JP2019214858A - 床版架設機 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、大型重機で架設工事する際、天井制限のあるトラス橋やトンネル内では、床版を架設場所まで搬送することは困難な場合がある。
また、床版の耐荷重力によっては、床版上に設置する大型重機の重量が制限を受ける場合もある。
そのため、昨今では大型重機を使用しなくても桁上の旧床版を容易に撤去でき、その後、新床版を容易に設置でき、さらに、どのような場所(例えば、トンネル内など)においても使用できる床版架設機が要望されており、このような要望を解決するために、例えば、特許文献1に記載の床版架設機が提案されている。
しかしながら、その際、床版架設機自体を他方の半分側へ移動させる必要がある。
さらに、上述の移動においては、構造上、幅員方向へ直接移動できないため、他方の半分側へ移動するには、移動時間及び移動後の床版架設機の移動不能に固定する固定時間などの工数が余分に発生する。そのため、廃棄物運搬車へ床版を撤去するには、相当な時間を有してしまう虞がある。
左右一対の主桁と、各主桁間に主桁と垂直に、且つ、前後方向に一列に配置される複数の横梁とを有する平面構造体と、この平面構造体を左右一対の複数組で支持するとともに、夫々の下端に移動固定機構を装着する脚体と、平面構造体の下方に、前後方向に移動可能に設けられた走行機構と、走行機構の左右方向に伸縮可能に設けられた横行機構と、横行機構の下方に懸架され、架設用部材を吊上げる吊具ユニットとを備えることを特徴とする床版架設装置を提供することによって解決される。
なお、説明で方向を表す際、特に言及しない限り、床版架設機が床版を廃棄物運搬車に搬送する側を「前」、一方、その反対側を「後」とし、床版架設機の前後に延在する走行レールに沿って移動する方向を「前後方向」とする。また、走行レールに直交する方向を「左右方向」、「横行方向」、または「幅員方向」とする。また、吊具ユニットが床版を吊上げる方向、または、吊下げる方向を「上下方向」とする。
そして、このような旧床版の撤去において、一般的に、旧床版を処理場まで運搬するには、10トン車の廃棄物運搬車等によって行われる。
そのため、10トン車に搬送できるように、通常、旧床版の前後方向の長さを2mサイズに切断し、更に左右方向の長さを2分割にすることで10トン以下の重量にしている。
床版架設機3は、主に、主桁4と横梁5等からなる平面構造体6、脚体7、移動固定機構8、走行機構9、横行機構10、及び吊具ユニット11などで構成されている。
すなわち、左右一対の主桁4と各主桁4に連結された横梁5とによって、一体構造物となるように平面構造体6が構成されている。
また、図示していないが、各脚体7には道路形状などに対応して、床版架設機3を水平レベルに維持可能に脚体の上下方向の長さを調整する伸縮構造が夫々設けられている。
図4は、図2を前後方向に見たD部詳細拡大図であり、便宜上、走行機構9を説明する上で主桁4を省いた図としている。
図4に示すように、走行機構9は、主に、走行トロリー15、走行梁16などで構成されている。
図5及び図6に示すように、走行梁16は、鋼板組合せ構造からなり、断面凹状の形状をしている。そして、断面凹状の開口部を下にした状態で走行レール14と垂直に、且つ、前後方向に一列に配置されるように各走行トロリー15に取り付けられている。
したがって、各走行梁16は、前後一体に構成された各走行トロリー15に夫々取り付けられていることより、各走行梁16と各走行トロリー15は一体となって前後方向に移動可能となっている。
横行機構10は、主に、上ローラ17、下ローラ18、横行梁19、及び横行レール20などで構成されている。
また、各横行梁19同士は左右一対の連結材21によって、一体にフレーム状を形成している。そして、この横行梁19は、後述の横行駆動機構22によって、左右方向に伸縮駆動が可能となっている。
また、各横行レール20同士は左右一対の接続材32によって、一体にフレーム状を形成している。
以下、横行駆動機構22について、図4〜図6を用いて説明する。
横行駆動機構22は、主に、前軸受23、後軸受24、シャフト25、チェーンスプロケット26、第1ローラチェーン27、モータ28、駆動スプロケット29、従動スプロケット30、及び第2ローラチェーン31などで構成されている。
この各シャフト25の一方の前側となる走行梁16の前側側面には、シャフト25が回転可能に支持されるように前軸受23が夫々嵌合されて取り付けられている。
また、走行梁16内の各シャフトの前後方向中央部には、チェーンスプロケット26がシャフト25と回転一体に夫々取り付けられている。
旧床版は前後方向の長さをおよそ2m間隔でワイヤーソー等を用いて切断する。その切断作業を計7回、すなわち、前後方向の長さ14m分を行う。その後、ジャッキ装置等で橋桁1より夫々剥離され、床版架設機3で吊上げ、人力により旋回して、搬出位置に運び、廃棄物運搬車に積み込んで処理場へ運送される。
すなわち、計14回、廃棄物運搬車に積み込むこととなる。
まず、図7(a)に示すように、4本のチェーンブロック35で懸架された吊具ユニット11を横行トロリー34による電動駆動によって横行レール20に沿って所定の位置へ移動させる。
その後、図7(c)に示すように、チェーンブロック35を作動させて、吊具ユニット11に撤去する床版2を取り付けてから吊上げる。
次に、横行トロリー34による電動駆動によって吊具ユニット11を左右一対の脚体7間に移動させる(戻す)。
撤去した旧床版のかわりに新床版を設置する。このとき、一般的な床版は、長さ10〜11m、重量14トン程度であり、トレーラーで搬送されてくる。
尚、この延長は、詳細は省略するが、ボルト接続により、簡単に素早く延長することが可能となっている。
それによって、床版架設機3自体を幅員方向へ移動させることなく、或いは、分割前の床版を一旦吊上げ、90度旋回させた後に分割するという手間をかける必要もなく、その場で10トン以下に分割された床版を廃棄物運搬車へ素早く撤去することが可能となる。
また、横行駆動機構を設けることで、人の手を介することなく自動で左右方向移動させることができる。
また、横行梁19の上部に横行レール20を設けることで、機高を4.5m以下に押さえることができる。それによって、トンネル内での作業、または道路標識に干渉することなく、移動や床版の取換工事が行うことができる。
また、第1ローラチェーン27の代わりにラックアンドピニオン方式によって横行梁19を左右方向に移動させても良い。
また、吊上げとしてチェーンブロック35を用いているが、これに限らず、ウインチやホイスト等であっても構わない。
また、横行トロリー34及び走行トロリー15は電動駆動としているが、無線駆動や手動駆動であっても良い。
また、横行機構10の駆動は、横行駆動機構22によって行われているが、これに限らず、手動で行っても良いし、シリンダーを用いる等、他の機構で行っても良い。
さらに、移動固定機構は、車輪12を用いているが、車輪の代わりにローラ、チルタンク、或いは、無限軌道等各種の移動手段を適用することもできる。
3 床版架設機
4 主桁
5 横梁
6 平面構造体
7 脚体
8 移動固定機構
9 走行機構
10 横行機構
11 吊具ユニット
14 走行レール
15 走行トロリー
16 走行梁
17 上ローラ
18 下ローラ
19 横行梁
20 横行レール
21 連結材
22 横行駆動機構
32 接続材
33 束材
34 横行トロリー
Claims (7)
- 左右一対の主桁と、
各主桁間に主桁と垂直に、且つ、前後方向に一列に配置される複数の横梁と、
を有する平面構造体と、
該平面構造体を左右一対の複数組で支持するとともに、夫々の下端に移動固定機構を装着する、脚体と、
前記平面構造体の下方に、前後方向に移動可能に設けられた走行機構と、
前記走行機構の左右方向に伸縮可能に設けられた横行機構と、
前記横行機構の下方に懸架され、架設用部材を吊上げる吊具ユニットと、
を備えることを特徴とする床版架設装置。
- 前記各主桁は、下部に前後方向に延在する走行レールを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の床版架設装置。
- 前記走行機構は、前記各走行レールに前後移動可能に取り付けられた前後一対の走行トロリーと、
前記各走行レール間に走行レールと垂直に、且つ、前後方向に一列に配置されるように前記走行トロリーを介して前記走行レールに吊持された前後一対の走行梁と、を備え、
前記各走行梁同士は、一体に構成されており、それによって、前記走行機構は一体に走行レールに沿って前後方向に移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の床版架設装置。
- 前記横行機構は、前記各走行梁の下部に左右方向に連続して設けられたローラと、
前記ローラを介して左右方向に伸縮可能な前後一対の横行梁と、
前記各横行梁とでフレーム状を形成するように、前記各横行梁を連結する左右一対の連結材と、を備え、
前記各横行梁は、各連結材で一体化となっており、走行梁に設けられたローラを介して左右方向に伸縮可能であることを特徴とする請求項3に記載の床版架設装置。
- 前記横行梁は、各横行梁間に横行梁と平行に設けられた前後一対の横行レールと、
前記各横行レールとでフレーム状を形成するように、前記各横行レールと接続する左右一対の接続材と、
前記横行レールと上下方向で一体化となるように設けられる束材と、を備え、
前記横行レールと一体となって、左右方向に伸縮可能であることを特徴とする請求項4に記載の床版架設装置。
- 前記横行機構は、当該横行機構を人を介することなく、自動で駆動可能な横行駆動機構をさらに備えていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の床版架設装置。
- 前記吊具ユニットは、横行トロリーを介して横行レールに吊持されていることを特徴とする請求項5に記載の床版架設装置。
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