の摩擦を低減する役割を有している。すなわち、ワイヤハーネス1は、テープ部材5を設けることで、従来のようにタルク粉体などの潤滑剤を用いることなく、第1電線20、第2電線30とシース6との間の摩擦が低減されると共に、屈曲時に第1電線20、第2電線30にかかるストレスが低減され、耐屈曲性が向上する。
シース6は、筒形状を有し、その内部には、テープ部材5が巻き回された一対の第1電線20、内部シース33に覆われた一対の第2電線30、及び2つの介在4を収容し、これらを保護している。シース6は、例えば、テープ部材の外周にポリウレタン等の樹脂が押出成形されることにより形成される。
止水樹脂モールド部材7は、図3に示すように、保護樹脂モールド部材8に覆われている。一対の第1電線20及び一対の第2電線30は、止水樹脂モールド部材7によって覆われる部分が直線状である。
保護樹脂モールド部材8は、図3に示すように、シース6の端部と、シース6が取り除かれて露出した一対の第1電線20の第1絶縁体22と、一対の第2電線30を覆う内部シース33と、止水樹脂モールド部材7と、を覆っている。
ブラケット12は、例えば、アルミニウムなどの板状の金属からなる。ブラケット12は、図2に示すように、保護樹脂モールド部材8の外周面82に巻き締められた巻き締め部120、及び車両9側の固定対象に固定される固定部121を一体に有している。ブラケット12は、保護樹脂モールド部材8に取り付けられている。
一対の第1電線20及び一対の第2電線30は、シース6によって保護されている。しかし一対の第1電線20及び一対の第2電線30は、車両9の外のEPB用モータ95及びABSセンサ96と接続されるため、シース6から延出され、さらに分岐する。この分岐する部分は、保護する部材がないとシース6内に水などの液体が容易に侵入する。また分岐する部分は、ワイヤハーネス1が車両9に搭載されることから耐熱性も要求される。ワイヤハーネス1がEPBに使用される場合、要求される耐熱性は、一例として、およそ120~125℃以上である。
以上説明したように、本実施の形態に係るワイヤハーネス1は、分岐部材11が高い防水性を有する止水樹脂モールド部材7と、高い耐熱性と高い強度を有する保護樹脂モールド部材8により構成されている。従ってワイヤハーネス1は、耐熱性と強度を備えつつ、シース6が露出する側からの液体などの侵入、一対の第1電線20が延出される側からの液体などの侵入、及び一対の第2電線30が延出される側からの液体などの侵入を抑制することが可能となる。特に、ワイヤハーネス1は、車両9の外側となるタイヤハウス93及びタイヤハウス94に配置されるので、高温の環境下に曝されると共に水などの液体に曝される可能性がある。しかしワイヤハーネス1は、優れた耐熱性、強度及び防水性を有しているので、使用に適している。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号などを援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号などは、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材などに限定するものではない。
前記第2の樹脂モールド部材(8)は、ポリアミド又はポリエチレンテレフタレートからなる、
[1]に記載のワイヤハーネス(1)。
[2]に記載のワイヤハーネス(1)。
[1]乃至[3]のいずれか1項に記載のワイヤハーネス(1)。
[1]乃至[4]のいずれか1項に記載のワイヤハーネス(1)。
Claims (4)
- 導体線が絶縁性を有する被覆部材により被覆された複数の電線、及び前記複数の電線の外周に形成され長手方向の一部を覆うシースを有するケーブルと、
前記複数の電線を延出させた前記シースの端部、及び前記端部から延出された前記複数の電線を覆う第1の樹脂モールド部材と、
前記第1の樹脂モールド部材より高い耐熱性を有し、前記第1の樹脂モールド部材を覆うと共に、前記第1の樹脂モールド部材から延出する前記シース及び前記複数の電線の一部を覆う第2の樹脂モールド部材と、
を備え、
前記第1の樹脂モールド部材は、熱可塑性ポリウレタン及び酸変性ポリオレフィンのポリマアロイからなり、
前記第2の樹脂モールド部材は、ポリアミド又はポリエチレンテレフタレートからなる、ワイヤハーネス。 - 前記第1の樹脂モールド部材は、ポリマアロイ合計100質量部のうち、熱可塑性ポリウレタンを30~70質量部、酸変性ポリオレフィンを70~30質量部含む、
請求項1に記載のワイヤハーネス。 - 前記複数の電線は、前記第1の樹脂モールド部材によって覆われる部分が直線状であり、前記第2の樹脂モールド部材から延出する部分の延出方向が異なる、
請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。 - 前記複数の電線は、信号線及び電源線を含む、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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