JP2872374B2 - 長尺な高所建造物及びその周辺部材の保守点検作業方法並びにその設備 - Google Patents

長尺な高所建造物及びその周辺部材の保守点検作業方法並びにその設備

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JP2872374B2
JP2872374B2 JP24363590A JP24363590A JP2872374B2 JP 2872374 B2 JP2872374 B2 JP 2872374B2 JP 24363590 A JP24363590 A JP 24363590A JP 24363590 A JP24363590 A JP 24363590A JP 2872374 B2 JP2872374 B2 JP 2872374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、高架鉄道の軌道桁,橋梁,陸橋,高架道
路,高層建築物間の高架通路等の横方向に長尺な高所建
造物及びその周辺部材の保守点検作業方法とこれを実施
するための設備に関するものである。
【従来の技術】
例えば、懸垂型モノレール等の高架鉄道における軌道
桁及びその周辺部材の保守点検(例えば、桁や支脚の外
面塗装や損傷調査等)を行う場合、作業を行うための足
場を軌道桁の高さに設置しておく必要があるが、従来に
おいては、かかる足場を地上からの架設やリフト車の使
用により或いは軌道桁から懸吊させることにより確保す
るようにしているのが普通である。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、地上からの足場架設を行う場合には、作業を
行う都度、足場の組立て,分解作業や機材の運搬等が必
要となり、コスト,作業効率上問題がある。しかも、付
近に民家がある場合には、騒音公害対策も必要となる。 また、リフト車を使用する場合には、軌道桁の架設場
所が道路であると、リフト車の駐車に伴う交通規制を行
う必要があり、そのために多くの保安要員を必要とした
り、交通渋滞を招来する虞れがある。しかも、軌道桁が
リフト車を駐車できないような場所に架設されている場
合(例えば、軌道桁が河川や地上鉄道を跨いで架設され
ている場合)には、保守点検作業を行い得ない。これら
の問題は、地上からの足場架設を行う場合においても、
同様に発生する。 また、足場を軌道桁から懸吊させる場合には、作業の
進行に伴って足場の懸吊位置を移動させる必要があり、
作業効率が頗る悪い。しかも、安全性の面で問題があ
る。 本考案は、上記した問題を生ずることなく、軌道桁等
の長尺な高所建造物やその周辺部材の保守点検作業を効
率良く安全に行うことができる方法とこれを好適に実施
するための設備を提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
この課題を解決した本発明の保守点検作業方法は、横
方向に長尺な高所建造物の側面にその長手方向に沿って
走行操作自在な索条を張設すると共にこの索条に作業用
足場を懸吊支持させておき、索条を走行操作させること
により作業用足場を高所建造物の長手方向に移動させな
がら、作業用足場に乗った作業者が高所建造物及びその
周辺部材の保守点検作業を行うようにしたものである。 また、この方法を実施するための本発明の保守点検作
業設備は、横方向に長尺な高所建造物の側面にその長手
方向に沿って走行自在に張設した索条を具備する支持機
構と、索条に懸吊支持された、作業者が乗る作業足場
と、作業用足場を高所建造物の長手方向に移動させるべ
く索条を走行操作させる操作機構とを具備するものであ
る。
【作用】
作業用足場が高所建造物の側面にその長手方向に移動
するように設けられているから、地上からの足場架設を
行う場合やリフト車を使用する場合と異なって、作業の
都度、機材,車輛の運搬や交通規制を行う必要がなく、
少ない人員で効率良く保守点検作業を行いうる。また、
建造物の架設場所に拘らず、保守点検作業を長尺な建造
物の全長に亘って良好に行いうる。しかも、足場を高所
建造物の長手方向に移動操作できるから、足場を軌道桁
に懸吊させる場合のような効率上,安全上の問題も生じ
ない。
【実施例】 以下、本発明の構成を第1図及び第2図に示す実施例
に基づいて具体的に説明する。この実施例は、本発明を
高架鉄道の軌道桁及びその周辺部材の保守点検作業に適
用した例に係る。 第1図に示す高架鉄道である懸垂型モノレールにおい
て、1は軌道桁、2は軌道桁1に懸垂支持された車輛、
3は保守点検作業設備である。 軌道桁1は、第1図及び第2図に示す如く、下部にス
リット4aを形成した断面矩形状の桁本体4と、スリット
4aの両側に配して桁本体4に設けられた走行レール5,5
及び案内レール6,6と、桁本体4の外面に一定間隔を隔
てて取付けられた補剛フレーム7…とを具備する。この
軌道桁1は所定の走行経路に沿って延びており、地上に
所定間隔を隔てて立設された支脚(図示せず)の上部に
架設支持されている。 車輛2は、第2図に示す如く、その上面部に前記スリ
ット4aを通過せる懸吊体8を立設すると共に、この懸吊
体8の上端部に、各レール5,6に転接支持せる走行車輪
9…及び案内車輪10…を支持させることによって、軌道
桁1に走行自在に懸吊されており、走行車輪9…を回転
駆動させることによって軌道桁1に沿って走行せしめら
れるようになっている。 保守点検設備3は、第1図及び第2図に示す如く、ス
キーリフトやゴンドラリフト等の固定循環式又は自動循
環式の索道機と同様の構造をなしており、作業者が乗る
適当数の作業用足場11…と、各作業用足場11を軌道桁1
にその側面に沿って水平移動自在に支持する支持機構12
と、作業用足場11を移動操作する操作機構13とを具備す
る。 各作業用足場11は、軌道桁1に対向する側面側を開放
した箱形のケージに構成されている。なお、作業用足場
11は、作業者が乗ったままで作業を行いうるものであれ
ばよく、その形状,構造は任意であるが、安全性の面か
ら、ケージないしこれに類する形状のものとしておくこ
とが好ましい。 支持機構12は、索条14を軌道桁1の両側面に沿って走
行自在に張設し、この索条14に握索機15を介して作業用
足場たるケージ11を懸吊支持させてなる。索条14に懸吊
されるケージ11の数は任意であるが、軌道桁1の両側に
おいて作業を行うためには、少なくとも2個必要であ
る。索条14は、軌道桁1の補剛フレーム7…や支脚に適
当な支持フレーム16…を介して支持された受索輪17…に
よって支持されている。支持フレーム16は補剛フレーム
7等の軌道桁構成部材に後発的に取付けうるものであれ
ばよく、その構成は任意である。握索機15は、スキーリ
フトやゴンドラリフト等における搬器懸吊用の握索機と
同様のもので、ロンググリップとショートグリップとの
協働作用により索条14を掴持する構成とされている。な
お、索条14には、軌道桁1等のモノレール構成部材に支
持させたテンションローラ18により、所定のテンション
が付与されるようになっている。 操作機構13は、索条14の両端部を巻取るドラム19とこ
れを駆動する駆動機(例えば、ブレーキ内蔵型のギヤー
ドモータ)20とからなり、ドラム19を正逆転駆動させる
ことにより索条14をイ方向又はその反対方向に走行させ
るようになっている。すなわち、少なくとも2個のケー
ジ11,11を軌道桁1の両側面に沿ってイ方向又はその反
対方向に往復走行させるようになっている。なお、駆動
機20の操作装置は、モノレールの適当場所に設置した運
転室に設けてもよいし、ケージ11内に設けておいてもよ
い。 本発明の方法は、以上のように構成された保守点検設
備3を使用して、次のように実施される。 すなわち、まず、各ケージ11に作業者が乗り込む。こ
の作業者の乗り込みは、モノレールのプラットホームに
おいて行うようにしておくことが好ましい。 そして、駆動機20によりドラム19を駆動させて、各ケ
ージ11を軌道桁1の側面に沿って移動させながら、所定
の保守点検作業を行う。 このとき、各ケージ11の移動ないし停止操作は、操作
装置が前記運転室に設けられている場合には、運転室内
のオペレータにケージ11,11内の作業者が無線機等によ
り指令することによって行うようにし、操作装置が各ケ
ージ11に設けられている場合には、ケージ11,11内の作
業者が互いに連絡しながら行うようにする。 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に
改良,変更することができる。 すなわち、上記実施例の保守点検設備3は、既存のモ
ノレールに後発的に装備させるように構成されたもので
あるため、ケージ11の支持機構12や操作機構13を後発的
に設置するための工夫を要するが、高所建造物を新たに
建設する場合には、かかる工夫は必要としない。例え
ば、受索輪17等の索条支持手段は予め軌道桁1等の建造
物に一体装備させておけばよく、前記支持フレーム16に
相当するような部材は特に必要としない。 また、保守点検設備3は上記索道構造に限定されず、
種々の構造のものを採用できる。例えば、ケージ等の作
業用足場11を、上記索条14に車輪を介して懸吊支持させ
ておき、足場11を曳索により走行させるようにしてもよ
い。或いは、足場11を、索条手段を使用せず、軌道桁1
の側面に設けたレールに走行自在に支持させておくよう
にしてもよい。この場合、足場11の走行駆動は、例え
ば、レール側に設けたラックと足場11側に設けたピニオ
ンギヤとの歯合手段等によって行うことができる。ま
た、軌道桁1の両側面に沿って移動する足場11,11を、
上記実施例のように連動走行させず、各々独立して走行
操作できるようにすることもできる。 また、作業用足場11の軌道桁1に沿う移動が、軌道桁
1の形状(軌道桁1が途中で分岐している等)や支脚等
の存在により軌道桁1の全長に亘って一連に行い得ない
場合には、一連の移動が可能な区間毎に独立した保守点
検設備3を配備するようにすればよい。 また、作業用足場11の移動経路は建造物の形状に応じ
て設定されるものであり、直線状の経路に限定されな
い。例えばアーチ形状の橋梁等においては、これに沿う
曲線状の経路を作業用足場11が移動できるようにしてお
く。 さらに、ケージ等の作業用足場11には、上記した操作
装置を配備する他、保守点検用の各種機器(例えば、塗
装装置や溶接装置等)を予め組み込んでおくことができ
る。 勿論、本発明は、上記した高架鉄道の軌道桁の他、橋
梁,陸橋,高架道路,高層建築物間の高架通路等のあら
ゆる長尺な高所建造物について適用することができる。
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解されるように、本発明の方
法によれば、冒頭で述べた如き問題を生ずることなく、
高所に位置する軌道桁等の建造物やその周辺部材の保守
点検作業を安全且つ効率良く行うことができる。 また、本発明の設備によれば、かかる方法を好適に実
施することができ、作業用足場を高所建造物に支持させ
ておくため、既存の高所高造物にも容易に設置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る保守点検作業設備の一実施例を示
す斜視図、第2図はその要部の断面図である。 1……軌道桁(高所建造物)、2……車輛、3……保守
点検設備、11……ケージ(作業用足場)、12……支持機
構、13……操作機構、14……索条。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に長尺な高所建造物の側面にその長
    手方向に沿って走行操作自在な索条を張設すると共にこ
    の索条に作業用足場を懸吊支持させておき、索条を走行
    操作させることにより作業用足場を高所建造物の長手方
    向に移動させながら、作業用足場に乗った作業者が高所
    建造物及びその周辺部材の保守点検作業を行うようにし
    たことを特徴とする、長尺な高所建造物及びその周辺部
    材の保守点検作業方法。
  2. 【請求項2】横方向に長尺な高所建造物の側面にその長
    手方向に沿って走行自在に張設した索条を具備する支持
    機構と、索条に懸吊支持された、作業者が乗る作業足場
    と、作業用足場を高所建造物の長手方向に移動させるべ
    く索条を走行操作させる操作機構とを具備することを特
    徴とする、長尺な高所建造物及びその周辺部材の保守点
    検作業設備。
JP24363590A 1990-09-12 1990-09-12 長尺な高所建造物及びその周辺部材の保守点検作業方法並びにその設備 Expired - Lifetime JP2872374B2 (ja)

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