JP2017226509A - 作業床および高所作業車 - Google Patents

作業床および高所作業車 Download PDF

Info

Publication number
JP2017226509A
JP2017226509A JP2016123143A JP2016123143A JP2017226509A JP 2017226509 A JP2017226509 A JP 2017226509A JP 2016123143 A JP2016123143 A JP 2016123143A JP 2016123143 A JP2016123143 A JP 2016123143A JP 2017226509 A JP2017226509 A JP 2017226509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
work
main body
handrail
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016123143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6785075B2 (ja
Inventor
新悟 永井
Shingo Nagai
新悟 永井
西田 聡
Satoshi Nishida
聡 西田
将貴 石田
Masaki Ishida
将貴 石田
五十嵐 弘記
Hiroki Igarashi
弘記 五十嵐
勝久 神宮
Katsuhisa Jingu
勝久 神宮
秀樹 水澤
Hideki Mizusawa
秀樹 水澤
範明 高橋
Noriaki Takahashi
範明 高橋
芳昌 小島
Yoshimasa Kojima
芳昌 小島
栄保 板垣
Eiho Itagaki
栄保 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Daiichi Kensetsu Corp
Original Assignee
East Japan Railway Co
Daiichi Kensetsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co, Daiichi Kensetsu Corp filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2016123143A priority Critical patent/JP6785075B2/ja
Publication of JP2017226509A publication Critical patent/JP2017226509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6785075B2 publication Critical patent/JP6785075B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

【課題】昇降可能な作業床を備えた高所作業車において、補修箇所の下方に架線等の支障物が存在していても、補修作業を効率的に行うことができるようにする。【解決手段】高所作業車1が備える作業床4は、床本体41と、床本体41に設けられた手すり44と、を備えている。手すり44は、床本体41の周縁部に沿って複数並ぶように配置されており、それぞれ床本体41に対し着脱可能になっている。【選択図】図2

Description

本発明は、昇降機構を有する車両に取り付けて用いる作業床、およびこの作業床を備えた高所作業車に関する。
軌道の上方には、橋りょうや駅舎等の構造物が設けられていることがある。こうした構造物の下における列車の安全な往来を確保する上で、構造物の定期的な点検・補修作業は不可欠である。軌道の上方に位置する構造物の点検・補修作業を行う際には、従来、作業箇所に吊足場を組むのが一般的であった。しかし、吊足場は比較的大掛かりなものが多く、組む或いは撤去するのに大変な手間がかかっていた。また、軌道上に張られたトロリー線や吊架線(以下架線)と構造物との距離が近すぎると、吊足場を組むこと自体が困難であった。
そこで、近年、高所作業車の一種である軌陸車を用い、軌陸車の作業床が届く範囲は軌陸車から補修作業を行い、軌陸車の作業床が届かない箇所については従来通り吊足場を組んで行うという補修方法が提案されている(非特許文献1参照)。このようにすれば、吊足場を組む範囲が狭まるので、その分だけ、従来よりも工期を短縮できるとともに、コストを削減することができる。
永井新悟、"低桁下空頭下における鉄道と高速道路との交差箇所を対象とした高速道路桁補修について"、[online]、平成21年11月10日、土木学会関東支部新潟会、[平成28年5月1日検索]、インターネット〈URL:http://jsce-niigata.com/research/symposium2009/program2.html#6th〉
しかしながら、非特許文献1に示したような、軌陸車を用いた補修方法では、構造物の架線近傍の部位を点検・補修しようとする際、作業床の手すりが架線と干渉して、作業床を作業箇所に十分に近づけることができない場合があった。単に目視による点検作業のみであれば、ある程度離れたところから行うことも可能であるが、補修作業になると、作業員の手が構造物に届かなければ行うことが難しい。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、昇降可能な作業床を備えた高所作業車において、補修箇所の下方に架線等の支障物が存在していても、補修作業を効率的に行うことができるようにすることを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、昇降機構を有する車両に取り付けて用いる作業床であって、床本体と、前記床本体の周縁部に設けられた手すりと、を備え、前記手すりは、前記床本体の周縁部に沿って複数並ぶように配置されており、それぞれ前記床本体に対し着脱可能になっている。
本発明を昇降機構を有する車両に取り付けて用いれば、補修箇所に近づく際、支障物と干渉することになる手すりを予め取り外しておくことで、本発明の床面全体を、支障物が床面近傍に位置する(取り外さなかった手すりの側方に支障物が位置する)高さまで上げることができるようになる。このため、従来に比べて広い範囲から、支障物上方に位置する補修箇所に手が届き易くなるので、当該補修箇所における補修作業を効率的に行うことができる。
なお、上記発明において、前記手すりと、当該手すりと隣り合う手すりとが、所定間隔を空けて取り付けられることで形成された出入口を有し、前記出入口に扉を備えるものとしてもよい。
このようにすれば、支障物が扉と干渉することになる場合には、扉を開くだけで、支障物を出入口に通すことができるので、手すりを抜き差しする手間を省くことができる。
また、上記発明において、前記手すりは、一対の脚と、前記一対の脚の各上端部を繋ぐ横棒と、によって門型に形成されているものとしてもよい。
このようにすれば、手すりを取り外して、支障物を本発明の床面近くに位置させた後、手すりを、支障物を跨いだ状態で取り付けることができる。このため、本発明を支障物の近傍に位置させる際に、手すりが無い個所を無くすことができ、作業員が落下してしまう危険性を低減することができる。
また、上記発明において、前記床本体に取り付けられ、前記床本体から側方へ引き出すことが可能なスライド床を更に備えるものとしてもよい。
静止する作業床から当該作業床を移動させることなく補修することのできる範囲は、概ね作業床の床面積と同程度ないしはそれよりやや広い程度なので、補修作業が広範囲に及ぶ場合には、作業床の位置を少しずつずらしながら補修作業を行う必要がある。しかし、上記したようにすれば、スライド床を引き出すことで、1回の移動で補修することのできる範囲が広がるので、所定面積の補修作業を行うのに、従来よりも作業床の移動回数を少なくすることができ、効率的に補修作業を行うことができる。
また、上記発明において、前記床本体は、平面視長方形に形成されるとともに、下面に前記昇降機構へ取り付けるためのジョイントが設けられており、前記ジョイントの位置は、前記床本体の中心よりも短手方向一端側に寄っているものとしてもよい。
例えば、壁の補修等を行う場合には、平面視長方形の作業床を、一方の長辺が壁面と平行し、かつ当該壁面に近接するように配置して作業を行うことが多い。しかし、従来の高所作業車は、ジョイントが作業床の中央に設けられていたため、ジョイントに接続する昇降機構の先端部が作業床よりも壁側に出っ張ってしまい、作業床を十分に壁面に近接させることが困難な場合があった。しかし、上記のようにすれば、ジョイントから離れた側の長辺が壁面に近接するように作業床を配置することにより、昇降機構の先端部が壁側に出っ張りにくくなるので、作業床を、従来よりも壁面の近くまで寄せることができ、補修作業をより効率的に行うことができる。
また、上記発明において、少なくとも前記手すりがアルミで形成されているものとしてもよい。
従来の作業床は全体が鉄でできており非常に重かったため、従来の高所作業車は、転覆しないようにするため、作業床の可動範囲が非常に限られていた。しかし、上記のようにすれば、作業床の重量が軽くなり、昇降機構のブームを従来よりも長く延ばすことができるようになるので、軌道を跨ぐ構造物の端部など、従来の高所作業車では届きにくかった箇所の補修作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、昇降可能な作業床を備えた高所作業車において、補修箇所の下方に架線等の支障物が存在していても、補修作業を効率的に行うことができる。
本発明の実施形態に係る高所作業車の側面図である。 図1の高所作業車を構成する作業床の分解斜視図である。 図1の作業床の平面図である。 図2のIV−IV断面図である。 図2の作業床と支障物との位置関係を示した平面図である。 軌道の上方に設けられる構造物の一例を示した下面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本実施形態の高所作業車1の概略構成について説明する。図1は、高所作業車1の側面図である。なお、図1には、道路と軌道の両方を走行可能な軌陸両用のものを例示したが、本発明は、軌道のみ或いは道路のみ走行可能な高所作業車にも適用可能である。
高所作業車1は、図1に示したように、車両本体2、車両本体2の上に設けられた昇降装置3、昇降装置3の先端に取り付けられた作業床4等を備えている。
昇降装置3は、昇降・旋回部31、ブーム32、平衡・旋回部33等で構成されている。
昇降・旋回部31は、ブーム32や作業床4を昇降させることが可能に構成されるとともに、ブーム32や作業床4を旋回させることも可能に構成されている。
ブーム32は、伸縮可能に構成されている。
平衡・旋回部33は、ブーム32が傾斜しても作業床4の床面を水平に保つよう構成されるとともに、作業床4を回転させることが可能に構成されている。
次に、作業床4の具体的構成について説明する。図2は作業床4の分解斜視図、図3は作業床4の平面図、図4は図2のIV−IV断面図である。
本実施形態の作業床4は、図2に示したように、床本体41、床本体41の長手方向一端部に取り付けられるスライド床42、床本体41およびスライド床42の周縁部に取り付けられた複数のソケット43、ソケット43に差し込まれる複数の手すり44、手すり44に取り付けられた扉45等で構成されている。
なお、各部材41〜45の材料は特に限定されるものではないが、各部材41〜45の少なくとも一部をアルミ等の軽金属で形成するのが、作業床4を軽量化する観点から好ましい。
床本体41は、平面視長方形の板状に形成されている。床本体41の短手方向の長さは1m程度となっている。これは、従来の一般的な作業床の2/3程度の長さである。
床本体41の床面には、複数のピン孔41aが、床本体41の長手方向に沿って間隔を空けて並ぶように複数形成されている。各ピン孔41aは、床本体41の一端から所定距離となるように形成されている。
床本体41の下面であって、床本体41の短手方向一端寄りの箇所には、図3に示したように、作業床4を平衡・旋回部33に固定するためのスイベルジョイント41bが設けられている。
床本体41の上面には、図2に示したように、一対のスライドレール41cが、床本体41の長辺に沿って設けられている。各スライドレール41cは、床面から当該床面と直交するように設けられた立設部41dと、立設部41dの上端から、立設部41dと直交するように設けられた第1ローラー当接部41eと、を有している。そして、各スライドレール41cは、第1ローラー当接部41eが互いに近づく方向に延びるように配置されている。各スライドレール41cの一端部には、第1ローラー41fがそれぞれ取り付けられている。各スライドレール41cの中間部には、スライド床42の他端側への移動を規制するためのストッパー41gがそれぞれ設けられている。
スライド床42は、平面視長方形の板状に形成されている。スライド床42の短手方向の幅は、床本体41の一対のスライドレール41cの距離よりやや短い程度になっている。スライド床42の他端部であって、床本体41に形成された複数のピン孔41aを繋いでできる直線上には、ピン孔42aが形成されている。スライド床42の両長辺には、第2ローラー当接部42bが、スライド床42上面およびその長辺に沿って延びるように設けられている。また、スライド床42の両長辺の他端部には、一対の第2ローラー42cがそれぞれ取り付けられている。
スライド床42の短手方向を向く両側面には、スライド床42の一端側への移動を規制するためのストッパー42dがそれぞれ設けられている。
床本体41にスライド床42が組み付けられると、第2ローラー42cが、第1ローラー当接部41eの下面に当接し、第2ローラー当接部42bが第1ローラー41fの上に載る。こうすることで、スライド床42の床面が床本体41の床面と平行に保たれる。そして、第2ローラー42cが、第1ローラー当接部41eを転がり、第1ローラー41fが、第2ローラー当接部42bを転がることにより、スライド床42は、図3(a)に示した収納位置と、図3(b)に示した引き出し位置との間を滑らかにスライドする。そして、ピン孔42aが床本体41のピン孔41aと重なったところにピンを差し込むと、スライド床42が固定される。床本体41のピン孔41aの形成位置を予め調節しておくことで、スライド床を所望の長さだけ引き出した状態で固定することができる。
ソケット43は、床本体41およびスライド床42の上面周縁部(床本体41の一端部およびスライド床42の他端部は除く)に所定間隔を空けて取り付けられている。各ソケット43は、図4に示したように、鉛直方向に貫通する円筒状の差込部43a、差込部43aの側面に設けられ、下端が床本体41またはスライド床42に固定された板状の補強部43b、ロックピン43c等で構成されている。
差込部43aの側面には、ロックピン43cを通すためのピン孔43dが形成されている。
ロックピン43cは、図4に示したように、紐43eで、補強部43bに繋ぎ止めておくのが好ましい。こうすれば、ピンを持ってくるのを忘れたり、抜き差しの際に落としてしまったりするのを防ぐことができる。
手すり44は、図2に示したように、複数の脚44a、各脚44aの上端部同士を繋ぎあわせる横棒44b、各脚44aの中間部同士を繋ぎあわせる補強部44c等で門型に形成されている。各脚44aの下端部であって、脚44aをソケット43に差し込んだ時に、ソケット43のピン孔43dと重なる位置には、図4に示したように、ロックピン43cを通すためのピン孔44dがそれぞれ形成されている。
扉45は、図2に示したように、手すり44と手すり44とが互いに所定間隔を空けて配置されることで形成された出入口4aに設けられている。扉45は、互いに間隔を空けて配置される手すり44と手すり44のうちの一方の脚44aに取り付けられたヒンジ45aと、ヒンジ45aに、一側部が取り付けられた扉体45bと、扉体45bの他側部に設けられた係止部45cとで構成されている。
なお、扉45(出入口4a)の数や配置は特に制限されるものではないが、図4に示したように、床本体41の他端側の短辺上、およびスライド床42の一端側の短辺上に互いに対向するように設けると共に、床本体41の両長辺の中間部に互いに対向するように設けるのが好ましい。
次に、上記の高所作業車1を用いて、架線を有する軌道を跨ぐように設けられた構造物の補修作業を行う方法について説明する。図5は作業床4と架線Lとの位置関係を示した平面図であり、図6は軌道の上方に設けられる構造物の一例である橋桁5を示した下面図である。
始めに、作業床4の長辺または短辺を、架線Lの延設方向と平行にして作業することが可能な場合について説明する。まず、高所作業車1を構造物の下に配置し、ブーム32を伸ばすとともに旋回させ、作業床4を補修箇所の下に位置させる。なお、作業床4の少なくとも一部をアルミで形成した場合には、その分だけ重量が軽くなり、ブーム32を従来よりも長く延ばすことができるようになるので、従来の高所作業車では届きにくかった構造物端部の下にも位置させることが可能となる。
次に、作業床4を、長辺または短辺が架線Lの延設方向と平行になるよう回転させる。そして、対向する一対の扉45を開き、作業床4を、図5(a),(b)に示したように、架線Lが扉45の開かれた一対の出入口4aを通るように上昇させる。こうすることで、作業床4を、その床面が架線Lの近傍に位置する(手すり44が架線Lの側方に位置する)高さまで上げることができる。このため、従来に比べて広い範囲から、支障物上方に位置する補修箇所に手が届き易くなる。この後、必要に応じてスライド床42を引き出し、構造物の表面に塗料を塗布する等の補修作業に入る。スライド床42を引き出せば、1回の移動で補修することのできる範囲が広がるので、所定面積の補修作業を行うのに、従来よりも作業床の移動回数を少なくすることができる。なお、スライド床42を引き出すタイミングは、作業床4を上げる前でもよい。
また、出入口4aに架線Lを通す際、扉体45bを完全に開く(180°回動させる)のではなく、図5(b),(c)に示したように、扉体45bを架線Lと平行にさせた(図5(b)の場合は90°回動させ、図5(c)の場合は30°〜40°程度回動させた)ところで何らかの手段を用いて静止させるようにすれば、扉体45bが、架線Lの存在を作業員に意識させる、或いは、そこから先の進入を規制する目印として機能することになり、作業員の架線Lとの接触を確実に防ぐことができる。
次に、図6に示したような、複数の主桁51を有するとともに、主桁51の延設方向と架線Lの延設方向が角度をなしている橋桁5を補修する場合について説明する。上述したように、高所作業車4は、ブーム32の先端に設けられた平衡・旋回部33により、作業床4を回転させることが可能であるため、このような橋桁5の補修作業においては、作業床4を、その長辺または短辺が、主桁51の延設方向、または架線Lの延設方向と平行になるよう回転させることになる。
上述したように、架線Lを対向する一対の出入口4aに通そうとする場合には、作業床4の長辺または短辺を、架線Lの延設方向と平行にすることになる。しかし、そのようにすると、作業床4の長辺または短辺が主桁51の延設方向に対して角度をなすことになってしまう。このような橋桁5における補修対象は主桁51となることが多いので、この状態で補修作業を行うことは、効率の観点から好ましくない。
一方、作業床4の長辺を主桁51の延設方向と平行にすると、今度は、作業床4の長辺または短辺が架線Lの延設方向に対して角度をなすことになる。そうなると、対向する一対の出入口4aの何れかに架線Lを通そうとすると、何処かで架線Lが手すり44と干渉してしまう。
このような場合の補修作業は、まず、作業床4を補修箇所の下に位置させる。そして、作業床4を、長辺が主桁51の延設方向と平行になるよう回転させる。そして、架線Lと干渉することになる一の扉45を開くとともに、架線Lと干渉することになる手すり44を取り外す。そして、作業床4を、図5(c)に示したように、架線Lが扉45の開かれた出入口4aおよび手すり44が取り外された箇所を通るように上昇させる。その後、手すり44を、架線Lを跨いだ状態で取り付ける。こうすることで、作業床4を支障物の近傍に位置させる際に、手すり44が無い個所を無くすことができ、作業員が落下してしまう危険性を低減することができる。
なお、図5(c)では、架線Lを一方の出入口4aに通す形としたが、図5(d)に示したように、架線Lを出入口4aに通さない、すなわち、手すり44の下にくぐらせただけの状態とすることもできる。
このように、本実施形態の作業床4を備えた高所作業車1を用いれば、主桁51の延設方向と架線Lの延設方向とが角度をなしている橋桁5であっても、作業床4を、主桁51の補修作業を効率よく行うことが可能(長辺が主桁51の延設方向と平行)な状態にしつつ、その床面を、架線Lの上方の補修箇所に作業員の手が届く範囲まで近づけることができる。
なお、本実施形態の高所作業車1は、架線L等の支障物が無い構造物の補修作業を行う場合にも下記のような効果をもたらす。
まず、作業床4の短手方向の幅が1m程度なっているので、例えば、図6において破線で示したように、上記橋桁5の主桁51と主桁51との間のような狭隘箇所に入り込み易くなっている。こうした狭隘箇所に入り込むことができれば、作業床4の上から行うことのできる作業の範囲を更に広くすることができる。また、主桁51と主桁51との間の空間は、入り込んだ作業床4の長手方向に長い空間であるため、この空間においてスライド床42を引き出すことが可能である。スライド床42を引き出せば、作業員の移動可能範囲が広がるので、作業の効率をより高めることができる。
なお、主桁51と主桁51との間に入り込む際、横桁52が干渉する場合には、床本体41の長辺上に設けられた出入口4aに横桁52を通すこともできる。
また、スイベルジョイント41bの取り付け位置が、作業床4の短手方向一方側に寄っているので、例えば構造物の側壁面を補修する際、スイベルジョイント41bから離れた側の長辺が側壁面に近接するように作業床4を配置することにより、昇降装置3の平衡・旋回部33が側壁側に出っ張りにくくなるので、作業床4を、従来よりも側壁面の近くまで寄せることができ、補修作業をより効率的に行うことができるようになる。
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、手すりを、床本体41およびスライド床42の床面に取り付けられたソケット43で支持するものとしたが、床本体41やスライド床42に直接形成された差込孔に手すりを差し込むように構成してもよい。
また、上記実施形態では、スライド床42を床本体41の長手方向一端側にのみ設けたが、2つのスライド床を床本体の長手方向両側に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、スライド床42のスライドを滑らかにするため、ローラー41f,42cを用いる構成としたが、ローラーを備えずに、一対のスライドレール41cの間を摺動する構成としてもよいし、床本体41を長手方向一端面が開口した箱状に形成し、その中からスライド床42を出し入れする構成としてもよい。
また、上記実施形態では、補強部44cを有する手すり44を用いたが、補強部は無くしてもよい。こうすれば、より大きな支障物を通すことができる。
また、ソケット43の配置或いは各手すり44の幅を工夫し、扉体45bの取り付けられた手すり44と、扉体45bが取り付けられていない手すり44との置き換えを可能とすることで、扉45を作業床4における所望の箇所に位置させることができるようにしてもよい。
また、周囲の磁場等に基づいて、架線Lに電流が流れているか否かを判定する手段を設けるようにしてもよい。
1 高所作業車
2 車両本体
3 昇降装置
31 昇降・旋回部
32 ブーム
33 平衡・旋回部
4 作業床
4a 出入口
41 床本体
41a ピン孔
41b スイベルジョイント
41c スライドレール
41d 立設部
41e 第1ローラー当接部
41f 第1ローラー
41g ストッパー
42 スライド床
42a ピン孔
42b 第2ローラー当接部
42c 第2ローラー
42d ストッパー
43 ソケット
43a 差込部
43b 補強部
43c ロックピン
43d ピン孔
43e 紐
44 手すり
44a 脚
44b 横棒
44c 補強部
44d ピン孔
45 扉
45a ヒンジ
45b 扉体
45c 係止部
5 橋桁
51 主桁
52 横桁
L 架線

Claims (7)

  1. 昇降機構を有する車両に取り付けて用いる作業床であって、
    床本体と、前記床本体の周縁部に設けられた手すりと、を備え、
    前記手すりは、前記床本体の周縁部に沿って複数並ぶように配置されており、それぞれ前記床本体に対し着脱可能になっていることを特徴とする作業床。
  2. 前記手すりと、当該手すりと隣り合う手すりとが、所定間隔を空けて取り付けられることで形成された出入口を有し、
    前記出入口に扉を備えることを特徴とする請求項1に記載の作業床。
  3. 前記手すりは、一対の脚と、前記一対の脚の各上端部を繋ぐ横棒と、によって門型に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の作業床。
  4. 前記床本体に取り付けられ、前記床本体から側方へ引き出すことが可能なスライド床を更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の作業床。
  5. 前記床本体は、平面視長方形に形成されるとともに、下面に前記昇降機構へ取り付けるためのジョイントが設けられており、
    前記ジョイントの位置は、前記床本体の中心よりも短手方向一端側に寄っていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の作業床。
  6. 少なくとも前記手すりがアルミで形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の作業床。
  7. 車両本体と、
    前記車両本体に設けられた昇降装置と、を備え、
    前記昇降装置に、請求項1から6の何れか一項に記載の作業床が取り付けられていることを特徴とする高所作業車。
JP2016123143A 2016-06-22 2016-06-22 作業床の配置方法 Active JP6785075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123143A JP6785075B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 作業床の配置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123143A JP6785075B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 作業床の配置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017226509A true JP2017226509A (ja) 2017-12-28
JP6785075B2 JP6785075B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=60891066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016123143A Active JP6785075B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 作業床の配置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6785075B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111232895A (zh) * 2020-03-05 2020-06-05 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 一种用于桥梁的检测装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0586988U (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 日本車輌製造株式会社 高所作業車
JPH0663589U (ja) * 1993-11-24 1994-09-09 株式会社小松製作所 高所作業車の作業台
JPH1067493A (ja) * 1996-06-21 1998-03-10 Shin Meiwa Ind Co Ltd 高所作業車の作業台装置
JP2001122591A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Hikkoshisha:Kk 引越作業用高所作業車
JP2004123355A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Aichi Corp 高所作業車
JP2015214423A (ja) * 2014-04-23 2015-12-03 株式会社シィップ 昇降台装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0586988U (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 日本車輌製造株式会社 高所作業車
JPH0663589U (ja) * 1993-11-24 1994-09-09 株式会社小松製作所 高所作業車の作業台
JPH1067493A (ja) * 1996-06-21 1998-03-10 Shin Meiwa Ind Co Ltd 高所作業車の作業台装置
JP2001122591A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Hikkoshisha:Kk 引越作業用高所作業車
JP2004123355A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Aichi Corp 高所作業車
JP2015214423A (ja) * 2014-04-23 2015-12-03 株式会社シィップ 昇降台装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111232895A (zh) * 2020-03-05 2020-06-05 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 一种用于桥梁的检测装置
CN111232895B (zh) * 2020-03-05 2021-04-02 河南省交通规划设计研究院股份有限公司 一种用于桥梁的检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6785075B2 (ja) 2020-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101290296B1 (ko) 교량 점검로 접근용 계단 구조물 및 그 시공방법
JP2014015808A (ja) 橋梁の架け替え工事用足場の施工方法及び工事用足場の施工装置
KR101194256B1 (ko) 교량 점검용 이동식 점검로
JP6715000B2 (ja) 交通施設における仮設足場
JP3318549B2 (ja) 既設橋梁の作業足場
JP2017226509A (ja) 作業床および高所作業車
JP2019031876A (ja) 吊り足場装置
KR101815285B1 (ko) 교량의 이동식 점검 장치
KR101668923B1 (ko) 방음터널용 접이식 점검로 및 이 시공 방법
JP6317686B2 (ja) 構造物点検装置及び構造物点検方法
JP5854453B2 (ja) 門型クレーンによる作業工法
EP3431661B1 (en) Structure for supporting an information or surveillance device above a road
JP6368628B2 (ja) 移動式足場および該移動式足場を用いた点検補修方法
KR101341618B1 (ko) 거푸집장치
KR100530351B1 (ko) 신축가능한 교량점검용 차량
JP2007186947A (ja) 桁裏面への作業足場の形成方法及び桁裏面の作業足場
JP6711303B2 (ja) 乗客コンベアのリニューアル工法に用いられる門型揚重装置
CN110820556A (zh) 一种桥梁梁底检测、养护检查、养护维修的平台及其系统
CN110067399A (zh) 用于建筑物内部空间的清洗维修设备
RU2307064C2 (ru) Устройство для монтажа груза с помощью летательного аппарата
JP7307445B1 (ja) 移動昇降式足場
JP2004169475A (ja) 橋構造物用点検作業台
CN220538432U (zh) 整孔承插铁路箱梁施工装置
JP2017172142A (ja) 構造物点検装置
CN211973103U (zh) 一种桥梁梁底检测、养护检查、养护维修的平台及其系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6785075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250