JP6819864B2 - 酸性水生成装置およびトイレ装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、酸性水生成装置およびトイレ装置に関する。
特許文献1には、電解槽内で水道水を電気分解し、これにより発生した次亜塩素酸を含む殺菌水を便器に噴霧し、菌の繁殖を抑制する技術が開示されている。
このような殺菌水を生成する際には、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム等を主成分とするスケールが電解槽内の電極の陰極側に付着する。電極に付着するスケールの量が多くなると、電解性能が低下し、殺菌水生成能力が低下する可能性がある。
そこで、特許文献2に開示された酸性水生成装置では、電極間に印加する電圧の極性を交互に反転させるポールチェンジを行い、陰極側に付着したスケールを除去している。また、この酸性水生成装置は、電解槽から排出された機能水の流路を切り替える流路切替手段を有し、流路切替手段の下流側には、便器に通じるポートと、排水配管に通じるポートと、が接続されている。そして、ポールチェンジを行った際に、酸性水が便器に導かれ、アルカリ性水が排水配管に導かれるように流路切替手段を制御することで、ポールチェンジの際にも酸性水およびアルカリ性水の排出先が変化しないように構成されている。
特許第5029930号公報 特開2015−34457号公報
換言すると、特許文献2に開示された酸性水生成装置では、ポールチェンジを行った場合でも、排水配管に通じるポートにはアルカリ性水のみが流れ続ける。このため、排水配管に通じるポートにおいてスケールの付着量が多くなり、スケールによる詰まりが発生しうる点で、未だ改善の余地があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制できる酸性水生成装置およびトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、一対の電極の間に電圧を印加して水を電気分解することにより酸性水およびアルカリ性水を生成する電解槽と、前記電解槽に接続され、前記酸性水および前記アルカリ性水がそれぞれ排出される第1排出流路および第2排出流路と、前記第1排出流路および前記第2排出流路の一方と、前記酸性水が流れる第1流路と、を連通させ、前記第1排出流路および前記第2排出流路の他の一方と、前記アルカリ性水が流れる第2流路と、を連通させる第1流路切替手段と、を備え、前記アルカリ性水には、前記アルカリ性水のpHを低下させる希釈水が合流され、前記電解槽の上流に設けられる第2流路切替手段をさらに備え、前記第2流路切替手段は、給水源から供給された水の一部を前記電解槽に導き、前記水の他の一部を前記希釈水として前記第1流路切替手段に導き、前記第1流路切替手段は、前記第1排出流路または前記第2排出流路を流れる前記アルカリ性水に、前記希釈水を合流させて前記第2流路に導く酸性水生成装置である。
この酸性水生成装置によれば、アルカリ性水のpHを希釈水によって低下させ、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制できる。また、この酸性水生成装置によれば、第1流路切替手段においてアルカリ性水に希釈水を合流させるため、第2流路におけるスケールの堆積が効果的に抑制される。また、第1流路切替手段には、第2流路切替手段によって希釈水が導かれるため、他の流路切替手段が不要であり、酸性水生成装置を小型化することが可能となる。
の発明は、第1の発明の前記酸性水生成装置と、ボウルを有する便器と、前記第1流路と接続され、前記ボウルの表面に前記酸性水を噴出する噴出部と、を備えたトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、酸性水生成装置によって生成された酸性水をボウルの表面に噴出することで、ボウルにおける菌の繁殖を抑制することができる。また、酸性水生成装置におけるスケールの堆積が抑制されることで、トイレ装置のメンテナンス周期を延ばし、より長期間連続してトイレ装置を使用することができるようになる。
本発明の態様によれば、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制できる酸性水生成装置およびトイレ装置が提供される。
実施形態に係る酸性水生成装置を有するトイレ装置の斜視図である。 実施形態に係る酸性水生成装置が設けられた水路系の要部構成を表すブロック図である。 第1実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。 第2実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。 第3実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。 第4実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。 第5実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る酸性水生成装置を有するトイレ装置の斜視図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)80と、その上に設けられた衛生洗浄装置10と、を備える。衛生洗浄装置10は、ケーシング40と、便座20と、便蓋30と、を有する。便座20と便蓋30とは、ケーシング40に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング40の内部には、便座20に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部が内蔵されている。また、ケーシング40の内部には、使用者のトイレ装置への接近および離反を検知する人体検知センサや、使用者が便座20に座ったことを検知する着座検知センサなどが適宜設けられる。
使用者は、例えば不図示のリモコンを操作することで、洗浄ノズル45を便器80のボウル81内に進出させたり、洗浄ノズル45をケーシング40の内部に後退させたりすることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置10では、洗浄ノズル45がボウル81内に進出した状態を表している。
洗浄ノズル45の先端部には、複数の吐水口(噴出孔)451が設けられている。洗浄ノズル45は、その先端部に設けられた吐水口451から水を噴射して、便座20に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。
図2は、実施形態に係る酸性水生成装置が設けられた水路系の要部構成を表すブロック図である。
衛生洗浄装置10は、水道や貯水タンクなどの給水源から供給された水を洗浄ノズル45の吐水口451に向けて導く流路(配管)40aを有する。流路40aの上流側には、電磁弁などのバルブ42が設けられている。バルブ42は、ケーシング40の内部に設けられた制御部41からの指令に基づいて水の供給を制御する。
バルブ42の下流側には、バキュームブレーカ(VB)43が設けられている。バキュームブレーカ43は、水あるいは殺菌水が逆流することを防止する。あるいは、バキュームブレーカ43は、空気を取り込むことにより、流路40a内の水抜きを促進させる。なお、バルブ42とバキュームブレーカ43との間には、サブタンクや、水の流速を変化させるポンプ、水を加温する熱交換器などが適宜設けられていてもよい。
バキュームブレーカ43の下流(大気開放側)には、流路切替手段44が設けられている。流路切替手段44の下流には、洗浄ノズル45、ノズル洗浄室47、および酸性水生成装置50が設けられている。流路切替手段44により、流路40aは、噴霧ノズル46へ水を導く流路40bと、洗浄ノズル45へ水を導く流路40cと、ノズル洗浄室47へ水を導く流路40dと、に分岐されている。流路切替手段44は、制御部41からの指令に基づいて、これらの流路への給水の開閉や切替を行う。
洗浄ノズル45は、不図示のノズルモータからの駆動力を受け、ケーシング40の内部から便器80のボウル81内へ向かって進出したり、ケーシング40の内部へ後退することができる。ノズル洗浄室47は、ケーシング40の内部に固定され、ケーシング40の内部に後退した待機状態の洗浄ノズル45を洗浄することができる。あるいは、ノズル洗浄室47は、進退動作中の洗浄ノズル45の外周表面を洗浄することができる。具体的には、ノズル洗浄室47は、その内部に設けられた図示しない吐水部から殺菌水あるいは水を噴射することにより、洗浄ノズル45の外周表面を殺菌あるいは洗浄することができる。
流路40bには、本発明の実施形態に係る酸性水生成装置50が設けられている。酸性水生成装置50は、例えば、金属イオンを含む酸性水を生成する。以下では、酸性水生成装置50がアルミニウムイオンを含む酸性水(アルミニウムイオン酸性水)を生成する場合を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、金属がアルミニウムである場合を例に挙げているが、金属としては、鉄、銅、アルミニウムなどでも同様の効果を発揮することができる。あるいは、酸性水生成装置50によって生成される酸性水は、金属イオンを含まないものであってもよい。
(第1実施形態)
図3は、第1実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
図3に表したように、酸性水生成装置50は、電解槽51と、流路切替手段52(第1流路切替手段)と、アルミニウム槽53と、を有する。
電解槽51の内部には、第1電極511および第2電極512が対向して設けられている。制御部41は、これらの一対の電極の間の印加電圧を制御し、電解槽51の内部を流れる水道水を電気分解する。ここで、水道水は、食塩(NaCl)や塩化カルシウム(CaCl)などの塩化物イオンを含んでいる。このため、水道水を電気分解することで、第1電極511および第2電極512の陽極側では、塩化物イオンから塩素が生成される。そして、発生した塩素が水に溶解し、次亜塩素酸を含む酸性水が生成される。このとき、陰極側の電極では、アルカリ性水が生成されるとともに、水道水中に含まれるカルシウム等のイオンからスケールが生成され、電極の表面に付着する。
陰極側の電極で発生するスケールの堆積を抑制するために、第1電極511および第2電極512に印加される電圧の極性を定期的に反転させる、ポールチェンジが行われる。これに伴い、第1電極511近傍で生成される電解水の極性と、第2電極512近傍で生成される電解水の極性と、が定期的に反転する。
電解槽51には、酸性水およびアルカリ性水がそれぞれ排出される第1排出流路51aおよび第2排出流路51bが接続されている。第1排出流路51aは、第1電極511側に接続されており、第1電極511側で生成された電解水が排出される。第2排出流路51bは、第2電極512側に接続されており、第2電極512側で生成された電解水が排出される。
流路切替手段52は、電解槽51の下流に設けられ、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bに接続されている。また、流路切替手段52の下流側には、酸性水流路52a(第1流路)およびアルカリ性水流路52b(第2流路)が接続されている。
流路切替手段52は、制御部41からの指令に基づき、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bを流れる電解水の極性に応じて、それぞれの排出流路を、酸性水流路52aまたはアルカリ性水流路52bと連通させる。具体的には、流路切替手段52は、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bの一方を流れる酸性水を、酸性水流路52aに導き、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bの他方を流れるアルカリ性水を、アルカリ性水流路52bに導く。
酸性水流路52aは、アルミニウム槽53に接続されている。アルミニウム槽53内にはアルミニウムが設けられており、このアルミニウムがアルミニウム槽53へ導かれた酸性水により浸漬される。酸性水に浸漬されたアルミニウムは、所定の時間をかけて溶解(徐溶)する。これにより、アルミニウム槽53内の酸性水は、アルミニウムイオン(Al3+)を含む酸性水(アルミニウムイオン酸性水)となる。
アルミニウム槽53により生成されたアルミニウムイオン酸性水は、図2に表したように、噴霧ノズル46(噴出部)へ導かれる。噴霧ノズル46は、例えばケーシング40に設けられている。噴霧ノズル46は、ケーシング40の内部に設けられていてもよいし、ケーシング40の外部に付設されていてもよい。噴霧ノズル46は、アルミニウム槽53から供給されたアルミニウムイオン酸性水を、ボウル81の表面に向けて、霧状に噴出(噴霧)する。
アルカリ性水流路52bは、便器80の排水配管またはゼット孔などの噴霧ノズル46と異なる排出先へ接続されている。従って、アルカリ性水は、アルカリ性水流路52bを流れ、ボウル81以外の場所に排出される。こうすることで、アルカリ性水が、ボウル81の表面に噴霧された酸性水の殺菌作用を低減させることを抑制できる。
さらに、本発明の各実施形態に係る酸性水生成装置では、電解槽51で生成されたアルカリ性水に希釈水を合流させて希釈し、アルカリ性水のpHを低下させる。第1実施形態に係る酸性水生成装置50は、このアルカリ性水の希釈のために、流路切替手段44(第2流路切替手段)および流路切替手段48(第3流路切替手段)をさらに有する。すなわち、本実施形態においては、図2に表した流路切替手段44も、酸性水生成装置50の構成要素の一部として機能する。
流路切替手段44の下流側には、図2に表した流路40b〜40dに加え、図3に表したように、流路切替手段48へ水を導く流路40eが接続されている。流路切替手段44は、流路40bへ水を導くとともに、流路40eにも水を導くことができるように構成されている。
流路切替手段48の下流側には、第1排出流路51aに合流する流路48aと、第2排出流路51bに合流する流路48bと、が接続されている。流路切替手段48は、制御部41からの指令に基づき、流路切替手段44から導かれた水を、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bのうちアルカリ性水が流れる排出流路に導く。
すなわち、本実施形態に係る酸性水生成装置50では、流路40aを流れる水の一部が電解槽51に導かれて電解水が生成されるとともに、当該水の他の一部が、希釈水として第1排出流路51aまたは第2排出流路51bに導かれ、いずれかの排出流路においてアルカリ性水と合流する。
アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積量は、アルカリ性水のpHが高いほど増加する。アルカリ性水が、電解されていない水によって希釈されると、アルカリ性水のpHは低下する。従って、アルカリ性水が流れる、第1排出流路51a、第2排出流路51b、およびアルカリ性水流路52bにおけるスケールの堆積が抑制され、スケールによる流路の詰まりが生じにくくなる。
また、本実施形態によれば、電解槽51に比較的近い第1排出流路51aまたは第2排出流路51bでアルカリ性水が希釈されるため、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
第2実施形態に係る酸性水生成装置50Aでは、流路切替手段44の下流側に、図2に表した流路40b〜40dに加えて、流路40fが接続されている。流路40fは、アルカリ性水流路52bに合流している。
流路切替手段44は、流路40bへ水を導くとともに、流路40fにも水を導くことができるように構成されている。すなわち、本実施形態に係る酸性水生成装置50Aでは、流路40aを流れる水の一部が電解槽51に導かれて電解水が生成されるとともに、当該水の他の一部が、希釈水としてアルカリ性水流路52bに導かれ、アルカリ性水と合流する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、アルカリ性水が希釈されてそのpHが低下することで、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制することができる。また、本実施形態によれば、流路切替手段44によって、アルカリ性水流路52bに希釈水を導いて合流させることができるため、第1実施形態のように流路切替手段48を設ける必要が無く、酸性水生成装置を小型化することが可能となる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
第3実施形態に係る酸性水生成装置50Bでは、流路切替手段44の下流側に、図2に表した流路40b〜40dに加えて、流路40gが接続されている。流路40gは流路切替手段52に直接接続されている。流路切替手段44は、流路40bへ水を導くとともに、流路40gにも水を導くことができるように構成されている。
流路切替手段52は、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bの一方を流れる酸性水が、流路40gを流れる水と混ざらないように、酸性水のみを酸性水流路52aに導く。また、流路切替手段52は、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bの他方を流れるアルカリ性水に、流路40gを流れる水を合流させて、アルカリ性水流路52bに導く。
すなわち、本実施形態に係る酸性水生成装置50Bでは、流路40aを流れる水の一部が電解槽51に導かれて電解水が生成されるとともに、当該水の他の一部が、希釈水として流路切替手段52に導かれ、アルカリ性水と合流する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、アルカリ性水が希釈されてpHが低下することで、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制することができる。また、本実施形態によれば、第1実施形態のように流路切替手段48を設ける必要が無く、かつ、第2実施形態に比べてより上流側でアルカリ性水を希釈することができる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
図6に表した第2実施形態に係る酸性水生成装置50Cは、さらに、タンク55を備える。また、流路切替手段44の下流側には、図2に表した流路40b〜40dに加えて、流路40hが接続されている。
タンク55は、アルカリ性水流路52bに接続されている。アルカリ性水流路52bを流れたアルカリ性水は、タンク55に貯留される。流路40hは、アルカリ性水が貯留されるタンク55に接続されている。
流路切替手段44は、流路40bへ水を導くとともに、流路40hにも水を導くことができるように構成されている。すなわち、本実施形態に係る酸性水生成装置50Cでは、流路40aを流れる水の一部が電解槽51に導かれて電解水が生成されるとともに、当該水の他の一部が、希釈水としてタンク55に導かれ、タンク55に貯留されたアルカリ性水と合流する。
本実施形態によれば、アルカリ性水が貯留されたタンク55に希釈水が合流されるため、アルカリ性水のpHを低下させ、タンク55よりも下流におけるスケールの堆積を抑制することができる。
(第4実施形態)
図7は、第5実施形態に係る酸性水生成装置の要部構成を表すブロック図である。
第5実施形態に係る酸性水生成装置50Dでは、流路切替手段52が、第1排出流路51aおよび第2排出流路51bの一方を流れる酸性水の一部を、酸性水流路52aに導くとともに、当該酸性水の他の一部を、アルカリ性水流路52bにも導く。すなわち、本実施形態に係る酸性水生成装置50Dでは、酸性水の一部が、希釈水としてアルカリ性水に合流し、アルカリ性水のpHを低下させる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、アルカリ性水が希釈されてpHが低下することで、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を抑制することができる。また、本実施形態によれば、希釈水として酸性水を用いるため、アルカリ性水のpHをより大きく低下させることができるため、他の実施形態に比べて、アルカリ性水が流れる流路におけるスケールの堆積を、より効果的に抑制することが可能である。
以上で、各実施形態に係る酸性水生成装置50について説明したが、これらの実施形態に係る酸性水生成装置50をトイレ装置に設けることで、酸性水生成装置50によって生成された酸性水を便器80のボウル81の表面に噴出し、ボウル81における菌の繁殖を抑制することができる。また、酸性水生成装置50においてスケールの堆積が生じにくいため、トイレ装置のメンテナンス周期を延ばし、より長期間連続してトイレ装置を使用することができるようになる。
また、ここでは、実施形態に係る酸性水生成装置50を、トイレ装置に適用した場合について説明したが、この酸性水生成装置50は、トイレ装置以外の他の水回り機器にも適用することが可能である。こうすることで、水回り機器における酸性水生成装置の交換周期を長くすることができ、当該水回り機器をより長期間連続して使用することが可能となる。このような水回り機器としては、例えば、小便器や、浴室、キッチン、洗面所などが挙げられる。酸性水生成装置で生成された酸性水を、小便器のボウル面や、浴室の洗い場床、キッチンのシンク、洗面所のボウル面へ散布することで、これらの場所における菌の繁殖を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、酸性水生成装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 衛生洗浄装置、 20 便座、 30 便蓋、 40 ケーシング、 40a〜40h 流路、 41 制御部、 42 バルブ、 43 バキュームブレーカ、 44 流路切替手段(第2流路切替手段)、 45 洗浄ノズル、 46 噴霧ノズル、 47 ノズル洗浄室、 48 流路切替手段(第3流路切替手段)、 48a、48b 流路、 50〜50D 酸性水生成装置、 51 電解槽、 51a 第1排出流路、 51b 第2排出流路、 52 流路切替手段(第1流路切替手段)、 52a 酸性水流路(第1流路)、 52b アルカリ性水流路(第2流路)、 53 アルミニウム槽、 55 タンク、 80 便器、 81 ボウル、 451 吐水口、 511 第1電極、 512 第2電極

Claims (2)

  1. 一対の電極の間に電圧を印加して水を電気分解することにより酸性水およびアルカリ性水を生成する電解槽と、
    前記電解槽に接続され、前記酸性水および前記アルカリ性水がそれぞれ排出される第1排出流路および第2排出流路と、
    前記第1排出流路および前記第2排出流路の一方と、前記酸性水が流れる第1流路と、を連通させ、前記第1排出流路および前記第2排出流路の他の一方と、前記アルカリ性水が流れる第2流路と、を連通させる第1流路切替手段と、
    を備え、
    前記アルカリ性水には、前記アルカリ性水のpHを低下させる希釈水が合流され
    前記電解槽の上流に設けられる第2流路切替手段をさらに備え、
    前記第2流路切替手段は、給水源から供給された水の一部を前記電解槽に導き、前記水の他の一部を前記希釈水として前記第1流路切替手段に導き、
    前記第1流路切替手段は、前記第1排出流路または前記第2排出流路を流れる前記アルカリ性水に、前記希釈水を合流させて前記第2流路に導く酸性水生成装置。
  2. 請求項1記載の前記酸性水生成装置と、
    ボウルを有する便器と、
    前記第1流路と接続され、前記ボウルの表面に前記酸性水を噴出する噴出部と、
    を備えたトイレ装置。
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