JP2017209848A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】破棄される記録媒体の発生を抑制しつつ高効率で通常画像を記録することができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法を提供する。【解決手段】記録媒体上にノズルからインクを吐出するインク吐出部と、記録媒体におけるノズルからのインク吐出の対象となる一の記録領域のうち記録対象の通常画像が記録されない余白領域内に対して、インク吐出部により、ノズルからインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及びノズルからのインク吐出による所定のテスト画像の記録を行わせる記録制御手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法に関する。
インクを吐出するノズルが設けられたインク吐出部から記録媒体に対してインクを吐出して当該記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置がある。このインクジェット記録装置では、ノズルからのインクの吐出不良が記録画像の画質の低下に繋がる。このため、従来、定期的にノズルからの吐出状態の検査が行われている。この検査は、例えば、ノズルからインクを吐出させて所定のテスト画像を記録媒体上に記録し、記録されたテスト画像を撮像して得られた撮像データからインクの吐出不良を検出する方法で行うことができる。
インクジェット記録装置では、ノズルの開口部においてインクが空気と接触するため、インクが吐出されない期間では、ノズルの開口部近傍におけるインクの溶媒が気化して当該開口部近傍のインクの粘度が増大していく。インクの粘度が増大すると、ノズルから吐出されるインクの飛翔方向や飛翔速度が本来の設定からずれるため、インクの増粘は、記録画像の画質の低下に繋がる。これに対し、従来、ノズルからインクを吐き捨てる吐き捨て動作を定期的に行うことによりインクの増粘を抑制する技術がある。インクの吐き捨て動作は、例えば、所定のインク受容部にノズルが対向する位置に記録ヘッドを移動させて、当該インク受容部に対して行われる。また、記録媒体を1枚用いて、記録ヘッドを通常の画像の記録時における位置から移動させずに当該記録媒体に対してインクの吐き捨て動作を行うことで、より短時間で吐き捨て動作を行うことができる。
上述のテスト画像の記録と、記録媒体に対するインクの吐き捨て動作とを行うインクジェット記録装置において、従来、一の記録媒体に対してテスト画像の記録及びインクの吐き捨て動作の双方を行うことで記録媒体の無駄使いを抑制する技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2008−44231号公報
しかしながら、上記従来の技術では、記録画像の画質の低下をより確実に抑制するためにテスト画像の記録及びインクの吐き捨て動作を行う頻度を増大させると、テスト画像の記録及びインクの吐き捨て動作が行われて破棄される記録媒体の量が増大するとともに、記録対象の通常画像の記録頻度が低下して通常画像を効率良く記録することができないという課題がある。
この発明の目的は、破棄される記録媒体の発生を抑制しつつ高効率で通常画像を記録することができるインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のインクジェット記録装置の発明は、
記録媒体上にノズルからインクを吐出するインク吐出部と、
記録媒体における前記ノズルからのインク吐出の対象となる一の記録領域のうち記録対象の通常画像が記録されない余白領域内に対して、前記インク吐出部により、前記ノズルからインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及び前記ノズルからのインク吐出による所定のテスト画像の記録を行わせる記録制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
前記インク吐出部は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数の前記ノズルを有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して前記複数のノズルから各々インクを吐出し、
前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記一の記録領域内で前記通常画像が記録される通常画像記録領域の前記搬送方向について下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側に前記テスト画像を記録させる
ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記ノズルから吐出されるインクの種別が互いに異なる複数の前記インク吐出部を備え、
前記記録制御手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により前記余白領域内に前記テスト画像を記録させ、前記複数のインク吐出部のうち前記テスト画像の記録に用いられるインクの種別に応じた少なくとも一部により前記余白領域内に対して前記吐き捨て動作を行わせる
ことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御手段は、前記複数のインク吐出部のうち前記一の記録領域における前記テスト画像の記録に用いないインク吐出部により前記一の記録領域内に対して前記吐き捨て動作を行わせることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、
記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
前記記録制御手段は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向について連続して前記通常画像の記録の対象となる複数の前記記録領域において、前記複数のインク吐出部の各々について定められた頻度で当該複数のインク吐出部の各々により前記テスト画像を記録させ、前記複数のインク吐出部の各々により、前記テスト画像の記録に用いられる頻度が高いインク吐出部ほど低い頻度で前記吐き捨て動作を行わせる
ことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御手段は、前記吐き捨て動作及び前記テスト画像の記録が何れも行われない状態の継続時間がインクの種別に応じた最大待機時間以下となるように前記複数のインク吐出部の各々により前記吐き捨て動作を行わせることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項3〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
前記複数のインク吐出部の各々は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数の前記ノズルを有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して前記複数のノズルから各々インクを吐出し、
前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記一の記録領域内で前記通常画像が記録される通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側又は下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側又は下流側に前記テスト画像を記録させる
ことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記通常画像記録領域の前記下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記上流側に前記テスト画像を記録させることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、
記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
前記複数のインク吐出部の各々は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数の前記ノズルを有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して前記複数のノズルから各々インクを吐出し、
前記記録制御手段は、前記複数のインク吐出部のうち前記一の記録領域の前記余白領域内における前記テスト画像の記録に用いるインク吐出部により、当該余白領域内のうち前記テスト画像よりも前記搬送方向について下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせる
ことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記一の記録領域内で前記通常画像が記録される通常画像記録領域の前記搬送方向について下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側に前記テスト画像を記録させることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項3〜10の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御手段は、前記余白領域内に対して二以上の前記インク吐出部により前記吐き捨て動作を行わせる場合に、当該二以上のインク吐出部により前記余白領域内の互いに重ならない領域に対してそれぞれ前記吐き捨て動作を行わせることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録制御手段は、前記記録媒体の一方の面における記録領域に対して前記インク吐出部により前記吐き捨て動作及び前記テスト画像の記録を行わせ、当該記録媒体の他方の面における記録領域のうち前記一方の面における前記テスト画像が記録された領域と重ならない領域内に対して前記インク吐出部により前記吐き捨て動作を行わせ、前記他方の面における前記記録領域のうち前記一方の面において前記吐き捨て動作が行われた領域と重ならない領域内に前記インク吐出部により前記テスト画像を記録させることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記テスト画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段による前記テスト画像の読取結果に基づいて前記ノズルからの吐出不良の有無を判別する吐出不良検出手段と、
を備えることを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項14に記載のインクジェット記録装置の制御方法の発明は、
記録媒体上にノズルからインクを吐出するインク吐出部を備えたインクジェット記録装置の制御方法であって、
記録媒体における前記ノズルからのインク吐出の対象となる一の記録領域のうち記録対象の通常画像が記録されない余白領域内に対して、前記インク吐出部により、前記ノズルからインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及び前記ノズルからのインク吐出による所定のテスト画像の記録を行わせる記録ステップを含む
ことを特徴としている。
本発明に従うと、破棄される記録媒体の発生を抑制しつつ高効率で通常画像を記録することができるという効果がある。
インクジェット記録装置の概略構成を示す図である。 ヘッドユニットの構成を示す模式図である。 インクジェット記録装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 通常画像、吐き捨て画像及びテスト画像の例を示す図である。 記録設定に従って記録される吐き捨て帯及びテストチャートの第1の例を示す図である。 記録設定に従って記録される吐き捨て帯及びテストチャートの第2の例を示す図である。 記録設定に従って記録される吐き捨て帯及びテストチャートの第3の例を示す図である。 記録設定に従って記録される吐き捨て帯及びテストチャートの第4の例を示す図である。 画像記録処理の制御手順を示すフローチャートである。 色むら対応処理の制御手順を示すフローチャートである。 本変形例で記録される吐き捨て帯及びテストチャートの例を示す図である。
以下、本発明のインクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態であるインクジェット記録装置1の概略構成を示す図である。
インクジェット記録装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30と、制御部40(図3)とを備える。インクジェット記録装置1は、制御部40による制御下で、給紙部10に格納された記録媒体Pを画像形成部20に搬送し、画像形成部20で記録媒体Pに画像を記録し、画像が記録された記録媒体Pを排紙部30に搬送する。記録媒体Pとしては、普通紙や塗工紙といった紙のほか、布帛又はシート状の樹脂等、表面に着弾したインクを定着させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
給紙部10は、記録媒体Pを格納する給紙トレー11と、給紙トレー11から画像形成部20に記録媒体Pを搬送して供給する媒体供給部12とを有する。媒体供給部12は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Pを載置した状態でローラーを回転させることで記録媒体Pを給紙トレー11から画像形成部20へ搬送する。
画像形成部20は、搬送部21と、受け渡しユニット22と、加熱部23と、ヘッドユニット24(インク吐出部)と、定着部25と、画像読取部26(読取手段)と、デリバリー部27と、反転部28などを有する。
搬送部21(搬送手段)は、円筒状の搬送ドラム211の搬送面上に載置された記録媒体Pを保持し、搬送ドラム211が図1における図面に垂直な方向に延びた回転軸(円筒軸)を中心に回転して周回移動することで搬送ドラム211上の記録媒体Pを搬送方向に搬送する。搬送ドラム211は、その搬送面上で記録媒体Pを保持するための図示しない爪部及び吸気部を備える。記録媒体Pは、爪部により端部が押さえられ、かつ吸気部により搬送面に吸い寄せられることで搬送面に保持される。搬送部21は、搬送ドラム211を回転させるための図示しない搬送ドラムモーターを有し、搬送ドラム211は、搬送ドラムモーターの回転量に比例した角度だけ回転する。
受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12により搬送された記録媒体Pを搬送部21に引き渡す。受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12と搬送部21との間の位置に設けられ、媒体供給部12から搬送された記録媒体Pの一端をスイングアーム部221で保持して取り上げ、受け渡しドラム222を介して搬送部21に引き渡す。
加熱部23は、受け渡しドラム222の配置位置とヘッドユニット24の配置位置との間に設けられ、搬送部21により搬送される記録媒体Pが所定の温度範囲内の温度となるように当該記録媒体Pを加熱する。加熱部23は、例えば、赤外線ヒーター等を有し、CPU41(図3)から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに通電して当該赤外線ヒーターを発熱させる。
ヘッドユニット24は、記録媒体Pが保持された搬送ドラム211の回転に応じた適切なタイミングで、搬送ドラム211の搬送面に対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から記録媒体Pに対してインクを吐出する記録動作を行うことにより画像を記録する。ヘッドユニット24は、インク吐出面と搬送面とが所定の距離だけ離隔されるように配置される。本実施形態のインクジェット記録装置1では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット24が記録媒体Pの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
図2は、ヘッドユニット24の構成を示す模式図である。図2は、ヘッドユニット24の全体を搬送ドラム211の搬送面に相対する側から見た平面図である。
本実施形態では、ヘッドユニット24は、インクを吐出する複数の記録素子が幅方向に配列された16個の記録ヘッド242を備える。記録ヘッド242の記録素子は、それぞれ、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズル243とを有する。この記録素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズル243からインクを吐出するインク吐出動作を行う。ノズル243から吐出されるインクの量は、駆動信号の電圧の振幅を変更することにより調整することができる。
図2では、記録素子の構成要素であるノズル243のインク吐出口の位置が示されている。なお、各記録ヘッド242における記録素子の配列方向は、搬送方向に直交する幅方向に限られず、直角以外の角度で搬送方向と交差する方向であっても良い。
ヘッドユニット24では、記録素子のノズル243が幅方向について交互に配置されるような位置関係で搬送方向に隣接して配置された2つの記録ヘッド242により、ヘッドモジュールが構成されている。このようにノズル243が配列されることにより、ヘッドモジュールでは、幅方向について1200dpi(dot per inch)の解像度での記録が可能となっている。また、8つのヘッドモジュールが、ノズル243からインクを吐出可能な範囲が幅方向に連続的に繋がるような位置関係で、幅方向についての配置範囲が互いに一部重複するように千鳥格子状に配置されてラインヘッドが構成されている。
ヘッドユニット24に含まれるノズル243の幅方向についての配置範囲は、搬送部21により搬送される記録媒体Pのうち画像が記録可能な領域の幅方向の幅をカバーしている。ヘッドユニット24は、画像の記録時には位置が固定されて用いられ、記録媒体Pの搬送に応じて搬送方向の異なる位置に所定の間隔(搬送方向間隔)で順次インクを吐出していくことで、シングルパス方式で画像を記録する。
記録ヘッド242では、ノズル記録時の加工ばらつき、圧電素子の特性ばらつき、ノズル243の詰まり、又はノズル開口部への異物の付着による閉塞などに起因してインク吐出不良のノズル243(不良ノズル)が生じる場合がある。インク吐出不良の態様としては、インクの不吐出、インク吐出方向の異常、吐出されるインク量の異常、吐出されるインクの飛翔速度の異常などがある。不良ノズルがある場合にヘッドユニット24により記録動作を行うと、不良ノズルにおいて正常なインク吐出が行われないため、記録媒体P上に記録される画像の画質の低下に繋がる。ノズル243からの吐出不良の検出方法、及び吐出不良が検出された場合のインク吐出動作の調整方法については、後述する。
記録素子のノズル243から吐出されるインクとしては、温度によってゲル状又はゾル状に相変化し、紫外線等のエネルギー線を照射することにより硬化する性質を有するものが用いられる。
また、本実施形態では、常温でゲル状であり加熱されることによりゾル状となるインクが用いられる。ヘッドユニット24は、ヘッドユニット24内に貯留されるインクを加熱する図示略のインク加熱部を備え、当該インク加熱部は、CPU41による制御下で動作し、ゾル状となる温度にインクを加熱する。記録ヘッド242は、加熱されてゾル状となったインクを吐出する。このゾル状のインクが記録媒体Pに吐出されると、インク滴が記録媒体Pに着弾した後、自然冷却されることで速やかにインクがゲル状となって記録媒体P上で凝固する。
定着部25は、搬送部21の幅方向の幅に亘って配置されたエネルギー線照射部を有し、搬送部21に載置された記録媒体Pに対して当該エネルギー線照射部から紫外線等のエネルギー線を照射して記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させて定着させる。定着部25のエネルギー線照射部は、搬送方向についてヘッドユニット24の配置位置からデリバリー部27の受け渡しドラム271の配置位置までの間において搬送面と対向して配置される。
画像読取部26は、搬送方向について定着部25によるインクの定着位置から受け渡しドラム271の配置位置までの間の位置において、搬送面上の記録媒体Pの表面を読み取り可能に配置され、搬送ドラム211により搬送される記録媒体Pに記録されている画像を所定の読取範囲で読み取って当該画像の撮像データを出力する。
本実施形態では、画像読取部26は、搬送ドラム211により搬送される記録媒体Pに対して光を照射する光源と、記録媒体Pに入射した光の反射光の強度を検出する撮像素子が幅方向に配列されたラインセンサーとを備える。詳しくは、ラインセンサーでは、幅方向に配列された撮像素子からなる撮像素子列が3列設けられ、各撮像素子列の撮像素子により、入射光のうちR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の波長成分の強度に応じた信号がそれぞれ出力される。R,G,Bにそれぞれ対応する撮像素子は、例えば、光電変換素子としてフォトダイオードを備えるCCD(Charge Coupled Device)センサー又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーの受光部に、R,G,又はBの波長成分の光を透過するカラーフィルターが配置されたものを用いることができる。ラインセンサーの各撮像素子による読み取り解像度は、例えば、幅方向に600dpiである。即ち、このイメージセンサーは、ノズル243の配列間隔に対応する解像度よりも低い解像度で画像を取得するものであっても良い。
ラインセンサーから出力された信号は、図示略のアナログフロントエンドにおいて電流電圧変換、増幅、雑音除去、アナログデジタル変換等がなされ、読取画像の輝度値を示す撮像データとして制御部40に出力される。
なお、画像読取部26の構成はこれに限られず、例えばラインセンサーに代えてエリアセンサーが用いられても良い。
デリバリー部27は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ272と、記録媒体Pを搬送部21からベルトループ272に受け渡す円筒状の受け渡しドラム271とを有し、受け渡しドラム271により搬送部21からベルトループ272上に受け渡された記録媒体Pをベルトループ272により搬送して排紙部30に送出する。
反転部28は、記録媒体Pの表裏を反転させる場合にCPU41による制御下で動作し、受け渡しドラム271から引き渡された記録媒体Pの表裏を反転させて搬送ドラム211に引き渡し、搬送ドラム211の搬送面上に載置させる。反転部28は、第1ドラム281、第2ドラム282、及びベルトループ283を備える。
反転部28では、記録媒体Pは、図1における時計方向に回転する受け渡しドラム271から図1における反時計方向に回転する第1ドラム281に受け渡され、続いて図1における時計方向に回転する第2ドラム282、反時計方向に回転するベルトループ283に順に引き渡される。記録媒体Pの後端が第2ドラム282とベルトループ283とのニップ部近傍に到達するとベルトループ283の回転方向が図1における時計方向に変更され、記録媒体Pは、受け渡しドラム222の搬送方向上流側で搬送ドラム211の搬送面に載置される。反転部28により当該搬送面上に載置された記録媒体Pは、画像が記録された面が搬送面に当接する状態で搬送ドラム211に再び保持される。
なお、反転部28の構成は上記に限られず、記録媒体Pの表裏を反転させて搬送ドラム211に引き渡すことが可能な種々の構成から適宜選択することができる。
排紙部30は、デリバリー部27により画像形成部20から送り出された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレー31を有する。
図3は、インクジェット記録装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置1は、加熱部23と、記録ヘッド駆動部241及び記録ヘッド242を有するヘッドユニット24と、定着部25と、画像読取部26と、制御部40と、搬送駆動部51と、操作表示部52と、入出力インターフェース53と、バス54などを備える。
記録ヘッド駆動部241は、記録ヘッド242の記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を供給することにより、記録ヘッド242のノズル243から画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)(記録制御手段、吐出不良検出手段)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)及び記憶部44を有する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。また、CPU41は、インクジェット記録装置1の全体動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM42は、不揮発性メモリーを含んでいても良い。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
記憶部44には、入出力インターフェース53を介して外部装置2から入力されたプリントジョブ(画像記録命令)及び当該プリントジョブに係る記録対象の通常画像の画像データ、ノズル243からのインク吐出不良の検査に用いられるテストチャートや、欠位置特定チャート(同定用画像)の画像データであるテスト画像データ、後述する吐き捨て帯の画像データである吐き捨て帯画像データ、画像読取部26から出力された撮像データなどが記憶される。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されても良い。
搬送駆動部51は、CPU41から供給される制御信号に基づいて搬送ドラム211の搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム211を所定の速度及びタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、CPU41から供給される制御信号に基づいて媒体供給部12、受け渡しユニット22、及びデリバリー部27を動作させるためのモーターに駆動信号を供給して、記録媒体Pの搬送部21への供給及び搬送部21からの排出を行わせる。また、搬送駆動部51は、CPU41から供給される制御信号に基づいて反転部28の第1ドラム281、第2ドラム282、及びベルトループ283を動作させ、反転部28により記録媒体Pの表裏を反転させる。
操作表示部52は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイといった表示装置と、操作キーや、表示装置の画面に重ねられて配置されたタッチパネルといった入力装置とを備える。操作表示部52は、表示装置において各種情報を表示させ、また入力装置に対するユーザーの入力操作を操作信号に変換して制御部40に出力する。
入出力インターフェース53は、外部装置2と制御部40との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース53は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか又はこれらの組み合わせで構成される。
バス54は、制御部40と他の構成との間で信号の送受信を行うための経路である。
外部装置2は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース53を介してプリントジョブ及び画像データ等を制御部40に供給する。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1における画像の記録、及びノズル243のインク吐出不良検査について説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置1では、記録媒体P上に記録対象の通常画像が記録されるとともに、当該記録媒体P上に、ノズル243のインク吐出不良を検出するためのテストチャート(テスト画像)が記録される。記録媒体Pに記録されたテストチャートは、画像読取部26により読み取られ、その読取結果に基づいてインク吐出不良の有無が検出される。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1では、ノズル243の開口部近傍におけるインクの溶媒の気化により当該開口部近傍のインクの粘度が増大して吐出不良といった不具合が生じるのを防止するために、記録媒体Pに対してノズル243からのインクの吐き捨て動作が行われる。この吐き捨て動作は、通常画像及びテスト画像が記録される記録媒体P上の、通常画像及びテスト画像と重ならない領域に対して行われる。以下では、吐き捨て動作により記録媒体P上に記録される画像を吐き捨て帯と記す。
図4は、インクジェット記録装置1により記録される通常画像、吐き捨て帯及びテスト画像の例を示す図である。
図4に示されるように、本実施形態では、記録媒体Pにおいてノズル243からのインク吐出の対象となり画像の記録が可能な記録領域60のうち、通常画像記録領域に記録対象の通常画像61が記録され、記録領域60のうち通常画像記録領域を除いた余白領域に、吐き捨て動作による吐き捨て帯62が記録され、またテストチャート63が記録される。ここでは、吐き捨て帯62は、通常画像記録領域の搬送方向下流側に記録され、テストチャート63は、通常画像記録領域の搬送方向上流側に記録される。
吐き捨て帯62は、Y,M,C,Kに対応するヘッドユニット24によりそれぞれ記録された色別吐き捨て帯62Y,62M,62C,62Kからなる。色別吐き捨て帯62Y,62M,62C,62Kは、搬送方向について互いに隣接し幅方向についてヘッドユニット24におけるノズル243の記録範囲に亘って延在する帯状の範囲に、互いに重ならないように記録される。吐き捨て帯62の幅方向の記録範囲は、通常画像61(従って通常画像記録範囲)の幅方向の記録範囲と等しくなっている。また、吐き捨て帯62全体の搬送方向についての幅は、約5mmである。
吐き捨て帯62が記録される吐き捨て動作では、各記録ヘッド242に設けられたノズル243の搬送方向の位置に応じて、記録媒体P上の搬送方向についての帯状の(長矩形状の)範囲に対してインクが吐出されるようにインク吐出タイミングが調整される。また、吐き捨て帯62の記録時には、テストチャート63の記録時において各ノズル243から吐出されるインク吐出量と略等しい量のインクが各ノズル243から吐出される。
なお、吐き捨て帯62の記録時におけるインク吐出量は、吐き捨て動作を強めたい場合、テストチャート63の記録時におけるインク吐出量に対して増加させても良い。逆に、インク消費量の抑制を優先し、テストチャート63の記録時よりインク吐出量を減少させても良い。
テストチャート63は、YMCKの各色のインクで各々記録された色別テストチャート63Y,63M,63C,63Kからなる。色別テストチャート63Y,63M,63C,63Kは、濃淡の判別がしやすい画像、例えば、各色で濃度が一定のハーフトーン画像である。テストチャート63の幅方向の記録範囲は、通常画像61(従って通常画像記録範囲)の幅方向の記録範囲と等しくなっている。また、色別テストチャート63Y,63M,63C,63Kの各々の搬送方向についての幅は、約5mmであり、図4のように4色の色別テストチャートからなるテストチャート63全体の搬送方向についての幅は、約20mmである。
テストチャート63は、通常画像記録範囲の外部に適宜記録可能であるが、通常画像記録範囲に対して搬送方向に所定の間隔を空けて記録することで、画像読取部26による読取タイミングを容易に制御可能とするとともに、記録媒体Pの搬送速度に応じた適切な時間間隔でこのテストチャート63の読み取りや解析に係る動作が無理なく行われる。
テストチャート63は、画像読取部26により読み取られる。画像読取部26によるこのテストチャート63の撮像データは、制御部40のRAM42に一時記憶されて、当該制御部40のCPU41によるインク吐出不良の検出に用いられる。
ヘッドユニット24に不良ノズルがあって当該不良ノズルからのインク着弾位置における濃度が低下すると、記録されたテストチャート63に色むらが生じる。この色むらは、テストチャート63の撮像データから制御部40により検出される。ここで、上述のように、画像読取部26のラインセンサーの読み取り解像度は、ノズル配列よりも粗い。従って、テストチャート63からは、色むらを生じさせる要因となっている不良ノズルは、複数のノズル243を単位としたブロックで特定され得る。あるいは、この段階では、不良ノズルの有無のみが判別されるだけであっても良い。
インク吐出不良検査においてテストチャート63に色むらが検出された場合にそのまま次の記録媒体Pに対して画像の記録を行うと、不良ノズルのインク吐出不良が回復しない限り再度当該不良ノズルに起因した画質不良が生じる。このため、インクジェット記録装置1では、テストチャート63に色むらが検出された場合には、以下の色むら対応動作が行われる。
色むら対応動作では、まず記録媒体Pを一枚用いて各ノズル243を単位としてインク吐出不良の検出を行うための欠位置特定チャートが出力される。そして、この欠位置特定チャートの画像が画像読取部26により読み取られて制御部40により解析されることでインクの欠位置が特定されて、不良ノズルが同定される。
ここで、欠位置特定チャートは、例えばヘッドユニット24が有する複数のノズル243の各々から吐出されたインクにより記録された複数のラインからなるラインパターンとすることができる。このラインパターンを読み取って得られた撮像データにおいて、欠損したラインやノズル243と対応する適正な位置に記録されていないラインがある場合には、当該ラインに対応するノズル243が不良ノズルとして特定される。
不良ノズルが同定されると、不良ノズルからのインクを非吐出とするとともに、不良ノズルにより吐出されるはずのインクを、この不良ノズルの周辺のノズル243からの吐出インク量を増加させることにより補完する補完処理の設定が行われる。この補完処理では、不良ノズルからのインク吐出が行われないように、かつ周辺のノズル243からのインク吐出量が不良ノズルから非吐出となるインク量に応じて増加するように通常画像61に係る画像データ及びテストチャート63に係るテスト画像データが補正される。そして、以降、補正された画像データ及びテスト画像データにより画像の記録が行われる。
なお、検出されたインク吐出不良が、補完処理によっては適正な画質での画像の記録を行うことが困難なものである場合には、補完処理の設定に代えて、インク吐出不良を回復させるためのメンテナンス処理が行われても良い。このメンテナンス処理としては、例えば、記録ヘッド242内のインクを加圧することによりノズル243から強制的にインクを吐出させる処理、記録ヘッド242のノズル243から強制的にインクを吸引する処理、及び薬液を含ませたワイピングクロスにより記録ヘッド242のインク吐出面を清掃する処理などが挙げられる。
次に、テストチャート63及び吐き捨て動作に係る吐き捨て帯62の記録に係る設定(以下では、記録設定と記す)について説明する。
本実施形態のインクジェット記録装置1では、テストチャート63の記録設定により、記録媒体Pに記録するテストチャート63の色(記録する色別テストチャート)が定められる。即ち、インクの色(種別)によってインク吐出不良の生じやすさが異なる場合に、インク吐出不良が生じやすい色のインクについてのみ色別テストチャートを記録するように設定したり、通常画像の記録に用いられる色のインクについてのみ色別テストチャートを記録するように設定したり、複数の記録媒体Pの各々に対して、Y,M,C,Kのうち一色のインクの色別テストチャートのみからなるテストチャート63を一色ずつ順番に記録するように設定したりすることができる。
このテストチャート63の記録設定は、例えば、予め記憶部44に記憶された各色のインクについてのインク吐出不良の生じやすさに係るデータや、プリントジョブにより記録が指示された通常画像の画像データに基づいて(例えば各色のインクの使用の有無や使用量に応じて)、CPU41により行われる。あるいは、外部装置2や操作表示部52から制御部40に入力された当該記録設定に係るデータに基づいて行われても良い。
ところで、テストチャート63(色別テストチャート)の記録では、ヘッドユニット24の各ノズルから吐き捨て動作と同様の効果を奏する量のインクが吐出される。
そこで、本実施形態では、テストチャート63の記録設定に応じて、吐き捨て帯62の記録設定がなされる。即ち、吐き捨て帯62の記録設定では、テストチャート63の記録に用いられるインクの色に応じて、各記録媒体Pに対して記録される吐き捨て帯62の色(従って、吐き捨て動作を行うヘッドユニット24)が定められる。
この吐き捨て帯62の記録設定は、テストチャート63の記録設定に基づいてCPU41により行われる。あるいは、外部装置2や操作表示部52から制御部40に入力された当該記録設定に係るデータに基づいて行われても良い。
図5は、記録設定に従って記録される吐き捨て帯62及びテストチャート63の第1の例を示す図である。図5では、記録媒体Pにおいてテストチャート63の記録に用いられないインクの色に対応するヘッドユニット24により当該記録媒体Pに対して吐き捨て動作が行われて吐き捨て帯62が記録される。これにより、各記録媒体Pに対する画像の記録において、4色のヘッドユニット24の各々により、吐き捨て帯62及びテストチャート63のうち何れか一方が記録される。
例えば、図5(a)のテストチャート63は、M,C,Kのヘッドユニット24により記録された色別テストチャート63M,63C,63Kからなり、吐き捨て帯62は、テストチャート63の記録に用いられないYのヘッドユニット24により記録された色別吐き捨て帯62Yのみからなる。
また、図5(b)のテストチャート63は、C,Kのヘッドユニット24により記録された色別テストチャート63C,63Kからなり、吐き捨て帯62は、テストチャート63の記録に用いられないY,Mのヘッドユニット24により記録された色別吐き捨て帯62Y,62Mからなる。
また、図5(c)のテストチャート63は、Kのヘッドユニット24により記録された色別テストチャート63Kのみからなり、吐き捨て帯62は、テストチャート63の記録に用いられないY,M,Cのヘッドユニット24により記録された色別吐き捨て帯62Y,62M,62Cからなる。
テストチャート63及び吐き捨て帯62の記録設定は、複数の記録媒体Pの各々に対して同一のテストチャート63及び吐き捨て帯62を記録させるものに限られず、例えば、連続して通常画像61の記録の対象となる複数の記録媒体P(記録領域60)の各々に対して、テストチャート63及び吐き捨て帯62の少なくとも一方が異なる画像を順次記録させるような設定とすることもできる。この場合には、4つのヘッドユニット24の各々について定められた頻度で各ヘッドユニット24によるテストチャート63の記録が行われ、また、4つのヘッドユニット24の各々により、テストチャート63の記録の頻度が高いヘッドユニット24ほど低い頻度で吐き捨て動作が行われて吐き捨て帯62が記録される。
以下では、複数の記録媒体Pの各々に記録されるテストチャート63及び吐き捨て帯62の組み合わせが同一でない場合の他の例について図6〜図8を用いて説明する。
図6は、記録設定に従って記録される吐き捨て帯62及びテストチャート63の第2の例を示す図である。図6に示される例では、複数の記録媒体Pの各々に対して、Y(図6(a)),M(図6(b)),C(図6(c)),K(図6(d))の色の色別テストチャートのみからなるテストチャート63がこの順番に記録され、C(図6(a)),K(図6(b)),Y(図6(c)),M(図6(d))の色の部分吐き捨て帯のみからなる吐き捨て帯62がこの順番に記録される。従って、4色のヘッドユニット24の各々により、1枚おきの記録媒体Pに対して吐き捨て動作とテストチャート63の記録とが交互に行われる。
なお、複数の記録媒体Pの各々の表面に画像を記録していく態様に代えて、複数の記録媒体Pの表面及び裏面に各々画像を記録しても良い。例えば、奇数枚目の記録媒体Pの表面及び裏面にそれぞれ図6(a)、図6(b)の画像を記録し、偶数枚目の記録媒体Pの表面及び裏面にそれぞれ図6(c)、図6(d)の画像を記録しても良い。
この場合、テストチャート63の読み取り時において反対側の面に記録された吐き捨て帯62が透けて読み取られる不具合が生じないよう、記録媒体Pの一方の面に記録された吐き捨て帯62と他方の面に記録されたテストチャート63とが重ならないようにすることが好ましい。
このように記録媒体Pの両面に対する記録を行う場合は、表面に対する画像の記録が完了した記録媒体Pの表裏を反転部28により反転させて搬送ドラム211の搬送面に載置し、当該記録媒体Pの裏面に対する画像の記録を行えば良い。
図7は、記録設定に従って記録される吐き捨て帯62及びテストチャート63の第3の例を示す図である。図7では、各色のインクの増粘による不具合が発生し得る最小時間が同一でない場合の吐き捨て帯62及びテストチャート63の記録設定の例が示されている。
図7(a)は、4つのヘッドユニット24のノズル243において最後にインクが吐出されてから増粘による不具合が発生し得る最小時間の例を示す。ここでは、Y,M,C,Kに各々対応するヘッドユニット24における増粘による不具合発生までの最小時間が、それぞれ1秒、1秒、2秒、2秒となっている。また、複数の記録媒体Pに対して連続して画像の記録を行うときに、1秒ごとに各記録媒体Pに対する記録動作が開始されるものとする。
この場合には、各ヘッドユニット24について、吐き捨て動作及びテストチャート63の記録が何れも行わない状態の継続時間が、インクの種別に応じた上記のデキャップまでの最小時間に相当する最大待機時間以下となるように吐き捨て帯62及びテストチャート63の記録設定が行われる。即ち、複数の記録媒体Pの各々に対して、色別テストチャート63Y,63Mからなるテストチャート63(図7(b))と、色別テストチャート63C,63Kからなるテストチャート63(図7(c))とが交互に記録され、また、各記録媒体Pに対して常に部分吐き捨て帯62Y,62Mからなる吐き捨て帯62が記録される(図7(b)及び図7(c))。これにより、Y,Mの色のヘッドユニット24により1秒ごとに吐き捨て帯62が記録されるため、Y,Mの色のインクのデキャップの発生が防止される。また、C,Kの色のヘッドユニット24により2秒ごとにテストチャート63が記録されるため、C,Kの色のインクのデキャップの発生が防止される。
図8は、記録設定に従って記録される吐き捨て帯62及びテストチャート63の第4の例を示す図である。図8では、各色のインクの増粘による不具合が発生し得る最小時間が図7と一部異なっている。即ち、図8(a)に示されるように、Y,M,C,Kに各々対応するヘッドユニット24における増粘による不具合発生までの最小時間が、それぞれ1秒、2秒、2秒、2秒となっている。
この場合には、複数の記録媒体Pの各々に対して、色別テストチャート63Y,63Mからなるテストチャート63(図8(b))と、色別テストチャート63C,63Kからなるテストチャート63(図8(c))とが交互に記録され、また、各記録媒体Pに対して常に部分吐き捨て帯62Yのみからなる吐き捨て帯62が記録される(図8(b)及び図8(c))。これにより、Yの色のヘッドユニット24により1秒ごとに吐き捨て帯62が記録されるため、Yの色のインクの増粘による不具合の発生が防止される。また、M,C,Kの色のヘッドユニット24により2秒ごとにテストチャート63が記録されるため、C,Kの色のインクの増粘による不具合の発生が防止される。
なお、増粘による不具合が発生し得る最小時間に応じて行われる吐き捨て帯62及びテストチャート63の記録設定は、図7及び図8に示した例に限られず、複数の記録媒体Pに対する記録動作の周期と、各ヘッドユニット24における増粘による不具合発生までの最小時間に応じて、各色のヘッドユニット24による吐き捨て帯62及びテストチャート63の記録間隔が増粘による不具合発生までの最小時間を超えないように適宜変更することができる。
また、図4〜図7では、通常画像記録領域の搬送方向下流側に吐き捨て帯62が記録され、上流側にテストチャート63が記録されているが、吐き捨て帯62及びテストチャート63の双方を通常画像記録領域の上流側に記録しても良く、また、吐き捨て帯62及びテストチャート63の双方を通常画像記録領域の下流側に記録しても良い。これにより、記録媒体Pの一箇所を裁断することにより通常画像61のみが記録された記録媒体を得ることができる。
続いて、インクジェット記録装置1において行われる画像記録処理のCPU41による制御手順について説明する。
図9は、画像記録処理の制御手順を示すフローチャートである。
この画像記録処理は、例えば入出力インターフェース53を介して外部装置2からプリントジョブ及び通常画像61の画像データが制御部40に入力された場合に実行される。画像記録処理の開始に先立って、CPU41は、搬送駆動部51に制御信号を出力して当該搬送駆動部51により搬送ドラム211の回転を開始させる。
画像記録処理が開始されると、CPU41は、テストチャート63及び吐き捨て帯62の記録設定を行う(ステップS101)。ここでは、CPU41は、各色のインクについてのインク吐出不良の生じやすさに係るデータや、プリントジョブに係る画像データから算出した各ヘッドユニット24の使用頻度に応じて、各記録媒体Pに記録するテストチャート63を構成する色別テストチャートの種別を設定する。また、テストチャート63の記録設定に応じて、上述した方法で各記録媒体Pに記録する吐き捨て帯62を構成する色別吐き捨て帯の種別を設定する。
CPU41は、通常画像61の画像データ、吐き捨て帯62の吐き捨て帯画像データ、テストチャート63のテスト画像データ、及びステップS101で行われた記録設定に基づいて、ヘッドユニット24により吐き捨て帯62、通常画像61及びテストチャート63を記録させる(ステップS102)(記録ステップ)。即ち、CPU41は、搬送駆動部51に制御信号を出力して当該搬送駆動部51により給紙部10及び画像形成部20の各部を動作させて搬送ドラム211上に記録媒体Pを供給させ、記録媒体Pの搬送を開始させる。そして、CPU41は、上記の画像データ、吐き捨て帯画像データ及びテスト画像データを記録ヘッド駆動部241に供給して、搬送ドラム211の回転に応じた適切なタイミングで記録ヘッド駆動部241により駆動波形の電圧信号を記録ヘッド242に出力させることで、搬送ドラム211により搬送される記録媒体P上にヘッドユニット24のノズル243からインクを吐出させて記録媒体Pの記録領域60に吐き捨て帯62、通常画像61及びテストチャート63を記録させる。なお、通常画像61の画像データ、吐き捨て帯画像データ及びテストチャート63のテスト画像データは、予め合成されて一つの合成画像データとされても良いし、合成されずに、吐き捨て帯62、通常画像61及びテストチャート63の各々の記録開始タイミングに合わせて各々記録ヘッド駆動部241に供給されても良い。
CPU41は、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送させながら画像読取部26により適切な間隔で繰り返し記録媒体Pに記録されたテストチャート63を読み取らせ、撮像データを取得して記憶部44に記憶させる(ステップS103)。
CPU41は、テストチャート63の撮像データから色むらの検出を行い(ステップS104)、テストチャート63の何れかの色別テストチャートにおいて色むらが検出されたか否かを判別する(ステップS105)。
色むらが検出されたと判別された場合には(ステップS105で“YES”)、CPU41は、搬送駆動部51に制御信号を出力して記録媒体Pを排紙トレー31に排出させ(ステップS106)、後述する色むら対応処理を実行する(ステップS107)。
色むらが検出されていないと判別された場合には(ステップS105で“NO”)、CPU41は、搬送駆動部51に制御信号を出力して記録媒体Pを排紙トレー31に排出させる(ステップS109)。
ステップS107又はステップS109の処理が終了すると、CPU41は、全てのプリントジョブに係る実行命令が完了したか否かを判別する(ステップS108)。未完了の実行命令があると判別された場合には(ステップS108で“NO”)、CPU41は、処理をステップS102に移行させる。全てのプリントジョブに係る実行命令が完了したと判別された場合には(ステップS108で“YES”)、CPU41は、画像記録処理を終了させる。
図10は、色むら対応処理の制御手順を示すフローチャートである。
色むら対応処理が開始されると、CPU41は、不良記録素子を特定するための欠位置特定チャートをヘッドユニット24により記録媒体P上に記録させる(ステップS201)。即ち、CPU41は、搬送ドラム211の回転に応じて欠位置特定チャートに係るテスト画像データを記録ヘッド駆動部241に供給することで、記録媒体Pに欠位置特定チャートを記録させる。
CPU41は、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送させながら画像読取部26により適切な間隔で繰り返し記録媒体Pに記録された欠位置特定チャートを読み取らせ、撮像データを取得して記憶部44に記憶させる(ステップS202)。
CPU41は、欠位置特定チャートから欠位置を特定して不良ノズルを同定する(ステップS203)。
CPU41は、同定された吐出ノズルによるインク吐出量の不足を周辺のノズル243からのインク吐出で補完する補完設定を行う(ステップS204)。即ち、CPU41は、不良ノズルからのインク吐出が行われないように、また周辺のノズル243からのインク吐出量が不良ノズルから非吐出となるインク量に応じて増加するように、次回の画像記録処理で記録される通常画像の画像データ及びテストチャート63に係るテスト画像データを補正する。ステップS204の処理が終了すると、CPU41は、色むら対応処理を終了させる。色むら対応処理の終了後、次回の画像記録処理が開始された場合には、CPU41は、画像記録の際に補完設定に基づいて各ノズル243のインク吐出量を調整する。
以上のように、本実施形態に係るインクジェット記録装置1は、記録媒体P上にノズル243からインクを吐出するヘッドユニット24と、記録媒体Pにおけるノズル243からのインク吐出の対象となる一の記録領域60のうち記録対象の通常画像61が記録されない余白領域内に対して、ヘッドユニット24により、ノズル243からインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及びノズル243からのインク吐出によるテストチャート63の記録を行わせる記録制御手段としてのCPU41と、を備える。
このような構成によれば、記録媒体Pの余白領域を利用して吐き捨て動作及びテストチャート63の記録を行うことができる。よって、記録媒体Pに吐き捨て動作による吐き捨て帯62及び/又はテストチャート63のみを記録して廃棄する態様と比較して、損紙(破棄される記録媒体P)の発生を抑制することができる。また、吐き捨て帯62及びテストチャート63の記録頻度によらず各記録媒体Pに通常画像61を記録できるため、通常画像を高効率で記録することができる。また、通常画像61の記録が行われる毎に吐き捨て動作が行われるとともにテストチャート63が記録されるため、ノズル243におけるインクの増粘による不具合の発生を抑制して記録画像の画質の低下を抑制できるとともに、ノズル243からのインクの吐出不良を早期に検出することができる。
また、インクジェット記録装置1は、記録媒体Pを搬送する搬送部21を備え、ヘッドユニット24は、搬送部21による記録媒体Pの搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数のノズル243を有し、搬送部21により搬送される記録媒体Pに対して複数のノズル243から各々インクを吐出し、CPU41は、ヘッドユニット24により、一の記録領域60内で通常画像61が記録される通常画像記録領域の搬送方向について下流側に対して吐き捨て動作を行わせ、通常画像記録領域の搬送方向について上流側にテストチャート63を記録させる(記録制御手段)。
このような構成によれば、吐き捨て動作によりインクの粘度が適切な状態となった直後のノズル243により通常画像61を記録することができるため、通常画像61の画質低下をより効果的に抑制することができる。また、通常画像61より後にテストチャート63が記録されるため、通常画像61の記録の途中で生じたノズル243の吐出不良等の不具合を検出することができる。この結果、テストチャート63を解析することにより、通常画像61の記録の一部が、上記不具合が生じている状態で行われたか否かを判別することができる。
また、インクジェット記録装置1は、ノズル243から吐出されるインクの色が互いに異なる複数のヘッドユニット24を備え、CPU41は、複数のヘッドユニット24の少なくとも一部により余白領域内にテストチャート63を記録させ、複数のヘッドユニット24のうちテストチャート63の記録に用いられるインクの色に応じた少なくとも一部により余白領域内に対して吐き捨て動作を行わせる(記録制御手段)。これにより、各記録媒体P上に全てのヘッドユニット24によりテストチャート63の記録及び吐き捨て動作を行う場合と比較して、通常画像61の記録領域を広げることができる。
また、CPU41は、複数のヘッドユニット24のうち一の記録領域60におけるテストチャート63の記録に用いないヘッドユニット24により上記一の記録領域60内に対して吐き捨て動作を行わせる(記録制御手段)。これにより、記録媒体Pにおいてテストチャート63の記録に用いられないヘッドユニット24のノズル243におけるインクの増粘による不具合の発生を、吐き捨て動作を行うことによって抑制することができる。この結果、通常画像記録領域を広く確保しつつ通常画像61の画質の低下を効果的に抑制することができる。
また、CPU41は、搬送方向について連続して通常画像61の記録の対象となる複数の記録領域60において、複数のヘッドユニット24の各々について定められた頻度で当該複数のヘッドユニット24の各々によりテストチャート63を記録させ、複数のヘッドユニット24の各々により、テストチャート63の記録の頻度が高いヘッドユニット24ほど低い頻度で吐き捨て動作を行わせる(記録制御手段)。このように、ノズル243におけるインクの増粘による不具合が生じない範囲で複数の記録媒体P(記録領域60)に亘って吐き捨て動作の頻度及びテストチャート63の記録頻度を調整することにより、一の記録領域60において吐き捨て動作及びテストチャート63の記録に用いられるヘッドユニット24の数を低減させることができる。この結果、吐き捨て帯62及びテストチャート63が記録される領域を小さくして通常画像記録領域を広げることができる。
また、CPU41は、吐き捨て動作及びテストチャート63の記録が何れも行われない状態の継続時間がインクの種別に応じた最大待機時間以内となるように複数のヘッドユニット24の各々により吐き捨て動作を行わせる(記録制御手段)。これにより、ノズル243におけるインクの増粘による不具合の発生を確実に抑制することができる。
また、CPU41は、ヘッドユニット24により、一の記録領域60内で通常画像61が記録される通常画像記録領域の搬送方向について上流側又は下流側に対して吐き捨て動作を行わせ、通常画像記録領域の搬送方向について上流側又は下流側にテストチャート63を記録させる(記録制御手段)。このような構成によれば、搬送方向についての通常画像記録領域の幅を広げることができる。
また、CPU41は、余白領域内に内に対して二以上のヘッドユニット24により吐き捨て動作を行わせる場合に、当該二以上のヘッドユニット24により上記余白領域内の互いに重ならない領域に対してそれぞれ吐き捨て動作を行わせる(記録制御手段)。これにより、各色別吐き捨て帯のインクを記録媒体Pに浸透しやすくすることができる。また、各色別吐き捨て帯のインクの定着部25による定着が不十分となる不具合の発生を抑制することができる。
また、CPU41は、記録媒体Pの一方の面における記録領域60に対してヘッドユニット24により吐き捨て動作及びテストチャート63の記録を行わせ、当該記録媒体Pの他方の面における記録領域60のうち一方の面におけるテストチャート63が記録された領域と重ならない領域内に対してヘッドユニット24により吐き捨て動作を行わせ、他方の面における記録領域60のうち一方の面において吐き捨て動作が行われた領域と重ならない領域内にヘッドユニット24によりテストチャート63を記録させる(記録制御手段)。これにより、テストチャート63の読み取り時において反対側の面に記録された吐き捨て帯62が透けて読み取られる不具合の発生を抑制することができる。
また、インクジェット記録装置1は、テストチャート63を読み取る画像読取部26を備え、CPU41は、画像読取部26によるテストチャート63の読取結果に基づいてノズル243からの吐出不良の有無を判別する(吐出不良検出手段)。これにより、インクジェット記録装置1においてノズル243からのインクの吐出不良を早期に検出することができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1の制御方法は、記録媒体Pにおけるノズル243からのインク吐出の対象となる一の記録領域60のうち記録対象の通常画像61が記録されない余白領域内に対して、ヘッドユニット24により、ノズル243からインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及びノズル243からインク吐出によるテストチャート63の記録を行わせる記録ステップを含む。これにより、破棄される記録媒体Pの発生を抑制することができるとともに、通常画像を高効率で記録することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。本変形例は、テストチャート63の記録設定に応じた吐き捨て帯62の記録設定が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態との相違点について説明する。
上記実施形態では、テストチャート63の記録が吐き捨て動作と同様の効果を奏することに着目して、テストチャート63の記録に用いられるインクの色に応じて各色別吐き捨て帯の記録頻度、即ち各ヘッドユニット24による吐き捨て動作の実行頻度を低くした。これに対し、本変形例では、各記録媒体Pにおいてテストチャート63の記録に用いられるヘッドユニット24と同一のヘッドユニット24により、テストチャート63の記録よりも前に吐き捨て動作が行われて吐き捨て帯62が記録される。
図11は、本変形例で記録される吐き捨て帯62及びテストチャート63の例を示す図である。
図11(a)のテストチャート63は、M,C,Kのヘッドユニット24により記録された色別テストチャート63M,63C,63Kからなり、吐き捨て帯62は、テストチャート63と同一のヘッドユニット24により記録された色別吐き捨て帯62M,62C,62Kからなる。
また、図11(b)のテストチャート63は、C,Kのヘッドユニット24により記録された色別テストチャート63C,63Kからなり、吐き捨て帯62は、テストチャート63と同一のヘッドユニット24により記録された色別吐き捨て帯62C,62Kからなる。
また、図11(c)のテストチャート63は、Kのヘッドユニット24により記録された色別テストチャート63Kのみからなり、吐き捨て帯62は、テストチャート63と同一のKのヘッドユニット24により記録された色別吐き捨て帯62Kのみからなる。
このようにテストチャート63と同色のインクにより吐き捨て帯62を記録することで、吐き捨てによりインクの増粘が解消された状態のノズル243によりテストチャート63の記録が行われる。
以上のように、本変形例では、CPU41は、複数のヘッドユニット24のうち記録領域60の余白領域内におけるテストチャート63の記録に用いるヘッドユニット24により、当該余白領域内のうちテストチャート63よりも搬送方向について下流側に対して吐き捨て動作を行わせる(記録制御手段)。これにより、吐き捨て動作によりインクの増粘が解消された状態のノズル243によりテストチャート63の記録を行うことができる。この結果、吐き捨て動作により解消される程度の吐出不良を予め解消させた上でテストチャート63を用いた吐出不良の検出といった各種検査を行うことができるため、当該検査において吐出不良に起因して不具合があると判別される頻度を低減させることができる。これにより、色むら対応処理等の、不具合に対応する処理の実行頻度を低減させて、より高効率で通常画像を記録することができる。
また、CPU41は、ヘッドユニット24により、一の記録領域60内で通常画像61が記録される通常画像記録領域の搬送方向について下流側に対して吐き捨て動作を行わせ、通常画像記録領域の搬送方向について上流側にテストチャート63を記録させる(記録制御手段)。このような構成によれば、吐き捨て動作によりインクの粘度が適切な状態となった直後のノズル243により通常画像61を記録することができるため、通常画像61の画質低下をより効果的に抑制することができる。また、通常画像61より後にテストチャート63が記録されるため、通常画像61の記録の途中で生じたノズル243の吐出不良等の不具合を検出することができる。この結果、テストチャート63を解析することにより、通常画像61の記録の一部が、上記不具合が生じている状態で行われたか否かを判別することができる。
なお、本発明は、上記実施形態及び各変形例に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態及び変形例では、テスト画像としてハーフトーン画像からなるテストチャート63を記録する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではなく、テスト画像は、通常画像の記録に用いられる各ノズル243からのインク吐出により記録される他の画像であっても良い。例えば、テスト画像として欠位置特定チャートを記録し、当該欠位置特定チャートの画像読取部26による読取結果から不良ノズルの有無を判別しても良い。
また、上記実施形態では、吐き捨て帯画像データをヘッドユニット24に供給することで吐き捨て動作が行われる例を用いて説明したが、吐き捨て動作は、画像データを用いずに所定の駆動信号を所定の頻度で記録ヘッド242の記録素子に供給することで行われても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、複数のヘッドユニット24がそれぞれ互いに異なる色のインクをノズル243から吐出する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではなく、複数のヘッドユニット24がそれぞれ互いに異なる種別のインクをノズル243から吐出する構成とすることができる。ここで、インクの種別は、例えば、色、粘度、融点、定着の方式といったインクの材質に応じた特性により定められるものとすることができる。
また、上記実施形態及び変形例では、記録媒体Pとして枚葉紙を用いる例を挙げて説明したが、記録媒体Pは、連帳用紙や、ロールトゥロール方式などで供給される媒体などの連続紙であっても良い。これらの場合には、記録媒体において搬送方向について連続して通常画像の記録の対象となる複数の記録領域60の各々に、当該記録領域に対して通常画像61、吐き捨て帯62及びテストチャート63が記録される。
また、上記実施形態及び変形例では、インクジェット記録装置1が画像読取部26を備える例を用いて説明したが、これに代えて、インクジェット記録装置1の外部に別個に設けられた画像読取装置によりテストチャート63の読み取りを行っても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、搬送ドラム211により記録媒体Pを搬送する例を用いて説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、2本のローラーに支持されローラーの回転に応じて移動する搬送ベルトにより記録媒体Pを搬送する画像記録装置に本発明を適用しても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、記録媒体Pにおける幅方向の画像の記録範囲に亘ってノズル243が配列されたラインヘッドにより画像を記録するインクジェット記録装置1を例に挙げて説明したが、記録ヘッドを走査させながら画像の記録を行うインクジェット記録装置に本発明を適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
1 インクジェット記録装置
2 外部装置
10 給紙部
11 給紙トレー
12 媒体供給部
20 画像形成部
21 搬送部
211 搬送ドラム
22 受け渡しユニット
23 加熱部
24 ヘッドユニット
241 記録ヘッド駆動部
242 記録ヘッド
243 ノズル
25 定着部
26 画像読取部
27 デリバリー部
28 反転部
30 排紙部
31 排紙トレー
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 記憶部
51 搬送駆動部
52 操作表示部
53 入出力インターフェース
54 バス
60 記録領域
61 通常画像
62 吐き捨て帯
62Y,62M,62C,62K 色別吐き捨て帯
63 テストチャート
63Y,63M,63C,63K 色別テストチャート
P 記録媒体

Claims (14)

  1. 記録媒体上にノズルからインクを吐出するインク吐出部と、
    記録媒体における前記ノズルからのインク吐出の対象となる一の記録領域のうち記録対象の通常画像が記録されない余白領域内に対して、前記インク吐出部により、前記ノズルからインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及び前記ノズルからのインク吐出による所定のテスト画像の記録を行わせる記録制御手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
    前記インク吐出部は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数の前記ノズルを有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して前記複数のノズルから各々インクを吐出し、
    前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記一の記録領域内で前記通常画像が記録される通常画像記録領域の前記搬送方向について下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側に前記テスト画像を記録させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ノズルから吐出されるインクの種別が互いに異なる複数の前記インク吐出部を備え、
    前記記録制御手段は、前記複数のインク吐出部の少なくとも一部により前記余白領域内に前記テスト画像を記録させ、前記複数のインク吐出部のうち前記テスト画像の記録に用いられるインクの種別に応じた少なくとも一部により前記余白領域内に対して前記吐き捨て動作を行わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録制御手段は、前記複数のインク吐出部のうち前記一の記録領域における前記テスト画像の記録に用いないインク吐出部により前記一の記録領域内に対して前記吐き捨て動作を行わせることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
    前記記録制御手段は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向について連続して前記通常画像の記録の対象となる複数の前記記録領域において、前記複数のインク吐出部の各々について定められた頻度で当該複数のインク吐出部の各々により前記テスト画像を記録させ、前記複数のインク吐出部の各々により、前記テスト画像の記録に用いられる頻度が高いインク吐出部ほど低い頻度で前記吐き捨て動作を行わせる
    ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記記録制御手段は、前記吐き捨て動作及び前記テスト画像の記録が何れも行われない状態の継続時間がインクの種別に応じた最大待機時間以下となるように前記複数のインク吐出部の各々により前記吐き捨て動作を行わせることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
    前記複数のインク吐出部の各々は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数の前記ノズルを有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して前記複数のノズルから各々インクを吐出し、
    前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記一の記録領域内で前記通常画像が記録される通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側又は下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側又は下流側に前記テスト画像を記録させる
    ことを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記通常画像記録領域の前記下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記上流側に前記テスト画像を記録させることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 記録媒体を搬送する搬送手段を備え、
    前記複数のインク吐出部の各々は、前記搬送手段による記録媒体の搬送方向と交差する幅方向について所定の記録幅に亘って配列された複数の前記ノズルを有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対して前記複数のノズルから各々インクを吐出し、
    前記記録制御手段は、前記複数のインク吐出部のうち前記一の記録領域の前記余白領域内における前記テスト画像の記録に用いるインク吐出部により、当該余白領域内のうち前記テスト画像よりも前記搬送方向について下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせる
    ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記記録制御手段は、前記インク吐出部により、前記一の記録領域内で前記通常画像が記録される通常画像記録領域の前記搬送方向について下流側に対して前記吐き捨て動作を行わせ、前記通常画像記録領域の前記搬送方向について上流側に前記テスト画像を記録させることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記記録制御手段は、前記余白領域内に対して二以上の前記インク吐出部により前記吐き捨て動作を行わせる場合に、当該二以上のインク吐出部により前記余白領域内の互いに重ならない領域に対してそれぞれ前記吐き捨て動作を行わせることを特徴とする請求項3〜10の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記記録制御手段は、前記記録媒体の一方の面における記録領域に対して前記インク吐出部により前記吐き捨て動作及び前記テスト画像の記録を行わせ、当該記録媒体の他方の面における記録領域のうち前記一方の面における前記テスト画像が記録された領域と重ならない領域内に対して前記インク吐出部により前記吐き捨て動作を行わせ、前記他方の面における前記記録領域のうち前記一方の面において前記吐き捨て動作が行われた領域と重ならない領域内に前記インク吐出部により前記テスト画像を記録させることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記テスト画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段による前記テスト画像の読取結果に基づいて前記ノズルからの吐出不良の有無を判別する吐出不良検出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  14. 記録媒体上にノズルからインクを吐出するインク吐出部を備えたインクジェット記録装置の制御方法であって、
    記録媒体における前記ノズルからのインク吐出の対象となる一の記録領域のうち記録対象の通常画像が記録されない余白領域内に対して、前記インク吐出部により、前記ノズルからインクを吐き捨てる吐き捨て動作、及び前記ノズルからのインク吐出による所定のテスト画像の記録を行わせる記録ステップを含む
    ことを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
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