JP2017127389A - 洗面化粧台 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解水がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着することを抑えるとともに、歯ブラシにおける細菌の繁殖を抑制することができる洗面化粧台を提供する。【解決手段】ボウル部111を有する洗面台110と、ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置120と、水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、電解水を霧状に吐出する電解水吐水部を有する電解水吐出装置130と、電解水吐水部から吐出されている最中の電解水のうちで電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する電解水に光を照射する照射部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明の態様は、一般的に、洗面化粧台に関する。
一般的に、排水口が設けられたボウル部を有する洗面台と、ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置と、を備えた洗面化粧台が知られている。また、除菌作用を有する機能水を生成する電解水生成手段と、電解水生成手段により生成された機能水を水周り設備に散布する電解水散布手段と、を備えた水周り設備洗浄装置が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された電解水生成手段は、塩化物イオン含有水(例えば水道水)を電気分解して遊離塩素含有水(電解水)を生成する。特許文献1に記載された水周り設備洗浄装置によれば、電解水を対象物へ吐出することにより、対象物における菌の繁殖を抑えることができる。
また、例えば使用者の口内に入れる歯ブラシに電解水を吐出し、歯ブラシの衛生性を担保する検討が行われている。歯ブラシの先端、根元および内部を除菌するためには、一定量の電解水が必要である。しかし、多量の電解水を生成するためには、大型あるいは多量の電極を必要とし、多量の水道水に電圧を印加する必要がある。そのため、比較的短い時間に多量の電解水を生成することは困難である。
本発明者の得た知見によれば、少量の電解水によって歯ブラシの先端、根元および内部を除菌するためには、電解水を霧状に吐出し、吐出される電解水の流速を高め、比較的長い時間にわたって電解水を吐出することが効果的である。
しかし、霧状に電解水を吐出すると、使用者が電解水を視認しづらくなり、吐出された電解水に歯ブラシを当てにくくなるという問題がある。使用者は、電解水を視認しづらいと、吐出された電解水に歯ブラシを確実に当てるために、電解水を吐出する吐出部の近傍の位置に歯ブラシを持っていく傾向がある。このとき、電解水の吐出部がボウル部の縁部よりも上方に設けられている場合には、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水が飛び散り、ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着する。ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着した電解水が乾燥すると、水垢がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに発生することがある。
特開平10−28721号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、電解水がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着することを抑えるとともに、歯ブラシにおける細菌の繁殖を抑制することができる洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明は、ボウル部を有する洗面台と、前記ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置と、前記水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、前記電解水を霧状に吐出する電解水吐水部を有する電解水吐出装置と、前記電解水吐水部から吐出されている最中の前記電解水のうちで前記電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する前記電解水に光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、照射部が電解水吐水部から吐出されている最中の電解水のうちで電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する電解水に光を照射するため、光が照射された所定範囲に歯ブラシを誘導することができる。照射部から照射された光により、歯ブラシによる電解水の跳ね返りが発生しても、跳ね返った電解水がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着しにくい位置に歯ブラシを誘導することができる。これにより、電解水が歯ブラシにおいて跳ね返り、飛び散ることで、ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着することを抑えることができる。また、使用者は、電解水吐水部から吐出された電解水に歯ブラシをしっかりと当てることができるため、歯ブラシにおける細菌の繁殖を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記所定範囲は、前記ボウル部の縁部よりも下方の範囲を含むことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、照射部は、ボウル部の縁部よりも下方の範囲を含む所定範囲に光を照射する。そのため、照射部から照射された光によって、歯ブラシによる電解水の跳ね返りが発生しても、跳ね返った電解水がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着しにくいボウル部の縁部よりも下方の位置に歯ブラシを確実に誘導することができる。これにより、電解水が歯ブラシにおいて跳ね返り、飛び散ることで、ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着することを抑えることができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記照射部は、前記電解水吐水部から吐出されている最中の前記電解水に対して斜め上方かつ横から前記光を照射することを特徴とする洗面化粧台である。
電解水に対して後方から光を照射したり、下方から光を照射すると、照射された光が使用者の眼に直接的に入ってしまう可能性があり、使い心地が悪いものとなってしまう。これに対して、この洗面化粧台によれば、照射部が電解水吐水部から吐出されている最中の電解水に対して斜め上方かつ横から光を照射するため、照射部から照射された光が使用者の眼に直接的に入ることを抑えることができる。また、照射部は、電解水に対して真横から光を照射する場合と比較すると、広い範囲を照らすことができる。そのため、電解水吐水部から吐出されている最中の電解水の視認性を向上させることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記照射部は、前記電解水吐出装置と一体的に設けられ、前記電解水吐水部から離れた位置に設けられたことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、照射部が電解水吐出装置と一体的に設けられているため、電解水吐出装置以外に照射部を有する装置を別途設ける必要がない。そのため、洗面化粧台の全体をコンパクト化することができ、洗面化粧台の施工性を向上させることができる。
また、その際、照射部が電解水吐水部の位置と同じ位置に設けられている場合には、照射部から照射された光は、電解水吐水部から吐出した直後の電解水に遮られる。電解水吐水部から吐出した直後の霧状の電解水の密度は、電解水の吐出部から離れた位置における霧状の電解水の密度よりも高い。そのため、照射部から照射された光は、電解水吐水部から吐出した直後の電解水に遮られると、電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する電解水に光を照射しにくい。
これに対して、第4の発明に係る洗面化粧台によれば、照射部が電解水吐水部から離れた位置に設けられているため、照射部は、電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する電解水に光を照射しやすく、より下方へ歯ブラシを誘導しやすい。
本発明の態様によれば、電解水がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着することを抑えるとともに、歯ブラシにおける細菌の繁殖を抑制することができる洗面化粧台が提供される。
本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる洗面化粧台の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態の電解水吐出装置の具体例を例示する模式的斜視図である。 本実施形態の電解水生成部の具体例を表す模式的断面図である。 本実施形態のボウル部の近傍を表す模式的斜視図である。 電解水が歯ブラシに当たっている状態を表す模式的斜視図である。 本実施形態のボウル部を上から眺めた模式的平面図である。 図7に表した切断面C8−C8における模式的断面図である。 図7に表した切断面C9−C9における模式的断面図である。 照射部の設置形態の変形例を表す模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる洗面化粧台の要部構成を表すブロック図である。
図3は、本実施形態の電解水吐出装置の具体例を例示する模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の電解水生成部の具体例を表す模式的断面図である。
本実施形態にかかる洗面化粧台100は、洗面台110と、水栓装置120と、電解水吐出装置(機能水吐出装置)130と、電解水生成部(機能水生成部)150と、照射部133と、を備える。図1に表したように、洗面台110は、例えばキャビネット192の上に設けられている。洗面台110の上には、化粧鏡191が設けられていてもよい。なお、洗面台110の周囲に配置される部材は、キャビネット192および化粧鏡191だけには限定されない。
なお、本願明細書において、「上」、「下」、「右」および「左」という記載は、洗面化粧台100の前で洗面化粧台100を見た人を基準とした上、下、右および左をそれぞれいう。また、本願明細書においては、洗面化粧台100から、洗面化粧台100の前に居る人へ向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。
洗面台110は、ボウル部111を有する。
図2に表したように、水栓装置120は、吐水部121を有する。吐水部121は、ボウル部111に水167を吐出する。水167は、通常水(例えば、水道水)である。具体的に説明すると、水栓装置120は、分岐金具142および開閉弁144を介して給水源145に接続されている。分岐金具142は、例えばボウル部111の下に設けられている。水道水167は、水栓装置120の操作部である操作レバー122への手動操作により開閉弁144が開状態となった際に、開閉弁144を通って吐水部121からボウル部111に吐出される。なお、本実施形態において、操作レバー122および開閉弁144は、互いに一体に設けられている。
電解水吐出装置130は、操作部131を有する。例えば使用者が操作部131を操作すると、電解水吐出装置130は、除菌作用を有する電解水(機能水)161を霧状に吐出する。霧状の機能水161の粒子径は、分布をもっており、サブミクロンオーダーのものから、2000マイクロメートル(μm)を越えるものまで存在する。霧状の機能水161の平均粒子径は、例えば約200μm以上1500μm以下程度である。図2に表したように、電解水吐出装置130は、分岐金具142および電磁弁143を介して給水源145に接続されている。電磁弁143は、例えばボウル部111の下に設けられている。
電解水生成部150は、電磁弁143と電解水吐出装置130との間に設けられ、除菌作用を有する電解水161を生成する。例えば、図4に表したように、電解水生成部150は、陽極151と、陰極152と、を内部に有し、制御部141から出力された通電の制御信号により、陽極151と、陰極152と、の間の空間(流路)を流れる水道水を電気分解することができる。水道水は、塩化物イオンを含んでいる。塩化物イオンは、水源(例えば、地下水や、ダムの水や、河川などの水)に例えば食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl)などとして含まれている。
そこで、電圧が陽極151と陰極152との間に供給されると、式(1)に表した反応が陰極152において生ずる。

+e → 1/2H↑ ・・・(1)
一方で、電圧が陽極151と陰極152との間に供給されると、式(2)および式(3)に表した反応が陽極151において生ずる。

2OH → 2e+HO+1/2O↑ ・・・(2)
Cl → e+1/2Cl ・・・(3)
式(3)において発生した塩素は気泡としては存在しにくく、ほとんどの塩素は水に溶解する。そのため、式(3)において発生した塩素については、式(4)に表した反応が生ずる。このようにして、塩化物イオンを電気分解することにより次亜塩素酸(HClO)が生成される。その結果、電解水生成部150において電気分解された水は、次亜塩素酸を含む液に変化する。

Cl+HO → HClO+H+Cl ・・・(4)
次亜塩素酸は、除菌成分として機能する。次亜塩素酸を含む液は、例えばボウル部111や排水口113、排水口113の内部116、ヘアキャッチャーなどに付着している細菌を除菌することができる。
電解水が細菌と反応すると、式(5)に表した反応が生ずる。

R−H+HClO → R−OH+H+Cl ・・・(5)

式(5)の中に表した「R−H」は、有機物であり、例えば細菌の細胞である。式(5)の中に表した「R−OH」は、分解された有機物である。これにより、細菌の細胞が変性され、除菌(殺菌)が行われる。そして、電解水が細菌と反応すると、除菌成分(HClO)が失われるため、結果として、電解水(除菌水)の濃度が下がる。
また、時間が経つと、式(6)に表した反応が生ずる。

2HClO → 2H+2Cl+O ・・・(6)

このように、時間が経つと、除菌成分(HClO)が失われるため、結果として、電解水(除菌水)の濃度が下がる。
なお、本実施形態の電解水生成部150は、次亜塩素酸を含む液を生成することには限定されない。電解水生成部150は、水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成できればよい。
制御部141が電磁弁143に信号を送信し電磁弁143を開くと、給水源145から供給された水は、分岐金具142および電磁弁143を通って電解水生成部150に供給される。電解水生成部150に供給された水は、電解水生成部150において電解水161として生成され、電解水吐出装置130からボウル部111に吐出される。
例えば、図3に表したように、電解水吐出装置130は、操作部131と、電解水吐水部(機能水吐水部)132と、を有する。電解水吐出装置130は、例えば使用者が操作部131を操作すると、電解水生成部150により生成された電解水161を電解水吐水部132からボウル部111に向けて吐出する。
照射部133は、光を放出する。図3に表した例では、照射部133は、電解水吐出装置130と一体的に設けられ、電解水吐水部132から離れた位置に設けられている。なお、照射部133は、電解水吐出装置130と一体的に設けられていなくともよい。例えば、照射部133は、水栓装置120と一体的に設けられていてもよい。あるいは、照射部133は、電解水吐出装置130および水栓装置120とは別体として設けられていてもよい。
照射部133は、電解水吐水部132から吐出されている最中の電解水161のうちで電解水吐水部132よりも下方の所定範囲に存在する電解水161に光を照射する。これについて、図面を参照しつつさらに説明する。
図5は、本実施形態のボウル部の近傍を表す模式的斜視図である。
図6は、電解水が歯ブラシに当たっている状態を表す模式的斜視図である。
図7は、本実施形態のボウル部を上から眺めた模式的平面図である。
図8は、図7に表した切断面C8−C8における模式的断面図である。
図9は、図7に表した切断面C9−C9における模式的断面図である。
図5〜図9に表したように、ボウル部111は排水口113を有する。図8および図9に表したように、ボウル部111の表面115には、排水口113に向かって下方に傾斜した排水勾配が形成されている。排水口113の上には、排水栓112が設けられている。排水栓112は、排水口113の部分に常設され、上下方向に昇降することにより排水口113を開閉することができる。
例えば、電解水吐出装置130から霧状に吐出された電解水161は、排水栓112を含む領域に着水する。すなわち、例えば、電解水吐出装置130から霧状に吐出された電解水161のうちの少なくとも一部は、排水栓112に着水する。なお、電解水吐出装置130から吐出された電解水161が着水する領域は、これだけには限定されない。
図6に表したように、例えば使用者は、電解水吐出装置130から吐出された電解水161に歯ブラシ171を当てることにより、歯ブラシ171における細菌の繁殖を抑制することができる。
しかし、電解水吐出装置が霧状に電解水を吐出すると、使用者が電解水を視認しづらくなり、吐出された電解水に歯ブラシを当てにくくなるという問題がある。使用者は、電解水を視認しづらいと、吐出された電解水に歯ブラシを確実に当てるために、電解水吐水部の近傍の位置に歯ブラシを持っていく傾向がある。このとき、電解水吐水部がボウル部の縁部よりも上方に設けられている場合には、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水が飛び散り、ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着する。ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着した電解水が乾燥すると、水垢がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに発生することがある。
これに対して、本実施形態にかかる洗面化粧台100では、図5〜図9に表したように、照射部133は、電解水吐水部132から吐出されている最中の電解水161のうちで電解水吐水部132よりも下方の所定範囲A11に存在する電解水161に光168を照射する。
これによれば、照射部133は、光168が照射された所定範囲A11に歯ブラシ171を誘導することができる。照射部133から照射された光168により、歯ブラシ171による電解水161の跳ね返りが発生しても、跳ね返った電解水161がボウル部111の縁部119の上面や洗面カウンタ173に付着しにくい位置に歯ブラシ171を誘導することができる。これにより、電解水161が歯ブラシ171において跳ね返り、飛び散ることで、ボウル部111の縁部119の上面や洗面カウンタ173に付着することを抑えることができる。また、使用者は、電解水吐水部132から吐出された電解水161に歯ブラシ171をしっかりと当てることができるため、歯ブラシ171における細菌の繁殖を抑制することができる。
図8および図9に表したように、所定範囲A11は、ボウル部111の縁部119よりも下方の範囲を含む。これによれば、照射部133から照射された光168によって、歯ブラシ171による電解水161の跳ね返りが発生しても、跳ね返った電解水161がボウル部111の縁部119の上面や洗面カウンタ173に付着しにくいボウル部111の縁部119よりも下方の位置に歯ブラシ171を確実に誘導することができる。これにより、電解水161が歯ブラシ171において跳ね返り、飛び散ることで、ボウル部111の縁部119の上面や洗面カウンタ173に付着することを抑えることができる。
また、図5、図6および図8に表したように、照射部133は、電解水吐水部132から吐出されている最中の電解水161に対して斜め上方かつ横(右あるいは左)から光168を照射する。電解水に対して後方から光を照射したり、下方から光を照射すると、照射された光が使用者の眼に直接的に入ってしまう可能性があり、使い心地が悪いものとなってしまう。これに対して、本実施形態にかかる洗面化粧台100によれば、照射部133が、電解水吐水部132から吐出されたている最中の電解水161に対して斜め上方かつ横(右あるいは左)から光168を照射するため、照射部133から照射された光168が使用者の眼に直接的に入ることを抑えることができる。また、照射部133は、電解水に対して真横から光を照射する場合と比較すると、広い範囲を照らすことができる。
すなわち、照射部133から照射された光168は、電解水161に対して斜め上方から照射されるため、電解水161の進行方向と略平行に進行する。そのため、電解水に対して真横から光を照射する場合と比較すると、照射部133は、電解水161の進行方向において長い範囲に光168を照射することができる。そのため、電解水吐水部132から吐出されている最中の電解水161の視認性を向上させることができる。
また、図3に表した電解水吐出装置130では、照射部133は、電解水吐出装置130と一体的に設けられている。これによれば、電解水吐出装置130以外に照射部を有する装置を別途設ける必要がない。そのため、洗面化粧台100の全体をコンパクト化することができ、洗面化粧台100の施工性を向上させることができる。
また、その際、照射部が電解水吐水部の位置と同じ位置に設けられている場合には、照射部から照射された光は、電解水吐水部から吐出した直後の電解水に遮られる。電解水吐水部から吐出した直後の霧状の電解水の密度は、電解水の吐出部から離れた位置における霧状の電解水の密度よりも高い。そのため、照射部から照射された光は、電解水吐水部から吐出した直後の電解水に遮られると、電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する電解水に光を照射しにくい。
これに対して、図3に表した電解水吐出装置130では、照射部133は、電解水吐水部132から離れた位置に設けられている。これによれば、照射部133は、電解水吐水部132よりも下方の所定範囲A11に存在する電解水161に光168を照射しやすく、より下方へ歯ブラシ171を誘導しやすい。
図10は、照射部の設置形態の変形例を表す模式的斜視図である。
図10に表した洗面化粧台100Aでは、照射部133は、水栓装置120Aに設けられている。
水栓装置120Aに設けられた照射部133は、電解水吐水部132から吐出されている最中の電解水161のうちで電解水吐水部132よりも下方の所定範囲A12に存在する電解水161に光168を照射する。本変形例のように、照射部133は、電解水吐出装置130と一体的に設けられていなくともよい。水栓装置120Aに設けられた照射部133は、前述した所定範囲A12に存在する電解水161に光168を照射することにより、図5〜図9に関して前述した効果と同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、水栓装置120、電解水吐出装置130および電解水生成部150などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや水栓装置120および電解水吐出装置130の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100、100A 洗面化粧台、 110 洗面台、 111 ボウル部、 112 排水栓、 113 排水口、 115 表面、 119 縁部、 120、120A 水栓装置、 121 吐水部、 122 操作レバー、 130 電解水吐出装置(機能水吐出装置)、 131 操作部、 132 電解水吐水部(機能水吐水部)、 133 照射部、 141 制御部、 142 分岐金具、 143 電磁弁、 144 開閉弁、 145 給水源、 150 電解水生成部(機能水生成部)、 151 陽極、 152 陰極、 161 電解水(機能水)、 167 水、 168 光、 171 歯ブラシ、 173 洗面カウンタ、 191 化粧鏡、 192 キャビネット、 A11 所定範囲、 A12 所定範囲

Claims (4)

  1. ボウル部を有する洗面台と、
    前記ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置と、
    前記水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、
    前記電解水を霧状に吐出する電解水吐水部を有する電解水吐出装置と、
    前記電解水吐水部から吐出されている最中の前記電解水のうちで前記電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する前記電解水に光を照射する照射部と、
    を備えたことを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記所定範囲は、前記ボウル部の縁部よりも下方の範囲を含むことを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 前記照射部は、前記電解水吐水部から吐出されている最中の前記電解水に対して斜め上方かつ横から前記光を照射することを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  4. 前記照射部は、前記電解水吐出装置と一体的に設けられ、前記電解水吐水部から離れた位置に設けられたことを特徴とする請求項3記載の洗面化粧台。
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