JP2017217784A - 固形製剤印刷機及び固形製剤印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】固形製剤の外観不良の原因を究明しやすくする固形製剤印刷機を提供する。【解決手段】固形製剤を撮像する撮像装置と、撮像装置の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査する外観検査装置と、固形製剤に印刷する印刷装置と、印刷装置を制御する制御装置とを備える固形製剤印刷機であって、制御装置は、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷するように制御し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように印刷装置を制御する。【選択図】図5
Description
本発明は、固形製剤が外観不良となった場合に、外観不良の原因を究明しやすくする情報を固形製剤に印刷する固形製剤印刷機及び固形製剤印刷方法に関するものである。
錠剤やカプセル剤等の固形製剤には、薬の種類や製造者を明示する文字やマーク等(本明細書においては、「通常の情報」と定義する。)が印刷される。また、この通常の情報を印刷する前に、固形製剤に割れや欠け等の外観不良がないか全数検査されている。
特許文献1には、外観検査の結果、不良と判断した場合には、搬送工程から排除する構成が記載されている。
特許文献1:特開平9−187915号公報
しかしながら、固形製剤の外観検査で0.2%程度の不良が発生しており、毎日数千個の固形製剤を排出・廃棄することになり無駄が生じている。そして、この不良を減らすための対策をしようとしても、不良個数が大量であるため不良原因の究明が困難であるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決して、固形製剤の外観不良の原因を究明しやすくすることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、固形製剤を撮像する撮像装置と、前記撮像装置の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査する外観検査装置と、固形製剤に印刷する印刷装置と、前記印刷装置を制御する制御装置とを備える固形製剤印刷機であって、
前記制御装置は、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷するように制御し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷機を提供するものである。
前記制御装置は、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷するように制御し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷機を提供するものである。
この構成により、外観不良である固形製剤が明確となり、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、外観不良の不良個所を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、不良個所が特定でき、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記外観不良の不良個所を特定する情報として、不良個所を囲む枠線又は不良個所を指し示す矢印を少なくとも印刷するようにしてもよい。
この構成により、より不良個所が特定でき、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
少なくとも外観不良の固形製剤を撮像した画像を記憶する画像記憶装置を備え、前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、前記画像記憶装置における当該外観不良の固形製剤を撮像した撮像画像を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、当該外観不良の固形製剤と、当該固形製剤を撮像した撮像画像とを紐づけすることができ、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報を印刷する場合に、不可視インクで印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、軽微な不良であれば、不良個所を修復することにより、当該固形製剤を救済することができる。
また、上記課題を解決するために本発明は、固形製剤に所定の情報を印刷装置で印刷する固形製剤印刷方法であって、固形製剤の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査し、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように制御装置が前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷方法を提供するものである。
この構成により、外観不良である固形製剤が明確となり、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、外観不良の不良個所を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、不良個所が特定でき、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記外観不良の不良個所を特定する情報として、不良個所を囲む枠線又は不良個所を指し示す矢印を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、より不良個所が特定でき、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
少なくとも外観不良の固形製剤を撮像した画像を画像記憶装置に記憶し、前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、前記画像記憶装置に記憶されている撮像画像のうち当該外観不良の固形製剤を撮像した撮像画像を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、当該外観不良の固形製剤と、当該固形製剤を撮像した撮像画像とを紐づけすることができ、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報を印刷する場合に、不可視インクで印刷するように前記印刷装置を制御するようにしてもよい。
この構成により、軽微な不良であれば、不良個所を修復することにより、当該固形製剤を救済することができる。
以下、図1〜図5を参照しながら、本発明の実施例1について説明する。図1は、本発明の実施例1における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。図2は、本発明の実施例1における固形製剤印刷機の制御部の構成を説明する図である。図3は、本発明の実施例1における固形製剤印刷方法のフローを説明する図である。図4は、本発明の実施例1における通常の情報を印刷した例を説明する図である。図5は、本発明の実施例1における通常とは異なる情報を印刷した例を説明する図である。
固形製剤印刷機100は、図1に示すように、搬送手段50により順次搬送される固形製剤Tの外観検査をするとともに、両面に情報を印刷し、印刷された情報の検査を行うものである。ここで、本発明における固形製剤とは、錠剤やカプセル剤などの薬剤をいい、顆粒剤や液剤は含まない。
固形製剤印刷機100を詳しく説明する。搬送手段50は、第1面搬送ベルト51、第2面搬送ベルト52、回転ドラム53、回転ドラム54、駆動ローラ55、良品収納箱56、第1面不良収納箱57、第2面不良収納箱58等からなっている。第1面搬送ベルト51は、固形製剤Tの第1面を上にして1個ずつ載せてX方向に搬送する。第1面搬送ベルト51で搬送される固形製剤Tはその第1面について割れや欠けの外観検査を行う。次に、外観良品の固形製剤Tに対して通常の情報を印刷し、外観不良の固形製剤Tに対して通常とは異なる情報を印刷する。そして、印刷された情報について検査し、外観不良及び印刷不良の固形製剤Tを第1面不良収納箱57に収納する。
回転ドラム53は、第1面搬送ベルト51のX方向端部に搬送された外観良品及び印刷良品の固形製剤Tの上面(第1面)を順次真空吸引して、その下面(第2面)が表になるように第2面搬送ベルト52に設けた貫通孔を介して保持するとともに、反時計方向に回転することによりZ方向(上方)へと固形製剤Tを搬送する。回転ドラム54も真空吸引によって固形製剤Tを保持して反時計方向に回転して固形製剤TをZ方向(上方)へ搬送し、次に、第2面搬送ベルト52によって固形製剤Tを−X方向へ搬送する。第2面搬送ベルト52によって−X方向へ搬送される固形製剤Tは、第2面を上に向けて搬送され、第2面について割れや欠けの外観検査を行う。次に、外観良品の固形製剤Tに対して通常の情報を印刷し、外観不良の固形製剤Tに対して通常とは異なる情報を印刷する。そして、印刷された情報について検査し、外観不良及び印刷不良の固形製剤Tを第2面不良収納箱58に収納する。外観良品及び印刷良品の固形製剤Tは、良品収納箱56に収納される。
次に、本発明の実施例1における固形製剤印刷機100の制御部110について詳しく説明する。制御部110は、図2に示すように、検査装置21、制御装置22、モニタTV24を備えている。第1面外観検査用撮像装置61、第2面外観検査用撮像装置62、第1面印刷検査用撮像装置11、及び第2面印刷検査用撮像装置12が検査装置21に接続されていて、それぞれの撮像画像は、検査装置21に入力される。第1面印刷装置71及び第2面印刷装置72は共に制御装置22に接続され、印刷情報が制御装置22から各印刷装置に出力される。また、各撮像装置から検査装置21に入力した撮像画像は、画像処理を行って各検査処理を施すとともに、当該撮像画像をモニタTV24でモニタすることができる。
図3を参照して制御部110が実行する各面(第1面又は第2面)における処理フローを説明する。固形製剤印刷機100に投入された固形製剤Tは、まず固形製剤Tの位置及び回転角を検出するとともに、外観検査を行う(図3(1))。次に外観検査でOK(外観良品)となれば、通常の情報を印刷し(図3(2))、NG(外観不良)となれば、通常とは異なる情報を印刷する(図3(3))。実施例1における通常とは異なる情報とは、不良個所を特定する情報である。その後、印刷された通常の情報が正しく印刷されているかの印刷検査が行われる(図3(4))。印刷検査の結果、印刷良品と判断され、かつ外観良品であれば通常排出され(図3(5))、印刷不良又は外観不良の場合は不良排出(不良収納箱に収納)される(図3(6))。
すなわち、第1面搬送ベルト51で搬送される固形製剤Tは、まず、第1面外観検査用撮像装置61が撮像可能な位置に搬送され、固形製剤Tの第1面の画像が撮像される。固形製剤印刷機100においては、第1面外観検査用撮像装置61はCMOSイメージセンサで構成され、このCMOSイメージセンサで固形製剤Tの第1面を撮像する。撮像の際、図示しないセンサーによって固形製剤Tが所定の位置に搬送されたことを検知し、ストロボ光を照射するとともにCMOSイメージセンサの電子シャッタを使って、画像がぶれないように撮像する。第1面外観検査用撮像装置61で撮像された画像は、制御部110における検査装置21に送られて処理される。検査装置21は、コンピュータを含んで構成され、プログラムにより画像処理して、固形製剤Tの位置と回転角とを認識するとともに、固形製剤Tの割れ、欠け、異物混入、薄色汚れ、毛髪混入等の外観検査を行う。
固形製剤Tが錠剤である場合、種類によっては、表面に割線と呼ばれる溝が直線状に設けられていることがある。この割線は、錠剤を半分に割るときに割れやすくするためのものである。この割線が設けられた錠剤においては、割線上に情報の印刷が行われないように割線の回転角、すなわち第1面外観検査用撮像装置61で撮像された画像に基づいて固形製剤Tの回転角が検査装置21で認識される。また、固形製剤Tが異形錠である場合も回転角が認識される。
外観検査は、公知のアルゴリズムを用いて行うことができる。例えば、固形製剤Tの良品の画像を予め撮像してテンプレートとして記憶しておき、検査対象の固形製剤Tを撮像した画像と回転角を合わせた上で重ねわせて、一致しない不一致画素数をカウントし、カウントした画素数が閾値未満であれば当該固形製剤Tを外観良品と判断し、カウントした画素数が閾値以上であれば当該固形製剤Tを外観不良と判断することができる。さらにこの不一致画素数の値や不一致となった画素の位置・大きさ等から外観不良の種類を判断することができる。
検査装置21に含まれるコンピュータで実行される画像処理のプログラムは、CDやDVD等の記録媒体に記録して持ち運んだり、別の記録媒体にコピーしたりすることができる。
次に、固形製剤Tは、第1面印刷装置71が印刷可能な場所へと搬送される。第1面印刷装置71は、インクジェットプリンタからなり、通常の情報又は通常の情報とは異なる情報のいずれかを固形製剤Tの第1面に印刷する。この際に、固形製剤Tが錠剤や異形錠で割線がある場合は、前工程で検査装置21が認識した回転角に基づいて印刷を行う。印刷する情報は、外観検査の結果、外観良品であると判断した場合は、会社名、薬名等の文字やマーク等を通常の情報として印刷するように制御装置22が第1面印刷装置71を制御する。また、外観検査の結果、割れ、欠け、異物混入、薄色汚れ、毛髪混入等の外観不良であると判断した場合は、上述の通常の情報とは異なる情報を印刷して、当該固形製剤Tが外観不良であることを明確にする。この通常とは異なる情報は、特に限定されるものではなく、大きく「×」と印刷してもよいし、「不良」と印刷してもよいが、実施例1においては、不良個所を特定する情報を少なくとも印刷するように制御装置2
2が第1面印刷装置71を制御する。つまり、不良個所を特定する情報のみを印刷してもよいし、不良個所を特定する情報に加えて、「不良」の文字等を印刷するようにしてもよい。
2が第1面印刷装置71を制御する。つまり、不良個所を特定する情報のみを印刷してもよいし、不良個所を特定する情報に加えて、「不良」の文字等を印刷するようにしてもよい。
図4に通常の情報が印刷された例を示す。図4に示すように割線で半分に割っても文字等が読めるように割線の回転角に応じて印刷される。また、不良個所を特定する情報を印刷した例を図5に示す。図5(1)には、欠けと判断した部分を指し示す矢印が印刷されている。図5(2)には、異物混入と判断した部分を囲むように枠線が印刷されている。図5(3)には、割れと判断した部分を指し示す矢印が印刷されている。図5(4)には、薄色汚れと判断した部分を囲むように枠線が印刷されている。
なお、図5(1)及び(3)では、白抜きで黒色の矢印が印刷されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、固形製剤印刷機100等の都合に応じて適宜選択できる。例えば、矢印の中を黒色で塗りつぶして印刷してもよいし、この塗りつぶしの色を黒色以外の例えば赤色で塗りつぶして印刷してもよい。また、図5(2)及び(4)では、丸い形状の枠線が印刷されているが、必ずしも丸い形状に限定されるものではなく、不良の形状や種類に応じて適宜選択できる。例えば、異物混入の場合は、円形や長円形状の枠線で印刷し、薄色汚れの場合は、四角形状の枠線で印刷するようにしてもよい。また、黒色以外の例えば赤色の枠線で印刷するようにしてもよい。
次に、固形製剤Tは、第1面印刷検査用撮像装置11が撮像可能な位置に搬送され、固形製剤Tの第1面が撮像される。第1面印刷検査用撮像装置11はCMOSイメージセンサで構成され、このCMOSイメージセンサで固形製剤Tの第1面を撮像する。撮像の際、図示しないセンサーによって固形製剤Tが所定の位置に搬送されたことを検知し、ストロボ光を照射するとともにCMOSイメージセンサの電子シャッタを使って、画像がぶれないように撮像する。撮像された画像は、検査装置21に送られて印刷検査を行う。
印刷検査では、最初に、印刷文字等の位置及び回転角や縮尺変化を認識し、次に認識された文字等の姿勢や縮尺変化に応じて、撮像した画像を回転、平行移動及び倍率変換して印刷検査を行う。印刷検査は、公知のテンプレートマッチング法等により行うことができる。
第1面外観検査用撮像装置61で撮像した画像により、既に固形製剤Tの位置と回転角を計測しているが、搬送中に位置及び回転角が微妙にずれることがあり、その場合そのまま印刷検査を行えば良品が不良品と判断される恐れもあるため、印刷後にも位置と回転角を計測した方が、検査精度をより高められる。
次に、印刷された通常の情報の検査を行い、印刷不良と判断した固形製剤Tを第1面不良収納箱57に収納することにより、第1面搬送ベルト51から排出する。また、前工程の外観検査で外観不良と判断した固形製剤Tも第1面不良収納箱57に収納することにより、第1面搬送ベルト51から排出する。ここで、第1面不良収納箱57に収納されている固形製剤Tには、外観不良の固形製剤Tと印刷不良の固形製剤Tが存在するが、外観不良の固形製剤Tには、通常とは異なる情報が印刷されているため、明確に区別することが可能である。
なお、実施例1においては、通常とは異なる情報の印刷検査を実施していないが、必ずしもこれに限定されるものではなく、通常の情報及び通常とは異なる情報の印刷検査を実施してもよい。通常とは異なる印刷検査を行う場合は、印刷情報を制御装置22から検査装置21が入手して正しく印刷されているかの検査を行う。
なお、実施例1においては、固形製剤Tをベルト搬送しているため固形製剤Tが躍る可能性があり、外観検査時の位置及び回転角認識に加えて、印刷検査時でも回転角や縮尺変化の認識を必要としているが、固形製剤Tが躍ることがない搬送方法を用いた場合は、必ずしもこれに限定されない。例えば、ドラム、ディスクやマガジン等で搬送を行って固形製剤Tをしっかりと固定できる場合は、回転角や縮尺変化の認識を省略してもよい。
外観良品であり、かつ第1面印刷検査用撮像装置11が撮像した画像による印刷検査で良品と判断された固形製剤Tは、第1面搬送ベルト51によりX方向端部まで搬送され、そこで、回転ドラム53による真空吸引により、第2面搬送ベルト52に設けた貫通孔を介して、固形製剤Tの第1面が保持される。そして、上述したように回転ドラム53及び回転ドラム54が反時計方向に回転することにより、固形製剤TはZ方向に搬送された後、第2面を上にして第2面搬送ベルト52で−X方向に水平搬送される。
固形製剤Tが−X方向に水平搬送されると、まず、第2面外観検査用撮像装置62が撮像可能な位置に搬送され、その上面(第2面)の画像が撮像される。第2面外観検査用撮像装置62はCMOSイメージセンサで構成され、このCMOSイメージセンサで固形製剤Tの第2面を撮像する。撮像の際、図示しないセンサーによって固形製剤Tが所定の位置に搬送されたことを検知し、ストロボ光を照射するとともにCMOSイメージセンサの電子シャッタを使って、画像がぶれないように撮像する。第2面外観検査用撮像装置62で撮像された画像は、制御部110における検査装置21に送られて処理される。検査装置21は、コンピュータを含んで構成されている。検査装置21では、公知のテンプレートマッチング法等のアルゴリズムをプログラムにより実行し、固形製剤Tの位置と回転角を認識するとともに、固形製剤Tの割れ、欠け、異物混入、薄色汚れ、毛髪混入等の外観検査を行う。
外観検査は、公知のアルゴリズムを用いて行うことができる。例えば、固形製剤Tの良品の画像を予め撮像してテンプレートとして記憶しておき、検査対象の固形製剤Tを撮像した画像と回転角を合わせた上で重ねわせて、一致しない不一致画素数をカウントし、カウントした画素数が閾値未満であれば当該固形製剤Tを外観良品と判断し、カウントした画素数が閾値以上であれば当該固形製剤Tを外観不良と判断することができる。さらに、この不一致画素数の値や不一致となった画素の位置・大きさ等から外観不良の種類を判断することができる。
次に、固形製剤Tは、第2面印刷装置72が印刷可能な場所へと搬送される。第2面印刷装置72は、インクジェットプリンタからなり、通常の情報又は通常の情報とは異なる情報のいずれかを固形製剤Tの第2面に印刷する。この際に、固形製剤Tが錠剤や異形錠で割線がある場合は、検査装置21が認識した回転角に基づいて印刷を行う。印刷する情報は、外観検査の結果、外観良品であると判断した場合は、会社名・薬名等の文字やマーク等を通常の情報として印刷するように制御装置22が第2面印刷装置72を制御する。また、外観検査の結果、割れ、欠け、異物混入、薄色汚れ、毛髪混入等の外観不良であると判断した場合は、上述の通常の情報とは異なる情報を印刷して、当該固形製剤Tが外観不良であることを明確にする。この通常とは異なる情報は、特に限定されるものではなく、大きく「×」と印刷してもよいし、「不良」と印刷してもよいが、実施例1においては、不良個所を特定する情報を少なくとも印刷するように制御装置22が第2面印刷装置72を制御する。通常の情報が印刷された例を図4に示し、不良個所を特定する情報を印刷された例を図5に示す。
次に、固形製剤Tは、第2面印刷検査用撮像装置12が撮像可能な位置に搬送され、その第2面が撮像される。第2面印刷検査用撮像装置12はCMOSイメージセンサで構成され、このCMOSイメージセンサで固形製剤Tの第2面を撮像する。撮像の際、図示しないセンサーによって固形製剤Tが所定の位置に搬送されたことを検知し、ストロボ光を照射するとともにCMOSイメージセンサの電子シャッタを使って、画像がぶれないように撮像する。撮像された画像は、検査装置21に送られて、印刷検査を行う。
印刷検査では、最初に、印刷文字等の位置及び回転角や縮尺変化を認識し、次に認識された文字等の姿勢や縮尺変化に応じて、撮像した画像を回転、平行移動及び倍率変換して印刷検査を行う。実施例1における印刷検査では、通常の情報が正しく印刷されているか否かを公知のテンプレートマッチング法等により行う。なお、通常の情報の印刷検査に加えて、通常とは異なる情報の印刷検査を行なってもよい。
次に、印刷不良と判断した固形製剤Tと、前工程の外観検査で外観不良と判断した固形製剤Tを第2面不良収納箱58に収納することにより、第2面搬送ベルト52から排出する。ここで、第2面不良収納箱58に収納されている固形製剤Tには、外観不良の固形製剤Tと印刷不良の固形製剤Tが存在するが、外観不良の固形製剤Tには、通常とは異なる情報が印刷されているため、明確に区別することが可能である。
検査装置21における外観検査及び印刷検査で良品と判断された固形製剤Tは、第2面搬送ベルト52により、−X方向端部まで搬送され、そこで、良品収納箱56に収納される。
なお、実施例1においては、固形製剤Tの両面において、外観検査用撮像装置、印刷装置、及び印刷検査用撮像装置を設けて、固形製剤Tの外観検査、印刷、及び印刷検査を行う構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、第1面又は第2面のみに外観検査用撮像装置、印刷装置、及び印刷検査用撮像装置を設けて、固形製剤Tの外観検査、印刷、及び印刷検査を行う構成としてもよいし、固形製剤Tの第1面、第2面に加えて、側面においても外観検査用撮像装置、印刷装置、及び印刷検査用撮像装置を設けて、固形製剤Tの外観検査、印刷、及び印刷検査を行う構成としてもよい。また、印刷検査は必ずしも必須ではなく印刷検査を行わずに、第1面側又は第2面側における固形製剤Tの外観検査、印刷のみを行うように構成してもよい。
また、第1面外観検査用撮像装置61、第2面外観検査用撮像装置62、第1面印刷検査用撮像装置11、及び第2面印刷検査装置12において、ストロボ光を照射するとともにCMOSイメージセンサの電子シャッタを使って画像がぶれないように撮像するようにしたが、必ずしもこれに限定されず、ぶれずに撮像するための適切な手段を用いることができる。例えば、ストロボ光の照射のみでもよいし、電子シャッタのみを使ってもよい。
さらに、第1面印刷装置71、第2面印刷装置72は、インクジェットプリンタを用いて印刷するようにしたが、必ずしもこれに限定されず、適切な手段により印刷するようにすることができる。例えば、タンポ印刷装置やスクリーン印刷装置、レーザ印刷装置等により印刷するようにしてもよい。
以上のように、本発明の実施例1においては、固形製剤を撮像する撮像装置と、前記撮像装置の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査する外観検査装置と、固形製剤に印刷する印刷装置と、前記印刷装置を制御する制御装置とを備える固形製剤印刷機であって、前記制御装置は、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷するように制御し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷機により、外観不良である固形製剤が明確となり、また、不良個所を特定でき、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
また、固形製剤に所定の情報を印刷装置で印刷する固形製剤印刷方法であって、固形製剤の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査し、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように制御装置が前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷方法により、外観不良である固形製剤が明確となり、また、不良個所を特定でき、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
実施例2は、画像記憶装置を備え、通常の情報とは異なる情報として、画像記憶装置における当
該外観不良の固形製剤を撮像した撮像画像を特定する情報を少なくとも印刷するように制御装置が印刷装置を制御する点で、実施例1と異なっている。
該外観不良の固形製剤を撮像した撮像画像を特定する情報を少なくとも印刷するように制御装置が印刷装置を制御する点で、実施例1と異なっている。
図6〜図9を参照しながら、本発明の実施例2ついて説明する。図6は、本発明の実施例2における固形製剤印刷機の構成を説明する図である。図7は、本発明の実施例2における固形製剤印刷機の制御部の構成を説明する図である。図8は、本発明の実施例2における固形製剤印刷方法のフローを説明する図である。図9は、本発明の実施例2における通常とは異なる情報を印刷した例を説明する図である。
固形製剤印刷機200は、図6に示すように、搬送手段50により順次搬送される固形製剤Tの外観検査をするとともに、両面に文字等の情報を印刷し、印刷された情報の検査を行うものである。ここで、印刷検査は必須ではなく、外観検査の後に情報の印刷を行うだけのものであってもよい。
固形製剤印刷機200を詳しく説明する。搬送手段50は、第1面搬送ベルト51、第2面搬送ベルト52、回転ドラム53、回転ドラム54、駆動ローラ55、良品収納箱56、第1面不良収納箱57、第2面不良収納箱58等からなっている。第1面搬送ベルト51は、固形製剤Tの第1面を上にして1個ずつ載せてX方向に搬送する。第1面搬送ベルト51で搬送される固形製剤Tはその第1面について割れや欠けの外観検査を行う。次に、外観良品の固形製剤Tに対して通常の情報を印刷し、外観不良の固形製剤Tに対して通常とは異なる情報を印刷する。そして、印刷された情報について検査し、外観不良及び印刷不良の固形製剤Tを第1面不良収納箱57に収納する。
回転ドラム53は、第1面搬送ベルト51のX方向端部に搬送された外観良品及び印刷良品の固形製剤Tの上面(第1面)を順次真空吸引して、その下面(第2面)が表になるように第2面搬送ベルト52に設けた貫通孔を介して保持するとともに、反時計方向に回転することによりZ方向(上方)へと固形製剤Tを搬送する。回転ドラム54も真空吸引によって固形製剤Tを保持して反時計方向に回転して固形製剤TをZ方向(上方)へ搬送し、次に、第2面搬送ベルト52によって固形製剤Tを−X方向へ搬送する。第2面搬送ベルト52によって−X方向へ搬送される固形製剤Tは、第2面を上に向けて搬送され、第2面について割れや欠けの外観検査を行う。次に、外観良品の固形製剤Tに対して通常の情報を印刷し、外観不良の固形製剤Tに対して通常とは異なる情報を印刷する。そして、印刷された情報について検査し、外観不良及び印刷不良の固形製剤Tを第2面不良収納箱58に収納する。
本発明の実施例2における固形製剤印刷機の制御部210は、図7に示すように、検査装置21、制御装置22、モニタTV24に加えて、画像記憶装置223を備えている。第1面外観検査用撮像装置61、第2面外観検査用撮像装置62、第1面印刷検査用撮像装置11、及び第2面印刷検査用撮像装置12が検査装置21に接続されていて、それぞれの撮像画像は、検査装置21に入力される。また、任意の撮像画像を制御装置22の指示によって、検査装置21に接続された画像記憶装置223に記憶することができる。第1面印刷装置71及び第2面印刷装置72は共に制御装置22に接続され、印刷情報が制御装置22から各印刷装置に出力される。また、各撮像装置から検査装置21に入力した撮像画像は、画像処理を行って各検査処理を施す。そして、実施例2においては、外観不良となった固形製剤Tの撮像画像を画像記憶装置223に記憶するとともに、撮像画像をモニタTV24でモニタすることができる。
図8を参照して、制御部210が実行する各面(第1面又は第2面)における処理フローを説明する。固形製剤印刷機200に投入された固形製剤Tは、まず固形製剤Tの位置及び回転角を検出するとともに、外観検査を行う(図8(1))。次に外観検査でOK(外観良品)となれば、通常の情報を印刷し(図8(2))、NG(外観不良)となれば、撮像した外観不良の固形製剤Tの画像を画像記憶装置223に記憶し(図8(3))、通常とは異なる情報を印刷する(図8(4))。実施例2における通常とは異なる情報とは、画像記憶装置223に記憶されている外観不良となった固形製剤Tの撮像画像を特定する情報である。実施例2においては、画像に画像番号を付与して記憶する。画像番号は、アルファベットと3桁の数字からなり、アルファベットは、検査装置21が判断した不良の種類を示す。例えば、「A」は異物混入を示し、「B」は欠け、「C」は割れ、「D」は薄色汚れを示す。
図9に、実施例2における通常とは異なる情報が固形製剤Tに印刷された例を示す。図9の例は、異物混入の外観不良であり、通常とは異なる情報として、固形製剤Tの表面に撮像画像を特定するための画像番号「A123」が印刷されている。これは、画像記憶装置223に記憶されている画像の中から当該外観不良の固形製剤Tの撮像画像を特定するものである。
その後、固形製剤Tは、印刷検査が行われ、通常の情報が正しく印刷されているかが判断される(図8(5))。印刷良品と判断された固形製剤に加えて、前工程の外観検査で外観良品と判断された固形製剤は、通常排出され(図8(6))、外観不良及び印刷不良と判断された固形製剤は不良排出(不良収納箱に収納)される(図8(7))。
実施例1で述べたように、固形製剤Tが錠剤である場合、種類によっては、表面に割線と呼ばれる溝が直線状に設けられていることがある。この割線は、錠剤を半分に割るときに割れやすくするためのものである。そして実施例2においても、この割線が設けられた錠剤においては、割線上に文字等の印刷が行われないように割線の回転角、すなわち固形製剤Tの回転角が第2面外観検査用撮像装置62で撮像された画像に基づいて検査装置21で認識される。また、固形製剤Tが異形錠である場合も回転角が認識される。
なお、実施例2においては、撮像画像を特定する情報として、アルファベットと3桁の数字からなる画像番号を外観不良の固形製剤Tに印刷するようにしたが、必ずしもこれに限定されず、適宜選択可能である。例えば、アルファベットを用いずに数字のみを印刷するようにしてもよいし、3桁以外の2桁や4桁以上を有する数字のみを印刷するようにしてもよいし、1文字以上のアルファベットを印刷するようにしてもよい。
また、撮像画像を特定する情報に加えて、実施例1で説明した矢印や枠線等の不良個所を特定する情報を印刷するようにしてもよい。
また、実施例2においては、画像記憶装置に外観不良と判断した固形製剤を撮像した撮像画像を記憶するようにしたが、必ずしもこれに限定されず、任意の撮像画像を記憶するように固形製剤印刷機の都合に応じて適宜選択することができる。例えば、撮像した固形製剤の撮像画像を全て記憶するようにしてもよいし、特定の外観不良、例えば、異物混入不良の固形製剤を撮像した撮像画像のみを記憶するようにしてもよい。
以上のように、実施例2においては、外観不良の固形製剤に少なくとも撮像画像を特定する情報を印刷するように印刷装置を制御するようにしたことにより、外観不良の固形製剤と撮像画像とを紐づけすることができ、外観不良の原因を究明しやすくすることができる。
本発明の実施例3は、通常とは異なる情報を固形製剤に印刷する際に、不可視インクで印刷ずる点で、実施例1及び実施例2とは異なっている。
すなわち、第1面印刷装置71及び第2面印刷装置72は、2種類のインクを選択して印刷することができるように構成されている。そして、外観検査の結果、外観良品であれば、通常のインクを用いて通常の情報を固形製剤Tに印刷し、外観不良であれば、不可視インクを用いて通常とは異なる情報を固形製剤Tに印刷する。不可視インクとは、印刷した時点、もしくは少し時間をおいた後に見えなくなるインクであり、特定の処理をすることにより、可視化することができる。可視化する方法は、不可視インクによって異なるが、加熱、薬品による化学反応、紫外線などがある。
実施例3においては、外観不良の固形製剤Tに対しては印刷検査を行わずに不良収納箱に収納する。不良収納箱に収納される固形製剤Tは外観不良と印刷不良とが存在するが、外観不良の固形製剤Tに印刷されている通常とは異なる情報は不可視インクで印刷されているため見えない。このため、容易に外観不良か印刷不良かを選別することができる。その後、外観不良の固形製剤Tは、可視インクで印刷された通常とは異なる情報を可視化して、不良内容を確認し、軽微な外観不良であれば不良個所を修復して、再度、固形製剤印刷機に投入する。
以上のように実施例3においては、外観不良の固形製剤に不可視インクで通常とは異なる情報を印刷するように印刷装置を制御するので、外観不良の固形製剤を救済することができ、不良個数を削減することができる。
本発明における固形製剤印刷機及び固形製剤印刷方法は、固形製剤の印刷分野に幅広く適用することができる。
11:第1面印刷検査用撮像装置 12:第2面印刷検査用撮像装置21:検査装置 22:制御装置 24:モニタTV50:搬送手段 51:第1面搬送ベルト 52:第2面搬送ベルト53:回転ドラム 54:回転ドラム 55:駆動ローラ 56:良品収納箱57:第1面不良収納箱 58:第2面不良収納箱61:第1面外観検査用撮像装置 62:第2面外観検査用撮像装置71:第1面印刷装置 72:第2面印刷装置100:固形製剤印刷機 110:制御部200:固形製剤印刷機 210:制御部223:画像記憶装置T:固形製剤
Claims (10)
- 固形製剤を撮像する撮像装置と、前記撮像装置の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査する外観検査装置と、固形製剤に印刷する印刷装置と、前記印刷装置を制御する制御装置とを備える固形製剤印刷機であって、
前記制御装置は、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷するように制御し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷機。 - 前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、外観不良の不良個所を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の固形製剤印刷機。
- 前記制御装置は、前記外観不良の不良個所を特定する情報として、不良個所を囲む枠線又は不良個所を指し示す矢印を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項2に記載の固形製剤印刷機。
- 少なくとも外観不良の固形製剤を撮像した画像を記憶する画像記憶装置を備え、前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、前記画像記憶装置における当該外観不良の固形製剤を撮像した撮像画像を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固形製剤印刷機。
- 前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報を印刷する場合に、不可視インクで印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固形製剤印刷機。
- 固形製剤に所定の情報を印刷装置で印刷する固形製剤印刷方法であって、
固形製剤の撮像画像に基づいて、固形製剤の外観を検査し、外観良品である固形製剤には通常の情報を印刷し、外観不良である固形製剤には前記通常の情報とは異なる情報を印刷するように制御装置が前記印刷装置を制御することを特徴とする固形製剤印刷方法。 - 前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、外観不良の不良個所を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項6に記載の固形製剤印刷方法。
- 前記制御装置は、前記外観不良の不良個所を特定する情報として、不良個所を囲む枠線又は不良個所を指し示す矢印を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項7に記載の固形製剤印刷方法。
- 少なくとも外観不良の固形製剤を撮像した画像を画像記憶装置に記憶し、前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報として、前記画像記憶装置に記憶されている撮像画像のうち当該外観不良の固形製剤を撮像した撮像画像を特定する情報を少なくとも印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の固形製剤印刷方法。
- 前記制御装置は、前記通常の情報とは異なる情報を印刷する場合に、不可視インクで印刷するように前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の固形製剤印刷方法。
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