JP2017127393A - 洗面化粧台 - Google Patents

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野田 昇作
Shosaku Noda
昇作 野田
陽介 佐々木
Yosuke Sasaki
陽介 佐々木
久美子 勝田
Kumiko Katsuta
久美子 勝田
勇蔵 池田
Yuzo Ikeda
勇蔵 池田
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Abstract

【課題】水栓装置および電解水吐出装置がバックガードの前面に設けられたハイデザインの洗面化粧台において、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方が水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の使用を阻害することを抑えるとともに、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水がボウル部の外部に付着することを抑え、排水口を除菌することができる洗面化粧台を提供する。【解決手段】洗面台110と、ボウル部111に設けられたバックガード180と、バックガードの前面に設けられた水栓装置120と、電解水を生成する電解水生成部と、バックガードの前面に設けられた電解水吐出装置130と、を備え、水栓装置および排水口113は、正面からみてボウル部の略中央に設けられ、電解水吐出装置は、中央から左方向および右方向のいずれかにずれた位置に設けられ、排水口に向かって斜めに電解水を吐出するよう設けられている。【選択図】図5

Description

本発明の態様は、一般的に、洗面化粧台に関する。
一般的に、排水口が設けられたボウル部を有する洗面台と、ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置と、を備えた洗面化粧台が知られている。また、除菌作用を有する機能水を生成する電解水生成手段と、電解水生成手段により生成された機能水を水周り設備に散布する電解水散布手段と、を備えた水周り設備洗浄装置が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された電解水生成手段は、塩化物イオン含有水(例えば水道水)を電気分解して遊離塩素含有水(電解水)を生成する。特許文献1に記載された水周り設備洗浄装置によれば、電解水を対象物へ吐出することにより、対象物における菌の繁殖を抑えることができる。
本願発明者は、ボウル部にバックガードが設けられた洗面化粧台であって、バックガードの前面に水栓装置および機能水吐出装置が設けられた洗面化粧台を検討している。ボウル部にバックガードが設けられていると、水栓装置や機能水吐出装置の機能部をバックガードで隠すことができ、洗面化粧台のデザインを向上させることができる。また、バックガードの前面が平らであるため、水が跳ねてバックガードの前面に付着した場合であっても、使用者は、バックガードの前面に付着した水を拭き取りやすい。そのため、水垢などの汚れが発生することを抑えることができる。このように、ボウル部にバックガードが設けられると、ハイデザインの洗面化粧台を提供することができる。
洗面化粧台のボウル部の表面を流れる水のほとんど全ては、排水口へ流れる。そのため、ボウル部のうちで排水口は最も濡れる機会が多い。濡れた箇所にはた箇所には黴や細菌が繁殖しやすいため、排水口には黴や細菌が多く繁殖している。したがって、排水口にも機能水を吐出することが望ましい。また、例えば使用者の口内に入れる歯ブラシに電解水を吐出し、歯ブラシの衛生性を担保する検討が行われている。
排水口を確実に除菌するためには、一定量の電解水が必要である。しかし、多量の電解水を生成するためには、大型あるいは多量の電極を必要とし、多量の水道水に電圧を印加する必要がある。そのため、比較的短い時間に多量の電解水を生成することは困難である。本発明者の得た知見によれば、少量の電解水によって排水口の全体を除菌するためには、電解水を霧状に吐出し、吐出範囲(着水範囲)を分散させることが効果的である。
一般的に、排水口は、正面からみたときに、ボウル部の中央に設けられている。また、使用者が洗面行為を行う際に、水がボウル部の外部へ跳ねないように、水栓装置は、正面からみたときに、ボウル部の中央に設けられている。ここで、電解水吐出装置がボウル部の中央に設けられていると、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方は、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の下方に配置されることになる。すると、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方は、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の使用を阻害することになる。
特開平10−28721号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、水栓装置および電解水吐出装置がバックガードの前面に設けられたハイデザインの洗面化粧台において、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方が水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の使用を阻害することを抑えるとともに、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水がボウル部の外部に付着することを抑え、排水口を除菌することができる洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明は、排水口が設けられたボウル部を有する洗面台と、前記ボウル部に設けられ前記ボウル部の縁部よりも高い位置まで延びたバックガードと、前記バックガードの前面に設けられ、前記ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置と、前記水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、前記バックガードの前面に設けられ、前記電解水を霧状に吐出する電解水吐水部を有する電解水吐出装置と、を備え、前記水栓装置および前記排水口は、正面からみて前記ボウル部の略中央に設けられ、前記電解水吐出装置は、前記中央から左方向および右方向のいずれかにずれた位置に設けられ、前記排水口に向かって斜めに前記電解水を吐出することを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、水栓装置および電解水吐出装置がバックガードの前面に設けられたハイデザインの洗面化粧台において、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方が水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の使用を阻害することを抑えるとともに、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水がボウル部の外部に付着することを抑え、排水口を除菌することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記電解水吐出装置は、前記水栓装置が設けられた位置よりも低い位置に設けられたことを特徴とする洗面化粧台である。
水栓装置は、手洗い行為や洗面行為の行いやすさを考慮し、バックガードの前面の比較的高い位置に配置されている。機能水吐出装置が水栓装置と同じ高さ、または水栓装置よりも高い位置に設けられていると、使用者は、水栓装置から吐出された水により歯ブラシを洗浄し、バックガードの前面の比較的高い位置に配置された水栓装置から歯ブラシをそのまま横にずらして機能水吐出装置から吐出された機能水に当てる。すると、必然的に、歯ブラシにおいて跳ね返った水がボウル部の外部へ飛び散りやすくなる。
これに対して、第2の発明に係る洗面化粧台によれば、電解水吐出装置が水栓装置が設けられた位置よりも低い位置に設けられているため、使用者は、電解水吐出装置から吐出された電解水に歯ブラシを当てる際には、必ず、水栓装置よりも低い位置に歯ブラシを移動させることになる。そのため、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水がボウル部の外部へ飛び散ることをより抑えることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記電解水吐出装置が前記前面から前記ボウル部に向かって突出した長さは、前記水栓装置が前記前面から前記ボウル部に向かって突出した長さよりも短いことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、電解水吐出装置が水栓装置が設けられた位置よりも低い位置に設けられた場合であっても、使用者が水栓装置から吐出された水を利用して手洗い行為や洗面行為を行う際、あるいは水栓装置から吐出された水をバケツに汲む際に、電解水吐出装置が邪魔になることを抑えることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記電解水吐出装置は、前記ボウル部の前方へ向かって円錐形状に前記電解水を吐出することを特徴とする洗面化粧台である。
電解水吐出装置がバックガードの前面からボウル部に向かって突出した長さを、水栓装置がバックガードの前面からボウル部に向かって突出した長さよりも短くすると、電解水を吐出する電解水吐水部とバックガードの前面との間の距離が比較的短くなり、電解水吐水部がバックガードの前面から比較的近い位置に設けられることになる。すると、電解水吐出装置から吐出された電解水がバックガードの前面に当たりやすくなる。電解水が排水口に当たる前にバックガードに当たると、バックガードの前面に存在する菌と反応する。すると、電解水の除菌成分が失われ、排水口に作用する電解水の濃度が下がってしまう。
これに対して、第4の発明に係る洗面化粧台によれば、電解水吐出装置は、ボウル部の前方へ向かって円錐形状に電解水を吐出する。これにより、電解水吐出装置から吐出された電解水がバックガードの前面に当たることを抑えることができ、且つ、電解水を排水口の広範囲に吐出させることができる。
本発明の態様によれば、水栓装置および電解水吐出装置がバックガードの前面に設けられたハイデザインの洗面化粧台において、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方が水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の使用を阻害することを抑えるとともに、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水がボウル部の外部に付着することを抑え、排水口を除菌することができる洗面化粧台が提供される。
本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる洗面化粧台の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態の電解水吐出装置の具体例を例示する模式的斜視図である。 本実施形態の電解水生成部の具体例を表す模式的断面図である。 本実施形態のボウル部の近傍を表す模式的斜視図である。 電解水が歯ブラシに当たっている状態を表す模式的斜視図である。 本実施形態のボウル部を上から眺めた模式的平面図である。 図7に表した切断面C8−C8における模式的断面図である。 図7に表した切断面C9−C9における模式的断面図である。 図8に表した切断面C10−C10における模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる洗面化粧台の要部構成を表すブロック図である。
図3は、本実施形態の電解水吐出装置の具体例を例示する模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の電解水生成部の具体例を表す模式的断面図である。
本実施形態にかかる洗面化粧台100は、洗面台110と、水栓装置120と、電解水吐出装置(機能水吐出装置)130と、電解水生成部(機能水生成部)150と、バックガード180と、を備える。図1に表したように、洗面台110は、例えばキャビネット192の上に設けられている。洗面台110の上には、化粧鏡191が設けられていてもよい。なお、洗面台110の周囲に配置される部材は、キャビネット192および化粧鏡191だけには限定されない。
なお、本願明細書において、「上」、「下」、「右」および「左」という記載は、洗面化粧台100の前で洗面化粧台100を見た人を基準とした上、下、右および左をそれぞれいう。また、本願明細書においては、洗面化粧台100から、洗面化粧台100の前に居る人へ向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。
洗面台110は、ボウル部111を有する。
バックガード180は、ボウル部111の後側(奥側)の部分に設けられ、ボウル部111の縁部119よりも高い位置まで延びている。バックガード180は、水栓装置120や電解水吐出装置130などの機能部を隠すことができ、洗面化粧台100のデザインを向上させることができる。
図1に表したように、水栓装置120は、バックガード180の前面181に設けられている。図2に表したように、水栓装置120は、吐水部121を有する。吐水部121は、ボウル部111に水167を吐出する。水167は、通常水(例えば、水道水)である。具体的に説明すると、水栓装置120は、分岐金具142および開閉弁144を介して給水源145に接続されている。分岐金具142は、例えばボウル部111の下に設けられている。水167は、水栓装置120の操作部である操作レバー122への手動操作により開閉弁144が開状態となった際に、開閉弁144を通って吐水部121からボウル部111に吐出される。なお、本実施形態において、操作レバー122および開閉弁144は、互いに一体に設けられている。
図1に表したように、電解水吐出装置130は、バックガード180の前面181に設けられている。図2に表したように、電解水吐出装置130は、操作部131を有する。例えば使用者が操作部131を操作すると、電解水吐出装置130は、除菌作用を有する電解水(機能水)161を霧状に吐出する。霧状の機能水161の粒子径は、分布をもっており、サブミクロンオーダーのものから、2000マイクロメートル(μm)を越えるものまで存在する。霧状の機能水161の平均粒子径は、例えば約200μm以上1500μm以下程度である。図2に表したように、電解水吐出装置130は、分岐金具142および電磁弁143を介して給水源145に接続されている。電磁弁143は、例えばボウル部111の下に設けられている。
電解水生成部150は、電磁弁143と電解水吐出装置130との間に設けられ、除菌作用を有する電解水161を生成する。例えば、図4に表したように、電解水生成部150は、陽極151と、陰極152と、を内部に有し、制御部141から出力された通電の制御信号により、陽極151と、陰極152と、の間の空間(流路)を流れる水道水を電気分解することができる。水道水は、塩化物イオンを含んでいる。塩化物イオンは、水源(例えば、地下水や、ダムの水や、河川などの水)に例えば食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl)などとして含まれている。
そこで、電圧が陽極151と陰極152との間に供給されると、式(1)に表した反応が陰極152において生ずる。

+e → 1/2H↑ ・・・(1)
一方で、電圧が陽極151と陰極152との間に供給されると、式(2)および式(3)に表した反応が陽極151において生ずる。

2OH → 2e+HO+1/2O↑ ・・・(2)
Cl → e+1/2Cl ・・・(3)
式(3)において発生した塩素は気泡としては存在しにくく、ほとんどの塩素は水に溶解する。そのため、式(3)において発生した塩素については、式(4)に表した反応が生ずる。このようにして、塩化物イオンを電気分解することにより次亜塩素酸(HClO)が生成される。その結果、電解水生成部150において電気分解された水は、次亜塩素酸を含む液に変化する。

Cl+HO → HClO+H+Cl ・・・(4)
次亜塩素酸は、除菌成分として機能する。次亜塩素酸を含む液は、例えばボウル部111や排水口113、排水口113の内部116、ヘアキャッチャー165(図9参照)などに付着している細菌を除菌することができる。
電解水が細菌と反応すると、式(5)に表した反応が生ずる。

R−H+HClO → R−OH+H+Cl ・・・(5)

式(5)の中に表した「R−H」は、有機物であり、例えば細菌の細胞である。式(5)の中に表した「R−OH」は、分解された有機物である。これにより、細菌の細胞が変性され、除菌(殺菌)が行われる。そして、電解水が細菌と反応すると、除菌成分(HClO)が失われるため、結果として、電解水(除菌水)の濃度が下がる。
また、時間が経つと、式(6)に表した反応が生ずる。

2HClO → 2H+2Cl+O ・・・(6)

このように、時間が経つと、除菌成分(HClO)が失われるため、結果として、電解水(除菌水)の濃度が下がる。
なお、本実施形態の電解水生成部150は、次亜塩素酸を含む液を生成することには限定されない。電解水生成部150は、水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成できればよい。
制御部141が電磁弁143に信号を送信し電磁弁143を開くと、給水源145から供給された水は、分岐金具142および電磁弁143を通って電解水生成部150に供給される。電解水生成部150に供給された水は、電解水生成部150において電解水161として生成され、電解水吐出装置130からボウル部111に吐出される。
例えば、図3に表したように、電解水吐出装置130は、操作部131と、電解水吐水部132(機能水吐水部)と、照射部133と、を有する。電解水吐出装置130は、例えば使用者が操作部131を操作すると、電解水生成部150により生成された電解水161を電解水吐水部132からボウル部111に向けて吐出する。電解水吐出装置130は、照射部133から光を放出し、電解水吐水部132から吐出された電解水161に光を照射してもよい。
図5は、本実施形態のボウル部の近傍を表す模式的斜視図である。
図6は、電解水が歯ブラシに当たっている状態を表す模式的斜視図である。
図7は、本実施形態のボウル部を上から眺めた模式的平面図である。
図8は、図7に表した切断面C8−C8における模式的断面図である。
図9は、図7に表した切断面C9−C9における模式的断面図である。
図5〜図9に表したように、ボウル部111は排水口113を有する。排水口113は、正面からみてボウル部111の中央B1に設けられている。図8および図9に表したように、ボウル部111の表面115には、排水口113に向かって下方に傾斜した排水勾配が形成されている。排水口113の上には、排水栓112が設けられている。排水栓112は、排水口113の部分に常設され、上下方向に昇降することにより排水口113を開閉することができる。本実施形態においては、排水口113は、正面からみてボウル部111の中央B1に設けられているが、本発明はそれに限らず、排水口113は、正面からみてボウル部111の略中央に設けられていれば良い。なお、本発明の排水口113における「正面からみてボウル部111の略中央」とは、正面からみて、排水口113がボウル部111の中央B1と上下方向に重なっている範囲と定義する。
水栓装置120は、図7および図8に表したように、水栓装置120は、正面からみてボウル部111の略中央に設けられている。なお、本発明の水栓装置120における「正面からみてボウル部111の略中央」とは、正面からみて、ボウル部111の中央B1と上下方向に重なった位置に設けられた排水口113と上下方向に重なっている範囲と定義する。
図8に表したように、電解水吐出装置130は、排水口113に向かって斜めから電解水161を吐出する。例えば、電解水吐出装置130から霧状に吐出された電解水161は、排水栓112を含む領域に着水する。すなわち、例えば、電解水吐出装置130から霧状に吐出された電解水161のうちの少なくとも一部は、排水栓112に着水する。なお、電解水吐出装置130から吐出された電解水161が着水する領域は、これだけには限定されない。
図6に表したように、例えば使用者は、電解水吐出装置130から吐出された電解水161に歯ブラシ171を当てることにより、歯ブラシ171における細菌の繁殖を抑制することができる。
ここで、電解水吐出装置がボウル部の中央に設けられていると、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方は、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の下方に配置されることになる。すると、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか一方は、水栓装置および電解水吐出装置のいずれか他方の使用を阻害することになる。
これに対して、本実施形態にかかる洗面化粧台100では、電解水吐出装置130は、ボウル部111の中央B1から左方向および右方向のいずれかにずれた位置に設けられ、排水口113に向かって斜めに電解水161を吐出する。図8に表した例では、電解水吐出装置130の右端部は、ボウル部111の中央B1から左方向に距離D33だけ離れた位置に設けられている。
これによれば、水栓装置120および電解水吐出装置130がバックガード180の前面181に設けられたハイデザインの洗面化粧台100において、水栓装置120および電解水吐出装置130のいずれか一方が水栓装置120および電解水吐出装置130のいずれか他方の使用を阻害することを抑えるとともに、歯ブラシ171において跳ね返った電解水161がボウル部111の外部(例えばボウル部111の縁部119の上面や、洗面カウンタ173)に付着することを抑え、排水口を除菌することができる。
図8に表したように、電解水吐出装置130は、水栓装置120が設けられた位置よりも低い位置に設けられている。図8に表した例では、電解水吐出装置130の上端部は、水栓装置120の下端部から下方向に距離D31だけ離れた位置に設けられている。
これによれば、使用者は、電解水吐出装置130から吐出された電解水161に歯ブラシを当てる際には、必ず、水栓装置120よりも低い位置に歯ブラシを移動させることになる。そのため、歯ブラシ171において跳ね返った電解水161がボウル部111の外部へ飛び散ることをより抑えることができる。
図7に表したように、電解水吐出装置130がバックガード180の前面181からボウル部111に向かって突出した長さD34は、水栓装置120がバックガード180の前面181からボウル部111に向かって突出した長さD35よりも短い。言い換えれば、電解水吐出装置130の前端部とバックガード180の前面181との間の距離D34は、水栓装置120の前端部とバックガード180の前面181との間の距離D35よりも短い。
また、電解水吐出装置130は、正面からみてボウル部111の中央B1から左方向および右方向のいずれかにずれた位置に設けられている。図8に表した例では、電解水吐出装置130は、正面からみてボウル部111の中央B1から左方向にずれた位置に設けられている。この例において、電解水吐出装置130の右端部は、ボウル部111の中央B1から左方向に距離D33だけ離れた位置に設けられている。
これによれば、電解水吐出装置130が水栓装置120が設けられた位置よりも低い位置に設けられた場合であっても、使用者が水栓装置120から吐出された水167を利用して手洗い行為や洗面行為を行う際、あるいは水栓装置120から吐出された水167をバケツに汲む際に、電解水吐出装置130が邪魔になることを抑えることができる。
図10は、図8に表した切断面C10−C10における模式的断面図である。
図5〜図9に関して前述したように、電解水吐出装置130がバックガード180の前面181からボウル部111に向かって突出した長さD34は、水栓装置120がバックガード180の前面181からボウル部111に向かって突出した長さD35よりも短い。すると、電解水を吐出する電解水吐水部とバックガードの前面との間の距離が比較的短くなり、電解水吐水部がバックガードの前面から比較的近い位置に設けられることになる。すると、電解水吐出装置から吐出された電解水がバックガードの前面に当たりやすくなる。電解水が排水口に当たる前にバックガードに当たると、バックガードの前面に存在する菌と反応する。すると、電解水の除菌成分が失われ、排水口に作用する電解水の濃度が下がってしまう。
これに対して、本実施形態にかかる洗面化粧台100では、図8および図10に表したように、電解水吐出装置130は、ボウル部111の前方へ向かって円錐形状に電解水161を吐出する。円錐状に吐出された電解水161の内部の空間は、霧状の電解水161で満たされている。つまり、電解水吐出装置130から吐出された電解水161の吐水形態は、充円錐吐水である。
これにより、電解水吐出装置130から吐出された電解水161がバックガード180の前面181に当たることを抑えることができ、電解水161を排水口113の広範囲に吐出させることができる。また、排水口113の周囲だけではなく、排水栓112を除菌し、きれいにすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、水栓装置120および電解水吐出装置130などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや水栓装置120および電解水吐出装置130の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 洗面化粧台、 110 洗面台、 111 ボウル部、 112 排水栓、 113 排水口、 115 表面、 119 縁部、 120 水栓装置、 121 吐水部、 122 操作レバー、 130 電解水吐出装置(機能水吐出装置)、 131 操作部、 132 電解水吐水部(機能水吐水部)、 133 照射部、 141 制御部、 142 分岐金具、 143 電磁弁、 144 開閉弁、 145 給水源、 150 電解水生成部(機能水生成部)、 151 陽極、 152 陰極、 161 電解水(機能水)、 165 ヘアキャッチャー、 167 水、 171 歯ブラシ、 173 洗面カウンタ、 180 バックガード、 181 前面、 191 化粧鏡、 192 キャビネット、 B1 中央

Claims (4)

  1. 排水口が設けられたボウル部を有する洗面台と、
    前記ボウル部に設けられ前記ボウル部の縁部よりも高い位置まで延びたバックガードと、
    前記バックガードの前面に設けられ、前記ボウル部に水を吐出する吐水部を有する水栓装置と、
    前記水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、
    前記バックガードの前面に設けられ、前記電解水を霧状に吐出する電解水吐水部を有する電解水吐出装置と、
    を備え、
    前記水栓装置および前記排水口は、正面からみて前記ボウル部の略中央に設けられ、
    前記電解水吐出装置は、前記中央から左方向および右方向のいずれかにずれた位置に設けられ、前記排水口に向かって斜めに前記電解水を吐出することを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記電解水吐出装置は、前記水栓装置が設けられた位置よりも低い位置に設けられたことを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 前記電解水吐出装置が前記前面から前記ボウル部に向かって突出した長さは、前記水栓装置が前記前面から前記ボウル部に向かって突出した長さよりも短いことを特徴とする請求項2記載の洗面化粧台。
  4. 前記電解水吐出装置は、前記ボウル部の前方へ向かって円錐形状に前記電解水を吐出することを特徴とする請求項3記載の洗面化粧台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1028721A (ja) * 1996-07-17 1998-02-03 Toto Ltd 水周り設備洗浄装置及びその洗浄方法
JP2002309636A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Toto Ltd 自動手洗い装置

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