JP6785075B2 - 作業床の配置方法 - Google Patents
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Description
なお従来、静止する作業床から当該作業床を移動させることなく補修することのできる範囲は、概ね作業床の床面積と同程度ないしはそれよりやや広い程度なので、補修作業が広範囲に及ぶ場合には、作業床の位置を少しずつずらしながら補修作業を行う必要がある。しかし、上記したようにすれば、スライド床を引き出すことで、1回の移動で補修することのできる範囲が広がるので、所定面積の補修作業を行うのに、従来よりも作業床の移動回数を少なくすることができ、効率的に補修作業を行うことができる。
このようにすれば、支障物が扉と干渉することになる場合には、扉を開くだけで、支障物を出入口に通すことができるので、手すりを抜き差しする手間を省くことができる。
このようにすれば、手すりを取り外して、支障物を本発明の床面近くに位置させた後、手すりを、支障物を跨いだ状態で取り付けることができる。このため、本発明を支障物の近傍に位置させる際に、手すりが無い個所を無くすことができ、作業員が落下してしまう危険性を低減することができる。
例えば、壁の補修等を行う場合には、平面視長方形の作業床を、一方の長辺が壁面と平行し、かつ当該壁面に近接するように配置して作業を行うことが多い。しかし、従来の高所作業車は、ジョイントが作業床の中央に設けられていたため、ジョイントに接続する昇降機構の先端部が作業床よりも壁側に出っ張ってしまい、作業床を十分に壁面に近接させることが困難な場合があった。しかし、上記のようにすれば、ジョイントから離れた側の長辺が壁面に近接するように作業床を配置することにより、昇降機構の先端部が壁側に出っ張りにくくなるので、作業床を、従来よりも壁面の近くまで寄せることができ、補修作業をより効率的に行うことができる。
従来の作業床は全体が鉄でできており非常に重かったため、従来の高所作業車は、転覆しないようにするため、作業床の可動範囲が非常に限られていた。しかし、上記のようにすれば、作業床の重量が軽くなり、昇降機構のブームを従来よりも長く延ばすことができるようになるので、軌道を跨ぐ構造物の端部など、従来の高所作業車では届きにくかった箇所の補修作業を容易に行うことができる。
まず、本実施形態の高所作業車1の概略構成について説明する。図1は、高所作業車1の側面図である。なお、図1には、道路と軌道の両方を走行可能な軌陸両用のものを例示したが、本発明は、軌道のみ或いは道路のみ走行可能な高所作業車にも適用可能である。
昇降装置3は、昇降・旋回部31、ブーム32、平衡・旋回部33等で構成されている。
昇降・旋回部31は、ブーム32や作業床4を昇降させることが可能に構成されるとともに、ブーム32や作業床4を旋回させることも可能に構成されている。
ブーム32は、伸縮可能に構成されている。
平衡・旋回部33は、ブーム32が傾斜しても作業床4の床面を水平に保つよう構成されるとともに、作業床4を回転させることが可能に構成されている。
本実施形態の作業床4は、図2に示したように、床本体41、床本体41の長手方向一端部に取り付けられるスライド床42、床本体41およびスライド床42の周縁部に取り付けられた複数のソケット43、ソケット43に差し込まれる複数の手すり44、手すり44に取り付けられた扉45等で構成されている。
なお、各部材41〜45の材料は特に限定されるものではないが、各部材41〜45の少なくとも一部をアルミ等の軽金属で形成するのが、作業床4を軽量化する観点から好ましい。
床本体41の床面には、複数のピン孔41aが、床本体41の長手方向に沿って間隔を空けて並ぶように複数形成されている。各ピン孔41aは、床本体41の一端から所定距離となるように形成されている。
床本体41の下面であって、床本体41の短手方向一端寄りの箇所には、図3に示したように、作業床4を平衡・旋回部33に固定するためのスイベルジョイント41bが設けられている。
スライド床42の短手方向を向く両側面には、スライド床42の一端側への移動を規制するためのストッパー42dがそれぞれ設けられている。
差込部43aの側面には、ロックピン43cを通すためのピン孔43dが形成されている。
ロックピン43cは、図4に示したように、紐43eで、補強部43bに繋ぎ止めておくのが好ましい。こうすれば、ピンを持ってくるのを忘れたり、抜き差しの際に落としてしまったりするのを防ぐことができる。
なお、扉45(出入口4a)の数や配置は特に制限されるものではないが、図4に示したように、床本体41の他端側の短辺上、およびスライド床42の一端側の短辺上に互いに対向するように設けると共に、床本体41の両長辺の中間部に互いに対向するように設けるのが好ましい。
始めに、作業床4の長辺または短辺を、架線Lの延設方向と平行にして作業することが可能な場合について説明する。まず、高所作業車1を構造物の下に配置し、ブーム32を伸ばすとともに旋回させ、作業床4を補修箇所の下に位置させる。なお、作業床4の少なくとも一部をアルミで形成した場合には、その分だけ重量が軽くなり、ブーム32を従来よりも長く延ばすことができるようになるので、従来の高所作業車では届きにくかった構造物端部の下にも位置させることが可能となる。
一方、作業床4の長辺を主桁51の延設方向と平行にすると、今度は、作業床4の長辺または短辺が架線Lの延設方向に対して角度をなすことになる。そうなると、対向する一対の出入口4aの何れかに架線Lを通そうとすると、何処かで架線Lが手すり44と干渉してしまう。
なお、図5(c)では、架線Lを一方の出入口4aに通す形としたが、図5(d)に示したように、架線Lを出入口4aに通さない、すなわち、手すり44の下にくぐらせただけの状態とすることもできる。
まず、作業床4の短手方向の幅が1m程度なっているので、例えば、図6において破線で示したように、上記橋桁5の主桁51と主桁51との間のような狭隘箇所に入り込み易くなっている。こうした狭隘箇所に入り込むことができれば、作業床4の上から行うことのできる作業の範囲を更に広くすることができる。また、主桁51と主桁51との間の空間は、入り込んだ作業床4の長手方向に長い空間であるため、この空間においてスライド床42を引き出すことが可能である。スライド床42を引き出せば、作業員の移動可能範囲が広がるので、作業の効率をより高めることができる。
なお、主桁51と主桁51との間に入り込む際、横桁52が干渉する場合には、床本体41の長辺上に設けられた出入口4aに横桁52を通すこともできる。
例えば、上記実施形態では、手すりを、床本体41およびスライド床42の床面に取り付けられたソケット43で支持するものとしたが、床本体41やスライド床42に直接形成された差込孔に手すりを差し込むように構成してもよい。
また、上記実施形態では、スライド床42を床本体41の長手方向一端側にのみ設けたが、2つのスライド床を床本体の長手方向両側に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、スライド床42のスライドを滑らかにするため、ローラー41f,42cを用いる構成としたが、ローラーを備えずに、一対のスライドレール41cの間を摺動する構成としてもよいし、床本体41を長手方向一端面が開口した箱状に形成し、その中からスライド床42を出し入れする構成としてもよい。
また、ソケット43の配置或いは各手すり44の幅を工夫し、扉体45bの取り付けられた手すり44と、扉体45bが取り付けられていない手すり44との置き換えを可能とすることで、扉45を作業床4における所望の箇所に位置させることができるようにしてもよい。
また、周囲の磁場等に基づいて、架線Lに電流が流れているか否かを判定する手段を設けるようにしてもよい。
2 車両本体
3 昇降装置
31 昇降・旋回部
32 ブーム
33 平衡・旋回部
4 作業床
4a 出入口
41 床本体
41a ピン孔
41b スイベルジョイント
41c スライドレール
41d 立設部
41e 第1ローラー当接部
41f 第1ローラー
41g ストッパー
42 スライド床
42a ピン孔
42b 第2ローラー当接部
42c 第2ローラー
42d ストッパー
43 ソケット
43a 差込部
43b 補強部
43c ロックピン
43d ピン孔
43e 紐
44 手すり
44a 脚
44b 横棒
44c 補強部
44d ピン孔
45 扉
45a ヒンジ
45b 扉体
45c 係止部
5 橋桁
51 主桁
52 横桁
L 架線
Claims (2)
- 車両本体と、
前記車両本体に設けられた昇降装置と、を備え、
床本体と、前記床本体の周縁部に設けられた手すりと、前記床本体に重ねて取り付けられ前記床本体から側方へ引き出すことが可能なスライド床と、を備えており、前記手すりは、前記床本体の周縁部に沿って複数並ぶように配置されており、それぞれ前記床本体に対し着脱可能になっているとともに、前記手すりは、一対の脚と、前記一対の脚の各上端部を繋ぐ横棒とによって門型に形成されている作業床が前記昇降装置に取り付けられている高所作業車を用いて、架線を有する軌道を跨ぐように設けられた構造物を補修する際の作業床の配置方法であって、
前記作業床を前記構造物の補修箇所の下に位置させる工程と、
前記作業床を上昇させた場合に前記架線と干渉することになる前記手すりを一旦取り外す工程と、
前記手すりが取り外された箇所を前記架線が通るように前記作業床を上昇させる工程と、
一旦取り外した前記手すりを、前記架線を跨いだ状態に取り付ける工程と、
を有することを特徴とする作業床の配置方法。 - 車両本体と、
前記車両本体に設けられた昇降装置と、を備え、
床本体と、前記床本体の周縁部に設けられた手すりと、前記床本体に重ねて取り付けられ前記床本体から側方へ引き出すことが可能なスライド床と、を備えており、前記手すりは、前記床本体の周縁部に沿って複数並ぶように配置されており、それぞれ前記床本体に対し着脱可能になっているとともに、前記手すりと、当該手すりと隣り合う手すりとが、所定間隔を空けて取り付けられることで形成された出入口を有し、前記出入口に扉を備えた作業床が前記昇降装置に取り付けられている高所作業車を用いて、架線を有する軌道を跨ぐように設けられた構造物を補修する際の作業床の配置方法であって、
前記作業床を前記構造物の補修箇所の下に位置させる工程と、
前記作業床を上昇させた場合に前記架線と干渉することになる前記扉を開いた状態にする工程と、
前記扉が開かれた箇所を前記架線が通るように前記作業床を上昇させる工程と、
を有することを特徴とする作業床の配置方法。
Priority Applications (1)
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JP2016123143A JP6785075B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | 作業床の配置方法 |
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JP2016123143A JP6785075B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | 作業床の配置方法 |
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JP6785075B2 true JP6785075B2 (ja) | 2020-11-18 |
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JP2016123143A Active JP6785075B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | 作業床の配置方法 |
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-
2016
- 2016-06-22 JP JP2016123143A patent/JP6785075B2/ja active Active
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