JP7375049B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び方法に係り、特に、薬剤を撮影した画像を処理する画像処理装置及び方法に関する。
薬剤師による調剤薬の監査業務を支援する技術として、機械監査が知られている。機械監査では、画像認識により監査処理が行われる。
特許文献1には、一包化された薬剤に対し、分包単位で機械監査を実施し、その結果を分包単位で表示する装置が開示されている。特許文献1の装置では、機械監査の結果と共に、一包化されている薬剤の撮影画像が表示される。一包化された薬剤の撮影画像が機械監査の結果と共に表示されることで、薬剤師による目視による監査を支援できる。
国際公開第WO2016/047569号
特許文献1の装置では、各薬剤が同じ条件で撮影される。このため、特許文献1の装置では、各薬剤の撮影画像が、同じ背景色で表示される。
薬剤の色は、さまざまである。このため、特許文献1の装置では、撮影画像を表示した際に、薬剤の視認性が著しく低下する場合がある。たとえば、透明な薬剤の場合、背景が黒くなる条件で撮影すると、薬剤が背景と同化して、薬剤の視認性が著しく低下する。同種の問題は、薬剤の色が背景色と同系色となる場合にも発生する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、薬剤の視認性を向上できる画像処理装置及び方法を提供することを目的とする。
(1)プロセッサを備え、プロセッサは、薬剤を撮影した第1撮影画像を取得し、第1撮影画像から薬剤を検出し、検出した薬剤の画像を第1撮影画像から切り出して個別薬剤画像を生成し、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、視認性を向上させる処理を行う、画像処理装置。
(2)プロセッサは、個別薬剤画像の視認性の良否を判定し、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、視認性を向上させる処理を行う、(1)の画像処理装置。
(3)プロセッサは、個別薬剤画像の薬剤の領域の画素値と基準値との差分に基づいて、個別薬剤画像の視認性の良否を判定する、(2)の画像処理装置。
(4)基準値が、個別薬剤画像又は第1撮影画像の薬剤以外の領域の画素値である、(3)の画像処理装置。
(5)薬剤が処方箋情報に基づいて調剤される場合において、プロセッサは、処方箋情報を取得し、処方箋情報に基づいて、個別薬剤画像の視認性の良否を判定する、(2)の画像処理装置。
(6)プロセッサは、処方箋情報に基づいて特定される薬剤の種類の情報に基づいて、個別薬剤画像の視認性の良否を判定する、(5)の画像処理装置。
(7)プロセッサは、透明又は半透明な薬剤の場合に、個別薬剤画像の視認性が悪いと判定する、(6)の画像処理装置。
(8)プロセッサは、第1撮影画像の背景色と同系色の薬剤の場合に、個別薬剤画像の視認性が悪いと判定する、(6)の画像処理装置。
(9)プロセッサは、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、薬剤のエッジを強調する画像処理を施して、視認性を向上させる、(1)から(8)のいずれか一の画像処理装置。
(10)プロセッサは、薬剤を第1撮影画像とは異なる背景色となる条件で撮影した第2撮影画像を取得し、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、第2撮影画像から切り出した画像に置き替えて、視認性を向上させる、(1)から(8)のいずれか一の画像処理装置。
(11)プロセッサは、個別薬剤画像を一覧表示した表示画像を生成する、(1)から(10)のいずれか一の画像処理装置。
(12)プロセッサは、表示画像を表示装置に表示する、(11)の画像処理装置。
(13)第1撮影画像が、一包化された薬剤を撮影した画像である、(1)から(12)のいずれか一の画像処理装置。
(14)薬剤を撮影した第1撮影画像を取得するステップと、第1撮影画像から薬剤を検出するステップと、検出した薬剤の画像を第1撮影画像から切り出して個別薬剤画像を生成するステップと、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、視認性を向上させる処理を行うステップと、を含む画像処理方法。
本発明によれば、薬剤の視認性を向上できる。
薬剤検査支援システムのシステム構成の一例を示すブロック図 一包化された薬剤の一例を示す平面図 撮影装置の概略構成を示す平面図 撮影装置の概略構成を示す側面図 薬剤検査支援装置の概略構成を示すブロック図 処理装置が実現する機能のブロック図 個別薬剤画像の抽出の概念図 個別薬剤画像の中央部分の画素値を求めて薬剤の領域の画素値を求める方法の概念図 画像処理の一例を模式的に示す図 エッジ強調の一例を示す図 検査結果の表示画像の一例を示す図 薬剤検査支援システムを用いた薬剤の検査の手順を示すフローチャート 個別薬剤画像の視認性を向上させる処理の手順を示すフローチャート 撮影装置の概略構成を示す平面図 撮影装置の概略構成を示す側面図 撮影により得られる画像の一例を示す図 処理装置が実現する機能のブロック図 画像の切り替えの一例を模式的に示す図 検査結果の表示画像の一例を示す図 片面についてのみ表示を切り替えた場合の表示画像の一例を示す図 処理装置が実現する機能の一例を示すブロック図 薬剤DBの一例を示す図 薬剤を撮影した画像を表示する場合の他の一例を示す図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について詳説する。
[第1の実施の形態]
ここでは、一包化された薬剤に対し、薬剤師が行う検査を支援する装置に本発明を適用した場合を例に説明する。「一包化(ワンドーズパッケージ)」とは、複数の薬剤を纏めて一包にすることをいう。一包化は、主に服用時点が同一の薬剤に対して行われる。薬剤師は、処方箋情報に基づいて、薬剤を調剤し、一包化する。一包化する薬剤に対しては、一包化後に、薬剤が処方箋どおりに一包化されているか、薬剤師によって確認される。本実施の形態の薬剤検査支援装置は、この薬剤師による事後的な確認作業を支援する。
[システム構成]
図1は、薬剤検査支援システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。
同図に示すように、薬剤検査支援システム1は、撮影装置10、処方箋情報入力装置20及び薬剤検査支援装置30を備える。
[撮影装置]
撮影装置10は、一包化された薬剤を撮影する。撮影装置10によって撮影された画像は、薬剤検査支援装置30に入力される。
図2は、一包化された薬剤の一例を示す平面図である。
同図に示すように、一包化により1つの薬包TPに複数の薬剤Tが封入される。なお、同図は、薬包TPが帯状に連なった形態のもの(薬包帯)を示している。薬包TPは、薬剤Tを封入したまま撮影できるように、透明体(半透明体を含む)で構成される。一包化される薬剤Tは、主に錠剤及びカプセル剤等である。一包化の処理は、たとえば、分包装置等を用いて行われる。
図3及び図4は、それぞれ撮影装置の概略構成を示す平面図及び側面図である。
撮影装置10は、2台のカメラ(第1カメラ12A及び第2カメラ12B)を有し、透明なステージ14の上に載置された薬包TPの両面を撮影する。
ステージ14は、水平に設置される。第1カメラ12A及び第2カメラ12Bは、ステージ14を挟んで互いに対向して配置される。第1カメラ12Aは、薬包TPの第1面(表面)に正対し、薬包TPの第1面を撮影する。第2カメラ12Bは、薬包TPの第2面(裏面)に正対し、薬包TPの第2面を撮影する。なお、薬包TPは、ステージ14に接する面を第2面とし、第2面と反対側の面を第1面とする。
ステージ14を挟んで、第1カメラ12Aの側には、第1照明装置16Aが備えられ、第2カメラ12Bの側には、第2照明装置16Bが備えられる。
第1照明装置16Aは、ステージ14に載置された薬包TPの第1面に照明光を照射する。第1照明装置16Aは、放射状に配置された4つの発光部16A1~16A4を有し、直交する4方向から照明光を照射する。各発光部16A1~16A4の発光は、個別に制御される。
第2照明装置16Bは、ステージ14に載置された薬包TPの第2面に照明光を照射する。第2照明装置16Bは、放射状に配置された4つの発光部16B1~16B4を有し、直交する4方向から照明光を照射する。各発光部16B1~16B4の発光は、個別に制御される。
撮影は、次のように行われる。まず、第1カメラ12Aを用いて、薬包TPの第1面(表面)が撮影される。撮影の際には、第1照明装置16Aの各発光部16A1~16A4が発光される。次に、第2カメラ12Bを用いて、薬包TPの第2面(裏面)が撮影される。撮影の際には、第2照明装置16Bの各発光部16B1~16Bが発光される。このように撮影することで、薬包TPの第1面及び第2面が撮影される。上記のように、薬包TPは透明である。したがって、薬包TPを撮影すると、その薬包TPに封入された薬剤Tが撮影される。すなわち、一包化された薬剤Tが撮影される。
なお、撮影は暗室の状態で行われる。したがって、撮影の際に薬包TPに照射される光は、第1照明装置16A及び第2照明装置16Bからの照明光のみである。このように撮影された薬包TPは、背景が黒くなって、各薬剤Tが撮影される。
薬包TPは、回転するローラ18にニップされて、ステージ14に搬送される。薬包TPは、搬送過程で均しが行われ、重なりが解消される。複数の薬包TPが帯状に連なった薬包帯の場合は、1つの薬包TPの撮影が終わると、1包分の送りが与えられ、次の薬包TPの撮影が行われる。
[処方箋情報入力装置]
処方箋情報入力装置20は、検査対象とする薬剤の処方箋情報を薬剤検査支援装置30に入力する。処方箋情報は、処方箋に記載された情報である。処方箋情報には、処方された薬剤の名称、数量、用法、用量、識別情報等の情報が含まれる。なお、処方箋情報は、必ずしも処方箋に記載されたすべての情報を入力する必要はない。処方箋に記載された情報のうち薬剤の検査に必要な情報が入力されればよい。
処方箋情報入力装置20は、たとえば、レセプトコンピュータで構成できる。この場合、処方箋情報入力装置20を構成するレセプトコンピュータと薬剤検査支援装置30とが通信可能に接続される。薬剤検査支援装置30は、レセプトコンピュータと通信し、処方箋情報を取得する。
この他、処方箋情報入力装置20は、処方箋に記載された文字情報を光学的に読み取って処方箋情報を取得し、薬剤検査支援装置30に入力する方式、処方箋に記載されたコード(たとえば、バーコード、二次元コード等)を読み取って処方箋情報を取得し、薬剤検査支援装置30に入力する方式、処方箋に記載された情報をキーボード等で薬剤検査支援装置30に入力する方式等を採用できる。
なお、処方箋情報には、処方箋に記載された情報そのものでもよいし、処方箋に記載された情報に基づいて医師、及び/又は、薬剤師が設定、変更等した情報でもよい。たとえば、処方箋に先発医薬品の名称が記載されている場合に後発医薬品(ジェネリック医薬品)に変更する、あるいは、薬剤の一般名称しか記載されていない場合に先発医薬品又は後発医薬品を選択する等を行って得られた情報も「処方箋情報」に含めることができる。
[薬剤検査支援装置]
図5は、薬剤検査支援装置の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、薬剤検査支援装置30は、処理装置32、操作装置34、表示装置36及び記憶装置38等を備える。
処理装置32は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えたコンピュータで構成される。処理装置32は、CPUが所定のプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。処理装置32が実現する機能については後述する。処理装置32は、画像処理装置の一例である。
操作装置34は、ユーザからの操作入力を受け付ける。操作装置34は、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル等で構成される。
表示装置36は、各種情報を表示する。表示装置36は、たとえば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display;LCD)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(organic electro-luminescence display;OELD)等で構成される。
記憶装置38は、各種情報を記憶する。記憶装置38は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。処理装置32のCPUが実行するプログラム及びプログラムの実行に必要な情報は、記憶装置38又はROMに記憶される。
図6は、処理装置が実現する機能のブロック図である。
処理装置32は、CPUが所定のプログラムを実行することで、撮影制御部32A、撮影画像取得部32B、個別薬剤画像抽出部32C、処方箋情報取得部32D、マスタ画像取得部32E、照合部32F、検査結果判定部32G、視認性判定部32H、画像処理部32I、表示画像生成部32J及び表示制御部32Kの機能を実現する。
撮影制御部32Aは、撮影装置10による薬包の撮影を制御する。上記のように、撮影装置10は、薬包の第1面(表面)及び第2面(裏面)の画像を撮影する。
撮影画像取得部32Bは、撮影装置10で撮影された薬包の撮影画像を撮影装置10から取得する。上記のように、撮影装置10から取得される薬包の撮影画像は、一包化された薬剤の撮影画像である。当該画像は、第1撮影画像の一例である。
個別薬剤画像抽出部32Cは、薬包の撮影画像(一包化された薬剤の撮影画像)から個々の薬剤の画像(個別薬剤画像)を抽出する。抽出は、一例として、次の手順で行われる。
図7は、個別薬剤画像の抽出の概念図である。まず、取得した薬包の撮影画像ITPから個々の薬剤Tを検出する。薬剤Tの検出には、公知の技術を採用できる。たとえば、機械学習、深層学習等により生成した画像認識モデルを用いて、薬剤Tを検出する手法を採用できる。次に、検出した個々の薬剤Tを矩形の枠Fで囲う。枠Fは、薬剤Tを囲い得る最小のサイズで薬剤Tを囲う。枠Fで囲った領域を切り出し、個々の薬剤Tの画像を抽出する。これにより、個々の薬剤を写した個別薬剤画像ITが生成される。生成された個別薬剤画像ITは、背景を含んだ画像となる。本実施の形態の薬剤検査支援装置30では、黒色の背景の個別薬剤画像ITが生成される。個別薬剤画像ITの抽出は、すべての撮影画像ITPに対して行われる。
処方箋情報取得部32Dは、検査対象とする薬剤の処方箋情報を処方箋情報入力装置20から取得する。
マスタ画像取得部32Eは、処方箋情報取得部32Dで取得した処方箋情報に基づいて、処方箋に含まれる薬剤のマスタ画像を薬剤DB(DB;Data Base)から取得する。薬剤DBは、記憶装置38に格納される。薬剤DBには、各種の薬剤(調剤され得る薬剤)の情報が格納される。薬剤の情報には、その薬剤の画像(マスタ画像)が含まれる。マスタ画像は、薬剤の表面の画像及び裏面の画像が用意される。表裏のない薬剤(たとえば、カプセル錠など)については、刻印又は印刷のある面を表面、その反対側の面を裏面として、2枚の画像が用意される。刻印及び印刷のない薬剤については、ある面を表面、その反対側の面を裏面として、2枚の画像が用意される。
照合部32Fは、個別薬剤画像抽出部32Cで抽出された個別薬剤画像を、マスタ画像取得部32Eで取得されたマスタ画像と照合する。個別薬剤画像をマスタ画像と照合することにより、各個別薬剤画像に写されている薬剤の種類を特定できる。また、検査対象の薬包に封入された薬剤(一包化された薬剤)が、処方箋どおりに一包化されているか否かを判定できる。照合処理には、公知の技術が採用される。たとえば、個別薬剤画像から特徴量を抽出し、その特徴量と、マスタ画像から抽出された特徴量とを比較することで行われる。
検査結果判定部32Gは、照合部32Fによる照合結果に基づいて、検査対象の薬包に封入された薬剤(一包化された薬剤)が、処方箋どおりに一包化されているか否かを判定する。判定は、薬包単位で行われる。すなわち、薬包ごと封入されている薬剤の過不足の有無が判定される。
視認性判定部32Hは、個別薬剤画像抽出部32Cで抽出された個別薬剤画像の視認性の良否を判定する。視認性の良否は、個別薬剤画像を表示装置36に表示させた場合に薬剤が見やすいか否かによって判断される。一見して、薬剤が背景と明確に区別できる画像は、視認性の良い画像とされる。一方、薬剤が背景と区別しにくい画像は、視認性の悪い画像とされる。本実施の形態の薬剤検査支援装置30において、視認性判定部32Hは、個別薬剤画像の薬剤の領域の画素値に基づいて、個別薬剤画像の視認性の良否を判定する。具体的には、個別薬剤画像の薬剤の領域の画素値V1及び薬剤以外の領域の画素値V2を求め、その差分(V1-V2)に基づいて、個別薬剤画像の視認性の良否を判定する。差分(V1-V2)が閾値以上の場合、視認性が良いと判定される。一方、差分(V1-V2)が閾値未満の場合、視認性が悪いと判定される。
薬剤の領域の画素値V1は、たとえば、個別薬剤画像から薬剤の領域を抽出し、抽出した薬剤の領域の画素値の平均を求めて取得する。一方、薬剤以外の領域の画素値V2は、薬剤の領域を除く領域の画素値の平均を求めて取得する。
なお、個別薬剤画像は、切り出しの性質上、中央に薬剤が配置される。したがって、個別薬剤画像の中央部分の画素値は、薬剤の領域の画素値を示す。したがって、薬剤の領域の画素値V1は、個別薬剤画像の中央部分の画素値を求めて取得する構成とすることもできる。図8は、個別薬剤画像の中央部分の画素値を求めて薬剤の領域の画素値を求める方法の概念図である。同図に示すように、個別薬剤画像ITの中央部分に所定のサイズの検出枠FDを設定し、その検出枠FD内の画素値の平均を求めて、薬剤の領域の画素値V1を求める。
また、薬剤以外の領域、すなわち、背景については、どの個別薬剤画像も同じであり、その画素値は既知の値となる。したがって、薬剤以外の領域の画素値V2については、固定値として設定することもできる。この場合、事前に個別薬剤画像又は薬包の撮影画像から薬剤以外の領域の画素値を求めて、薬剤以外の領域の画素値V2を取得する。取得した画素値V2は、比較のための基準値として使用できる。
個別薬剤画像が、RGB画像(1つの画素の色を、R(Red;赤)、G(Green;緑)、B(Blue;青)の3原色で表わした画像)で構成される場合、グレースケールに変換し、各領域の画素値を求める構成としてもよい。また、特定のチャンネル(たとえば、G)の画素値を求める構成としてもよい。
通常、黒い背景となる条件で撮影した場合、透明な薬剤については、視認性が著しく低下する。また、背景色と同系色の薬剤についても、視認性が低下する。同系色とは、D50環境下のLab表色系で色差13以下が例示される。
画像処理部32Iは、視認性判定部32Hにおいて、視認性が悪いと判定された個別薬剤画像に対し、所定の画像処理を施して、その画像中の薬剤の視認性を向上させる。
図9は、画像処理の一例を模式的に示す図である。同図(A)は、画像処理前の個別薬剤画像IT0を模式的に示している。また、同図(B)は、画像処理後の個別薬剤画像IT1を模式的に示している。同図に示す例では、薬剤の輪郭を明確にして、視認性を向上させている。画像の輪郭を明確にする画像処理の一つとして、エッジ強調を例示できる。
図10は、エッジ強調の一例を示す図である。同図(A)は、画像処理前の個別薬剤画像IT0を示している。また、同図(B)は、画像処理後の個別薬剤画像IT1を示している。同図に示すように、視認性の悪い画像に対し、エッジ強調処理を施すことにより、薬剤と背景の境界が明確になり、薬剤の視認性を向上できる。
画像中の薬剤の視認性を向上させる処理は、これに限定されず、他の手法を採用することもできる。たとえば、明るさを変える処理、コントラストを変える処理等を採用できる。また、これら複数の処理を組み合わせて、画像中の薬剤の視認性を向上させることもできる。
また、画像に加工を施して、画像中の薬剤の視認性を向上させることもできる。たとえば、薬剤の輪郭を抽出し、輪郭に線を付して、薬剤領域の視認性を向上させることもできる。
表示画像生成部32Jは、検査結果判定部32Gによる検査の判定結果に基づいて、検査結果の表示画像を作成する。この際、各包の検査結果と共に、各包に封入されている薬剤の画像(個別薬剤画像)を表示した画像を作成する。
図11は、検査結果の表示画像の一例を示す図である。同図は、14包分の検査結果の一例を示している。また、各包に5つの薬剤(Aカプセル、B錠、C錠、D錠、E錠)が封入されている場合の例を示しており、E錠が、透明な薬剤の場合の例を示している。
同図に示すように、検査結果の表示画像IDには、処方された薬剤の名称、処方された薬剤のマスタ画像、各包に封入された薬剤の画像(個別薬剤画像)、及び、各包の検査結果が表示される。
処方された薬剤の名称、及び、そのマスタ画像は、処方薬剤情報表示欄C1に表示される。薬剤の名称は、処方薬剤情報表示欄C1に縦一列に並べて表示される。各薬剤の名称に対応して、その薬剤のマスタ画像が、右隣の列に表示される。なお、図11において、各名称に対応して表示される2つのマスタ画像のうち上段の画像は表面の画像であり、下段の画像は裏面の画像である。
各包に封入された薬剤の画像及び検査結果は、検査結果表示欄C2に表示される。各包に封入された薬剤の画像は、縦一列に並べて表示される。したがって、同じ列に表示された画像は、同じ薬包に封入された薬剤の画像を示す。また、各薬剤の画像は、処方薬剤情報表示欄C1に表示された薬剤の名称の並びと同じ並びで表示される。したがって、処方薬剤情報表示欄C1に表示された薬剤の名称と同じ行に表示された画像は、その名称の薬剤の画像を示す。同じ行には、マスタ画像が表示されるので、目視による検査を容易に行うことができる。
各列の先頭(上端)には、各薬包の検査順(画像の撮影順)を示す番号が付される。この番号は、検査結果の表示に使用される。具体的には、処方箋通りに薬剤が封入(一包化)されていない場合、その薬包の番号が反転して表示される。すなわち、文字と背景の色が反転して表示される。たとえば、処方箋通りに薬剤が封入されている場合は、白い背景に黒い文字で番号が表示される(いわゆる黒抜き表示)。一方、処方箋通りに薬剤が封入されていない場合、黒い背景に白い文字で番号が表示される(いわゆる白抜き表示)。図11は、13番目の薬包(表示番号「013」)が、処方箋と異なる場合の例を示している。13番目の薬包は、C錠が不足している。この場合、13番目の薬包については、C錠の個別薬剤画像が表示されない。したがって、個別薬剤画像の表示を確認することで、不足している薬剤を認識できる。
検査結果表示欄C2に表示する各薬剤の画像は、撮影画像から切り出して生成した個別薬剤画像である。しかし、そのまま表示すると、薬剤の視認性が悪い場合がある。したがって、表示画像生成部32Jは、視認性判定部32Hで視認性が悪いと判定された個別薬剤画像がある場合、当該画像を画像処理部32Iによる画像処理後の画像に置き替えて、表示画像を生成する。これにより、個別薬剤画像を目視して確認する際の確認作業を容易にできる。
表示制御部32Kは、表示装置36への表示を制御する。表示画像生成部32Jで検査結果の表示画像が生成されると、表示制御部32Kは、生成された表示画像を表示装置36に表示させる。
[動作]
図12は、薬剤検査支援システムを用いた薬剤の検査の手順を示すフローチャートである。
まず、薬剤検査支援装置30に対し、検査対象とする薬剤の処方箋情報が入力される(ステップS10)。処方箋情報は、処方箋情報入力装置20から薬剤検査支援装置30に入力される。
薬剤検査支援装置30は、入力された処方箋情報を取得する。薬剤検査支援装置30は、取得した処方箋情報に基づいて、処方箋に含まれる薬剤のマスタ画像を薬剤DBから取得する(ステップS11)。
一方、撮影装置10では、検査対象とする薬剤が撮影される(ステップS12)。撮影は、薬包を撮影することにより行われる。薬包を撮影することにより、その薬包に封入された薬剤、すなわち、一包化された薬剤が撮影される。撮影された薬包の画像(一包化された薬剤の画像)は、薬剤検査支援装置30に出力される。
薬剤検査支援装置30は、撮影装置10から出力された薬包の撮影画像(第1撮影画像)を取得する(ステップS13)。
薬剤検査支援装置30は、取得した薬包の撮影画像(一包化された薬剤の撮影画像)から個別の薬剤の画像(個別薬剤画像)を抽出する(ステップS14)。抽出は、画像から薬剤を検出し、検出した薬剤を切り出すことにより行われる。
個別薬剤画像の抽出後、薬剤検査支援装置30は、抽出した個別薬剤画像をマスタ画像と照合する(ステップS15)。照合後、薬剤検査支援装置30は、照合結果に基づいて、検査結果を判定する(ステップS16)。すなわち、検査対象の薬包に封入された薬剤(一包化された薬剤)が、処方箋どおりに一包化されているか否かを判定する。
また、薬剤検査支援装置30は、個別薬剤画像の抽出後、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、視認性を向上させる処理を行う(ステップS20)。
図13は、個別薬剤画像の視認性を向上させる処理の手順を示すフローチャートである。
まず、個別薬剤画像の視認性の良否を判定する処理が行われる(ステップS21)。視認性の良否は、個別薬剤画像の薬剤の領域の画素値と薬剤以外の領域の画素値との差分に基づいて判定される。
次に、判定された結果が、悪いか否かが判断される(ステップS22)。判定結果が悪い場合、すなわち、視認性が悪い場合、視認性を向上させる画像処理が行われる(ステップS23)。
一方、判定結果が良い場合、すなわち、視認性が良い場合は、画像処理は行われず、そのまま表示用の画像として使用される。
このように、個別薬剤画像の視認性を向上させる処理では、まず、画像の視認性の良否が判定され、視認性が悪いと判定された画像に対してのみ、視認性を向上させる画像処理が施される。この処理は、抽出したすべての個別薬剤画像に対し行われる。したがって、すべての個別薬剤画像の判定が終了したか否かが判定される(ステップS24)。すべての個別薬剤画像の判定が終了すると、個別薬剤画像の視認性を向上させる処理が終了する。
全体の流れに戻り、視認性の向上処理及び検査結果の判定処理が完了すると、薬剤検査支援装置30は、検査結果を示す表示画像を生成する(ステップS17)。薬剤検査支援装置30は、生成した表示画像を表示装置36に表示する(ステップS18)。
検査結果の表示画像は、図11に示すように、処方された薬剤の名称、処方された薬剤のマスタ画像、各包に封入された薬剤の画像(個別薬剤画像)、及び、各包の検査結果が表示される。
ここで、個別薬剤画像については、視認性を向上させる処理が行われた場合、処理後の画像が表示される。すなわち、撮影画像からそのまま切り出した画像ではなく、処理後の画像に置き替えられて表示される。処理後の画像は、画像中の薬剤の視認性が向上しているので、目視による確認作業を容易にできる。
以上説明したように、本実施の形態の薬剤検査支援装置30によれば、撮影した薬剤の画像を表示する際に、必要に応じて視認性が向上される。これにより、目視による薬剤の検査を軽減できる。
[第2の実施の形態]
上記実施の形態では、視認性の悪い個別薬剤画像に対し、画像処理を施して、視認性を向上させている。本実施の形態では、視認性の悪い個別薬剤画像がある場合、異なる条件で撮影した画像に置き替えて、視認性を向上させる。具体的には、異なる背景色となる条件で撮影した画像に置き替えて、視認性を向上させる。
[撮影装置]
撮影装置は、異なる背景色となる条件で薬剤を撮影できるように構成される。図14及び図15は、それぞれ本実施の形態の撮影装置の概略構成を示す平面図及び側面図である。
本実施の形態の撮影装置10は、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bを備える点で上記第1の実施の形態の撮影装置と相違する。したがって、ここでは、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bの構成及び機能についてのみ説明する。
第1撮影板40A及び第2撮影板40Bは、白色の板で構成される。第1撮影板40A及び第2撮影板40Bは、ステージ14を挟んで上下に配置され、かつ、それぞれステージ14と平行に配置される。第1撮影板40Aは、第1カメラ12A側に配置され、第2撮影板40Bは、第2カメラ12B側に配置される。
第1撮影板40A及び第2撮影板40Bは、それぞれ図示しない駆動機構に駆動されて、撮影位置と退避位置との間を水平にスライド移動する。第1撮影板40Aは、撮影位置に移動することで、ステージ14の真上に移動する(図14参照)。これにより、ステージ14の上に載置された薬包の上面(表面)が第1撮影板40Aで覆われる。第1撮影板40Aは、退避位置に移動することで、ステージ外の位置に移動する。第2撮影板40Bは、撮影位置に移動することで、ステージ14の真下に移動する。これにより、ステージ14の上に載置された薬包の下面(裏面)が第2撮影板40Bで覆われる。第2撮影板40Bは、退避位置に移動することで、ステージ外の位置に移動する。
[撮影装置による薬包の撮影]
薬包の撮影(一包化された薬剤の撮影)は、次のように行われる。
まず、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bを退避位置に退避させた状態で、薬包TPの第1面(表面)及び第2面(裏面)が撮影される。薬包TPの第1面は、第1カメラ12Aで撮影され、第1照明装置16Aを発光させて撮影される。薬包TPの第2面は、第2カメラ12Bで撮影され、第2照明装置16Bを発光させて撮影される。
次に、第2撮影板40Bを撮影位置に位置させて、薬包TPの第1面が撮影される。撮影は、第1カメラ12Aを用いて行われ、第1照明装置16Aを発光させて撮影される。撮影後、第2撮影板40Bは、退避位置に退避される。
次に、第1撮影板40Aを撮影位置に位置させて、薬包TPの第2面が撮影される。撮影は、第2カメラ12Bを用いて行われ、第2照明装置16Bを発光させて撮影される。撮影後、第2撮影板40Bは、退避位置に退避される。
図16は、撮影により得られる画像の一例を示す図である。
同図(A)及び(B)は、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bを退避させて撮影した場合に得られる撮影画像の一例を示す図である。同図(A)は、薬包の第1面を撮影した場合に得られる撮影画像ITP1の一例を示している。同図(B)は、薬包の第2面を撮影した場合に得られる撮影画像ITP2の一例を示している。同図(A)及び(B)に示すように、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bを退避させて撮影すると、黒い背景で各薬剤が撮影される。撮影画像ITP1、ITP2は、第1撮影画像の一例である。
同図(C)及び(D)は、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bを入れて撮影した場合に得られる撮影画像の一例を示す図である。同図(C)は、第2撮影板40Bを入れて、薬包の第1面を撮影した場合に得られる撮影画像ITP3の一例を示している。同図(D)は、第1撮影板40Aを入れて、薬包の第2面を撮影した場合に得られる撮影画像ITP4の一例を示している。同図(C)及び(D)に示すように、第1撮影板40A及び第2撮影板40Bを入れて撮影すると、白(ないしグレー)の背景で各薬剤が撮影される。撮影画像ITP3、ITP4は、第2撮影画像の一例である。
[薬剤検査支援装置]
図17は、本実施の形態の薬剤検査支援装置の処理装置が実現する機能のブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の薬剤検査支援装置の処理装置32は、画像処理部32I(図6参照)に代えて、画像切替部32Lの機能を有する点で上記実施の形態の処理装置32と相違する。
処理装置32の基本動作は、上記第1の実施の形態と同じであり、黒色の背景の撮影画像(第1撮影画像)から抽出した個別薬剤画像を用いて、マスタ画像との照合が行われる。また、検査結果を表示する場合も、原則として、黒色の背景の撮影画像から抽出した個別薬剤画像が使用される。ただし、その画像の視認性が悪い場合、白色の背景の撮影画像(第2撮影画像)から抽出した個別薬剤画像が使用される。
画像切替部32Lは、視認性判定部32Hの判定結果に基づいて、検査結果の表示に使用する個別薬剤画像を切り替える。具体的には、黒色の背景の撮影画像から切り出した個別薬剤画像の視認性が悪い場合、白色の背景の撮影画像から切り出した個別薬剤画像に切り替える。なお、切り出しの処理は、個別薬剤画像抽出部32Cで行われる。この際、薬剤の検出は、黒色の背景の撮影画像で行った検出の結果を利用できる。
図18は、画像の切り替えの一例を模式的に示す図である。同図(A)は、黒色の背景の撮影画像から抽出した個別薬剤画像IT2を模式的に示している。また、同図(B)は、白色の背景の撮影画像から抽出した個別薬剤画像IT3を模式的に示している。同図に示すように、背景色が異なる画像に切り替えることにより、視認性を向上できる。
表示画像生成部32Jは、画像の切り替えが行われた場合、切り替え後の画像を用いて、検査結果の表示画像を生成する。
図19は、検査結果の表示画像の一例を示す図である。同図は、E錠の画像をすべて白色の背景の画像に置き替えて表示した場合の例を示している。
同図に示すように、黒い背景の撮影画像から切り出した個別薬剤画像の視認性が悪い場合、白い背景の撮影画像から切り出した個別薬剤画像に置き替えられて表示される。背景色の異なる条件で撮影した画像を表示することにより、薬剤の視認性を向上できる。
[変形例]
上記実施の形態では、薬包の第1面及び第2面のそれぞれについて、背景色の異なる画像を撮影する構成としているが、背景色を変えた撮影は、片面についてのみ実施する構成としてもよい。たとえば、第1面についてのみ背景色を変えて撮影してもよい。この場合、結果を表示する際、第1面の画像のみが切り替えられる。
図20は、片面についてのみ表示を切り替えた場合の表示画像の一例を示す図である。同図は、E錠について、すべて片面(第1面)の画像を白色の背景の画像に切り替えている。このように、片面の画像を切り替えるだけでも、目視による検査を容易にできる。
なお、片面についてのみ背景色を変えて撮影する場合、撮影板(第1撮影板40A及び第2撮影板40B)は、少なくとも一方に備えられていればよい。
また、上記実施の形態では、白色の撮影板(第1撮影板40A及び第2撮影板40B)を入れて撮影することで、背景色の異なる画像を撮影する構成としているが、背景色の異なる画像を撮影する方法は、これに限定されるものではない。特に、撮影板を入れる位置、照明の条件等については、適宜変更できる。
[その他の実施の形態]
[視認性の判定方法の変形例]
あらかじめ定められた撮影条件で薬剤を撮影する場合、撮影される画像の視認性は、主に薬剤の色(透明を含む)によって定まる。薬剤の色は、薬剤の種類で特定できる。したがって、事前に薬剤の種類が特定できれば、その薬剤の視認性を推定できる。たとえば、透明な薬剤の場合、背景が黒くなる条件で撮影すると、視認性が低下する。同様に、得られる画像の背景色と同系色の薬剤については、視認性が低下する。薬剤の種類は、処方箋情報から特定できる。処方箋情報に基づいて調剤される薬剤については、処方箋情報を取得することにより、その個別薬剤画像の視認性の良否を判定(推定)できる。
図21は、処方箋情報に基づいて、個別薬剤画像の視認性を判定する場合に処理装置が実現する機能の一例を示すブロック図である。
この場合、処理装置32は、色情報取得部32Mの機能を実現する。色情報取得部32Mは、処方箋情報取得部32Dが取得した処方箋情報に基づいて、薬剤DBから検査対象とする薬剤の色情報を取得する。視認性判定部32Hは、色情報取得部32Mが取得した色情報に基づいて、個別薬剤画像の視認性を判定する。たとえば、背景が黒くなる条件で薬剤を撮影する場合において、取得した薬剤の色が、透明又は半透明な場合、当該薬剤の個別薬剤画像は、薬剤の視認性が悪いと判定する。同様に、取得した薬剤の色が、黒系統(黒、茶色等)の場合、当該薬剤の個別薬剤画像は、薬剤の視認性が悪いと判定する。
視認性判定部32Hで視認性が悪いと判定された場合、視認性を向上させる処理が行われる。すなわち、視認性が悪いと判定された薬剤の個別薬剤画像に対し、画像処理が施され、視認性が向上される。あるいは、視認性のよい画像(異なる背景色となる条件で撮影した画像)に切り替えて、視認性が向上される。
上記のように、薬剤の色情報は、薬剤DBから取得される。図22は、薬剤DBの一例を示す図である。同図に示すように、薬剤の色の情報(色情報)が、薬剤の名称(及びマスタ画像)に関連付けられて格納される。したがって、薬剤の名称が特定されれば、その薬剤の色が特定される。
なお、上記の例では、薬剤の色情報を薬剤DBに格納し、その薬剤DBから取得した薬剤の色情報に基づいて、視認性の良否を判定する例で説明したが、薬剤の視認性の良否を薬剤DBに直接格納する構成としてもよい。この場合、薬剤の種類(名称)から直接視認性の良否を判別できる。
また、薬剤の撮影画像から視認性の良否を判定する場合において、画像の画素値を比較して判定する場合、RGB画像で比較してもよいし、単チャネルで比較してもよい。また、Lab画像、hsv画像、lch変換等も用いることもできる。
[検査対象の他の例]
上記実施の形態では、処方箋に基づいて調剤されて一包化された薬剤を検査する装置に本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。一包化されていない薬剤、処方箋に基づかずに調剤された薬剤等を検査する場合にも本発明を適用できる。
[撮影の変形例]
上記実施の形態では、一包化された薬剤を撮影する際、薬包に封入された状態の薬剤を撮影する構成としているが、薬包に封入する前の状態の薬剤を撮影する構成とすることもできる。たとえば、トレイに載置された状態の薬剤を撮影する構成とすることもできる。
また、上記実施の形態では、薬剤の表裏両面を撮影する構成としているが、片面のみ撮影する構成とすることもできる。この場合、表示する画像は片面のみとなる。
[表示の変形例]
上記実施の形態では、複数の薬包の検査結果を一覧表示する場合を例に説明したが、検査結果の表示形態は、これに限定されるものではない。1包分ずつを個別に表示する構成とすることもできる。また、薬剤を1つずつ表示する構成とすることもできる。
また、上記実施の形態では、視認性の悪い薬剤の個別薬剤画像を表示する際、視認性を向上させた画像処理後を表示する構成としているが、ユーザからの指示に応じて、画像処理前の画像の表示に切り替えられるようにしてもよい。すなわち、画像処理前の画像(いわゆるオリジナルの画像)の表示と画像処理後の画像の表示とを任意に切り替えられるようにしてもよい。この場合、たとえば、画面に切り替えボタンを表示し、その切り替えボタンの押下(クリック)により、表示が切り替えられる構成とする。視認性を向上させた画像に置き替える場合も同様である。
[その他の装置への適用]
上記実施の形態では、本発明を薬剤検査支援装置に適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。薬剤を撮影した画像を表示する装置全般に適用できる。
図23は、薬剤を撮影した画像を表示する場合の他の一例を示す図である。同図は、薬剤の撮影画像をスマートフォンに表示する場合の一例を示している。特に、同図は、一包化された薬剤の撮影画像をスマートフォンに表示する場合の例を示している。各薬剤の画像(個別薬剤画像)は、薬包を撮影した画像から切り出して生成される。同図は、E錠の個別薬剤画像の視認性が悪いと判定された場合の例を示しており、視認性のよい画像(異なる背景色となる条件で撮影した画像)に置き替えて表示した場合の例を示している。本例において、スマートフォンのディスプレイは、表示装置の一例である。
[処理装置の他の例]
薬剤検査支援装置を構成する処理装置は、次に示すような各種のプロセッサを含んで構成できる。各種のプロセッサには、上記実施の形態で説明したCPUの他、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。処理装置の機能は、これら各種のプロセッサのうちの1つで実現されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサ(たとえば、複数のFPGAあるいはCPUとFPGAの組み合わせ)で実現されてもよい。また、複数の機能を1つのプロセッサで実現してもよい。複数の機能を1つのプロセッサで実現する例としては、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の機能を含むシステム全体の機能を1つのIC(integrated circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の機能は、ハードウエア的な構造として、上述した各種のプロセッサを1つ以上用いて実現される。さらに、これらの各種のプロセッサのハードウエア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路である。
プロセッサあるいは電気回路がプログラムを実行する際は、実行するプログラムのコードをROM、及び/又は、フラッシュROM等の非一時的記録媒体に記憶しておき、プロセッサがそのソフトウェアを参照する。非一時的記録媒体に記憶しておくソフトウェアは、本発明に係る薬剤検査支援方法を実行するためのプログラムを含む。ROMではなく各種光磁気記録装置、半導体メモリ等の非一時的記録媒体にコードを記録してもよい。ソフトウェアを用いた処理の際には、たとえば、VRAM(Video RAM)、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が一時的記憶領域として用いられ、また、たとえば、不図示のEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)に記憶されたデータを参照することもできる。
1 薬剤検査支援システム
10 撮影装置
12A 第1カメラ
12B 第2カメラ
14 ステージ
16A 第1照明装置
16A1 発光部
16B 第2照明装置
16B1 発光部
18 ローラ
20 処方箋情報入力装置
30 薬剤検査支援装置
32 処理装置
32A 撮影制御部
32B 撮影画像取得部
32C 個別薬剤画像抽出部
32D 処方箋情報取得部
32E マスタ画像取得部
32F 照合部
32G 検査結果判定部
32H 視認性判定部
32I 画像処理部
32J 表示画像生成部
32K 表示制御部
32L 画像切替部
32M 色情報取得部
34 操作装置
36 表示装置
38 記憶装置
40A 第1撮影板
40B 第2撮影板
C1 処方薬剤情報表示欄
C2 検査結果表示欄
F 枠
FD 検出枠
IT 個別薬剤画像
IT0 個別薬剤画像
IT1 個別薬剤画像
IT2 個別薬剤画像
IT3 個別薬剤画像
ITP 撮影画像
ITP1 撮影画像
ITP2 撮影画像
ITP3 撮影画像
ITP4 撮影画像
T 薬剤
TP 薬包
S10~S18 薬剤の検査の手順
S20~S24 個別薬剤画像の視認性を向上させる処理の手順

Claims (7)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    薬剤を撮影した第1撮影画像を取得し、
    前記第1撮影画像から前記薬剤を検出し、
    検出した前記薬剤の画像を前記第1撮影画像から切り出して個別薬剤画像を生成し、
    前記個別薬剤画像又は前記第1撮影画像の前記薬剤以外の領域の画素値を基準値とした場合に、前記個別薬剤画像の前記薬剤の領域の画素値と前記基準値との差分に基づいて、前記個別薬剤画像の視認性の良否を判定し、
    視認性の悪い前記個別薬剤画像に対し、画像処理を施して、視認性を向上させる処理を行う、
    画像処理装置。
  2. 前記プロセッサは、視認性の悪い前記個別薬剤画像に対し、前記薬剤のエッジを強調する画像処理を施して、視認性を向上させる、
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記薬剤を前記第1撮影画像とは異なる背景色となる条件で撮影した第2撮影画像を取得し、
    視認性の悪い前記個別薬剤画像に対し、前記第2撮影画像から切り出した画像に置き替えて、視認性を向上させる、
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記個別薬剤画像を一覧表示した表示画像を生成する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記表示画像を表示装置に表示する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1撮影画像が、一包化された薬剤を撮影した画像である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 薬剤を撮影した第1撮影画像を取得するステップと、
    前記第1撮影画像から前記薬剤を検出するステップと、
    検出した前記薬剤の画像を前記第1撮影画像から切り出して個別薬剤画像を生成するステップと、
    前記個別薬剤画像又は前記第1撮影画像の前記薬剤以外の領域の画素値を基準値とした場合に、前記個別薬剤画像の前記薬剤の領域の画素値と前記基準値との差分に基づいて、前記個別薬剤画像の視認性の良否を判定するステップと、
    視認性の悪い前記個別薬剤画像に対し、画像処理を施して、視認性を向上させる処理を行うステップと、
    を含む画像処理方法。
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