JP2825600B2 - 印刷欠陥検査方法およびその装置 - Google Patents
印刷欠陥検査方法およびその装置Info
- Publication number
- JP2825600B2 JP2825600B2 JP2070232A JP7023290A JP2825600B2 JP 2825600 B2 JP2825600 B2 JP 2825600B2 JP 2070232 A JP2070232 A JP 2070232A JP 7023290 A JP7023290 A JP 7023290A JP 2825600 B2 JP2825600 B2 JP 2825600B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dots
- printing
- signal
- image
- connected components
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
に印刷された製品名、ロットナンバー、使用期限等を表
す文字や記号等の脱落、欠け、切れまたはインク汚れ等
の欠陥を自動的に検査する方法およびその装置に関する
ものである。
或いは薬品容器等には、製品名、ロットナンバー、使用
期限等を印刷表示することが薬事法等の法律により義務
付けられている。これらに対する一般的な印刷手段は、
インク溜りの印刷インクをデザインローラにより印刷ロ
ーラに供給し、供給ドラムにより送給されてくる錠剤等
の被印刷物に対し、該供給ドラムに転接する印刷ローラ
が印刷インクを転写して所要の印刷を行う構成になって
いる。
ラに経時的に過剰インクが残存して印刷汚れが発生した
り、錠剤等の被印刷物から出る微粉等の堆積により印刷
掠れが生じて文字切れ、脱字或いは文字欠け等の印刷欠
陥が発生する。
るための装置が種々案出されているが、印刷欠陥の検出
精度を高くすると、単なるばらつきであって印刷欠陥と
は言い難い僅かな印刷不良をも検出して歩留まりが悪く
なり、逆に検出精度を低くすると粗い検出となって不良
品を確実に選別できなくなる。そのため、ユーザーニー
ズに合致した印刷欠陥自動検査装置が実用化に至ってい
ないのが実状であり、現状では止むなく目視検査により
印刷欠陥を選別している。
人差により検査精度に大きなばらつきがあって印刷品質
が安定しない問題がある。また、検査作業が極めて非能
率的であるとともに、多人数の塾練検査員を必要とし、
これらがコスト高の要因になっている。
のであり、種々の印刷欠陥を高精度に且つ歩留まり良く
検出できる印刷欠陥検査方法およびその装置を提供する
ことを技術的課題とするものである。
として、印刷欠陥を以下のような手段で検査するように
した。即ち、被印刷物の文字や記号等の印刷部を撮像し
て得た映像信号をこれの画面における水平および垂直の
両方向にドットマトリックス的に分割した各画素を、画
像ディジタル信号に変換し、この画像ディジタル信号の
うちの前記印刷部を含む部分の信号を抽出して2値化信
号に変換し、この2値化信号の前記印刷部の画素に対応
する総ドット数と、前記2値化信号の前記印刷部の画素
に対応するドットがグループとして連続する連結成分の
数とを算出し、この総ドット数および連結成分数を、予
め設定した基準総ドット数および基準連結成分数とそれ
ぞれ対比するとともに、少くとも一方が基準値外であっ
た時に印刷欠陥と判別することを特徴としている。
分数とを対比する検査手段に代えて、前記印刷部の画素
における垂直,水平方向のそれぞれの最初に顕れる各ド
ットを検出し、この各ドットからの水平および垂直方向
の交点を求め、この交点を基点として前記印刷部を囲繞
する検査マスクを設定し、この検査マスク内をN個のブ
ロックに分割して各分割ブロック内の前記2値化信号に
おける印刷部の画素に対応するドット数をそれぞれ算出
し、この各分割ブロックの各々のドット数を、予め設定
したブロック毎の基準ドット数と個々に対比するととも
に、少くとも1個の分割ブロックのドット数が基準値外
であった時に印刷欠陥と判別するようにしてもよい。
の印刷部の映像信号を出力する撮像手段と、映像信号を
これの画面における水平および垂直の両方向の分割した
各画素を変換してなる画像ディジタル信号をマトリック
ス的に記憶する画像フレームメモリと、この画像ディジ
タル信号のうちの前記印刷部を含む部分の信号を抽出す
る信号抽出手段と、この抽出された画像ディジタル信号
を2値化してマトリックス的に記憶する2値化フレーム
メモリと、この2値化信号の前記印刷部の画素に対応す
る総ドット数を算出する総ドット数検知手段と、前記2
値化信号の前記印刷部の画素に対応するドットがグルー
プとして連続する連結成分の数を算出する連結成分数検
知手段と、前記2値化信号の垂直,水平の各方向におい
てそれぞれ最初に顕れる前記印刷部の画素に対応する各
ドットを検出してこの両ドットからの水平および垂直方
向の交点を求める検査マスク基点検出手段と、この交点
を基点とし且つ予め設定されたマスクサイズに基づき前
記印刷部を囲繞する検査マスクを設定する検査マスク設
定手段と、この検査マスク内をN個のブロックに分割し
て各分割ブロック内の前記2値化信号における印刷部の
画素に対応するドット数をそれぞれ算出する分割ドット
数検知手段と、良好な印刷部を有するN個の被印刷物に
より印刷の良否判別のための基準総ドット数、基準連結
成分数および分割ブロック毎の基準ドット数を予め設定
するティーチング手段と、前記総ドット数、連結成分数
および分割ブロック毎のドット数を前記基準ドット数、
基準連結成分数および分割ブロック毎の基準ドット数と
各々対比して少くとも一つが基準外であった時に不良検
出信号を出力する判定処理部とを具備することを特徴と
して構成されている。
対応する総ドット数が基準総ドット数の範囲内であるか
否かを判別することにより、検出精度をさほど高くしな
くても、印刷部の近傍個所のインク汚れ等を確実に検出
することができる。
数が基準連結成分数の範囲内であるか否かを判別するこ
とにより、印刷脱落、印刷切れ、印刷部内のインク汚れ
等を検出することができる。
スク内の分割ブロック毎の印刷部の画素に対応するドッ
ト数が分割ブロック毎の基準ドット数の範囲内であるか
否かを個別に判別することにより、印刷欠け、印刷汚れ
および印刷切れを検出できる。特に、連結成分数による
検査手段では検出できない印刷切れや異種文字等を、印
刷部のみを囲繞する検査マスク内を更に分割ブロックに
分割して細部毎に検査することから、検査精度をさほど
高くしなくても確実に検出できる。
しながら詳細に説明する。
発明の一実施例のブロック構成図で、この実施例では錠
剤印刷装置に連結して印刷後に連続的に印刷欠陥の検査
を行うようにした構成を示している。即ち、ホッパー2
内の錠剤1は、矢印方向に回転する供給ドラム3の外周
面に整列状態に凹設されたポケット3′に真空吸着装置
(図示せず)による吸引力により順次嵌入して移送さ
れ、印刷位置において印刷ローラ4により印刷インクを
転写されて所定の記号や文字の印刷(捺印)が施され、
印刷欠陥検査位置を通過して排出される。
(内視鏡)5の先端部が配置され、この印刷欠陥検査位
置に対し供給ドラム3の回転方向の後段側に同期センサ
ー6が配設されており、一定速度で回転される供給ドラ
ム3に対する錠剤1の通過を検出して検出信号を検査同
期信号発生回路7に対し出力する。検査同期信号発生回
路7は、同期センサー6からの検出信号を水平・垂直同
期信号発生回路8からの水平同期信号および垂直同期信
号に同期させて検査同期信号を出力する。
ない移送されて印刷欠陥検査位置に達すると、検査同期
信号の出力タイミングでストロボライト9が点灯されて
当該錠剤1を照射するとともに、この錠剤1からの反射
光がオプティカルファイバー5を通じてCCDカメラ10に
入射され、CCDカメラ10のCCD固体撮像素子により光電変
換されて錠剤1の映像信号が得られる。即ち、CCDカメ
ラ10により印刷欠陥検査位置を通過する瞬間の錠剤1を
撮像してこれらの静止画像を得る。例えば、第5図はモ
ニター19の画面Mを示し、eは錠剤1の周縁部の画像を
示し、その中央部に四角と三角を組み合わせた記号と3
個の数字とが印刷された場合の画像を示している。
水平同期信号および垂直同期信号により水平−垂直の51
2×512の画素に分割されてA/D変換回路11により8ビッ
トのディジタル信号、つまり濃淡レベルに応じて256階
調のディジタル信号に変換された後に、錠剤1の1個分
の画像ディジタル信号が画像フレームメモリ12にドット
マトリックス的に一時記憶される。第6図に画像フレー
ムメモリ12に記憶された画像を模式的に示してある。
13に予め外部設定された2値化するための0〜225段階
の基準値と比較されて前記画像ディジタル信号中から印
刷文字,記号等の印刷部に対応する信号だけが抽出さ
れ、且つ2値化信号に変換されて水平および垂直同期信
号により512×512の2値化フレームメモリ14にマトリッ
クス的に、つまり画像の座標位置に対応する所定のアド
レスに記憶される。第7図に2値化フレームメモリ14の
記憶状態を模式的に示してある。
化信号は、水平−垂直の座標位置の信号でもあるので、
検査マスク基点検出回路15において、2値化フレームメ
モリ14から読み出された2値化信号における垂直信号の
なかで最初に顕れた印刷部に対応する画素の座標位置と
水平信号のなかで最初に顕れた印刷部に対応する画素の
座標位置とがそれぞれ検知され、この両座標位置から各
々水平線およぼび垂直線を引いたと仮定した場合の交点
の座標を演算し、それを検査範囲となる検査マスクの基
点として設定する。
対応する検査マスクサイズが予め設定されており、この
設定検査マスクサイズの基点を前述の検査マスク基点検
出回路15で設定された基点の座標位置に合致させて検知
範囲となる検査マスクが自動的に設定される。尚、検査
マスクサイズは被検査物に対応して検査マスクサイズ設
定部16で任意に可変調整できるようになっている。その
理由は、錠剤1等の被検査物は、ポケット3′の所定位
置からずれた位置に固定されて供給ドラム3により移送
される場合が多いので、検査マスクの位置を固定設定し
てしまうと、印刷文字等の一部が検査マスク外に位置す
ることになってしまい、良品を不良品と誤判定する不都
合が生じる。これを解消するために、検査マスクを浮動
式として被検査物の印刷部分から基点を検知して検査マ
スクを自動設定するようになっている。
て、2値化フレームメモリ14から検査同期信号のタイミ
ングで読み出した2値化信号を、基準幅設定部18で設定
した後述の三種の基準幅と対比し、この基準幅に入らな
い場合には不良検出信号を出力する。尚、画像フレーム
メモリ12の画像ディジタル信号によりモニター19に印刷
部の画像が表示されるようになっている。
査の具体例について詳述する。
て説明する。この実施例では、基準値として印刷部の画
素に対応する総ドット数、連結成分数および分割ブロッ
ク毎の印刷部の画素に対応するドット数の3点を設定し
て三種の検査を行うのであるが、第2図により印刷部の
総ドット数および連結成分数の設定について説明する。
良好な印刷を施された錠剤1を予めN個選別してこれを
供給ドラム3により検査位置に移送するとともに、カメ
ラ10による画像信号の取り込みを指示し(ステップS
1)、A/D変換回路11により変換された画像ディジタル信
号を画像フレームメモリ12に入力させる(ステップS
2)。この画像フレームメモリ12に画像ディジタル信号
が入力されたか否かにより錠剤1が検査位置に存在する
か否かを判別する(ステップS3)。これは、ポケット
3′に錠剤1が存在しない場合が有るので、それによる
誤設定を防止するためであり、錠剤1の存在の確認を待
って次のステップに進む。
像ディジタル信号が取り込まれたものとする。同図にお
けるeは錠剤1の周縁部の画像を示し、その中央部に四
角と三角を組み合わせた記号と3個の数字とが印刷され
た場合の画像を示している。そして、画像フレームメモ
リ12にマトリックス的に記憶された画像ディジタル信号
における錠剤1の画像eの垂直方向の最小座標位置V1を
検知(ステップS4)するとともに、画像ディジタル信号
における錠剤1の画像eの水平方向の最小座標位置H1を
検知する(ステップS5)。
ト値V0,H0を加算した垂直および水平の座標を通る水平
線および垂直線に基づき印刷部を囲繞する矩形状のウイ
ンドウW1を設定し(ステップS6)た後に、このウインド
ウW1内の画像ディジタル信号を2値化し(ステップS
7)、この2値化信号から印刷部の画素に対応する総ド
ット数と連結成分数とを求める(ステップS8)。続い
て、サンプル個数に相当するN回の動作が終了したか否
かを判別し(ステップS9)、ステップS1〜ステップS9の
動作を繰り返して全てのサンプルの印刷部の画素に対応
する総ドット数と連結成分数と求める。
する総ドット数および連結成分数を加算した後にNで徐
算して平均総ドット数および平均連結成分数を演算し
(ステップ10)、基準幅設定部18に設定された上,下限
の偏差値を取り込んで(ステップS11)、これを前述の
平均総ドット数および平均連結成分数にそれぞれ加減算
して基準総ドット数および基準連結成分数の各範囲を算
出し且つ設定する(ステップS12)。
対応するドット数の設定について説明する。第3図のス
テップS1〜S7と同様のステップS13〜S19の動作によっ
て、第8図に示すような印刷部を囲繞する矩形状のウイ
ンドウW1を設定した後に、このウインドウW1内の画像デ
ィジタル信号を2値化する。
た錠剤1の画像の垂直方向の最小座標位置V1にオフセッ
ト値V2を加算した座標位置と、ステップS17で検知した
錠剤1の画像の水平方向の最小座標位置H1にオフセット
値H2を加算した座標位置との交点を基点として、垂直方
向の浮動ウインドウW2を設定する(ステップS20)。こ
の目安として設定した浮動ウインドウW2内の2値化信号
により印刷部の画像の垂直方向の最小座標位置V4を検知
する(ステップS21)。同様に、錠剤1の画像の水平方
向の最小座標位置H1にオフセット値H3を加算した座標位
置と、錠剤1の画像の垂直方向の最小座標位置V1にオフ
セット値V3を加算した座標位置との交点に基づいて、水
平方向の浮動ウインドウW3を設定する(ステップS2
2)。この目安として設けた浮動ウインドウW2内の2値
化信号により印刷部の画像の水平方向の最小座標位置4
を検知する(ステップS23)。
直方向の最小座標位置V4からオフセット値V5を減算した
垂直方向の座標位置と、印刷部の画像の水平方向の最小
座標位置H4からオフセット値H5を減算した水平方向の座
標位置との交点を基点として、検査範囲となる検査マス
クW4を設定し(ステップS24)、この検査マスクW4内
を、第11図に示すように所定数(図では5×5)のブロ
ックに分割し、この各分割ブロック毎に印刷部の画素に
対応するドッツト数を求める(ステップS25)。
たか否かを判別し(ステップS26)、ステップS13〜ステ
ップS26の動作を繰り返して全てのサンプルの各々の各
分割ブロック毎の印刷部の画素に対応するドット数を求
める。
の印刷部の画素に対応するドット数を分割ブロック毎に
加算した後にNでそれぞれ徐算し、各分割ブロック毎の
平均ドット数を演算し(ステップ27)、基準幅設定部18
に設定された上,下限の偏差値を取り込んで(ステップ
S28)、これを前述の各分割ブロック毎の平均ドット数
に加減算して各分割ブロック毎の基準ドット数の範囲を
算出し且つ設定する(ステップS29)。
の検査について第2図を参照しながら説明する。第3図
のステップS1〜ステップS7並びに第4図のステップS13
〜S19と同様のステップS30〜S36の動作によって、第8
図に示すような印刷部を囲繞する矩形状のウインドウW1
を設定した後に、このウインドウW1内の画像ディジタル
信号を2値化し、更に、この2値化信号から印刷部の画
素に対応する総ドット数および連結成分数を求める(ス
テップS37)。
錠剤1の画像の垂直方向の最小座標位置V1に第9図に示
すようなオフセット値V2を加算した座標位置と、錠剤1
の画像の水平方向の最小座標位置H1にオフセット値H2を
加算した座標位置との交点に基づいて、垂直方向の浮動
ウインドウW2を設定し(ステップS38)、この浮動ウイ
ンドウW2内の2値化信号により印刷部の画像の垂直方向
の最小座標位置V4を検知する(ステップS39)。同様
に、錠剤1の画像の水平方向の最小座標位置H1にオフセ
ット値H3を加算した座標位置と、錠剤1の画像の垂直方
向の最小座標位置V1にオフセット値V3を加算した座標位
置との交点に基づいて、水平方向の浮動ウインドウW3を
設定し(ステップS40)、この浮動ウインドウW2内の2
値化信号により印刷部の画像の水平方向の最小座標位置
H4を検知する(ステップS41)。
直方向の最小座標位置V4からオフセット値V5を減算した
垂直方向の座標位置と、印刷部の画像の水平方向の最小
座標位置H4からオフセット値H5を減算した水平方向の座
標位置との交点を基点として、検査マスクW4を設定し
(ステップS42)、この検査マスクW4内を、第11図に示
すように所定数(図では5×5)のブロックに分割し、
この各分割ブロック毎に印刷部の画像に対応するドット
数を求める(ステップS43)。
る総ドット数が、第3図で説明した動作により良品に基
づき予め設定した基準総ドット数の範囲内であるか否か
を判別し(ステップS44)、範囲外であれば印刷欠陥の
有る不良品であると判断する。この印刷部の画素に対応
する総ドット数による判別は、第12図に示すような検査
マスクW4外の印刷汚れNG1等を検出するのを目的として
おり、基準総ドット数範囲は粗い検出精度でよい。
範囲内であると判別された場合には、ステップ37で求め
た連結成分数が、第3図の動作により予め設定した基準
連結成分数の範囲内であるか否かを判別する(ステップ
S45)。この実施例における連結成分数は、記号と3個
の数字とによる「4」であるが、第12図の「1」の数字
における印刷切れNG2や、「9」の数字のような印刷脱
落NG3、或いは印刷汚れNG1等が存在すると、連結成分数
が増減するので印刷欠陥の有る不良品であると判断す
る。
された場合には、ステップS43で求めた各分割ブロック
毎の印刷部の画素に対応する各々のドット数が、第4図
の動作により予め設定した各分割ブロック毎の基準ドッ
ト数の範囲内であるか否かをそれぞれ個別に判別し(ス
テップS46)、もしも、第12図の「3」の数字のように
印刷欠けNG4が存在すると、これが存在する分割ブロッ
クのドット数が基準ドット数の範囲よりも低減または無
くなるので、印刷欠陥のある不良品であると判断する。
一方、各分割ブロック毎のドット数が何れも基準ドット
数範囲内であれば、印刷良好であると判断される。
置によると、印刷部を含む部分における印刷部の画素に
対応する総ドット数が基準総ドット数の範囲内であるか
否かを判別することにより、検出精度をさほど高くしな
くても、印刷部の近傍個所のインク汚れ等を確実に検出
することができる。
成分数の範囲内であるか否かを判別することにより、印
刷脱落、印刷切れ、印刷部内のインク汚れ等を検出する
ことができる。
分割ブロック毎の印刷部の画素に対応するドット数が基
準ドット数の範囲内であるか否かを個別に判別すること
により、印刷汚れおよび印刷切れの他に、連結成分数に
よる検査手段では検出できない印刷切れや異種文字等
を、細部毎に検査することから検出精度をさほど高くし
なくても確実に検出できる。
ことにより、歩留まり良く且つ高精度に印刷欠陥を検出
することができる。
の設定工程のフローチャート、 第4図は第1図の分割ブロック毎のドット数の基準値の
設定工程のフローチャート、 第5図は第1図のモニターの画面を示す図、 第6図は第1図の画像フレームメモリの記憶状態の模式
図、 第7図は第1図の2値化フレームメモリの記憶状態の模
式図、 第8図は第2図および第3図のウインドウの設定の説明
図、 第9図は第2図および第4図の浮動ウインドウの設定の
説明図、 第10図は第2図および第4図の検査マスクの設定の説明
図、 第11図は第2図および第4図の分割ブロックの設定の説
明図、 第12図は印刷欠陥の説明図である。 1……錠剤((印刷物) 10……CCDカメラ(撮像手段) 12……画像フレームメモリ 13……2値化基準レベル設定回路(信号抽出手段) 14……2値化フレームメモリ 15……検査マスク基点検出部 16……検査マスクサイズ設定部 17……マイクロコンピュータ(判定処理部)
Claims (3)
- 【請求項1】被印刷物の文字や記号等の印刷部を撮像し
て得た映像信号をこれの画面における水平および垂直の
両方向にドットマトリックス的に分割した各画素を、画
像ディジタル信号に変換し、この画像ディジタル信号の
うちの前記印刷部を含む部分の信号を抽出して2値化信
号に変換し、この2値化信号の前記印刷部の画素に対応
する総ドット数と、前記2値化信号の前記印刷部の画素
に対応するドットがグループとして連続する連結成分の
数とを算出し、この総ドット数および連結成分数を、予
め設定した基準総ドット数および基準連結成分数とそれ
ぞれ対比するとともに、少くとも一方が基準値外であっ
た時に印刷欠陥と判別することを特徴とする印刷欠陥検
査方法。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の印刷欠陥検査
方法において、連結成分数を算出してこれと基準連結成
分数とを対比する検査手段に代えて、前記印刷部の画素
における垂直,水平方向のそれぞれの最初に顕れる各ド
ットを検出し、この各ドットからの水平および垂直方向
の交点を求め、この交点を基点として前記印刷部を囲繞
する検査マスクを設定し、この検査マスク内をN個のブ
ロックに分割して各分割ブロック内の前記2値化信号に
おける印刷部の画素に対応するドット数をそれぞれ算出
し、この各分割ブロックの各々のドット数を、予め設定
したブロック毎の基準ドット数と個々に対比するととも
に、少くとも1個の分割ブロックのドット数が基準値外
であった時に印刷欠陥と判別することを特徴とする印刷
欠陥検査方法。 - 【請求項3】被印刷物の文字や記号等の印刷部の映像信
号を出力する撮像手段と、映像信号をこれの画面におけ
る水平および垂直の両方向に分割した各画素を変換して
なる画像ディジタル信号をマトリックス的に記憶する画
像フレームメモリと、この画像ディジタル信号のうちの
前記印刷部を含む部分の信号を抽出する信号抽出手段
と、この抽出された画像ディジタル信号を2値化してマ
トリックス的に記憶する2値化フレームメモリと、この
2値化信号の前記印刷部の画素に対応する総ドット数を
算出する総ドット数検知手段と、前記2値化信号の前記
印刷部の画素に対応するドットがグループとして連続す
る連結成分の数を算出する連結成分数検知手段と、前記
2値化信号の垂直,水平の各方向においてそれぞれ最初
に顕れる前記印刷部の画素に対応する各ドットを検出し
てこの両ドットからの水平および垂直方向の交点を求め
る検査マスク基点検出手段と、この交点を基点とし且つ
予め設定されたマスクサイズに基づき前記印刷部を囲繞
する検査マスクを設定する検査マスク設定手段と、この
検査マスク内をN個のブロックに分割して各分割ブロッ
ク内の前記2値化信号における印刷部の画素に対応する
ドット数をそれぞれ算出する分割ドット数検知手段と、
良好な印刷部を有するN個の被印刷物により印刷の良否
判別のための基準総ドット数、基準連結成分数および分
割ブロック毎の基準ドット数を予め設定するティーチン
グ手段と、前記総ドット数、連結成分数および分割ブロ
ック毎のドット数を前記基準総ドット数、基準連結成分
数および分割ブロック毎の基準ドット数と各々対比して
少くとも一つが基準外であった時に不良検出信号を出力
する判定処理部とを具備してなることを特徴とする印刷
欠陥検査装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2070232A JP2825600B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | 印刷欠陥検査方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2070232A JP2825600B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | 印刷欠陥検査方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03270939A JPH03270939A (ja) | 1991-12-03 |
JP2825600B2 true JP2825600B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=13425612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2070232A Expired - Lifetime JP2825600B2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 | 印刷欠陥検査方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2825600B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3344995B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2002-11-18 | 東芝アイティー・ソリューション株式会社 | 錠剤表面検査装置 |
JP4472260B2 (ja) | 2003-02-07 | 2010-06-02 | 日本ボールドウィン株式会社 | 印刷面検査方法 |
JP4455348B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2010-04-21 | シーケーディ株式会社 | 検査装置及びptp包装機 |
CN118379279B (zh) * | 2024-06-21 | 2024-11-08 | 杭州汇萃智能科技有限公司 | 印刷图案缺陷检测方法、系统和可读存储介质 |
-
1990
- 1990-03-20 JP JP2070232A patent/JP2825600B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03270939A (ja) | 1991-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0989805A (ja) | 自己診断機能を有する容器の検査装置 | |
TW201742754A (zh) | 固體製劑印刷機及固體製劑印刷方法 | |
JPH11248641A (ja) | 表面欠陥検査装置及び表面欠陥検査方法 | |
JP2825600B2 (ja) | 印刷欠陥検査方法およびその装置 | |
JPH11211442A (ja) | 物体表面の欠陥検出方法及び装置 | |
EP0443062B1 (en) | Device for inspecting quality of printed matter and method thereof | |
JPH0731137B2 (ja) | 缶内外面検査装置 | |
JP3243541B2 (ja) | 錠剤の外観検査方法 | |
JPH06201611A (ja) | シート状印刷物の欠陥検出方法 | |
JP3374289B2 (ja) | 印刷物の検査装置 | |
JP3204876B2 (ja) | 印刷物検査装置 | |
JP2825601B2 (ja) | 印刷欠陥自動検査装置 | |
JP2998203B2 (ja) | 記号印刷面の検査方法および装置 | |
JPH06118026A (ja) | 容器内面検査方法 | |
JPH06210836A (ja) | 印刷物の検査装置 | |
JP3025581U (ja) | 高速進行する空き瓶の不良を排出する装置のカラーラインセンサーによる撮像方法 | |
JPH02163879A (ja) | 印刷物の品質検査装置及びその方法 | |
JPH043820B2 (ja) | ||
JPS6112345A (ja) | 印刷物検査方法 | |
JPS5881165A (ja) | 印刷物の検査方法 | |
JPH04166749A (ja) | 欠点検査方法 | |
JP2879393B2 (ja) | キャップの良否検出装置 | |
JPH11195121A (ja) | 画像評価装置および方法 | |
JPH1049680A (ja) | 印刷物の印刷パターン欠陥検査方法 | |
JPH10289311A (ja) | 印刷物の検査方法及びこの装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070911 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080911 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090911 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090911 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090911 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100911 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100911 Year of fee payment: 12 |