JP2001122591A - 引越作業用高所作業車 - Google Patents

引越作業用高所作業車

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JP2001122591A
JP2001122591A JP30494999A JP30494999A JP2001122591A JP 2001122591 A JP2001122591 A JP 2001122591A JP 30494999 A JP30494999 A JP 30494999A JP 30494999 A JP30494999 A JP 30494999A JP 2001122591 A JP2001122591 A JP 2001122591A
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deck
work
moving
vehicle
boom
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JP30494999A
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Yoshiko Tsunoda
淑子 角田
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HIKKOSHISHA KK
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HIKKOSHISHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】引越作業に適した高所作業車を提供する。 【解決手段】車体上に起伏、伸縮自由にブームを設け、
この上部にデッキ2を設ける。デッキ2にはブームの操
作盤12を設けて作業者が目視しながら操作する。ま
た、デッキ2に分割した安全柵21を取外し可能に立設
し、荷物の積下ろしの際に、安全柵21を取外す。ま
た、セイフティロープを繋ぐ連結体をデッキプレート1
1の取付溝14内にスライド可能に設けて、作業員がセ
イフティロープの長さに気を取られることなく作業でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引越作業に用い
る高所作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】引越作業、特にマンションなどの集合住
宅の階上の住居における引越作業においては、従来から
リフト作業車を用いることが知られている。リフト作業
車は、車体に伸縮可能な案内レールを設け、この案内レ
ール上を引越荷物を積載した昇降バケットが昇降するも
のである。また、特開平11−217195号公報に
は、車体上に起伏、伸縮自在なブームを設け、このブー
ムの先端にフォーク装置を取付けた引越用の作業車が開
示されている。このフォーク装置には、抜き差し可能に
収容箱を取付けて、この収容箱に引越荷物を収容して住
居と地上との間を搬送するようにしている。
【0003】一方、ブームの先端に作業者を乗せること
のできるデッキを設けて、例えば電柱に架設された電線
の電気工事のように高所の作業を行う高所作業車も知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の高所作
業車では、引越荷物の積み下ろしを目的としていないた
めに、引越作業には、不便なものであった。また、特開
平11−217195号公報に開示された発明では、ベ
ランダにいる作業者がベランダの手すりを越えて引越荷
物を収容箱内に積み下ろしする必要があり、特に重い引
越荷物の積み下ろしでは、作業員に過大な負担を強いる
ものであった。そこで、本発明では、従来から知られて
いる高所作業車を引越作業に適合させて、作業員の負担
を軽減するとともに、引越作業を迅速に行うことのでき
る引越作業用高所作業車とすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
ッキにブームの操作を行う操作盤を設けるとともに、分
割された安全柵をデッキの周囲に立設し、少なくとも安
全柵の一部を外すことを可能に設けている。この構成に
より、デッキ上に乗った作業者が操作盤によりブームを
操作して、ベランダなどの手すり等を直接目視しながら
正確に操作することができる。また、デッキを手すりの
上面に位置合わせた上で、引越荷物の積み下ろしのため
に必要な一部の安全柵を外すことによって、引越荷物の
積み下ろしを容易に行うことができる。
【0006】また、請求項2の発明では、安全柵には落
下防止用ネットを取付けているために、引越荷物が落下
するのを防止できるばかりでなく、風によりデッキが揺
れる影響を小さくすることができて、安全に引越荷物の
積み下ろし作業をすることができる。また、請求項3の
発明では、デッキの少なくとも一側縁に緩衝材を取付け
て、デッキの側縁をベランダに接触させることがあって
も、ベランダを傷付けることを防止できる。
【0007】さらに請求項4の発明では、作業者の腰と
デッキの間にセイフティロープを連結して作業者の安全
を確保するために、デッキの床面に連結体を配設して、
セイフティロープを容易に連結するようにしている。特
に請求項5の発明では、連結体は、デッキの床面に設け
た取付溝に沿って固定された連結パイプにスライド自由
に取付けられているため、作業員はセイフティロープの
長さに気を取られることなく自由にデッキ上で積載作業
をすることができる。
【0008】
【発明の効果】請求項1〜5の発明では、デッキにブー
ムの操作を行う操作盤を設けるとともに、分割された安
全柵をデッキの周囲に立設し、少なくとも安全柵の一部
を外すことを可能に設けていることにより、引越作業を
容易に行うことのできる引越作業用高所作業車にするこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図1〜5を参照しながら詳細に説明する。図1は、
マンションMの3階にある部屋HのベランダBから荷物
の積み出しを行う引越作業の概略を示している。高所作
業車1の車体の旋回台1a上には、ブーム1bが起伏、
伸縮自由に設けられていて、ブーム1bの先端にデッキ
2が取付けられている。このデッキ2は、図2に示すよ
うに、方形の断面がコ字状の周囲枠10により囲まれる
とともに、この周囲枠10上に鉄板からなるデッキプレ
ート11によって床面が形成されている。そして、周囲
枠10上には、複数(図2では6枚)の安全柵21が立
設されて、デッキ2の周囲を囲って設けられている。ま
た、デッキプレート11の一隅には、ブーム1を伸縮・
回転する操作を行う操作盤12が配設され、作業員の操
作によってデッキ2を任意の位置に移動操作することが
できるようにされている。
【0010】周囲枠10の外周縁には、厚いゴム板から
なる緩衝材13が取付けられていて、デッキ2がマンシ
ョンの壁などと接触した際に、これらを傷付けないよう
にされている。
【0011】また、デッキプレート11には、その前後
縁に沿って、二本の取付溝14が形成されている。この
取付溝14内には、図3に示すように、連結パイプ15
が固定され、この連結パイプ15にリング形状の連結体
16が取付けられている。この連結体16は、連結パイ
プ15の直径より大きな直径のスライド環16aとこの
スライド環16aに固定された連結環16bにより構成
されていて、スライド環16aが連結パイプ15沿って
スライド自由に取付けられている。この連結体16は、
作業員が腰に繋いだセイフティロープWの他端をこの連
結体16に連結することにより、高所作業の安全性を確
保するものであって、セイフティロープWの端部に設け
た連結金具Waにより連結環16bに容易に連結、取り
外し可能とされている。
【0012】図2に示すように、安全柵21は、デッキ
2の長辺をなす前後側をそれぞれ2枚、また、短辺をな
す左右側をそれぞれ1枚づつにより囲んで取付けられて
いる。各安全柵21は、パイプ材により枠形に形成さ
れ、また柵脚21aがデッキに形成されている脚孔17
に挿入して取り付けられている。そして、図4に示すよ
うに、周囲枠10の脚孔17へ上面から裏面へ挿入し
て、裏面に突出した柵脚21aの先端側部に設けたピン
孔22に止着ピン23を挿入して抜け止めされている。
なお、止着ピン23に代えて図示しないがボルトを挿入
してナットにより固定することもできるが、特に頻繁に
取り付け、取り外しをする部位の安全柵21には止着ピ
ン23により固定した方が、作業を容易にすることがで
きる。
【0013】また、安全柵21の枠体部分には、落下防
止用の木綿糸からなるネット24が張られていて、積載
した荷物、特に小さな荷物を積み上げた場合に、この小
さな荷物が落下することを防止するとともに、風の影響
によるデッキ2の揺れを少なくしている。
【0014】このように構成された高所作業車を使用し
た引越作業を、マンションMの3階にある部屋Hのベラ
ンダBから引越す場合を例に説明する。図1に示すよう
に、引越作業を行う部屋がある下方に高所作業車1を止
め、ジャッキ1cをジャッキアップして、車体を固定す
る。また、引越荷物を運搬する運搬車両3を高所作業車
1に隣接して配設する。そして、作業員がデッキ2に乗
り込み、腰に繋いだセーフティロープWを連結体16に
連結する。つづいて作業者は操作盤12を操作して、図
5に示すように、デッキ2の床面を作業対象のベランダ
Bの手すりBaの上縁に沿った位置まで目視しながらデ
ッキ2を移動する。これにより、デッキ2の一側縁がベ
ランダBの外方に沿う位置まで移動され、手すりBaの
上縁の高さにデッキプレート11の床面が調整される。
この際、安全柵21には、風を通すネット24が張られ
ているために、風によるデッキ2の揺れを少なくするこ
とができて、デッキ2を手すりBaの外方に配置させる
ことができる。
【0015】作業者は、荷物の搬入を行う部位、すなわ
ち、手すりBaに接する位置の安全柵21から止着ピン
23を抜き取って、安全柵21を取り外す。この状態
で、部屋内から運び出された引越荷物を受け取り、デッ
キ2上に整理して載置する。この際、セーフティロープ
Wは、連結パイプ15に連結体16のスライド環16a
によりスライド自由に連結されているために、作業者は
セーフティロープWの長さに気を取られることなく自由
にデッキ2上で積載作業をすることができる。また、作
業者がベランダBとデッキ2上から乗り降りする際に
は、ベランダBaにいる状態でセイフティロープWの脱
着を行うことができて、安全であり、また、連結体16
が手すりBaの高さにあるため、いちいち屈み込まない
で容易に着脱できる。
【0016】引越荷物の積載を終了すると、取り外した
安全柵21を再び固定した上で、操作盤12を操作し、
運搬車両3の貨物室の搬入口に接する位置まで移動し、
引越荷物を搬入する。
【0017】このように、本実施の形態では、デッキ2
に操作盤12を設けてブーム1bの操作を目視しながら
操作できるようにしているために、従来のような、地上
にいてブーム1bを操作する作業員と、ベランダBにい
る作業員との間でやりとりを交わしてデッキ2を移動す
ることが不要となり、正確かつ容易にデッキ2の操作を
行うことができる。また、荷物をデッキ2上に積み込む
際にも、作業員がデッキ2上で作業することができるた
めに、従来のようにベランダB内にいる作業員がベラン
ダBの外に配置されたデッキへ無理な姿勢で積み込む必
要が無く、作業員の負担が著しく軽減される。これに伴
い、従来積み込むことのできなかった重い荷物も容易に
積み込むこともできる。
【0018】なお、本発明は、以上詳細に説明した実施
の形態に限定されることなく、実施することができる。
例えば、図6に示す例は、デッキを囲んで立設されてい
る安全柵31の内、荷物の積み下ろしをする部位の安全
柵31aをスライド可能な構成にしたものであって、こ
の安全柵31aをスライドすることにより、実質的に囲
いを簡単に外すことができる。なお、この際、このスラ
イド可能な安全柵31aに係合環32を設け、一方、こ
れに隣接する安全柵31には、この係合環32に係合す
る係合片33を設けて、安全柵31aを連結するなど適
宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】引越作業を行っている状態示す概略図
【図2】デッキの斜視図
【図3】連結体を示す一部の断面図
【図4】安全柵の取付けを示す一部の断面図
【図5】手すりにデッキを近接させた状態の断面図
【図6】他の例を示す安全柵の斜視図
【符号の説明】
1…高所作業車 2…デッキ 10…周囲枠 11…デッキプレート 12…操作盤 13…緩衝材 14…取付溝 15…連結パイプ 16…連結体 16a…スライド環 16b…連結環 21…安全柵 24…ネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に起伏、伸縮自由に設けられたブー
    ムの上部にデッキを設けた引越作業用高所作業車におい
    て、 前記デッキに該ブームの操作を行う操作盤を設けるとと
    もに、分割された安全柵を該デッキの周囲に立設し、少
    なくとも該安全柵の一部を外すことを可能に設けている
    ことを特徴とする引越作業用高所作業車。
  2. 【請求項2】安全柵には、積載した引越荷物の落下防止
    用ネットを取付けたことを特徴とする請求項1記載の引
    越作業用高所作業車。
  3. 【請求項3】デッキの少なくとも一側縁に緩衝材を取付
    けていることを特徴とする請求項1、2記載の引越作業
    用高所作業車。
  4. 【請求項4】デッキの床面には、乗員との間に結ばれる
    セイフティロープを連結する連結体が配設されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の引越作業用高所作業
    車。
  5. 【請求項5】連結体は、デッキの床面に設けた取付溝に
    沿って固定された連結パイプにスライド自由に取付けら
    れていることを特徴とする請求項4記載の引越作業用高
    所作業車。
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