JP2018023987A - 接合方法 - Google Patents

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【課題】Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて被接合体との接合を行う接合方法を提供する。【解決手段】Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて、銅基板又は銅メッキ基板にはんだ付けを行う場合、前記鉛フリーはんだ合金にBiを添加することによって、接合部においてCu3Sn層が生成されることを抑制する。【選択図】図5

Description

本発明は、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて被接合体との接合を行う接合方法に関する。
近年、環境への意識が高まり、鉛を含まない所謂「鉛フリーはんだ合金」が使用されるようになってきた。斯かる鉛フリーはんだ合金は、Snを主成分とするはんだ合金である。一般に使用されている鉛フリーはんだ合金の代表例としては、Sn−3Ag−0.5CuのようなSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金がある。
更に、特許文献1にはSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金に微量のBiと微量のNiとを組み合わせて添加することによって錫ペスト現象の防止及び耐衝撃性の改善という効果を奏することが開示されている。
国際公開第2009/131114号
一方、上述したようなSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて銅基板にはんだ付けを行う場合は、接合部分にCu3Snの金属間化合物層が生成される。斯かるCu3Sn層は高温でのCuの拡散によって生成される。しかし、該Cu3Sn層はもろくて接合部分の接合強度を下げるのでCu3Sn層の生成は望ましくない。
換言すれば、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を使用するにあたっては、斯かる接合部分が高温環境におかれる場合におけるCu3Sn層の生成及びCu3Sn層に起因する接合強度低下が懸念されるので、これに備え、Cu3Sn層の生成を抑制する工夫が必要である。
しかしながら、特許文献1においては、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金に微量のBiと微量のNiとを添加することによって錫ペスト現象を防止し、かつ耐衝撃性を改善しているものの、高温環境におけるCu3Sn層の生成については考慮されておらず、Cu3Sn層の生成に起因する接合強度の低下を解決できない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて銅基板又は銅メッキ基板にはんだ付けを行う場合、斯かる接合部におけるCu3Sn層の生成を抑制することによって、接合強度の低下を防止することにある。
本発明に係る接合方法は、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて被接合体との接合を行う接合方法において、Biが添加された鉛フリーはんだ合金を用いて被接合体にはんだ付けを行い、Cu3Snの生成が抑制された接合部を得ることを特徴とする。
本発明に係る接合方法は、Biの添加量は0.1〜58重量%であることを特徴とする。
本発明に係る接合方法は、前記鉛フリーはんだ合金は、Ni及びGeを更に含むことを特徴とする。
本発明に係る接合方法は、前記鉛フリーはんだ合金は、Ag,Sb,Zn,Ga,In,P,Co,Al,Ti,Mn,Au,Siのうち何れかを更に含むことを特徴とする。
本発明に係る接合方法は、前記接合部は150℃にて120時間のエージング前後におけるシェアテストでのせん断負荷応力が維持されることを特徴とする。
本発明によれば、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて銅基板又は銅メッキ基板にはんだ付けを行う場合、斯かる接合部におけるCu3Sn層の生成を抑制でき、Cu3Sn層の生成による接合強度の低下を防止できる。
シェアテストを模式的に説明する模式図である。 表1に記載のシェアテストの結果を図示したグラフである。 Sn−3Ag−0.5Cuを用いた試料の接合部の微細構造のSEM写真である。 Sn−0.7Cu−0.05Niを用いた試料の接合部の微細構造のSEM写真である。 Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Biを用いた試料の接合部の微細構造のSEM写真である。 表2に記載の厚み測定の結果、及び、斯かる測定値に対する平均値を図示したグラフである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳述する。
本発明の実施の形態(以下、本実施例と言う。)に係る接合方法及び該接合方法によって形成された接合部の接合強度について説明する。まず、銅メッキ処理された基板(被接合体)に、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金のはんだ付けを行った。すなわち、斯かる基板に球形のはんだボールを接合させ、前記はんだボールの接合強度を測定した。
より詳しくは、本実施例に係る接合方法に用いられる前記Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金は、0.7重量%のCuと、0.05重量%のNiと、0.006重量%のGeとを含み、残部がSnである。また、斯かるSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金にはBiが更に添加されている。ここでBiの添加量は0.1〜58重量%である。
以下においては、説明の便宜上、Biが1,1.5,2,3重量%添加された場合を例に挙げて説明する。更に、以下においては、説明の便宜上、1重量%のBiが添加された鉛フリーはんだ合金を「Sn−0.7Cu−0.05Ni+1Bi」と言い、1.5重量%のBiが添加された鉛フリーはんだ合金を「Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi」と言い、2重量%のBiが添加された鉛フリーはんだ合金を「Sn−0.7Cu−0.05Ni+2Bi」と言い、3重量%のBiが添加された鉛フリーはんだ合金を「Sn−0.7Cu−0.05Ni+3Bi」と言う。
一方、本実施例に対する比較例としては、Niが添加されていないSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いた。詳しくは、0.5重量%のCu及び3重量%のAgが含まれ、残部がSnである、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金(以下、Sn−3Ag−0.5Cuと言う。)と、0.7重量%のCu及び0.05重量%のNiが含まれ、残部がSnである、Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金(以下、Sn−0.7Cu−0.05Niという。)とが比較例として用いられた。特に、Sn−0.7Cu−0.05Niにおいては、0.006重量%のGeが更に添加されている。
本実施例に係る接合方法においては、上述したように、Biが添加されたSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて銅メッキ処理された基板にはんだ付けを行う。詳しくは以下のような順序にて行われる。
i.銅メッキの基板においてはんだ付けを行うべき箇所に約0.01gのフラックスを塗布する。
ii. 上述した、本実施例に係るSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金(以下、単に、本実施例の鉛フリーはんだ合金と言う。)を例えば、300℃で溶解させ、基板とのはんだ付けを行う。
この際、基板上には、本実施例の鉛フリーはんだ合金のはんだボールが形成される。斯かるはんだボールは直径500μmである。以後、斯かるはんだボールを室温で冷却する。これによってシェアテスト用の試料が得られる。
なお、同様の方法によって、比較例に係るSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金(以下、単に、比較例の鉛フリーはんだ合金と言う。)のはんだボールが得られる。
以上のように得られた、本実施例の鉛フリーはんだ合金のはんだボール、及び、比較例の鉛フリーはんだ合金のはんだボールが当該基板に夫々接合された試料に対してエージング処理を施した後、シェアテストを実施することにより、斯かる接合部における接合強度を測定した。
前記エージング処理は、該試料を150℃に120時間放置してエージングを行い、その後、室温にて冷却させた。
このようなエージング処理が施された試料に対して、シェアテストを行った。シェアテストはDAGE社製のハイスピードシェア試験機4000HSを用いて行い、シェア速度は10mm/secであった。図1はシェアテストを模式的に説明する模式図である。
まず、はんだボール2が形成された基板1を基板保持台5に固定する。そして直線移動する基板保持台5の動線上にシェアツール3をセットする。基板保持台5の直線移動の際、シェアツール3の下端部が基板1ではなくはんだボール2にのみ当たるようにシェアツール3をセットする。次いで基板保持台5を10mm/secの速度で直線移動させると、シェアツール3と斯かる試料のはんだボール2とが衝突し、最終的にははんだボール2が基板1から剥離される。この際、シェアツール3に装着された応力感知器ははんだボール2との衝突から剥離までに、斯かるはんだボール2によってシェアツール3に与えられるせん断負荷応力を検知する。本実施の形態においては、斯かるせん断負荷応力のうち、最大の値(以下、最大応力という。)を斯かる試料の接合強度として測定した。
本実施例及び比較例に係る試料に対してシェアテストを行った結果を表1に示す。
詳しくは、Sn−3Ag−0.5Cuと、Sn−0.7Cu−0.05Niと、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1Biと、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Biと、Sn−0.7Cu−0.05Ni+2Biと、Sn−0.7Cu−0.05Ni+3Biとの夫々に対して、シェアテスト用の試料を11個ずつ用意し、シェアテストを行った。その結果を表1に示す。表1においてはシェアテストの結果値は昇順に示している。
図2は、表1に記載のシェアテストの結果を図示したグラフである。図2において、白い四角はエージング処理前における最大応力を示し、黒い(ハッチング)四角はエージング処理後における最大応力を示す。
表1及び図2から分かるように、比較例であるSn−3Ag−0.5Cu及びSn−0.7Cu−0.05Niを用いた試料においては、エージング処理前に比べてエージング処理後における最大応力が大きく低下していることが見て取れる。
これに対して、本実施例であるSn−0.7Cu−0.05Ni+1Bi,Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi,Sn−0.7Cu−0.05Ni+2Bi,Sn−0.7Cu−0.05Ni+3Biにおいては、エージング処理前に比べてエージング処理後においても最大応力の低下が見られず、維持されている。
本実施例であるSn−0.7Cu−0.05Ni+1Bi,Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi,Sn−0.7Cu−0.05Ni+2Bi,Sn−0.7Cu−0.05Ni+3Biの最大応力の平均値に対してt検定を求め、その結果(t、P値、両側t境界値)を表1に示している。斯かるt検定の結果から、エージング処理の前後においては、5%有意水準において有意差がないことが分かる。
すなわち、Biが添加された鉛フリーはんだ合金を用いた本実施例に係る試料においては、エージング処理の前後を通じて同じ最大応力が得られており、最大応力が低下していない。このような結果から、Biの添加が最大応力の維持に何らかの影響を与えていると予測された。
これを確認するために、本実施例及び比較例に係る試料における接合部4の微細構造を観察した。図3〜図5は本実施例及び比較例に係る試料における接合部4の微細構造を示す写真である。なお、図3〜図5は、本実施例及び比較例に係る試料を150℃にて168時間エージング処理した後における、接合部4での微細構造である。
より詳しくは、図3はSn−3Ag−0.5Cuを用いた試料(以下、Sn−3Ag−0.5Cu試料という。)の接合部4の微細構造のSEM(走査電子顕微鏡)写真であり、図4はSn−0.7Cu−0.05Niを用いた試料(以下、Sn−0.7Cu−0.05Ni試料という。)の接合部4の微細構造のSEM写真であり、図5はSn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Biを用いた試料(以下、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料という。)の接合部4の微細構造のSEM写真である。
図3A〜図5Aから分かるように、本実施例及び比較例に係る試料の何れにおいても、はんだボール2及び基板1の接合部4には、Cu6Sn5及びCu3Snの金属間化合物層が存在している。Cu6Sn5及びCu3Snの中、はんだボール2側にはCu6Sn5層が生成されており、基板1側にはCu3Sn層が生成されている。
図3B〜図5Bでは、図3A〜図5AにおけるCu3Sn層を夫々破線で囲んで表示している。図3B〜図5Bから分かるように、比較例であるSn−3Ag−0.5Cu試料(図3)及びSn−0.7Cu−0.05Ni試料(図4)のCu3Sn層の厚みに対し、本実施例であるSn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料のCu3Sn層が薄いことが視認できる。
本実施例及び比較例に係る試料におけるCu3Sn層の厚みの違いをより明確にするために、図3〜図5における各Cu3Sn層に対する厚みの平均値を求めた。斯かる平均値は、各Cu3Sn層における15箇所にて厚みの測定を行い、斯かる測定値に対する平均値である。
表2は図3〜図5の各Cu3Sn層における15箇所にて厚みを測定した結果、及び、斯かる測定値に対する平均値をまとめたものである。
また、図6は表2に記載の厚み測定の結果、及び、斯かる測定値に対する平均値を図示したグラフである。
表2から分かるように、Sn−3Ag−0.5Cu試料(比較例)におけるCu3Sn層の厚みの平均値は0.96μmであり、Sn−0.7Cu−0.05Ni試料(比較例)におけるCu3Sn層の厚みの平均値は0.57μmである。これに対し、本実施例であるSn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料におけるCu3Sn層の厚みの平均値は0.44μmであり、比較例に比べて薄い。
また、図6においても、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料におけるCu3Sn層の厚みが、Sn−3Ag−0.5Cu試料及びSn−0.7Cu−0.05Ni試料におけるCu3Sn層の厚みより薄いことが確認できる。
更に、表2における平均値の差がいわゆる偶然誤差の範囲内にあるかを調べるために分散の検定(F検定)を行った。その結果、観測された分散比は53.78658257であり、P値は2.61E‐12であり、F境界値は5.149139であった。
このように、P値は有意水準0.01よりも小さく、観測された分散比はF境界値より大きいので、表2に記載の平均値の間には、1%有意水準において有意差が認められる。
以上における図3〜図6及び表2の記載から、Biが添加されたSn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料(本実施例)におけるCu3Sn層の厚みが、Sn−3Ag−0.5Cu試料(比較例)及びSn−0.7Cu−0.05Ni試料(比較例)におけるCu3Sn層の厚みより薄いことは確実である。
このようなことから、本実施例に係るSn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料において、Biの添加がCu3Sn層の生成を抑制する方向に作用していると考えられる。
一般に、銅(又は銅メッキ)基板にSnを含む鉛フリーはんだ合金を用いてはんだ付けを行った場合は、接合部4にCu6Sn5層及びCu3Sn層という金属間化合物層が生成される。特に、Cu3Sn層は、高温保持に伴ってCu粒子が拡散してCu6Sn5層と反応することによって生成される。しかし、Cu3Snはその脆性によって接合強度を下げると言われている。
以上のことを鑑みると、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi試料においては、添加されたBiがエージング処理中、すなわち高温においてCuの拡散を阻止する作用をなしており、これによって、Cu3Sn層の生成が抑制されると考えられる。また、Cu3Sn層の生成が抑制されることによって、エージング処理後のシェアテストにおいてもエージング処理前と同じ程度の最大応力を維持できると考えられる。
以上においては、Biの添加量が1〜3重量%である場合を例に挙げて説明したが、これに限るものでなく、Biの添加量が0.1〜58重量%である場合においても上述した効果を得られる。
また、以上の記載においては、Sn,Bi,Cu,Ni,Geを含むSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金の場合において、Biの添加量のみを変化したときを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものでない。
例えば、Cu,Ni,Geの添加量を変化した場合であっても、上述した効果を得られる。また、本実施例に係る前記Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金が、例えば、Ag,Sb,Zn,Ga,In,P,Co,Al,Ti,Mn,Au,Siのうち何れかを更に含む組成であっても良い。このような添加物を添加した場合においても、上述した効果を奏することを言うまでもない。
以上に記載した比較例及び本実施例に係るSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金の組成を表3及び表4に表示する。本実施例については、Bi,Cu,Ni,Geの添加量を変化した場合、及び、Ag,Sb,Zn,Ga,In,P,Co,Al,Ti,Mn,Au,Siのうち何れかを更に添加した場合の組成を示す。
本実施例に係るSn−Cu系の鉛フリーはんだ合金の具体的組成を以下に説明する。
Biの添加量は0.1重量%〜58重量%で、Cuが0.7重量%、Niが0.05重量%、Geが0.006重量%(表3中、Sn−0.7Cu−0.05Ni+0.1Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+1.5Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+2Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+3Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+4Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+6Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+8Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+21Bi、Sn−0.7Cu−0.05Ni+58Bi)であり、残部がSnである。
Biが1.5重量%、Niが0.05重量%、Geが0.006重量%で、Cuの添加量は0.1〜2.0重量%(表4中、Sn−0.05Ni−1.5Bi+0.1Cu、Sn−0.05Ni−1.5Bi+0.2Cu)であり、残部がSnである。
Biが1.5重量%、Cuが0.7重量%、Geが0.006重量%で、Niの添加量は0.05〜0.5重量%(表4中、Sn−0.7Cu−1.5Bi+0.5Ni)であり、残部がSnである。
Biが1.5重量%、Cuが0.7重量%、Niが0.05重量%で、Geの添加量は0.006〜0.1重量%(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+0.1Ge)であり、残部がSnである。
Ag,Sb,Zn,Ga,In,P,Co,Al,Ti,Mn,Au,Siのうち何れかを更に添加した場合においては、例えば、Biが1.5重量%、Cuが0.7重量%、Niが0.05重量%、Geが0.006重量%である場合に対して斯かる添加が行われたときを表3に示している。
詳しくは、Agの添加量は4.0重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+1Ag,Sn−0.7Cu‐0.05Ni−1.5Bi+2Ag,Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+3Ag,Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+4Ag)、残部がSnである。
Inの添加量は51.0重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+6In,Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+51In)、残部がSnである。
Sbの添加量は10.0重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu‐0.05Ni−1.5Bi+5Sb,Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+10Sb)、残部がSnである。
Pの添加量は0.1重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+0.1P)、残部がSnである。
Mnの添加量は0.1重量%であり(表4中、Sn−0.7Cu‐0.05Ni−1.5Bi+0.1Mn)、残部がSnである。
Auの添加量は0.1重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu‐0.05Ni−1.5Bi+0.1Au)、残部がSnである。
Znの添加量は0.4重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu‐0.05Ni−1.5Bi+0.4Zn)、残部がSnである。
Gaの添加量は1.0重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+1Ga)、残部がSnである。
Siの添加量は0.1重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+0.1Si)、残部がSnである。
Coの添加量は0.1重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+0.1Co)、残部がSnである。
Alの添加量は0.1重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+0.1Al)、残部がSnである。
Tiの添加量は0.1重量%までであり(表4中、Sn−0.7Cu−0.05Ni−1.5Bi+0.1Ti)、残部がSnである。
1 基板
2 はんだボール
4 接合部

Claims (5)

  1. Sn−Cu系の鉛フリーはんだ合金を用いて被接合体との接合を行う接合方法において、
    Biが添加された鉛フリーはんだ合金を用いて被接合体にはんだ付けを行い、
    Cu3Snの生成が抑制された接合部を得ることを特徴とする接合方法。
  2. Biの添加量は0.1〜58重量%であることを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
  3. 前記鉛フリーはんだ合金は、Ni及びGeを更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の接合方法。
  4. 前記鉛フリーはんだ合金は、Ag,Sb,Zn,Ga,In,P,Co,Al,Ti,Mn,Au,Siのうち何れかを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の接合方法。
  5. 前記接合部は150℃にて120時間のエージング前後におけるシェアテストでのせん断負荷応力が維持されることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の接合方法。
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