JP2021166800A - 洗面化粧台 - Google Patents

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昇作 野田
Shosaku Noda
久美子 勝田
Kumiko Katsuta
陽介 佐々木
Yosuke Sasaki
勇蔵 池田
Yuzo Ikeda
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Abstract

【課題】機能水吐出装置がボウル部の縁よりも上方に設置された洗面化粧台において、排水口及び排水口の内部に適切な濃度の機能水を流すことができ、且つ、機能水を早急に排水口の内部に流入させることで排水口の内部に付着している細菌を多く殺菌することができる洗面化粧台を提供する。
【解決手段】機能水吐出装置は、ボウル部の縁よりも上方に設置されており、機能水をバックガード及びボウル部の後方壁面に当たらないように吐出する。
【選択図】図8

Description

本発明の態様は、一般的に、排水口が設けられたボウル部を備えた洗面化粧台に関する。
従来、排水口が設けられたボウル部を備えた洗面化粧台が知られている。また、ボウル部に細菌が繁殖してしまうことを防ぐため、殺菌機能を有する機能水を吐出する機能水吐出装置を設け、機能水吐出装置によってボウル部に機能水を吐出することで、ボウル部内の細菌の繁殖を防ぐ洗面化粧台も知られている(特許文献1)。
洗面化粧台においては、ボウル部表面から流れてきた水は全て排水口内へと流れるため、排水口及び排水口の内部は最も濡れる機会が多い。濡れた箇所には黴や細菌が繁殖しやすいため、排水口および排水口の内部は黴や細菌が多く繁殖している。したがって、排水口及び排水口の内部にも、機能水を吐出することが望ましい。
しかし、機能水吐出装置がボウル部の後方に設けられたバックガードに設置された洗面化粧台において、機能水吐出装置から噴霧された機能水が、バックガード及びボウル部の後方壁面に当たってしまう可能性がある。例えば電解水やオゾン水などの機能水は、菌と反応すると、除菌を行った機能水の成分は除菌機能を失う。つまり、例えば電解水やオゾン水などの機能水の濃度は、菌と反応すると低下する。したがって、機能水がバックガード及びボウル部の後方壁面に当たってしまうと、機能水の多くの成分が排水口にたどり着く前にバックガード及びボウル部に付着した細菌と反応してしまい、排水口及び排水口の内部に適切な濃度の機能水を流すことができないといった課題がある。
また、例えば電解水などの機能水は、時間と共に「濃度減衰」を起こすため、早急に殺菌対象物に付着させる必要があるが、機能水がバックガード及びボウル部の後方壁面に当たってしまうと、機能水がバックガード及びボウル部の後方壁面の表面を伝ったのちにボウル部の底面にたどり着くこととなるため、機能水が排水口の内部にたどり着くまで時間が掛かってしまい、排水口の内部に付着している細菌への殺菌力が低下する、という課題がある。
特開平10−28721号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、機能水吐出装置がボウル部の後方に設けられたバックガードに設置された洗面化粧台において、排水口及び排水口の内部に適切な濃度の機能水を流すことができ、且つ、機能水を早急に排水口の内部に流入させることで排水口の内部の黴の発生や細菌の繁殖を抑制することができる洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明は、排水口が設けられたボウル部を備えた洗面化粧台であって、水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、前記電解水を吐出する電解水吐出部が設けられた電解水吐出装置と、をさらに備え、前記ボウル部の後方には、前記ボウル部の縁より高い位置にバックガードが延設されており、前記電解水吐出装置は、前記電解水吐出部の前端が前記電解水吐出部の後端より高い位置となるように前方方向において斜めに傾いた状態で前記ボウル部の縁よりも上方に設置されており、前記排水口に向かって、前方方向に前記電解水を広がるように噴霧し、前記電解水の着水領域は、前記排水栓の全周囲を含む形で、前記排水栓の上面と、前記排水口の近傍に位置する前記ボウル部の一部と、を含み、前記排水口の後方よりも前記排水口の前方に多く前記電解水が着水するような領域とし、前記電解水が前記バックガード及び前記ボウル部の後方壁面に当たらないようにすることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、機能水吐出装置は機能水をバックガードおよびボウル部の後方壁面に当てないように斜め前方へ向かって吐出するため、機能水が排水口にたどり着く前にバックガードおよびボウル部の後方壁面に付着している細菌と反応してしまうことで機能水の濃度が低下してしまうことを防ぐことができ、排水口及び排水口の内部に適切な濃度の機能水を流すことができる。また、機能水吐出装置は機能水をバックガード及びボウル部の後方壁面に当たらないように吐出するため、機能水をバックガードおよびボウル部の後方壁面に当てることなく早急に排水口の内部に流入させることができ、排水口の内部の黴の発生や細菌の繁殖を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記機能水吐出装置は、前記排水口に向かって、前方方向に機能水を広げるように噴霧することを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、機能水吐出装置が排水口に向かって、前方方向に機能水を広げるように噴霧するため、機能水吐出装置は機能水吐出部から排水口に向かうにつれ前方方向に広がった機能水を噴霧することができ、ボウル部の縁よりも上方に設置された、機能水吐出部が小さい小型の機能水吐出装置であっても、排水口周りに広く機能水を着水させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記ボウル部より下方に設けられ、物品が収納可能なキャビネット部をさらに備え、前記排水口は、前記ボウル部を正面からみて、前記ボウル部内の後方寄りに設けられており、前記機能水吐出装置から噴霧されている機能水は、前記ボウル部内の後方寄りにおいて略垂直に、前記ボウル部内の前方寄りにおいて斜め前方方向に、噴霧されていることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、排水口を、ボウル部を正面からみて、ボウル部内の後方寄りに設けることによって、排水口より下流に設けられる排水配管などがボウル部より下方に設けられたキャビネット部の収納空間を圧迫してしまうことを抑制でき、且つ、排水口がボウル部内の前方寄りに設けられていないため、排水口に噴霧された機能水がボウル部に着水することで発生した水はねによって、機能水がボウル部より前方側(ボウル部正面側)にいる使用者に掛かってしまうことを抑制できる。
また、この際、ボウル部の後方に延設されたバックガードに、排水口が近づいた構成となってしまうが、機能水吐出装置から噴霧されている機能水は、ボウル部内の後方寄りにおいて略垂直に、ボウル部内の前方寄りにおいて斜め前方方向に、噴霧されていることで、バックガードに機能水が当たらないようにさせつつ、着水時は、排水口周りに広く着水させることができる。
本発明の態様によれば、機能水吐出装置がボウル部の縁よりも上方に設置された洗面化粧台において、排水口及び排水口の内部に適切な濃度の機能水を流すことができ、且つ、機能水を早急に排水口の内部の黴の発生や細菌の繁殖を抑制することができる洗面化粧台を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる洗面化粧台の要部構成を表すブロック図である。 本実施形態の電解水吐出装置の具体例を例示する模式的斜視図である。 本実施形態の電解水生成部の具体例を表す模式的断面図である。 本実施形態のボウル部の近傍を表す模式的斜視図である。 電解水が歯ブラシに当たっている状態を表す模式的斜視図である。 本実施形態のボウル部を上から眺めた模式的平面図である。 図7に表した切断面C8−C8における模式的断面図である。 図7に表した切断面C9−C9における模式的断面図である。 図7に表した切断面C10−C10における模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。
図2は、本実施形態にかかる洗面化粧台の要部構成を表すブロック図である。
図3は、本実施形態の電解水吐出装置の具体例を例示する模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の電解水生成部の具体例を表す模式的断面図である。
本実施形態にかかる洗面化粧台100は、洗面台110と、水栓装置120と、電解水吐出装置(機能水吐出装置)130と、電解水生成部150と、キャビネット部192と、を備える。図1に表したように、洗面台110は、例えばキャビネット部192の上に設けられている。キャビネット部192には引き出し機構が設けられており、内部に物品を収納可能である。洗面台110の上には、化粧鏡191が設けられていてもよい。なお、洗面台110の周囲に配置される部材は、キャビネット部192および化粧鏡191だけには限定されない。
なお、本願明細書において、「上」、「下」、「右」および「左」という記載は、洗面化粧台100の前で洗面化粧台100を見た人を基準とした上、下、右および左をそれぞれいう。また、本願明細書においては、洗面化粧台100から、洗面化粧台100の前に居る人へ向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。
洗面台110は、ボウル部111を有する。ボウル部111には、排水口113が設けられている。排水口113は、ボウル部111を正面からみて、ボウル部111内の後方寄りに設けられている。ボウル部111の後側(奥側)の部分には、バックガード180が設けられている。バックガード180は、ボウル部111の縁部119よりも高い位置まで延びている。バックガード180は、水栓装置120や電解水吐出装置130などの機能部を隠すことができ、洗面化粧台100のデザインを向上させることができる。なお、キャビネット部192はボウル部111の下方に設けられている。
図1に表したように、水栓装置120は、バックガード180の前面181に設けられている。図2に表したように、水栓装置120は、吐水部121を有する。吐水部121は、ボウル部111に水167を吐出する。水167は、通常水(例えば、水道水)である。具体的に説明すると、水栓装置120は、分岐金具142および開閉弁144を介して給水源145に接続されている。分岐金具142は、例えばボウル部111の下に設けられている。水道水167は、水栓装置120の操作部である操作レバー122への手動操作により開閉弁144が開状態となった際に、開閉弁144を通って吐水部121からボウル部111に吐出される。なお、本実施形態において、操作レバー122および開閉弁144は一体に設けられている。
図1に表したように、電解水吐出装置130は、バックガード180の前面181に設けられている。図2に表したように、電解水吐出装置130は、操作部131を有する。例えば使用者が操作部131を操作すると、電解水吐出装置130は、除菌作用を有する電解水(機能水)161を霧状に吐出(噴霧)する。霧状の機能水161の粒子径は、分布をもっており、サブミクロンオーダーのものから、2000マイクロメートル(μm)を越えるものまで存在する。霧状の機能水161の平均粒子径は、例えば約200μm以上1500μm以下程度である。図2に表したように、電解水吐出装置130は、分岐金具142および電磁弁143を介して給水源145に接続されている。電磁弁143は、例えばボウル部111の下に設けられている。
電解水生成部150は、電磁弁143と電解水吐出装置130との間に設けられ、除菌作用を有する電解水161を生成する。例えば、図4に表したように、電解水生成部150は、陽極151と、陰極152と、を内部に有し、制御部141から出力された通電の制御信号により、陽極151と、陰極152と、の間の空間(流路)を流れる水道水を電気分解することができる。水道水は、塩化物イオンを含んでいる。塩化物イオンは、水源(例えば、地下水や、ダムの水や、河川などの水)に例えば食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl)などとして含まれている。
そこで、電圧が陽極151と陰極152との間に供給されると、式(1)に表した反応が陰極152において生ずる。

+e → 1/2H↑ ・・・(1)
一方で、電圧が陽極151と陰極152との間に供給されると、式(2)および式(3)に表した反応が陽極151において生ずる。

2OH → 2e+HO+1/2O↑ ・・・(2)
Cl → e+1/2Cl ・・・(3)
式(3)において発生した塩素は気泡としては存在しにくく、ほとんどの塩素は水に溶解する。そのため、式(3)において発生した塩素については、式(4)に表した反応が生ずる。このようにして、塩化物イオンを電気分解することにより次亜塩素酸(HClO)が生成される。その結果、電解水生成部150において電気分解された水は、次亜塩素酸を含む液に変化する。

Cl+HO → HClO+H+Cl ・・・(4)
次亜塩素酸は、除菌成分として機能する。次亜塩素酸を含む液は、例えばボウル部111や排水口113、排水口113の内部116、ヘアキャッチャー165(図9参照)などに付着している細菌を除菌することができる。
電解水が細菌と反応すると、式(5)に表した反応が生ずる。

R−H+HClO → R−OH+H+Cl ・・・(5)

式(5)の中に表した「R−H」は、有機物であり、例えば細菌の細胞である。式(5)の中に表した「R−OH」は、分解された有機物である。これにより、細菌の細胞が変性され、除菌(殺菌)が行われる。そして、電解水が細菌と反応すると、除菌成分(HClO)が失われるため、結果として、電解水(除菌水)の濃度が下がる。
また、時間が経つと、式(6)に表した反応が生ずる。

2HClO → 2H+2Cl+O ・・・(6)

このように、時間が経つと、除菌成分(HClO)が失われるため、結果として、電解水(除菌水)の濃度が下がる。
なお、本実施形態の電解水生成部150は、次亜塩素酸を含む液を生成することには限定されない。電解水生成部150は、水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成できればよい。
制御部141が電磁弁143に信号を送信し電磁弁143を開くと、給水源145から供給された水は、分岐金具142および電磁弁143を通って電解水生成部150に供給される。電解水生成部150に供給された水は、電解水生成部150において電解水161として生成され、電解水吐出装置130からボウル部111に吐出される。
例えば、図3に表したように、電解水吐出装置130は、操作部131と、電解水吐水部(機能水吐出部)132と、照射部133と、を有する。電解水吐出装置130は、例えば使用者が操作部131を操作すると、電解水生成部150により生成された電解水161を電解水吐水部132からボウル部111に向けて吐出する。電解水吐出装置130は、照射部133から光を放出し、電解水吐水部132から吐出された電解水161に光を照射してもよい。
図5は、本実施形態のボウル部の近傍を表す模式的斜視図である。
図6は、電解水が歯ブラシに当たっている状態を表す模式的斜視図である。
図7は、本実施形態のボウル部を上から眺めた模式的平面図である。
図8は、図7に表した切断面C8−C8における模式的断面図である。
図9は、図7に表した切断面C9−C9における模式的断面図である。
図10は、図7に表した切断面C10−C10における模式的断面図である。
図5〜図10に表したように、ボウル部111は排水口113を有する。排水口113は、ボウル部111の表面115の隅に設けられている。具体的には、排水口113は、表面115の後側の隅に設けられている。なお、本願明細書において、ボウル部111の表面115は、ボウル部の底面に相当する。
図8および図9に表したように、ボウル部111の表面115には、排水口113に向かって下方に傾斜した排水勾配が形成されている。排水口113の上には、排水栓112が設けられている。排水栓112は、排水口113の部分に常設され、上下方向に昇降することにより排水口113を開閉することができる。
図8に表したように、電解水吐出装置130は、排水口113に向かって斜めから電解水161を吐出する。例えば、電解水吐出装置130から霧状に吐出された電解水161は、排水栓112を含む領域に着水する。すなわち、例えば、電解水吐出装置130から霧状に吐出された電解水161のうちの少なくとも一部は、排水栓112に着水する。なお、電解水吐出装置130から吐出された電解水161が着水する領域は、これだけには限定されない。
図6に表したように、例えば使用者は、電解水吐出装置130から吐出された電解水161に歯ブラシ171を当てることにより、歯ブラシ171における細菌の繁殖を抑制することができる。
ここで、電解水吐出装置が排水口の真上に配置され、ボウル部の底面の右隅または左隅に配置された排水口に電解水が吐出されると、電解水吐出装置から吐出された電解水がボウル部の縁部の上面に付着することがある。また、電解水吐出装置から吐出された電解水に歯ブラシを当て、歯ブラシの先端、根元および内部を除菌する場合には、歯ブラシにおいて跳ね返った電解水が飛び散り、ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着することがある。ボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに付着した電解水が乾燥すると、水垢がボウル部の縁部の上面や洗面カウンタに発生することがある。
これに対して、本実施形態にかかる洗面化粧台100では、前述したように、電解水吐出装置130は、排水口113に向かって斜めから電解水161を吐出する。これによれば、排水口113がボウル部111の表面115の隅に設けられた場合であっても、歯ブラシ171において跳ね返った電解水161がボウル部111の外部(例えばボウル部111の縁部119の上面や、洗面カウンタ173など)に付着することを抑えるとともに、排水口113を除菌することができる。また、ボウル部111の表面115の隅に設けられた排水口113に向かって電解水161が吐出されるため、電解水161が排水口113に向かって斜めから吐出されても、電解水161がボウル部111の外部に付着することをボウル部111の側壁111aが抑えることができる。
図1に関して前述したように、バックガード180がボウル部111の後側の部分に設けられ、ボウル部111の縁部119よりも高い位置まで延びている。また、排水口113は、表面115の後側の隅に設けられている。これによれば、歯ブラシ171において跳ね返った電解水161が正面にいる使用者にかかることを確実に抑えることができる。
図1に関して前述したように、電解水吐出装置130および水栓装置120は、バックガード180の前面181に設けられている。そのため、電解水吐出装置130および水栓装置120の機能部をバックガード180で隠すことができ、正面からの見た目がすっきりとしたハイデザインな洗面化粧台100を提供することができる。
しかし、排水口113がボウル部111の表面115の奥側の隅に設けられているため、バックガードの前面に設けられた電解水吐出装置が排水口から比較的遠い位置に離れると、電解水吐出装置から広がるように吐出された電解水が、バックガードに当たりやすくなる。電解水が排水口に当たる前にバックガードに当たると、電解水がバックガードの前面に存在する菌と反応して水に戻る。すると、排水口に作用する電解水の量が減ってしまう。
これに対して、電解水を吐出する電解水吐出装置の電解水吐水部がバックガードの前面からボウル部に向かって突出した量を比較的多くすると、水栓装置から吐出された水をバケツに汲む際に、電解水吐出装置が邪魔になることがある。
そこで、本実施形態にかかる洗面化粧台100では、図8に表したように、電解水吐出装置130は、正面からみたときに、ボウル部111の中央B1と排水口113との間に設けられている。図8に表した例では、電解水吐出装置130の左端部は、水栓装置120の右端部から右方向へ距離D21だけ離れた位置に設けられている。また、電解水吐出装置130の右端部は、排水口113の縁部114(図10参照)から左方向へ距離D22だけ離れた位置に設けられている。
図8に表したように、水栓装置120と排水口113との間の距離D23は、電解水吐出装置130と排水口113との間の距離D22よりも遠い。具体的には、水栓装置120の右端部と排水口113の縁部114との間の距離D23は、電解水吐出装置130の右端部と排水口113の縁部114との間の距離D22よりも遠い。
これによれば、水栓装置120から吐出された水167が、電解水吐出装置130から吐出された電解水161の進行を阻害することを抑えることができる。
図8に表したように、電解水吐出装置130は、電解水161をボウル部111の左右壁面に当たらないように吐出する。このことより、電解水161が排水口113及び排水口113の内部116にたどり着く前にボウル部111の左右壁面に付着している細菌と反応してしまうことで電解水161の濃度が低下してしまうことを防ぐことができ、排水口113及び排水口113の内部116に適切な濃度の電解水161を流すことができる。また、このことより、電解水161をボウル部111の左右壁面に当てることなく早急に排水口113の内部116に流入させることができ、排水口113の内部116の黴の発生や細菌の繁殖を抑制することができる。
図9に表したように、電解水吐出装置130は、電解水161をバックガード180及びボウル部111の後方壁面に当たらないように吐出する。このことより、電解水161が排水口113及び排水口113の内部116にたどり着く前にバックガード180およびボウル部111の後方壁面に付着している細菌と反応してしまうことで電解水161の濃度が低下してしまうことを防ぐことができ、排水口113及び排水口113の内部116に適切な濃度の電解水161を流すことができる。また、このことより、電解水161をバックガード180およびボウル部111の後方壁面に当てることなく早急に排水口113の内部116に流入させることができ、排水口113の内部116の黴の発生や細菌の繁殖を抑制することができる。
また、図9に表したように、電解水吐出装置130は、排水口113に向かって、前方方向に、電解水161を広げるように吐出する。このことより、電解水吐出装置130は、電解水吐水部132から排水口113に向かうにつれ前方方向に広がった電解水161を噴霧することができ、電解水吐水部132が小さい小型の電解水吐出装置130であっても、排水口113周りに広く電解水161を着水させることができる。なお、本発明の実施の形態においては、電解水吐出装置130の電解水吐水部132は、電解水161を円錐状に吐出する。
また、図9に表したように、電解水吐出装置130から噴霧されている電解水161は、ボウル部111内の後方寄りにおいて略垂直に、ボウル部111内の前方寄りにおいて斜め前方方向に、噴霧されている。このことより、ボウル部111の後方に延設されたバックガード118に、排水口113が近づいた構成であっても、電解水吐出装置130から噴霧されている電解水161は、ボウル部111内の後方寄りにおいて略垂直に、ボウル部111内の前方寄りにおいて斜め前方方向に、噴霧されていることで、バックガード118に電解水161が当たらないようにさせつつ、着水時は、排水口113周りに広く着水させることができる。なお、本発明における「略垂直」は、垂直方向に対して5度以内で傾いているものも含むものであると定義する。
電解水吐水部132は、電解水吐水部132の前端が後端より高い位置となるように、前方方向に斜めに傾いて設置されている。このことより、電解水吐水部132から吐出された電解水161は、吐水方法を工夫せずとも、電解水吐水部132から円錐状に均一となるよう広がるように吐出されるものであれば、前方方向に広がったものとなる。また、電解水吐水部132が設けられている電解水吐出装置130の下面は、電解水吐出装置130の下面の前端が後端より高い位置となるように、前方方向に斜めに傾斜している。このことより、電解水吐出装置130の下面に設けられた電解水吐水部132から吐出された電解水161が前方方向に広がったものであっても、電解水161が電解水吐出装置130の下面の例えば前端付近に当たってしまうことを防ぐことができる。本発明の実施の形態においては、電解水吐水部132は、電解水161がボウル部111内の後方寄りにおいて略垂直に、ボウル部111内の前方寄りにおいて斜め前方方向に、噴霧されるように、前方方向に斜めに傾いて設置されている。また、電解水吐水部132の前方方向の傾きの大きさと、電解水吐出装置130の下面の前方方向の傾きの大きさは、略同一である。ここでいう「略同一」とは、互いの傾きの差分の大きさが、5度以内のものである。
本発明の実施の形態においては、機能水を電解水としたが、本発明はそれに限らず、例えばオゾン水等であっても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、水栓装置120および電解水吐出装置130などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや水栓装置120、電解水吐出装置130および排水口113の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 洗面化粧台、 110 洗面台、 111 ボウル部、 111a 側壁、 112 排水栓、 113 排水口、 114 縁部、 115 表面、 116内部、 119 縁部、 120 水栓装置、 121 吐水部、 122 操作レバー、 130 電解水吐出装置(機能水吐出装置)、 131 操作部、 132 電解水吐水部(機能水吐出部)、 133 照射部、 141 制御部、 142 分岐金具、 143、144 電磁弁、 145 給水源、 150 電解水生成部、 151 陽極、 152 陰極、 161 電解水(機能水)、 167 水、 171 歯ブラシ、 173 洗面カウンタ、 180 バックガード、 181 前面、 191 化粧鏡、 192 キャビネット部、 B1 中央

Claims (3)

  1. 排水口が設けられたボウル部を備えた洗面化粧台であって、
    水を電気分解することにより除菌作用を有する電解水を生成する電解水生成部と、
    前記電解水を吐出する電解水吐出部が設けられた電解水吐出装置と、をさらに備え、
    前記ボウル部の後方には、前記ボウル部の縁より高い位置にバックガードが延設されており、
    前記電解水吐出装置は、前記電解水吐出部の前端が前記電解水吐出部の後端より高い位置となるように前方方向において斜めに傾いた状態でボウル部の縁よりも上方に設置されており、前記排水口に向かって、前方方向に前記電解水を広がるように噴霧し、
    前記電解水の着水領域は、前記排水栓の全周囲を含む形で、前記排水栓の上面と、前記排水口の近傍に位置する前記ボウル部の一部と、を含み、前記排水口の後方よりも前記排水口の前方に多く前記電解水が着水するような領域とし、
    前記電解水が前記バックガード及び前記ボウル部の後方壁面に当たらないようにすることを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記機能水吐出装置は、前記排水口に向かって、前方方向に機能水を広げるように噴霧することを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 前記ボウル部より下方に設けられ、物品が収納可能なキャビネット部をさらに備え、
    前記排水口は、前記ボウル部を正面からみて、前記ボウル部内の後方寄りに設けられており、
    前記機能水吐出装置から噴霧されている機能水は、前記ボウル部内の後方寄りにおいて略垂直に、前記ボウル部内の前方寄りにおいて斜め前方方向に、噴霧されていることを特徴とする請求項2に記載の洗面化粧台。
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