JP2017515808A - ルテニウムの触媒作用によってアニリド類からビフェニルアミン類を製造する方法 - Google Patents

ルテニウムの触媒作用によってアニリド類からビフェニルアミン類を製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017515808A
JP2017515808A JP2016564016A JP2016564016A JP2017515808A JP 2017515808 A JP2017515808 A JP 2017515808A JP 2016564016 A JP2016564016 A JP 2016564016A JP 2016564016 A JP2016564016 A JP 2016564016A JP 2017515808 A JP2017515808 A JP 2017515808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
iii
represented
alkoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016564016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6588924B2 (ja
Inventor
ヒムラー,トーマス
ロッジフェルト,ラース
フーブリッヒ,ジョナサン
アッカーマン,ルッツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer CropScience AG
Original Assignee
Bayer CropScience AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP14189192.9A external-priority patent/EP3009420A1/de
Application filed by Bayer CropScience AG filed Critical Bayer CropScience AG
Publication of JP2017515808A publication Critical patent/JP2017515808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6588924B2 publication Critical patent/JP6588924B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/12Preparation of carboxylic acid amides by reactions not involving the formation of carboxamide groups
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/22Organic complexes
    • B01J31/2282Unsaturated compounds used as ligands
    • B01J31/2295Cyclic compounds, e.g. cyclopentadienyls
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/22Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/22Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C231/24Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C233/02Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
    • C07C233/04Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals with carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic saturated carbon skeleton
    • C07C233/07Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having nitrogen atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals with carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic saturated carbon skeleton having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

本発明は、一般式(V)で表される置換ビフェニルアミドを製造するための新規方法に関し、ここで、該製造方法は、式(II)で表されるアニリドを、テトラヒドロフランとは異なる溶媒の中で、ルテニウム触媒、活性化剤、酸化剤及び金属トリフラートからなる触媒系の存在下で、式(III)で表される有機ホウ素化合物と反応させることを特徴とする。【化1】

Description

本発明は、置換されているビフェニルアミド類を調製するための新規調製方法、及び、追加された任意的な段階において、ビフェニルアミン類を調製するための新規調製方法に関する。
ビアリール化合物、特に、ビフェニル化合物は、精密化学薬品として、医薬品、蛍光増白剤及び農薬の中間体として、工業的に重要である。
遷移金属が触媒するクロスカップリングにおいてビアリール化合物を調製するための原理上可能な方法は、二重C−H活性化(double C−H activation)である(例えば、以下のものを参照されたい: S. L. Buchwald et al, Org. Lett. 2008, 10(11), 2207−10; F. Glorius et al., Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 2247−51; WO 2014/019995)。これらの方法は、例えば出発化合物として、ボロン酸を合成することを必要としないが、重大な不利点を有している。例えば、一般的に、高価なパラジウム錯体又はロジウム錯体を触媒として使用する。さらに、一般にC−H結合の反応性が低いことが、多くの場合、選択性の問題(1つのC−H結合の別のC−H結合の存在下における官能基化)を引き起こす。さらに、ヘテロ−カップリングとホモ−カップリングの間に競合が存在する。
さらに、ビフェニル誘導体が、スズキカップリング又はスティルカップリングによって、即ち、パラジウムが触媒する反応によって、フェニルボロン酸とフェニルハロゲン化物から調製され得るということも、既に知られている(cf. 例えば、WO 01/42223、WO 03/070705、WO 07/138089、WO 09/003650、WO 09/135598)。
さらに、ビフェニル誘導体が、アリール亜鉛ハロゲン化物をアリールハロゲン化物と反応させることによって得られるということも、知られている(Bull. Korean Chem. Soc. 2000, 21, 165−166)。
これらの調製方法の不利な点は、製造コストが高いということである。遷移金属が触媒するクロスカップリング(例えば、スズキによるクロスカップリング)は、比較的大量の高価なパラジウム触媒を必要とするか、又は、(Bull. Korean Chem. Soc. 2000, 21, 165−166)廃物として処分しなければならない実質的に相当量の亜鉛を使用することが必要である。さらに、亜鉛を活性化するには、発癌性のジブロモメタンが必要である。
さらに、ビフェニル誘導体が、アセトアニリドをパラジウム触媒、銅(II)トリフラート(Cu(OTf))及び酸化銀(AgO)の存在下で芳香族ボロン酸と反応させることによって得られるということも、知られている(Z. Shi et al., Angew. Chem. Int. Ed. 46(2007)5554−8)。この場合も、パラジウム触媒の高コストは、不利である。
同様に、ビフェニル誘導体が、アリール尿素化合物をパラジウム触媒及びベンゾキノンの存在下で芳香族ボロン酸と反応させることによって得られるということも、知られている(B. H. Lipshutz et al., J. Amer. Chem. Soc. 132(2010)4978−9)。この場合も、パラジウム触媒の高コストは、不利である。
さらに、ビフェニル誘導体が、アセトアニリドをルテニウム(II)錯体、ヘキサフルオロアンチモン酸銀(AgSbF)、Cu(OTf)及びAgOの存在下で芳香族ボロン酸と反応させることによって得られるということも、知られている(R. K. Chinnagolla and M. Jeganmohan, Chemical Communication, January 2014; 出版のために受理された)。
しかしながら、上記著者は、適する唯一の溶媒はテトラヒドロフランであると述べており、挙げられている工業において好ましい別の溶媒(例えば、メタノール、トルエン又はジメチルホルムアミド)は、全く効果が無い、即ち、開示されている目的のための変換が起こらず、その結果、当業者は当該反応を実施することができないと記載されており、従って、そのような溶媒は開示されていない。
国際特許出願公開第2014/019995号 国際特許出願公開第01/42223号 国際特許出願公開第03/070705号 国際特許出願公開第07/138089号 国際特許出願公開第09/003650号 国際特許出願公開第09/135598号
S. L. Buchwald et al, Org. Lett. 2008, 10(11), 2207−10 F. Glorius et al., Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 2247−51 Bull. Korean Chem. Soc. 2000, 21, 165−166 Z. Shi et al., Angew. Chem. Int. Ed. 46(2007)5554−8 B. H. Lipshutz et al., J. Amer. Chem. Soc. 132(2010)4978−9 R. K. Chinnagolla and M. Jeganmohan, Chemical Communication, January 2014
かくして、本発明が取り組んだ問題は、高価なパラジウム触媒を使用すること無く、工業的に好ましい反応条件下で、特に、工業的に好ましい溶媒を用いて、ビフェニルアミンを高い全収率及び高い純度で得ることが可能な新規調製方法を提供することであった。
従って、本発明は、一般式(V)で表されるビフェニルアミドを調製し、及び、その後、任意的な第2段階において、一般式(I)で表されるビフェニルアミン
Figure 2017515808
〔ここで、上記式中
は、水素、ヒドロキシル、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−ハロアルキルであり;
は、C−C−アルキル、C−C10−アリール又はC−C10−アリール−CH−であり;及び、
は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素である〕
を調製するための、調製方法を提供し、ここで、該調製方法は、
(1) 第1段階において、
式(II)
Figure 2017515808
〔式中、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
で表されるアニリドを、テトラヒドロフラン(THF)以外の溶媒の中で、ルテニウム触媒、活性化剤、酸化剤及び金属トリフラート(ここで、該金属は、好ましくは、Li、Na、K、Mg、Ca、Mn、Fe、Co、Ni、Cu及びZnを含む群から選択され、さらに好ましくは、Fe及びNiを含む群から選択され、より好ましくは、Feから選択される)からなる触媒系の存在下で、式(III)
Figure 2017515808
〔式中、
、X及びXは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
で表され、且つ、以下の
(I) 式(III)〔式中、
Qは、ヒドロキシル基であり;
mは、2であり;
pは、1である〕
で表されるボロン酸又はこれらのボロン酸の無水物、二量体若しくは三量体;
(II) 式(III)〔式中、
Qは、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
mは、2であり;
pは、1である〕
で表されるボロン酸誘導体;
(III) 式(III)〔式中、
Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
mは、1であり;
pは、2である〕
で表されるボリン酸;
(IV) 式(III)〔式中、
Qは、C−C−アルキルジオキシラジカル(ここで、該アルキルジオキシラジカルは、それが結合しているホウ素原子と一緒に、1以上のC−C−アルキルラジカルで置換されていてもよい5員又は6員の環を形成している)であり;
mは、2であり;
pは、1である〕
で表される環状ボロン酸エステル;
(V) 式(III)〔式中、
Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
mは、3であり;
pは、1であり;及び、
該ボロン酸アニオンの負電荷は、カチオン(好ましくは、金属カチオン、さらに好ましくは、該金属は、主族1及び主族2並びにアルミニウム、鉄及び銅から選択される)によって補償されている〕
で表されるボロネート;
(VI) 式(III)〔式中、
mは、0であり;
pは、3である〕
で表されるトリアリールボラン;
(VII) 式(IV)〔式中、
mは、0であり;
pは、4であり;及び、
該テトラアリールボレートアニオンの負電荷は、カチオン(好ましくは、金属カチオン、さらに好ましくは、該金属は、主族1及び主族2並びにアルミニウム、鉄及び銅から選択される)によって補償されている〕
で表されるテトラアリールボレート;
からなる群のうちの1つから選択される有機ホウ素化合物と反応させることを特徴とする。
好ましくは、Cu及びFeは、それぞれ、それらの最も高い酸化状態にあり、他の全ての金属は、アルカリ金属を除いて、好ましくは、+II酸化状態にある。
任意的な第2段階において、上記のようにして得られた式(V)
Figure 2017515808
〔式中、R、R、X、X及びXは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
で表されるアニリドを、既知有機化学的方法によって、酸加水分解又は塩基加水分解(窒素原子上の[−C(=O)R]保護基の除去)に付す。
好ましくは、窒素原子上の該保護基を該第2段階において除去する。
好ましい実施形態では、式(III)で表される成分として、ボロン酸を使用し、より好ましくは、Q=OH、m=2、及び、p=1である。
−C−アルキルは、メチル、エチル、プロピル及びイソプロピル、ブチル、イソブチル及びtert−ブチルを包含し、より好ましくは、メチルである。
−C−アルコキシは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ及びブトキシを包含し、より好ましくは、メトキシである。
代替え的な実施形態では、該触媒系は、ルテニウム触媒、活性化剤、酸化剤及び金属硫酸塩で構成され、その際、該金属は、好ましくは、Mn(II)、Fe(III)、Co(II)、Ni(II)、Cu(II)、Zn(II)、Mg(II)、Ca(II)及びAl(III)を含む群から選択され、さらに好ましくは、Fe(II)及びCu(II)を含む群から選択され、より好ましくは、Cu(II)から選択される。
この実施形態の有利な点は、トリフラートと比較してほんの僅かに収率は下がるが、極めて安価な硫酸塩(これは、経済的に非常に重要である)を使用することが可能であるということである。
さらなる代替え的な実施形態では、該触媒系の活性化剤は、酸化Cu(I)及び酸化Cu(II)を含む群から選択される。
該代替え的な実施形態は、上記で記載したタイプの金属塩の点で異なっているが、本明細書に記載されていることは、付加的に、他の反応パラメータ及び共反応体にも適用される。このことから除外されるのは、金属トリフラートが存在しない反応においては、THFも良好な収率で溶媒として使用することが可能であるという事実である。
驚くべきことに、この反応順序によって、ハロゲン化アニリドを使用すること無く、高価なパラジウム触媒を使用すること無く、且つ、工業的に有利な反応条件下で、特に、テトラヒドロフランとは異なって過酸化物を形成する傾向を有さない溶媒を使用することに関して工業的に有利な反応条件下で、式(I)で表されるビフェニルアミンを良好な収率で調製することが可能である。
出発物質としてN−(4−フルオロフェニル)アセトアミド及びフェニルボロン酸を使用する場合、本発明による調製方法は、一例として、下記式スキームによって例証することができる:
Figure 2017515808
出発物質として、例えば、N−(4−フルオロフェニル)アセトアミド及びフェニルボリン酸を使用する場合、本発明による調製方法は、一例として、下記式スキームによって例証することができる:
Figure 2017515808
式(III)で表される有機ホウ素化合物は、原則として知られており、そして、既知方法で調製することができる。
好ましくは、本発明による調製方法は、記載されている当該ラジカルがそれぞれ以下のように定義される出発物質を使用して実施する。好ましい定義、特に好ましい定義及び極めて特に好ましい定義は、当該それぞれのラジカルが存在している全ての化合物に当てはまる。
は、好ましくは、水素、フッ素及び塩素である。
は、さらに好ましくは、フッ素又は塩素であり、ここで、該置換基は、好ましくは、3位、4位又は5位に存在しており、さらに好ましくは、4位又は5位に存在しており、より好ましくは、5位に存在している[cf. 例えば、式(I)]。
は、より好ましくは、上記位置におけるフッ素であり、最も好ましくは、4位におけるフッ素である。
代替え的な実施形態では、
は、好ましくは、トリフルオロメチルであり、ここで、トリフルオロメチルは、好ましくは、当該個々の化合物の4位又は5位に存在しており、さらに好ましくは、5位に存在している。
さらなる代替え的な実施形態では、
は、好ましくは、メトキシ又はメチルチオであり、好ましくは、当該個々の化合物の4位、5位又は6位に存在しているメトキシ又はメチルチオであり、さらに好ましくは、5位に存在しているメトキシ又はメチルチオである。
は、好ましくは、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、フェニル又はベンジルである。
は、さらに好ましくは、メチル、フェニル又はベンジルである。
は、より好ましくは、メチルである。
は、好ましくは、水素、メチル、フッ素又は塩素である。
は、さらに好ましくは、フッ素又は塩素である。
は、より好ましくは、塩素である。
は、好ましくは、水素、メチル、フッ素又は塩素である。
は、さらに好ましくは、フッ素又は塩素である。
は、より好ましくは、塩素である。
は、好ましくは、水素、メチル、フッ素又は塩素である。
は、さらに好ましくは、フッ素又は塩素である。
は、より好ましくは、塩素である。
特に好ましい実施形態では、X置換基、X置換基及びX置換基のうちの1つは水素であるが、特に好ましくは、隣接する置換基が両方とも水素であることはない。
本発明に関連して式(V)で表される化合物の好ましい実施形態は、以下のものである(Rに関する数字は、それぞれ、位置を示している):
Figure 2017515808
本発明による調製方法の実施において第1段階で出発物質として使用するための式(II)で表されるアニリドは、既知であるか、又は、既知方法で得ることができる。
本発明による調製方法の第1段階は、ルテニウム触媒の存在下で実施する。使用するルテニウム触媒は、例えば、ルテニウム錯体、例えば、[{RuCl(p−シメン)}]、[{RuCl(クメン)}]、[{RuCl(ベンゼン)}]、[{RuCl(CMe)}]、[CpRu(PPhCl](Cp=ペンタメチルシクロペンタジエニル)などである。好ましくは、[{RuCl(p−シメン)}]を使用する。
ルテニウム触媒の量は、広い範囲内で変えることができる。典型的には、0.1〜20モル%の量の対応する錯体を使用する。好ましくは、1〜10モル%の量の対応する錯体を使用する。
本発明による調製方法の第1段階は、使用するルテニウム錯体から実際に活性な触媒を生成させる活性化剤の存在下で実施する。使用するそのような活性化剤は、典型的には、AgSbF、KPF、NaPF、AgF、AgBFである。好ましくは、AgSbF、AgBF及びKPFを使用し、特に好ましくは、AgSbFを使用する。
該活性化剤は、該ルテニウム錯体に基づいて、1〜4モル当量の量で使用する。好ましくは、1.5〜3当量を使用する。
本発明による調製方法の第1段階は、少なくとも1種類の酸化剤の存在下で実施し、使用する酸化剤は、好ましくは、AgOである。
該酸化剤は、式(II)で表されるアニリドに基づいて、0.5〜2モル当量の量で使用する。好ましくは、1〜2当量を使用する。
本発明による調製方法の第1段階は、金属トリフラートの存在下で、又は、硫酸銅(II)若しくは酸化銅(I)若しくは酸化銅(II)の存在下で実施する。使用する金属トリフラートは、例えば、銅(II)トリフラート、マンガン(II)トリフラート、コバルト(II)トリフラート、ニッケル(II)トリフラート、亜鉛(II)トリフラート、鉄(II)トリフラート、鉄(III)トリフラート、リチウムトリフラート、ナトリウムトリフラート、カリウムトリフラート、マグネシウムトリフラート又はカルシウムトリフラートなどの化合物である。好ましくは、上記化合物、特に、ナトリウムトリフラート、カリウムトリフラート、マンガントリフラート、亜鉛トリフラート、ニッケル(II)トリフラート、鉄(II)トリフラート及び鉄(III)トリフラートを使用する。極めて特に好ましくは、鉄トリフラート及びニッケル(II)トリフラートを使用する。
該金属トリフラート(又は、金属硫酸塩若しくは酸化銅(I)若しくは酸化銅(II))は、ルテニウム錯体に基づいて、1〜4モル当量の量で使用する。好ましくは、1.5〜3当量を使用する。
本発明による調製方法の第1段階は、N,N−ジアルキルアルカンアミド(例えば、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)及びジメチルアセトアミド(DMA))、ジメトキシエタン(DME)、メタノール、酢酸エチル及び水並びにこれら溶媒の混合物を含む群から選択される溶媒又は溶媒混合物の中で実施する。
好ましい溶媒又は溶媒混合物は、N,N−ジアルキルアルカンアミドを含む群から選択されるものであり、さらに好ましくは、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)及びジメチルアセトアミド(DMA)の中で選択されるものであり、より好ましくは、DMFであり、最も好ましくは、乾燥DMF(4オングストロームモレキュラーシーブ上で貯蔵)である。
環境の観点からすれば、水は好ましい溶媒であり、驚くべきことに、生成物が比較的良好な収率で得られる。
代替え的な実施形態における非トリフラート活性化反応の場合、良好な収率でTHFを溶媒として使用することも同様に可能である。
本発明による調製方法の第1段階は、一般に、20℃〜200℃の範囲内の温度で、好ましくは、50℃〜150℃の範囲内の温度で、実施する。
本発明による調製方法の第1段階の実施においては、一般に、1モルの式(II)で表されるアニリドに対して、過剰量の式(III)で表される有機ホウ素化合物を使用する。
本発明による調製方法の第2段階、即ち、窒素における[−C(=O)R]保護基の除去は、塩基性条件下又は酸性条件下において、既知方法によって実施することができる(cf. 例えば、 「T.W. Greene, P.G.M. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Ed. 3, New York, Wiley & Sons, 1999」)。
本発明による調製方法の両方の段階は、別途記載されていない限り、一般に、標準圧力下で実施する。しかしながら、高圧下又は減圧下で実施することも可能である。
本発明による調製方法の好ましい実施形態では、該溶媒は、N,N−ジアルキルアルカンアミドであり、該トリフラートは、鉄(III)トリフラート及びニッケル(II)トリフラートを含む群から選択され、より好ましくは、鉄(III)トリフラートから選択される。この組合せにおいては、さらに、該触媒が[{RuCl(p−シメン)}]であることも好ましい。さらに好ましくは、該活性化剤は、AgSbFであり、該酸化剤は、AgOである。
式(I)で表されるビフェニルアミンは、殺菌活性成分を調製するための有益な中間体である(cf. WO 03/070705)。
下記実施例によって本発明による調製方法について例証するが、本発明は、それら実施例に限定されるのではない。
調製実施例
実施例1
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。162mgのN−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の77%)。M.p.=113−115℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.21(d,J=8.2Hz,1H),7.51−7.30(m,6H),7.24−7.13(m,3H),1.98(s,3H)。13C NMR(CDCl,75MHz):δ=168.2(C),138.1(C),134.6(C),132.2(C),130.0(CH),129.1(CH),129.0(CH),128.2(CH),127.9(CH),124.3(CH),121.7(CH),24.4(CH)。IR(ニート):3284,3230,3054,3027,1658,1531,1433,1301,755,741,703,662,520cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):211([M]34),169(100),139(7),115(5),43(15)。C1413NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 211.0997;実測値 211.0996。
実施例2:(比較)
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくTHFの中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。116mgのN−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の55%)。
実施例2a
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなく酢酸エチルの中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の55%)。
実施例2b
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくメタノールの中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の70%)。
実施例2c
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくジクロロエタンの中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の57%)。
実施例2d
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなく水の中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の43%)。
実施例2e
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくDMAの中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の46%)。
実施例2f
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくDMEの中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の50%)。
実施例2g
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくDMFとTHFの1:1混合物の中で実施したことを除いて、手順は実施例1に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の65%)。
実施例3a
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Fe(OTf)(101mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。171mgのN−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の81%)。
実施例3b
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をDMFではなくTHFの中で実施したことを除いて、手順は実施例3aに記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが理論値の56%の収率で得られた。
実施例4
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びジフェニルボリン酸(137mg、0.75mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。84.4mgのN−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の40%)。
実施例5
N−(4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のN−(m−トリル)アセトアミド(149mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。175mgのN−(4−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の78%)。M.p.=139−141℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.04(s,1H),7.50−7.28(m,5H),7.21−7.08(m,2H),6.98(d,J=7.6Hz,1H),2.38(s,3H),1.98(s,3H)。13C NMR(CDCl,125MHz):δ=168.0(C),138.3(C),138.1(C),134.3(C),129.7(CH),129.4(C),129.2(CH),128.9(CH),127.6(CH),125.1(CH),122.2(CH),24.6(CH),21.5(CH)。IR(ニート):3224,3029,2916,1652,1539,1476,1412,1297,820,763,724,700,611,524cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):225([M]54),183(100),167(30),43(20)。C1515NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 225.1154;実測値 225.1159。
実施例6
N−(5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のN−(p−トリル)アセトアミド(149mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。178mgのN−(5−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の79%)。M.p.=107−109℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.06(d,J=8.3Hz,1H),7.50−7.31(m,5H),7.16(dd,J=8.3,2.2Hz,1H),7.04(m,2H),2.33(s,3H),1.99(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.0(C),138.3(C),134.0(C),132.3(C),132.0(C),131.0(CH),129.1(CH),128.9(CH),128.8(CH),127.7(CH),121.9(CH),24.5(CH),20.9(CH)。IR(ニート):3235,3057,3029,2922,1655,1524,1505,1488,1366,761,734,691,603,580cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):225([M]54),183(100),167(18),43(22)。C1515NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 225.1154;実測値 225.1154。
実施例7
N−(3’,4’−ジクロロ−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のN−(4−フルオロフェニル)アセトアミド(153mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び3,4−ジクロロフェニルボロン酸(286mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。188mgのN−(3’,4’−ジクロロ−5−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の63%)。M.p.=146−148℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.02−7.94(m,1H),7.53(d,J=8.2Hz,1H),7.44(d,J=2.0Hz,1H),7.18(dd,J=8.2,2.1Hz,1H),7.12−7.01(m,1H),6.96−6.93(m,2H),2.02(s,3H)。13C NMR(CDCl,75MHz):δ=168.5(C),159.5(C,JC−F=246.4Hz),137.2(C,JC−F=1.6Hz),133.3(C),133.0(C,JC−F=7.6Hz),132.8(C),131.0(CH),130.9(CH),130.4(C,JC−F=2.7Hz),128.2(CH),125.4(CH,JC−F=8.0Hz),116.5(CH,JC−F=23.2Hz),115.7(CH,JC−F=21.9Hz),24.2(CH)。19F NMR(282MHz,CDCl)δ=−116.6(s)。IR(ニート):3242,3190,1652,1529,1472,1371,1183,863,823,702,685,607,501cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):297([M]48),255(100),219(40),185(52),157(17),43(60)。C1410ClFNO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 297.0123;実測値 297.0128。
実施例8
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Na(OTf)(34.4mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。NMR分析によると、上記のようにして得られた粗製生成物は、理論値の65%のN−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドを含んでいた。
実施例9
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をNaOTfではなく0.2mmolのZn(OTf)の存在下で実施したことを除いて、手順は実施例8に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが理論値の74%の収率で得られた。
実施例10
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をNaOTfではなく0.2mmolのMn(OTf)の存在下で実施したことを除いて、手順は実施例8に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが理論値の76%の収率で得られた。
実施例11
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
反応をNaOTfではなく0.2mmolのNi(OTf)の存在下で実施したことを除いて、手順は実施例8に記載されている手順と同様であった。N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが理論値の82%の収率で得られた。
実施例12
N−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、CuSO(31.9mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。91mgのN−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の43%)。
実施例13
N−(3’,4’,5’−トリフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び3,4,5−トリフルオロフェニルボロン酸(264mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。180mgのN−(3’,4’,5’−トリフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の68%)。M.p.=140−141℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.08(d,J=8.1Hz,1H),7.40(ddd,J=8.5,5.9,3.1Hz,1H),7.24−7.17(m,2H),7.06−6.97(m,2H),6.93(s,1H),2.07(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.1(C),151.39(ddd,JC−F=251.6,10.0,4.2Hz)(C),139.5(dt,JC−F=253.1,15.0Hz)(C),134.5(C),134.5(C),130.5(C),129.8(CH),129.5(CH),125.1(CH),123.3(CH),113.5(dd,JC−F=16.1,5.4Hz)(CH),24.3(CH)。19F NMR(282MHz,CDCl)δ=−132−8−133.0(m),−161.0(tt,JC−F=20.6,6.5Hz)。IR(ニート):3263,3040,2934,2864,1660,1526,1483,1417,1359,1278,1241,1036,872,857,762,695,669,634,606,547,465cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):265([M]29),223(100),203(16),175(5),169(5),84(6),43(41)。C1410NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 265.0714;実測値 265.0718。
実施例14
N−(4’−クロロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び4−クロロフェニルボロン酸(234mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。172mgのN−(4’−クロロ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の70%)。
M.p.=114−116℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.16(d,J=8.2Hz,1H),7.46−7.40(m,2H),7.39−7.32(m,1H),7.31−7.26(m,2H),7.20−7.17(m,2H),7.01(s,1H),2.01(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.1(C),136.5(C),134.4(C),134.0(C),131.3(C),130.5(CH),129.9(CH),129.1(CH),128.6(CH),124.6(CH),122.2(CH),24.6(CH)。IR(ニート):3247,3031,2924,2854,1635,1527,1369,1283,1086,828,756,607,530,489cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):245([M]35),203(100),167(43),139(12),84(17),43(36)。C1412ClNO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 245.0607;実測値 245.0599。
実施例15
N−(5−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中の4−メトキシアセトアニリド(165mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び4−クロロフェニルボロン酸(234mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。183mgのN−(5−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の76%)。M.p.=112−114℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=7.95(d,J=8.9Hz,1H),7.50−7.28(m,5H),6.98(s,1H),6.88(dd,J=8.9,3.0Hz,1H),6.78(d,J=3.0Hz,1H),3.78(s,3H),1.97(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.2(C),156.3(C),138.1(C),134.7(C),128.9(CH),128.8(CH),127.8(CH),127.6(C),124.3(CH),115.3(CH),113.3(CH),55.5(CH),24.2(CH)。IR(ニート):3263,3058,2969,2939,2838,1664,1480,1270,1207,1178,1033,701,599,512cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):241([M]71),199(76),184(100),154(21),128(11),43(34)。C1515NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 241.1103;実測値 241.1106。
実施例16
N−(4−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中の3−メトキシアセトアニリド(165mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び4−クロロフェニルボロン酸(234mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。174mgのN−(4−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の72%)。M.p.=91−93℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=7.98(d,J=2.6Hz,1H),7.49−7.42(m,2H),7.40−7.36(m,1H),7.35−7.32(m,1H),7.32−7.29(m,1H),7.17(s,1H),7.12(d,J=8.5Hz,1H),6.72(dd,J=8.5,2.6Hz,1H),3.84(s,3H),2.00(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.1(C),159.4(C),137.9(C),135.6(C),130.6(CH),129.3(CH),129.0(CH),127.6(CH),124.2(C),110.5(CH),106.2(CH),55.5(CH),24.8(CH)。IR(ニート):3415,3241,3033,2953,2831,1652,1309,1233,762,724,698,621,525cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):241([M]74),199(100),170(16),156(19),84(9),43(34)。C1515NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 241.1103;実測値 241.1107。
実施例17
N−(5−エチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中の4−エチルアセトアニリド(163mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。151mgのN−(5−エチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の63%)。M.p.=64−65℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.07(d,J=8.3Hz,1H),7.54−7.31(m,5H),7.20(dd,J=8.3,2.3Hz,1H),7.13(s,1H),7.09(d,J=2.3Hz,1H),2.65(q,J=7.6Hz,2H),2.00(s,3H),1.25(t,J=7.6Hz,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.0(C),140.3(C),138.3(C),132.5(C),132.1(C),129.3(CH),129.0(CH),128.8(CH),127.6(CH),127.5(CH),122.2(CH),28.3(CH),24.4(CH),15.6(CH)。IR(ニート):3424,3267,3027,2964,2930,2871,1659,1513,1487,1410,1368,1297,767,699,509cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):239([M]58),197(58),182(100),180(19),167(16),43(37)。C1617NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 239.1310;実測値 239.1306。
実施例18
N−(5−ヒドロキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中の4−ヒドロキシアセトアニリド(151mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。157mgのN−(5−ヒドロキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の69%)。H NMR(CDCl,300MHz):δ=7.59(d,J=9.5Hz,1H),7.53(s,1H),7.43−7.32(m,3H),7.30−7.24(m,2H),7.05(s,1H),6.73−6.67(m,2H),1.99(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=169.7(C),154.1(C),138.1(C),136.1(C),128.8(CH),128.6(CH),127.6(CH),126.0(C),125.7(CH),117.1(CH),115.3(CH),23.9(CH)。IR(ニート):3268,3057,2959,2926,2795,1524,1488,1433,1299,1199,726,699,646,506cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):227([M]44),185(100),154(11),43(14)。C1413NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 227.0946;実測値 227.0945。
実施例19
N−(4’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び4−メチルフェニルボロン酸(204mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。185mgのN−(4’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の82%)。M.p.=106−108℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.24(d,J=8.2Hz,1H),7.44−7.06(m,8H),2.41(s,3H),2.01(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.0(C),137.6(C),135.0(C),134.6(C),132.0(C),130.0(CH),129.7(CH),128.9(CH),128.1(CH),124.1(CH),121.4(CH),24.6(CH),21.2(CH)。IR(ニート):3340,2956,2921,2853,1515,1442,1282,817,756,680,598,522,488cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):225([M]55),183(100),167(37),43(26)。C1515NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 225.1154;実測値 225.1149。
実施例20
N−(4’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中のアセトアニリド(135mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及び4−メトキシフェニルボロン酸(228mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。200mgのN−(4’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)アセトアミドが無色の固体として得られた(理論値の83%)。M.p.=135−137℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.20(d,J=8.2Hz,1H),7.34−7.24(m,3H),7.23−7.09(m,3H),6.98(d,J=8.6Hz,2H),3.84(s,3H),2.00(s,3H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=168.3(C),159.3(C),134.8(C),132.0(C),130.3(CH),130.2(C),130.1(CH),128.0(CH),124.3(CH),121.6(CH),114.4(CH),55.2(CH),24.4(CH)。IR(ニート):3351,3012,2921,2842,1690,1602,1512,1439,1362,1294,1239,1175,1031,832,800,770,663,581,560,534cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):241([M]54),199(100),184(37),154(24),128(12),43(30)。C1515NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 241.1103;実測値 241.1110。
実施例21
N−(ビフェニル−2−イル)−2−メチルプロパンアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中の2−メチル−N−フェニルプロパンアミド(163mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。131mgのN−(ビフェニル−2−イル)−2−メチルプロパンアミドが無色の固体として得られた(理論値の55%)。M.p.=126−128℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.33(d,J=8.2Hz,1H),7.54−7.33(m,6H),7.28−7.13(m,3H),2.4(hept,J=6.8Hz,1H),1.2(d,J=6.8Hz,6H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=174.8(C),138.1(C),134.9(C),132.1(C),129.9(CH),129.3(CH),129.0(CH),128.4(CH),128.0(CH),124.0(CH),121.3(CH),36.7(CH),19.3(CH)。IR(ニート):3218,2964,1649,1520,1480,1239,1203,1099,776,748,726,702,542cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):239([M]29),169(100),71(6),43(30)。C1617NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 239.1310;実測値 239.1314。
実施例22
N−(ビフェニル−2−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミド
Figure 2017515808
ベークアウトした密閉可能な反応容器の中で、乾燥DMF(3.0mL)の中の2,2−ジメチル−N−フェニルプロパンアミド(177mg、1.0mmol)、[{RuCl(p−シメン)}](30.6mg、5.0mol%)、AgSbF(68.7mg、0.2mmol)、AgO(232mg、1.0mmol)、Cu(OTf)(72.3mg、0.2mmol)及びフェニルボロン酸(183mg、1.5mmol)からなる懸濁液を、窒素雰囲気下、110℃で20時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温でEtOAc(75mL)で稀釈し、セライト及びシリカゲルで濾過し、その濾液を濃縮した。そのようにして得られた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン/EtOAc:7/3)で精製した。114mgのN−(ビフェニル−2−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミドが無色の固体として得られた(理論値の45%)。M.p.=68−69℃。H NMR(CDCl,300MHz):δ=8.37(dd,J=8.2,1.2Hz,1H),7.54−7.33(m,7H),7.24(dd,J=7.4,1.7Hz,1H),7.17(dd,J=7.4,1.7Hz,1H),1.09(s,9H)。13C NMR(CDCl,126MHz):δ=176.1(C),138.0(C),135.0(C),132.0(C),129.6(CH),129.2(CH),128.9(CH),128.4(CH),127.9(CH),123.8(CH),120.8(CH),39.8(C),27.4(CH)。IR(ニート):3259,3056,2970,2904,2868,1646,1503,1477,771,743,700,647cm−1。MS(EI)m/z(相対強度):253([M]53),169(60),57(100),41(17)。C1719NO[M]に対して計算されたHR−MS(ESI)m/z 253.1467;実測値 253.1472。

Claims (13)

  1. 一般式(V)
    Figure 2017515808
    〔式中
    は、水素、ヒドロキシル、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−ハロアルキルであり;
    は、C−C−アルキル、C−C10−アリール又はC−C10−アリール−CH−であり;及び、
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素である〕
    で表されるビフェニルアミドを調製する方法であって、
    式(II)
    Figure 2017515808
    〔式中、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
    で表されるアニリドを、テトラヒドロフラン以外の溶媒の中で、ルテニウム触媒、活性化剤、酸化剤及び金属トリフラートからなる触媒系の存在下で、式(III)
    Figure 2017515808
    〔式中、
    、X及びXは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
    で表され、且つ、以下の
    (I) 式(III)〔式中、
    Qは、ヒドロキシル基であり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表されるボロン酸又はこれらのボロン酸の無水物、二量体若しくは三量体;
    (II) 式(III)〔式中、
    Qは、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表されるボロン酸誘導体;
    (III) 式(III)〔式中、
    Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、1であり;
    pは、2である〕
    で表されるボリン酸;
    (IV) 式(III)〔式中、
    Qは、C−C−アルキルジオキシラジカル(ここで、該アルキルジオキシラジカルは、それが結合しているホウ素原子と一緒に、1以上のC−C−アルキルラジカルで置換されていてもよい5員又は6員の環を形成している)であり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表される環状ボロン酸エステル;
    (V) 式(III)〔式中、
    Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、3であり;
    pは、1であり;及び、
    該ボロン酸アニオンの負電荷は、カチオンによって補償されている〕
    で表されるボロネート;
    (VI) 式(III)〔式中、
    mは、0であり;
    pは、3である〕
    で表されるトリアリールボラン;
    (VII) 式(IV)〔式中、
    mは、0であり;
    pは、4であり;及び、
    該テトラアリールボレートアニオンの負電荷は、カチオンによって補償されている〕
    で表されるテトラアリールボレート;
    からなる群のうちの1つから選択される有機ホウ素化合物と反応させることを特徴とする、前記調製方法。
  2. 式(Ia)で表される前記アミドを第2段階において脱保護して、一般式(I)で表される遊離アミンを生成させることを特徴とする、請求項1に記載の調製方法。
  3. 前記溶媒が、N,N−ジアルキルアルカンアミド、ジメトキシエタン(DME)、メタノール、酢酸エチル及び水並びにこれら溶媒の混合物を含む群から選択される、請求項1又は2に記載の調製方法。
  4. 前記溶媒が、N,N−ジアルキルアルカンアミド及びこれら溶媒の混合物を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の調製方法。
  5. 前記触媒が[{RuCl(p−シメン)}]であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の調製方法。
  6. 前記酸化剤がAgOであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の調製方法。
  7. 前記金属トリフラートの金属がLi、Na、K、Mg、Ca、Mn、Fe、Co、Ni、Cu及びZnを含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の調製方法。
  8. 前記金属トリフラートの金属がナトリウム、カリウム、マンガン、亜鉛及び鉄及びニッケルを含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の調製方法。
  9. 前記活性化剤がAgSbF、KPF、NaPF、AgF及びAgBFを含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の調製方法。
  10. 前記ボロン酸が式(III)〔ここで、Q=OH、m=2,及び、p=1〕で表されるボロン酸であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の調製方法。
  11. 前記ボロン酸が式(III)〔ここで、Q=OH、m=2,及び、p=1〕で表されるボロン酸であり、前記溶媒がDMFであり、前記触媒が[{RuCl(p−シメン)}]であり、前記金属トリフラートが鉄(III)トリフラートであり、前記酸化剤がAgOであり、及び、前記活性化剤がAgSbFであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の調製方法。
  12. 一般式(Ia)
    Figure 2017515808
    〔式中
    は、水素、ヒドロキシル、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−ハロアルキルであり;
    は、C−C−アルキル、C−C10−アリール又はC−C10−アリール−CH−であり;及び、
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素である〕
    で表されるビフェニルアミドを調製する方法であって、
    式(II)
    Figure 2017515808
    〔式中、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
    で表されるアニリドを、ルテニウム触媒、活性化剤、酸化剤及び金属硫酸塩からなる触媒系の存在下で、式(III)
    Figure 2017515808
    〔式中、
    、X及びXは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
    で表され、且つ、以下の
    (i) 式(III)〔式中、
    Qは、ヒドロキシル基であり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表されるボロン酸又はこれらのボロン酸の無水物、二量体若しくは三量体;
    (II) 式(III)〔式中、
    Qは、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表されるボロン酸誘導体;
    (III) 式(III)〔式中、
    Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、1であり;
    pは、2である〕
    で表されるボリン酸;
    (IV) 式(III)〔式中、
    Qは、C−C−アルキルジオキシラジカル(ここで、該アルキルジオキシラジカルは、それが結合しているホウ素原子と一緒に、1以上のC−C−アルキルラジカルで置換されていてもよい5員又は6員の環を形成している)であり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表される環状ボロン酸エステル;
    (V) 式(III)〔式中、
    Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、3であり;
    pは、1であり;及び、
    該ボロン酸アニオンの負電荷は、カチオンによって補償されている〕
    で表されるボロネート;
    (VI) 式(III)〔式中、
    mは、0であり;
    pは、3である〕
    で表されるトリアリールボラン;
    (VII) 式(IV)〔式中、
    mは、0であり;
    pは、4であり;及び、
    該テトラアリールボレートアニオンの負電荷は、カチオンによって補償されている〕
    で表されるテトラアリールボレート;
    からなる群のうちの1つから選択される有機ホウ素化合物と反応させることを特徴とする、前記調製方法。
  13. 一般式(Ia)
    Figure 2017515808
    〔式中
    は、水素、ヒドロキシル、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−ハロアルキルであり;
    は、C−C−アルキル、C−C10−アリール又はC−C10−アリール−CH−であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素であり;
    は、水素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、フッ素又は塩素である〕
    で表されるビフェニルアミドを調製する方法であって、
    式(II)
    Figure 2017515808
    〔式中、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
    で表されるアニリドを、ルテニウム触媒、活性化剤、酸化剤及び金属酸化物からなる触媒系の存在下で、式(III)
    Figure 2017515808
    〔式中、
    、X及びXは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
    で表され、且つ、以下の
    (i) 式(III)〔式中、
    Qは、ヒドロキシル基であり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表されるボロン酸又はこれらのボロン酸の無水物、二量体若しくは三量体;
    (II) 式(III)〔式中、
    Qは、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表されるボロン酸誘導体;
    (III) 式(III)〔式中、
    Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、1であり;
    pは、2である〕
    で表されるボリン酸;
    (IV) 式(III)〔式中、
    Qは、C−C−アルキルジオキシラジカル(ここで、該アルキルジオキシラジカルは、それが結合しているホウ素原子と一緒に、1以上のC−C−アルキルラジカルで置換されていてもよい5員又は6員の環を形成している)であり;
    mは、2であり;
    pは、1である〕
    で表される環状ボロン酸エステル;
    (V) 式(III)〔式中、
    Qは、OH、F、Cl、Br、I、C−C−アルキル、C−C10−アリール、C−C−アルコキシ又はC−C10−アリールオキシであり;
    mは、3であり;
    pは、1であり;及び、
    該ボロン酸アニオンの負電荷は、カチオンによって補償されている〕
    で表されるボロネート;
    (VI) 式(III)〔式中、
    mは、0であり;
    pは、3である〕
    で表されるトリアリールボラン;
    (VII) 式(IV)〔式中、
    mは、0であり;
    pは、4であり;及び、
    該テトラアリールボレートアニオンの負電荷は、カチオンによって補償されている〕
    で表されるテトラアリールボレート;
    からなる群のうちの1つから選択される有機ホウ素化合物と反応させることを特徴とする、前記調製方法。
JP2016564016A 2014-04-25 2015-04-22 ルテニウムの触媒作用によってアニリド類からビフェニルアミン類を製造する方法 Expired - Fee Related JP6588924B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14166058.9 2014-04-25
EP14166058 2014-04-25
EP14189192.9A EP3009420A1 (de) 2014-10-16 2014-10-16 Verfahren zum Herstellen von Biphenylaminen aus Aniliden durch Rutheniumkatalyse
EP14189192.9 2014-10-16
PCT/EP2015/058636 WO2015162144A1 (de) 2014-04-25 2015-04-22 Verfahren zum herstellen von biphenylaminen aus aniliden durch rutheniumkatalyse

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017515808A true JP2017515808A (ja) 2017-06-15
JP6588924B2 JP6588924B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=52875720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564016A Expired - Fee Related JP6588924B2 (ja) 2014-04-25 2015-04-22 ルテニウムの触媒作用によってアニリド類からビフェニルアミン類を製造する方法

Country Status (12)

Country Link
US (2) US10246407B2 (ja)
EP (1) EP3134383B1 (ja)
JP (1) JP6588924B2 (ja)
KR (1) KR20160148589A (ja)
CN (1) CN106232573B (ja)
BR (1) BR112016024801B1 (ja)
DK (1) DK3134383T3 (ja)
ES (1) ES2799722T3 (ja)
IL (1) IL248336B (ja)
MX (1) MX2016013879A (ja)
TW (1) TWI669286B (ja)
WO (1) WO2015162144A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3015452A1 (de) 2014-11-03 2016-05-04 Bayer CropScience AG Verfahren zum Herstellen von Biphenylaminen aus Azobenzolen durch Rutheniumkatalyse

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510745A (ja) * 2004-08-27 2008-04-10 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト ビフェニルアミン類の製造方法
JP2010531826A (ja) * 2007-06-29 2010-09-30 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト ビアリールの調製
JP2011519879A (ja) * 2008-05-09 2011-07-14 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト 置換ビフェニルアニリド類を調製する方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020058089A (ko) 1999-12-09 2002-07-12 릴리 엠 씨즐러 스피허, 아네뜨 워너 살진균제로서의 피라졸카복스아미드 및 피라졸티오아미드
DE10215292A1 (de) 2002-02-19 2003-08-28 Bayer Cropscience Ag Disubstitutierte Pyrazolylcarbocanilide
EP2029519A1 (en) 2006-06-01 2009-03-04 Basf Se Process for preparing substituted biphenyls
AR064416A1 (es) * 2006-12-21 2009-04-01 Cancer Rec Tech Ltd Derivados de purina, piridina y pirimidina condensadas con heterociclos, moduladores de pka y/o pkb, composiciones farmaceuticas que los contienen, y usos para el tratamiento de enfermedades hiperproliferativas.
KR20120061061A (ko) * 2009-04-30 2012-06-12 데이진 화-마 가부시키가이샤 4 급 암모늄염 화합물
JP2012107008A (ja) * 2010-10-29 2012-06-07 Teijin Pharma Ltd 四級アンモニウム塩化合物
ES2681026T3 (es) 2012-08-02 2018-09-11 Bayer Cropscience Ag Procedimiento de preparación de bifenilos sustituidos mediante activación C-H

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510745A (ja) * 2004-08-27 2008-04-10 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト ビフェニルアミン類の製造方法
JP2010531826A (ja) * 2007-06-29 2010-09-30 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト ビアリールの調製
JP2011519879A (ja) * 2008-05-09 2011-07-14 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト 置換ビフェニルアニリド類を調製する方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEMICAL COMMUNICATIONS, vol. 50(19), JPN6018048706, 7 January 2014 (2014-01-07), pages 2442 - 2444 *

Also Published As

Publication number Publication date
IL248336B (en) 2020-05-31
MX2016013879A (es) 2017-03-09
KR20160148589A (ko) 2016-12-26
US10246408B2 (en) 2019-04-02
CN106232573A (zh) 2016-12-14
EP3134383B1 (de) 2020-04-01
JP6588924B2 (ja) 2019-10-09
TWI669286B (zh) 2019-08-21
ES2799722T3 (es) 2020-12-21
DK3134383T3 (da) 2020-06-29
BR112016024801A2 (pt) 2018-06-19
BR112016024801B1 (pt) 2021-01-12
IL248336A0 (en) 2016-11-30
WO2015162144A1 (de) 2015-10-29
US10246407B2 (en) 2019-04-02
EP3134383A1 (de) 2017-03-01
US20170044094A1 (en) 2017-02-16
CN106232573B (zh) 2020-04-21
TW201604175A (zh) 2016-02-01
US20180362446A1 (en) 2018-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK3215481T3 (en) PROCEDURE FOR PREPARING BIPHENYLAMINES OF AZOBENZENES USING RUTHENIUM CATALYZE
CN107141248A (zh) 一种可见光催化合成3‑砜基螺环三烯酮化合物的方法
CN110041235B (zh) 一种n-苯基-n-对甲苯磺酰基三氟乙酰胺及应用
Ohmiya et al. Copper-catalyzed Conjugate Additions of Alkylboranes to Aryl α, β-Unsaturated Ketones
Zhao et al. Copper on charcoal: Cu 0 nanoparticle catalysed aerobic oxidation of α-diazo esters
CN110577457A (zh) 一种铜催化的芳基硼酸与二氧化碳的羧化反应方法
CN112442008B (zh) 一种温度调控单质硫与活泼内炔制备1,4-二噻烯和噻吩类化合物的方法及其转化反应
JP6588924B2 (ja) ルテニウムの触媒作用によってアニリド類からビフェニルアミン類を製造する方法
WO2012109749A1 (en) Boronic acid catalysts and methods of use thereof for activation and transformation of carboxylic acids
CN114082446B (zh) 用于制备手性α-羟基-β-酮酸酯化合物的手性锆催化剂及其制备方法
JPH06298670A (ja) 芳香族オレフィンの製造方法
CN109232282B (zh) 一种2-氨基二苯甲酮类化合物的合成方法
US6232475B1 (en) Process for preparing fluorine-containing phenethylamines and novel fluorine-containing β-iminovinyl-and β-iminoethylbenzenes
CN108203399B (zh) 一种二氰基二芳基乙烯类化合物的合成方法
CN108299236B (zh) 一种α-氰基丙烯酸酯类化合物的合成方法
CN108191656B (zh) 一种芳香羧酸和α,β-不饱和酯交叉脱氢偶联的方法
CN102464626A (zh) 5-(4-(n,n-二苯基氨基)苯甲叉)-3-(2-苯乙基)-2,4-噁唑二酮的制备方法
CN114031497A (zh) 一种环丙烯酮与氧杂环化合物的开环双氯化反应方法
CN116514679A (zh) 一种以廉价高效的硝酸季铵盐作为氧化剂的钯催化sp2和sp3碳氢键烯基化方法
EP3009420A1 (de) Verfahren zum Herstellen von Biphenylaminen aus Aniliden durch Rutheniumkatalyse
JPH0892184A (ja) 4−アシルアミド−3−メチル−シクロヘキサノン及びその製造方法
JPH02167261A (ja) 4―(n―アシル―n―アルキルアミノ)―2,2,6,6―テトラアルキルピペリジンの製造方法
JPS60184050A (ja) α−ケトエステル類を製造する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6588924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees