JP5693352B2 - 撮像レンズ - Google Patents

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本発明は、監視用カメラや車載用カメラ等、固体撮像素子を備えた撮像装置に用いられる撮像レンズ、特に単焦点の広角撮像レンズに関する。
監視用カメラや車載用カメラに用いられる撮像レンズは、寒帯から熱帯までの様々な地域での使用が想定され、且つ近年広まりつつある白線認識用のフロントカメラはリアに比べ運転時間が長いためエンジン系などの発熱機器を考慮する必要があり、より広い温度範囲において使用可能な光学設計が求められている。また、広画角を確保しながら画面全域で結像性能が良いことが要求される。さらに、搭載スペースが限られることが多いことなどから小型で軽量であることも要求される。
これらの要望に対応し得る可能性がある単焦点の広角撮像レンズとして、下記の特許文献1が提案されている。しかしながら、この特許文献1に記載される単焦点レンズでは、樹脂レンズを用いた際の温度変動を加味した設計を行っていないため焦点位置がずれる恐れがあった。
特開2009−008867号公報
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、目的とするのは、温度変動に強い4枚構成の光学系を設計することで、高い対候性と光学性能を持ちつつ、レンズの形状、非球面の形状等を適切に設定することにより小型、薄型の広角撮像レンズを提供することである。
上記目的を達成するため本発明のレンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた 負の屈折力を有する第1レンズと、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する樹脂材料 で形成された第2レンズと、球面で、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第3レ ンズと、開口絞りと、像側に凸面を向けた正の屈折力を有樹脂材料で形成された第 4レンズとを配置し、下記条件式(1)〜(5)を満たすことを特徴とする。
−0.9f2/f4−1.1 … (1)
−10.0≦f1/f≦−6.0 … (2)
−5.0≦f2/f≦ −3.0 … (3)
3.0≦f3/f≦ 5.0 … (4)
2.0≦f4/f≦ 6.0 … (5)
ただし、fは全レンズによる焦点距離、f1は第1レンズの焦点距離、f2は第2レン ズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離である。
好ましくは、前記第1レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数を40以上、前記第2レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数を50以上、前記第3レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数を40以下、前記第4レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数を50以上に、それぞれ設定されることを特徴とする。
好ましくは前記第2レンズと前記第4レンズは、各々の少なくとも1面が樹脂材料で 形成され、非球面であることを特徴とする。
好ましくは、前記第3レンズが硝子材料で形成されることを特徴とする。
好ましくは、全画角が以下の条件式を満足することを特徴とする。
2W≧130°
ただし、2W:結像面での最大像高位置に入射する光線の全画角。
本発明の撮像レンズによれば、各レンズのパワーを制御することで温度変動に強い撮像レンズを提供できる。さらに、アッベ数や画角、焦点距離を制御することにより小型でかつ諸収差が良好に補正された広角撮像レンズを提供することができる。
本発明の実施形態における撮像レンズの基本構成を示す図である。 本発明の実施形態における撮像レンズの絞り部、各レンズに対して付与した面番号を示す図である。 実施例1において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例2において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例2において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例3において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例3において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例4において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例4において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例5において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例5において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に実施形態のレンズ構成をそれぞれ光学断面で示す。これらの実施形態は物体側から順に、第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130、開口絞り140、第4レンズ150、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Mental-Oxide Semiconductor device)等の撮像素子160が配置される4枚構成の単焦点レンズ100である。
本発明を実施した撮像レンズとなる単焦点レンズ100で好ましくは、条件式(1)を満足するように構成される。
−0.9≦f2/f4≦−1.1 … (1)
ただし、f2は第2レンズ120の焦点距離、f4は第4レンズ150の焦点距離である。
(1)の上限値を超えると、第2レンズ120の焦点距離が第4レンズ150の焦点距離よりも長くなり、第2レンズ120のパワーが第4レンズ150のパワーよりも弱まるため温度変化させた際にピント位置が物体側にずれてしまい、高い光学性能を持った広角撮像レンズを得にくくなる。一方、下限値を超えると、第2レンズ120の焦点距離が第4レンズ150の焦点距離よりも短くなり、第2レンズ120のパワーが第4レンズ150のパワーよりも強まるため温度変化させた際にピント位置が像側にずれてしまい、同様に高い光学性能を持った広角撮像レンズを得にくくなる。
本発明を実施した撮像レンズ100で4枚のレンズは、物体側から順に、物体側に凸面を向けて負の屈折力を有することで広い画角を得るのに有利に働くメニスカスレンズである第1レンズ110と、物体側に凸面を向けることで小型化に有利で製造難易度も低くした負の屈折力を有するメニスカスレンズである第2レンズ120と、物体側に凸面を向けて正の屈折力を有することで収差補正を容易にした第3レンズ130と、開口絞り140と像側に凸面を向けて正の屈折力を有することで結像面への入射角度を小さくした第4レンズ150のように配列されている。
撮像レンズ100において、物体側OBJSより入射した光は、第1レンズ110の物体側R1面1、像面側R2面2、第2レンズ120の物体側R3面3、像面側R4面4、第3レンズ130の物体側R5面5、像面側R6面6、開口絞り140の面7、第4レンズ150の物体側R8面8、像面側R9面9、を順次通過し撮像素子160へと集光される。
なお、本実施形態では、第1レンズ110としてメニスカスレンズを用いた場合について説明した。このように、メニスカスレンズを用いることによりゴーストを発生しにくいものとすることができるが、これに限る必要はない。
また、第2レンズ120と第4レンズ150が樹脂材料で形成されることにより、軽量化や低コスト化が実現できるとともに、非球面形状の作製が容易となる。さらに、これらのレンズはそれぞれ少なくとも1面の非球面形状が形成されることにより、収差補正が容易となり、小型でありながら良好な解像性能を得ることが可能となる。
また、樹脂材料で形成される第2レンズ120と第4レンズ150のパワーの組み合わせを負、正としていることで屈折率の温度特性の相殺が可能となっている。一般に樹脂材料は硝子材料に比べて温度変化による屈折率の変化が大きく、その屈折力は高温で小さく、低温で大きくなる。よって本発明では負、正のレンズをそれぞれ1枚ずつ樹脂材料で構成し焦点距離を近づけることにより、この屈折力の変化を打ち消してレンズ全系での焦点距離の変化を小さくし、結果として幅広い温度範囲でも所望の性能を得ることが可能となる。
さらに、パワーを左右するものとして温度によるレンズ形状の変化が挙げられ、樹脂材料の線膨張係数も関わってくる。よって第2レンズ120、第4レンズ150を形成する樹脂材料は同一材料もしくは線膨張係数が近い材料にすることで更に効果が期待できる。
また、第3レンズ130は硝子材料で形成することにより幅広い分散値の材料を選択でき、結果として倍率色収差を良好に補正することが可能となる。具体的には、第3レンズ130に分散値の高い硝材を用いることで第1レンズ110及び第2レンズ120で発生した色収差の補正に有利な効果を得ている。
つまり、本発明では第2レンズ120と第4レンズ150を樹脂材料とすることで軽量化とコスト削減を図り、作製が容易となる非球面形状を形成して収差補正も行う。さらにはこれらのレンズのパワーが負、正の組み合わせとなっていることで温度特性も相殺されている。また、第3レンズ130を硝子材料として高分散値を選択することで色収差の補正に関しても有効な構成とし、よってトータルで小型・軽量で高い解像性能をもち、且つ温度特性にも優れた広角レンズを実現している。
なお、以下の数値実施例の中で記載されるレンズの非球面の形状は、物体側から像面側へ向かう方向を正とし、kを円錐係数、A、B、C、Dは非球面係数、rを中心曲率半径としたとき次式で表される。hは光線の高さ、cは中心曲率半径の逆数をそれぞれ表している。ただしZは面頂点に対する接平面からの深さを、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
さらに、本発明を実施した撮像レンズ100で好ましくは、第1レンズ110を構成する材料のd線に対するアッベ数が40以上に、前記第2レンズ120を構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、前記第3レンズ130を構成する材料のd線に対するアッベ数が40以下に、前記第4レンズ150を構成する材料のd線に対するアッベ数が50以上に、それぞれ設定されることにより、各レンズの材料をこのような条件を満たすように選択することで、色収差の補正を適切に行うことができる。具体的には、開口絞り140よりも物体側にあり、負レンズである第1レンズ110および第2レンズ120はそれらを構成する各材料のアッベ数が大きいほど、第1レンズ110および第2レンズ120で発生する倍率色収差が小さくなる。また、同じく開口絞り140よりも物体側にあり、正レンズである第3レンズ130を構成する材料のアッベ数が小さいほど倍率色収差を良好に補正できる。
さらに、本発明を実施した撮像レンズ100で好ましくは、下記の条件式を満足するように構成される。
2W≧130°
ただし、2Wは結像面での最大像高位置に入射する光線の全画角である。
広角レンズは望遠レンズに比べ像面に対する入射角が周縁光線においてきつくなるため、温度変動によるピントシフトはできるだけ抑えなければならないが、上記条件を満足することで監視用カメラや車載用カメラとして適切な画角を確保できる。
さらに、本発明を実施した撮像レンズ100で好ましくは、条件式(2)〜(5)を満足するように構成される。
−10.0≦f1/f≦−6.0 … (2)
−5.0≦f2/f≦ −3.0 … (3)
3.0≦f3/f≦ 5.0 … (4)
2.0≦f4/f≦ 6.0 … (5)
ただし、fは全レンズの焦点距離、f1は第1レンズ110の焦点距離、f2は第2レンズ120の焦点距離、f3は第3レンズ130の焦点距離、f4は第4レンズ150の焦点距離である。
(2)の上限値を超えると、負の屈折力が大きくなり、倍率の色収差の補正は容易となるが、第1レンズ110像側面R2の曲率が小さくなりすぎてしまい、製造が難しくなる。下限値を超えると、第1レンズ110物体側面R1の曲率が小さくなるために有効径が大きくなり、レンズ系の小型化が難しくなってしまう。
(3)の上限値を超えると負の屈折力が強くなるために第2レンズ120像側面R4の曲率が小さくなりすぎてしまう。また、それに伴って第3レンズ物体側面R3の曲率も小さくなりすぎてしまうために、製造が難しくなる。下限値を超えると、負の屈折力が減少し第3レンズ130の正の屈折力が小さくなるために倍率の色収差の補正が困難になる。
(4)の上限値を超えると、正の屈折力が不足するために倍率の色収差の補正が困難になる。下限値を超えると第3レンズ130物体側面R5の曲率が小さくなりすぎてしまうために、製造が難しくなる。
第4レンズ150の、特に像側面R9は収差の補正を大きく行なっているため、(5)の上限値を超えると、正の屈折力が小さくなりすぎて、緒収差の補正が困難になる。逆に下限値を超えると、第4レンズ150像側面R9の曲率が小さくなりすぎてしまうために、製造が難しくなる。
以下に、撮像レンズ100の具体的な数値による実施例1〜5を示す。実施例1〜5の数値実施例において、焦点距離、Fナンバー、画角、像高、レンズ全長、バックフォーカス(BF)は次の表1に記載の通りである。また、同じく実施例1〜5の数値実施例において、条件式(1)〜(5)の数値データは、次の表2に記載の値になる。
<実施例1>
実施の形態1におけるレンズ系の基本構成は図2に示され、各数値データ(設定値)は表3、表4に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図3にそれぞれ示される。
図2に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けた平凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。また、図に示すように第1レンズ110の厚さとなるR1面1とR2面2間の距離をD1、第1レンズ110のR2面2と第2レンズ120のr3面3までの距離をD2、第2レンズ120の厚さとなるR3面3とR4面4間の距離をD3、第2レンズ120のR4面4と第3レンズ130のR5面5間の距離をD4、第3レンズ130の厚さとなるR5面5とR6面6間の距離をD5、第3レンズ130のR6面6と開口絞り部140の面7までの距離をD6、開口絞り部140の面7と第4レンズ150のR8面8間の距離をD7、第4レンズ150の厚さとなるR8面8とR9面9間の距離をD8、第4レンズ150のR99と結像面160までの距離をD9とする。
表3は、実施例1における撮像レンズ100Aの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表3中で面番号に*がついている面は非球面形状となっていることを示す。表4は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例1
図3は、実施例1において、図3(A)が球面収差(左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nm)を、図3(B)が非点収差(実線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのサジタル光線、点線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのタンジェンシャル光線)を、図3(C)が歪曲収差(435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmが重なっている)をそれぞれ示している。図3(B)、(C)の縦軸は半画角ωを表し、図3(B)中、実線Sはサジタル像面の値、破線Tはタンジェンシャル像面の値をそれぞれ示している。なお、図5、7、9、11においても同様である。
図3からわかるように、実施例1によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例2>
実施の形態2におけるレンズ系の基本構成は図4に示され、各数値データ(設定値)は表5、表6に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図5にそれぞれ示される。
この実施例2における撮像レンズ100Bは実施例1のL1の焦点距離を長くし像側面の曲率を小さくすることで、作製を容易とすることを目的に設計されている。なお、以降、第1レンズ110の焦点距離をL1、第2レンズ120の焦点距離をL2、第3レンズ130の焦点距離をL3、第4レンズの焦点距離をL4とする。
図4に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けた平凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。
表3は、実施例2における撮像レンズ100Bの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表5中で面番号に*がついている面は非球面形状となっていることを示す。表6は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例2
図5は、実施例2において、図5(A)が球面収差(左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nm)を、図5(B)が非点収差(実線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのサジタル光線、点線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのタンジェンシャル光線)を、図5(C)が歪曲収差(435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmが重なっている)をそれぞれ示している。図5からわかるように、実施例2によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例3>
実施の形態3におけるレンズ系の基本構成は図6に示され、各数値データ(設定値)は表7、表8に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図7にそれぞれ示される。
この実施例3における撮像レンズ100Cは実施例2のL1の焦点距離を長くし像側面の曲率を小さくすることで、作製を容易とすることを目的に設計されている。
図6に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けた平凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。
表7は、実施例3における撮像レンズ100Cの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表7中で面番号に*がついている面は非球面形状となっていることを示す。表8は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例3
図7は、実施例3おいて、図7(A)が球面収差(左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nm)を、図7(B)が非点収差(実線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのサジタル光線、点線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのタンジェンシャル光線)を、図7(C)が歪曲収差(435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmが重なっている)をそれぞれ示している。図7からわかるように、実施例3によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例4>
実施の形態4におけるレンズ系の基本構成は図8に示され、各数値データ(設定値)は表9、表10に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図9にそれぞれ示される。
この実施例4における撮像レンズ100DはL2とL4の焦点距離のバランスを見つつL1像側面の曲率を小さくすることで、作製を容易とすることを目的に設計されている。
図8に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けた平凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。
表9は、実施例4における撮像レンズ100Dの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表9中で面番号に*がついている面は非球面形状となっていることを示す。表10は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例4
図9は、実施例4おいて、図9(A)が球面収差(左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nm)を、図9(B)が非点収差(実線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのサジタル光線、点線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのタンジェンシャル光線)を、図9(C)が歪曲収差(435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmが重なっている)をそれぞれ示している。図9からわかるように、実施例4によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
<実施例5>
実施の形態5におけるレンズ系の基本構成は図10に示され、各数値データ(設定値)は表11、表12に、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図は図11にそれぞれ示される。
この実施例5における撮像レンズ100EはL2とL4の焦点距離のバランスを変化させても高いMTFを保つことができるよう設計されている。
図10に示すように、第1レンズ110は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第2レンズ120は物体側に凸面を向けたメニスカス形状、第3レンズ130は物体側に凸面を向けた平凸形状、開口絞り140の像側に配置される第4レンズ150は像側に凸面を向けたメニスカス形状を有する。第2レンズ120と第4レンズ150はそれぞれ両面に非球面を有する。
表11は、実施例5における撮像レンズ100Eの各面番号に対応した絞り、各レンズの曲率半径R、間隔D、屈折率Nd、および分散値νdを示している。表11中で面番号に*がついている面は非球面形状となっていることを示す。表12は、所定面の非球面係数を示している。
数値実施例5
図11は、実施例5において、図11(A)が球面収差(左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nm)を、図11(B)が非点収差(実線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのサジタル光線、点線:左から435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmのタンジェンシャル光線)を、図11(C)が歪曲収差(435.8nm, 486.1nm, 546.1nm, 587.6nm, 656.3nmが重なっている)をそれぞれ示している。図11からわかるように、実施例5によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
100、100A、100B、100C、100D、100E … 撮像レンズ
110 … 第1レンズ
120 … 第2レンズ
130 … 第3レンズ
140 … 開口絞り
150 … 第4レンズ
160 … 結像面(撮像素子)

Claims (5)

  1. 物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第1レンズと、物体側 に凸面を向けた負の屈折力を有する樹脂材料で形成された第2レンズと、球面で、物 体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第3レンズと、開口絞りと、像側に凸面を向 けた正の屈折力を有樹脂材料で形成された第4レンズとを配置し、下記条件式 (1)〜(5)を満たすことを特徴とする撮像レンズ。
    −0.9f2/f4−1.1 … (1)
    −10.0≦f1/f≦−6.0 … (2)
    −5.0≦f2/f≦ −3.0 … (3)
    3.0≦f3/f≦ 5.0 … (4)
    2.0≦f4/f≦ 6.0 … (5)
    ただし、fは全レンズによる焦点距離、f1は第1レンズの焦点距離、f2は第2レ ンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、f4は第4レンズの焦点距離であ る。
  2. 前記第1レンズを構成する材料のd線に対するアッベ数を40以上、前記第2レン ズを構成する材料のd線に対するアッベ数を50以上、前記第3レンズを構成する材 料のd線に対するアッベ数を40以下、前記第4レンズを構成する材料のd線に対す るアッベ数を50以上に、それぞれ設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮 像レンズ。
  3. 前記第2レンズと前記第4レンズは、各々の少なくとも1面が非球面であることを 特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第3レンズは、硝子材料で形成されることを特徴とする請求項1から3のいず れか1つに記載の撮像レンズ。
  5. 前記撮像レンズにおける全画角が、以下の条件式を満足することを特徴とする請求 項1から4のいずれか1つに記載の撮像レンズ。
    2W≧130°
    ただし、2Wは全画角である。
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