JP5002946B2 - 撮影レンズおよび2焦点撮影レンズ - Google Patents
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3.0<ft /ft1<3.2 ・・・(2)
1.9<ft /ft3<2.1 ・・・(3)
20<νt1−νt2 ・・・(4)
ただし、TLt は第1レンズの物体側レンズ面からレンズ系の像側焦点までの光軸上の距離、ft は第1のレンズ系の焦点距離、ft1は第1レンズの焦点距離、ft3は第3レンズの焦点距離、νt1は第1レンズのアッベ数、νt2は第2レンズのアッベ数である。
ながら、条件式(1)を満足させることにより、全長が短く望遠撮影に対応可能であると
ともに、条件式(2)〜(4)を満足させることにより、良好な収差性能を得ることがで
きる。なお、上記撮影レンズの用途としては、単独の望遠レンズとして用いてもよいし、
下記するような2焦点撮影レンズの望遠側レンズ系として用いてもよい。
ただし、TLw は広角側レンズ系を選択した場合における開口絞りからレンズ系の像側焦点までの光軸上の距離、dtbf は望遠側レンズ系における最も撮像面側のレンズ面から像側焦点までの光軸上の距離(バックフォーカス)である。
1.1<fw /fw1<1.5 ・・・(7)
−1.6<fw /fw2<−0.5 ・・・(8)
−3.0<(N w2 −1)f w /r w2 <−1.6 ・・・(9)
νw1−νw2>20 ・・・(10)
ただし、fw は第2のレンズ系の焦点距離、fw1は第4レンズの焦点距離、fw2は第5レンズの焦点距離、Nw2は第5レンズの屈折率、rw3は第5レンズの物体側レンズ面の曲率半径、νw1は第4レンズのアッベ数、νw2は第5レンズのアッベ数である。
り大きくなると、撮影レンズの全長が大きくなってしまう。
レンズ面の曲率半径についての関数(Nw2−1)fw /rw3が条件式(9)の下限値より
小さくなると、第5レンズの物体側レンズ面において負の屈折力が大きくなり過ぎ、軸外
のコマ収差が発生してしまう。一方、条件式(9)の上限値より大きくなると、第5レン
ズの負の屈折力を維持できず、正のペッバール和が増大し、像面湾曲の補正が困難となっ
てしまう。その上、第4レンズで発生する球面収差およびコマ収差を良好に補正すること
ができない。
1.0<fw /rw1<4.0 ・・・(12)
ただし、fw1は第7レンズの焦点距離、fw は第3のレンズ系の焦点距離、rw1は第7レンズの物体側レンズ面の曲率半径である。
あるいは前記広角側レンズ系は、物体側より順に、開口絞り,第9レンズ,及び第10レンズを具備する第4のレンズ系から構成され、前記第9レンズは、物体側が凸で正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、前記第10レンズが物体側が凸で負の屈折力を有するメニスカスレンズであり,また前記第4のレンズ系は、以下の条件を満たすように構成される。
0.5<f w1 /f w <1.5 ・・・(13)
1.0<f w /r w1 <4.0 ・・・(14)
ただし、f w1 は第9レンズの焦点距離,f w は第4のレンズ系の焦点距離、r w1 は第9レンズの物体側レンズ面の曲率半径であり,f w は第4のレンズ系の焦点距離、r w1 は第9レンズの物体側レンズ面の曲率半径である。
この場合、物体側レンズ面に凸面を有する正の屈折力を有するメニスカスレンズである第9レンズと、物体側レンズ面に凸面を有する負の屈折力を有するメニスカスレンズである第10レンズとの2枚のレンズにより第4のレンズ系が構成される。また、開口絞りは、第9レンズの前(物体側)に設けられる。このような構成を有するレンズ系を上記広角側レンズ系として用いる
ここで、本発明における条件式(13)は、第4のレンズ系に対する第9レンズ(前群)のパワー配置を規定するものであり、小型化を達成しつつ諸収差の補正を良好に行い得る条件を示すものである。
すなわち、第4のレンズ系の焦点距離に対する第9レンズの焦点距離の比が条件式(13)の上限を超えると、第4のレンズ系に対する前群のパワー配置が弱くなり、第4のレンズ系の全長が長くなってしまう。一方、条件式(13)の下限を超えると、第4のレンズ系に対する前群のパワー配置が強くなるので、前群で発生した諸収差を後群(第10レンズ)で補正することができない。
また、本発明における条件式(14)は、第4のレンズ系に対する第9レンズの物体側レンズ面のパワー配置を規定するものであり、高いレンズ性能を有しつつ、加工性を良好にすることができる条件を示すものである。
すなわち、第4のレンズ系の焦点距離に対する第9レンズの物体側レンズ面の曲率半径の比が条件式(14)の上限を超えると、第9レンズの物体側レンズ面の曲率が大きくなり過ぎ、第9レンズの加工が困難となる。一方、条件式(14)の下限を超えると、歪曲収差の補正量が大きくなるとともに、最大画角での像面の入射角が大きくなるため、特に、固体撮像素子を使用する撮影レンズにおいては、シェーディング(周辺減光等)が生じ、レンズ性能を高くすることができない。
図1は本発明の第1実施形態における2焦点撮影レンズの望遠側レンズ系切り替え時の断面図であり、図2は図1の2焦点撮影レンズの広角側レンズ系切り替え時の断面図である。
+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10+A12h12…(X)
したがって、以下では、上記式(X)におけるAmの値を示し、非球面形状を特定している。
図5は本発明の第2実施形態における2焦点撮影レンズの広角側レンズ系切り替え時の断面図である。
図7は本発明の第3実施形態における2焦点撮影レンズの広角側レンズ系切り替え時の断面図である。
561であり、レンズ系の焦点距離fw =3.85であるので、TLw /fw =1.19
<1.22となり、条件式(6)を満足している。また、第4レンズ4の焦点距離fw1=
3.40であるので、1.1<fw /fw1=1.13<1.5となり、条件式(7)を満
足している。また、第5レンズ5の焦点距離fw2=4.81であるので、−1.6<fw
/fw2=−0.8<−0.5となり、条件式(8)を満足している。さらに、第5レンズ
5の屈折率Nw2=1.5855であり、第5レンズ5の物体側面Rw3の曲率半径rw3=−
1.396であるので、−3.0<(Nw2−1)fw /rw3=−1.6<−0.5となり
、条件式(9)を満足している。最後に、第4レンズ4のアッベ数νw1=56.40であ
り、第5レンズ5のアッベ数νw2=29.90であるので、νw1−νw2=26.50
>20となり、条件式(10)を満足している。
図9は本発明の第4実施形態における2焦点撮影レンズの広角側レンズ系切り替え時の断面図である。
第3のレンズ系15の焦点距離fw =2.628mmであるので、0.5<fw1/fw =
1.34<1.5となり、条件式(11)を満足している。また、第7レンズ7の物体側
レンズ面Rw1の曲率半径rw1=0.700mmであるので、1.0<fw /rw1=3.7
5<4.0となり、条件式(12)を満足している。なお、第3のレンズ系15の全長L
を第3レンズ系15の焦点距離fw で正規化した値L/fw =1.26となり、第3の
レンズ系15の全長Lがレンズ系の焦点距離fw の1.3倍以下と非常にコンパクトな撮
影レンズを実現している。
図11は本発明の第5実施形態における2焦点撮影レンズの広角側レンズ系切り替え時の断面図である。
りである。
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5 第5レンズ
6 第6レンズ
7 第7レンズ
8 第8レンズ
10,11,12 開口絞り
13 第1のレンズ系
14 第2のレンズ系
15 第3のレンズ系
Claims (5)
- 物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、開口絞り,および第3レンズを具備する第1のレンズ系から構成される撮影レンズであって、
前記第1レンズは、正の屈折力を有するレンズであり、
前記第2レンズは、負の屈折力を有するレンズであり、
前記第3レンズは、正の屈折力を有するレンズであり、
前記第1のレンズ系は、以下の条件を満たすことを特徴とする撮影レンズ。
TLt/ft <1.0 ・・・(1)
3.0<ft /ft1<3.2 ・・・(2)
1.9<ft /ft3<2.1 ・・・(3)
20<νt1−νt2 ・・・(4)
ただし、TLt は第1レンズの物体側レンズ面からレンズ系の像側焦点までの光軸上の距離、ft は第1のレンズ系の焦点距離、ft1は第1レンズの焦点距離、ft3は第3レンズの焦点距離、νt1は第1レンズのアッベ数、νt2は第2レンズのアッベ数である。 - 望遠側レンズ系および当該望遠側レンズ系より焦点距離の短い広角側レンズ系を具備し、前記望遠側レンズ系と前記広角側レンズ系とを切り替えることにより2つの焦点距離を選択可能な2焦点撮影レンズであって、
前記望遠側レンズ系として請求項1記載の撮影レンズを適用し、
前記広角側レンズ系と以下の条件を満たすことを特徴とする2焦点撮影レンズ。
TLw <dtbf ・・・(5)
ただし、TLw は広角側レンズ系を選択した場合における開口絞りからレンズ系の像側焦点までの光軸上の距離、dtbf は望遠側レンズ系における最も撮像面側のレンズ面から像側焦点までの光軸上の距離である。 - 前記広角側レンズ系は、物体側より順に、開口絞り、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズを具備する第2のレンズ系から構成され、
前記第4レンズは、樹脂材料が使用され、物体側が凸で正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記第5レンズは、樹脂材料が使用され、物体側が凹で負の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記第6レンズは、樹脂材料が使用され、物体側が凸で正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記第2のレンズ系は、以下の条件を満たすことを特徴とする請求項2記載の2焦点撮影レンズ。
TLw /fw <1.22 ・・・(6)
1.1<fw /fw1<1.5 ・・・(7)
−1.6<fw /fw2<−0.5 ・・・(8)
−3.0<(N w2 −1)f w /r w2 <−1.6 ・・・(9)
νw1−νw2>20 ・・・(10)
ただし、fw は第2のレンズ系の焦点距離、fw1は第4レンズの焦点距離、fw2は第5レンズの焦点距離、Nw2は第5レンズの屈折率、rw3は第5レンズの物体側レンズ面の曲率半径、νw1は第4レンズのアッベ数、νw2は第5レンズのアッベ数である。 - 前記広角側レンズ系は、物体側より順に、第7レンズ、開口絞り、および第8レンズを具備する第3のレンズ系から構成される撮影レンズであって、
前記第7レンズは、物体側レンズ面に凸面を有する正のメニスカスレンズであり、
前記第8レンズは、像側レンズ面に凸面を有する正のメニスカスレンズであり、
前記レンズ系は、以下の条件を満たすことを特徴とする請求項2記載の2焦点撮影レンズ。
0.5<fw1/fw <1.5 ・・・(11)
1.0<fw /rw1<4.0 ・・・(12)
ただし、fw1は第7レンズの焦点距離、fwは第3のレンズ系の焦点距離、rw1は第7レンズの物体側レンズ面の曲率半径である。
- 前記広角側レンズ系は、物体側より順に、開口絞り、第9レンズ、および第10レンズを具備する第4のレンズ系から構成され、
前記第9レンズは、物体側が凸で正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記第10レンズは、物体側が凸で負の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記第4のレンズ系は、以下の条件を満たすことを特徴とする請求項2記載の2焦点撮影レンズ。
0.5<fw1/fw <1.5 ・・・(13)
1.0<fw /rw1<4.0 ・・・(14)
ただし、fw1は第9レンズの焦点距離、fw は第4のレンズ系の焦点距離、rw1は第9レンズの物体側レンズ面の曲率半径である。
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