JP6586779B2 - 長尺材の移動装置及び長尺材の移動方法 - Google Patents

長尺材の移動装置及び長尺材の移動方法 Download PDF

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Description

本発明は、施工現場において長尺材を移動させる長尺材の移動装置及び長尺材の移動方法に関する。
施工現場において長尺材等を移動させる場合には、たとえば、地組ヤードにて架台上で柱、梁を平面的に地組した部材からなるフレームを架台とともに建起しヤードに移動することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9―184289号公報
上記のような柱、梁の地組に限らず、例えば、長尺の梁を使用する場合には、トラック等の搬送手段により搬送可能なサイズに形成された複数の長尺材を現場にて連結する必要がある。このため、たとえ長尺材同士を連結する場合であっても、架台上で地組する場合には、施工現場の限られたスペース内に地組するためのスペースや、架台とともに建起しヤードまで移動するための大きなスペースを確保しなければならないという課題がある。
本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より狭いスペースにて長尺材を連結し連結した連結長尺材をストックヤードに移動可能な長尺材の移動装置及び長尺材の移動方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の長尺材の移動装置は、
複数の長尺材を立てた状態にて互いの小口同士を当接させて連結して連結長尺材を形成する連結ヤードから、連結された前記連結長尺材をストックするストックヤードに、立てた状態で移動させる長尺材の移動装置であって、
前記複数の長尺材のうちの一の長尺材を立てた状態に保持する保持部材と、
前記一の長尺材が載置され当該一の長尺材を立てた状態で移動可能とする移動体と、
前記一の長尺材と少なくとも1本の他の長尺材とが連結された前記連結長尺材を、前記保持部材に保持された状態で、前記連結ヤードから前記ストックヤードに向かう移動方向に案内する案内部材と、
前記保持部材に取り外し可能に固定され、固定されている前記保持部材を前記案内部材に沿って前記移動方向に移動させる移動機構と、
を有することを特徴する長尺材の移動装置である。
このような長尺材の移動装置によれば、連結ヤードでは、複数の長尺材を立てた状態で連結して連結長尺材を形成するので、例えば架台上にて地組する場合より狭いスペースで長尺材同士を連結することが可能である。また、連結長尺材は立てた状態のままストックヤードに移動されるので、移動においても、架台とともに移動される場合より狭いスペースで実現することが可能である。
また、一の長尺材は立てた状態で移動体に載置されるとともに保持部材に保持され、保持部材が案内部材に案内されて移動機構により移動方向に移動されるので、一の長尺材及び連結長尺材を安定して立てた状態でストックヤードに移動させることが可能である。このため、より狭いスペースにて長尺材を連結し連結した連結長尺材をストックヤードに移動可能な長尺材の移動装置を提供することが可能である。
このような長尺材の移動装置によれば、一の長尺材は立てた状態で移動体に載置されるとともに保持部材に保持され、保持部材が案内部材に案内されて移動機構により移動方向に移動されるので、一の長尺材及び連結長尺材を安定して立てた状態でストックヤードに移動させることが可能である。このため、より狭いスペースにて長尺材を連結し連結した連結長尺材をストックヤードに移動可能な長尺材の移動装置を提供することが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記ストックヤードでは、前記連結長尺材を、前記保持部材に保持して立てた状態でストックすることが望ましい。
このような長尺材の移動装置によれば、ストックヤードでは連結長尺材が立てた状態でストックされるので、ストックヤードのスペースもより狭くすることが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記案内部材は前記移動方向と交差する交差方向に互いに対向する2本の横フレームの互いに対向する部位に設けられ、前記連結ヤードにて、前記2本の横フレームの上に、前記交差方向に出没可能に設けられ、前記長尺材及び前記連結長尺材が移動しないときに突出して前記2本の横フレーム間に掛け渡されて固定される掛渡部材を有することが望ましい。
このような長尺材の移動装置によれば、保持部材が案内される2本の案内部材が設けられている2本の横フレームに、当該横フレームと交差する交差方向に掛け渡される掛渡部材が固定されるので、2本の横フレームを備えた、長尺材の移動装置の剛性を高めることが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記掛渡部材は、前記長尺材及び前記連結長尺材が移動される前に、前記横フレームとの固定が外されて没することが望ましい。
このような長尺材の移動装置によれば、長尺材及び連結長尺材が移動される前に、掛渡部材は横フレームとの固定が外されて没するので、長尺材及び連結長尺材をスムーズに移動させることが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記長尺材及び前記連結長尺材が保持される前記保持部材を複数有し、前記複数の保持部材のうちの、移動対象の前記長尺材及び前記連結長尺材が保持されている前記保持部材のみが前記移動機構に固定されることが望ましい。
このような長尺材の移動装置によれば、移動対象の長尺材及び連結長尺材が保持されている保持部材のみを移動装置に固定することにより、所望の長尺材及び連結長尺材のみを移動させることが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記移動機構は、前記保持部材に固定されるワイヤーと、前記ワイヤーを牽引する牽引装置と、を有することが望ましい。
このような長尺材の移動装置によれば、移動機構をワイヤーと牽引装置とにより構成したので、より簡単な構成により長尺材の移動装置を実現することが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記長尺材はH型鋼であり、前記連結ヤードは、連結する前記長尺材の小口同士を突き合わせて前記H型鋼のウエブ同士を接合するウエブ接合ヤードと、前記H型鋼のフランジ同士を溶接する溶接ヤードと、を有することが望ましい、
このような長尺材の移動装置によれば、フランジ同士の溶接はウエブ同士の接合より時間が掛かるので、互いに異なるヤードにて作業することにより、各々の作業ペースに合わせて移動させることが可能である。
かかる長尺材の移動装置であって、前記他の長尺材を揚重する揚重装置を備え、前記他の長尺材は、前記揚重装置に揚重された状態で前記ウエブ同士が接合されることが望ましい。
このような長尺材の移動装置によれば、他の長尺材はウエブ同士が接合されるまで揚重装置に揚重されているので、接合時に他の長尺材の取り扱いが容易である。
また、連結ヤードにて複数の長尺材を立てた状態で互いの小口同士を当接させて連結して連結長尺材を形成する連結ステップと、
連結した前記連結長尺材をストックするストックヤードに立てた状態で移動する移動ステップと、
を有することを特徴とする長尺材の移動方法である。
このような長尺材の移動方法によれば、複数の長尺材を立てた状態で連結して形成した連結長尺材を立てた状態のままストックヤードに移動するので、狭いスペースで長尺材同士を連結してストックヤードに移動ことが可能である。
本発明によれば、より狭いスペースにて長尺材を連結し連結した連結長尺材をストックヤードに移動可能な長尺材の移動装置及び長尺材の移動方法を提供することが可能である。
本発明に係る長尺材の移動装置を示す正面図である。 本発明に係る長尺材の移動装置を示す平面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 図3におけるB矢視図である。 図3におけるC矢視図である。 長尺材の移動方法を示すフローである。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、長尺材の移動装置を示す正面図であり、図2は、長尺材の移動装置を示す平面図である。尚、図1においては、縦フレーム31を省略している。
本実施形態においては、長尺材として梁材を例に挙げて説明する。このため、以下では、長尺材単体を梁材、長尺材同士を連結した連結長尺材を連結梁材として説明する。
本発明の梁材の移動装置1は、図1、図2に示すように、H型鋼でなる複数の梁材2aを2本連結した連結梁材2を施工現場に掛け渡す長尺梁として使用する際に、施工現場に搬入された梁材2aをそれらの小口同士を突き合わせて連結し、連結した連結梁材2をストックヤードY2に移動するための装置である。連結梁材2として連結される梁材2aは2本に限るものではない。
本実施形態の梁材の移動装置1は、2本の梁材2aの小口同士を突き合わせてウエブ同士を接合するウエブ接合ヤードY1aと、2本の梁材2aのフランジ同士を溶接するフランジ溶接ヤードY1bと、連結された連結梁材2をストックしておくストックヤードY2とが水平方向に隣接する施工現場に設置される。ここで、ウエブ接合ヤードY1aとフランジ溶接ヤードY1bとが連結ヤードY1に相当する。以下の説明においては、ウエブ接合ヤードY1aからフランジ溶接ヤードY1bを通過してストックヤードY2に至る方向を移動方向、移動方向と交差する奥行き方向を交差方向として説明する。
梁材の移動装置1は、H型鋼にて形成されたフレーム3と、梁材2a及び連結梁材2を1本毎に立てた状態に保持する保持部材4と、フレーム3に上下方向に互いに間隔を隔てて固定され保持部材4を移動方向に沿って案内する案内部材としての2つのガイドレール5と、梁材2a及び連結梁材2が立てた状態で移動可能に載置される移動体6と、各ガイドレール5にそれぞれ設けられ、保持部材4をガイドレール5に沿って移動方向に移動させる移動機構7と、を有している。
フレーム3は、施工現場に略鉛直方向に立設され、移動方向に沿って互いに間隔を隔てて配置される複数の縦フレーム31と水平方向に沿うとともに上下に間隔を隔てて配置される上下2段の横フレーム32とが接合された状態で、交差方向に間隔を隔てて対向させるとともに交差方向に沿う部材により接合されて構成されている。すなわち、フレーム3には、交差方向に対向する二対の横フレーム32が上下2箇所に設けられている。
二対の横フレーム32の互いに対向する部位には、各々ガイドレール5が設けられている。ガイドレール5は、互いに対向する側から、当該ガイドレール5設けられている各横フレーム32側に窪み、移動方向に沿う溝部5aを有している。溝部5aの対向する上下の面には、滑り材(不図示)が設けられており、滑り材間の高さは、溝部5a内に挿入され、保持部材4が備える後述する挿入片4cの厚みより僅かに高く形成されている。
また、フレーム3には、梁材2a及び連結梁材2が移動するときには、対向する横フレーム32より交差方向において外側に位置し、梁材2a及び連結梁材2の移動が停止したときに、連結ヤードY1にて対をなす横フレーム32上に掛け渡されるように突出する掛渡部材33が設けられている。すなわちフレーム3は、横フレーム32の上に交差方向に出没可能に設けられた掛渡部材33を有している。また、掛渡部材33が、横フレーム32の上に突出した際に、当該横フレーム32に固定されることによりフレーム3の剛性が高められる。
図3は、図2におけるA部の拡大図であり、図4は、図3におけるB矢視図であり、図5は、図3におけるC矢視図である。尚、図4においては横フレームを仮想線にて示し横フレーム及びガイドレールは省略している。
保持部材4は、図3〜図5に示すように、交差方向に対向するガイドレール5間を、溝部5aに案内されて移動方向に移動可能に設けられている。保持部材4は、立てた状態の梁材2a及び連結梁材2が上下方向に挿通される矩形状の開口4aを備えたブロック状の本体部4bと、本体部4bの交差方向における両側面からそれぞれ延出されて溝部5aに挿入される板状の挿入片4cとを有している。
開口4aは、梁材2a及び連結梁材2をなすH型鋼のウエブ高及びフランジ幅より僅か
に広い縦横の幅を有している。このため、挿入された梁材2a及び連結梁材2は、開口4a内において略移動不能に保持される。また、本体部4bの上面には、交差方向における開口4aの両側にそれぞれ、後述するワイヤー7aを本体部4bとの間に挟持して固定するためのワイヤー固定部材4dが着脱自在に設けられている。
移動機構7は、ワイヤー固定部材4dにより保持部材4に固定される2本のワイヤー7aと、各ワイヤー7aをそれぞれ牽引する牽引装置としての2つのジャッキ7bと、を備えている。ジャッキ7bは、横フレーム32のストックヤードY2の端部に配置され、移動方向に沿って保持部材4の上面上に位置するように緊張されたワイヤー7aを牽引可能に設けられている。このため、立てた状態で移動体6上に載置された梁材2a及び連結梁材2が挿通されてワイヤー7aが固定された保持部材4が、ジャッキ7bによって移動方向に移動されることにより、梁材2a及び連結梁材2が移動方向に移動される。
図6は、梁材の移動方法を示すフローである。
搬入された梁材2aを連結してストックヤードY2に移動する梁材の移動方法は、まず、トラック等により施工現場に搬入された一の梁材2aを揚重装置8により立てた状態に揚重し、揚重した状態でウエブ接合ヤードY1aに移動する。ウエブ接合ヤードY1aに移動した一の梁材2aを、吊り下げた状態から降下させて、下側のガイドレール5間に配置されている保持部材4の開口4aに上方から挿通させ、立てた状態のまま移動体6上に載置する。このとき、保持部材4にはワイヤー7aは固定されていなくともよい。
次に、搬入された他の梁材2aを揚重装置8により立てた状態に揚重し、揚重した状態でウエブ接合ヤードY1aの立てた状態の一の梁材2a上に移動させ、吊り下げた状態から降下させて、上側のガイドレール5間に配置されている保持部材4の開口4aに上方から挿通させ、一の梁材2aと他の梁材2aとの小口と同士を突き合わせて一の梁材2a上に他の梁材2aを載置する。
一の梁材2aの上に他の梁材2aが載置された状態で、一の梁材2a及び他の梁材2aの移動方向における両側において、掛渡部材33が交差方向に突出して下横フレーム32L上及び上横フレーム32U上に掛け渡たされる。掛け渡された掛渡部材33は下横フレーム32L及び上横フレーム32Uにボルト等により固定される。このとき他の梁材2aは揚重装置8により揚重された状態が保たれている。
次に、上下方向において小口同士が突き合わされた一の梁材2aのウエブと他の梁材2aのウエブとに継手板(不図示)を渡してボルト・ナットにより一の梁材2aと他の梁材2aとを接合する。継手板による一の梁材2aと他の梁材2aとの接合は、仮接合であっても本接合であっても構わない。このとき、下横フレーム32L、上横フレーム32U及び掛渡部材33は、接合作業を行う作業者の足場として使用されるため、一の梁材2a及び他の梁材2aの小口同士が突き合わされている位置に対して接合作業がし易い位置に配置されている。
揚重装置8は、接合作業が終了した後に取り外され、掛渡部材33は、下横フレーム32L及び上横フレーム32Uとの固定が外されて、下横フレーム32L上及び上横フレーム32U上から元の位置に戻される。また、このとき、ウエブ接合ヤードY1aにおいて梁材2aが挿通されていない保持部材4には、搬入された梁材2aが順次立てられた状態で挿通され、2本の梁材2aが互いの小口を突き合わせて上下に配置されていく。
次に、継手板により接合された一の梁材2aと他の梁材2aが挿通されている保持部材4は、ワイヤー固定部材4dによりワイヤー7aが固定され、ジャッキ7bにより牽引されて移動方向に沿ってフランジ溶接ヤードY1bに移動される。接合された一の梁材2a及び他の梁材2aがフランジ溶接ヤードY1bに移動されると、移動方向における両側において、フランジ溶接ヤードY1bの掛渡部材33が交差方向に突出して下横フレーム32L上及び上横フレーム32U上に掛け渡たされる。掛け渡された掛渡部材33は下横フレーム32L及び上横フレーム32Uにボルト等により固定される。
接合された一の梁材2aのフランジと他の梁材2aのフランジとが突き合わされた状態で溶接されると連結され連結梁材2が形成される(連結ステップS1)。このとき、下横フレーム32L、上横フレーム32U及び掛渡部材33は、溶接作業を行う作業者の足場として使用され、接合作業が終了した後に、掛渡部材33は、下横フレーム32L及び上横フレーム32Uとの固定が外されて、下横フレーム32L上及び上横フレーム32U上から元の位置に戻される。
このとき、ウエブ接合ヤードY1aにおいて梁材2aが挿通されていない保持部材4には、搬入された梁材2aが順次立てられた状態で挿通され、2本の梁材2aが互いの小口を突き合わせて上下に配置される。また、上下に配置された一の梁材2aと他の梁材2aとが継手板により接合され、接合された後に、ワイヤー7aがワイヤー固定部材4dにより固定され、ジャッキ7bによりウエブ接合ヤードY1aに移動されている。
連結された連結梁材2が挿通されている保持部材4は、ワイヤー固定部材4dによりワイヤー7aが固定され、ジャッキ7bにより牽引されて移動方向に沿ってストックヤードY2に移動され(移動ステップS2)、保持部材4に保持され立てた状態でストックヤードY2にストックされる。
このように、ウエブ接合ヤードY1aによる接合作業と、フランジ溶接ヤードY1bによる溶接作業とは、作業にかかる時間が作業者の作業速度や作業者の数などにより異なるため、ジャッキ7bによる移動動作は、接合作業および溶接作業とタイミングを調整して、移動すべき梁材2a及び連結梁材2が保持されている保持部材にワイヤー7aが固定されてジャッキ7bにより効率良く移動される。
本実施形態の梁材の移動装置1によれば、連結ヤードY1では、複数の梁材2aを立てた状態で連結して連結梁材2を形成するので、たとえば架台上にて地組する場合より狭いスペースで梁材2a同士を連結することが可能である。また、連結梁材2は立てた状態でストックヤードY2に移動されるので、連結梁材2の移動も、架台とともに移動される場合より狭いスペースで移動させることが可能である。このため、狭いスペースにて梁材2aを連結し連結した連結梁材2をストックヤードY2に移動可能な梁材の移動装置1を提供することが可能である。
また、一の梁材2aは立てた状態で移動体6に載置されるとともに保持部材4に保持され、保持部材4がガイドレール5に案内されてワイヤー7a及びジャッキ7bにより移動方向に移動されるので、一の梁材2a及び連結梁材2を立てた状態であっても安定させてウエブ接合ヤードY1aからフランジ溶接ヤードY1bやストックヤードY2に移動させることが可能である。
また、ストックヤードY2では連結梁材2を立てた状態でストックするので、ストックヤードY2のスペースもより小さくすることが可能である。
また、保持部材4が案内される2本のガイドレール5が設けられている2本の横フレーム3に、当該横フレーム3と交差する交差方向に掛け渡される掛渡部材33が固定されるので、2本の横フレーム3を備えたフレーム3の剛性を高めることが可能である。
また、掛渡部材33は、梁材2a及び連結梁材2が移動される前に、横フレーム3との固定が外されて下横フレーム32L上及び上横フレーム32U上から元の位置に戻されるので、梁材2a及び連結梁材2をスムーズに移動させることが可能である。
また、移動対象の梁材2a及び連結梁材2が保持されている保持部材4のみにワイヤー固定部材4dによりワイヤー7aを固定することにより、所望の梁材2a及び連結梁材2のみを移動させることが可能である。このため、梁材2a及び連結梁材2を個別に移動させることが可能なので、接合作業および溶接作業とタイミングを調整して効率良く施工することが可能である。
また、梁材2a及び連結梁材2を移動させる移動機構をワイヤー7aとジャッキ7bとにより構成したので、より簡単な構成により梁材の移動装置1を実現することが可能である。
また、連結ヤードY1を、梁材2aの小口同士を突き合わせてウエブ同士を接合するウエブ接合ヤードY1aと、フランジ同士を溶接するフランジ溶接ヤードY1bと、を有する構成としたので、所要時間が異なるウエブ同士の接合作業とフランジ同士の溶接作業とを互いに異なるヤードにて作業することにより、各々の作業のペースに合わせて移動させることが可能である。
また、一の梁材2aと、当該一の梁材2aの上に連結する他の梁材2aとを継手板で接合するまで揚重装置8に揚重された状態を維持することとしたので、接合時における他の梁材2aの取り扱いが容易である。
上記実施形態においては、ガイドレール5が備える溝部5aの対向する上下の面に滑り材が設けられている例について説明したが、これに限らず、例えば保持部材4の側部に車輪が設けられて溝部に案内されて走行する形態であっても構わない。
上記実施形態においては、長尺材として梁材2aを例に挙げて説明したが、これに限らず、長尺材は例えばダクトなどの設備材などであっても構わない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 梁材の移動装置
2 連結梁材
2a 梁材
3 フレーム
33 掛渡部材
4 保持部材
4a 開口
4b 本体部
4c 挿入片
4d ワイヤー固定部材
5 ガイドレール(案内部材)
5a 溝部
6 移動体
7 移動機構
7a ワイヤー
7b ジャッキ
8 揚重装置
31 縦フレーム
32 横フレーム
32L 下横フレーム
32U 上横フレーム
Y1 連結ヤード
Y1a ウエブ接合ヤード
Y1b フランジ溶接ヤード
Y2 ストックヤード

Claims (9)

  1. 複数の長尺材を立てた状態にて互いの小口同士を当接させて連結して連結長尺材を形成する連結ヤードから、連結された前記連結長尺材をストックするストックヤードに、立てた状態で移動させる長尺材の移動装置であって、
    前記複数の長尺材のうちの一の長尺材を立てた状態に保持する保持部材と、
    前記一の長尺材が載置され当該一の長尺材を立てた状態で移動可能とする移動体と、
    前記一の長尺材と少なくとも1本の他の長尺材とが連結された前記連結長尺材を、前記保持部材に保持された状態で、前記連結ヤードから前記ストックヤードに向かう移動方向に案内する案内部材と、
    前記保持部材に取り外し可能に固定され、固定されている前記保持部材を前記案内部材に沿って前記移動方向に移動させる移動機構と、
    を有することを特徴する長尺材の移動装置。
  2. 請求項1に記載の長尺材の移動装置であって、
    前記ストックヤードでは、前記連結長尺材を、前記保持部材に保持して立てた状態でストックすることを特徴とする長尺材の移動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の長尺材の移動装置であって、
    前記案内部材は、前記移動方向と交差する交差方向に互いに対向する2本の横フレームの互いに対向する部位に設けられ、
    前記連結ヤードにて、前記2本の横フレームの上に、前記交差方向に出没可能に設けられ、前記長尺材及び前記連結長尺材が移動しないときに突出して前記2本の横フレーム間に掛け渡されて固定される掛渡部材を有することを特徴とする長尺材の移動装置。
  4. 請求項3に記載の長尺材の移動装置であって、
    前記掛渡部材は、前記長尺材及び前記連結長尺材が移動される前に、前記横フレームとの固定が外されて没することを特徴とする長尺材の移動装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の長尺材の移動装置であって、
    前記長尺材及び前記連結長尺材が保持される前記保持部材を複数有し、
    前記複数の保持部材のうちの、移動対象の前記長尺材及び前記連結長尺材が保持されている前記保持部材のみが前記移動機構に固定されることを特徴とする長尺材の移動装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の長尺材の移動装置であって、
    前記移動機構は、前記保持部材に固定されるワイヤーと、前記ワイヤーを牽引する牽引装置と、を有することを特徴とする長尺材の移動装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の長尺材の移動装置であって、
    前記長尺材はH型鋼であり、
    前記連結ヤードは、連結する前記長尺材の小口同士を突き合わせて前記H型鋼のウエブ同士を接合するウエブ接合ヤードと、
    前記H型鋼のフランジ同士を溶接するフランジ溶接ヤードと、
    を有することを特徴する長尺材の移動装置。
  8. 請求項7に記載の長尺材の移動装置であって、
    前記他の長尺材を揚重する揚重装置を備え、
    前記他の長尺材は、前記揚重装置に揚重された状態で前記ウエブ同士が接合されることを特徴とする長尺材の移動装置。
  9. 連結ヤードにて複数の長尺材を立てた状態で互いの小口同士を当接させて連結して連結長尺材を形成する連結ステップと、
    連結した前記連結長尺材をストックするストックヤードに立てた状態で移動する移動ステップと、
    を有することを特徴とする長尺材の移動方法。
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