JP2017167253A - 撮像レンズ系及び撮像装置 - Google Patents

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Takashi Sugiyama
隆 杉山
隆 上高原
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Abstract

【課題】軸上色収差を良好に補正して高解像化が図れるとともに、コンパクト化を実現することができる広画角の撮像レンズ系及び撮像装置を提供する。【解決手段】本発明の撮像レンズ系は、水平画角が130度以上の広角の撮像レンズ系であって、絞りよりも像側に配置されるレンズは、3枚のレンズを貼り合わせた3枚接合レンズのみであり、3枚接合レンズを構成するレンズを、物体側から順に、接合第1レンズ、接合第2レンズ、接合第3レンズとすると、接合第1レンズの像側レンズ面と接合第2レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、かつ、接合第2レンズの像側レンズ面と接合第3レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、接合第1レンズおよび接合第3レンズのアッベ数は35以下であり、接合第2レンズのアッベ数は50以上であり、3枚接合レンズは全体として正のパワーを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像レンズ系及び撮像装置に関する。
監視用途の光学系として、屋内外の安全性を確保する監視カメラ用レンズ系、車外及び車内監視用の車載カメラ用レンズ系などがある。監視用途の光学系には、視界が極めて広く、かつ、高い解像力を有するとともに、さらに、Fナンバが2.0と明るい光学系であることが求められる。また、特に、車載カメラ用の撮像レンズ系では、コンパクトさも求められる。
特許文献1には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、絞り、、および正の屈折力を有する第2レンズ群からなる撮像レンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、両面が非球面とされたレンズと、正レンズ、負レンズ、および正レンズを物体側からこの順に接合した3枚接合レンズと、両凸レンズと両凹レンズをこの順に接合した2枚接合レンズまたは像側に凸面を向けた1枚の負のメニスカスレンズと、を組み合わせたものである撮像レンズが記載されている。
特開2015−001641号公報
特許文献1に記載の撮像レンズ系は、絞りよりも像側に上記3枚接合レンズを配置させることで軸上色収差を補正することができる。しかしながら、特許文献1に記載の撮像レンズ系では、テレセントリック性を確保するために、絞りよりも像側においてレンズを5枚または6枚配置する構成となり、レンズ枚数が多くなるとともに全長が増大するという問題がある。
本発明は、上述の問題を解決するためなされたものであり、軸上色収差を良好に補正して高解像化が図れるとともに、コンパクト化を実現することができる広画角の撮像レンズ系及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像レンズ系は、水平画角が130度以上の広角の撮像レンズ系であって、絞りよりも像側に配置されるレンズは、3枚のレンズを貼り合わせた3枚接合レンズのみであり、前記3枚接合レンズを構成するレンズを、物体側から順に、接合第1レンズ、接合第2レンズ、接合第3レンズとすると、前記接合第1レンズの像側レンズ面と前記接合第2レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、かつ、前記接合第2レンズの像側レンズ面と前記接合第3レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、前記接合第1レンズおよび前記接合第3レンズのアッベ数は35以下であり、前記接合第2レンズのアッベ数は50以上であり、前記3枚接合レンズは全体として正のパワーを有することを特徴とする。
本発明の撮像レンズ系では、絞りの像側に、3枚接合レンズを配置し、接合第1レンズおよび接合第3レンズのアッベ数を35以下、接合第2レンズのアッベ数を50以上とすることで、軸上色収差を良好に補正することが出来る。
このような3枚接合レンズが全体として負のパワーを有する場合、軸上色収差の補正は良好に出来るものの、全長の増大を抑えるために、3枚接合レンズの像側において撮像素子に集光させるための(テレセントリック性を確保するための)レンズをさらに配置させなくてはならない。これに対し、本発明の撮像レンズ系では、絞りの像側に配置した3枚接合レンズが全体として正のパワーを有することで、全長の増大を抑えるために、3枚接合レンズの像側において撮像素子に集光させるためのレンズを配置しなくても済むので、撮像レンズ系におけるレンズ枚数を減らしコンパクト化が実現できる。
本発明の撮像レンズ系では、物体側から順に、像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズと、像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズと、物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズと、負のパワーを有する第4レンズと、
正のパワーを有する第5レンズと、負のパワーを有する第6レンズと、から構成され、前記第4レンズが前記接合第1レンズであり、前記第5レンズが前記接合第2レンズであり、前記第6レンズが前記接合第3レンズであり、前記第4レンズにおける物体側の面の光軸近傍は凸形状であることが好ましい。撮像レンズ系をこのような構成にすることで、軸上色収差をより良好に補正することが出来る。
本発明の撮像レンズ系では、前記3枚接合レンズにおける貼り合わせ面のいずれか一方は非球面であることが好ましい。貼り合わせ面のいずれか一方を非球面とすることで、軸上色収差をより良好に補正することが出来る。
本発明の撮像レンズ系では、前記第5レンズは、物体側レンズ面および像側レンズ面のいずれもが凸形状であることが好ましい。第5レンズを凸形状にすることにより3枚接合レンズが正のパワーを発生させるので、テレセントリック性を確保しやすくなる。
本発明の撮像レンズ系では、前記第4レンズの焦点距離をf、前記第5レンズの焦点距離をf、前記第6レンズの焦点距離をf、レンズ全系の焦点距離をfとするときに、下記の条件式(1)を満足することが好ましい。
−2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5 (1)
条件式(1)は、第4レンズと第6レンズとの合成焦点距離と、第5レンズの焦点距離と、の比を表す。発明の撮像レンズ系では、条件式(1)の上限値を上回ると、第4レンズと第6レンズとの合成パワーが増大するため、色収差の補正が過剰となり、結像性能の劣化を招く。条件式(1)の下限値を下回ると、第4レンズと第6レンズとの合成パワーが減少するため、色収差補正が不足し、この場合にも結像性能の劣化を招く。
本発明の撮像装置は、上述の撮像レンズ系と、前記撮像レンズ系の焦点位置に配置された撮像素子と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、軸上色収差を良好に補正して高解像化が図れるとともに、コンパクト化を実現することができる広画角の撮像レンズ系及び撮像装置を提供することができる。
実施例1に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例1に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例2に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例2に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例3に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例3に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例4に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例4に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施の形態に係る撮像装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る撮像レンズ系11の実施例について説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1の撮像レンズ系11の構成を示す図である。図1に示すように、実施例1の撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズL1と、像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズL2と、物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズL3と、絞りSTOPと、像側に凹形状で負のパワーを有する第4レンズL4と、物体側および像側に凸形状で正のパワーを有する第5レンズL5と、物体側に凹形状で負のパワーを有する第6レンズL6と、から構成される。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。
第1レンズL1は、負のパワーを有する球面メニスカスレンズである。第1レンズL1の物体側レンズ面S1は正の曲率を有する球面であり、像側レンズ面S2は正の曲率を有する球面である。物体側レンズ面S1は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S2は物体側に窪む凹形状の曲面部分を有している。
第2レンズL2は、負のパワーを有する非球面レンズである。第2レンズL2の物体側レンズ面S3は負の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S4は正の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S3は光軸Zの近傍で像側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S4は物体側に窪む凹形状の曲面部分を有している。
第3レンズL3は、正のパワーを有する非球面レンズである。物体側レンズ面S5は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S6は負の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S5は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有しており、像側レンズ面S6は光軸Zの近傍で像側に突出する凸形状の曲面部分を有している。
第1レンズL1及び第2レンズL2は、大きい入射角からの入射光線を少しずつ光軸Zに沿った小さい角度に変換してから絞りSTOPを通過させる働きを有する。第1レンズL1及び第2レンズL2の像側レンズ面は、光線を拡げるために、双方とも負の曲率を有する。第3レンズL3は、物体側に凸形状の正レンズであり、第1レンズL1及び第2レンズL2で発散された光線を収束させる働きを有する。広角化を達成するために上記の構成が必要であり、130度以上の全画角を達成できる。
第4レンズL4は、負のパワーを有する非球面レンズである。第4レンズL4の物体側レンズ面S9は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S10は正の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S9は光軸Zの近傍で物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S10は物体側に窪む凹形状の曲面部分を有している。
第5レンズL5は、正のパワーを有する非球面レンズである。第5レンズL5の物体側レンズ面S11は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S12は負の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S11は光軸Zの近傍で物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S12は光軸Zの近傍で像側に突出する凸形状の曲面部分を有している。
第6レンズL6は、負のパワーを有する非球面メニスカスレンズである。第6レンズL6の物体側レンズ面S13は負の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S14は負の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S13は像側に窪む凹形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S14は光軸Zの近傍で像側に突出する凸形状の曲面部分を有している。
第4レンズL4の像側レンズ面S10と第5レンズL5の物体側レンズ面S11とは接着剤により貼り合わされている。また、第5レンズL5の像側レンズ面S12と第6レンズL6の物体側レンズ面S13とは接着剤により貼り合わされている。すなわち、接合第1レンズとしての第4レンズL4、接合第2レンズとしての第5レンズL5および接合第3レンズとしての第6レンズL6の3枚のレンズを貼り合わせることにより、3枚接合レンズを構成する。つまり、本発明にかかる撮像レンズ系11では、絞りSTOPよりも像側に配置されるレンズは3枚接合レンズのみである。
IRカットフィルタ12は、赤外領域の光をカットするためのフィルタである。カバーガラス13は、撮像素子を保護するためのガラス板である。IRカットフィルタ12及びカバーガラス13は、撮像レンズ系11の設計時には、撮像レンズ系11と一体として扱われる。しかし、IRカットフィルタ12及びカバーガラス13は、撮像レンズ系11の必須の構成要素ではない。
表1に、撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。レンズデータとしては、各面の曲率半径、面間隔、屈折率及びアッベ数を載せている。「*印」がついた面は、非球面であることを示している。
Figure 2017167253
表1において、接合第1レンズとしての第4レンズL4のアッベ数は、第4レンズL4の物体側のレンズ面である第9面の欄に記載されている24である。接合第2レンズとしての第5レンズL5のアッベ数は、第5レンズL5の物体側のレンズ面である第10面の欄に記載されている56である。接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は、第6レンズL6の物体側のレンズ面である第11面の欄に記載されている24である。
レンズ面に採用される非球面形状は、zをサグ量、cを曲率半径の逆数、kを円錐係数、rを光軸からの光線高さとして、4次、6次、8次、10次、12次、14次、16次の非球面係数をそれぞれα4、α6、α8、α10、α12、α14、α16としたときに、次式により表わされる。
Figure 2017167253
表2に、実施例1の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。表2において、例えば「−3.60256E+02」は、「−3.60256×10」を意味する。
Figure 2017167253
本発明の撮像レンズ系では、絞りの像側に、3枚接合レンズを配置し、接合第1レンズとしての第4レンズL4および接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数を35以下とし、接合第2レンズのアッベ数を50以上としている。これにより、軸上色収差を良好に補正することが出来る。上述したように、実施例1においてもこの条件を満たしている(表1参照)。
このような3枚接合レンズが全体として負のパワーを有する場合、軸上色収差の補正は良好に出来るものの、全長の増大を抑えるために、3枚接合レンズの像側において撮像素子に集光させるための(テレセントリック性を確保するための)レンズをさらに配置させなくてはならない。これに対し、本発明の撮像レンズ系では、絞りの像側に配置した3枚接合レンズが全体として正のパワーを有することで、全長の増大を抑えるために、3枚接合レンズの像側において撮像素子に集光させるためのレンズを配置しなくても済むので、撮像レンズ系におけるレンズ枚数を減らしコンパクト化が実現できる。
本発明の撮像レンズ系では、3枚接合レンズにおける貼り合わせ面のいずれか一方は非球面であることが好ましい。貼り合わせ面のいずれか一方を非球面とすることで、軸上色収差をより良好に補正することが出来る。実施例1においては、表1に示すように、3枚接合レンズにおける貼り合わせ面の両方とも非球面である。
本発明の撮像レンズ系では、第5レンズは、物体側レンズ面および像側レンズ面のいずれもが凸形状であることが好ましい。第5レンズを凸形状にすることにより3枚接合レンズが正のパワーを発生させるので、テレセントリック性を確保しやすくなる。実施例1においては、図1に示すように、第5レンズは、物体側レンズ面および像側レンズ面のいずれもが凸形状である。
表3に、実施例1の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。撮像レンズ系11において、第1レンズL1の焦点距離をf、第2レンズL2の焦点距離をf、第3レンズL3の焦点距離をf、第4レンズL4の焦点距離をf、第5レンズL5の焦点距離をf、第6レンズL6の焦点距離をf、第4レンズL4と第5レンズL5と第6レンズL6との合成焦点距離(3枚接合レンズの合成焦点距離)をf4-6、レンズ全系の焦点距離をf、としたときのこれらの特性値は、表3に示す通りである。各種の焦点距離は、546nmの波長の光線を用いて計算した。
Figure 2017167253
特性値を計算した結果を示す表中において、1/(1/f+1/f)/fは、第4レンズと第6レンズとの合成焦点距離と、第5レンズの焦点距離と、の比を表す。本発明の撮像レンズ系では、この比が下記の条件式(1)を満たすように構成するのが好ましい。
−2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5 (1)
条件式(1)の上限値を上回ると、第4レンズと第6レンズとの合成パワーが増大するため、色収差の補正が過剰となり、結像性能の劣化を招く。条件式(1)の下限値を下回ると、第4レンズと第6レンズとの合成パワーが減少するため、色収差補正が不足し、この場合にも結像性能の劣化を招く。
表3に示すように、実施例1の撮像レンズ系11は、−2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5を満たしている。
図2(a)〜(c)は、実施例1の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図、歪曲収差図である。図2(a)〜(c)に示すように、実施例1の撮像レンズ系11では、半画角ωが102。5°、F値が2.0である。図2(a)の縦収差図では、横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示し、縦軸は瞳径での高さを示す。図2(b)の像面湾曲図では、横軸は光軸Z方向の距離を示し、縦軸は像高(画角)を示す。図2(b)において、Sagはサジタル面における像面湾曲を示し、Tanはタンジェンシャル面における像面湾曲を示す。図2(c)の歪曲収差図では、横軸は像の歪み量(%)を示し、縦軸は像高(画角)を示す。図2(a)〜図2(c)では、波長546nmの光線によるシミュレーション結果を示してある。
[実施例2]
図3は、実施例2の撮像レンズ系11の構成を示す図である。図3に示すように、第1レンズL1〜第6レンズL6は、実施例1と同様の形状をしている。
表4に、実施例2の撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。
Figure 2017167253
表4において、接合第1レンズとしての第4レンズL4のアッベ数は24、接合第2レンズとしての第5レンズL5のアッベ数は56、接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は24である。つまり、実施例2において、接合第1レンズとしての第4レンズL4および接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は35以下、接合第2レンズのアッベ数は50以上である。また、3枚接合レンズにおける貼り合わせ面の両方とも非球面である。
表5に、実施例2の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。
Figure 2017167253
表6に、実施例2の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
Figure 2017167253
表6に示すように、実施例2の撮像レンズ系11は、−2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5を満たしている。
図4(a)〜(c)は、実施例2の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図、歪曲収差図である。図4(a)〜(c)に示すように、実施例2の撮像レンズ系11では、半画角ωが102°、F値が2.0である。
[実施例3]
図5は、実施例3の撮像レンズ系11の構成を示す図である。図5に示すように、第1レンズL1〜第6レンズL6は、実施例1と同様の形状をしている。
表7に、実施例3の撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。
Figure 2017167253
表7において、接合第1レンズとしての第4レンズL4のアッベ数は24、接合第2レンズとしての第5レンズL5のアッベ数は56、接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は24である。つまり、実施例3において、接合第1レンズとしての第4レンズL4および接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は35以下、接合第2レンズのアッベ数は50以上である。また、3枚接合レンズにおける貼り合わせ面の両方とも非球面である。
表8に、実施例3の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。
Figure 2017167253
表9に、実施例3の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
Figure 2017167253
表9に示すように、実施例3の撮像レンズ系11は、−2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5を満たしている。
図6(a)〜(c)は、実施例3の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図、歪曲収差図である。図6(a)〜(c)に示すように、実施例3の撮像レンズ系11では、半画角ωが102°、F値が2.0である。
[実施例4]
図7は、実施例4の撮像レンズ系11の構成を示す図である。図7に示すように、第1レンズL1〜第6レンズL6は、実施例1と同様の形状をしている。
表10に、実施例4の撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。
Figure 2017167253
表10において、接合第1レンズとしての第4レンズL4のアッベ数は24、接合第2レンズとしての第5レンズL5のアッベ数は56、接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は24である。つまり、実施例4において、接合第1レンズとしての第4レンズL4および接合第3レンズとしての第6レンズL6のアッベ数は35以下、接合第2レンズのアッベ数は50以上である。また、3枚接合レンズにおける貼り合わせ面の両方とも非球面である。
表11に、実施例4の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。
Figure 2017167253
表12に、実施例4の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
Figure 2017167253
表12に示すように、実施例4の撮像レンズ系11は、−2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5を満たしている。
図8(a)〜(c)は、実施例4の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図、歪曲収差図である。図8(a)〜(c)に示すように、実施例4の撮像レンズ系11では、半画角ωが102.5°、F値が2.0である。
[条件式のまとめ]
表13に、実施例1〜4の撮像レンズ系11において、条件式(1)のパラメータを計算した結果を示す。
Figure 2017167253
[撮像装置への適用例]
図9は、撮像レンズ系11を用いた撮像装置10の構成を示す図である。撮像装置10は、撮像レンズ系11と、IRカットフィルタ12と、カバーガラス13と、撮像素子14と、を備える。撮像レンズ系11と、IRカットフィルタ12と、カバーガラス13と、撮像素子14と、は筐体(不図示)に収容されている。
撮像素子14は、受光した光を電気信号に変換する素子であり、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが用いられる。撮像素子14は、撮像レンズ系11の焦点位置に配置されている。なお、水平画角とは、撮像素子14の水平方向に対応する画角である。
IRカットフィルタ12は、赤外領域の光をカットするためのフィルタである。可視光のみがIRカットフィルタ12を通過して撮像素子14に入射する。カバーガラス13は、撮像素子14を異物から保護するために、撮像素子14上に設けられている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明の撮像レンズ系11の用途は、車載カメラに限定されるものではなく、監視カメラや、携帯電話等の小型電子機器に搭載するカメラ等の他の用途にも用いることができる。
10 撮像装置
11 撮像レンズ系
12 IRカットフィルタ
13 カバーガラス
14 撮像素子
L1〜L6 第1レンズ〜第6レンズ

Claims (6)

  1. 水平画角が130度以上の広角の撮像レンズ系であって、
    絞りよりも像側に配置されるレンズは、3枚のレンズを貼り合わせた3枚接合レンズのみであり、
    前記3枚接合レンズを構成するレンズを、物体側から順に、接合第1レンズ、接合第2レンズ、接合第3レンズとすると、
    前記接合第1レンズの像側レンズ面と前記接合第2レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、かつ、前記接合第2レンズの像側レンズ面と前記接合第3レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、
    前記接合第1レンズおよび前記接合第3レンズのアッベ数は35以下であり、前記接合第2レンズのアッベ数は50以上であり、
    前記3枚接合レンズは全体として正のパワーを有することを特徴とする撮像レンズ系。
  2. 物体側から順に、
    像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズと、
    像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズと、
    物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズと、
    負のパワーを有する第4レンズと、
    正のパワーを有する第5レンズと、
    負のパワーを有する第6レンズと、から構成され、
    前記第4レンズが前記接合第1レンズであり、前記第5レンズが前記接合第2レンズであり、前記第6レンズが前記接合第3レンズであり、
    前記第4レンズにおける物体側の面の光軸近傍は凸形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ系。
  3. 前記3枚接合レンズにおける貼り合わせ面のいずれか一方は非球面であることを特徴とする請求項2に記載の撮像レンズ系。
  4. 前記第5レンズは、物体側レンズ面および像側レンズ面のいずれもが凸形状であることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像レンズ系。
  5. 前記第4レンズの焦点距離をf、前記第5レンズの焦点距離をf、前記第6レンズの焦点距離をf、レンズ全系の焦点距離をfとするときに、下記の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の撮像レンズ系。
    −2.0<1/(1/f+1/f)/f<−0.5 (1)
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像レンズ系と、
    前記撮像レンズ系の焦点位置に配置された撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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