JP4959539B2 - 積層はんだ材およびそれを用いたはんだ付方法ならびにはんだ接合部 - Google Patents
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Description
本発明における積層はんだ材は、内層と表面層とを備える積層はんだ材であり、内層がZn単独または50質量%以上のZnを含み、残部がSnおよび不可避不純物からなるZn基合金により構成され、表面層がSn単独または50質量%以上のSnを含み、残部がZnおよび不可避不純物からなるSn基合金により構成される。上記積層はんだ材は、積層構造を備えていればその形状は特に限定されないが、高耐熱性を有するはんだ材とするために、たとえば、内層を構成する板状体に表面層を積層した構造を有することが好ましい。
上記内層は、Zn単独または50質量%以上のZnを含み、残部がSnおよび不可避不純物からなるZn基合金により構成される。内層を構成する金属または合金の組成を上記特定のものとすることにより、積層はんだ材全体として高耐熱性を付与することができる。
上記表面層は、Sn単独または50質量%以上のSnを含み、残部がZnおよび不可避不純物からなるSn基合金により構成される。表面層をSn単独またはSn基合金により構成することにより、はんだ材の最表面の大部分がSnにより構成されることとなり、この場合表面酸化層はSn酸化被膜となる。このSn酸化被膜は、はんだ付において一般に用いられる、ロジン系フラックスにより容易に除去することが可能であり、積層はんだ材の大気中での劣化を抑制することができると同時に、はんだ付特性に悪影響を及ぼすことがない。
本発明において、上記表面層は、めっき、真空蒸着およびスパッタのいずれかにより形成することができる。また、上記表面層は、クラッド工法により形成することも可能である。表面層をめっき、真空蒸着およびスパッタのいずれかにより形成する場合は、得られる表面層の厚みおよび組成を均一に形成させることができ、また、クラッド工法によりその表面層を形成する場合は、高い量産性を期待することができる。
本発明におけるはんだ付方法の第1の方法は、積層はんだ材を被接合材の間に挟む挟持工程と、積層はんだ材を加熱する加熱工程と、積層はんだ材と被接合材とを冷却することによりはんだ付を完了する完了工程とを含み、上記加熱工程は、積層はんだ材の内層または表面層を構成する金属または合金の融点以上に加熱するはんだ付方法である。加熱工程をこのような温度範囲で施すことにより、積層はんだ材の表面層および内層をすべて溶融・混合させ、均一な接合層を形成することができる。また、加熱工程後に積層はんだ材と被接合材とを冷却する条件は特に限定されるものではない。
本発明はまた、上記のような積層はんだ材を用いて、上記はんだ付方法により接合されたはんだ接合部に関する。本発明のはんだ接合部は、上記高耐熱性を有する特定の積層はんだ材を用いており、高温接合が必要とされる被接合材との接合が強固なものとすることができる。また、上記はんだ付方法により接合することにより、空孔の発生のない強固なはんだ接合部を形成させることができる。
図1は、本発明の実施の形態1による積層はんだ材を示す断面図である。図1の積層はんだ材は、Zn基合金で構成された内層1、Sn基合金で構成された表面層2により構成される。上記内層としては、たとえばその厚みが0.1mmであるZn板を用いることができ、上記表面層としては、たとえば真空蒸着により形成されたSn膜である。このように構成された積層はんだ材では、最表面にZnが存在せず、Snのみしか存在しないため、大気中において酸素と反応して形成される酸化膜はSnOまたはSn2Oのみであり、Zn酸化物は存在しない。従って、この積層はんだ材を用いて例えば半導体素子とリードフレームなどの被接合材と接合する場合、一般的なはんだ接合で用いられるロジン系フラックスを用いることで容易に積層はんだ材表面の酸化膜を除去することが可能であり、Zn酸化物を除去する場合のような多量のガスを発生することがないため、ボイドや未接合などの接合欠陥を生じることがない。
図2は本発明の実施の形態2による積層はんだ材によるはんだ付方法を示す構成図である。図2の積層はんだ材は、はんだと濡れる表面処理を施された被接合材3,4を備えるものであり、この被接合材は、たとえば半導体チップと基材としてのリードフレームである。なお、図2における積層はんだ材は、実施の形態1と同一の構成、すなわちZn基合金で構成された内層1と、Sn基合金で構成された表面層2とにより構成される。この積層構造を有する積層はんだ材を加熱すると、内層のZnまたはZn基合金からなる内層1および表面層のSnまたはSn基合金からなる表面層2が溶融拡散し、内層および表面層が均一に混合して均質なZn−Sn合金層5を形成する。
図3は、本発明の実施の形態3による積層はんだ材によるはんだ付方法を示す構成図である。図3の積層はんだ材は、ZnまたはZn基合金からなる内層1とその表面に施された表面層2からなり、表面層は、たとえば厚みが1μmのSnからなる層とすることができる。このような構成からる積層はんだ材を加熱して、はんだ付するとZn−Sn合金層7が形成されるである。なお、実施の態様3において、その他の構成物は実施の形態2と同じである。
図4は、本発明の実施の形態4による積層はんだ材によるはんだ付方法を示す構成図である。図4における積層はんだ材は、実施の形態3と同様の構成をしており、はんだ付の際の加熱により、Zn−Sn合金層8が形成される。
Claims (8)
- 板状の内層の両面に表面層が積層されてなる3層構造を有する積層はんだ材であって、
前記内層は、Zn単独または50質量%以上のZnを含み、残部がSnおよび不可避不純物からなるZn基合金により構成され、
前記表面層は、Sn単独または50質量%以上のSnを含み、残部がZnおよび不可避不純物からなるSn基合金により構成され、
前記表面層は、クラッド工法により形成される層である、積層はんだ材。 - 前記表面層は、その厚みが100nm以上である請求項1に記載の積層はんだ材。
- 前記表面層は、その厚みが20μm以下である請求項1または2に記載の積層はんだ材。
- 前記内層は、その厚みが、前記内層と前記表面層との全体におけるSnが50質量%未満となる厚みであり、かつ表面層におけるSn組成比が均一である請求項1〜3のいずれかに記載の積層はんだ材。
- 積層はんだ材を用いたはんだ付方法であって、
前記積層はんだ材は、板状の内層の両面に表面層が積層されてなる3層構造を有し、
前記内層は、Zn単独または50質量%以上のZnを含み、残部がSnおよび不可避不純物からなるZn基合金により構成され、
前記表面層は、Sn単独または50質量%以上のSnを含み、残部がZnおよび不可避不純物からなるSn基合金により構成され、
前記積層はんだ材を被接合材の間に挟む挟持工程と、
前記積層はんだ材を加熱する加熱工程と、
前記積層はんだ材と被接合材とを冷却することによりはんだ付を完了する完了工程とを含み、
前記加熱工程は、前記積層はんだ材の内層または表面層を構成する金属または合金の融点以上に加熱するはんだ付方法。 - 積層はんだ材を用いたはんだ付方法であって、
前記積層はんだ材は、板状の内層の両面に表面層が積層されてなる3層構造を有し、
前記内層は、Zn単独または50質量%以上のZnを含み、残部がSnおよび不可避不純物からなるZn基合金により構成され、
前記表面層は、Sn単独または50質量%以上のSnを含み、残部がZnおよび不可避不純物からなるSn基合金により構成され、
前記積層はんだ材を被接合材の間に挟む挟持工程と、
前記積層はんだ材を加熱する加熱工程と、
前記積層はんだ材と被接合材とを冷却することによりはんだ付を完了する完了工程とを含み、
前記加熱工程は、前記積層はんだ材の表面層を構成する金属または合金の融点以上であって、前記内層を構成する金属または合金の融点以下に加熱するはんだ付方法。 - 積層はんだ材を用いたはんだ付方法であって、
前記積層はんだ材は、板状の内層の両面に表面層が積層されてなる3層構造を有し、
前記内層は、Zn単独または50質量%以上のZnを含み、残部がSnおよび不可避不純物からなるZn基合金により構成され、
前記表面層は、Sn単独または50質量%以上のSnを含み、残部がZnおよび不可避不純物からなるSn基合金により構成され、
前記積層はんだ材を被接合材の間に挟む挟持工程と、
前記積層はんだ材を加熱する加熱工程と、
前記積層はんだ材と被接合材とを前記加熱する工程における加熱温度を保持することによりはんだ付を完了する完了工程とを含み、
前記加熱工程は、前記積層はんだ材の表面層を構成する金属または合金の融点以上であって、前記内層を構成する金属または合金の融点以下に加熱するはんだ付方法。 - 請求項6または7に記載のはんだ付方法により接合したはんだ接合部であって、
前記表面層と前記内層とを有し、前記表面層と前記内層との間に、前記内層の金属元素と前記表面層の金属元素とを含む合金層を有する、はんだ接合部。
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