JP5252842B2 - 撮像レンズ - Google Patents

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本発明は、監視用カメラや車載用カメラ等、固体撮像素子を備えた撮像装置に用いられる単焦点の広角な撮像レンズに関する。
監視用カメラや車載用カメラに用いられる撮像レンズには、広画角を確保しながら画面全域で結像性能が良いことが要求される。また、搭載スペースが限られることが多いことなどから小型で軽量であることが要求される。
これらの要望に対応し得る可能性がある単焦点の広角撮像レンズとして、下記の特許文献1、2、3が提案されている。しかしながら、この特許文献1、2に記載される単焦点レンズでは、高い結像性能を持たせるために、ガラス球面レンズが主体でレンズ枚数が6〜7枚と多くなってしまうため、大きさや重量で問題が発生してしまう。また、特許文献3に記載される単焦点レンズは構成レンズの枚数を減らし、小型化、軽量化を図った広角撮像レンズであるが収差補正が充分ではなく、画面全域で高い光学性能面を満足することが出来なかった。
特開2004−29282号公報 特開2005−345577号公報 特開2003−195161号公報
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、目的とするのは、4枚構成によって高い光学性能を持ちつつ、レンズの形状、非球面の形状等を適切に設定することにより小型、薄型の広角撮像レンズを提供することである。
上記目的を達成するため本発明のレンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レンズと、少なくとも1面が非球面を持ち、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第2レンズと、球面で、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第3レンズと、開口絞りと、像側に凸面を向けた正の屈折力を有し、少なくとも1面が非球面である第4レンズとの4枚のレンズが配置され、前記第2レンズと前記第4レンズは樹脂材料で、前記第3レンズは硝子材料により形成され、前記第1レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が40以上に、前記第2レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、前記第3レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が40以下に、前記第4レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、それぞれ設定され、下記条件式(1)乃至(3)を満足することを特徴とする。
−6.5<f1/f<−3.0 … (1)
−3.8<f2/f<−1.8 … (2)
1.8<f3/f< 4.5 … (3)
ただし、f:レンズ全系の焦点距離、f1:第1レンズの焦点距離、f2:第2レンズの焦点距離、f3:第3レンズの焦点距離である。
好ましくは、上下記条件式(4)を満足することを特徴とする。
1.5<f4/f< 2.5 … (4)
ただし、
f4:第4レンズの焦点距離
上記条件式を超えて、各レンズの焦点距離が極端に大きな値や小さな値を持つと、レンズ系全体でバランスがとれなくなり、小型でかつ広画角を実現しようとすると、収差の補正が困難になるか、もしくは製造困難な形状になってしまう。
好ましくは、全画角が以下の条件式を満足することを特徴とする。
2W≧130度
ただし、
2W:結像面での最大像高位置に入射する光線の全画角
上記条件を満足することで監視用カメラや車載用カメラとして適切な画角を確保できる。
好ましくは、下記条件式(5)、(6)を満足することを特徴とする。
0.09<f/TL<0.14 … (5)
0.50<f/fb<0.60 … (6)
ただし、
f:全系の焦点距離
TL:レンズL1の物体側の面から結像面までの距離
fb:レンズL4の像側の面から結像面までの距離
本発明によれば、4枚構成によって高い光学性能を持ちつつ、レンズの形状、非球面の形状等を適切に設定することにより小型、薄型で諸収差が良好に補正された広角撮像レンズを提供することができる。その結果、監視カメラや車載用カメラに搭載可能なコンパクトな広角撮像レンズを実現することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1に実施の形態のレンズ構成をそれぞれ光学断面で示す。これらの実施形態は物体側から順に、第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130、開口絞り140、第4レンズ150、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Mental-Oxide Semiconductor device)等の撮像素子160が配置される4枚構成の単焦点レンズ100である。
本発明を実施した撮像レンズで4枚のレンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けて負の屈折力を有することで広い画角を得るのに有利に働くメニスカスレンズである第1レンズ110と、物体側に凸面を向けることで小型化に有利で製造難易度も低くした負の屈折力を有するメニスカスレンズである第2レンズ120と、物体側に凸面を向けて正の屈折力を有することで収差補正を容易にした第3レンズ130と、開口絞り140と像側に凸面を向けて正の屈折力を有することで結像面への入射角度を小さくした第4レンズ150のように配列されている。
撮像レンズ100において、物体側OBJS より入射した光は、第1レンズ110の物体側R1面1、像面側R2面2、第2レンズ120の物体側R3面3、像面側R4面4、第3レンズ130の物体側R5面5、像面側R6面6、開口絞り部140の面7、第4レンズ150の物体側R7面8、像面側R8面9、を順次通過し撮像素子160へと集光される。
第2レンズ120と第4レンズ150が樹脂材料で形成されることにより、軽量化や低コスト化が実現できるとともに、非球面形状の作製が容易となる。これらのレンズはそれぞれ少なくとも1面の非球面形状が形成される。非球面形状を持つことにより、収差補正が容易となり、小型でありながら良好な解像性能を得ることが可能となる。
また、樹脂材料で形成される第2レンズ120と第4レンズ150のパワーの組み合わせを負、正としていることで屈折率の温度特性の相殺が可能となっている。一般に樹脂材料は硝子材料に比べて温度変化による屈折率の変化が大きく、その屈折力は高温で小さく、低温で大きくなる。よって本発明では負、正のレンズをそれぞれ1枚ずつ樹脂材料で構成することにより、この屈折力の変化を打ち消してレンズ全系での焦点距離の変化を小さくし、結果として幅広い温度範囲でも所望の性能を得ることが可能となる。
第3レンズ130は硝子材料で形成することにより幅広い分散値の材料を選択でき、結果として倍率の色収差を良好に補正することが可能となる。具体的には、第3レンズ130に分散値の高い硝材を用いることで第1レンズ及び第2レンズ120で発生した色収差の補正に有利な効果を得ている。
つまり、本発明では第2レンズ120と第4レンズ150を樹脂材料とすることで軽量化とコスト削減を図り、作製が容易となる非球面形状を形成して収差補正も行う。更にはこれらのレンズのパワーが負、正の組み合わせとなっていることで温度特性も相殺されている。また、第3レンズ130を硝子材料として高分散値を選択することで色収差の補正に関しても有効な構成とし、よってトータルで小型・軽量で高い解像性能を持ち、且つ温度特性にも優れた広角レンズを実現している。
なお、以下の数値実施例の中で記載されるレンズの非球面の形状は、物体側から像面側へ向かう方向を正とし、kを円錐係数、A、B、C、Dを非球面係数、rを中心曲率半径としたとき次式で表される。hは光線の高さ、cは中心曲率半径の逆数をそれぞれ表している。ただし、Zは面頂点に対する接平面からの深さを、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0005252842
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、第1レンズ110を構成する材料のd線に対するアッベ数が40以上に、前記第2レンズ120を構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、前記第3レンズ130を構成する材料のd線に対するアッベ数が40以下に、前記第4レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、それぞれ設定される。開口絞り140よりも物体側にあり、負レンズである第1レンズ110および第2レンズ120はそれらを構成する各材料のアッベ数が大きいほど、第1レンズ110および第2レンズ120で発生する倍率色収差が小さくなる。また、同じく開口絞り140よりも物体側にあり、正レンズである第3レンズ130を構成する材料のアッベ数が小さいほど倍率色収差を良好に補正できるためである。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、条件式(1)〜(4)を満足するように構成される。
−6.5<f1/f<−3.0 … (1)
−3.8<f2/f<−1.8 … (2)
1.8<f3/f< 4.5 … (3)
1.5<f4/f< 2.5 … (4)
ただし、fはレンズ全系の焦点距離、f1は第1レンズ110の焦点距離、f2は第2レンズ120の焦点距離、f3は第3レンズ130の焦点距離、f4は第4レンズ150の焦点距離である。
(1)の上限値を超えると、負の屈折力が大きくなり、倍率の色収差の補正は容易となるが、第1レンズ像側面の曲率が小さくなりすぎてしまい、製造が難しくなる。下限値を超えると、第1レンズ物体側面の曲率が小さくなるために有効径が大きくなり、レンズ系の小型化が難しくなるとともに、広い画角を得るために必要な負の屈折力を第2レンズ像側面のみで補うことになり、曲率が小さくなりすぎてしまう。(2)の上限値を超えると負の屈折力が強くなるために第2レンズ像側面の曲率が小さくなりすぎてしまう。また、それに伴って第3レンズ物体側面の曲率も小さくなりすぎてしまうために、製造が難しくなる。下限値を超えると、負の屈折力が不足するために倍率の色収差の補正が困難になる。(3)の上限値を超えると、正の屈折力が不足するために倍率の色収差の補正が困難になる。下限値を超えると第3レンズ物体側面の曲率が小さくなりすぎてしまうために、製造が難しくなる。第4レンズの、特に像側面は収差の補正を大きく行なっているため、(4)の上限値を超えると、正の屈折力が小さくなりすぎて、緒収差の補正が困難になる。逆に下限値を超えると、第4レンズ像側面の曲率が小さくなりすぎてしまうために、製造が難しくなる。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、下記の条件式を満足するように構成される。
2W≧130度
ただし、2Wは結像面での最大像高位置に入射する光線の全画角である。
本発明を実施した撮像レンズで好ましくは、条件式(5)、(6)を満足するように構成される。
0.09<f/TL<0.14 … (5)
0.50<f/fb<0.60 … (6)
ただし、fは全系の焦点距離、TLはレンズL1の物体側の面から結像面までの距離、fbはレンズL4の像側の面から結像面までの距離である。
(5)の下限値を超えるとレンズ系が大きくなってしまい、小型化の目的を達成できない。(6)の下限値を超えるとレンズ系の焦点距離に比較してバックフォーカスが長くなりすぎるため、諸収差の補正が難しくなる。(6)の上限値を超えると像面への入射角度が大きくなってしまうために、固体撮像素子を用いることを前提とした本撮像装置では周辺光量の低下を招く原因となってしまう。
以下に、撮像レンズの具体的な数値による実施例1〜5を示す。1〜5の数値実施例において、焦点距離、Fナンバー、画角、像高、レンズ全長、バックフォーカス(BF)は次の表1に記載の通りである。また、同じく1〜5の数値実施例において、条件式(1)〜(6)の数値データは、次の表2に記載の値になる。
Figure 0005252842
Figure 0005252842
<実施例1>
実施の形態1におけるレンズ系の基本構成は図2に示され、各数値データ(設定値)は表3、表4に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図3にそれぞれ示される。
図2に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は両凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。また、図に示すように第1レンズ110の厚さとなるR1面1とR2面2間の距離をD1、第1レンズ110のR2面2と第2レンズ120のR3面3までの距離をD2、第2レンズ120の厚さとなるR3面3とR4面4間の距離をD3、第2レンズ120のR4面4と第3レンズ130のR5面5間の距離をD4、第3レンズ130の厚さとなるR5面5とR6面6間の距離をD5、第3レンズ130のR6面6と絞り部の面7までの距離をD6、絞り部の面7と第4レンズ150のR7面8間の距離をD7、第4レンズ150の厚さとなるR7面8とR8面9間の距離をD8とする。
表3は、実施例1における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表3中で面番号に*がついている面は非球面形状となっていることを示す。表4は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例1
Figure 0005252842
Figure 0005252842
図3は、実施例1において、図3(A)が球面収差を、図3(B)が非点収差を、図3(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。図3(B)、(C)の縦軸は半画角ωを表し、図3(B)中、実線Mはメリディオナル像面の値、破線Sはサジタル像面の値をそれぞれ示している(図5、7、9、11においても同様である)。図3からわかるように、実施例1によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例2>
実施の形態2におけるレンズ系の基本構成は図4に示され、各数値データ(設定値)は表5、表6に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図5にそれぞれ示される。
この実施例2における撮像レンズは広画角の光学系で起こりやすい周辺部での歪みを小さくするために、特に歪曲収差をよく補正することを目的に設計されている。
図4に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は両凸形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有し、特に第4レンズの像側面9は周辺で曲率の正負が逆転する変曲点を持つ。
表5は、実施例2における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表6は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例2
Figure 0005252842
Figure 0005252842
図5は、実施例2において、図5(A)が球面収差を、図5(B)が非点収差を、図5(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。図5からわかるように、実施例2によれば、球面、非点の諸収差が良好に補正され、特に広画角のレンズとしては歪曲収差がよく補正された結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例3>
実施の形態3におけるレンズ系の基本構成は図6に示され、各数値データ(設定値)は表7、表8に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図7にそれぞれ示される。
この実施例3における撮像レンズは小型化、特に光学全長を短くすることを目的に設計されている。
図6に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は両凸形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。
表7は、実施例3における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表8は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例3
Figure 0005252842
Figure 0005252842
図7は、実施例3において、図7(A)が球面収差を、図7(B)が非点収差を、図7(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。図7からわかるように、実施例3によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例4>
実施の形態4におけるレンズ系の基本構成は図8に示され、各数値データ(設定値)は表9、表10に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図9にそれぞれ示される。
この実施例4における撮像レンズは小型化、特に光学全長を短くすることを目的に設計されている。
図8に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は両凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する
表9は、実施例4における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表10は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例4
Figure 0005252842
Figure 0005252842
図9は、実施例4において、図9(A)が球面収差を、図9(B)が非点収差を、図9(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。図9からわかるように、実施例4によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例5>
実施の形態5におけるレンズ系の基本構成は図10に示され、各数値データ(設定値)は表11、表12に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図11にそれぞれ示される。
この実施例4における撮像レンズは小型化、特にレンズの最大有効径を小さくすることを目的に設計されている。
図10に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は両凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は両凸形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ像側の面に非球面を有し、特に第4レンズの像側面9は周辺で曲率の正負が逆転する変曲点を持つ。
表11は、実施例5における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表12は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例5
Figure 0005252842
Figure 0005252842
図11は、実施例5において、図11(A)が球面収差を、図11(B)が非点収差を、図11(C)が歪曲収差をそれぞれ示している。図11からわかるように、実施例5によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
本実施形態の撮像レンズの基本構成を示す図である。 本実施形態において、撮像レンズの絞り部、各レンズに対して付与した面番号を示す図である。 実施例1 において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例2 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例2 において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例3 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例3 において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例4 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例4 において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例5 において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例5 において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。
符号の説明
100,100A〜100E・・・撮像レンズ
110 ・・・第1レンズ
120 ・・・第2レンズ
130 ・・・第3レンズ
140 ・・・開口絞り部
150 ・・・第4レンズ
160 ・・・結像面

Claims (4)

  1. 物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第1レンズと、少なくとも1面が非球面を持ち、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズである第2レンズと、球面で、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第3レンズと、開口絞りと、像側に凸面を向けた正の屈折力を有し、少なくとも1面が非球面である第4レンズとの4枚のレンズが配置され、
    記第2レンズと前記第4レンズは樹脂材料で、前記第3レンズは硝子材料により形成され、
    前記第1レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が40以上に、前記第2レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、前記第3レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が40以下に、前記第4レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、それぞれ設定され
    下記条件式(1)乃至(3)を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −6.5<f1/f<−3.0 … (1)
    −3.8<f2/f<−1.8 … (2)
    1.8<f3/f< 4.5 … (3)
    ただし、
    f:レンズ全系の焦点距離
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
  2. 下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項に記載の撮像レンズ。
    1.5<f4/f< 2.5 … (4)
    ただし、
    f4:第4レンズの焦点距離
  3. 前記撮像角レンズにおける全画角が、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載の撮像レンズ。
    2W≧130度
    ただし、
    2W:結像面での最大像高位置に入射する光線の全画角
  4. 下記条件式(5)、(6)を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の撮像レンズ。
    0.09<f/TL<0.14 … (5)
    0.50<f/fb<0.60 … (6)
    ただし、
    f:全系の焦点距離
    TL:レンズL1の物体側の面から結像面までの距離
    fb:レンズL4の像側の面から結像面までの距離
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