JPH08189090A - 長スパン架構構造物の横引き工法による構築方法 - Google Patents

長スパン架構構造物の横引き工法による構築方法

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JPH08189090A
JPH08189090A JP33926694A JP33926694A JPH08189090A JP H08189090 A JPH08189090 A JP H08189090A JP 33926694 A JP33926694 A JP 33926694A JP 33926694 A JP33926694 A JP 33926694A JP H08189090 A JPH08189090 A JP H08189090A
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Hiroshi Morita
寛 森田
Tadashi Nakano
正 中野
Tatsuo Minowa
達男 蓑輪
Takafumi Hara
孝文 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の横引き工法のもつ欠点や問題点、特に
100〜200メートル以上にもおよぶ長スパン架構構
造物の横引き工法による問題点を解決した構築方法を提
供する。 【構成】 構築すべき長スパン架構構造物を予め複数ス
パンの架構からなる第1ブロック、第2ブロック、第3
ブロック・・・第Nブロックに分割し、まず、組立てヤ
ードにおいて第1ブロックを形成する1〜2スパンから
なる第1ユニット目の架構を組み立て、屋根材・外壁材
等の仕上げ材を取り付けて横引きし、以下、第2ユニッ
ト目、第3ユニット目の架構を前記手順で順に組立て横
引きして各ユニットの架構を一体的に結合し第1ブロッ
クを組立て、これに桁行方向部材をはね出して取り付け
た後、構築位置へ横引きし、以下第2ブロック、第3ブ
ロック・・・第Nブロックを前記要領で組立て、組立て
の終了したブロックから順に構築位置へ横引きし、横引
きした各ブロックからはね出した桁行方向部材を結合し
て、架構全体を基礎構造体上に一体的に構築する構成に
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、山形あるいは門形の
架構からなる工場や倉庫、その他各種格納庫等の建屋の
建設工事に用いられる架構構造物の横引き工法による構
築方法に係り、特に建屋のスパンが100〜200メー
トル以上にもおよぶ長スパン架構構造物の横引き工法に
よる構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山形あるいは門形架構からなる架構構造
物を構築現場に近接して設けた組立てヤード内で組立
て、組立ての終了した架構構造物をそのヤードから所定
の構築位置へ横引きして全体を構築する、いわゆる横引
き工法は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の横引
き工法による建屋の構築においては、建屋を構成する全
スパン分の架構構造物を組立てヤードで組立てて所定位
置へ横引きして構築する方法を採っている。
【0004】しかし、全スパン分の架構構造物を組立て
た後、所定の構築位置へ横引きする前者の工法において
は、まず組立てヤードのスペースが広大となり、しかも
横引きに要する牽引荷重が大きくなる欠点があった。
【0005】また、100メートル以上もあるブロック
または建物全体を横引きすると、施工誤差・測定誤差・
温度による伸縮誤差が増大し、構築位置での寸法誤差を
生じる問題点があった。
【0006】この発明は、このような従来の横引き工法
のもつ欠点や問題点、特に100〜200メートル以上
にもおよぶ長スパン架構構造物の横引き工法による欠点
や問題点を解決した構築方法を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで前記目的を達成す
るため、次のような手段をもって横引きするように構成
したことにある。まず、第1の方法として、長スパン架
構構造物を予め複数スパンの架構からなるブロックに分
割し、組立てヤード内で組立てるようにした。つまり、
複数スパンの架構からなる第1ブロック、第2ブロッ
ク、第3ブロック・・・第Nブロックに分割して組立て
るようにした。
【0008】さらに具体的に説明すると、まず第1ブロ
ックの架構を形成する1〜2スパンを1ユニットとして
第1ユニット目を組立て移動して第2ユニット目の組立
てと、第1ユニット目の仕上げを行い、横引きし、第3
ユニット目の組立てと第2ユニット目の仕上げを行う。
以下、これを繰り返して第1ブロック全体を組立て、こ
れに桁行方向部材をはね出して取り付けた。そして、こ
の第1ブロックを所定の構築位置へ横引きした。
【0009】ついで、第2ブロックを前記第1ブロック
と同様な要領で組立てて構築位置へ横引きした。以下、
同じ要領で第3ブロック・・・第Nブロックと順次組立
て、それぞれ横引きし、全ブロックを所定の構築位置へ
横引きした後、各ブロックからはね出した桁行方向部材
を隣接するブロックに結合し、全体を基礎構造体上に一
体的に構築する方法とした。
【0010】また第2の方法として、前記第1ブロック
の組立てと桁行方向部材の取り付け終了後、この第1ブ
ロックの後端部が組立てヤード内に残る位置に来るまで
横引きし、この横引きした第1ブロックの後端部に第2
ブロックを形成する架構の前部2〜3スパン分を組立て
仮連結した。
【0011】そして、この2〜3スパン分の架構を仮連
結した第1ブロックを後端部が組立てヤード内に残る位
置に来るまで横引きした後、前記仮連結を解除する。つ
いで、第1ブロックのみを所定の構築位置へ横引きする
ようにした。
【0012】さらに、前記仮連結を解除して残った2〜
3スパン分の架構からなる第2ブロックに残りの架構を
順次連結して組付け、第2ブロックの組立てを完了させ
た。そして前記第1ブロックの場合と同様に、この第2
ブロックの後端部が組立てヤード内に残る位置に来るま
で横引きし、この横引きした第2ブロックの後端部に、
第3ブロックを形成する架構の前部2〜3スパン分を組
立て仮連結した。
【0013】以下、第2ブロックの横引きと仮連結の解
除と第2ブロックの構築位置への横引きと第3ブロック
の組立て完了と、前記手順を繰り返し、第Nブロックの
組立てを行い横引きし、全ブロックを一体的に結合して
基礎構造体上に構築した。
【0014】さらに、第3の方法として、長スパン架構
構造物を予め左右2つの大ブロックに分割するととも
に、さらにこの左右2つの大ブロックをそれぞれ複数ス
パンの架構からなる第1ブロック、第2ブロック、第3
ブロック・・・第Nブロックに分割し、この左右の第1
ブロックを形成する第1ユニット目、第2ユニット目、
第3ユニット目と、前記第1の組立て要領と同一の要領
をもって順に組立て、第1ブロックの組立て後、横引き
し、以下順に第2ブロック・・・第Nブロックと組立
て、組立ての終了したブロックをそれぞれ左右から順に
構築位置の中央に横引きし、横引きした全ブロックを一
体的に結合して基礎構造体上に固定させるようにした。
【0015】なお、前記分割した第1ブロック、第2ブ
ロック、第3ブロック・・・第Nブロックの各ブロック
には、桁行方向部材をはね出して取り付けるとともに、
横引き前に屋根材および外壁材等の仕上げ材を取り付け
て横引きするようにした。
【0016】
【作用】この発明による横引き工法は、以上説明したよ
うな手順、要領によって長スパン構造物の構築を行うよ
うにしたので、従来の横引き工法に比較して次のような
作用効果をもたらす。まず、請求項1に記載した第1の
方法によると、最大の横引き荷重は、分割した単位ブロ
ックの横引き荷重のみである。従って、大掛かりな横引
き装置(センターホールジャッキ)等の設置が不要であ
る。また、単位ブロックは複数スパンの架構をもって構
成している。そのため横引き時における構造物としての
自立性および安定性が確保される。また、各ブロックは
数スパンの状態で所定の位置に横引きし、固定した後、
桁行方向部材を接合するので、施工誤差・測定誤差・温
度による伸縮誤差が少なく、構造物の施工精度が向上す
る。さらに、架構を移動するためのレール部となる基礎
工事を数ブロック分先行させ、残りの基礎工事と建屋の
建方工事、つまり横引きとを併行して行うことができ、
工期の短縮が可能である。すなわち、基礎工事が完了す
る前に建方工事に着手できる。言い方を換えれば、基礎
工事の進捗状況に合わせて建方工事を行うことができ、
工期の短縮が図れる。
【0017】次に請求項3に記載した第2の方法は、先
行する第1ブロックと、第2ブロックの組立てと横引き
とを相互に組合わせた形式で行うようにしたので、例え
ば、建屋のスパンが長スパンであっても、前記第1の方
法の場合と同様、基礎構造体の構築と平行させながら横
引きが可能である。すなわち、全スパンに渡る基礎構造
体の構築を完了してから横引き工法を適用するといった
必要がない。また、先行ブロックに仮連結する後続ブロ
ックのスパンを2〜3スパンの架構をもって構成するよ
うにしたので、仮連結を解除した後の自立性、安定性に
支障をもたらすこともない。
【0018】また請求項4に記載した第3の方法による
と、構築現場の左右から複数スパンの架構からなるブロ
ックを順に中央に横引きして構築する方法であるため、
よりスパンが長大な架構構造物の建設に対応でき、構築
現場が狭い場合はもとより、先の第1の方法および第2
の方法による作用効果も期待することができる。
【0019】さらに、前記第1、第2、第3いずれの方
法においても、各ブロックを形成する単位ユニットに対
し、仕上げ材を取り付けた後横引きし、また各ブロック
には、はね出した桁行方向部材を取り付けてから横引き
するようにしているため、全体の横引き作業終了後にお
ける作業が軽減され、全体としての工期の短縮が可能と
なる。
【0020】
【実施例】次に添付図面に基づきこの発明による具体例
を説明する。図1は、この発明の第1の方法における第
1ブロックのスパン毎の組立てと横引き手順を示す概略
図である。図2は、図1により組立てた各ブロックを順
に構築位置に横引きする工程を示す概略図である。
【0021】まず、図1の場合は、構築すべき長スパン
架構構造物を1〜2スパンからなる複数ユニット(この
場合は、A、B、Cの3ユニット)の架構からなる第1
ブロック、第2ブロック、第3ブロックに分割し、組立
てヤード10内で組立てるように構成した。組立て手順
としては、まず、段階は、第1ブロックのAユニット
を組立て横引きし、これに段階で、Bユニットを組立
て結合して横引きした。ついで、段階において、Cユ
ニットを組立て横引きし、これに桁行方向部材11をは
ね出して取り付けた。そして、この第1ブロックを横
引き用ワイヤー12を介して横引き用ジャッキ13にて
所定の構築位置へ横引きした。
【0022】ついで、図2で示すように、第2ブロック
を前記第1ブロックと同様に組立てて、これに桁行方向
部材11をはね出して取り付け、前記第1ブロックと同
様に所定の構築位置へ横引きする。さらに、同じ要領で
第3ブロックも順次組立てて、所定の構築位置へ横引き
した後、各ブロックからはね出した桁行方向部材11を
隣接するブロックに結合し、全体を基礎構造体100上
に一体的に固定し、長スパン架構構造物を組立て構築し
た。
【0023】次に、図3はこの発明による横引き構築方
法の第2の方法における組立て手順の初期段階を示す概
略図で、第1ブロック(A,B,C,D,E)を横引き
し、この第1ブロックに第2ブロックのFユニットを組
立て結合させた状態を示す。図4は図3の次の段階を示
す概略図である。
【0024】なお図3は、まず組立てヤード10内にお
いて、第1ブロック(A,B,C,D,E)の組立て終
了後、この第1ブロックの後端部(最尾部)Eが組立て
ヤード10内に残る位置に来るまで横引きした状態を示
す。
【0025】図4は、この横引きした第1ブロックの後
端部(最尾部)Eに、第2ブロックを形成する前部2ユ
ニット分(3ユニット分でもよい)F,Gを組立て仮連
結した状態を示す。
【0026】そして、図5に示すように前記2ユニット
(F,G)分の架構を仮連結した第1ブロックを後端部
(最尾部)Gが組立てヤード10内に残る位置に来るま
で横引きした。
【0027】ついで、図6に示すように前記仮連結を解
除した。そして、第1ブロックのみを所定の構築位置へ
横引きするようにした。なお、この段階で前記仮連結を
解除するのは、1ユニットHのみを残して横引きする
と、横引きされる第2ブロックのF,Gユニットが荷重
移動による歪等の発生はもとより架構自体の自立性およ
び安定性に支障をもたらす恐れがあり、また横引きに要
する牽引荷重に不揃いが生じるからである。つまり、ブ
ロック毎を安定した状態で円滑に横引きするためであ
る。
【0028】さらに、図6に示すように前記仮連結を解
除して残った2ユニット分(3ユニット分でもよい)
F,Gの架構からなる第2ブロックに残りの架構である
ユニットHを連結して組付けた。
【0029】そして、図7では、第2ブロックの最終架
構であるユニットIを組付け、図8の段階に至って、第
2ブロックを第1ブロックに横引きして結合し、図9に
示すように、全体ブロックを一体的に結合して基礎構造
体100上に最終架構構造物Kとして構築した。
【0030】次に、図10は、この発明による第3の方
法における単位ブロックの組立てと横引きの初期段階を
示す概略図。図11は、図10の次の横引き段階を示す
概略図である。
【0031】この第3の方法の場合は、まず、構築すべ
き最終架構構造物Lを予め左右2つの大ブロックに分割
し、そして、図10に示す左右の組立てヤード10およ
び10において、左右の大ブロックを構成するそれぞれ
第1ブロック、第2ブロック、第3ブロックを組立て、
各ブロックに桁行方向部材11をはね出して取り付け、
順に左右の組立てヤード10から構築位置の中央に横引
きする。
【0032】図11は、前記手順により、それぞれ左右
の第1ブロックと第2ブロックを連結し、さらに左右の
第3ブロックをそれぞれ中央側へ横引きしている様子で
ある。図12は、さらに左右の第1,2,3のブロック
を所定の構築位置へ横引きし、全ブロックを一体的に結
合して最終架構構造物Lとして基礎構造体100上に構
築した状態を示す。この方法は、工事現場の敷地が限定
され、しかも長大スパンの建屋を建設する場合等に特に
有効である。
【0033】次に図13は、図1に示した第1の構築方
法において、各ブロックを形成する単位ユニットに屋根
材、外壁材等の仕上げ材14の取り付けを行った後、横
引きして構築して行く様子を示す概略図である。また、
図14は図1および図2に示す第1の構築方法におい
て、各ブロックに屋根材、外壁材等の仕上げ材14を取
り付けて横引きし、全体を一体的に結合して長スパン架
構構造物(最終架構構造物)を構築した様子を示す概略
図である。
【0034】なお、図13および図14で示したよう
に、組立てヤード10からの横引き前に、屋根材および
外壁材等の仕上げ材14を取り付けて横引きすれば、全
体の横引き作業終了後における最終的な作業が軽減さ
れ、全体としての工期の短縮が期待できる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上実施例に基づいて説明
したような手順・要領をもって構築するようにしたの
で、従来の横引き工法に比較し、次のような効果を奏す
る。 (1),構築すべき長スパン架構構造物を複数のブロッ
クに分割し、分割した各ブロックを形成する単位ユニッ
トの組立てとその横引きとを相互に繰り返し、全体を構
築するようにしたので、基礎構造体の構築と架構構造物
の組立てとを平行させることが可能となり、結果的に工
期を短縮することができるようになった。 (2),分割した単位ブロックの荷重のみで横引き作業
が対応できるので、大掛かりな横引き装置等の設置が不
要となった。 (3),分割したそれぞれの単位ブロックに、それぞれ
取り付ける桁行方向部材は、本設の部材を利用すること
ができ、横引き完了後における各ブロック間の桁行架設
の手間がなくなり、最終的に工期の短縮が可能となっ
た。 (4),また、請求項3に記載した第2の方法は、複数
スパンの架構からなるブロック間を仮連結して横引き
し、横引きした後解除し、再び連結するといった単位ブ
ロックの横引きと連結解除であるため、横引き装置の負
荷が小さくて済み、かつ固定した後、はね出し部材であ
る桁行方向部材を接合するので、施工誤差・測定誤差・
温度による伸縮誤差が少なく、精度の高い建屋の構築が
できる。 (5),請求項4に記載した第3の方法は、構築位置の
左右両側に組立てヤードを設け、前記第1の方法ないし
第2の方法をもって構築する方法であるため、構築すべ
き建屋スパンが100メートルあるいは200メートル
以上にもおよぶ超大スパンであっても短工期で構築する
ことができる。 (6),前記第1,第2,第3の方法において、分割し
て組立てる単位ユニットないし単位ブロックおよびはね
出した桁行方向部材には、予め組立てヤードからの横引
き前に、屋根材および外壁材等の仕上げ材を取り付けた
後、横引きするようにしたので、最終的な仕上げ材の取
り付け作業に手間が掛からず工期の短縮が図られ、建設
コストの低減に大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の方法における第1ブロックの
スパン毎の組立てと横引き手順を示す概略図である。
【図2】図1により組立てた各ブロックを順に構築位置
に横引きする工程を示す概略図である。
【図3】この発明による横引き構築方法の第2の方法に
おける組立て手順の初期段階を示す概略図である。
【図4】図3の次の横引き段階を示し、仮連結した次位
単位ブロックの第1ユニット位置が組立てヤードの前端
位置に来るまで横引きした状態を示す概略図である。
【図5】図4の次の横引き段階を示し、次位単位ブロッ
クの第2ユニットを組立て連結し、横引きした状態を示
す概略図である。
【図6】図5の次の横引き段階を示し、第1の単位ブロ
ックと第2の単位ブロックとの仮連結を解除し、第1の
単位ブロックを所定の構築位置まで横引きして行く状態
を示す概略図である。
【図7】図6の次の組立て段階を示し、第2の単位ブロ
ックにおける残りのユニットを組立て連結した状態を示
す概略図である。
【図8】図7の次の横引き段階を示し、第2の単位ブロ
ックの後端部ユニットが組立てヤードの前端位置に来る
まで横引きした状態を示す概略図である。
【図9】図3から図8までの組立て、横引き段階を経
て、全体を所定の位置に構築した第1、第2の方法によ
る最終架構構造物Kを示す概略図である。
【図10】この発明による第3の方法における単位ブロ
ックの組立てと横引きの初期段階を示す概略図。
【図11】図10の次の横引き段階を示す概略図であ
る。
【図12】図10から図11の組立てと横引き段階を経
て、全体を一体的に結合し、所定位置への構築作業を終
了した最終架構構造物Lを示す概略図である。
【図13】図1に示した第1の構築方法において、各ブ
ロックを形成する単位ユニットに屋根材、外壁材等の仕
上げ材14の取り付けを行った後、横引きして構築して
行く様子を示す概略図である。
【図14】図1および図2に示す第1の構築方法におい
て、各ブロックに屋根材、外壁材等の仕上げ材14を取
り付けて横引きし、全体を一体的に結合して長スパン架
構構造物(最終架構構造物)を構築した様子を示す概略
図である。
【符号の説明】
10・・・組立てヤード 11・・・桁行方向部材 12・・・横引き用ワイヤー 13・・・横引き用ジャッキ 14・・・仕上げ材 100・・基礎構造体 K・・・・長スパン架構構造物(第1,第2の方法によ
る最終架構構造物) L・・・・最終架構構造物(第3の方法による)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 孝文 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長スパン架構構造物の横引き工法におい
    て、その長スパン架構構造物を予め複数スパンの架構か
    らなる第1ブロック、第2ブロック、第3ブロック・・
    ・第Nブロックに分割し、まず、組立てヤードにおいて
    第1ブロックを形成する。組立てヤードでは1〜2スパ
    ン分の架構を1ユニットとして組立て、ユニット毎に屋
    根材・外壁材等の仕上げ材の取り付けを行う。第1ユニ
    ットの組立て完了後、横引きし、以下第2ユニット目、
    第3ユニット目を順次組立て横引きしながらユニットを
    継ぎ足す。この要領で第1ブロックを組立て、これに桁
    行方向部材をはね出して取り付けた後、構築位置へ横引
    きし、以下第2ブロック、第3ブロック・・・第Nブロ
    ックを前記要領で組立て、組立ての終了したブロックか
    ら順に構築位置へ横引きし、横引きした各ブロックから
    はね出した桁行方向部材を結合して、架構全体を基礎構
    造体上に一体的に構築することを特徴とする長スパン架
    構構造物の横引き工法による構築方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ブロックを前記要領で組立てた
    後、所定の構築位置の手前位置まで横引きして仮固定
    し、以下第2ブロック、第3ブロック・・・第Nブロッ
    クと順に繰り返して仮固定し、基礎構造体の完成後、各
    ブロックを所定の構築位置へ横引きして桁行方向部材を
    結合し、架構全体を基礎構造体上に一体的に構築するこ
    とを特徴とする請求項1記載の長スパン架構構造物の横
    引き工法による構築方法。
  3. 【請求項3】 長スパン架構構造物の横引き工法におい
    て、その長スパン架構構造物を予め複数スパンの架構か
    らなる第1ブロック、第2ブロック、第3ブロック・・
    ・第Nブロックに分割し、まず、組立てヤードにおいて
    第1ブロックの組立てと桁行方向部材の取り付け後、こ
    の第1ブロックの後端部が組立てヤード内に残る位置に
    来るまで横引きし、横引きした第1ブロックの後端部に
    第2ブロックを形成する前部2〜3スパン分の架構を組
    立て仮連結し、ついで、この2〜3スパン分の架構を仮
    連結した第1ブロックを後端部が組立てヤード内に残る
    位置に来るまで横引きした後、前記仮連結を解除して第
    1ブロックのみを構築位置へ横引きし、残った2〜3ス
    パン分の架構に残りスパンの架構を連結し第2ブロック
    の組立てと桁行方向部材の取り付けを行い、以下、前記
    手順を繰り返し、第3ブロック・・・第Nブロックの順
    序で組立て横引きを行い、全ブロックを一体的に結合し
    て基礎構造体上に構築することを特徴とする長スパン架
    構構造物の横引き工法による構築方法。
  4. 【請求項4】 長スパン架構構造物を予め左右2つの大
    ブロックに分割するとともに、さらに、この左右2つの
    大ブロックをそれぞれ複数スパンの架構からなる第1ブ
    ロック、第2ブロック、第3ブロック・・・第Nブロッ
    クに分割し、まず、左右の組立てヤードにおいてこの左
    右のそれぞれ第1ブロックを形成する1〜2スパンを1
    ユニットとし、組立てヤードでユニット毎に組立て、屋
    根材・外壁材等の仕上げ材を取り付けて構築位置の中央
    に向けて横引きし、以下、左右の第2ブロック、第3ブ
    ロック・・・第Nブロックを前記要領で順に組立て中央
    に向けて横引きし、全ブロックを一体的に結合して基礎
    構造体上に構築することを特徴とする長スパン架構構造
    物の横引き工法による構築方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014944A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 建屋の建設方法
JP2016223180A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 株式会社大林組 長尺材の移動装置及び長尺材の移動方法

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