JP2017211575A - 撮像レンズ系及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の撮像レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、正のパワーを有する物体側レンズ群、絞り、正のパワーを有する像側レンズ群、よりなる撮像レンズ系であって、前記像側レンズ群は、負のパワーを有する接合レンズと、正のパワーを有するレンズ群、とからなるものである。また、物体側から像側に向かって順に、像側が凹形状である、負のパワーを有する第1レンズ、像側が凹形状である、負のパワーを有する第2レンズ、物体側が凸形状である、正のパワーを有する第3レンズ、絞り、像側が凹形状である、負のパワーを有する第4レンズ、物体側が凸形状である、正のパワーを有する第5レンズ、像側が凸形状である、正のパワーを有する第6レンズ、とからなる撮像レンズ系であって、前記第4レンズの像側レンズ面と、前記第5レンズの物体側レンズ面とを接合され、前記第4レンズと前記第5レンズの合成パワーが負のパワーであるようにした。
(実施の形態1:撮像レンズ系)
図1は、実施の形態1に係る撮像レンズ系の断面図である。図1において、撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有する第1レンズL1、負のパワーを有する第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、接合レンズからなる第4レンズ群G4、正のパワーを有する第6レンズL6とからなる。第4レンズ群G4は、負のパワーを有する第4レンズL4と正のパワーを有する第5レンズL5とからなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また、撮像レンズ系11は、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13を備える。
この構成によれば、第4レンズと第5レンズの合成パワーを負にして、任意の画角における主光線の第6レンズへの入射位置を有効径端よりとすることにより、主光線の像面への入射角度を直角に近くすることができ、テレセントリック性を確保することができる撮像レンズ系を提供することができる。
この構成によれば、主光線が結像面に入射する角度を垂直に近づけることができる。
−110<f45/f<−4.6 (1)
この構成によれば、主光線が結像面に入射する角度を垂直に近づけることができ、十分な色収差補正量を確保できる。下限の条件を満たさない場合、主光線入射角度を小さくする効果が少ない。上限の条件を満たさない場合、色収差補正量が小さい。
この構成によれば、球面収差を補正することができる。
1.7<f6/f<2.4 (2)
この構成によれば、上記条件式の上限を満たすことにより、球面収差を小さくすることができ、主光線が結像面に入射する角度を垂直に近づけることができる。下限の条件を満たさない場合、球面収差が大きくなってしまう。上限の条件を満たさない場合、主光線入射角度を小さくする効果が少ない。
−1.2<f4/f5<−0.6 (3)
この構成によれば、上記条件式を満たすことにより、色収差を適切に補正でききる。下限の条件を満たさない場合、第4レンズのパワーが小さくなり色収差が補正不足となる。上限の条件を満たさない場合、第4レンズのパワーが大きくなり色収差が補正過剰となる。
−13<f1/f<−5 (4)
−2.1<f2/f<−1.4 (5)
2.5<f3/f<3.0 (6)
この構成によれば、上記条件式の上限を満たすことにより、球面収差、像面湾曲、歪曲を小さくすることができる。
この構成によれば、
第4レンズ及び第5レンズを屈折率温度係数がマイナスの材料として、第6レンズの屈折率温度係数もマイナスの材料を用いることにより、負のパワーを持つ第4レンズ及び第5レンズの温度変化と正のパワーを持つ第6レンズの温度変化とで、温度変化によるピント位置の変動量を打ち消し合うので、撮像レンズ系全体での温度に伴うピント位置の変動量を小さくすることができる。第4レンズ、第5レンズ及び第6レンズの屈折率温度係数の符号が異なると温度変化による焦点位置変動方向が同じで重畳してしまう。
この構成によれば、温度変化による焦点位置変動をさらに小さくすることができる。
(実施例1)
図3は、実施例1の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図3において、撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有する第1レンズL1、負のパワーを有する第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、接合レンズからなる第4レンズ群G4、正のパワーを有する第6レンズL6とからなる。第4レンズ群G4は、負のパワーを有する第4レンズL4と正のパワーを有する第5レンズL5とからなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また、撮像レンズ系11は、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13を備える。
図5は、実施例2の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図5において、撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有する第1レンズL1、負のパワーを有する第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、接合レンズからなる第4レンズ群G4、正のパワーを有する第6レンズL6とからなる。第4レンズ群G4は、負のパワーを有する第4レンズL4と正のパワーを有する第5レンズL5とからなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また、撮像レンズ系11は、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13を備える。
図7は、実施例3の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図7において、撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有する第1レンズL1、負のパワーを有する第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、接合レンズからなる第4レンズ群G4、正のパワーを有する第6レンズL6とからなる。第4レンズ群G4は、負のパワーを有する第4レンズL4と正のパワーを有する第5レンズL5とからなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また、撮像レンズ系11は、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13を備える。
図9は、実施例4の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図9において、撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有する第1レンズL1、負のパワーを有する第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、接合レンズからなる第4レンズ群G4、正のパワーを有する第6レンズL6とからなる。第4レンズ群G4は、負のパワーを有する第4レンズL4と正のパワーを有する第5レンズL5とからなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また、撮像レンズ系11は、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13を備える。
図11は、実施例5の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図11において、撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、負のパワーを有する第1レンズL1、負のパワーを有する第2レンズL2、正のパワーを有する第3レンズL3、絞りSTOP、接合レンズからなる第4レンズ群G4、正のパワーを有する第6レンズL6とからなる。第4レンズ群G4は、負のパワーを有する第4レンズL4と正のパワーを有する第5レンズL5とからなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また、撮像レンズ系11は、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13を備える。
図13は、実施の形態2に係る撮像装置の断面図である。撮像装置20は、撮像レンズ系11と、撮像素子21と、を備える。撮像レンズ系11と、撮像素子21と、は筐体(不図示)に収容されている。
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
G4 第4レンズ群
STOP 絞り
IMG 結像面
11 撮像レンズ系
12 IRカットフィルタ
13 カバーガラス
20 撮像装置
21 撮像素子
Claims (22)
- 物体側から像側に向けて、
第1のレンズ材料からなる物体側に凸の第1メニスカスレンズと、
第2のレンズ材料からなる物体側に凸の第2メニスカスレンズとが、この順に配置され、
前記第1メニスカスレンズの凹面と、前記第2メニスカスレンズの凸面とが、接着剤層により互いに接合された、負のパワーのメニスカス接合レンズであって、
前記第1メニスカスレンズと前記第2メニスカスレンズとはパワーの符号が互いに逆であり、
前記第1メニスカスレンズの凹面および前記第2メニスカスレンズの凸面がともに非球面からなる接合レンズ。 - 前記第1メニスカスレンズの凹面および、前記第2メニスカスレンズの凸面が互いに異なる非球面からなる請求項1に記載の接合レンズ。
- 前記第1メニスカスレンズの物体側面と前記第2メニスカスレンズの像側面とがともに非球面からなる請求項1記載の接合レンズ。
- 前記第1のレンズ材料の屈折率の温度係数と、前記第2のレンズ材料の屈折率の温度係数とが、ともに正または負の同符号である請求項1記載の接合レンズ。
- 前記第1メニスカスレンズの焦点距離をf1、前記第2メニスカスレンズの焦点距離をf2と定義したとき、下記条件式(7)を満たす請求項1記載の接合レンズ。
−1.2<f1/f2<−0.6 (7) - 前記第1メニスカスレンズが負のパワーを有し、前記第2メニスカスレンズが正のパワーを有する請求項1記載の接合レンズ。
- 前記第1メニスカスレンズのアッベ数をν1、前記第2メニスカスレンズのアッベ数をν2と定義したとき、下記条件式(8)を満たす請求項1記載の接合レンズ。
ν2−ν1≧20 (8) - 物体側から像側に向かって順に、
正のパワーを有する物体側レンズ群、
絞り、
正のパワーを有する像側レンズ群、
よりなる撮像レンズ系であって、
前記像側レンズ群は、
負のパワーを有する接合レンズと、
正のパワーを有するレンズ群、
とからなる、撮像レンズ系。 - 前記物体側レンズ群が、
像側が凹形状である、負のパワーを有する第1レンズ、
負のパワーを有する第2レンズ、
物体側が凸形状である、正のパワーを有する第3レンズ、
からなる請求項8記載の撮像レンズ系。 - 前記接合レンズが、
物体側から像側に向けて、
物体側に凸の第1メニスカスレンズと、
物体側に凸の第2メニスカスレンズとが、
この順に配置され、
前記第1メニスカスレンズの凹面と、
前記第2メニスカスレンズの凸面とが、
接着剤層により互いに接合された負のパワーの接合レンズであって、
前記第1メニスカスレンズと前記第2メニスカスレンズとはパワーの符号が互いに逆である請求項8記載の撮像レンズ系。 - 半画角が85°以上の請求項8記載の撮像レンズ系。
- Fナンバが2.0以下の請求項8記載の撮像レンズ系。
- 物体側から像側に向かって順に、
像側が凹形状である、負のパワーを有する第1レンズ、
像側が凹形状である、負のパワーを有する第2レンズ、
物体側が凸形状である、正のパワーを有する第3レンズ、
絞り、
像側が凹形状である、負のパワーを有する第4レンズ、
物体側が凸形状である、正のパワーを有する第5レンズ、
像側が凸形状である、正のパワーを有する第6レンズ、とからなる撮像レンズ系であって、
前記第4レンズの像側レンズ面と、前記第5レンズの物体側レンズ面とを接合され、
前記第4レンズと前記第5レンズの合成パワーが負のパワーである撮像レンズ系。 - 前記第5レンズの像側が凹形状である、請求項13に記載の撮像レンズ系。
- 前記第4レンズと前記第4レンズの合成焦点距離をf4、レンズ系全体の焦点距離をfと定義したときに、下記の条件式(1)を満たす請求項13に記載の撮像レンズ系。
−110<f45/f<−4.6 (1) - 前記第4レンズ、前記第5レンズ及び前記第6レンズのいずれかが、非球面レンズである請求項13に記載の撮像レンズ系。
- 前記第6レンズの焦点距離をf6、レンズ系全体の焦点距離をfと定義したときに、下記の条件式(2)を満たす請求項13に記載の撮像レンズ系。
1.7<f6/f<2.4 (2) - 前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第5レンズの焦点距離をf5と定義したときに、下記の条件式(3)を満たす請求項13に記載の撮像レンズ系。
−1.2<f4/f5<−0.6 (3) - 前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第2レンズの焦点距離をf2、前記第3レンズの焦点距離をf3、レンズ系全体の焦点距離をfと定義したときに、下記の条件式(4)、(5)及び(6)の全てを満たす請求項13に記載の撮像レンズ系。
−13<f1/f<−5 (4)
−2.1<f2/f<−1.4 (5)
2.5<f3/f<3.0 (6) - 前記第4レンズ、前記第5レンズ及び前記第6レンズが、全て屈折率温度係数が負である材料で構成されている、または全て屈折率温度係数が正である材料で構成されている請求項14に記載の撮像レンズ系。
- 前記第4レンズ及び前記第5レンズは、プラスチックレンズであり、前記第6レンズは、ガラスレンズである請求項15に記載の撮像レンズ系。
- 請求項8から21のいずれかの撮像レンズ系と、前記撮像レンズ系の焦点位置に配置された撮像素子と、を備える撮像装置。
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